イヤホンが耳に全然合わないんだけど、どうしたらいい?
先っちょのゴム「イヤーピース」を変えるといいよ!
イヤホンやイヤーピースなど、ポータブルオーディオ専門のブログを運営していますカジェットです。
イヤホンを使っていて耳に合わずポロっと落ちたり、耳が密閉されずに周りの音が聞こえすぎたり低音がスカスカになった経験はありませんか?
その原因は、イヤーピースのサイズが耳にあっておらず、ぴったりフィットしていないからです。
こちらの記事では、おすすめのイヤーピースや、選び方や装着方法、種類などをご紹介していきます。
おすすめのイヤーピース|完全ワイヤレスイヤホン向け
ここからは、実際に筆者があらゆるイヤーピースを購入し、試したなかでおすすめのイヤーピースをご紹介していきます。
まず、完全ワイヤレスイヤホン向けのおすすめイヤーピースをご紹介。
軸の長さが短く充電ケースに干渉しにくいものを選定しています。
AirPods ProとSONY WF-1000XM3のおすすめイヤーピースは別記事を用意していますので、そちらを参考にしてみてください。
おすすめの完全ワイヤレスイヤホン向けイヤーピースはこちら!
スペック ※商品名をクリックでレビュー欄に飛びます。 | AZLA SednaEarfit Short | AZLA SednaEarfit Light Short | AZLA SednaEarfit XELASTEC | Comply TG-200 TrueGrip | final Eタイプ TWS専用仕様 | Fender SureSeal Tips | IKKO i-Planet | NUARL MagicEar+ for TWE | SpinFit CP360 |
素材 | シリコン | シリコン | 熱可逆性エラストマー | フォーム | シリコン | シリコン | フォーム | フォーム | シリコン |
対応ノズル径 | 4.5〜6.0ほど | 4.5〜6.0ほど | 4.0〜6.2 | 4.5〜5.6ほど | 4.0〜6.5ほど | 3.2~5.0mmほど | 4.5〜5.5mmほど | 5.0〜5.3mmほど | 4.0〜6.0mmほど |
軸長 | 8.8 | 8.8 | 8.0 | S:9.64 M:9.34 L:9.11 | SS:6.5 S:6.5 M:7.0 L:7.0 LL:7.0 | 6.5 | 8.0 | 7.2 | SS/S:7.0mm M/L:7.5mm |
傘径 | SS:10.4 S:11.2 MS:11.9 M:12.6 ML:13.3 L:14.0 | SS:10.4 S:11.2 MS:11.9 M:12.6 ML:13.3 L:14.0 | SS:10.4 S:11.2 MS:11.9 M:12.6 ML:13.3 L:14.0 | S:10.91 M:12.11 L:13.91 | SS:10.0 S:11.0 M:12.0 L:12.5 LL:13.5 | S:12.8 MP:13.4 M:14.2 L:14.8 | S:11.5 M:12.5 L:13.5 | S:10.3 M:12.0 L:13.0 | SS:10.5 S:11.0 M:12.0 L:13.0 |
音質 | (4.5) | (4.0) | (3.5) | (3.5) | (4.5) | (3.5) | (3.5) | (3.5) | (4.0) |
装着感 | (3.5) | (4.0) | (4.8) | (4.0) | (4.5) | (4.0) | (4.0) | (5.0) | (5.0) |
総合評価 | (4.0) | (4.5) | (5.0) | (4.0) | (4.5) | (4.5) | (4.0) | (5.0) | (4.5) |
それでは一挙レビューしていきましょう!
AZLA SednaEarfit Short
総合評価
4/5
- 完全ワイヤレスでも高い解像度を提供
- クッキリはっきりとした音質
- 6サイズと細かなサイズ展開
- イヤーピースだけで支えている感覚が強い
素材 | 対応ノズル径(mm) |
シリコン | 4.5〜6.0ほど |
軸長(mm) | 傘径(mm) |
8.8 | SS:10.4/S:11.2/MS:11.9 M:12.6/ML:13.3/L:14.0 |
4.0
高音
4.5
中音
4.0
低音
4.0
解像度
4.0
遮音性
3.5
装着感
SednaEarfit Shortは完全ワイヤレスイヤホン向けに特化したイヤーピースです。医療用LSRシリコンを採用し、異物感がなく高い装着感を得られます。
他のイヤーピースと比べると"音質"に特化した商品であり、お気に入りのイヤホンの音像をビシっと定め、ひとつひとつの音が少し明瞭になります。
音質にこだわりたいならコレ!音の輪郭が少しクッキリします。
AZLA SednaEarfit Light Short
総合評価
4.5/5
- 完全ワイヤレスでも高い解像度提供
- SednaEarfit Shortより柔らかく、高い装着感
- 6サイズと細かなサイズ展開
- SednaEarfit Shortと比べて音が少しマイルド
素材 | 対応ノズル径(mm) |
シリコン | 4.5〜6.0ほど |
軸長(mm) | 傘径(mm) |
8.8 | SS:10.4 S:11.2 MS:11.9 M:12.6 ML:13.3 L:14.0 |
4.0
高音
4.0
中音
4.0
低音
4.0
解像度
4.0
遮音性
4.5
装着感
SednaEarfit Light Shortは完全ワイヤレスイヤホン向けに特化したイヤーピースです。
SednaEarfit Shortと同様、医療用LSRシリコンを採用していますが、傘部の硬度が少し柔らかく、より耳の形状に沿ってフィットしやすくなった印象を受けます。
音質はSednaEarfit Shortより少しマイルドになりますが、それでもしっかりと音像を定めてくれます。
音質と装着感を両立したイヤーピースやね!
AZLA SednaEarfit XELASTEC
TOTAL
5/5
- 耳に吸い付くようなフィット感
- 密閉感があるのに音がこもらない
- あらゆるイヤホンに対応
- 細かなサイズ展開
- ホコリや耳垢がつきやすい
素材 | 対応ノズル径(mm) |
シリコン | 4.5〜6.0ほど |
軸長(mm) | 傘径(mm) |
8.8 | SS:10.4 S:11.2 MS:11.9 M:12.6 ML:13.3 L:14.0 |
4.0
高音
4.5
中音
4.0
低音
4.5
解像度
5.0
遮音性
5.0
装着感
「SednaEarfit XELASTEC」は、完全ワイヤレスイヤホン向けに制作されたSednaEarfitシリーズのフラグシップモデルです。
通常のシリコンとは違い、「熱可逆性エラストマー」という体温によって形状が変化し、耳にフィットしやすい素材が使われています。
まるで耳に吸着するかのような密着性の高い装着感で、SednaEarfit XELASTECを使うことによってイヤホンが落ちたり、ズレる可能性が大きく解消されます。
音質もSednaEarfitシリーズということもあり、音のバランスを崩さず、音質を全体的に底上げしてくれます。
ホコリがつきやすく価格が高いデメリットはありますが、イヤホンを使っていて装着感に悩みがある方は、導入するメリットは十分にあります。
まじで耳から落ちる気がしなくなるので、個人的にイチオシのイヤーピース!
COMPLY TrueGrip TG-200
総合評価
4.0/5
- 装着感が全イヤーピースでトップクラス
- 遮音性も大幅にアップ
- 中低域に厚みが出る
- 高域がややこもる
- 耐久性が悪い
- 価格が高い
素材 | 対応ノズル径(mm) |
フォーム | 4.5〜5.6ほど |
軸長(mm) | 傘径(mm) |
S:9.64 M:9.34 L:9.11 | S:10.91 M:12.11 L:13.91 |
2.5
高音
3.5
中音
4.5
低音
3.0
解像度
4.5
遮音性
5.0
装着感
TrueGrip TG-200はフォームタイプの代表的なメーカーCOMPLY(コンプライ)より販売している完全ワイヤレスイヤホン向けフォームイヤーチップ。
イヤーピースを押しつぶしてから耳に装着することによって、耳内で元の形状に戻り、耳に合わせた最適なフィット感を得られます。
素材の特性上、高域がやや減衰し中低域寄りの音質になりますが、この特性を生かして高域の刺さりを抑えることもできます。
耐久性が低いため定期的に買い替えが必要ですが、フィット感は紹介する商品のなかではトップクラスといっても過言ではないでしょう。
装着感はトップクラス!気になるのは耐久性と高域のこもり...。
final TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様
総合評価
4.5/5
- あらゆる完全ワイヤレスイヤホンに使える
- 低域が締まり、中高域も伸びやかな音に
- 5サイズ展開で適正なサイズを選びやすい
- 特になし
素材 | 対応ノズル径(mm) |
シリコン | 4.0〜6.5ほど |
軸長(mm) | 傘径(mm) |
SS/S:6.5 M/L/LL:7.0 | SS:10.0 S:11.0 M:12.0 L:12.5 LL:13.5 |
4.5
高音
4.0
中音
4.5
低音
4.0
解像度
4.5
遮音性
4.5
装着感
TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様は高級イヤホンメーカーfinalから発売。その名のとおり完全ワイヤレス向けのイヤーピースです。
5サイズ展開と細かく分けられており、耳に適応するサイズを選びやすい。
軸も短く完全ワイヤレスイヤホンの充電ケースにも干渉しにくく、耳もイヤホンも形状を選ばない適応力の高さ。
音質は低音の締まりと高域の明瞭さが強調されるメリハリ感のある音に変化。音質にこだわりたい方におすすめの完全ワイヤレス向けイヤーピースです。
メリハリ感のある音が特徴!軸が短いから色々なイヤホンに使える!
Fender SureSeal Tips
総合評価
4.5/5
- ポロっと落ちない密着するような装着感
- 高い遮音性
- 傘部が浅く充電ケースに干渉しにくい
- ホコリがつきやすい
- 対応するイヤホンが少ない
素材 | 対応ノズル径(mm) |
シリコン | 3.2~5.0ほど |
軸長(mm) | 傘径(mm) |
6.5 | S:12.8 MP:13.4 M:14.2 L:14.8 |
3.5
高音
3.5
中音
4.0
低音
3.5
解像度
4.5
遮音性
5.0
装着感
Fender SureSeal TipsはSednaEarfit XELASTECより先駆けて、体温で変形する「熱可逆性エラストマー」を採用したイヤーピースです。
耳への吸着性が高く、滑り止めがついているかのようにピタッと耳にフィットしてくれます。激しい動きをしてもイヤホンが落ちたりズレたりする心配がありません。
ノズル部が細く形状が特殊なため、適合するイヤホンが少ないですが、他社のイヤーピースをほぼ装着できないAnker製の完全ワイヤレスイヤホンに装着できる数少ないイヤーピースです。
SednaEarfit XELASTECを使えないイヤホンにFender SureSeal Tipsを使うとハマることが多い!
IKKO i-Planet
総合評価
4/5
- フォームタイプながらも耐久性が高い
- フォームタイプ特有の音のこもりがない
- 軸が短く完全ワイヤレスイヤホンの充電ケースに干渉しにくい
- 特になし
素材 | 対応ノズル径(mm) |
フォーム | 4.5〜5.5mmほど |
軸長(mm) | 傘径(mm) |
8.0 | S:11.5 M:12.5 L:13.5 |
3.5
高音
3.5
中音
4.0
低音
3.5
解像度
4.5
遮音性
4.0
装着感
i-PlanetはIKKO(アイコー)から販売している完全ワイヤレスイヤホン向けフォームタイプのイヤーピースです。
COMPLY TrueGrip TG-200と比べると、フィット感はやや劣りますが、表面が加工されているため耐久性が高く、軸長は浅く対応ノズル径も幅広いため、あらゆる完全ワイヤレスイヤホンに使うことができます。
フィット感が良いからフォームタイプを使いたいけど、耐久性の面から頻繁に買い替えたくない方におすすめの高耐久性フォームタイプイヤーピースです。
軸が短いフォームタイプ。充電ケースに干渉しにくいから色んなイヤホンに使えるよ!
NUARL Magic Ear+ for TWE
総合評価
5/5
- フォームタイプならではの装着感の良さ
- フォームタイプなのに耐久性が高い
- フォームタイプなのに音がこもりにくい
- 長時間つけていると圧迫感がある
素材 | 対応ノズル径(mm) |
フォーム | 5.0〜5.9ほど |
軸長(mm) | 傘径(mm) |
7.2 | S:10.3 M:12.0 L:13.0 |
3.0
高音
3.5
中音
4.0
低音
3.5
解像度
5.0
遮音性
5.0
利便性
NUARL Magic Ear+ for TWEはNUARLが販売する完全ワイヤレス向けフォームタイプのイヤーピースです。
低反発設計なのに劣化しにくい高い耐久性を誇り、表面もツルっとしていてホコリや耳垢が付きにくくメンテナンスもしやすい。
高域の音質劣化も少なく、フォームタイプの弱点を克服しつつも高い密閉性を提供する理想的なイヤーピースです。
価格も抑えめで、コストパフォーマンスにも優れています。
フォームタイプなのに高耐久性、音のこもりもない!最強のイヤーピース!
SpinFit CP360
総合評価
4.5/5
- 良好な装着感
- 痒みを感じにくい
- さわやかな中高域
- 特になし
素材 | 対応ノズル径(mm) |
シリコン | 3.4〜6.4mmほど |
軸長(mm) | 傘径(mm) |
SS/S:7.0mm M/L:7.5mm | SS:10.5 S:11.0 M:12.0 L:13.0 |
4.5
高音
4.0
中音
3.5
低音
4.0
解像度
4.0
遮音性
5.0
装着感
SpinFit CP360は、医療用グレードのシリコンを採用しており、異物感がでにくく痒みや痛みが発生しにくいイヤーピースです。
SpinFit社のイヤーピースは軸にくびれがあり、耳穴に対して傘部がまっすぐに挿入されるため、歪みのない音をストレートに伝えることができます。密閉感はやや浅く、軽やかでフレッシュな音質です。
対応ノズル径が幅広く軸長も短いため、あらゆる完全ワイヤレスイヤホンと適合します。どれを選べばいいかわからない場合はCP360をおすすめします。
イヤーピースの大定番!長時間つけていても耳が痒くなりにくい!
おすすめのイヤーピース|有線イヤホン向け
次に有線イヤホンにおすすめのイヤーピースをご紹介します。完全ワイヤレスイヤホンとは違い、充電ケースに干渉する心配がないため軸長は気にしなくても大丈夫です。
音質や装着感、イヤホンのノズル径に着目し、自分に最適なイヤーピースを選ぶようにしましょう。
スペック ※商品名をクリックでレビュー欄に飛びます。 | AZLA SednaEarfit | Comply Tシリーズ | Comply Tsシリーズ | final Eタイプ | JVC スパイラルドット++ | radius ディープマウントイヤーピース | SpinFit CP100+ |
素材 | シリコン | フォーム | シリコン | シリコン | シリコン | シリコン | シリコン |
対応ノズル径 | 4.5〜6.0ほど | こちらを参照 | こちらを参照 | 3.0〜6.0ほど | 5.4〜6.1ほど | 5.4〜6.0mmほど | 4.5mm〜5.5mmほど |
軸長 | 10.0 | 10.67 | S:10.16 M:10.67 L:11.18 | 9.4 | 8.0 | XS:6.5 S:7.7 M:9.0 L:9.3 | SS:9.2 S:9.5 M:9.7 L:9.9 LL:10 |
傘径 | SS:10.4 S:11.2 MS:11.9 M:12.6 ML:13.3 L:14.0 | S:10.67 M:12.45 L:13.97 | S:12.27 M:13.31 L:14.48 | SS:10.0 S:11.0 M:12.0 L:12.5 LL:13.5 | S:10.0 MS:11.0 M:12.0 ML:13.0 L:14.0 | XS:10 S:11.5 M:12.0 L:13.2 | SS:10 S:11 M:12.2 L:13.3 LL:14 |
音質 | (4.5) | (3.0) | (3.5) | (4.0) | (4.5) | (4.0) | (4.0) |
装着感 | (3.5) | (5.0) | (5.0) | (4.5) | (3.0) | (5.0) | (5.0) |
総合評価 | (4.5) | (4.0) | (4.5) | (5.0) | (3.5) | (4.5) | (4.5) |
AZLA SednaEarfit
総合評価
4.5/5
- 音像がビシッと定まる
- くっきりはっきりとした音質
- 6サイズと細かなサイズ展開
- イヤーピースだけでイヤホンを支えている感覚が強い
素材 | 対応ノズル径(mm) |
シリコン | 4.5〜6.0ほど |
軸長(mm) | 傘径(mm) |
10.0 | SS:10.4 S:11.2 MS:11.9 M:12.6 ML:13.3 L:14.0 |
4.0
高音
4.5
中音
4.0
低音
4.5
解像度
4.0
遮音性
3.5
装着感
音質に特化したイヤーピース「SednaEarfit」シリーズの初代作です。音質に特化するため軸の長さを傘の硬さを最適化し、2層構造の軸により制振を施すことによって、イヤホンの音を最大限に引き出してくれます。
傘部が硬く耳に装着すると、イヤーピースだけでイヤホンを支えてくれるかのような芯のある装着感を得られます。
SednaEarfitをつけて聴いてみると、一音一音の音像がビシッとさだまり、音の芯をくっきりと感じ取れるように感じます。
音質をアップさせたいときは、絶対このイヤーピースを使ってるわ。
COMPLY Tシリーズ
総合評価
4.0/5
COMPLY Tシリーズ
- 耳に完全にフィットする
- 高い遮音性
- 中低域が豊かになる
- 耐久性が悪い
- 高域がこもる
素材 | 対応ノズル径(mm) |
フォーム | こちらを参照 |
軸長(mm) | 傘径(mm) |
10.67 | S:10.67 M:12.45 L:13.97 |
2.0
高音
3.0
中音
4.5
低音
3.0
解像度
5.0
遮音性
5.0
装着感
フォームタイプの大定番「COMPLY(コンプライ)」より、有線イヤホン向けのイヤーピース。イヤーピースを小さく潰してから耳に入れることによって、中で元の形状に戻ろうとするため耳の形に合わせてぴったりフィットします。
COMPLY社のなかでもTシリーズは特に密閉度が高く、圧倒的遮音性と装着感を提供してくれます。高域が少し減衰し、篭ったように感じることがありますが、高音の刺さりを抑えられるため、特性を逆手に取って音のチューニングにも使うことができます。
T-○○○の○に入る番号によって対応するノズル径が異なり、シリコンと違い伸縮性がないため、お持ちのイヤホンに適合するサイズを選ぶ必要があります。また、耐久性が低いため毎日使用している場合は2ヶ月ほどで交換する必要があります。
フィット感は最高!ただ音のこもりと耐久性の悪さが気になる!
COMPLY Tsシリーズ
総合評価
4.0/5
COMPLY Tsシリーズ
- 耳に完全にフィットする
- 高い遮音性
- 中低域が豊かになる
- 耐久性が悪い
- 高域がこもる
素材 | 対応ノズル径(mm) |
フォーム | こちらを参照 |
軸長(mm) | 傘径(mm) |
10.67 | S:10.67 M:12.45 L:13.97 |
2.5
高音
3.0
中音
4.0
低音
3.0
解像度
5.0
遮音性
5.0
装着感
アジア人向けに形状を最適化したコンプライ。Tシリーズと比べると形状が球体型になっており、快適な装着感を得られます。
装着感はTシリーズと比べると耳の浅い部分でもフィットするようになり、遮音性や装着感はそのままに、密閉されすぎず解放感を得ることができます。
音質も同じ傾向で、音のこもりがTシリーズと比べると解消され、やや中高域が明瞭になった印象を受けます。
Tシリーズと比べると高域のこもりが少し改善される!
final Eタイプ
総合評価
5/5
final Eタイプ
- シリコンタイプなのに低域の量感が豊か
- 高い密閉感
- 細かなサイズ展開
- サイズごとや左右の判別が色分けされて分かりやすい
- なし
素材 | 対応ノズル径(mm) |
シリコン | 3.0〜6.0ほど |
軸長(mm) | 傘径(mm) |
9.4 | SS:10.0 S:11.0 M:12.0 L:12.35 LL:13.5 |
4.0
高音
4.0
中音
4.5
低音
4.0
解像度
4.5
遮音性
4.0
装着感
シリコンタイプのイヤーピースでも定番であるfinal「Eタイプ」。傘部と軸部に違うシリコン素材を採用し、耳に最適なフィット感を実現しています。
また、右と左の判別がつきやすいよう、同サイズで軸サイズを色分けしています。細軸タイプに対応させるためのアタッチメントもついており、対応ノズル径がかなり幅広くなっています。軸径が細いSHURE製のイヤホンにも問題なく装着ができます。
音質はシリコンタイプとは思えないほどの図太い低音が出ます。高域は決してこもらずクリアな音を保ったまま迫力のある低音になるため、重厚なロックを好む方や、イヤホンの音をもう少し低音寄りにしたい方におすすめです。
シリコンタイプのなかで特に低音が豊かになるイヤーピース!
JVC スパイラルドット++
総合評価
3.5/5
スパイラルドット++
- 超高域が伸びやかになる
- 音像が定まる
- 5サイズと細かなサイズ展開
- 密閉度が低い
- 価格が高い
素材 | 対応ノズル径(mm) |
シリコン | 5.4〜6.1mmほど |
軸長(mm) | 傘径(mm) |
8.0 | S:10.0 MS:11.0 M:12.0 ML:13.0 L:14.0 |
5.0
高音
4.0
中音
3.0
低音
4.0
解像度
3.0
遮音性
3.5
装着感
イヤーピースの内側に、ゴルフボールの表面のようなボコボコした穴があいているJVCの独自規格「スパイラルドット」を採用したイヤーピース。この機構のおかげでイヤホンの余計な反射音を拡散させ、歪みのない音をストレートに伝えることができます。
軸部は柔らかく、ノズル径も大きいためあらゆるイヤホンに装着しやすくフィットしやすいです。しかし、個人的には遮音性が少し甘いように感じました。
音質は全体的に音場が広く音のブレのない歪みのない音です。高域がよくスーッと伸びるようになり、ストリングスやハイハットなど繊細な音が際立ちます。
1ペアあたりの価格が2,400円ほどとイヤーピースにしては高価で、初心者にはおすすめしにくい...。さらなる音の高みを目指したい方はぜひ。
超高域がめっちゃ伸びやかになる!
radius ディープマウントイヤーピース
総合評価
4.5/5
- 深みのある中低域がでる
- 高域の刺さりが少ない
- 安定した装着感
- 密閉感があり遮音性が高い
- 特になし
素材 | 対応ノズル径(mm) |
シリコン | 4.0〜6.0mmほど |
軸長(mm) | 傘径(mm) |
XS:6.5mm S:7.7mm M:9.0mm L:9.3mm | XS:10mm S:11.5mm M:12.0mm L:13.2mm |
3.5
高音
3.5
中音
4.5
低音
4.0
解像度
4.5
遮音性
5.0
装着感
ディープマウントイヤーピースはその名のとおり、深い装着感と密閉感を提供するシリコン製イヤーピースです。
耳内の設置面積が広いため、他のイヤーピースと比べると遮音性が高く、密閉度も高いため深みのある低音が出やすい傾向です。
完全ワイヤレスイヤホンにも使えて、シリコンタイプながらも低音を強調させるイヤーピースを探している方におすすめのイヤーピースです。
シリコンとは思えないほどの密閉感!シリコンで低音を増やしたい方におすすめですよ。
SpinFit CP100+
総合評価
4.5/5
- 耳になじむ装着感
- 耳から落ちにくい
- 長時間つけていても痒くなりにくい
- フラットなサウンド
- 1サイズごとでしか買えない
素材 | 対応ノズル径(mm) |
シリコン | 4.5〜5.5mmほど |
軸長(mm) | 傘径(mm) |
SS:9.2mm S:9.5mm M:9.7mm L:9.9mm LL:10mm | SS:10mm S:11mm M:12.2mm L:13.3mm LL:14mm |
4.5
高音
4.0
中音
3.5
低音
4.5
解像度
4.0
遮音性
5.0
装着感
CP100+は再びSpinFitより発売された有線イヤホン向けのイヤーピースです。
前作のCP100+よりも吸着性の高い高品質なシリコンに変更され、耳からずれにくく痒くなりにくい装着感が特徴です。
またSpinFitの特徴であるイヤーピースの軸のくびれによって耳の奥までまっすぐ挿入しやすく、かなり良好な装着感を得られます。
最近発売されたイヤーピースの中でも装着感・密閉性・音質ともに優秀な製品です!
イヤーピースとは
イヤーピースとは、カナル型(耳栓型)イヤホンを購入した時についてくる、先っちょについているプニプニしたシリコン素材のパーツのことです。
イヤホンから出ている音を耳に伝える役目を果たしています。
イヤーピースはイヤホンと耳の中継役!
イヤーピースを変える理由
イヤーピースの役割は、耳とイヤホンの音の出口部との間に隙間をなくし、密閉させることによる遮音性の向上と、イヤホン本来の音を耳にストレートに伝える役割があります。
音の通り道となるため、イヤーピースの素材が変わると音質も若干変化します。
自分好みの音にイヤホンをチューニングさせる役割もあり、この変化を楽しむために色々なイヤーピースを集める方もいます。
(ちなみに筆者は重度のイヤーピースマニアです)
イヤホンのフィット感をさらに上げ、装着感に対するストレスを軽減し、イヤホンで音楽や動画を快適に楽しむために最適なイヤーピースを選ぶ必要があります。
装着感や音質がイヤーピース1つで結構変わりますよ!
イヤーピースの種類
イヤーピースには大きく分けて「シリコンタイプ」と「フォームタイプ」の2種類の素材があります。それぞれの違いとメリットデメリットをお伝えします。
シリコンタイプ
シリコンタイプは付属のパーツでついているような、ゴム状のぷにぷにしたもの。安価ながらも耐久性が高く、あらゆるイヤホンで広く一般的に使われています。
シリコンタイプのメリット・デメリットはこちら。
シリコンタイプは高耐久性のため、1−2年以上使っても壊れないこともあります。また水洗いができるため衛生面でも安心です。
音の傾向としては種類にもよりますが、フォームタイプよりクリアに聴こえるものが多い印象です。
しかし、サイズ選びがシビアで、適切なサイズを選ばないと耳にぴったりフィットしないデメリットがあります。
また、フォームタイプと比べると耳内が密閉されにくく、耳にフィットしていない場合は周りと音が聞こえやすかったり、低音がスカスカになることもあります。
イヤホンにもともと装着されているMサイズをそのまま使うのではなく、他のサイズも試してみて、耳にフィットするものを選びましょう。
できるだけ音質を変えたくない場合はシリコンタイプがおすすめ!
フォームタイプ
フォームタイプとは低反発まくらのような素材のイヤーピースで、小さく押しつぶすとゆっくりと元の形状に戻っていく素材のイヤーピースです。
フォームタイプのメリットデメリットはこちら
フォームタイプのメリットとして、耳の中で低反発素材が元に戻ろうとするため、ある程度サイズを合わせれば、どのような耳の形状でもぴったりフィットしやすい傾向。
また、フィットすることによって密閉感があがり、周りの音が聞こえにくくなり音楽に集中できます。
デメリットは耐久性が低い点があります。毎日使っていると2-3ヶ月ほどで破れてきたり、反発性が悪くなったりとボロボロになってきます。
シリコンタイプと比べると、素材の特性上、高域が減衰して聴こえるため合わせるイヤホンによっては音がこもって聴こえることがあります。
それを逆手にとって刺さりを押さえたり、低域に厚みを出すこともできます。
低域寄りにしたい方やフィット感を重視したい方はフォームタイプ!
イヤーピースの選び方
ここからは、イヤーピースの選び方をご紹介します。
どのようなイヤーピースでも使えるわけではなく、イヤホンによっては装着できないものや充電ケースに収まらないものもありますので、購入前に確認しておきましょう。
- 付属のイヤーピースを全サイズ試してみる
- イヤホンに装着できるか
- 耳にフィットするかどうか
- 充電ケースに干渉しないか
まず付属のイヤーピースを全サイズ試してみる
イヤホンを購入すると、付属品でイヤーピースがS,M,Lの3サイズが同梱していることが多いです。ま
ずは付属のイヤーピースを全サイズ試してみて、ぴったりフィットするサイズがあるか確認してみましょう。
そこでフィットすれば、そのままそのサイズで運用しても問題はありません。
フィットしない場合は音がスカスカになったり、耳から落ちる可能性が高いため、他社のイヤーピースを検討しましょう。
イヤホンに装着できるか
イヤーピースを選ぶうえで重要な点が、そもそもイヤホンに装着できるかどうか。
イヤホンによってイヤーピースを装着するノズルの口径が異なり、極端に細いノズルに対して普通の口径のイヤーピースを装着すると、イヤーピースが固定されずスカスカになってしまいます。
イヤーピースによっては、口径サイズを合わせるためのアタッチメントがついていることがありますが、基本的にはイヤホンに問題なく装着できるか事前に確認しましょう。
耳にフィットするかどうか
イヤーピースの役割は、イヤホンを耳にフィットさせること。この役目を果たせない限りはイヤーピースを変える意味がないです。
まずは付属のイヤーピースで試してみてフィットしない場合は、おおよその自分の耳のサイズを把握し、他社製でそのサイズに近いものか全サイズ入りイヤーピースを検討しましょう。
充電ケースに干渉しないか
こちらはケーブルレスの完全ワイヤレスイヤホンを運用している方向けですが、イヤホン本体を充電ケースに収める際、イヤーピースの軸が長いタイプだと、充電ケースに干渉し蓋が閉まらず充電できなくなることがあります。
完全ワイヤレスイヤホン向けに制作された軸長の短いイヤーピースを選び、充電ケースへの干渉を防ぎましょう。
なかには、完全ワイヤレスイヤホン向けのイヤーピースでも、イヤホン収納部に余裕がなく充電ケースに干渉してしまう商品もあります。すべてのイヤホンに対して対応できるわけではありませんのでご注意ください。
イヤーピースの付け方、外し方
イヤーピースの着脱は難しくはありませんが、注意しておこなわないとイヤーピース装着部であるノズルが折れる原因となります。イヤーピースの付け方・外し方をそれぞれご紹介します。
外すときは根元から爪を立てて真っ直ぐに引き抜く
まず、イヤーピースを外す時はノズルとイヤーピースの根元部分に爪を立たせ、そのまま真っ直ぐ引っ張るようにしましょう。
イヤーピースをもったままグネグネと捻ったり、無理やり引っ張ったりするとイヤーピースがちぎれたり、最悪の場合イヤホンのノズル部分が折れてしまう可能性もあります。
イヤーピースを外す時はくれぐれも慎重に抜くようにしましょう。
付けるときはノズルに対して斜めから
ノズルに対して垂直に入れると入らないことが多いので、イヤーピースを装着する時は、ノズルに対して少し斜めからイヤーピースを少し楕円形に変形させて挿入しましょう。
ただし、サイズの合わないイヤーピースを無理やり入れてしまうと、イヤーピースが取れなくなったり、取り外す際にイヤーピースが破損する可能性があるので、イヤホンに対して無理のない程度に装着できるイヤーピースを選びましょう。
おすすめのイヤーピースまとめ
おすすめのイヤーピースを完全ワイヤレスイヤホン向け、有線イヤホン向けにご紹介しました。
今回紹介した商品から、個人的におすすめ順でTOP3をつけると以下のとおりです。
- AZLA SednaEarfit XELASTEC
→吸い付くような装着感で、イヤホンが耳から落ちる気がしない - NUARL MagicEar+ for TWE
→フォームタイプなのに耐久性が高く、音がクリア。 - SpinFit CP360
→いろいろな完全ワイヤレスイヤホンに合わせられる。
- final Eタイプ
→細軸・太軸、あらゆるイヤホンにも使え、低域の量感もアップ。ひとつは持っておきたい初めての他社性イヤーピースにおすすめ。 - AZLA SednaEarfit
→音質特化型のイヤーピース。一音一音の音像がクッキリとする。音にこだわりがある人はこれ! - COMPLY Tsシリーズ
→装着感抜群。高域がやや減衰するが、組み合わせるイヤホンによってはちょうど良いチューニングになることも。
完全ワイヤレス向け・有線向けどちらも含めて総合的におすすめはAZLA SednaEarfit XELASTEC。
何より装着感の安定さが凄まじく、イヤホンがずれる心配や落ちる心配がなく、安心感があります。
音のバランスも崩さず、イヤホンの音を最大限に引き出してくれます。価格が高い点と、ホコリがつきやすい点以外は弱点のないイヤーピースです。
あくまで僕の使用シーンと、使っているイヤホンに対してのイヤーピースランキングなので、人によってベストな商品はさまざま。参考程度にみていただければと思います。
1つと言わず5個以上イヤーピースを持っていると、イヤホンごとに装着感を最適化できて楽しいよ!(マニア論)
紹介したイヤーピースメーカー一覧
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