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【ノイキャンも搭載!?】耳を塞がないイヤホンの決定版!Oladance OWS Pro レビュー

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

昨年発売して大ヒットした「Oladance Wearable Stereo」の発売から約1年。

ついにフラグシップモデルである「Oladance OWS Pro」が発売しました!

前作と比べて音質・機能性・ポータブル性などさまざまな点ブラッシュアップされつつ、マルチポイントなど新たな機能も追加された製品となっています。

今回はこちらのoladance OWS Proをメーカー様より提供いただいたので、実機を使ってレビューしていきます。

製品提供:Oladance

総合評価

4.8/5

OWS Pro

  • オープン型最高クラスの音質
  • 長時間着けていても耳が痛くなりにくい
  • 感圧センサーで誤操作が起きない
  • 再生時間が超長い
  • マルチポイント対応
  • 集中モードがそれなりに実用的
  • スポーツ用途だと装着感の安定性に欠ける
  • ワイヤレス充電に非対応
  • 価格がとにかく高い
  • 集中モードの動作が今のところ不安定

4.3

高音

4.3

中音

4.4

低音

4.5

装着感

ノイズキャンセリング

外音取り込み

4.5

マイク性能

4.8

利便性

Bluetooth5.3最大再生時間
※ANC ON時
本体16時間/
ケース込み58時間
コーデックSBC,AAC(スペック上は表記なし)充電時間15分充電するだけで6時間再生
ドライバー23mm×10mm
ダイナミックドライバー
充電端子Type C
専用アプリ防水IPX4
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
13.8g/102.3g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証1年
マルチポイント公式サイトこちら

▼動画版はこちら▼

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

Oladance OWS Proの特徴とウェアラブルステレオとの違い

まずOladance OWS Proの特徴ですが、一言で伝えるのは難しいのですが、オープン型ワイヤレスイヤホンとして欲しい機能をすべて詰め込んだ製品って感じでしょうか。

おもな特徴を前作のWearable Stereoと比較しながら見ていきましょう。

スペックOladance Wearable StereoOladance OWS Pro
カラーブルー、ホワイト、オレンジ、シルバーブラック、ホワイト、シルバー、ピンク、グリーン
Bluetoothバージョン5.25.3
コーデックSBCSBC、AAC(スペック上は表記なし)
再生時間本体:16時間
ケース:充電機能なし
※充電ケースは別売り(94.4時間対応)
本体:16時間
ケース込み:58時間
急速充電15分充電するだけで6時間で再生時間を確保
デザイン耳掛けタイプメビウスリングのデザインを取り入れた耳掛けタイプ
ドライバー16.5mmダイナミックドライバー23mm×10mmダイナミックドライバー
Virtual Bass 2nd
室内専用集中モード
聴覚保護モード
自動装着検出
マルチポイント
マイク片側2つ、計4つ片側3つ、計6つ
風切り音低減機能がアップグレード
価格26,225円34,800円

フラグシップモデルということもあり、オープン型としては最高値を更新するくらいの価格ですが、その分スペックは最上クラスです。

コーデックはちょっと気になるかなー。まあオープン型はAACくらいまであれば、音の良し悪しは気にならないと思うけど。

あと、個人的にマルチポイント対応がうれしいですね!

オープン型のイヤホンってiPadとか会社のパソコンとか、いろんなデバイスを使うことが多いんで、個人的には必須なんですよね。

Oladance OWS Pro 外観・付属品

それではOladance OWS Proの外観や付属品をチェックしていきましょう。

パッケージ

Oladance OWS Proのパッケージはこちらで、最近流行りのサステナブルな素材でできたやつになっています。

ミシン目に沿って開ける非可逆式のパッケージになっているので、元には戻せません。

この仕様だと、パッケージを開ける前に検証ができないから、レビュアー的にツラい。

開封するとこんな感じ

付属品

付属品一覧
  1. USB Type Cケーブル(なければ削除)
  2. マニュアル

充電ケース・本体

充電ケースは少し大きめではありますが、前作のメガネケースみたいなものと比べるとだいぶ携帯性は高くなりました。

ちなみに前作の充電なしのケースと比べるとこんな感じ。

前作の充電ケース付きだとこんな感じ。

前作の充電機能付きのタイプははめちゃくちゃ厚みがあって持ち運びがしにくかったんですけど、厚みがかなり薄くなってズボンのポケットにも入れやすくなりました。

充電端子はUSB Type C

残念ながらワイヤレス充電には対応していません。

充電ケースは側面からパカっと開く仕様。

取り出しやすさはふつう。

イヤホン本体はこちら。

前作と比べると、かなり「シュッ」としましたね。

上部にはAirPods Proのような感圧センサーが搭載

耳掛け部の内側には電源ボタンも備わっています。

内側はシリコン素材っぽい質感で耳当たりが良さそうな感じ。

ドライバー部が長細くて特殊な形状になっていますね。

最後に重さですが、総重量は102.3g、本体片耳の重量は13.7gです。

前作の重さが総重量87.4g、本体のみで12.9g

充電ケース機能付きのタイプだと総重量147.4gなので超ヘビー。

充電機能付きで比較すれば、かなり軽量になりましたね。

Oladance OWS Pro レビュー

装着感|耳や用途によって相性を選ぶ

Oladance OWS Proの装着感ですが、耳の形やメガネの有無、そして使用用途によっては相性を選ぶと思います。

ただ、前作の装着感よりはかなり改善されていますね。

実際に装着してみるとこんな感じ。

前から見ても飛び出しは少なくて、野暮ったくなりすぎずといったところです。

ちなみに前作はこんな感じです。

装着して一日過ごしてみたのですが、5〜6時間経っても耳が痛くなりませんでした。ちょっと蒸れて痒くなったくらい。

たまに装着していることを忘れるくらいで、屋内BGM感覚で使う分には最高に装着感が良いです!

ただ、個人的にはジョギング用途で使うとちょっと不安定というか、落ちそうで心配になるんですよね。

落ちそうで落ちない状態がずっと続いて不安になります。

あとメガネとマスクを併用して使ってみたんですけど、僕の耳では耳掛け部分がパンクしてアウトでしたね。全然安定しないです。

スポーツ用として使うなら耳掛け部分が可動したり、挟み込みがもう少し強かったらよかったですねー。

スポーツ用というよりは、オフィスや自宅でのBGM用として使うのがベストかな?と思いました。

装着感(4.5)

操作性|感圧センサーで誤動作の心配なし

操作性はかなりいい感じになりましたね。

前作がタッチセンサーだったんですけど、感度がビンビンだったんで、ちょっと触れただけでも反応してしまったてたんですよ。

それが、感圧センサーになったことでAirPods Proのように挟むだけで操作できるようになったので、誤動作の心配がなくなりました。

操作方法一覧は次のとおりです。

項目操作方法(デフォルト)
再生/停止L or R側を1回クリック
曲送りR側を2回クリック
曲戻しL側を2回クリック
音量を上げる感圧センサーを上にスライド
音量を下げる感圧センサーを下にスライド
電話を受ける着信中にL or R側を1回クリック
着信拒否着信中にL or R側を2回クリック
通話終了通話中にL or R側を2回クリック
ミュート通話中に長押し
音声アシスタントL or R側を3回クリック
ペアリングモードへの移行L と R側を2秒間長押し

音量操作もスライドでできる点もポイントが高いですね。

ただ、感圧センサーの位置を直感的に把握するのが難くて、連続クリックも少ししにくいところが気になりましたね。

アプリでも操作方法の変更は可能ですが、L/R一括で操作方法が割り振られるので完全に自由というわけでもないです。

操作方法の変更画面

総じて操作性に関しては前作より改善されてて、不満なく使えるようになっています。

マルチポイントとペアリングについて

マルチポイントについても問題なく動作していますね。

iPhoneとiPadを接続したあと、ケースに一度収納しても2台ともに問題なく接続されます。

電源を切った後も自動的に2台のデバイスに接続されるので、動作も問題なしですね。

ペアリングも感圧センサーを両方とも長押しするだけでできるので、2台目のデバイスへの接続も簡単です。

ただ、ペアリングしている3台目へのデバイスへの切り替えは、毎回ペアリングにしないと切り替えられないみたいです。ここは残念。

たまにペアリングなしでもBluetooth設定から製品名をタップするだけでも切り替えられるものもあるんですけどね。

アプリ|集中モードや聴力保護モードなど

アプリでできることは次のとおりです。

アプリでできること
  • 操作方法の変更
  • 集中モードのON・OFF
  • 聴力保護モード
  • イコライザー設定
  • デバイス名の変更
  • 左右の音量バランスの調整
  • etc……

ユニークな機能だけ、深掘りしていきます。

集中モードについて

この集中モードが面白くて、オープン型でありつつノイズキャンセリングのような効果をもたらしてくれるんですよ。

さすがに耳を塞いでいないので強烈に遮音するような感じではないですが、空調音の「サー」とか「ゴー」となるような音だけを耳が痛くならない程度にだけカットするような感じですね。

カナル型イヤホンのように耳を塞ぐのは苦手だけど、聴覚過敏で環境音が気になって集中できないって時に使えるモードです。

がっつり遮音してくれるわけではないですけど、わりと周りの環境音をカットしてくれるので、オフィスとかカフェなら使える感じですよ。

ただ、電車の中でしっかり遮音してくれるわけでもないのでご注意ください。

あと、ボタンでの操作割り当てはできなくて、アプリでしかON・OFFの切り替えができません。

さらに急にONになったりOFFになったりと動作は現時点では不安定です。ここらへんはファームウェアで改善されるかな?とは思います。

聴力保護モード

聴力保護モードは、ユーザーの試聴状況を測定して、耳に対してどれだけ悪影響を与えているかを可視化するようなモードですね。

僕はそこまで大音量で聴くことはないので正直使ってませんが、気になる方はとりあえず使ってみても良いかも。

イコライザー

イコライザーは「デフォルト」「低音」「人の声」プリセット3つと、カスタムイコライザーから選べます。

これは基本デフォルトでいいように感じました。

カスタムも使ってみましたけど、ちょっと調整が難しいですね。思い通りの音に仕上げにくいように感じました。

アプリでできることはこんなところですね。

音質|オープン型最強クラス

お待ちかねの音質についてですが、これはさすがの臨場感ですね。前作よりも全体的にパワーアップしています。

他のオープン型ワイヤレスイヤホンとは違い、「スピーカーで聴いている」ような感覚に一番近い音作りです。

今回の検証ではiPhoneを使って検証しました。

Oladance OWS Proの音の特長は次のとおりです。

音の特長

4.3

高音

4.3

中音

4.4

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
高音寄り
  • 高音:オープン型特有のモヤッとした感じが少なく、超高域も破綻なく緻密に鳴らしますね。高域のシャリつきや刺さり感も全然なく情報量ギッシリの高音です。小音量だと低音に埋もれがちになるので、ある程度音量は上げる必要があるかなと思いました。
  • 中音:こちらもスカスカにならずに緻密で濃厚な音で鳴らしてくれますね。音圧たっぷりの音でも男性・女性ボーカル問わずに埋もれず、ハリの良い音で届けてくれますね。
  • 低音:オープン型とは思えないほどの豊かな低音で、とにかく大迫力! バスドラムやタム、ベースラインの臨場感が凄まじく、ライブハウスで聴いているかのようなフロアを揺らすような感覚をオープン型で再現してきます。あまり深いところまでは鳴らせていないような感覚で、80Hz〜100Hzくらいの中低域ラインが一番主張してくるような感覚ですね。
  • 音場:超広くて臨場感たっぷり! この音の広がりの良さがOWS Proの真髄で、開放型イヤホンのなかで一番「スピーカー」で聴いているような感覚を体現しています。ゆえにBGM感覚で聴くにはピッタリですよ。
  • 傾向全体的に中低域寄りで重心が低めのドッシリとしたサウンド。迫力たっぷりかつ全体的に柔らかめの音で「豊か」で「濃厚」な音作りでしょうか。濃厚でありつつも「ずっと真夜中でいいのに。」の早いBPMでもついていけるほどレスポンスの良さも持ち合わせていますね。

得意なジャンル

  • ポップス
  • ロック
  • ヒップホップ
  • R&B
  • EDM

前作でも音質は十分よかったですけど、さらに低音の量感や臨場感もアップしていますし、高域もより緻密になっていますし、音場もさらに広くなっているんですよね。

もはや耳につけるスピーカー+サブウーファーって感じですよ。

また、小音量で聴いていても音痩せがしないので、BGM感覚で聴くのにもピッタリなんですよね。チル系のBGMとの相性もめちゃくちゃ良いですね。

他のオープン型とは異なり、イヤホンで聴いている感覚ではなく「スピーカーで聴いているような感覚」に近い音を一番体現してくれます。

オープン型で音質にこだわるなら間違いないです! コーデックは気にしなくても十分音質は良いです。

音質・音漏れのバーチャル視聴

YouTube版にて、音質および音漏れのバーチャル視聴も行なっています。

特別音漏れしにくいというわけでもなさそうです。

音質バーチャル視聴(12:36〜)

音漏れバーチャル視聴(13:07〜)

通話品質|ノイズが入りにくい

マイク音声も実際に録音してみました。以下の音声をよければチェックしてみてくださいね!

雑音を流した状態で録音すると、バックのノイズが入りにくくて、通話相手に雑音を伝えにくいように感じました。

雑音が大きいと音声が少しガサつきますが、無音状態で録音したら普通にキレイな音声でした。

通話品質(4.5)

こちらも参考にしてくださいね

音の遅延|ライブ映像を見るのにピッタリ

音の遅延もめちゃくちゃ少なめです。

YouTubeやプライムビデオで動画をみる分には全然問題なしです。

低音の臨場感がスゴイので、ライブ映像との相性がめっちゃいいですよ。

音ゲーだとタイミングがズレるので、タイミングが要求されるゲームには向いていないかなという感じですね。

遅延の少なさ(4.0)

Oladance OWS Pro まとめ

Oladance OWS Proをまとめると以下のとおりです。

総合評価

4.8/5

OWS Pro

  • オープン型最高クラスの音質
  • 長時間着けていても耳が痛くなりにくい
  • 感圧センサーで誤操作が起きない
  • 再生時間が超長い
  • マルチポイント対応
  • 集中モードがそれなりに実用的
  • スポーツ用途だと装着感の安定性に欠ける
  • ワイヤレス充電に非対応
  • 価格がとにかく高い
  • 集中モードの動作が今のところ不安定

4.3

高音

4.3

中音

4.4

低音

4.5

装着感

ノイズキャンセリング

外音取り込み

4.5

マイク性能

4.8

利便性

Bluetooth5.3最大再生時間
※ANC ON時
本体16時間/
ケース込み58時間
コーデックSBC,AAC(スペック上は表記なし)充電時間15分充電するだけで6時間再生
ドライバー23mm×10mm
ダイナミックドライバー
充電端子Type C
専用アプリ防水IPX4
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
13.8g/102.3g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証1年
マルチポイント公式サイトこちら

Oladance OWS Proはこんな人におすすめ

こんな人におすすめ
  • 耳を塞ぐタイプのイヤホンが苦手
  • オープン型のイヤホンで一番良いものが欲しい
  • オープン型でも音質にとことんこだわりたい
  • オフィスやカフェなど室内メインで使う

現状で音質と機能性、どちらも両立したオープン型としては最強格だと思います。

特にスピーカー+ウーファーのような臨場感のある音が素晴らしいですね!

装着感については耳の形状や用途によっても相性を選ぶかもなんで、できればお店とかで試着した方が良いかと思います。

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