こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
2023年7月にAnkerの最新モデル「Soundcore Liberty 4 NC」が発表されました。
「Anker史上最高ノイズキャンセリング」を謳うワイヤレスイヤホンで、他のAnkerのイヤホンにはない最新技術「ウルトラノイズキャンセリング 3.0」を搭載したモデルです。
ちゃんと「Anker史上」というあたり、自分たちのブランドのポジションをわかっていて好感を持てる。
ただ、大定番のコスパ最強ワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty 4」とどっちがおすすめ?と気になっている人も多いと思います。
今回はどちらを買うべきか、どちらがおすすめなのか? 徹底比較していきます。
総合評価
4.7/5
- Ankerにしては音のバランスが良い
- 軽快かつ密閉感の高い装着感
- アプリのカスタマイズ性が高い
- 同価格帯ではトップクラスの遮音性
- マルチポイントが神
- ワイヤレス充電にも対応
- ゲームモード対応
- 外音取り込み機能はこもり気味
- マルチポイントとLDACの併用が不可
3.9
高音
3.9
中音
3.9
低音
4.7
装着感
4.4
ノイズキャンセリング
3.5
外音取り込み
4.5
マイク性能
4.7
利便性
Bluetooth | 5.3 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 本体8時間/ ケース込40時間 |
コーデック | SBC,AAC,LDAC | 充電時間 | 10分で4時間駆動 |
ドライバー | ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | ◯ | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 5.2g/60g |
外音取り込み | ◯ | ゲームモード | ◯ |
自動装着検出 | ◯ | 保証 | 最大2年 |
マルチポイント | ◯ | 公式サイト | こちら |
▼動画版はこちら▼
Anker Soundcore LIberty 4 NC の主な特徴
先にSoundcore LIberty 4 NCの特徴をザッと紹介すると、次のとおりです。
- 新技術ウルトラノイズキャンセリング 3.0を搭載
- 最大50時間の超長時間再生、ワイヤレス充電にも対応
- LDACに対応し、ハイレゾ音源の再生も可能
- Bluetooth5.3&マルチポイントに対応
- AIノイズリダクション機能によりクリアな通話が可能
- IPX4相当の防水性能
- イコライザーを個人最適化にするHearIDも搭載
- 価格は12990円
今までのAnker製品の機能を踏襲しつつ、さらにノイズキャンセリングと再生時間を高めたハイコスパモデルという感じでしょうかね。
ノイズキャンセリングによる遮音性や音質にもよりますが、価格を考えればスペックはかなり高いと思います。
Anker Soundcore LIberty 4 NCとSoundcore LIberty 4のスペックを比較すると
Anker Soundcore LIberty 4 NCとSoundcore LIberty 4のスペックを比較すると、以下の通りです。
商品名 | Soundcore Liberty 4 NC | Soundcore Liberty 4 |
---|---|---|
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
コーデック | SBC,AAC,LDAC | SBC,AAC,LDAC |
防水 | IPX4 | IPX4 |
再生時間 ※ANCモデルは ANC ON時 | 本体:8時間 ケース込:40時間 | 本体:7時間 ケース込:24時間 |
充電時間 | 10分で4時間再生可能 | 15分で3時間再生可能 |
充電端子 | Type C ワイヤレス充電 | Type C ワイヤレス充電 |
ドライバー | 11mmダイナミックドライバー | ACAA 3.0 9.2mmダイナミックドライバー + 6mmダイナミックドライバー |
ノイズ キャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング 3.0 (環境と耳の形に合わせてパーソナライズ) | ウルトラノイズキャンセリング 2.0 (環境に合わせて自動調節) |
アプリ対応 | ◯ | ◯ |
自動装着検出 | ◯ | ◯ |
HearID | ◯ | ◯ |
マルチポイント | ◯ | ◯ |
ゲームモード | ◯ | × |
3Dオーディオ | ◯ | ◎ (ヘッドトラッキング 音楽モード / ムービーモード) |
ヘルスケア | × | ◯ |
タッチセンサー | タッチコントロール | 感圧センサーコントロール |
価格 | 12,990円 | 14,990円 |
Soundcore Liberty 4の方が2000円ほど高いですが、スペック面でも全てにおいてLiberty 4の方が上というわけではありません。
ノイズキャンセリング性能や再生時間はSoundcore Liberty 4 NCの方が上ですね。
Anker Soundcore LIberty 4 NC 、Liberty 4 外観比較
それではAnker Soundcore LIberty 4 NC の外観や付属品をチェックしていきましょう。
パッケージ
Anker Soundcore LIberty 4 NC のパッケージはこちら。
ここにも「Anker史上最高レベルのノイズキャンセリング機能」と記載されています。
開封するとこんな感じ。
付属品
- イヤーピース(シリコン製)4ペア(※本体装着分も含む)
- USB Type Cケーブル
- マニュアル
充電ケース・本体
Anker Soundcore LIberty 4 NC の充電ケースはこちら。
真ん中のボタンを押すと、パカっと上部に開くような設計になっています。
ちなみにこのボタンは長押しすることでペアリングやリセットもできる3-in-1仕様。ハイテク。
厚みもそこまでありません。
そこまで大きくないので、ズボンのポケットにもすっぽりと収まる程度。
ただ、胸ポケットに入れるとやや重たい。
Soundcore Liberty 4と比べるとこんな感じ。
Soundcore Liberty 4はマットな質感にシルバーのラインが入った高級感のあるデザイン。
対して、Soundcore Liberty 4 NCはプラ感のあるデザインで少し安っぽく感じますね。
充電ケースのデザインはSoundcore Liberty 4の方が圧倒的に好き。
デザインは違えど、大きさも厚みも大体同じくらいですね。
充電端子はUSB Type Cに対応。
さらにワイヤレス充電にも対応しています。この価格だと、たまについていないモデルもある中、しっかりワイヤレス充電に対応してくれたのはありがたい。
ワイヤレス充電を一度使い出すと「充電しているつもりがないのに、いつも満充電になってる!」のような感覚で使えるので本当に便利ですよ。
ちなみに初心者の方にはAnkerのワイヤレス充電器がとりあえずおすすめです。安い割に品質も良く、問題なく充電ができますよ!
充電ケースは真ん中のボタンを押すとパカッと前面から開きます。
Soundcore Liberty 4は上方向にスライドするようなスタイリッシュな開け方でしたが、個人的にはSoundcore Liberty 4の方が好きですね。
ケースの取り出しやすさですが、どちらも取り出しやすい印象ですね。
本体はこちら。
Soundcore Liberty 4と比べると、NCの方が下のつまみ部分が長くなっています。
奥行きもSoundcore Liberty 4よりも伸びています。
内側のデザインは特に変わらずといったところ。
耳の収納部の形状は大きさに違いはないので、装着感はどちらもそこまで変わらなさそうな印象です。
本体デザインもSoundcore LIberty 4の方が好きかなー。
ノズルには大きな違いがあって、Soundcore Liberty 4は金属ノズルになっているのに対して、Soundcore Liberty 4 NCはノズルがほぼない状態に。
イヤーピースがノズルも兼ね備えているような専用の設計になっています。
他社のイヤーピースを使おうと思っている方は、Soundcore Liberty 4 NCについてはほとんど使えないので要注意です。
最後に重さですが、Soundcore Liberty 4 NC総重量は60g、本体片耳の重量は5.2gです。
Soundcore Liberty 4の総重量が54.6g、本体は5.7g。
ケースはSoundcore Liberty 4の方が軽いけど、本体はSoundcore Liberty 4 NCの方が軽いという感じですね。
Anker Soundcore LIberty 4 NC 、Soundcore Liberty 4比較レビュー
装着感比較|どちらも良好
Anker Soundcore LIberty 4 NC の装着感はSoundcore LIberty 4と同様に良好ですね。
本体がスティック型を採用していることもあって、耳の収納部が小さくて圧迫感のない装着感が特徴です。
実際に装着してみるとこんな感じ。
Soundcore LIberty 4よりもスティック部分が長いですが、特に見た目的にはダサい感じはないですかね。
Soundcore LIberty 4のほうが短い分スタイリッシュかな?
前から見るとこんな感じです。
Soundcore LIberty 4より少し飛び出しているかな?という印象ですが許容範囲ですね。
激しいスポーツだとさすがに落ちるかもしれませんが、軽いジョギングであれば落ちる心配がなさそうな装着感です。
装着感でいえば、Soundcore LIberty 4の方がほんの少しコンパクトなこともあって圧迫感が少ないですが、ほぼ同点といったところですね。
装着感 | |
Soundcore Liberty 4 NC | (4.7) |
Soundcore Liberty 4 | (4.7) |
音質比較|高域の刺さりが少なく聴きやすい
Anker Soundcore LIberty 4 NC の音質ですが、Ankerにしては聴きやすいチューニングに仕上がっていますね!
Anker Soundcore LIberty 4 NC の音の特長は次のとおりです。
3.9
高音
3.9
中音
4.0
低音
- 高音:Ankerにしては高域の刺さり感が少なく、シャリつきがかなり控えめになっています。かといってこもっている感じもなく、ハリや鋭さを加えながらメリハリ感のある音で奏でてくれますね。ただ、同価格帯の音質重視のイヤホンと比べると高域は荒めです。
- 中音:中域は引っ込みすぎず、ボーカルが埋もれないように前に出てくれる印象ですね。こちらも解像度的には少し荒めではありますが、激しいロックやポップスを聴く分にはあまり気にならないレベル。
- 低音:低域はかなり豊かで、迫力たっぷりでベースラインのスラップもブイブイ鳴らしてくれますね。。少しブーミーな感じはありますが、EDMやラウドロックを激しくノリ良く聴くなら逆にちょうど良い感じ。ウッドベースなどのアナログ感のある音は苦手。
- 音場:ふっつう。
- 傾向:中低域寄りで迫力たっぷりの音作り。従来のAnkerのように極ドンシャリサウンドではないので、かなり聴きやすい感じになっていますね。
得意なジャンル
- EDM
- テクノ
- ポップス
- K-POP
エレクトロ系やロック、ポップスなど、ノリの良い楽曲はなんでも得意ですね。
低域の迫力がかなり良い感じで、そのわりにはボーカルが埋もれないので、K-POP系とかもけっこう良い感じですよ。
最近の楽曲だと、NewJeansの「ETA」とか相性がとても良い感じでしたよ。サブベースからクラップ音までスパッとキレよく鳴らしつつも、ボーカル隊はずっと埋もれないのでめちゃくちゃ心地よいです。
他にもYOASOBIのアイドルとか、Perfumeも全般よかったですけど、NewJeansが一番相性よかった。
トーンをあげすぎないボーカルとか、R&Bやハウス調の楽曲がSoundocore Liberty 4NCとマッチするんでしょうね。
Soundocore Liberty 4と比べると?
ちなみにSoundocore LIberty 4の評価はこんな感じです。
4.1
高音
3.9
中音
4.1
低音
得意なジャンル
- ロック
- ポップス
Soundcore LIberty 4 NCより明らかに解像度は高くクリアで、高域から低域まで歯切れ良くスカッと鳴らしてくれますね。
普段聴いている「ずっと真夜中でいいのに。」とか「Eve」とか、音数が多くてスピード感のあるポップスは、通常のSoundcore Liberty 4の方が相性が良く感じましたね。
ただ、Ankerらしいドンシャリ感があるので、高域の刺さり感が苦手な人はイコライザーである程度、調整してあげたほうが良いかな?とは思いました。
僕も刺さり感のある音は苦手なので、HearIDで自動調整しつつ好み音に仕上げて、さらにそこからカスタムHearIDをかけあわせています。
波形的に中低域を膨らませて、高域帯は抑えていますね。
どっちが良いかは好み次第でもあるかもしれませんが、実力的にはやはり二つのダイナミックドライバーを搭載した通常のSoundcore LIberty 4の方が上ですね。
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ノイズキャンセリング比較|Anker史上最高は伊達じゃない
Anker Soundcore LIberty 4 NC のノイズキャンセリング性能ですが、これはAnker史上最高で間違いないですね!
やっぱり「Anker史上」と謙遜しつつ、ノイズキャンセリングの強さを主張してくるあたり好感を持てる。
他のAnker製品と比べても明らかにノイズキャンセリングレベルが高く、1万円台前半で比較すれば最強クラスの遮音性を誇りますね。
遮音レベルでいえば、初代AirPods Proくらいでしょうかね。価格を考えればかなりの遮音性の高さ。
2万円相当のイヤホンくらいのレベルはあると思います。
しかも風切り音にも強く、エアコンとかキーボードのタイピング音といった高域帯に対する遮音性もなかなかに高め。
ホワイトノイズも少なくて、不快感の少ないノイズキャンセリングを提供してくれますね。
Soundcore LIberty 4と比べると
Soundcore Liberty 4と比べても、Soundcore LIberty 4 NCの方が明らかに遮音性は高いですね。
Liberty 4はアプリで手動でノイズキャンセリングレベルを「強」にして、さらにノイズキャンセリングをパーソナライズすれば、なかなかに遮音性はアップします。
ただ、キーボードをタイピングする音や空調音はSoundcore LIberty 4の場合、耳に入ってきやすい印象がありますね。
高域に対する遮音性がNCと比べると少し弱いみたいです。
ノイズキャンセリングレベルだけにこだわるなら、Soundcore LIberty 4 NCの方がおすすめですね。
ノイズキャンセリング | |
Soundcore Liberty 4 NC | (4.4) |
Soundcore Liberty 4 | (4.3) |
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【最強はこれ!】ノイズキャンセリング対応完全ワイヤレスイヤホンおすすめランキングTOP10
外音取り込み|イマイチ
Anker Soundcore LIberty 4 NC の外音取り込み性能ですが、これはイマイチですね。
外音取り込み機能をONにしても、相手や自分の声があきらかにこもったような感覚があって、音楽を止めた状態でも会話がしにくいような印象を受けます。
ギリギリ実用レベルではありますが、イヤホンをつけながらBGM感覚で小音楽を聴いていると、相手に話しかけられても何を喋っているかわからないことが多いです。
Soundcore LIberty 4の実力は?
Soundcore LIberty 4の外音取り込み機能はもう少し優秀で、少しこもった感じはありますが、まだ聞こえやすいです。
音楽を止めていれば、相手が何を喋ったのか、NCと比べるとまだ把握しやすいです。
ただ、Soundcore Liberty 4の方が高周波のノイズ感や刺さりが多くて、空調音が大きめのホワイトノイズのように聞こえてしまいます。
どちらを使ったとしても、少し不快な感じは残りますね。
Ankerは外音取り込み機能がどうしても苦手。
外音取り込み | |
Soundcore Liberty 4 NC | (3.5) |
Soundcore Liberty 4 | (3.8) |
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操作性|これはLiberty 4の方が好きかな
Anker Soundcore LIberty 4 NC の操作性はとくに不満なくといったところですかね。
操作はタッチパネルで行います。
操作方法一覧は次のとおりです。
項目 | 操作方法(デフォルト) |
---|---|
再生/停止 | L or R側を1回タップ |
曲送り | R側を2回タップ |
曲戻し | L側を2回タップ |
音量を上げる | アプリで割り当て可能 |
音量を下げる | アプリで割り当て可能 |
電話を受ける | 着信中にL or R側を2回タップ |
着信拒否 | 着信中にL or R側を長押し |
通話終了 | 通話中にL or R側を長押し |
外音モードの切り替え | L or R側を長押し |
音声アシスタント | アプリで割り当て可能 |
ペアリングモードへの移行 | 充電ケースのボタンを長押し |
アプリでもL/Rに対して、1〜3回のボタン+長押しに対して操作を割り振れるので、自由度は高めです。
もちろん外音モード切り替え時に「ノイズ キャンセリングオフ」を飛ばす項目もあります。
Soundocore LIberty 4と操作性を比べると
Soundcore LIberty 4の場合、AirPods Proのように感圧センサーをスティック部分に備えているので、つまむだけで操作ができます。
イヤホンの背面を直接叩く必要がないので、耳に振動音も伝わらないですし、タップによって耳の装着位置がズレることもないですし、快適に操作できるんですよね。
ただ、Soundcore LIberty 4はなぜか「長押し」に対してボタンを割り振れないのが残念。
個人的には左の長押しに外音モードの切り替えを割り当てたいんだけど、できないから1回クリックで切り替えられるように設定しています。
操作性は感圧センサーのおかげで、Soundcore LIberty 4の方が上かな〜とは思いました。
アプリについて
ここでは、Anker Soundcore LIberty 4とSoundcore LIberty 4 NC、それぞれアプリでできることをまとめてみました。
アプリでできることは次のとおりです。
アプリ | Soundocre LIberty 4 NC | Soundcore LIberty 4 |
---|---|---|
外音モードの切り替え | ◯ | ◯ |
ノイズキャンセリング設定 | 自動でモード切り替え 移動検知 手動設定モード(5段階調整) 移動モード | 自動でモード切り替え 手動設定モード(3段階調整) ノイズキャンセリング最適化 |
外音取り込み | 全ての外音 音声フォーカス | 全ての外音 音声フォーカス |
サウンドエフェクト | HearIDサウンド カスタムHearID プリセットイコライザ カスタムEQ | HearIDサウンド カスタムHearID プリセットイコライザ カスタムEQ |
音量制限設定 | ◯ | × |
3Dオーディオ | ON/OFFのみ | 音楽モード ムービーモード ヘッドトラッキング |
操作コントロール | 1回押すの変更 2回押すの変更 3回押すの変更 長押しの変更 | 1回押すの変更 2回押すの変更 3回押すの変更 |
ヘルスモニタリング | × | ◯ |
ゲームモード | ◯ | × |
風切り音の低減 | ◯ | ◯ |
装着テスト | ◯ | ◯ |
装着検出 | ◯ | ◯ |
マルチポイントの設定 | ◯ | ◯ |
自動電源オフ | ◯ | ◯ |
イヤホンを探す | ◯ | ◯ |
操作項目は大体同じですが、異なる点は「ノイズキャンセリング設定」「3Dオーディオ」「ゲームモード」「ヘルスモニタリング」といったところでしょうか。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングはSoundcore Liberty 4 NCの場合、自動でモードの切り替えだけでなく、移動を検知して環境に合わせたノイズキャンセリングの設定ができたり、手動でも5段階のノイズキャンセリング設定ができたりします。
また移動モードというものも追加されていて、飛行機や電車、バスといった移動手段に対して手動で最適なノイズキャンセリングを設定できたりします。
まあ、ここは自動でOKだと思いますけどね。
Soundcore Liberty 4 は手動で3段階しか設定できません。
ただ、Liberty 4にはノイズキャンセリングのパーソナライズの機能があって、自分の耳や環境に応じて最適なノイズキャンセリングを設定してくれる機能があります。
まあパーソナライズをしても、ノイズキャンセリングレベルはSoundcore LIberty 4 NCの方が強いですけどね。
3Dオーディオ
3Dオーディオは大きな違いがあります。
Soundcore Liberty 4 NCの場合、3DオーディオはON・OFFの切り替えのみとなっています。
ONにしてみると、映画とかアニメをみてみたらなかなか臨場感があって楽しいですよ。
Soundocre LIberty 4の場合、さらにそこから「音楽モード」と「ムービーモード」、そして「ヘッドトラッキングのON・OFF」の切り替えができます。
ヘッドトラッキングとムービーモードのおかげで、映画館で見ているような臨場感に近い印象を受けましたね。
臨場感と音の質自体はNCより上でした。
このムービーモードはかなり優秀なので、映画とかアニメ好きの人には、Soundcore LIberty 4をおすすめしたい。
ゲームモード
Soundocre LIberty 4 NCには、通常のSoundcore Liberty 4にはないゲームモードも備わっています。
FPSをしてもズレが気になりにくくなりますので、ワイヤレスでもそれなりに快適にゲームをできるようになります。
ただ、音ゲーだとタイミングは合わせにくい印象でした。
普段ゲームもするという方であれば、Soundcore LIberty 4 NCの方がおすすめです。
なんでSoundcore LIberty 4にはゲームモードを追加しないのだろうか。
ヘルスモニタリング
Soundcore Liberty 4 にはあって、NCにはない機能として「ヘルスモニタリング」があります。
これは装着しているユーザーの運動時間とか消費カロリー、心拍数、ストレス度合い、姿勢の状態をモニタリングしてくれる機能です。
けっこうすごい機能だとは思うんですけど、ぶっちゃけ使っていません。
Soundcore Liberty 4しか使っていない方で、普段運動している方であれば使えると思うんですけど、いろんなイヤホンを使っているし運動もしないのでボク自身はありがたみを感じられません……。
ここは愛用している人のレビューの方が参考になるかも。
個人的にはあってもなくてもどっちでもいいかなー。
マルチポイントについて
マルチポイントはSoundocre LIberty 4、そしてSoundcore LIberty 4 NCどちらも対応しています。
スマホとパソコン、スマホとタブレットなど、2台同時接続してシームレスに接続先のデバイスを切り替えられます。
ただ、どちらの機種もLDACとマルチポイントの併用ができないんですよね……。
LDACが併用できれば、iPhoneとLDAC対応デバイス両方に接続して、音楽を高音質で聴きたい時はLDAC対応デバイスで、普段使いではiPhoneに繋いで、みたいなことができるのに……。
最近ではSONYもTechnicsもLDACとマルチポイントの併用に対応してきているので、Ankerさんも続いて欲しいところです。
通話品質|ノイズが入りにくい
Anker Soundcore LIberty 4 NCの通話品質ですが、価格を考えればとても優秀だと思います。
マイク音声も実際に録音してみました。以下の音声をよければチェックしてみてくださいね!
Soundcore Liberty 4 NC
Soundcore Liberty 4
どちらも雑音を流した状態でもバックのノイズが入りにくく、音声もそれなりにクリアに届けてくれます。
マイク性能に関してはどちらを選んだとしても、実用的なレベルだと思ってください。
マルチポイントも備わっているので、会社のパソコンとかスマホとかとも使い分けしやすいですしね。
装着感 | |
Soundcore Liberty 4 NC | (4.7) |
Soundcore Liberty 4 | (4.7) |
こちらも参考にしてくださいね
まとめ
Anker Soundcore LIberty 4 NC をまとめると以下のとおりです。
商品名 | Soundcore Liberty 4 NC | Soundcore Liberty 4 |
音質 | review_stars 3.5](3.9) | (4.0) |
ノイズ キャンセリング | (4.4) | (4.3) |
外音取り込み | (3.5) | (3.8) |
マイク性能 | (4.5) | (4.5) |
利便性 | (4.7) | (4.8) |
総合評価 | (4.7) | (4.8) |
良かった点 | Ankerにしては音のバランスが良い 軽快かつ密閉感の高い装着感 アプリのカスタマイズ性が高い 同価格帯ではトップクラスの遮音性 マルチポイントが神 ワイヤレス充電にも対応 ゲームモード対応 再生時間が最大50時間と超長い | Ankerにしては音質が良い 3Dオーディオの臨場感が素晴らしい 軽快かつ密閉感の高い装着感 感圧センサー搭載で操作性良好 アプリのカスタマイズ性が高い 同価格帯でもなかなかのノイキャン性能 マルチポイントが神 |
イマイチな点 | 外音取り込み機能はこもり気味 マルチポイントとLDACの併用が不可 | ゲームモードが備わっていない ボタンの長押し操作が割り振れない マルチポイントとLDACの併用が不可 |
価格 | 12,990円 | 14,990円 |
それぞれこんな人におすすめ
- 予算1万円ほどでワイヤレスイヤホンを探している
- ノイズキャンセリング性能を一番重視したい
- 音質や外音取り込み機能はある程度でいい
- ゲームをすることもある
※タブで切り替えができます
僕がどちらか一つを買うとすれば、両方経験した上で「Soundcore Liberty 4」ですかね。
理由は次の3つで
- 音質や外音取り込み機能が優秀
- 3Dオーディオが優秀
- デザインやケースの開け方が好み
Soundcore LIberty 4NCの方が2000円ほど安いですし、ノイズキャンセリング性能も強いですが、個人的には外音取り込み機能にもこだわりたい派です。
音質もイコライザーでいじってあげれば、Soundcore Liberty 4の方がポテンシャルは高いですし、3DオーディオもLiberty 4の方が優秀なんですよね。
最終決め手となったのはデザイン。
上にスライドして開ける様がスタイリッシュですし、本体も少しマットで高級感があってかっこいいんですよね。ぶっちゃけデザインの影響は大きいです。
ただ、Soundcore Liberty 4 NCの方がコスパという意味では高いと思いますし、ノイズキャンセリングは1万円台前半だったら最強だと思いますよ。
まあ、どちらも良い製品なのでどちらを選んでも用途が合えば後悔はないと思います。
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コメント
コメント一覧 (1件)
NCの方ですが、市販の俗にいう汎用イヤーチップを装着できます。
ちょっとコツが要りますが、突起の片側に引っ掛けて、伸ばしながら押し込むと問題なく装着できます。
私は個人的に、シリコンチップを長時間付けていると痒くなるので(汗が多い・・・)ウレタンの物に変えています。
アマゾンの6個600円ほどのウレタンチップを装着しましたが装着テストも問題なくクリアしました。