こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
2021年に個人的完全ワイヤレスイヤホンランキング1位として紹介した「EAH-AZ60」の発売から約2年。
ついに、テクニクスの最新ワイヤレスイヤホンがついに登場しました!
それが今回紹介する「EAH-AZ80」です。
今回のモデルは「EAH-AZ60」を音質・ノイズキャンセリング・外音取り込み・マイク性能をパワーアップさせて、さらに前作の弱点も全て克服しているようです。
さらにすごいのがマルチポイント! なんと業界初「3台同時接続」に対応しました。
ホント発売をずっと待ってた! もう試すのが楽しみ楽しみで仕方ないです!
ということで今回は、EAH-AZ80を先行レビューということでテクニクスさんから提供いただきました。
良かった点や気になる点まで余すことなく紹介したいと思います。ぜひ最後までご覧くださいませ!
▼動画版はこちら▼
EAH-AZ80、AZ60MK2、AZ60を比較すると?
今回はEAH-AZ80のみを提供いただいたんですけど、実はEAH-AZ60M2というマイナーチェンジモデルも同時発売される予定です。
まず、EAH-AZ80、AZ60MK2との違いとか、前作のEAH-AZ60の比較を見ていきましょう。
製品名 | EAH-AZ80 | EAH-AZ60M2 | EAH-AZ60 |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 | 5,2 |
ドライバー | 10mm アルミニウム振動板 | 8mmバイオセルロース振動板 | 8mmバイオセルロース振動板 |
音響技術 | アコースティックコントロールチャンバー + ハーモナイザー ダイレクトモード | アコースティックコントロールチャンバー + ハーモナイザー ダイレクトモード | アコースティックコントロールチャンバー + ハーモナイザー |
コーデック | SBC,AAC,LDAC | SBC,AAC,LDAC | SBC,AAC,LDAC |
再生時間 ※ANC ON時 | 本体:7時間 ケース込:24時間 | 本体:7時間 ケース込:24時間 | 本体:7時間 ケース込:24時間 |
通話時間 | 4.5時間 | 4.5時間 | 4.5時間 |
充電端子 | Type C Qi(ワイヤレス充電) | Type C Qi(ワイヤレス充電) | Type C |
防水 | IPX4 | IPX4 | IPX4 |
自動装着検出 | ◯ | ◯ | × |
ノイズキャンセリング | デュアルハイブリッドノイズキャンセリング (AZ60より中高域の遮音性UP) | デュアルハイブリッドノイズキャンセリング | デュアルハイブリッドノイズキャンセリング |
外音取り込み | トランスペアレント / アテンション フィードフォワードマイク性脳向上 フィルタ性能向上 | トランスペアレント / アテンション フィルタ性能向上 | トランスペアレント / アテンション |
マイク | MEMSマイク×8 JustMyVoice™ 発話検知マイクの進化 発話音声解析アルゴリズム改善 | MEMSマイク×8 JustMyVoice™ 発話音声解析アルゴリズム改善 | MEMSマイク×8 JustMyVoice™ |
マルチポイント | 3台 | 3台 | 2台 |
価格(税込) ※当メディア調べ | 36,630円 | 27,720円 | 25,255円 |
簡単にまとめると、EAH-AZ60M2の欠点であった「ワイヤレス充電」「自動装着検出」がついて、「外音取り込み機能」や「マイク性能」「マルチポイント」をさらにパワーアップさせた感じですかね。
EAH-AZ80は、EAH-AZ60M2よりもさらに「音質」「装着感」「ノイズキャンセリング性能」「外音取り込み機能」「通話の風ノイズ低減力」を強化したものとなっています。
Technics EAH-AZ80 外観・付属品
ということで実際に開封していきましょう。
パッケージ
パッケージは小型でシンプルなデザイン。今回はシルバーをお送りいただいています。
開封してみるとこんな感じ。
付属品
- イヤーピースが7ペア
- USB Type Cケーブル
- マニュアル
イヤーピースがかなり種類が豊富で、軸が浅いものから長いもの、傘が広いものまで豊富に入っていますね。
前作も他社のイヤーピースには変えずに純正で使ってたんですよね。また時間があればおすすめのイヤーピースも見つけてみようと思います。
とりあえずコレイルは使えました。
充電ケース・本体
充電ケースは、シルバーにTechnicsのゴールドロゴが入った高級感のあるデザインになっていますね。
他にもブラックカラーも用意されていますが、前作のガンメタルグレーよりもかなり黒寄りになっているっぽいです。
ヘアライン加工が施されていて、前作のEAH-AZ60よりも高級感が増しています。美しい!
横のサイズはほぼ変わりなし。
側面なにもなし。
充電端子はUSB-C。
そして、ついにワイヤレス充電に対応しました! これが前作の大きな欠点だったんで、対応してくれたことが超うれしいです!
ワイヤレス充電を一度使い出すと「充電しているつもりがないのに、いつも満充電になってる!」のような感覚で使えるので本当に便利ですよ。
ちなみに初心者の方にはAnkerのワイヤレス充電器がとりあえずおすすめです。安い割に品質も良く、問題なく充電ができますよ!
充電ケースを開けるとこんな感じ。
地味な改善ポイントですが、両モデルとも充電ケース開封後の真ん中にLEDが追加されています。これでイヤホン収納時にキチンと充電されているかどうかがわかるようになりました。
本体も充電ケースからけっこう飛び出しているので、とても取り出しやすいですね。
イヤホン本体はこちら。ハウジングも金属系の素材が使われていますね。
EAH-AZ80は「コンチャフィット形状」という、さらにフィット感と快適性を高めた形状に進化しているとのことです。
側面から見ると、形状が両モデルで大きく異なるのがわかると思います。
前作でも装着感はかなりよかったので、これも期待できそうです。
内側はこんな感じ
ノズルは少しだけ先端の縁の部分が太くなっていますね。
イヤホンの収納部はかなり深くなっていて、コレイルでも問題なく装着できました。
最後に重さですが、総重量は60g、本体片耳の重量は6.2gです。
ノイズキャンセリング搭載イヤホンとしては平均的な重さです。
Technics EAH-AZ80 レビュー
音質|前作からの正当進化
Technics EAH-AZ80の音質ですが、前作の傾向はそのままに全体的にけっこうパワーアップしていますね。
音質だけでみると価格相応の実力ではありますが、機能性がこれだけ高いのに、この音質の良さは素晴らしいですね。音質だけで言えば、TOP5には入ってるかな〜とは思います。
Technics EAH-AZ80の音の特長は次のとおりです。
4.8
高音
4.8
中音
4.9
低音
- 高音:EAH-AZ60の豊潤で響きの良い高音はそのままに、さらに伸びが良くなり、解像度も高くなった印象。ストリングスの音のピーク感やザラつきがなくなった感覚がありますね。高域のレスポンスも良くなり、ハイハットなどの細かな音も耳で追いやすくなったように感じます。
- 中音:こちらも前作同様に艶っぽくてしっとりとした余韻たっぷりの中音ですが、さらにボーカルの表現力や密度感が増したような感覚。ボーカル帯と同帯域の音の分離感も向上しています。
- 低音:前作の豊かで広がりのある低音はそのままに、より深みと迫力のある低音が出るようになりました。解像度感も上がっていますね。前作はレスポンスが悪くて、ロックやEDMのBPMの早い楽曲は苦手でしたが、今作は低音のレスポンスがかなり改善されて、あらゆるジャンルに対応しやすくなりました。
- 音場:かなりの広さで、前作よりもさらに広大になっていますね。抜け感の良い広さではなく、ホールのように余韻感のある広さという印象。
- 傾向:金物系の音の響きが美しい余韻たっぷりのしっとりサウンド。前作よりも「広く」「粒立ちがよく」「レンジが広く」「レスポンスが良く」なったような感じです。無敵。
得意なジャンル
- ポップス
- バラード
- R&B
- ソウル
男性ボーカルがめちゃくちゃ得意で、「Vaundy」「藤井風」「星野風」「エドシーラン」がとくに相性が良く感じましたね。
あとは「宇多田ヒカル」や「MISIA」などのソウルテイストのポップスも得意ですね。
ロックは得意ではないですが、前作の苦手から克服したような感じですね。
さすがにEAH-TZ700と同じクオリティは出せませんが、相当なパワーアップですよ!
音質だけで言えば、他社のワイヤレスイヤホンの方が良いものはありますが、EAH-AZ80も相当上位です。
10万クラスの有線イヤホンを毎日のように使っている人でも、十分満足できる音質を持ち合わせていると思いますよ。
僕はもともとEAH-AZ60の音は好みなので、AZ80の音もとても気に入りました。
装着感|前作よりホールド力は上がっている
ゴツい見た目に反して装着感はめちゃくちゃ良いですね。
実際に装着してみるとこんな感じ。見た目が高級感があって美しい!
前から見てもそこまで飛び出していないですね。
驚いたのが、その圧迫感の少なさ。
EAH-AZ60は装着した瞬間にピッタリとフィットしている感があったのですが、EAH-AZ80は逆にないんですよ。
はじめは「あれ、今ちゃんとフィットしてる?」みたいな感覚になります。ただ、ちゃんと密閉されているし、頭を振っても全然落ちる気しないんですよね。
あれです、本体が耳の形に沿いすぎて、はじめは耳への圧迫感が全然ないんですよ。これがコンチャフィット形状というやつですね。ジョギングをしても全く落ちる気がしなかったのは驚きました。
はじめは2〜3時間くらいで痛くなってましたが、イヤーピースを適切なサイズに合わせてあげるとガチで5時間くらい装着しっぱなしでも痛くなりませんでした。これはすごい。
人によっては圧迫感があるかもしれませんが、僕は全く不満なしです。
装着感 | (4.9) |
以下の記事では、おすすめのイヤーピースも紹介しています。
ノイズキャンセリング|全イヤホン中TOP3には入る※2023年5月現在
次にノイズキャンセリング性能ですが、2023年月時点では全ノイズキャンセリングイヤホン中、TOP3には入る遮音性の高さですね。こちらも前作よりパワーアップしています。
ノイズ抑制力はとても高いです。
しかも圧迫感がない自然なノイズキャンセリングなんですよ。軽快な装着感も相まって、ただただ世界から周りの音が消えたかのようにナチュラルに遮音してくれます。
風切り音も少なくて、駅のホームとかで使っても全然耳に風切り音が入らないですね! ドライヤーを直接当ててみても、「ボボボボ」みたいな音もそこまでうるさく入らないです。
ノイズキャンセリングの遮音性は1位ではないです、2位か3位です。1位のイヤホンの遮音性が強すぎます。
ただ、音質とか機能性はEAH-AZ80の方が上です。
ノイズキャンセリング | (4.8) |
こちらも参考にしてくださいね
【最強はこれ!】ノイズキャンセリング対応完全ワイヤレスイヤホンおすすめランキングTOP10
外音取り込み|レベルアップしすぎだろ
外音取り込み機能は、前作のEAH-AZ60はこもった感じで、わりと弱点だったんですけど、EAH-AZ80は「急にどうした?」ってなるくらい外音取り込み性能がアップしていました。
予選落ちの弱小だった高校が、2年でいきなり甲子園の準決勝まできたような感じです。
外音の取り込み方が、「明らかにマイクで拾っているような感覚」みたいなのがなくて、ずっと耳に装着している状態でも違和感がないレベルで、めちゃくちゃ自然なんですよね。
ほぼ耳で聞いている感覚に近い状態で、ほんの少しだけ遮音されているような感じです。
風切り音も入りにくいですし、ホワイトノイズも少ないですし、耳の痛みさえしなければ着けっぱなしで24時間生活送れる自信ありますよ。
あと、外音取り込み時に大きな音が入ると、自動的にノイズキャンセリングのように遮音性を高めてくれる機能も備わっているみたいです。
外音取り込み時にドライヤーを直接かけてみたら、強烈な風切り音が入った後にドライヤーの音が徐々に小さくなっていきましたね。
ただ、デフォルトで外音取り込みレベルが80になってしまっているんですけど、これだとちょっとこもっている感じがあるので、アプリで100にしてあげた方がいいです。これでもマイク感もなく自然に収音してくれます。
量販店とかe☆イヤホンで試聴する際は、アプリで外音取り込みレベルを100に設定しておくことをおすすめします。
というかこの動画を見ている量販店のスタッフさんとかいれば、あらかじめアプリで100にしておいて欲しいです!
外音取り込み | (4.8) |
こちらも参考にしてくださいね
操作性|物理ボタンかのような自然さ
操作性も良好です。
タッチセンサーではありますが、誤反応がしにくく、物理ボタンかのように自然に操作ができます。
操作方法一覧は次のとおりです。
項目 | 操作方法(デフォルト) |
---|---|
再生/停止 | L or R側を1回タップ |
曲送り | R側を3回タップ |
曲戻し | R側を2回タップ |
音量を上げる | L側を3回タップ |
音量を下げる | L側を2回タップ |
電話を受ける | 着信中にL or R側を1回タップ |
着信拒否 | 着信中にL or R側を長押し |
通話終了 | 通話中にL or R側を長押し |
通話音量を下げる | 通話中にL側を2回タップ |
通話音量を上げる | 通話中にL側を3回タップ |
相手からのノイズレベル切り替え | 通話中にR側を3回タップ |
外音取り込みモードの切り替え | R側を長押し |
音声アシスタント | L側を長押し |
ペアリングモードへの移行 | イヤホンL or R側を長押し |
もちろんボタンごとに操作方法の変更も可能ですし、
「ノイズキャンセリングモードのオフをオフ」にする機能もあります。
ただ、個人的に慣れないのは「音量の調整」ですかね。
音量調整を長押しに割り当てて、断続的に音量の上げ下げができればよかったんですけど、長押しには音量は割り振れないみたいなんですよね。
最近はボタンを押しっぱなしで音量調整できるものとか、スワイプ操作だけで音量調整ができるものが多くなってきたので、欲をいえばその辺りも対応して欲しかったですね。
ただ、操作性に関しては特に不満なしって感じです。
アプリについて
続いてアプリについてですが、めちゃくちゃ色々な設定ができます。
できることは大きく分けると次の4つです。
- ホーム画面の確認
- 外音コントロール
- サウンドモードの設定
- その他設定
ホーム画面
ホーム画面では「バッテリー残量の確認」や、「ノイズキャンセリング」「サウンドモード」「ヘッドホンを探す」「JustMyVoiceの確認」に直接アクセスできるようになっています。
JustMyVoice
JustMyVoiceはONにすることで、通話中に周りの雑音をかき消してくれるようになります。
実際にどれくらい消えているか、アプリ内で録音した音声を聴くこともできます。
これは基本ONでいいかと思います。
外音コントロール
外音コントロールでは、ノイズキャンセリングとアンビエント(外音取り込み)の量感を0~100まで細かく設定できます。オフにもできますよ。
ノイズキャンセリングは初回設定時のみ、「ノイズキャンセリングの最適化」の設定がありまして、この縦のバーを自分で調整することで、自分の環境にとって一番最適なノイズキャンセリングを調整することができます。
僕の環境では、バーを一番下に下げた方が、遮音効果が一番高く感じましたね。
アンビエントモードでは、
- トランスペアレント
→音楽は一時停止せずに周りの音を集音するモード - アテンション
→音楽を一時停止させて、周りの音を集音するモード
この2種類が備わっています。
僕はBGM感覚で音楽を聴いたり、動画を見ながら家族と会話をすることも多いので、トランスペアレントモードにしています。
サウンドモード
サウンドモードでは、次の7つの項目から設定ができます。
- ダイレクト
→EQを通さずに伝えるフラットモード - バスエンハンサー
→低音をやや強調 - バスエンハンサー+
→低音をかなり強調 - クリアボイス
→ボーカルを強調 - トレブル+
→高音を強調 - ダイナミック
→低音と高音を強調 - カスタム
→5バンドに対して±10dBの独自設定が可能
僕は元のチューニングでも気に入っているので、基本ダイレクトモードで使っています。
ただ、どのイコライザー設定にしても、音が破綻せずに自然に傾向を変えてくれるので、あえて変えるもありだと思います。
ヒップホップを聴いているときに「バスエンハンサー+」にしたら、中高域をマスクせずに低域の迫力がめっちゃ増えたので、良い感じでしたよ、
設定→はじめに
「設定」ではできることがめちゃくちゃあります。
まず「はじめに」の項目では次の設定ができます。
- 音声ガイダンスの言語
→言語の設定 - 音声ガイダンスのカスタマイズ
→通知音の音量や、モード切り替え時のアナウンスを「音声」か「通知音」か選べる
→デバイスに接続したときに「接続しました」か「通知音」か「スマートフォン」「パソコン」と、デバイス名アナウンスしてくれる機能もある
すごいけど、なぜ「タブレット」を入れなかった
設定→接続
「接続」の項目では次の項目が設定可能です。
- 接続モード
→音質優先・・・LDAC,AAC、SBCから自動で選択される
→ヘッドホンのLDAC・・・LDACが使えるようになる(対応スマホは必要)
→接続優先・・・ SBCに固定
初期設定だとLDACがOFFになっているので、対応スマホを持っている場合はONにしておきましょう - マルチポイント
→1台・・・LDAC使用時はこの設定のほうが安定しやすい
→2台・・・LDACでも接続できるが、接続が安定しにくいことも
→3台・・・LDACは使用できなくなる。
3台接続ができるのは一番の魅力ですが、LDACが使えないと音質面で最大限に活かせなくなるので、僕は2台にしています。 - 音途切れや遅延の抑制
→自動・・・音途切れを抑制するように自動で調整
→音の途切れをより抑える・・・音途切れを減らしますが、映像と音声のズレは大きくなる
→音の遅延をより抑える・・・映像と音声のズレを減らすが、音途切れが発生しやすくなることがある
設定→操作/音
「操作/音」の項目では次の項目が設定可能です。
- タッチセンサーのカスタマイズ
→こちらは「操作方法」で伝えた通り - 外音コントロールの操作設定
→こちらも「操作方法」で伝えた通り - アンビエントモードの設定
→外音コントロールで伝えた通り - ノイズキャンセリングの最適化
→外音コントロールで伝えた通り - 通話相手からのノイズを抑える
→相手から聞こえる風切り音などの環境音を抑えて聞こえやすくする機能 - 音声アシスタント
→「Amazon Alexa」「スマートフォンの音声アシスタント」「オフ」の3つから選べる
Alexaヘビーユーザーにはありがたい
と、まあできることはこんなところです。設定できる項目が多くてありがたいですね!
さすがテクニクス、ソフト周りはめっちゃ強いです。
また日本の企業ということもあって、項目に怪しい日本語や英語のままになっているものがなくて、説明がすべてわかりやすいですね。
通話品質|前作と大きくは変わらない?
Technics EAH-AZ80のマイク音声ですが、僕が試した環境ではEAH-AZ60とそんな変わらないような気がしましたね。
マイク音声も実際に録音してみました。JustMyVoiceも「ON」「OFF」でそれぞれ録音してみましたので、EAH-AZ60と聴き比べてみてください。
EAH-AZ80 JustMyVoiceオン
EAH-AZ80 JustMyVoiceオフ
EAH-AZ60 JustMyVoiceオン
EAH-AZ60 JustMyVoiceオフ
たしかにノイズには強いような感じではありますね。
ただ、EAH-AZ60からかなり優秀なので、評価自体は高いです。
通話品質 | (4.6) |
こちらも参考にしてくださいね
音の遅延|設定次第
Technics EAH-AZ80の映像と音声のズレですが、AAC接続だとほとんど気にならないですね。
マルチポイント接続でiPadでYouTubeやアニメを見ることも多いのですが、そこでは違和感は全くなかったです。
ただ、Xperia 5ⅣでLDACで接続で「アプリで遅延の抑制を自動」にしていると、たまに大きくずれたり、ズレが少なくなったりと安定しない感じでしたね。
「音の遅延を抑える」にすれば、LDACでも遅延なく視聴できますね。家の中で視聴するくらいであれば音途切れはありませんでした。
音ゲーをするとちょっとズレるので、ゲーム用という感じでもないですね、あくまで動画くらいであれば問題なしって感じです。
遅延の少なさ | (4.3) |
Technics EAH-AZ80 まとめ
Technics EAH-AZ80をまとめると以下のとおりです。
総合評価
5/5
- 機能性重視としてはトップクラスのサウンド
- 高解像度かつ響きが美しい音作り
- ノイズキャンセリングもかなりの高さ
- 耳に何もつけていないかのような外音取り込み性能
- ホールド力が高くそれでいて自然な装着感
- ノイズを取り入れないマイク性能
- ワイヤレス充電に対応
- マルチポイントに最大3台対応
- 長押しで音量操作をしたい
- 欲を言えばマルチポイント3台使いつつLDACも使いたい
4.8
高音
4.8
中音
4.8
低音
4.8
装着感
4.7
ノイズキャンセリング
4.8
外音取り込み
4.6
マイク性能
4.9
利便性
Bluetooth | 5.3 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 本体7時間/ ケース込み24時間 |
コーデック | SBC,AAC,LDAC | 充電時間 | 本体;2時間 ケース:2.5時間 15分で70分再生 |
ドライバー | 10mm アルミニウム振動板 | 充電端子 | Type C Qi |
専用アプリ | ◯ | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 6.2g/60g |
外音取り込み | ◯ | 低遅延モード | ◯ |
自動装着検出 | ◯ | 保証 | 1年 |
マルチポイント | ◯ 3台 | 公式サイト | こちら |
Technics EAH-AZ80はこんな人におすすめ
- 2023年5月時点で一番おすすめのワイヤレスイヤホンが欲しい方
- 音質だけではなく機能性も最強クラスのワイヤレスイヤホンが欲しい方
- しっとりとした質感の男性ボーカルや女性ボーカルを好む方
今のところ全ワイヤレスイヤホン中ダントツの実力ですね!
価格・音質・機能性のバランスが良いというか、全てがオールAクラス! 前作の欠点もすべて克服してほぼ弱点なしの完全体になりました!
これが今年No.1でいいんじゃないですかね?
今年発売するとしたら、SONYからですかね。
WF-1000XM5と一騎討ちになると思うので、発売を待つのも良いと思いますし、先に予約しておくのもありだと思います。けど、相当な完成度にしないとEAH-AZ80を超えることはできないですよ。
僕としては現時点ではEAH-AZ80がNo.1です。
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