こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
2024年完全ワイヤレスイヤホンランキング、今回もやっていきましょう!
200台以上所持しているワイヤレスイヤホンのなかから、2024年1月時点で僕個人がとくにおすすめと感じた製品をランキング形式で紹介します!
今回のランキングではコンセプトを変えて、「総合力ではランキングTOP3まで」として、そのほかに項目別におすすめNo.1をそれぞれ紹介していきます。
項目別に紹介するのは次の通りです。
- 5000円前後おすすめ
- 10000円以下おすすめ
- 20000円以下おすすめ
- 耳を塞がないイヤホンおすすめ
- 外音取り込み機能で選ぶおすすめ
- マイク性能で選ぶおすすめ
- 利便性で選ぶおすすめ
- ノイズキャンセリングで選ぶおすすめ
- 音質で選ぶおすすめ
全部ゴリゴリ主観での評価なので、あくまで参考程度にご覧ください。
またYouTube版では、サザン音響の「SAMREC 2600(70万くらいします)」+「RME BabyFace Pro FS」を使ったバーチャル試聴も行っています。
こちらで音質・ノイズキャンセリングの比較なども行っていますが、リアルな音を伝えるのはやはり難しいので、傾向の確認や比較程度にご覧くださいませ!
意外と単発レビューでは紹介していない製品もありますので、ぜひ最後までご覧ください。
完全ワイヤレスイヤホンランキング
項目 | 5000円台 おすすめ | 10000円以下 おすすめ | 20000円以下おすすめ | オープン型おすすめ | ノイキャン最強 | 外音取り込み・機能性・マイク性能最強 | 音質おすすめ① | 音質おすすめ② | 総合力1位 | 総合力2位 | 総合力3位 | 予算度外視1位 |
商品名 ※クリックで各項目までジャンプします | 水月雨 SPACE TRAVEL | EarFun Free Pro 3 | Technics EAH-AZ40M2 | JBL SOUNDGEAR SENSE | Bose QuietComfort Ultra EarBuds | Apple AirPods Pro | FALCON MAX | DENON PerL Pro | Technics EAH-AZ80 | SONY WF-1000XM5 | TOUR PRO 2 | DEVIALET GEMINI II |
音質 | (3.8) | (3.9) | (4.3) | (4.1) | (4.5) | (4.3) | (4.9) | (4.9) | (4.8) | (4.8) | (4.7) | (5.0) |
装着感 | (4.5) | (4.5) | (4.5) | (4.7) | (5.0) | (4.8) | (4.3) | (4.5) | (4.8) | (4.6) | (4.8) | (3.5) |
ノイズキャンセリング | (4.0) | (4.2) | (4.3) | – | (5.0) | (4.8) | (4.4) | (4.0) | (4.7) | (4.9) | (4.5) | (4.7) |
外音取り込み | (4.0) | (4.3) | (3.8) | – | (4.7) | (5.0) | (4.3) | (4.0) | (4.8) | (4.6) | (4.4) | (4.0) |
マイク性能 | (4.0) | (4.0) | (4.5) | (4.8) | (4.4) | (5.0) | (3.5) | (4.5) | (4.6) | (4.8) | (4.8) | (4.0) |
利便性 | (4.0) | (4.8) | (4.5) | (4.8) | (4.7) | (5.0) | (4.4) | (4.5) | (4.8) | (4.8) | (4.8) | (4.5) |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.2 |
コーデック | SBC,AAC | SBC,AAC, aptX,Adaptive, LC3(対応予定) | SBC,AAC.LDAC | SBC,AAC ※LC3予定 | SBC,AAC, aptX Adaptive | SBC,AAC | SBC,AAC, aptX Adaptive, aptX Lossless LDAC,LC3 | SBC,AAC, aptX Adaptive, aptX Lossless | SBC,AAC.LDAC | SBC,AAC,LDAC,LC3 | SBC,AAC, LC3(対応予定) | SBC,AAC.aptX |
マルチポイント | × | ◯ | ◯ | ◯ | × 対応予定? | △※ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
低遅延モード | ◯ | ◯ | ◯ | △ | × | ×※ | ◯ | × | ◯ | LC3で対応 | ◯ | – |
防水 | × | IPX5 | IPX4 | IP54 | IPX4 | IP54 | IP54 | IPX4 | IPX4 | IPX4 | IPX5 | IPX4 |
再生時間 ※ノイキャンON時 | 本体4時間/ ケース16時間 | 本体6時間/ ケース27時間 | 本体5.5時間/ ケース18時間 | 本体6時間/ ケース24時間 | 本体6時間/ ケース込み24時間 | 本体6時間/ ケース30時間 | 本体4.5時間/ ケース込み18時間 | 本体8時間/ ケース込み32時間 | 本体7時間/ ケース込み24時間 | 本体8時間/ ケース込み24時間 | 本体8時間/ ケース込32時間 | 本体5時間/ ケース込み22時間 |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C ワイヤレス充電 | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C 別売りケースで ワイヤレス充電対応 | Lightning or USB-C Qi MagSafe AppleWatch用MagSafe | USB Type-C ワイヤレス充電 | USB Type-C ワイヤレス充電 | USB Type-C ワイヤレス充電 | USB Type-C ワイヤレス充電 | USB Type-C ワイヤレス充電 | USB Type-C ワイヤレス充電 |
価格(税込) | 5,670円 | 9,480円 | 15,000円 | 22,000円 | 39,600円 | 39,600円 | 44,000円 | 52,000円 | 36,630円 | 38,000円 | 30,000円 | 64,800円 |
5,000円前後おすすめ1位
総合評価
5/5
SPACE TRAVEL
- 5000円台で最強クラスの音質
- 女性ボーカル者との相性が最高
- 価格に対してノイズキャンセリングや外音取り込みがなかなか優秀
- 見た目がかわいい
- アプリに対応でカスタマイズも豊富
- 低遅延モード搭載でゲームもできる
- 再生時間が短い
- ケースから取り出しにくい
- 防水・防塵性能がない
- ノイキャン時に風切り音が大きめ
- ワイヤレス充電やマルチポイント、自動装着検出は非対応
3.8
高音
3.9
中音
3.7
低音
4.5
装着感
4.0
ノイズキャンセリング
4.0
外音取り込み
3.8
マイク性能
4.0
利便性
Bluetooth | 5.3 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 本体4時間/ ケース込16時間 |
コーデック | SBC,AAC | 充電時間 | 不明 |
ドライバー | 13mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | ◯ | 防水 | – |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 不明 |
外音取り込み | ◯ | ゲームモード | ◯ |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
SPACE TRAVELはマニアからも注目度の高いイヤホンブランド「水月雨(MOONDROP)」2023年8月に日本で発売した完全ワイヤレスイヤホンです。
特筆すべき点は約5000円という価格でありつつ、耳が肥えているオーディオマニアでもふつうに満足できるほどの音質の良さ。
おそらく初めて5000円台のワイヤレスイヤホンを購入しようとする方は「5000円でここまで音質いいの!?」と驚くレベルかと思います。
ケースはスケルトン調で蓋がない珍しいタイプ。再生時間は本体4時間、ケース込みで16時間と短めな点がネック。この点はSPACE TRAVELの弱点です。
本体はスティック型で圧迫感も少なく、耳の小さな人でも難なく使えるかと!
音質はボーカルラインを際立たせる音作りで、女性ボーカルはとても艶やかつ明瞭に鳴らしますね。AdoやYOASOBI、ずっと真夜中でいいのに。など最新チャートの女性ボーカルはとくに相性が良く感じます。
男性ポップスも苦手ということもありません。
かといってボーカルに寄りすぎているような感覚もなく、シンセサイザーやシンバルなどの高域帯も非常にクリア。
低音はやや控えめですが、余韻感のある音で必要十分に豊かに鳴らすような感覚ですね。
ホントに5000円にしては音質が良くて、次に紹介する1万円以下でおすすめのイヤホンとそこまで音質は変わりません。人によってはSPACE TRAVELの方が良いと感じるかもというレベル。
意外とノイズキャンセリング性能も高く、電車の走行音や空調音などもけっこうカットしてくれます。ただ、風切り音は大きめなので、風の強い場所で使う場合はノイズキャンセリングOFFの方が良いかも。
外音取り込みは音楽を止めていれば人と会話ができる程度なので、なかなか高性能。
また約5000円という価格でアプリや低遅延モードにも対応しているので隙なし。ただ、ワイヤレス充電とマルチポイント、自動装着検出機能は非対応です。これは価格的に仕方ないですね。
アナウンスがめちゃくちゃ可愛らしく、外音モードの切り替え時に「へいっ♪(外音取り込みモード)」「しー(ノイズキャンセリングモード)」「んん?(ノーマルモード)」と声をかけてくれます。
5000円台のおすすめはQCY HT05と迷いましたが、単純に音質はSPACE TRAVELの方が上だったのでこちらをおすすめします。
あまりに売れすぎているのか、それともメーカーの生産力が弱いのか、国内ではずっと品切れ……。
HiFiGOで購入すれば送料込みでも日本国内より安く買えますし、技適マークもしっかりついてきます。ボクはHiFiGOで直接買いました。
価格も安いですし、デザインもかわいいですし、音質も良いですし、プレゼントにもおすすめのワイヤレスイヤホンですよ
もし在庫がなければ、QCY HT05が二番手としておすすめです。
10,000円以下以下おすすめ1位
総合評価
5/5
EarFun Free Pro 3
- 1万円以下としてはコスパ最強レベル
- 機能性重視にしては音質が良い
- aptX Adaptive対応、LE Audioにも対応予定
- マルチポイントが超絶便利
- ワイヤレス充電対応で充電がラクラク
- ホールド力の高い装着感
- 実用的なノイキャンと外音取り込み
- ゲームモード搭載で遅延が少ない
- 自動装着検出がついていない
3.9
高音
3.8
中音
3.9
低音
4.5
装着感
4.2
ノイズキャンセリング
4.3
外音取り込み
4.0
マイク性能
4.8
利便性
Bluetooth | 5.3 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 本体6時間/ ケース込み27時間 |
コーデック | SBC,AAC, aptX,Adaptive, LC3 | 充電時間 | 本体1.5時間/ ケース2時間 10分の充電で2時間使用可能 |
ドライバー | ダイナミック型 | 充電端子 | Type C Qi |
専用アプリ | ◯ | 防水 | IPX5 |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 5g/41.5g |
外音取り込み | ◯ | ゲームモード | – |
自動装着検出 | ◯ | 保証 | 2年 |
マルチポイント | ◯ | 公式サイト | こちら |
1万円以下でおすすめは「Earfun」より2023年11月に発売された「EarFun Free Pro 3」です。
この子はコスパがエグいです。
上半期までは同価格帯だとEarFun Air Proを推していましたが、再びEarFunの新製品がランクインしました。
9480円という価格でありつつ、ハイレゾ相当コーデック「aptX Adaptive」に対応、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能も搭載、さらにマルチポイントやワイヤレス充電、低遅延モードも搭載!
再生時間もノイキャンONで6時間、ケース込みで27時間と十分で、防水性能もIPX5相当とスペックや機能だけで見ればハイエンドのワイヤレスイヤホンに迫るほどの実力です。
唯一搭載していないのは自動装着検出くらいですね。これがないと耳から外した時に自動で音楽が止まりません。
音質はEarFun Air Pro 3よりも確実に良くなっている印象で、Air Pro 3では低域に寄りすぎていた音が高域側にも煌びやかに伸びるようになりましたね。
高域の刺さり感もなく、ロックやポップスをノリ良く楽しく聴けるドンシャリ傾向で、最新チャート曲との相性もとても良いです。
低域の迫力もかなりのものなので、重低音派の方でも納得の迫力だと思いますし、足りない場合はアプリでさらに低音を増やすこともできます。
1万円以下トップクラスの音質というわけでもないですが、機能性を考えればなかなかに音質も良いですよ。
ちなみにSPACE TRAVELと比べると、音のレンジの広さや解像度感はEarFun Free Pro 3の方が上ですが、音の魅せ方というかチューニングのうまさやボーカルの聴きやすさはSPACE TRAVELの方が上のように感じましたね。
ノイズキャンセリングも1万円以下ではかなりの実力で。風切り音も先ほど紹介したSPACE TRAVELまだ少ない方です。
外音取り込み機能も価格を考えればなかなかに優秀で、音楽を止めていれば会話も普通にできるレベルで、周りの雑音をカットして声にフォーカスするような感覚。
さらにすごいのは9480円は定価であって、セールで安くなることが多いこと。
この前のAmazonセールのときは6000円台になってからね。安すぎ。
もう少し予算を上げたら、Anker Soundcore Liberty 4とか、Liberty 4 NCとかも選択肢に入ってきますし、それらの方が性能は良いですが、半値近くで買えますしコスパで選ぶならEarFun Free Pro 3の方が間違いなく上です。
価格を抑えて音質だけにこだわりたいだけならSPACE TRAVELで良いと思いますが、マルチポイントやワイヤレス充電、再生時間の長さなどワイヤレスイヤホンとしての利便性にこだわりたいならEarFun Free Pro 3がおすすめです。
個人的には、予算が許すならEarFun Free Pro 3をおすすめしたいですね。
ちなみにEarFun Free Pro 3のような形状が苦手という方は、EarFun Air Pro 3もおすすめです。音質は若干落ちますが、機能性はほぼ同じです。
20,000円以下おすすめ1位
総合評価
5/5
EAH-AZ40M2
- 150000円以下で機能性重視として音質トップクラス
- 高解像度かつ響きが美しい音作り
- LDACにも対応
- エントリーでありつつ高級感のあるデザイン
- マルチポイントに最大3台対応
- アプリで細かなカスタマイズが可能
- 外音取り込みがやや聞こえにくい
- ワイヤレス充電非対応
- 自動装着検出非対応
4.3
高音
4.3
中音
4.3
低音
4.5
装着感
4.3
ノイズキャンセリング
3.8
外音取り込み
4.5
マイク性能
4.5
利便性
Bluetooth | 5.3 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 本体5.5時間/ ケース込み18時間 |
コーデック | SBC,AAC,LDAC | 充電時間 | 本体;2時間 ケース:2.5時間 15分で60分再生 |
ドライバー | 6mm ダイナミックドライバー | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | ◯ | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 6.2g/60g |
外音取り込み | ◯ | 低遅延モード | ◯ |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | ◯ 3台 | 公式サイト | こちら |
パナソニックのハイオーディオブランド「Technics(テクニクス)」より2023年10月に発売されたエントリーモデル。
単発レビューをする時間を取れませんでしたが、この機種は個人的2023年コスパNo.1です。
オーディオマニアじゃなければこれでゴールと思えるほどの実力はありますし、ぶっちゃけボクも上を見なければEAH-AZ40M2一つあれば満足できるレベルです。
ケースはメッキ塗装が施された素材で触ってみると少し安っぽさもありますが、パッと見は高級感があります。
本体はTechnicsの他のモデルと比べて小さめで、耳が小さな方でもスッポリと収まるほどの装着感。スポーツ用途には向いていませんが通勤・通学くらいであれば問題なし。
15000円という価格でありつつ、ノイキャンや外音取り込みはもちろん、LDACや上位モデルと同じくマルチポイント3台まで対応など、ほぼフラッグシップモデルのEAH-AZ80に近い性能を持っています。
ソニーのエントリーモデルのWF-C700NでさえもLDAC対応は避けたよ?LinkBuds Sとほぼ同性能になるから。
これだけの機能性の高さに対して、音質も15000円以下の括りでは上位クラスの実力。
同価格帯のWF-C700NやAnker Soundcore Liberty 4と比べても音質は一歩上で、エントリーモデルでありつつもテクニクスらしい全体的な艶感の良さとバランスの良さを提供してくれます。
同価格帯でEAH-AZ40M2に勝てるのは、機能性を無視して音質に超特化したfinal ZE2000・ZE3000、FiiO FW3くらいじゃないですかね。
高域は粒立ちが良くこもり感を感じさせず、Technicsが得意とする響きの良い豊潤な音で鳴らしますね。この価格にしては高域はしっかりと伸びてくれます。
中域はこちらもTechnicsらしく艶やかで男性・女性ボーカル問わずにしっとりと聴かせつつ、低域も豊かに心地よく鳴らしますね。
一聴して、だれもが音が良いと思えるレベルですよ。Soundcore Liberty 4の刺さり感のあるドンシャリサウンドが苦手という方は、EAH-AZ40M2を選んだ方が良いと思います。
ノイズキャンセリング機能もフラッグシップモデルほどではないですが、Soundcore Liberty 4よりもしっかり遮音できていますし、風切り音も少なめです。
外音取り込みは少し聴こえにくい感覚はありますが、音楽を止めれば会話ができる程度には集音してくれます。
通話性能もフラッグシップモデルほどではないですが、しっかりノイズを軽減してくれますし、アプリも対応で操作やイコライザーも設定可能。
低遅延モードも搭載しているからゲームも極力遅延なく楽しめますし、ホント隙なし。
機能面で搭載していないのはワイヤレス充電と自動装着検出くらいですかね、欲を言えば欲しかったですけどね……。
EarFun Free Pro 3と比べても音質・機能・デザイン・ブランド力、ほぼ全ての実力が上なので、予算が15000円くらいまでOKという方は安さに目を引かれずにEAH-AZ40M2を選んでみてほしいです。
コスパ部門ではイチオシです。
耳を塞がないワイヤレスイヤホンおすすめ1位
総合評価
5/5
- カナル型に匹敵する音質の良さ
- JBLらしいサウンドでノリよく音楽を楽しめる
- 調整できるイヤーフックで安定した装着感
- 逆位相の音で音漏れを最小限にできる
- マイク性能も高い
- マルチポイント対応
- 着脱式のネックバンドでスポーツでも使いやすい
- ワイヤレス充電非搭載
- ビデオモードにしないと遅延が少しある
4.1
高音
4.2
中音
4.1
低音
4.7
装着感
–
ノイズキャンセリング
–
外音取り込み
4.8
マイク性能
4.8
利便性
Bluetooth | 5.3 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 本体6時間/ ケース込み24時間 |
コーデック | SBC,AAC ※LC3予定 | 充電時間 | 15分で4時間駆動 |
ドライバー | 16/2mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | ◯ | 防水 | IP54 |
ノイズキャンセリング | – | 質量 | 13.1g |
外音取り込み | – | ゲームモード | – |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | ◯ | 公式サイト | こちら |
耳を塞がないワイヤレスイヤホンおすすめNO.1はJBL SOUNDGEAR SENSEです。
2023年10月に発売された新製品ですが、音漏れしにくい、イヤーフックの調整可能、マルチポイント対応、JBLサウンドとながら聴きイヤホンとして欲しい性能が全て詰まってます。
音質はかなり良く、「耳を塞がないワイヤレスイヤホン」の域を超えて、ふつうのカナル型イヤホンと比べても遜色のないレベルです。
ボーカルラインが非常に明瞭で聴きやすく、1万円クラスの耳を塞がないイヤホンと比べると突き抜けてクリア。
低域の臨場感も素晴らしく、耳を塞いでいないことが不思議に思うくらい豊かな音で鳴らしてくれます。
装着感もイヤーフックの調整ができるので、本体のみのホールド力がとても高く、マスクとメガネを併用しても耳から落ちる気がしません。
本体のみでもジョギングにも使えるほどの安定度ですが、さらに安定させたい場合は付属でネックバンドもついているので、併用すればさらに安定した装着感に。
マイク性能も非常に高く、フラッグシップモデルの「TOUR PRO 2」と変わらないレベルで音声がクリア。
耳を塞がないから自分の声も耳の中で響かないから快適ですし、マルチポイントもついているからパソコンと繋いですぐにWEB会議にも入れますし、通話用のワイヤレスイヤホンとしても最高です。
価格も22000円と他のフラッグシップモデルと比べると高すぎることもなく、ちょうど良い感じですし、今ながら聴きイヤホンを求めている方にはSOUNDGEAR SENSEがイチオシです。
ライバル機はShokz OpenFitなどがありますが、装着感重視ならOpenFit、音質やコスパ重視ならJBL SOUNDGEAR SENSEが良いと思います。
予算度外視でさらに音質にこだわりたい場合は、Cleer ARC2やOladance OWS Proがおすすめです。
というか、最近価格の下がり方が顕著でたまに16500円とかで売ってるんだけど。それはコスパヤバすぎでしょ。ちゃんと定価前提で評価しているのに、この価格だとマジで敵なしになっちゃう。
ノイズキャンセリングで選ぶおすすめ1位
総合評価
4.8/5
- ノイズキャンセリングが全イヤホン中NO.1
- 小音量時でも豊かで臨場感のある低音
- 空間オーディオの臨場感がすばらしい
- 圧迫感が少なく、ホールド力も高い装着感
- スワイプによる音量操作や空間オーディオの手動操作が便利
- 外音取り込みもかなり優秀
- マルチポイントと手動デバイス切り替えで3台以上のデバイスも使える
- 別売りのケースを使わないとワイヤレス充電非対応
- アプリの初回接続が不安定
- 音途切れがやや発生しやすい
- aptX Adaptiveだと遅延が大きい
- 常時チリチリノイズが少し入る
4.5
高音
4.5
中音
4.7
低音
5.0
装着感
5.0
ノイズキャンセリング
4.7
外音取り込み
4.4
マイク性能
4.7
利便性
Bluetooth | 5.3 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 本体6時間/ ケース込み24時間 |
コーデック | SBC,AAC,aotX Adaptive | 充電時間 | 本体:約1時間 ケース:約3時間 急速充電:20分で最大2時間 |
ドライバー | ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | ◯ | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳 | 約7g |
外音取り込み | ◯ | ゲームモード | – |
自動装着検出 | ◯ | 保証 | 1年 |
マルチポイント | ◯ | 公式サイト | こちら |
ノイズキャンセリングで選ぶおすすめNO.1はBose「QuietComfort Ultra EarBuds」です。
2023年10月に発売のモデルで、前作から同様ノイズキャンセリング1位は譲りませんでしたね。
そのノイズキャンセリング性能ですが、間違いなく完全ワイヤレスイヤホンのなかでNO.1の実力で、話題になったAirPods Proの第2世代や、最近発売されたWF-1000XM5#SONY-WF-1000XM5を超える実力です。
現存するノイズキャンセリングイヤホンのなかではもっとも「無音」に近くなります。といっても完全な無音はどんなノイズキャンセリングイヤホンでも無理なんですけどね。
電車に乗っても、まるで走行音の振動がなくなったかのように低域をカットしてくれますね。ここはWH-1000XM5を上回ります。電車が振動音を立てずにスゥーっと走っているような感覚になりますよ。
新幹線や飛行機など長距離移動する時は、絶対にBoseを持っていきます。音楽を流してなくてもかなり遮音してくれますので、デジタル耳栓としても役に立ってくれます。
出張が超快適になりますよ。
前作のQuietComfort EarBuds IIと比べると、遮音性自体は変わりませんが、前作で気になっていたホワイトノイズが少なくなりました。
風切り音対策もBoseの方が優秀で、直接ドライヤーを当てても「ボフッボフッ」としか鳴らずに、不快な音を耳に伝えません。
形状も半カナル型・半オープン型のような形状で、耳穴に圧迫感を与えずに遮音してくれるので、とても快適なんですよね。
外音取り込みもなかなか優秀で、周りの音を聴きながらBGM感覚で音楽を聴くのにも向いています。
弱点は機能性が他のイヤホンと比べると劣るという点でしょうか。
ワイヤレス充電もついていないですし、マルチポイントは対応予定ですが現時点ではついていません。
今でも掃除機をかける時、出張に行く時、仕事に集中したい時なんかによく使います。
外音取り込み・マイク・利便性で選ぶおすすめ1位
総合評価
5/5
AirPods Pro2
- ほぼ耳な外音取り込み性能
- ノイズキャンセリングはTOP3に入る実力
- 軽快な装着感
- 充電の選択肢が多い
- NO1クラスのマイク性能
- ケースを探す機能が便利すぎ
- スワイプによる音量操作が便利すぎ
- 遅延が非常に少ない
- 裸だとケースに傷がつきやすい
- 音質だけで選ぶなら他にも選択肢がある
4.3
高音
4.3
中音
4.3
低音
4.8
装着感
4.8
ノイズキャンセリング
5.0
外音取り込み
5.0
マイク性能
5.0
利便性
Bluetooth | 5.3 H2チップ | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 本体6時間/ ケース込み30時間 |
コーデック | SBC,AAC | 充電時間 | 本体1時間 ケース4時間 |
ドライバー | ダイナミック型 | 充電端子 | Lightning or USB-C Qi MagSafe AppleWatch用MagSafe |
専用アプリ | △ | 防水 | IPX4 ケースもIPX4 |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 5.3g/g |
外音取り込み | ◯ | ゲームモード | – |
自動装着検出 | ◯ | 保証 | 1年 |
マルチポイント | ◯ | 公式サイト | こちら |
次に外音取り込み・マイク・利便性で選ぶおすすめ1位ですが、これは全部同じイヤホンです!
それが「AirPods Pro」です。
2022年9月に発売された世界で一番売れているイヤホンの待望の2世代目になります。
このイヤホンに勝る利便性の高いイヤホンはないですよ! 別格の使いやすさです。
ケースにチップとスピーカーが搭載されて、家の中で無くしても音を鳴らして探せるようになりましたし、ケースごと探せるようにもなったので、失くしてしまう心配も少なくなりましたね。
操作性面では、指をスライドさせることによる音量調整も可能になり、Apple Watchやスマホ側で操作せずとも細かい調整が可能になりました。
ノイズキャンセリングは僕が試した感覚では、Boseやソニーに次ぐ3番目に強い遮音性の高さで、はじめは音が消えすぎて逆に怖い感覚までありました。
そしてとにかくスゴイのが外音取り込み機能で、前作でもあらゆる完全ワイヤレスイヤホンのなかでもトップクラスの自然さだったのに、さらに進化しています。
耳につけた瞬間にイヤホンが消えるような感覚で、イヤホンを着けているときと外している時の違いがまったく無いに等しいんですよ。
耳を塞いでいるのに塞いでいないような感覚になります。
音質も前作のサラッとした刺激感のない音からメリハリ感が生まれて、解像度も高くなって、「ふつうに音質ええやん」ってレベルまでパワーアップしましたね。
空間オーディオもめちゃくちゃ楽しくて、とても立体感のある音で映画とかYouTubeとかも見れるようになります。
マイク性能も高く、ノイズも入りにくくて音声もキレイで、おそらく完全ワイヤレスイヤホンのなかでトップクラスのマイク性能じゃないですかねー。
再生時間も伸びましたし、MagSafe充電にも対応していて便利だしと、本当に操作性や機能性、利便性だけでいえばNO.1です。
音質はある程度でよくて、機能性にこだわりたいAppleユーザーであれば間違いないイヤホンだと思いますので、気になっている方はとりあえず買ってOKレベルです。
ただし、Androidユーザーは他のイヤホンでオッケーです。
音質で選ぶおすすめ①
総合評価
4.8/5
- MEMSドライバーによる伸びやかすぎる高音
- aptX AdaptiveやLDACなど高音質コーデックを網羅している
- 実用的なノイズキャンセリングや外音取り込み性能
- マルチポイント対応
- ワイヤレス充電にも対応
- 自動装着検出非対応
- ケースから本体を取り出しにくい
- 風切り音がやや大きめ
- 無音時にややノイズが入る
- マイクのゲインが高すぎる
- 外音モード切り替え時にノーマルモードを挟む
5.0
高音
4.8
中音
4.7
低音
4.3
装着感
4.4
ノイズキャンセリング
4.3
外音取り込み
3.5
マイク性能
4.4
利便性
Bluetooth | 5.3 | 最大再生時間 ※ANC ON時 ※aptX Adaptive時 | 本体4.5時間/ ケース込み18時間 |
コーデック | SBC,AAC,aptX adaptive、aptX Lossless,LDAC,LC3 | 充電時間 | 本体:約2時間 ケース:約2時間 |
ドライバー | 10mm ダイナミック型 +MEMSドライバー | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | ◯ | 防水 | IP54 |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 5.5g/51.5g |
外音取り込み | ◯ | ゲームモード | – |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | ◯ | 公式サイト | こちら |
音質出選ぶおすすめのワイヤレスイヤホン、一つ目は12月29日に発売されたばかりの「FALCON MAX」。
MEMSドライバーという新世代のドライバーをいち早く搭載したモデルですが、とにかく音質がすごい。定番機であるWF-1000XM5やEAH-AZ80よりもまた一歩上をいく音質の良さを持っています。
まず、高域の表現力が他の高価格帯のワイヤレスイヤホンと比較してもレベルがとても高いですね。
マニア向けのイヤホンに搭載されることの多い「平面ドライバー」のような感覚に近い伸びの良さがありつつも、線が細くならずにしっとりとした空間表現力の高い高音を表現できます。
ボーカルはずっと浮き彫りにされたような感覚になり、ささやき声の消えいる最後の最後まで輪郭をクッキリと描写します。
低域も過不足なく出ているような感覚で、高い解像度感のなか豊かな音で楽曲を下支えしているような感覚です。
またコーデックもLDACだけではなくaptX AdaptiveやaptX Loslessまで対応しており、デバイス問わずに高音質コーデックに対応できる点も強みです。
ノイズキャンセリング性能もソニーやBoseほどではないですが、音質特化モデルとしてはなかなかの遮音性の高さ。ただ風切り音が気になりますね……。
外音取り込み機能は価格を考えれば特別優秀というわけでもないですが、人の声にフォーカスをした集音方法で、コンビニや家族との会話などワンポイントでは使いやすいです。
マイク音声が現状だとガサガサな感じなので、通話目的で使う場合にはおすすめしません。
装着感はふつうで、ノズルが少し長めの設計なので人によっては耳に合わないかもですね。
総合力ランキングでランクインさせようと思いましたが、自動装着検出が非対応だったり、風切り音が大きかったりと利便性にやや欠ける面もあったため「音質重視でのおすすめ」として紹介しました。
音質で選ぶおすすめ②
総合評価
5/5
- 化け物クラスの音質がさらに進化している
- 空間表現力がズバ抜けて良い
- パーソナライズで音を最適化してくれる
- 操作性がとても良い
- 音や操作のカスタマイズ性も高い
- マルチポイントやワイヤレス充電など利便性も高い
- 外出先だと音が少し途切れやすい
- 価格が前作より1万円ほどアップしている
- aptXロスレスを使えるスマホが限られている
4.9
高音
4.9
中音
4.9
低音
4.5
装着感
4.0
ノイズキャンセリング
4.0
外音取り込み
4.5
マイク性能
4.5
利便性
Bluetooth | 5.2 | 最大再生時間 | 本体8時間/ ケース込み32時間 |
コーデック | SBC,AAC,aptX adaptive,Snapdragon Sound,aptX Lossless | 充電時間 | 本体:5分の充電で1時間駆動 ケース:1時間で満充電 |
ドライバー | 10mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | ◯ | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 8.7g/71.6g |
外音取り込み | ◯ | ゲームモード | – |
自動装着検出 | ◯ | 保証 | 1年 |
マルチポイント | ◯ | 公式サイト | こちら |
音質で選ぶワイヤレスイヤホンおすすめ2つめはDENONより2023年7月に発売した「PerL Pro」です。
音質だけで選ぶんだったらHiFiMAN Svanar Wirelessもありますけど、あれは価格は70000円もしますし、機能性もほぼ皆無なんで”おすすめ”はしにくいんですよね。
一番の特徴は「Masimo AAT」という聴覚の自動測定による音質の最適化機能で、これがAppleでもソニーでも真似できないようなとんでもない技術なんですよ。
最適化の効果は、動画で見ていただいた方がわかりやすいと思います。(6:00〜あたり)
なんちゃって最適化ではなく、イコライザーをドンピシャで自分好みの設定に合わせてくれるんですよ。しかも左右の耳の特性を図って、それぞれ別々に音最適化してくれます。初めて使った時はびっくりしました。
音質面で特徴的だと感じたのは音場の広さと臨場感。
音場がヘッドホン並みに広くて、ワイヤレスイヤホンではトップクラスの広大な音場感です。
ワイヤレスでもCD音質をほぼそのまま伝送できるaptXロスレスにも対応しているので、対応スマホをお持ちの方であれば、さらに解像度感の高い音を体感できます。
他の音質特化のイヤホンだとジャンルを選んだりすることが多いなか、PerL Proは手放しに良い音というか、どのジャンルを聴いても良い音で鳴らしてくれます。
FALCON MAXと比べると、高域の伸びやかさや解像度感、粒立ちの良さはFALCON MAXが上。低音の豊かさやダイナミック感、御場の広さはPerL Proが上という感じでしょうか。
音質だけではなくてスペックや機能も高くて、再生時間も最大本体8時間、ケース込み32時間いけるし、ノイズキャンセリングはちょっと弱めだけど搭載。
外音取り込み機能は実用的だし、マルチポイントもついているし、マイク性能も高いんですよ。
パッと見は大きいですけど、意外と装着感も良くて、イヤーフィンのおかげで僕は安定しやすいですが、人によっては装着感がイマイチということがあるようです。
ただ、価格が52,000円と今回紹介する中では一番高いんですよね。
ただ他のイヤホンと比べても音場は広くてダイナミックですし、解像度も高いですし、今回紹介する中では音質は別格の実力です。
ちなみにHiFiMANのSvanar Wirelessはおすすめじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、音質は良いですが”おすすめ”ではないです。あれは音質に極振りしすぎて音が途切れたりしやすいし利便性も悪いです。
総合力おすすめ第3位
総合評価
4.8/5
- 音質と機能性をハイレベルで兼ね備えている
- ロックやポップス、エレクトロとの相性が良い
- JBL製品史上最高の装着感の良さ
- 再生時間をはじめスペックが高い
- ノイズキャンセリングレベルもハイクラス
- アプリの設定項目が非常に多い
- 空間サウンドやビデオモードなどでマルチに使える
- マルチポイントで2台同時接続できる
- スマートケースで気軽に設定の変更ができる
- aptX AdaptiveやLDACに対応していない
- 音量操作を実質割り振れない
4.7
高音
4.7
中音
4.7
低音
5.0
装着感
4.4
ノイズキャンセリング
4.4
外音取り込み
4.8
マイク性能
4.8
利便性
Bluetooth | 5.3 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 本体8時間/ ケース込み32時間 |
コーデック | SBC,AAC,LC3(対応予定) | 充電時間 | 約2時間 15分充電で4時間駆動 |
ドライバー | 10mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C Qi |
専用アプリ | ◯ | 防水 | IPX5 |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 6.1g/84.9g |
外音取り込み | ◯ | ゲームモード | – |
自動装着検出 | ◯ | 保証 | 1年 |
マルチポイント | ◯ | 公式サイト | こちら |
総合部門おすすめ第3位は、JBLより2023年3月に発売した最新フラグシップモデル「TOUR PRO 2」です。
3位に選んだ理由は、あらゆる面の「ちょうど良さ」ですね!
音質はロック・ポップスと相性の良い高解像度かつノリの良いアメリカンなサウンド。
ノイズキャンセリングはなかなかに高く、電車の中ではストレスなく音楽に浸れる。
外音取り込み機能もなかなか優秀で、耳を塞いでいるような感覚は残るが会話はできるレベル。
また2種類の外音取り込みモードの使い分けができて、二回タップすればトークスルーモードになり、音楽の音量がグッと下がってワンポイントでの会話がしやすくなる。
マルチポイントやワイヤレス充電、アプリなど機能性も豊富に備わっている。
ユニークな点としては、この「スマートケース」で、アプリを開かずともイコライザーの切り替えや空間オーディオのON・OFFなどが設定できる。
装着感も軽快で、長時間使っていても痛くなりにくい。そして再生時間も長い。
で価格は約3万円と、他のフラグシップモデルと比べれば少し安い。と、何もかもがちょうど良い感じなんですよね。
なんだったら最近26000円〜28000円ほどで販売していることもあるので、さらにコスパの高さに拍車がかかっているんですよね。
各機能を究極まで求めなければ、TOUR PRO 2が価格を含めたあらゆる面で一番バランスの良いモデルです。
総合力おすすめ第2位
総合評価
4.9/5
- 前作より高解像度でメリハリ感のある音に
- トップクラスのノイズキャンセリング性能
- 本体の小型化により装着感が大幅アップ
- ケースがAirPods Proクラスに小型化
- ノイズを取り入れないマイク性能
- ワイヤレス充電に対応
- マルチポイントとLDACの併用が可能
- クイックアクセス機能が便利
- 音量調整も実質的に対応可能に
- 本体内側の光沢が滑るしデザインも微妙
- フィルター付きのイヤーピースしか選べない
- 耳にしっかりフィットしていないと耳内でカポカポと音がなる
- 欲を言えば外音取り込み機能はもっと向上して欲しかった
4.8
高音
4.8
中音
4.8
低音
4.5
装着感
4.9
ノイズキャンセリング
4.5
外音取り込み
4.8
マイク性能
4.8
利便性
Bluetooth | 5.3 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 本体8時間/ ケース込み24時間 |
コーデック | SBC,AAC,LDAC,LC3 | 充電時間 | 本体:1.5時間 ケース:2時間 3分で60分再生 |
ドライバー | 8mm | 充電端子 | Type C Qi |
専用アプリ | ◯ | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 5.9g/54.7g |
外音取り込み | ◯ | ゲームモード | – |
自動装着検出 | ◯ | 保証 | 1年 |
マルチポイント | ◯ | 公式サイト | こちら |
2位はソニーから2023年9月1日発売の新製品「WF-1000XM5」でした。
これはね、迷いませんでした。ぶっちゃけ3位と2位で迷いました。
今回のWF-1000XM5、たしかに実力はすごいです。
ノイズキャンセリングは散々最強クラスだと謳われていたAirPods Pro2をも凌駕する遮音性能で、電車の「ガタンゴトン」という振動音から、「キイィィィ」と鳴る高周波まで全帯域にわたりノイズをカットしてくれます。
Boseに次ぐ2位の実力ですね。
人の声や空調音、キーボードのタイピング音に対する遮音効果も高くて、オフィスでデジタル耳栓代わりに使って仕事に集中したい時にも実用的に使えます。
WF−1000XM5の強みはそこから音質の良さと機能性の高さもプラスされる点でしょうか。
音質は機能性重視のイヤホンとしてはかなりの実力で、非常に解像度が高く、それでいて伸びやかにノリ良くも鳴らしてくれます。
WF-1000XM4はけっこうモッサリとしか感じの音だったんですけど、M5になってキレがよくなってさらに高解像度になりましたね! これは良い進化。
中域の解像度は高いですが、低域は少し柔らかめでポワンとした感じが気になりますね。
そこでボクは最近レビューしたSednaEarfi max ASMRを使って、締まりと躍動感のある音に変化させています。
マルチポイントやワイヤレス充電も備わっていますし、マイク性能も高くて機能性は申し分なし。再生時間も最大8時間、ケース込みでも26時間まで再生可能。
ただ、外音取り込み機能はAirPods Pro2やEAH-AZ80と比べると、耳が少し詰まった感がありますね。
優秀は優秀なんですけど「耳に何もつけていないような感覚」まではいかず、少し不自然な感覚があります。
あと本体内側のトゥルットゥルの光沢感がデザイン的に気になる、滑りやすいし。
あと、ノズルにフィルターがついていないので、他社製のイヤーピースを使う場合はフィルター付きのタイプを選ばないといけないんですよね。
また、個人的に一番気になるところが、歩いたり首を振ったりすると耳内でカポカポという音が響いてしまうこと。
これが結構気になっていたのですが、最近発売されたSednaEarfit max ASMRを使ってみるとそれなりに軽減されましたし、フォームタイプのSednaEarfit Foamaxに変えたらほぼゼロレベルで解消されました。
もし気になる方はイヤーピースを変えtみてください。音質重視ならSednaEarfit max ASMR、装着感重視ならSednaEarfit Foamaxがおすすめです。
総合力おすすめ第1位
総合評価
5/5
- 機能性重視としてはトップクラスのサウンド
- 高解像度かつ響きが美しい音作り
- ノイズキャンセリングもかなりの高さ
- 耳に何もつけていないかのような外音取り込み性能
- ホールド力が高くそれでいて自然な装着感
- ノイズを取り入れないマイク性能
- ワイヤレス充電に対応
- マルチポイントに最大3台対応
- 長押しで音量操作をしたい
- 欲を言えばマルチポイント3台使いつつLDACも使いたい
4.8
高音
4.8
中音
4.8
低音
4.8
装着感
4.7
ノイズキャンセリング
4.8
外音取り込み
4.6
マイク性能
4.9
利便性
Bluetooth | 5.3 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 本体7時間/ ケース込み24時間 |
コーデック | SBC,AAC,LDAC | 充電時間 | 本体;2時間 ケース:2.5時間 15分で70分再生 |
ドライバー | 10mm アルミニウム振動板 | 充電端子 | Type C Qi |
専用アプリ | ◯ | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 6.2g/60g |
外音取り込み | ◯ | 低遅延モード | ◯ |
自動装着検出 | ◯ | 保証 | 1年 |
マルチポイント | ◯ 3台 | 公式サイト | こちら |
パナソニックの高級オーディオブランド「Technics」が2023年6月に発売した最新モデル「EAH-AZ80」が1位でした!
上半期でも1位として紹介しましたが、下半期に入ってもそのまま逃げ切りましたね。
WF-1000XM5よりEAH-AZ80を1位にした理由は「音の好み」「装着感の良さ」「外音取り込みの優秀さ」そして「デザインの良さ」です。
音質はレベルで言えばWF-1000XM5と同じレベルですが、EAH-AZ80の方が美音系で響きが美しく、ずっと聴いていたいと思うのはこちらなんですよね。
装着感もコンチャフィット型というものを採用していて、耳の形に合わせてピッタリとはまるようになっていてフィット感はめちゃくちゃ良いです。
ただ、日によって4時間くらい装着していると痛みが発生することもあります。
装着感が高まり耳栓効果がアップしたことによる遮音性のアップと、電子的なノイズキャンセリング効果もパワーアップしていて、普段使いではかなりの遮音性の高さです。
ノイズキャンセリングランキングでも5位として紹介しましたね。
風切り音も少なく、ホワイトノイズも少なくて、圧迫感のない自然なノイズキャンセリングを提供してくれますね。
このレベルの遮音性があれば、通勤用途やオフィスで使う分には十分実用的です。あとは音楽を流しておけば気にならないレベルです。
外音取り込み機能はとても高く、EAH-AZ80があらゆるイヤホンの中で3番目に良いと感じたほど「耳に何もついていない」かのように自然に収音してくれます。ちなみに1番はAirPods Pro2、2番はAirPods初代。
この外音取り込み機能の方が、個人的にはノイズキャンセリングよりも重視していまして、その結果WF-1000XM5よりも高く評価しているところもあります。
BGM感覚で音楽を聴いたり、家族と会話をするときなんかに便利なんですよねー。
LDAC対応でワイヤレス充電も対応、再生時間も最大7時間、最大で24時間とスペックも高く、マルチポイントも最大3台まで接続可能と、機能性も申し分なし。
ただし、LDACを使う場合はマルチポイントは2台までとなります。
あと、イヤーピースも自由に使えるので、僕の大好きなコレイルも使えるんですよねー。
僕が現時点でイヤホンを1台しかもてないなら、間違いなくこのEAH-AZ80とコレイルの組み合わせで運用します。
“おすすめ”かどうかわからないけど予算度外視の愛機
総合評価
5/5
- ワイヤレスイヤホン最強クラスの音質
- iPhoneでも高音質で聴ける
- 音質特化にしてはノイズキャンセリングが強い
- マルチポイントやワイヤレス充電対応なども対応
- 所有欲を満たすデザイン
- なんでaptXまでやねん
- ケースに指紋がつきやすい
- イヤーピースを変えないと装着感がイマイチ
- 欲を言えば外音取り込み機能がもっと自然であってほしかった
- 6万は高ぇ
5.0
高音
5.0
中音
4.9
低音
3.5
装着感
4.7
ノイズキャンセリング
4.0
外音取り込み
4.0
マイク性能
4.5
利便性
Bluetooth | 5.2 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 本体5時間/ ケース込み22時間 |
コーデック | SBC,AAC,aptX | 充電時間 | 約1.5時間 |
ドライバー | 10mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C Qi |
専用アプリ | ◯ | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 6g/61g |
外音取り込み | ◯ | ゲームモード | – |
自動装着検出 | ◯ | 保証 | 2年 |
マルチポイント | ◯ | 公式サイト | こちら |
あえて”おすすめ”としては紹介したなかったボクの愛機、GEMINI II。価格は64,800円!
個人的にワイヤレスイヤホンで6万クラスは、さすがに「おすすめ」としては紹介しにくいんですよね……。
それでも予算度外視で選ぶならGEMINI IIが一番良かったです。
DEVIALETはフランスのオーディオブランドで、形状がハイエンドカタツムリのようなすごい特徴的なスピーカーが多くて、さらに音質も良いとあって界隈でも人気の高いブランドです。B&O的なポジションに近いかしら。
見た目は鏡面仕上げとても高級感がありますが、指紋もベッタリつきます。
音質はおすすめとして紹介した「PerL Pro」や「FALCON MAX」よりも上です。
コーデックはaptXまでしか対応していませんが、それを感じさせない非常に伸びやかでナチュラルな音作りが特徴です。
音の傾向はフラットで繊細な音作りで、ボーカルよりも楽器隊が少しだけ際立って聴こえるような感覚ですね。
EAH-AZ80のほうがもっとボーカルラインが前にでているような感覚はありますが、楽器隊を上質な音で楽しむならGEMINI IIの方が圧倒的に良いですね。
スッキリした音のように聞こえるかもしれませんが、低音の迫力もかなりのものなんですよね。
音場もかなり広くて、PerL Proほどではないですけど、近いレベルの広さを持っています。
装着感がかなり浅めで、純正イヤーピースだとボクの耳でもしっかりフィットしなかったのですが、SpinFit OMNIに変更したら解消されました。ただ、充電ケースに若干だけ干渉します(充電はできるけど、ケースの内蓋が本体にかする)
ノイズキャンセリングもEAH-AZ80と同等か少し上くらいの性能で、風切り音も少なめ。音質特化モデルでこのノイキャン性能はスゴイ。
外音取り込み機能はまあまあで、少し耳が詰まっている感じはありますけど、イヤホンをつけた状態でも会話が普通にできるレベル。WF-1000XM5よりやや性能は下かなーって感じですね。
これだけ音質が良いのにも関わらず、マルチポイントやワイヤレス充電など機能性も高い点も評価が高いですね。
再生時間が最大で本体5時間とやや短いのは気になりますが、そのデメリットを感じさせない音質の良さと機能性の高さ、そして所有欲を満たすデザイン性の高さを持ち合わせています。
ワイヤレスという特性上、バッテリーの寿命の問題があるので長くは使えません。どうしても長く使うものではなく2〜3年後には買い替える前提になってしまいます。それが理由でおすすめとしては紹介しませんでした。
それでも、次の買い替えまで最高の音質・最高のデザイン・高い利便性で使いたい方にはおすすめしたいワイヤレスイヤホンです。
予算度外視でもOKというなら、EAH-AZ80を超えて個人的おすすめワイヤレスイヤホン1位です。
まとめ
項目 | 5000円台 おすすめ | 10000円以下 おすすめ | 20000円以下おすすめ | オープン型おすすめ | ノイキャン最強 | 外音取り込み・機能性・マイク性能最強 | 音質おすすめ① | 音質おすすめ② | 総合力1位 | 総合力2位 | 総合力3位 | 予算度外視1位 |
商品名 ※クリックで各項目までジャンプします | 水月雨 SPACE TRAVEL | EarFun Free Pro 3 | Technics EAH-AZ40M2 | JBL SOUNDGEAR SENSE | Bose QuietComfort Ultra EarBuds | Apple AirPods Pro | FALCON MAX | DENON PerL Pro | Technics EAH-AZ80 | SONY WF-1000XM5 | TOUR PRO 2 | DEVIALET GEMINI II |
音質 | (3.8) | (3.9) | (4.3) | (4.1) | (4.5) | (4.3) | (4.9) | (4.9) | (4.8) | (4.8) | (4.7) | (5.0) |
装着感 | (4.5) | (4.5) | (4.5) | (4.7) | (5.0) | (4.8) | (4.3) | (4.5) | (4.8) | (4.6) | (4.8) | (3.5) |
ノイズキャンセリング | (4.0) | (4.2) | (4.3) | – | (5.0) | (4.8) | (4.4) | (4.0) | (4.7) | (4.9) | (4.5) | (4.7) |
外音取り込み | (4.0) | (4.3) | (3.8) | – | (4.7) | (5.0) | (4.3) | (4.0) | (4.8) | (4.6) | (4.4) | (4.0) |
マイク性能 | (4.0) | (4.0) | (4.5) | (4.8) | (4.4) | (5.0) | (3.5) | (4.5) | (4.6) | (4.8) | (4.8) | (4.0) |
利便性 | (4.0) | (4.8) | (4.5) | (4.8) | (4.7) | (5.0) | (4.4) | (4.5) | (4.8) | (4.8) | (4.8) | (4.5) |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.3 | 5.2 |
コーデック | SBC,AAC | SBC,AAC, aptX,Adaptive, LC3(対応予定) | SBC,AAC.LDAC | SBC,AAC ※LC3予定 | SBC,AAC, aptX Adaptive | SBC,AAC | SBC,AAC, aptX Adaptive, aptX Lossless LDAC,LC3 | SBC,AAC, aptX Adaptive, aptX Lossless | SBC,AAC.LDAC | SBC,AAC,LDAC,LC3 | SBC,AAC, LC3(対応予定) | SBC,AAC.aptX |
マルチポイント | × | ◯ | ◯ | ◯ | × 対応予定? | △※ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
低遅延モード | ◯ | ◯ | ◯ | △ | × | ×※ | ◯ | × | ◯ | LC3で対応 | ◯ | – |
防水 | × | IPX5 | IPX4 | IP54 | IPX4 | IP54 | IP54 | IPX4 | IPX4 | IPX4 | IPX5 | IPX4 |
再生時間 ※ノイキャンON時 | 本体4時間/ ケース16時間 | 本体6時間/ ケース27時間 | 本体5.5時間/ ケース18時間 | 本体6時間/ ケース24時間 | 本体6時間/ ケース込み24時間 | 本体6時間/ ケース30時間 | 本体4.5時間/ ケース込み18時間 | 本体8時間/ ケース込み32時間 | 本体7時間/ ケース込み24時間 | 本体8時間/ ケース込み24時間 | 本体8時間/ ケース込32時間 | 本体5時間/ ケース込み22時間 |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C ワイヤレス充電 | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C 別売りケースで ワイヤレス充電対応 | Lightning or USB-C Qi MagSafe AppleWatch用MagSafe | USB Type-C ワイヤレス充電 | USB Type-C ワイヤレス充電 | USB Type-C ワイヤレス充電 | USB Type-C ワイヤレス充電 | USB Type-C ワイヤレス充電 | USB Type-C ワイヤレス充電 |
価格(税込) | 5,670円 | 9,480円 | 15,000円 | 22,000円 | 39,600円 | 39,600円 | 44,000円 | 52,000円 | 36,630円 | 38,000円 | 30,000円 | 64,800円 |
ということで現時点のワイヤレスイヤホンの1位はTechnics EAH-AZ80でした!
価格面を含めて、EAH-AZ80を超える完成度のワイヤレスイヤホンが登場することがなかなか考えられません。
WF-1000XM5も2位なので悪くはないのですが、個人的にはもっとEAH-AZ80とどっちにしようか迷うほどの完成度で出して欲しかったですね。
ノイズキャンセリング性能はWF-1000XM5の方が上でしたが、それ以外はEAH-AZ80の方が音も好みで外音取り込み機能も優秀で使いやすかったですね。
コスパ最強で選ぶとすれば、EAH-AZ40M2ですかねー。
ただ、伝えた通りワイヤレスイヤホンに6万円を出せるなら、GEMINI IIが最高でした。
紹介商品一覧
5,000円前後おすすめ
10,000円以下以下おすすめ
20,000円以下おすすめ
耳を塞がないワイヤレスイヤホンおすすめ
ノイズキャンセリングで選ぶおすすめ
外音取り込み・マイク・利便性で選ぶおすすめ1位
音質で選ぶおすすめ①
音質で選ぶおすすめ②
総合力おすすめ第3位
総合力おすすめ第2位
総合力おすすめ第1位
“おすすめ”かどうかわからないけど予算度外視の愛機
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