【もう落ちない】完全ワイヤレスイヤホンの落下を防ぐ！たった一つの対策！

こんにちは、元イヤホン専門店スタッフのかじかじ （@kajet_jt）です。

皆さまは普段イヤホンを使っているでしょうか？

最近だと完全ワイヤレスイヤホンが主流になり、ケーブルレスでスマホに接続できて、気軽に高音質で音楽や動画を楽しめるようになりました。

しかし、完全ワイヤレスイヤホンにも弱点が・・・。

それは、耳から落ちてイヤホン無くしてしまうこと！

せっかく奮発して買った2万円ほどする完全ワイヤレスイヤホンが、耳から落ちてしまい行方不明に・・・。

自分の過失で無くしてしまった場合はメーカー保証も受けられず、片耳購入代金で1万円以上かかることも・・・。

ニュースによると、JR西日本だけで3ヶ月半で約2000個の完全ワイヤレスイヤホンの落し物が・・・。JR東日本も含めると一体どれだけの数が落とされているのか・・・。

今回は、完全ワイヤレスイヤホンを少しでも落とす可能性を低くする方法をお伝えします！

それは、自分の耳にあったイヤーピースを使うことです！！

完全ワイヤレスイヤホンが耳から落ちる原因は？

完全ワイヤレスイヤホンが耳から落ちるのはなぜか？

その理由は、イヤホンが耳に完全にフィットしていないからです。

完全ワイヤレスイヤホンを購入した際、先っちょのシリコンのようなアクセサリー「イヤーピース」がついているのですが、元からイヤホンに装着されているサイズでそのまま使っていませんか？

付属でS,M,Lサイズと3サイズほど付いていることが多いため、一度全部試してみて、自分にあったサイズを確認してみましょう。

しかし、付属のイヤーピースを使っても装着感の悩みが解決されず、耳からポロっと落ちてしまうことも・・・。

そんな方におすすめの対策が他社製のイヤーピースを変えてみることです。

他メーカーが販売しているイヤーピースを使ってみよう

他メーカーのイヤーピースを使えば、付属イヤーピースで味わえないような良好な装着感を得ることができます。

さらにイヤホンが落ちにくくなるだけでなく、遮音性（周りの音が聞こえにくくなる）が高まったり、音質が自分好みに変化することもあります。

AirPods Pro向けのイヤーチップをお探しの方は下記記事をご覧ください。

完全ワイヤレスイヤホンが耳から落ちないイヤーピースの選び方

イヤホンに装着できるか

イヤーピースにはノズル径というものがあり、ノズル口径が合わないと装着ができません。

イヤーピースを購入する前にイヤホンと装着できるか事前にチェックしましょう。

当記事では人気の完全ワイヤレスイヤホンとの検証を行なっていますので、参考にしてみてください。

充電ケースに収まるか

イヤホンにイヤーピースが装着できても、イヤーピースの軸が長く充電ケースがキチンと閉まらない可能性もあります。

充電ケースに収まるイヤーピースを事前に確認しましょう。

装着感の良さ（落ちにくさ）

イヤーピースを購入する理由は、まず装着感の改善。

完全ワイヤレスイヤホンを落とさないためにも、自分の耳にフィットするイヤーピースを使うことが重要です。

お使いのイヤホンや耳のサイズによって、同じイヤーピースでも装着感が異なりますが、今回の記事で各イヤーピースの装着感をレビューしていますので、参考にしてみてください。

遮音性の高さ

音楽や動画を楽しむためには、遮音性の高さも重要です。通勤・通学中に電車の音が気になると、音楽や動画に集中できず楽しむことができません。

イヤホンが耳にキチンとフィットすれば遮音性も上がりますので、自分の耳にあったイヤーピースを選びましょう。

音質の変化

イヤーピースは耳とイヤホンとの橋渡し役でもあるため、この素材が変わると音質も変わってしまいます。

好みの音に変わることもあれば、苦手な音に変化してしまうこともあります。

こちらの記事で紹介するイヤーピースは、音質がどのような傾向になるかもレビューしていますので参考にしてみてください。

素材はシリコンとフォームの2種類

イヤーピースの素材は大きく分けて「シリコンタイプ」「フォームタイプ」の2種類あります。｀

それぞれの特徴はこちら。

特徴	シリコンタイプ	フォームタイプ
耐久性	耐久性が高い	耐久性が低い
メンテナンス	水洗いができる	水洗いできない
音質	クリアな音質	高音の刺さりが軽減
フィット感	サイズ選びがシビア	耳の形に合わせてフィット

それぞれ一長一短あります。シリコンタイプは、サイズ選びが難しいですが耐久性が高く水洗いもできるため、衛生的にも良く長期間使用できます。

フォームタイプは、耳に形に合わせて形状変化するためフィット感は良好ですが、耐久性が低く定期的な買い替えが必要です。

完全ワイヤレスイヤホンが耳から落ちない！
おすすめのイヤーピース9選！

完全ワイヤレスイヤホンに特化した、あらゆるイヤーピースを実際に筆者が購入し検証しました。

その中で特におすすめの完全ワイヤレスイヤホン向けイヤーピースをご紹介します！

今回、紹介するイヤーピースとスペックの比較はこちら！

商品名	特徴	素材	対応ノズル径(mm)	軸長(mm)
SednaEarfit Light Short	音質特化	シリコン	5.4〜6.0ほど	8.8
SednaEarfit XELASTEC	耳への吸着性抜群	シリコン	5.4〜6.3ほど	SS/S：7.0 M/L；7.5
CP360	異物感が少ない	シリコン	3.4〜6.0ほど	6.5
Type E 完全ワイヤレス専用仕様	迫力のある低音	シリコン	4.5〜6.5ほど	SS/S：6.5 M/L/LL：7.0
SureSeal Tips	迫力のある低音	シリコン	4.5〜6.5ほど	SS/S：6.5 M/L/LL：7.0
ディープマウントイヤーピース	高い密閉感	シリコン	4.0〜6.0ほど	XS：6.5 S：7.7 M：9.0 L：9.3
TrueGrip TG-200	フィット感NO,1	フォーム	4.5〜5.6ほど	S：9.64 M：9.34 L：9.11
Magic Ear for TWE	ハイコスパフォームタイプ	フォーム	5.0〜5.8ほど	7.2
i-planet	対応機種が多いフォームタイプ	フォーム	4.5〜5.5ほど	8.0

ノズル径と軸長については、イヤホンにイヤーピースを装着する上で大事な項目になりますが、正直試してみないと実際に使えるかどうかはわかりません。

今回ご紹介するイヤーピースについては、特に人気の完全ワイヤレスイヤホンと使えるか検証しました。以下のような表にしています。

機種名	AirPods Pro	WF-1000XM3	MOMENTUM True Wireless 2	EAH-AZ70W
適合	✖️	◯	◯	△
機種名	Soundcore Liberty Air 2	Soundcore Liberty Neo	TW-E3A	FALCON
適合	✖️	✖️	◯	◯

使えるものは◯、使えないものは✖︎、無理やり使えたけどおすすめはしないものは△で表記していますので、参考にしてみてください。

それでは完全ワイヤレスイヤホンにおすすめのイヤーピースを紹介していきます！

1.AZLA SednaEarfit Light Short

機種名	AirPods Pro	WF-1000XM3	MOMENTUM True Wireless 2	EAH-AZ70W
適合	✖️	◯	◯	△
機種名	Soundcore Liberty Air 2	Soundcore Liberty Neo	TW-E3A	FALCON
適合	✖️	✖️	◯	◯

SednaEarfit Light Shortは、軸の厚みを上げる事で耳への固定力を強化した完全ワイヤレス向けのイヤーピースです。硬度の異なる2層構造の軸によって共振を防ぎ、正確な音を耳に伝えます。サイズも6サイズあり、自分の耳にあったサイズを選びやすいです。

SednaEarfit Light Shortは傘の部分が柔らかく、長時間の装着でも不快感を感じにくいです。耳内のフィットする位置を選びやすいため、完全ワイヤレスイヤホンとイヤーピースをあわせて全体で支えるような装着感です。

また、共振抑制設計によって余計な振動を抑えることにより、音像が定まりイヤホン全体の解像度が底上げされます。

音の輪郭をもう少しクッキリハッキリと聴きたい時にSednaEarfitシリーズを使うと改善される可能性があります。

2.AZLA SednaEarfit XELASTEC

機種名	AirPods Pro	WF-1000XM3	MOMENTUM True Wireless 2	EAH-AZ70W
適合	✖️	◯	◯	◯
機種名	Soundcore Liberty Air 2	Soundcore Liberty Neo	TW-E3A	FALCON
適合	✖️	✖️	◯	◯

SednaEarfit XELASTECは、体温で形状が変化する素材「熱可塑性エラストマー」を採用した、耳への吸着性に特化したイヤーピースです。

装着感は耳にピタッとくっつくように吸着されます。フィットしていなかったイヤホンもSednaEarfit XELASTECにかかれば、落ちる気が一切しません。

しかし、素材の特性上ホコリや汚れがつきやすいといったデメリットもあるため、定期的に清掃を行う必要があります。

音の変化については、味付けが少なくイヤホン本来の音をニュートラルに出してくれます。耳内の密閉度が上がるため中低域に量感が多くなったようには感じます。

3.SpinFit CP360

機種名	AirPods Pro	WF-1000XM3	MOMENTUM True Wireless 2	EAH-AZ70W
適合	✖︎	◯	◯	△
機種名	Soundcore Liberty Air 2	Soundcore Liberty Neo	TW-E3A	FALCON
適合	◯	◯	◯	◯

SpinFit CP360は装着感に悩みのある方に向けて制作された特許技術採用のシリコンイヤーピースです。

医療用グレードのシリコンを採用ためか、非常に柔らかく良好な装着感です。傘部が柔らかく、耳穴に装着しても異物感がなく蒸れや痒みを感じにくいため、長時間イヤホンをつけていても不快感を感じることが少ない印象です。

フィット感も良好で、イヤホンがポロっと落ちることが少なく、どのイヤホンに装着しても一定の密閉感を得られます。

音質は爽やかで弾けるような中高域が特徴です。密閉することによって高音のザラつきや刺さりは軽減されますが、低域はブーミーになりすぎず、程よい量感を保ってくれます。

4.final TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様

機種名	AirPods Pro	WF-1000XM3	MOMENTUM True Wireless 2	EAH-AZ70W
適合	△	◯	◯	◯
機種名	Soundcore Liberty Air 2	Soundcore Liberty Neo	TW-E3A	FALCON
適合	◯	◯	◯	◯

final TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様は大人気イヤーピース「final Eタイプ」を完全ワイヤレス向けに軸長を短くしたイヤーピースです。

TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様の装着感は、耳穴の手前で密閉する浅めの装着感。イヤホンを奥まで挿入しないため閉塞感がなく痒みも発生しにくい印象です。

TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様の音質は、締まりと迫力のある低域が特徴です。

通常版のfinal Eタイプと比べると密閉感が少ないため、こもりが少なくスッキリとした中高域を出してくれます。

低域と高域の量感を増やし、メリハリ感のある音にしたい方におすすめ！

5.Fender SureSeal Tips

機種名	AirPods Pro	WF-1000XM3	MOMENTUM True Wireless 2	EAH-AZ70W
適合	✖️	△	△	✖️
機種名	Soundcore Liberty Air 2	Soundcore Liberty Neo	TW-E3A	FALCON
適合	◯	◯	△	△

ギターアンプで有名なFenderですが、実はイヤーピースも販売しています。

表面がペタッとした吸着性のある素材で、滑り止めマットのような作用があります。しかし、ホコリがつきやすいというデメリットもあります。体温によって柔らかくなる素材が使用されていることもありフィット感も良好ですが、さらに滑り止め作用により完全ワイヤレスイヤホンに装着すると、ポロっと落ちる心配少なく安心感があります。

SureSeal Tipsの音質傾向は、基本味付けが少なめです。しかし、密閉感が増すことにより高音のシャリ付きが抑えられ、低音の迫力や量感が増すように感じます。

密閉しすぎるとイヤホン内の空気の流れが悪くなり、中のドライバーが正常な動きをせず、詰まったような音になることもあります。その場合は奥まで挿入しすぎず、やや手前で正常な音がなる位置で装着してみましょう。

6.radius ディープマウントイヤーピース

機種名	AirPods Pro	WF-1000XM3	MOMENTUM True Wireless 2	EAH-AZ70W
適合	✖︎	◯	◯	◯
機種名	Soundcore Liberty Air 2	Soundcore Liberty Neo	TW-E3A	FALCON
適合	△	✖︎	△	△

ディープマウントイヤーピースの特徴は、耳に接着する面積が広く、高い密閉感を確保することにより豊かな低音を再生できます。

装着感は、耳穴の接触する面積が広いため余計な外音が入りにくく、高い遮音性を確保できます。また、接触面積が広い分装着感も安定し、イヤホンのグラつきや、ポロっと落ちる危険性が少なくなります。

音質は、深みと芯のある低音が特徴です。フォームタイプのイヤーピースのように高域が減衰したこもった音ではなく、高域の質感はそのままに中低域の量感を増やすような鳴り方です。

耳内がしっかり密閉されるため刺さりも少なくなり、シャリついた音がなくなる分、音全体の見渡しも良くなったように感じます。高域の刺さりに悩んでいる方や、もっと中低域の量感が欲しい方、音全体の重心を少し低くしたい方にオススメのイヤーピースです。

7.COMPLY TrueGrip TG-200

TG-200は、フォームタイプ（低反発）のイヤーピースを発売し続けるコンプライが提供する、完全ワイヤレス向けイヤーピースです。

粘弾性のあるポリウレタンフォームで構成されており、一度クシュっと潰してから耳に入れることにより、どんな耳穴でもフィットします。また、通気性の高いフォーム素材が使われており、耳内が蒸れることもそこまでありません。

TG-200は装着感だけでいえば、全イヤーピース中トップクラスの実力。耳の中でイヤーピースが元の形状に戻ろうとするため、どんな耳の形でも隙間なくフィットします。

イヤホン装着時のグラつきも少なくなるため、完全ワイヤレスイヤホンなども落下のリスクも軽減され、快適に使用できます。

音質は素材の特性上、高域を減衰させてしまい、ほんの少しだけこもり感のある音になってしまいます。しかし、その特性を使うことによって、高域のキツいイヤホンを刺さりを抑えたり、中低域の量感を増したりなどチューニングができます。

もともと中低域の量が多いイヤホンとは相性が悪いですが、やや高域寄りのイヤホンで中低域の量感を増やしたいときには抜群におすすめのイヤーピースです。

機種名	AirPods Pro	WF-1000XM3	MOMENTUM True Wireless 2	EAH-AZ70W
適合	✖︎	◯	◯	✖︎
機種名	Soundcore Liberty Air 2	Soundcore Liberty Neo	TW-E3A	FALCON
適合	✖︎	✖︎	◯	◯

8.NUARL Magic Ear for TWE

機種名	AirPods Pro	WF-1000XM3	MOMENTUM True Wireless 2	EAH-AZ70W
適合	✖︎	◯	◯	△
機種名	Soundcore Liberty Air 2	Soundcore Liberty Neo	TW-E3A	FALCON
適合	△	×	◯	◯

Magic Ear for TWEはフォームタイプということもあり、耳内の形状に合わせて変形し、その人にあった最良の装着感を得ることができます。

密度の高いウレタンを使用されているため、装着するとイヤホンが耳内でピタッと固定され、グラつきやイヤホンがポロっと落ちるリスクを大幅に軽減されたように感じます。

Magic Ear for TWEを使うと、ほんの少しだけ高域が減衰するものの、音はこもらず元のバランスを極力崩さない印象です

密閉度が増すため、相対的に迫力や低域の量感は増えたように感じますが、正常にフィットしたためイヤホンの本来の音を感じやすくなったとも言えます。

フォームタイプの装着感を得ながらも、音質を変えたくない人にオススメです。

9.IKKO i-Planet

i-Planetは完全ワイヤレスイヤホン向けに特化された、軸長が短いフォームタイプのイヤーピースです。

表面に特殊なコーティングを施されおり、フォームタイプの耐久性の悪さを克服。フォームタイプながらもウェットティッシュで拭くこともできるため、衛生面でも安心のイヤーピースです。

フォームタイプということもあり、一度イヤーピースを潰してから耳に挿入します。表面加工が施されているためか、通常のフォームタイプと比べるとやや硬めの装着感。やや圧迫感はありますが、グラつきが少ない安定した装着感です。

音質についてはフォームタイプながらも高音がこもりすぎることがなく、特に低音が多すぎるということもなく、音のバランスを極力保ちます。素材の特性上、高域がやや減衰しますが他のフォームタイプと比べるとこもりがかなり少ない印象です。

機種名	AirPods Pro	WF-1000XM3	MOMENTUM True Wireless 2	EAH-AZ70W
適合	✖︎	◯	◯	◯
機種名	Soundcore Liberty Air 2	Soundcore Liberty Neo	TW-E3A	FALCON
適合	◯	◯	◯	◯

一番おすすめのイヤーピースはどれ？

個人的に一番おすすめのイヤーピースはこちら！

SednaEarfit XELASTEC

SednaEarfit XELASTECの強みはなんといっても耳への吸着性の高さ。一度装着してしまえばどんな完全ワイヤレスイヤホンでも耳から落ちる気がしません！

また、6サイズ展開とサイズ分けが細かく、どんな耳の形状や大きさでもフィットします。音質も余計な味付けがなくニュートラルな音のため、イヤホン本来の音のバランスを損なわせません。

イヤーピースとしては2000円以上と高額ですが、性能は一級品！装着感に悩みのある方は一度試してみてほしいです！