こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
TBSの人気番組『マツコの知らない世界』で、2021年9月7日に『ワイヤレスイヤホンの世界』が放送されました。
今回は俳優でありイヤホンコレクターである『丸井大福』さんが出演されるようですが、この採用に関して僕からはノーコメントで。
今回紹介されたワイヤレスイヤホンはこちらの
幸いにも、全て使ったことのあるイヤホンなので、その実力はどうなのか?本当におすすめなのか?をお伝えできると思います。
実機を使ってみたガチのレビューをお楽しみください。
マツコの知らない世界で紹介予定のワイヤレスイヤホンを紹介
TaoTronics TT-BH07
総合評価
3.0/5
TT-BH07
- とにかく安くて音質もそれなりに良い
- いま買うならTT-BH07 MK2がおすすめ
3.8
高音
3.8
中音
3.8
低音
4.8
コスパ
4.3
装着感
4.3
利便性
Bluetooth | 4.1 | 最大再生時間 | 本体6時間 |
コーデック | SBC,aptX | 充電時間 | 約1.5時間 |
ドライバー | ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | – | 防水 | – |
ノイズキャンセリング | – | 質量 | 15g |
外音取り込み | – | 保証 | 1年 |
自動装着検出 | – | 公式サイト | こちら |
TT-BH07は2016年に発売された左右のケーブルが繋がるタイプのワイヤレスイヤホンです。
かつてAmazonで1日5000台も販売するという伝説を残したという名機ではありますが、いま購入するにはスペックがあまりに古すぎます。
Bluetooth4.1と3世代くらい前のスペックで、スマートフォンとの組み合わせによっては音途切れが発生したり、再生時間も6時間しかもたなかったりとバッテリーも貧弱です。
音質は価格に対してバランスが良く、クセの無い音で「とりあえずこれで十分」と感じられるようなクオリティはありますね。
ただ、いま購入するなら本体のみで20時間再生が可能で、スペックも最新型に変更されているTT-BH07 MK2がおすすめです。
名機ではありますがそれは昔のこと……。
SOUNDPEATS Sonic Pro
総合評価
4.8/5
- 同価格帯で最強クラスの音質
- 邦楽ポップスとの相性抜群
- 本体のみで最大15時間再生できる
- ゲームや動画を見ても遅延を感じない
- 物理ボタンで快適に操作できる
- ワイヤレス充電に対応
- 欲を言えば外音取り込みがほしい
4.0
高音
4.1
中音
3.8
低音
4.8
コスパ
4.8
装着感
4.5
利便性
Bluetooth | 5.2 | 最大再生時間 | 本体15時間/ ケース込み35時間 |
コーデック | SBC,AAC,aptX Adaptive | 充電時間 | 約1.5時間 |
ドライバー | 2BA | 充電端子 | Type C Qi |
専用アプリ | – | 防水 | IPX5 |
ノイズキャンセリング | – | 質量 ※片耳/ケース込 | 6g/53g |
外音取り込み | – | ゲームモード | ○ |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
Sonic Proは中国深センのイヤホンメーカー『SOUNDPEATS(サウンドピーツ)』から2021年6月に発売された完全ワイヤレスイヤホンです。
その特徴は本体のみで15時間連続で再生できる超ロングバッテリーと、6000円でありつつも片側に2つのスピーカーを搭載し、音質をとことん追求したという点。
その音質は6000円台としてはかなりの実力で、一つ一つの音が聴き取りやすい印象。日本人向けにチューニングが施されていることもあり、J-POPとの相性が良く感じますね。
『YOASOBI』や『ずっと真夜中でいいのに。』など、女性ボーカルを主体としたエレクトロサウンドとの相性は抜群ですよ。
その他にも『ワイヤレス充電』や動画を見ても映像と音声のずれが気にならない『低遅延モード』など、高級機に搭載しているような機能をこの価格で搭載しています。
コスパはかなり高いよ!
YAMAHA TW-E3B
TW-E3Bは音響メーカー『YAMAHA』が販売するエントリー向けの完全ワイヤレスイヤホンです。
コロンとしたカワイイ見た目とは裏腹に、その音作りは超本格的!
ワイヤレスながらも雑味のないスムースでクリアなサウンドを奏で、ロックからクラシックまでどんなジャンルでも卒なくこなします。
また、少音量時でも豊かな中低域で鳴らしてくれる『リスニングケア』という機能も備わっており、耳へのダメージを最小限に留めつつ、音量を上げずともノリ良く楽しむことができます。
ノイズキャンセリングや外音取り込み機能など機能性は備わっていませんが、その分“音”にステータスを極振りしたかのようなイヤホンですね。
1万円以下で音質で選ぶならこれ!
BOSE QuietComfort Earbuds
総合評価
4.5/5
- 完全ワイヤレスイヤホン中トップクラスのノイズキャンセリング性能
- AirPods Proと同等クラスの外音取り込み性能
- BOSEらしい豊かな低域
- 小音量時も音が痩せ細らない
- 半カナル型で耳への異物感が少ない
- マイク性能が最強
- Qi(ワイヤレス充電)に対応
- 曲戻しができない
- 片耳での使用が右耳のみ
3.9
高音
4.3
中音
4.8
低音
5.0
ノイズキャンセリング
4.9
外音取り込み
4.7
利便性
Bluetooth | 5.1 | 最大再生時間 ※ノイキャンON | 本体6時間/ ケース込18時間 |
コーデック | SBC,AAC | 充電時間 | イヤホン2時間 ケース3時間 15分で2時間再生 |
ドライバー | ダイナミック型 | 充電端子 | Type C Qi |
専用アプリ | ○ | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ○ | 質量 ※片耳/ケース込 | 9.2g/93.9g |
外音取り込み | ○ | 保証 | 1年 |
自動装着検出 | ○ | 公式サイト | こちら |
QuietComfort EarbudsはBOSEから2021年10月に発売された同社初のノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホンです。
ノイズキャンセリング技術のパイオニアということもあり、遮音性の高さは他のイヤホンと比べても一線を画します。
まさに「静寂」といった遮音性で、作業をしていても電車に乗っても周りの雑音が全く気にならなくなります。音に敏感で作業に集中できない方におすすめですね。
音質もBOSEらしい中低域寄りの広がる優しいサウンドで、ずっと聴いていても耳が全然疲れません。
本体も耳を完全に塞がないセミオープン型のような形状なので、耳が痛くなったり閉塞感を感じてしまうことも少なく開放的。
外音取り込み機能を使えば、普段耳で聞いている感覚に近い音で周りの音を取り込むことができ、自分だけに聞こえるスピーカーのような感覚で音楽を楽しむことができます。
今はキャンペーンでお安くなってるよ!
AfterShokz Aeropex
Aeropexは骨伝導イヤホンを専門に展開するメーカー『AfterShokz(アフターショックス)』より発売された日本で最も売れている骨伝導イヤホンです。
骨伝導イヤホンとしては最軽量クラスの軽さで、装着してみると本当に何もつけていない空気のような装着感。
耳を塞がない方式で骨から音を伝えるので、まるで自分だけに聴こえるスピーカーのように音が聴こえてきます。
耳栓型と比べるとやはり低音の量感は少なめですが、耳を塞がないタイプとしては一番音質が良く、音にこだわりがなければ十分に高音質と思えるようなレベル。
耳栓タイプが苦手な方、イヤホンが合わなくて困っていた方、そしてテレワークでイヤホンをずっと着けっぱなしで耳が痛いという方におすすめのイヤホンです。
骨伝導イヤホンで迷ったら『Aeropex』で間違いなし!
ちなみに予算的に厳しい場合は、再生時間が2時間ほど少なく、3gほど重たくなりますが、価格が半値ほどに安くなる『OpenMove』もおすすめです。
Apple AirPods Pro
総合評価
4.9/5
- ノイズキャンセリング性能がとにかく高い
- 外音取り込みのレベルが高すぎて、何もつけていないに等しい
- 装着感が良い
- サイズもコンパクトで持ち運びやすい
- 利便性最強
- 再生時間が短い
- 音質のコスパはイマイチ
3.8
高音
3.8
中音
3.8
低音
4.9
ノイズキャンセリング
5.0
外音取り込み
5.0
利便性
Bluetooth | 5.0 | 最大再生時間 ※ノイキャンON | 本体4.5時間/ ケース込24時間 |
コーデック | SBC,AAC | 充電時間 | 15分充電で3時間動作 |
ドライバー | ダイナミック型 | 充電端子 | Type C Qi |
専用アプリ | ○ | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ○ | 質量 ※片耳/ケース込 | 5.4g/45.6g |
外音取り込み | ○ | 保証 | 1年 |
自動装着検出 | ○ | 公式サイト | こちら |
AirPods ProはAppleより2019年10月に発売された世界で一番売れているイヤホンです。
僕自身も発売後すぐに購入しましたが、なんだかんだで一番使っていますね。
個人的にはAirPods Proのすごいと感じるところは『気軽さ』にあると思っています
BoseやJBLのように筐体が大きくないため、サッと取り出してサッとつけることができるし、iPadやiPhone、Macはわざわざ接続設定(初期設定は必要)しなくても、シームレスに繋ぐことができます。
また、ノイズキャンセリングや外音取り込みが備わっていますが、AirPods Proこの小ささでどちらもトップクラスの性能の高さ。
特に外音取り込み機能は、耳で聞いている音「そのもの」で、たまにAirPods Proを耳につけていたことを忘れるほどです。
価格を考えれば音質は決して良くはないですが、日常に溶け込メル「気軽さ」のおかげで、なんだかんだ一番愛用しています。
利便性は間違いなく一番高い!
1more ComfoBuds Z
総合評価
4.5/5
- 横向きに寝ても耳が痛くなりにくい
- 声やボーカル帯が生々しくてGood
- 今まで使った中で最強の寝ホン
- 再生時間がかなり短い
- マイクや操作ボタンがついていない
3.6
高音
3.9
中音
3.5
低音
4.5
コスパ
4.5
装着感
5.0
寝ホン度
Bluetooth | 5.0 | 最大再生時間 | 本体3.5時間/ ケース込み14時間 |
コーデック | SBC,AAC, | 充電時間 | イヤホン:85分 ケース:80分 |
ドライバー | BAドライバー | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | ○ | 防水 | – |
ノイズキャンセリング | – | 質量 ※片耳/ケース込 | 2.7g/34g |
外音取り込み | – | ゲームモード | – |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
非常に珍しい『寝ホン』として作られたイヤホンで、イヤホンを装着した状態で横向きに寝ても耳が痛くなりにくい仕様になっています。
同様の製品としてBOSEの『SleepBuds』がありますが、あの製品はあらかじめ用意されたプリセット音源しか流すことができませんでした。
しかし、ComfoBuds Zはスマートフォンに入っている音源やYouTube音源も聴くことができるので、ASMRを聴きながら寝落ちすることもできます。
ただ、完全ワイヤレスイヤホンとして普段使いする場合は本体再生時間が3.5時間など、スペックがイマイチでコスパが悪いので、寝ホンとして割り切るのがおすすめでしょうね。
いや~実際に買ってみましたけど、寝ホンとしては完璧でしたよ。詳しくはレビューを見て欲しいですが、横向きに寝ても痛くないし、ケーブルもないから絡まないし、音もいいし、最高です。
これが最強の寝ホンです!
これは紹介しないの?筆者がいま一番おすすめするワイヤレスイヤホン
マツコの知らない世界で紹介されていませんが、僕がいまワイヤレスイヤホンで最強を1つ選ぶとしたらこれ。
WF−1000XM4
総合評価
4.6/5
- 販売価格2万円台ではなかなかの音質の良さ
- 販売価格2万円台では最高クラスのノイズキャンセリング
- ケースもコンパクトでスペックも高い
- ワイヤレス充電が便利
- アプリでカスタマイズし放題
- 周りのノイズを取り入れにくいマイク性能
- アップデートでマルチポイントに対応
- マルチポイントとLDACの併用も可能
- 操作ボタンの振り分けがイマイチ
- 本体が大きい
4.5
高音
4.5
中音
4.5
低音
4.0
装着感
4.7
ノイズキャンセリング
4.5
外音取り込み
4.6
マイク性能
4.7
利便性
Bluetooth | 5.2 | 最大再生時間 | 本体8時間/ ケース込み26時間 |
コーデック | SBC,AAC,LDAC | 充電時間 | 約1.5時間 |
ドライバー | 6mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C Qi |
専用ア プリ | ○ | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ○ | 質量 ※片耳/ケース込 | 7.3g/41g |
外音取り込み | ○ | ゲームモード | – |
自動装着検出 | ○ | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
SONYから2021年6月に発売された約3万円で買える最新型の完全ワイヤレスイヤホンです。
音質・ノイズキャンセリング機能・外音取り込み機能、全てがあらゆる完全ワイヤレスイヤホンでもトップクラスの実力。
さらに、ワイヤレス充電にも対応し置くだけで簡単充電可能。通話性能も高く、周りのノイズを相手にほとんど伝えません。
これだけの性能を備えつつ、充電ケースはコンパクトでズボンのポケットにも余裕で入り、本体再生時間もノイズキャンセリングON時間で8時間再生可能。
音質・性能・スペック、いずれも本当に隙がなく、あらゆる完全ワイヤレスイヤホンの頂点に君臨するほどの実力です。
もし、この機種が紹介されずにワイヤレスイヤホンの最強はどれかを決定されたら「ちょっ待てよっ」ってなります。
予算が許すのであれば、自信を持って一番おすすめします!
マツコの知らない世界で紹介されるワイヤレスイヤホンまとめ
筆者がいま一番最強のワイヤレスイヤホンを選ぶとしたらSONY WF-1000XM4がおすすめです。
以上、マツコの知らない世界で紹介されるワイヤレスイヤホンのご紹介でした。
価格帯別、性能別に完全ワイヤレスイヤホンをランキング形式でまとめた記事も制作していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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