こちらの記事では2021年6月25日に発売したSONYの最新完全ワイヤレスイヤホン『WF-1000XM4』をご紹介!実機を使ってAirPods Proや前作のWF-1000XM3との比較をおこないつつ、その実力をチェックしていきます。
こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
2019年に大ヒットしたSONYの完全ワイヤレスイヤホン『WF-1000XM3』の発売から約2年…。
ついに最新作『WF-1000XM4』が発売しました!
もちろん発売日当日にゲットしてきましたよ!
早速試してみましたが、2021年6月現在で一番最強の完全ワイヤレスイヤホンなのでは…?
音質は『Momentum True Wireless 2』をも凌駕するし、ノイズキャンセリング機能は『AirPods Pro』以上だし、外音取り込みは超自然だし、充電ケースは超コンパクトだし、通話性能も高いし、遅延も少ないし…etc
ということで、今回は2021年最強の完全ワイヤレスイヤホン『WF-1000XM4』の魅力を実機を使って存分に語っていこうと思います。
気になる部分もチラホラとあるので、メリット・デメリットを含めレビューしていきますね。
総合評価
4.6/5
- 販売価格2万円台ではなかなかの音質の良さ
- 販売価格2万円台では最高クラスのノイズキャンセリング
- ケースもコンパクトでスペックも高い
- ワイヤレス充電が便利
- アプリでカスタマイズし放題
- 周りのノイズを取り入れにくいマイク性能
- アップデートでマルチポイントに対応
- マルチポイントとLDACの併用も可能
- 操作ボタンの振り分けがイマイチ
- 本体が大きい
4.5
高音
4.5
中音
4.5
低音
4.0
装着感
4.7
ノイズキャンセリング
4.5
外音取り込み
4.6
マイク性能
4.7
利便性
Bluetooth | 5.2 | 最大再生時間 | 本体8時間/ ケース込み26時間 |
コーデック | SBC,AAC,LDAC | 充電時間 | 約1.5時間 |
ドライバー | 6mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C Qi |
専用ア プリ | ○ | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ○ | 質量 ※片耳/ケース込 | 7.3g/41g |
外音取り込み | ○ | ゲームモード | – |
自動装着検出 | ○ | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
SONY WF-1000XM4 概要
WF−1000XM4の特徴はこちら
①業界最高クラスのノイズキャンセリング性能(偽りなし)
②完全ワイヤレスでハイレゾ音源を体感できる『LDAC』に対応
③360 Reality Audioに対応し、立体的なサウンドを体感
④声を発したタイミングで外音取り込みモードになる『スピーク・トゥ・チャット』
⑤本体8時間・ケース込で最長24時間のロングバッテリー
⑥IPX4相当の防水性能でスポーツや雨天時も安心
⑥ビームフォーミング技術と骨伝導センサーによる高い通話品質
⑥安定した接続性と低遅延を実現
⑦自動装着検出機能搭載
⑧ワイヤレス充電に対応
⑨アプリに対応し、操作性や音質・外音コントロールも自由自在
etc……
WF−1000XM4は完全ワイヤレスイヤホンとして必要なスペックは高次元で実現しています。
さらに、ハイレゾ対応コーデック『LDAC』や『360 Reality Audio』に対応、独自機能である『スピーク・トゥ・チャット』など独自機能も搭載。
マルチポイント以外のイヤホンに関する全ての機能が詰めこまれた”究極完全体完全ワイヤレスイヤホン”ですね。
WF-1000XM4の性能をさらに深掘りして聴きたい方は、e☆イヤホンが公開している『WF-1000XM4開発者インタビュー』の動画を見ると、制作者の想いを知ることができて面白いですよ。
カラーバリエーションはブラックとプラチナシルバーの2色です。
今回はブラックを購入してきました。
機能性はおおよそ把握できましたが、実際に使ってみないと良いかどうかわからないので、早速開封してレビューしていきましょう。
SONY WF-1000XM4 外観・付属品
パッケージ・付属品
WF-1000XM4のパッケージをチェックしていきましょう。
環境に配慮されたプラスチックフリーの素材を使用しており、めちゃめちゃコンパクトかつ無駄のない設計になっています。
販売側の視点からすると、在庫も管理しやすく配送コストも安くなるのでありがたいですね。ユーザーには全く関係ありませんが。
前作のWF-1000XM3の外箱と比べるとこのとおり!1/2以下のサイズになっていますね。
高級感はもちろんありません。なんか卵が入ってそうなケースって印象です。
開封してみるとこんな感じで本体がお目見え。本体カバーもプラスチックは使われておらず、竹、さとうきび、リサイクル紙などサステナブル紙素材で覆われています。
こちらは付属品が封入されたケース。
上部にはイヤーピースが、下部には充電用のUSBケーブルが入っています。
こちらはマニュアル類が封入されたケース。4枚綴りで操作説明や注意点など色々掲載されているのですが、だいたい読まないですよね。
ということで付属品一覧はこんな感じです。
- イヤーピース(EP-NI1000)3ペア
- USB Type Cケーブル
- マニュアル
イヤーピースはSONYが新開発したノイズアイソレーションイヤーピース『EP-NI1000』が付属。
市場価格が1ペア約2,000円ほどで、イヤーピースとしてはかなり高額の部類に入ります。
このイヤーピースだけで6,000円分の価値があると思えばかなりお得なのでは!?
EP-NI1000はWF-1000M3に付属していた『ハイブリッドロングイヤーピース』や『トリプルコンフォートイヤーピース』とは全く異なる素材で、より高密度のウレタン素材を採用していますね。
低反発製のイヤーピースで指で小さくすぼめると、ゆっくりと元の形状に戻っていく仕様です。
この仕様によってイヤーピースを小さく潰してから耳に装着することによって、耳の中で元の形状に戻ろうとし、どんな耳でもぴったりフィットしてくれるわけなのですよ。
アクティブノイズキャンセリング機能だけで遮音するのではなく、このイヤーピースによって耳栓効果による物理的な遮音性も提供してくれますね。
ただ、低反発イヤーピースを苦手とする方や、耳垢がウェットで低反発だと染み込むという方もいると思うので、シリコン製のイヤーピースも付属して欲しかったですね。
あとは、耐久性にも少し難があるようで、イヤーピースが割けたという報告も何件かあるようです。
アルコールティッシュで拭くと劣化が早くなったり、ウレタン部を引っ張って無理やり外すと破れたりするみたいなので、イヤーピースの取り外しやメンテナンスの際は細心の注意が必要です。
ちなみにWF-1000XM4におすすめのイヤーピースはこちらの記事で紹介しています。
USBケーブルは短めのType Cケーブルが付属します。
ケーブルはこれといった特徴もなく、割と短すぎるため使うことはないかなといった感じですね。
付属品の内容はシンプルで、必要最小限のみを揃えている感じですね。
SONY WF-1000XM4 充電ケース・本体
WF-1000XM4の充電ケースはマットな質感で、ミニマリストでも思わず「美しい…」と感じてしまうような無駄のないシンプルなデザイン。
前作のWF-1000XM3よりも40%もサイズがコンパクトになっており、厚みもそこまでなく手の中に収まってしまいそうなほどのサイズ感。
充電ケースの寸法は66.7mm(W)×29.3mm(D)×39.5mm(H)。
完全ワイヤレスイヤホンの中でも最小クラスの『AirPods Pro』やJabraの『Elite 85t』と比べても同等のサイズ感です。
AirPods Proの方が若干厚みが薄いので、携帯性の高さはAirPods Proに軍配が上がりますね。
それでも十分コンパクトな設計で、パンツのポケットに入れても膨らみが気になりません。
充電端子はUSB Type Cを採用しており、充電時間は1.5時間で満充電に。また、10分間の充電で120分の再生ができる急速充電にも対応しています。
また、前作のWF-1000M3に対応していなかったワイヤレス充電にも対応しています。
このワイヤレス充電が本当に便利で、一度使い出すと「充電したつもりがないのに、ずっと満充電になってる!」ような感覚で使えますよ。
ワイヤレス充電を導入するまでケーブルを刺す動作がなく、上に置くだけでここまで快適になるとは思ってもいませんでした。
ワイヤレス充電は1000円台から買えるので、一度騙されたと思って導入してみてください!僕も使っていますが、Ankerのこちらの製品がおすすめですよ。
WF-1000XM4の再生時間はノイズキャンセリングONで本体のみ8時間、ケース込みで26時間。
前作より40%もサイズダウンして性能もグレードアップしているのに、本体のみの再生時間をさらに伸ばすとは…SONYのバッテリー技術すげえな。
8時間あれば、業務中ずっとイヤホンを付けっぱなしでBGM感覚で聴いていてもバッテリーが切れる心配がありませんね。
充電ケースを開けるとインジゲーターが点灯し、バッテリー残量が確認できます。
イヤホン本体は円形状のハウジングで設計されたマットな質感の筐体を採用。
本体内側には充電端子とL/R識別、シリアル番号の印字、そして耳への装着を検知する『IRセンサー』とノイズキャンセリング用『フィードバックマイク』を搭載しています。
表面下部にはノイズキャンセリング用の『フィードフォワード用マイク』、本体上部にもマイクが搭載しており、外部の音を収音してノイズ処理をおこなっています。
ドライバーは新開発の6mmダイナミック型ドライバーを採用し、WF-1000XM3よりさらに高音質に。
それだけでなくノイズキャンセリングの帯域幅も広がり、遮音性がより向上したとのことです。
僕も今回のレビューで初めて気づいたんですが、『音を鳴らすドライバー』と『逆位相の音を出力して遮音するドライバー』はどちらも同じドライバーで出力されているんですね。
逆位相の音も『音』ではあるので確かにドライバーが必要ですが、高音質と高遮音を一つのドライバーで補うことができるってSONYの技術すごいなってなりました。
WF-1000XM4のノズル径は5.4mm、くびれ部は4.8mm、ノズル長は4.6mm。
ノズルは他のSONY製のイヤホンとほぼ同じで、他社製のイヤーピースと適合しやすい口径となっています。
充電ケース収納部も深めの設計で軸の長いイヤーピースでも干渉しにくく、色々なイヤーピースを楽しめそうです。
イヤーピースマニアのワイ歓喜
WF-1000XM4の総重量は54.4g、本体片耳で7.2g、ケースのみは40.0gです。
本体重量はAirPods Proが5.4gのため比較すると若干重ために感じますが、実際に装着してみると耳全体に重さが分散するのか、かなり軽快な装着感ですよ。
ケースが軽量設計のため軽く、パンツのポケットに入れても重みはほとんど感じません。
これだけ機能を備えてこの軽さはすごい!
そして防水規格ですが、前作のWF-1000XM3は一切備わっていませんでしたが、今作のWF-1000XM4はIPX4相当の防水に対応しています。
水の飛まつに対して保護される防まつ形。スポーツ時の汗からの保護や雨天時でも安心して使えます。
ジョギングで汗をかいても安心して使えるようになりましたね。
雨天時も安心して使えそうにも見えるのですが…。
実は外音コントロール用のマイク部が防水対象外のようです。
IPX4相当の防滴性能(*)
雨や汗でも問題なく使用可能なので、スポーツ時も、外出時もいつでも音楽を楽しめます(*)。
* ケース除く本体のみ。本機の音導管(音出口の筒部)、通気孔、マイク穴(2か所)を除く
引用元:WF-1000XM4 特徴・充実した基本性能 / SONY
特に上部のマイクは装着方向に対して完全に上向きのため、「雨さんどうぞお入りください」状態なのですよ!歓迎しちゃってるのですよ!
以上より、雨の日に傘をささずにWF-1000XM4を使うことはおすすめしません。
マイク部も耐水性を施すのは難しいのかな?
ここまでWF-1000XM4の基本性能を紹介してきましたが
- 再生時間が本体8時間/ケース込み26時間
- ワイヤレス充電にも対応
- 充電ケースもコンパクトで持ち運びやすい
- デザインもマットで高級感あり
- IPX4相当の防水性能
と全く不満のないスペック。まだ性能面をチェックしていないのに、すでに満足できる仕上がりになっていますね。
SONY WF-1000XM4 ペアリング・アプリについて
ペアリング方法
スマートフォンと接続する際のペアリング方法はこちら
WF-1000XM4のペアリングはこちらで完了です。
欲を言えば2台同時に接続できる『マルチポイント』に対応していればタブレット・スマートフォン・パソコン間で音声を鳴らしたデバイスに自動で接続先を変えてくれて超便利だったんですけどね。
マルチポイントさえあれば本当に隙なしの完全ワイヤレスイヤホンでした。
ただ、ペアリング方法は耳に装着した状態で両側を6秒間長押しするだけですし、マルチペアリング対応だから2回目以降はBluetooth設定画面で『WF-1000XM4』をタップするだけなんで、思ったより不便ではないですね。
リセット方法
両耳同士の接続がうまくいかない場合は、一度リセットしてみましょう。
公式サイトより、動画にてリセット方法を掲載しています。
本体を充電ケースに収め、ケースを開けた状態で両側のタッチパネルを10秒間長押し
片耳のみで使えるけどR側のみ
また、WF-1000XM4はイヤホン本体どちらかを充電ケースに入れた状態にして、片耳のみ使うこともできます。
片耳のみで使用できると通話用のヘッドセットとして使えるので便利なんですよね。
片耳に最新の完全ワイヤレスイヤホンをつけながら通話してたらドヤれますね。
ただ、いろいろ試してみましたが、片耳で使えるのはR(右)側のみのようです。
L側のみでも使えたって方は教えてください!
アプリは必須
WF-1000XM4を最大限まで活用するためにはアプリは必須です。
専用アプリでできることは以下のとおりです。
- ノイズキャンセリングのレベル調整
- 外音取り込みのレベル調整
- アダプティブサウンドコントロール設定(環境に応じて外音コントロールを自動調整)
- スピーク・トゥ・チャット設定(声を発すると自動で音量を下げて外音取り込みモードにする設定)
- サウンド設定
(イコライザー、DSEE Extreme、Bluetooth接続品質など) - 360 Reality Audio設定
- 音声アシスタント設定
(Googleアシスタント or Amazon Alexa) - タッチセンサーの機能を変更
- 最適なイヤーピースを判定
- その他設定
- ファームウェアアップデート
※各項目タップで説明欄までジャンプします
めちゃめちゃできる事が多いですし、めちゃめちゃアレンジできます。
WF-1000XM4の特徴であるハイレゾ対応コーデック『LDAC』での接続や、圧縮音源でもハイレゾ級にアップスケーリングをおこなう『DSEE Extreme』。
そして、外音コントロール設定や操作のカスタマイズにはアプリが必須になります。
まずは以下より専用アプリをダウンロードしておきましょう。
各機能の詳細は次のレビューにて項目別に詳細を伝えていきます。
SONY WF-1000XM4 レビュー
では、ここからSONY WF-1000XM4を実際に使ってレビューしていきます。
レビューにあたり、以下の完全ワイヤレスイヤホンを比較対象として検証しました。
- Apple AirPods Pro
(レビュー記事) (Apple公式サイト) - SONY WF-1000XM3
(レビュー記事) (SONY公式サイト) - JBL CLUB PRO+
(レビュー記事) (JBL公式サイト) - Jabra Elite 85t
(レビュー記事) (Jabra公式サイト) - Galaxy Buds Pro
(レビュー記事) (Galaxy公式サイト) - SENNHEISER Momentum True Wireless 2
(レビュー記事) (SENNHEISER公式サイト)
とにかく評判の高い完全ワイヤレスイヤホン各種と比較してみましたので、参考にしてみてくださいね。
装着感|前作より大幅に改善
WF-1000XM4の装着感は前作の『WF-1000XM3』と比べると驚くほど良くなりました。
付属イヤーピースの質がよく、もっちりとした触感で耳の形状に合わせてピッタリとフィットしてくれますね。
他の完全ワイヤレスイヤホンと比べると大きめの筐体のため、装着感はトップクラスとまではいかないですが、使っていてストレスを感じない程度に良好です。
一般的な男性であればジョギングで使っても耳から落ちにくい印象ですが、女性や耳の小さな方だと少し圧迫感はあるかとは思いますね。
装着感 | (4.0) |
前作と比べると感動レベルで装着感が良くなっている!
イヤーピースの適合チェックもできる
WF-1000XM4はアプリで最適なイヤーピースのサイズがどれかチェックする機能がアプリで備わっています。
AirPods Proをはじめ、他のメーカーでも『イヤーピースが適合しているか』のチェックができる機能はありました。
ただ、『適合するイヤーピースはどのサイズか』を複数のイヤーピースから診断する機能はWF-1000XM4が初めてだと思います。
実際に測定する際はテストするサイズを選び
付属しているイヤーピースを各サイズ試すだけ!
すると適合したイヤーピースサイズが表示されます。
いつも使うイヤーピースはMサイズですが、WF-1000XM4だとSサイズが適合していましたね。
おそらく、WF-1000XM4の筐体は大きめなのに対してノズルが長めなので、細めのイヤーピースを奥まで入れた方がフィットするんでしょうね。
ちなみに他社のイヤーピース同士でテストもできますが、あくまで付属イヤーピースに対して最適化されているため、正しくテストができているか不明です。
音質の好みは度外視して、キチンと耳にフィットしているかの参考にはなると思います。
テストのおかげでSサイズが一番フィットしていると気づけた!
音質|完全ワイヤレスの中でトップクラス
試聴環境はiPhone XRでAAC接続にて『DSEE Extreme』をONにして試聴しました。
DSEE Extremeとは?
WF-1000XM4 特徴 / SONY
膨大な楽曲データを学習しているAI(人工知能)技術により、リアルタイムに楽曲の情景を分析し、最適にハイレゾ級の高音質にアップスケーリング。圧縮により失われた音源本来の周波数特性をより高精度に再現することで、臨場感あふれる高音質をお楽しみいただけます。
WF-1000XM4の音質は完全ワイヤレスイヤホンの中でトップクラス。
圧縮音源もハイレゾ級までアップスケーリングをおこなう『DSEE Extreme』のおかげで、Apple Musicなどのストリーミング音源でもハイレゾ音源かのように密度の濃いサウンドを提供してくれます。
WF-1000XM4の音の特長をまとめると以下のとおりです。
- 高音:非常に伸びやかでザラつきがほとんどなく、まるで高級有線イヤホンを専用音楽プレイヤーで接続して聴いているかのような自然な高音を奏でます。ハイハットやシンバルなど金物系の鋭い音も再現しますが、刺さりはなくやや刺激が少なめ。アコースティックギターやバイオリンなど伸びやな弦楽器のサウンドが得意なように感じます。
- 中音:今までのSONYの完全ワイヤレスとは違い、中域があまり主張しすぎず、他の帯域とフラットな立ち位置でありつつも存在感を見せつける密度の高い音を鳴らします。
- 低音:立体的で臨場感の溢れる空気をまとった低音を鳴らします。低音も今までのSONY製品とは違い派手すぎない印象で、迫力が欲しいタイミングでズンっと鳴らすメリハリのある音作りです。
- 音場:やや広めの印象。360 Reality Audio対応コンテンツで聴いたら、まるでサラウンドスピーカーで聴いているかのように音場が広くなります。
- 傾向:他のイヤホンと比べると元気な印象ですが、前作のWF−1000XM3と比べると落ち着きのある純度の高い大人なサウンドに変化したように感じます。
- 解像度:完全ワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスに高く、聴こえない音はないのでは?と感じるほど。
得意なジャンル
- オールジャンル
ポップスやロックだけでなく、ジャズやクラシック、ヒップホップやEDMなど、どのジャンルを聴いても相性が良いと感じてしまうほど音の表現力が幅広く、立体的な音から繊細な音まで音楽に合わせて再現します。
完全ワイヤレスイヤホンとは思えないほどの音の再現性で、高級有線イヤホンを使っていても「WF-1000XM4一つあれば十分なのでは?」と感じてしまうくらい音質が良いですね。
これから「音質が一番良い完全ワイヤレスイヤホンはどれ?」と聴かれたら「WF-1000XM4が良いよ!」と即答するでしょうね。
ちなみに『Momentum Ture wireless 2』や前作の『WF-1000XM3』、JBL『CLUB PRO+ TWS』と音質を以下表にて比較してみました。
製品名 | WF-1000XM4 | Momentum True Wireless 2 | WF-1000XM3 | CLUB PRO+ TWS |
---|---|---|---|---|
高音 | (5.0) | [review_stars 4.5] (4.9) | (4.5) | (4.7) |
中音 | (4.9) | (4.5) | (4.5) | (4.4) |
低音 | (4.9) | (4.7) | (4.5) | (4.6) |
傾向 | 高解像度で濃密 | 生音系特化 | 元気系 | ノリの良いドンシャリ |
WF-1000XM4は他の音質の良い完全ワイヤレスイヤホンと比べても明らかに1ランク上のサウンド。
今まで完全ワイヤレスイヤホンの中で音質最強だと思っていたSENNHEISER『Momentum Ture Wireless 2』を超えてきました!
前作のWF-1000XM3もかなりの音質の良さでしたが、WF-1000XM4はさらに1〜2ランク上の実力。
JBL『CLUB PRO+ TWS』と比べると、刺激や迫力などノリの良さや激しさはCLUB PRO+ TWSの方が上で、音の緻密さや繊細さ、そもそもの音の情報量の多さはWF-1000XM4が圧倒的に上のように感じましたね。
まるで高級有線イヤホンに匹敵するようなサウンドを完全ワイヤレスで体感できます。
耳の肥えたオーディオファンでも納得の音質の良さかと!
LDACでさらに高音質!そして途切れない!
WF-1000XM4はハイレゾ対応コーデック『LDAC』に対応しており、AndroidOSの対応スマートフォンであれば、さらに高音質で音楽を楽しめます。
LDACとは?
LDAC / SONY
ソニーが新規開発したLDACは、既存技術(*)に比べ最大約3倍の情報量を伝送します。
LDACに対応した機器間では、ハイレゾ音源をはじめ、従来からお持ちの音源もワイヤレスで高音質なサウンドでお楽しみ頂けます。
*Bluetooth A2DPのSBC(328kbps,44.1kHz時)
LDACの何より凄いのが、96kHz/24bitのハイレゾ音源をダウンコンバートさせずに96kHz/24bitのまま伝送できる点。
少し音質の劣化はありますが、ほとんどハイレゾ音源としての情報を残したままBluetoothで伝送できるのですよ。
ただ、伝送する情報が非常に多いため、Blueotooth接続だと音途切れが頻発するコーデックでもありました。
しかし、こちらのWF-1000XM4はLDACで接続しても全然音途切れがありません!
電車での通勤時や信号機の直下など、音途切れが頻発する場所でも一切途切れませんでした。
この接続安定性は素晴らしすぎますね。
実際にLDACに対応している『Xiaomi Redmi Note 9s』を使ってLDACで聴いてみました。
一聴して感じたことは、iPhoneで聴いた時よりも音の情報量が多く、より豊かなサウンドに。音の余韻やフェードアウトしていく様も描写しきるような印象がありました。
超利便性が良い環境でDAPと3万クラスの有線イヤホンを使って聴いているような感覚になってきますね。
有線イヤホンと違ってタッチノイズもなくノイズキャンセリングや外音取り込み機能も使えるので超快適です。
LDACに負けない『DSEE Extreme』の実力
LDACを体感して、同時に「DSEE Extremeの実力もすごいな!」とも感じました。
もちろん対応スマホでLDACで聴いた方が音質は良いのですが、iPhoneで聴いているときとの差は思った以上に無いんですよ。
圧縮音源でも音の雑味が少なく、細かな音や超高域がすぅ~っと伸びて消えていく最後の最後までしっかり描写してくれるんですよ。
それほどまでに圧縮音源に対するDSEE Extremeの処理の巧さがすばらしいと感じました。
できればLDACで聴いた方がWF-1000XM4の実力を最大限に活かせますが、iPhoneユーザーでも十分に高音質で楽しめると感じました。
360 Reality Audio|すごいけどコンテンツが少ない
WF-1000XM4はAirPods Proの空間オーディオと同様、擬似的な3Dサラウンド音声を体感できる『360 Reality Audio』に対応しています。
この機能を使うには、専用アプリ『Headphones Connect』内で左右の耳の形を撮影し、耳を測定する必要があります。
それだけではなく、360 Reality Audioのコンテンツを配信するストリーミングサービスで試聴する必要もあります。
360 Reality Audioに対応している配信サービスは『Deezer』と『nugs.net』の2つのみ。
どちらもHiFi向けのストリーミングサービスになるので、敷居が高めです。
『Amazon Music』も360 Reality Audioに対応しているのですが、WF-1000XM4には対応しておらず、SONYの一部のスピーカーのみの対応となります。
今回は『Deezer』に入会して実際に360 Reality Audioを体感してみました。
対応楽曲は確かに臨場感が凄いですね。音が明らかに広がり、ライブ感満載のサウンドに変化しました。
ただ、楽曲によって『明らかに疑似的な音作り』のものもあるので、不自然極まりない聴こえ方がするものもあります。
いやーそれにしても楽曲は少ないし、好きな曲もないし、操作もしにくい…。
楽曲がそもそも少ないのに、そこから360 Reality Audioに対応している楽曲はさらに少なくなります
とりあえず”体感”だけであれば”Artist Connection”アプリをダウンロードして、試聴用URL(https://share.artistconnection.net/content/oZez5N)をタップするとYOASOBIの『群青』などの試聴デモを聴くことができます。
アプリは以下よりダウンロードできます。
ただ、ザラ・ラーソンの試聴デモの方が360 Reality Audioに最適化されているのか、臨場感がヤバいように感じました。
総評して、臨場感はすごいしこれから流行ってほしいとは思うけど、現状はコンテンツが少なすぎて実用的ではありませんね。
360 Reality Audio目当てで買うのはおすすめはしませんので、まずはサービスが普及するのを待ちながらハイレゾ・ステレオサウンドでWF-1000XM4を楽しみましょう。
これから3Dサウンドの市場が伸びるといいね!
イコライザー機能も豊富
WF-1000XM4はイコライザー機能も豊富で、プリセットで10種類、カスタム枠が2種類用意されています。
プリセットは正直使うことはないかなと思いますが、カスタムイコライザーは5バンドを20段階で調整できるのと、他の帯域に影響させずに重低音のみを強調する『CLEAR BASS』も20段階で調整できます。
個人的には他帯域はフラットにして、CLEAR BASSのみ+1にしています。
この設定が若干足りないと感じていた重低音を少し足してくれて、ちょうど良い塩梅で聴けるようになるんですよね。
他の帯域を調整しても音の破綻がしにくいので、とりあえず触ってみて自分好みのサウンドを見つけてみてくださいね。
操作性|痒いところに手が届かない
WF-1000XM4の操作はタッチパネルでおこないます。
タッチパネルも感度もほどよく、思い通りの操作がしやすい印象を受けますね。
操作方法はL/R側に対して、以下の4つの項目から振り分けることができます。
- 外音コントロール
∟1タップ ノイズキャンセリング ➡︎ 外音取り込み ➡︎ ノイズキャンセリング… と切り替わる
∟長押し ➡︎ クイックアテンション(押し続けている間は外音取り込みモード) - 再生コントロール
∟1タップ ➡︎ 再生/停止
∟2タップ ➡︎ 次の曲
∟3タップ ➡︎ 前の曲
∟押し続ける ➡︎ 音声アシスト機能を起動 - 音量コントロール
∟1タップ ➡︎ 音量を上げる
∟長押し➡︎ 音量を下げる - 割り当てなし
∟ボタン操作が反応しない
確実に振り分けておきたいのはノイズキャンセリングや外音取り込みを設定する『外音コントロール』と、再生/停止をおこなう『再生コントロール』。
ですが、その2つを割り振ると本体のみで音量操作ができないんですよね。
『~コントロール』で振り分けるのではなく、各ボタン毎に好きな操作を割り振れたら良かったなとは思いました。
音量も操作しつつ、再生コントロールも振り分けたい…。
ノイズキャンセリング|体感したイヤホンの中で遮音性が一番高い
WF-1000XM4のノイズキャンセリング性能ですが、個人的な感覚ですが市場で販売されている完全ワイヤレスイヤホンの中で一番遮音性が高いと感じました。
周りの音を遮音する際も”高速エレベーターに乗った時のような耳が詰まった感覚“がなく、さりげなく自然かつ強烈に遮音してくれます。
WF-1000XM4を装着した状態で仕事をするとパソコンのタイピング音や電話の着信音が全く気にならなくなり、業務に全週中できますね。
電車での通勤中も走行音を驚くほど遮音してくれるので、音楽やYouTubeも自分だけの防音室を用意してくれたかのように視聴することができます。
この強烈かつ自然なノイズキャンセリングにより、音に関するストレスを大幅に軽減してくれますね!
WF-1000XM4のノイズキャンセリング性能の高さの秘密は、以下の5つの仕様によるものです。
- ハイブリッドマイク
- ノイズキャンセリングに最適化した6mmドライバー
- V1チップ
- ノイズアイソレーションイヤーチップ
- 風ノイズ低減
WF-1000XM4は耳の外側(フィードフォワード)と内側(フィードバック)のどちらにもマイクを搭載したハイブリッドタイプ。
2つのマイクで集音したノイズを自社開発の『V1チップ』で外部ノイズの処理をおこなっています。
そして逆位相の音を耳に伝えるドライバーは低音域の再生能力が向上し、気になる低域の遮音性をより高めたとのこと。
さらに、自社開発の低反発タイプの『ノイズアイソレーションイヤーピース』で物理的に耳内を密閉し、耳に雑音を取り込まないようにします。
それだけではなく、風を検知するとフィードフォワードマイクが自動でOFFとなり、風切り音を目立たなくする機能も搭載しています。
前モデルの『WF-1000XM3』だと風切り音が結構気になっていたので、この仕様はありがたいですね。
自動風ノイズ低減をONにすると若干ノイズキャンセリング効果が薄くなったように感じますが、風の強い日でも耳元で「ビュービュー」と言った風切り音が聞こえにくくなりました。
ONにしなくても風切り音はかなり抑えられているような印象なので、個人的には普通の『ノイズキャンセリングモード』にしています。
『ハイブリッドマイク』『V1チップ』『ノイズキャンセリングに最適化したドライバー』『ノイズアイソレーションイヤーチップ』『風ノイズの低減』この5つの機構により、イヤホン史上最高クラスのノイズキャンセリング性能を提供してくれるわけなんですね。
ちなみにノイズキャンセリング性能の高さで定評のある『AirPods Pro』『Elite 85t』そして前モデルの『WF-1000XM3』と遮音性を比較すると以下のような感じです。
製品名 | WF-1000XM4 | AirPods Pro | Elite 85t | WF-1000XM3 |
---|---|---|---|---|
ノイズキャンセリング | (5.0) | (4.8) | (4.9) | (4.5) |
個人的には『AirPods Pro』や、最強だと思っていた『Elite 85t』のノイズキャンセリングレベルを完全に超えたように感じましたね。
また、『WF-1000XM4』は遮音性が高いだけではなく風切り音の低減や、ツンとしない自然なノイズキャンセリングという点も評価できます。
予算度外視でノイズキャンセリング性能の高さで選びたい、とにかく周りの音を遮音して音楽に集中したいという方にイチオシの完全ワイヤレスイヤホンです。
間違いなく業界最高クラスのノイズキャンセリング
こちらも参考にしてね!
関連記事:最強のノイズキャンセリング対応完全ワイヤレスイヤホン|おすすめはこれだ!
ただ、現状不具合なのか、音楽を再生した際やTwitterを見ているとノイズキャンセリングモードが一瞬途切れて、またノイズキャンセリングに戻る動作を繰り返すといった症状が出ています。
Twitterでも口コミを見てみると、ほとんどの方にその症状が発生しているようですね…。
これを繰り返されると急に高速エレベーターで昇降を繰り返されているような感覚で気分が悪くなってきます。
おそらくソフトウェア側の不具合だと思うので、ファームウェアアップデートで改善されると思っています。気長に改善されるのを待つことにします。
外音取り込み|前モデルよりもかなり自然に
WF-1000XM4の外音取り込み性能は前モデルよりもかなり改善され、イヤホンを装着していても自然に会話ができるレベルまで集音してくれます。
小さな音で音楽を流しておけば、まるで自分だけに聴こえる良質なスピーカーのような感覚で使えますね。
外音取り込み機能も『AirPods Pro』や『Elite 85t』、『WF-1000XM3』と比較してみました。
製品名 | WF-1000XM4 | AirPods Pro | Elite 85t | WF-1000XM3 |
---|---|---|---|---|
外音取り込み | (4.8) | (5.0) | (4.8) | (4.3) |
外音取り込み機能の自然さは『AirPods Pro』がダントツ。耳に何もつけていないかのように自然に集音しますね。
WF-1000XM4の外音取り込み機能は、Jabra『Elite 85t』よりも話し声は聴き取りやすい印象。
周りの音もかなり自然に聞こえますが、ほんの少しマイクで拾ったようなデジタル感は残りますね。
音楽鑑賞やノイズキャンセリング性能なら『WF-1000XM4』ですが、音声コンテンツやYouTubeをBGM感覚で聴きたい方は『AirPods Pro』がおすすめですかね。
自分だけに聴こえる高級スピーカーかのよう!
ちなみに外音取り込みはアプリで集音レベルを調整することができます。
聞こえすぎるのが苦手という方はレベルを下げてもいいかもしれませんが、MAXにしても普段耳で聞いている感覚と同程度の集音レベルなので、常時MAXでもイイと思います。
さらに、周りの音を遮音して声だけにフォーカスを当てる『ボイスフォーカス』というモードもあります。
ただ、ボイスフォーカスモードは耳が密閉されている感覚なのに、声は明瞭に聴こえるというなんだか不思議な聴こえ方で、個人的には三半規管がおかしくなりそうで気持ち悪くなりました。
ここは個人差があるとは思いますが、僕は通常の外音取り込みモードのほうが好みですね。
こちらも参考にしてね!
関連記事:【外の音が聞こえる!】外音取り込み機能が凄いおすすめの完全ワイヤレスイヤホン
アダプティブサウンドコントロール|使いにくい
WF-1000XM4は『アダプティブサウンドコントロール』という機能があり、自分がいる場所に対してノイズキャンセリングや外音取り込みのレベルを自動で調整する機能があります。
ただ、個人的にはこの機能は使いにくく、自分が意図しないところで『ノイズキャンセリングモード』になったり『外音取り込みモード』になったりと思いどおりに調整してくれません。
僕はOFFにしています。
スピーク・トゥ・チャット|使いにくい
WF-1000XM4には自分が声を発すると、自動で外音取り込みモードにしてくれる『スピーク・トゥ・チャット』という機能があります。
実際に使ってみましたが、自分の意図しないところで音楽が止まったり、外音取り込みモードに移行するので、「このタイミングで外音取り込みにして欲しかった!」という意図に答えてくれません。
外音取り込みのON/OFFは、やっぱり手動でやるのが一番です。
マイク性能|周りの音はかなり入りにくい
WF-1000XM4のマイク性能についてですが、特別クリアな音声というわけではありません。
しかし、周りの雑音を相手に伝えない『ビームフォーミング技術』と『骨伝導センサー』機能によって、どれだけ騒がしい環境でも、通話相手に余計な音を伝えないように感じました。
『無音状態』『子供が近くで喋っている』『ドライヤーをしながら通話』の3つの環境で録音してみましたので、以下の音声を聞いてみてくださいね
▼無音
▼子供が近くで喋っている
▼ドライヤーをしながら
子供の声は若干入りますが、他の完全ワイヤレスイヤホンと比べれた自分以外の声はかなり抑えられていますね。
また、ドライヤーで髪の毛を乾かしながら録音した音声が素晴らしく、ドライヤーの雑音をほとんど相手に伝えません。
オフィスや屋外など騒がしい環境での通話やWEB会議にはかなり向いていますね!
テレワークをするときに生活音を聞かれたくない人や、先方とのオンラインでの商談で余計な音を伝えずスマートに済ませたい方にかなりおすすめできますね。
通話品質 | (4.8) |
音声のクリアさはそれなりだけど、余計な雑音は全然取り入れないね!
こちらも参考にしてね!
関連記事:【テレワークにおすすめ!】通話品質の高い完全ワイヤレスイヤホン|マイク性能で選ぶならこれ!
音の遅延|動画では気にならない
WF-1000XM4で動画を見た時の音声のズレはかなり少なく、YouTubeやライブ映像、アニメや映画を見ても違和感なく視聴できます。
音ゲーやFPSだと少しズレが気になるので、タイミングで勝敗を分けるゲームでは使いにくいように感じました。
それにしてもゲームモードの搭載なしでここまで遅延がないのは素晴らしいですね。
遅延の少なさ | (4.5) |
高音質で違和感なくライブ映像を楽しめるね!
WF-1000XM4 レビューまとめ
WF-1000XM4をまとめると以下のとおりです。
総合評価
5/5
WF-1000XM4
- 完全ワイヤレスの中で最高クラスの音質
- 完全ワイヤレスの中で最高クラスのノイズキャンセリング
- 自然な外音取り込み
- コンパクトでスペックも高い
- ワイヤレス充電が便利
- アプリでカスタマイズし放題
- 周りのノイズを取り入れにくいマイク性能
- 欲を言えばマルチポイントが欲しい
- 操作ボタンの振り分けがイマイチ
5.0
高音
4.9
中音
4.9
低音
5.0
ノイズキャンセリング
4.8
外音取り込み
4.9
利便性
Bluetooth | 5.2 | 最大再生時間 | 本体8時間/ ケース込み26時間 |
コーデック | SBC,AAC,LDAC | 充電時間 | 約1.5時間 |
ドライバー | 6mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C Qi |
専用ア プリ | ○ | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ○ | 質量 ※片耳/ケース込 | 〇g/〇g |
外音取り込み | ○ | ゲームモード | – |
自動装着検出 | ○ | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
予算が許せば誰にでもおすすめできる
- 現時点で一番良い完全ワイヤレスイヤホンを探している全ての方
WF-1000XM4は2021年6月時点で間違いなく一番良いと感じた完全ワイヤレスイヤホンです。
音質とノイズキャンセリングレベルはトップクラスだし、外音取り込みは耳で聞いてる感覚とほぼ同じだし、通話性能も高いし、装着感も良いし、充電ケースはコンパクトだし、ワイヤレス充電も対応しているし、アプリでカスタマイズもできるし…。
本当に弱点がなく、あらゆる性能・スペックが最高レベルなんですよね。
予算が許す限りはイヤホンを買おうと考えている全ての方におすすめしたい最高傑作の完全ワイヤレスイヤホンです。
WF-1000XM4一強時代に突入しましたね!
あとはAirPods Proが後継機種で追い上げてくるのか、それとも第3のメーカーが追従してくるのか…。
これからもイヤホン市場は目が離せませんね!おらワクワクすっぞ!
以上!WF-1000XM4のレビューをお送りしました。
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コメント
コメント一覧 (3件)
Rのみしか使えないと書かれていましたが、Lだけでも使用できましたよ。
動作環境
とりあえず繋げていたMac
情報ありがとうございます!
なんでだろ、ペアリングの順番とかで影響されるのかな…。
もうちょっと検証してみて、L側でも使えたら修正します!
耳穴小さい自分からするとノズルの口径まで記載してあるの大変ありがたい(_ _)
あまりノズルまで詳しく測ってるサイトってないので
これからもよろしくお願いします