評価:4.8
こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
音質特化の完全ワイヤレスイヤホン『CX True Wireless』にノイズキャンセリングと外音取り込み機能が加わった『CX Plus True Wireless』が2021年9月に発売されました。
CX True Wirelessが音質だけで見ると、3万円台のフラグシップ機である『Momentum True Wireless 2』に近かったのに、そこにノイキャンが備わってしまったら、ほぼMomentum True Wireless 2やん!
そして価格はAmazonで2万円を切るという。Momentum True Wireless 2より1万円以上安いってコスパ最強やん!
『ほぼカニ』ならぬ、『ほぼMomentum True Wireless 2』のような新製品『CX Plus True Wireless』を今回買ってきましたので実機を使ってレビューしていきます。
ぜひ最後までご覧ください。
総合評価
4.8/5
- 2万円以下最強クラスの音質
- 生楽器系に最適なチューニング
- かなり自然な外音取り込み性能
- アプリによる豊富なカスタマイズ性
- aptX Adaptive対応でさらに高音質に
- ノイズキャンセリングの効果が薄い
4.8
高音
4.5
中音
4.7
低音
4.5
装着感
3.8
ノイズキャンセリング
4.7
外音取り込み
4.2
マイク性能
4.5
利便性
Bluetooth | 5.2 | 最大再生時間 | 本体8時間/ ケース込み24時間 |
コーデック | SBC,AAC,aptX,aptX Adaptive | 充電時間 | 約1.5時間 |
ドライバー | 7mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | ◯ | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 6g/47g |
外音取り込み | ◯ | ゲームモード | – |
自動装着検出 | ◯ | 保証 | 2年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
SENNHEISER CX Plus True Wireless 概要
- 音質特化モデル『CX True Wireless』のノイキャン搭載モデル
- 外音取り込み機能も搭載
- ハイレゾ相当コーデック『aptX Adaptive』に対応
- イヤホン単体で8時間再生対応のロングバッテリー
- アプリによるカスタマイズに対応
先行で発売された音質特化型の完全ワイヤレスイヤホン『CX True Wireless』にノイズキャンセリングと外音取り込み機能を搭載した全部入りモデルです。
カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色となります。
CX Plus True WirelessとCX True Wireless、Momentum True Wireless 2と比較すると?
前モデルの『CX True Wireless』とMomentum True Wireless 2を以下の比較表でまとめてみました。
製品名 | CX Plus True Wireless | CX True Wireless | Momentum True Wireless 2 |
Bluetooth | 5.2 | 5.2 | 5.1 |
コーデック | SBC,AAC,aptX,aptX Adaptive | SBC,AAC,aptX | SBC,AAC,aptX,aptX |
再生時間 ※ANC ON時 | 本体:8時間 ケース込:24時間 | 本体:7時間 ケース込:28時間 | 本体:7時間 ケース込:28時間 |
充電端子 | Type C | Type C | Type C |
防水 | IPX4 | IPX4 | IPX4 |
自動装着検出 | ○ | ○ | ○ |
アプリ | ○ | ○ | ○ |
Bass Boost | ○ | ○ | – |
高性能サウンドチューニング | – | – | ○ |
音質 | (4.6) | (4.6) | (4.8) |
装着感 | (4.5) | (4.5) | (4.5) |
ノイズキャンセリング | (3.8) | – | (3.6) |
外音取り込み | (4.7) | – | (4.7) |
参考価格 | 19,800円 | 14,200円 | 31,100円 |
結論からお伝えすると、CX Plus True Wirelessの”性能面”はMomentum True Wireless 2とほぼ変わりません。
なんだったら、CX Plus True Wirelessのほうが高音質コーデック『aptX Adaptive』に対応しているので、こっちのほうが上なのでは? とも思ってしまいますね。
ただ音質は少し異なり、Momentum True Wireless 2限定のアプリ設定で『高性能サウンドチューニング』という設定があり、中低域〜中高域にかけての音のつながりが滑らかで、より自然な音域に近い鳴らし方のように感じました。
Momentum True Wireless 2はその価格がゆえの実力の高さを持ち合わせていますが、コスパ重視で考えれば間違いなく『CX Plus True Wireless』がおすすめ。
先に発売された音質特化モデル『CX True Wireless』と比べると、本当にノイズキャンセリングと外音取り込みのみが追加されただけって感じですね。
SENNHEISER CX Plus True Wireless 外観・付属品
それではCX Plus True Wirelessを開封していきましょう。
外箱|ゼンハイザーブルーなパッケージ
CX Plus True Wirelessの外箱は、いつものゼンハイザーブルーで彩られたシンプルなパッケージ。
ゼンハイザー好きとしてはこれを見るだけでたまらないですね。
開封してみるとおしゃんな外国人たちの写真集のようなものがズラリ。エモいですね。
付属品|イヤーピース、USB-Cケーブル
付属品一覧は以下のとおりです。
- イヤーピース(XS,S,M,L)4ペア
- USB Type Cケーブル
- マニュアル
イヤーピースはシリコン製のものが4ペア付属しています。サイズ展開が豊富なので、どれか一つはフィットしそうですね。
開口部がクロス型になっていて傘が浅めになっている独自のイヤーピースを採用しています。
ただ、個人的にはゼンハイザーのイヤーピースは耳に合わないことが多く、サードパーティー性のイヤーピースに変えることが多いですね。
USBケーブルは短めのType Cケーブルが付属します。
こちらにもゼンハイザーのロゴが入っています。ロゴが入るだけで高級感がありますね。
充電ケース・本体|少し厚みはあるがコンパクト
CX Plus True Wirelessの充電ケースはピアノブラック調の光沢感のあるデザインです。
厚みはそこまでなく、胸ポケットだと膨らみは気になりますが、ズボンのポケットくらいであれば膨らみを気にせず持ち運べる程度です。
他の完全ワイヤレスイヤホンと比べるとこんな感じで、AirPods Proのコンパクトさには劣りますが、JBL Tour Pro+ TWSやWF-1000XM4と比べると同等のサイズ感といったところ。
手のひらサイズで携帯性は良好だと感じました。
充電端子はUSB Type Cにもちろん対応。
残念ながらワイヤレス充電には対応していません。
充電ケースを開けるとこんな感じ。
充電ケースから本体が結構飛び出ているため、指でつまみやすく取り出しやすいですね。
マグネットの吸着性も高く、意識せずに充電ケースに入れようとしても問題なく収納してくれますね。
イヤホン本体はピアノブラック調の光沢感のあるデザインになっています。
耳の収納部である内側は若干凸凹とした形状になっていますが、耳の形に合わせてピッタリとフィットするようにこのような造形になっています。
背面側は少し厚みがあるので、耳に装着した際に飛び出しが若干気になるかもしれません。
防水性能に関してですが、CX Plus True WirelessはIPX4相当の防水に対応しています。
水の飛まつに対して保護される防まつ形。スポーツ時の汗からの保護や雨天時でも安心して使えます。
雨天時に使っても、スポーツで汗をかいても壊れる心配がなく安心して使えますね。
初期機である『CX400BT』は耐水性能は備わっていなかったので、少しは安心して使えるようになりました。
CX Plus True Wirelessのノズル径は5.4mm、くびれ部は4.8mm、ノズル長は2.6mm。
ノズル長が短めのため、サードパーティ製で使えるイヤーピースは限られるかな?と思いきや
有線イヤホン向けに制作されたSednaEarfit Crystal Standardでも問題なく装着ができ、充電ケースにも収めることができました。
充電ケースの収納部もかなり深めに作られているので干渉しにくく、イヤーピースの選択肢が豊富にありそうですね。
最後にCX Plus True Wirelessの重さですが、総重量は47.0g、本体片耳で5.9g、ケースのみは35.3gです
総重量50g以下であればかなり軽めな印象で、ポケットに入れていても重みは感じにくいでしょう。
本体も見た目のわりに軽量なので、走ってもズレ落ちにくく、安定した装着感を得られそうです。
SENNHEISER CX Plus True Wireless レビュー
CX Plus True Wirelessをしばらく使ってみたので、ここから装着感や音質、ノイズキャンセリング性能など、細かくレビューしていきます。
装着感|耳にぴったりフィット
CX Plus True Wirelessは本体の内側が少し凸凹した人間の耳の形状に合わせた『エルゴノミックデザイン』を採用しており、見た目以上に耳にぴったりとフィットしてくれます。
前から見ると割と飛び出しているようには見えますが、走っても落ちる心配もなく安定した装着感です。
防水性能もIPX4相当と高く、外音取り込み性能により周りの音も把握することができるので、良い音を聴きながらジョギングや散歩をするのにも最適ですね。
装着感 | (4.5) |
音質|2万円以下では最強クラス
CX Plus True Wirelessの音質はさすがのゼンハイザーサウンドということもあり、2万円以下の完全ワイヤレスイヤホンの中では最高クラスになります。
前作の『CX True Wireless』とほぼ同じ音作りではありますが、他の完全ワイヤレスイヤホンとは一線を画す実力を備えています。
各帯域ごとの特徴は以下の通りです。
- 高音:伸びがよく煌びやかな寒色系のサウンド。超高域までくっきりと鳴らしますが、刺さり感は少しあるのでロッやEDMを聴くとキンキンとする。
- 中音:解像度は高めですが主張は控えめで、ボーカルや主旋律より楽器隊を際立たせるような慣らし方ですね。
- 低音:迫力や空気感もまといつつ、深いところまで鳴らす高解像度系の上質な低音。バスドラムも輪郭がくっきりとしている印象です。
- 音場:縦方向に広めな印象。
- 傾向:上質なドンシャリサウンド。
- 解像度:同価格帯の中ではかなり高め。
得意なジャンル
- ジャズ
- クラシック
- 弾き語り
高域が煌びやかで、ストリングスやハイハットなど生楽器系は本当に目の前で聴いているかのような響きで鳴らしてくれるのですが、ロックやポップスなど電子サウンドやボーカルはやや刺さりを感じますね。
ちなみに他の完全ワイヤレスイヤホンと比べるとこんな感じです。
製品名 | CX Plus True Wireless | JBL Tour Pro+ TWS | Momentum True Wireless 2 |
高音 | (4.8) | (4.7) | (4.9) |
中音 | (4.5) | (4.6) | (4.7) |
低音 | (4.7) | (4.7) | (4.8) |
CX Plus True Wireless高音質とはいえ、どちらかというと生楽器系にフォーカスを合わせた特徴的なサウンドのため、ロックやポップスを楽しく聴きたい方はJBL Tour Pro+ TWSのほうが断然向いているように感じましたね。
Momentum True Wireless 2は、アプリで『高性能サウンドチューニング』という設定があり、そちらをONにすることによって煌びやかなドンシャリサウンドが豊かかつ滑らかに鳴らしてくれます。
価格差だけはあり個人的にはMomentum True Wireless 2の方が良い音と感じました。これはaptX Adativeで聴いたとしても同じ結果でしたね。
ただ、1万円以上価格差が離れているにも関わらず、音質や性能面を含めほぼ同クオリティのため、コスパの高さでは圧倒的にCX Plus True Wirelessに軍配があがりますね。
こちらも参考にしてくださいね
操作性|これが理想
CX Plus True Wirelessはタッチパネルで行いますが、理想といってもいいほど素晴らしい操作性の良さです。
操作方法一覧は以下のとおりです。
▽音楽再生
- 再生/停止 → R側を1回タップ
- 曲送り → R側を2回タップ
- 曲戻し → L側を2回タップ
- 音量を上げる → R側を長押し
- 音量を下げる → L側を長押し
▽通話
- 電話を受ける → L or R側を1回タップ
- 着信拒否 → L or R側を2回タップ
- 通話終了 → L or R側を1回押す
▽その他
- 外音取り込み → L側を1回タップ
- ノイズキャンセリング → L側を3回タップ
- 手動でペアリングモード → L側 と R側を同時に長押しし続ける
- 音声アシスタント → R側を3回タップ
『ピッ、ポッ、パッ』とタップ数に応じた効果音を流してくれるため、自分が何回タップしたかをめちゃめちゃ把握しやすいのですよ。
感度もほどよく、誤動作もほとんどないため非常に快適です。
またカスタマイズ性も豊富で、L/Rの1〜3タップ、そして長押しの計8ボタンを割り振ることができ、それぞれに『再生/停止』『音量操作』『曲送り』『ノイズキャンセリング』など好みの設定に割り振ることができます。
ペアリングも本体を耳に装着したまま両耳を長押しするだけなので、他の機器と接続するときも簡単なんですよ。
タッチ感度も良く、カスタマイズも網羅的に行え、まさに完璧とも言える操作性の良さです。
再生時間|本体8時間とかなり長め
再生時間は本体のみで8時間、ケース込みで24時間とノイズキャンセリング搭載機としてはかなり長めです。
仕事中に1日BGM感覚で音楽を聴いていたとしてもバッテリーが切れる心配もありませんし、ケース込みで24時間持てばヘビーユースしない限りは充電しなくても1週間くらい持ちそうですね。
バッテリーのタフさは大満足です。
強いていえばワイヤレス充電に対応していればもっと便利だったな〜といったところですね。
アプリ|豊富なカスタマイズ
CX Plus True Wirelessはアプリに対応しており、イコライザーや操作方法などあらゆるカスタマイズを行うことができます。
アプリでできることは以下の通りとなります。
- トランスペアレントヒアリング
→外音取り込みモード、ON時に音楽の再生を続けるか停止するかの設定ができる - イコライザー設定
→カスタムEQと『ポッドキャスト』『ムービー』『Bass Boost』などプリセットイコライザーに変更可能 - スマートポーズ
→どちらかのイヤホンを耳から外すと自動的に音楽を一時停止 - アクティブノイズキャンセレーション
→ノイズキャンセリングモードのON/OFF切り替え - 自動着信
→右側のイヤホンを充電ケースから外している場合、自動的に着信する - 自動電源オフ
→操作がない場合の電源OFFタイマーを『なし』『15分』『30分』『45分』から選べる - 現在のcodec
→SBC、aptX Adaptiveなど今接続されているコーデックを確認できる - 側音
→通話時の自分の声の聞こえやすさを0%〜100%からレベル調整ができる。 - イヤホンのカスタマイズ
→操作方法をカスタマイズできる - トーン&音声プロンプト
→操作時の通知音を音声か通知音+音声かなどを選択できる - ファームウェアアップデート
操作方法のカスタマイズは前述した通り、カスタマイズの自由度が高く、思い通りの操作をしやすい印象を受けます。
イコライザー設定は少しクセのある設定方法で、シーソー状に波形が動くような仕組みで、直感的にイコライザーを設定できるようになっていますが、好みの音には仕上げにくく結局デフォルト状態のまま使っています。
3バンドイコライザーでの設定もありますが、調整できる周波数帯が3つは流石に少なすぎる気がしますね。
BASS BOOSTというプリセットも備わっていますが、前作のCX True Wirelessだと本当に効いているかどうかわからないくらい効き目がほんのりでしたが、今回ははっきりと低音の量感多くなりました。
個人的にはイコライザーはあまり使わないタイプですが、CX Plus True Wirelessの音に飽きたり気に入らなくなってきたらイコライザー設定で好みのサウンドにカスタマイズしてみましょう。
アプリは以下よりダウンロードできます。
Sennheiser Smart Control
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ノイズキャンセリング|上位機種よりパワーアップしてる!?
CX Plus True Wirelessのノイズキャンセリング性能はそこまで高くありません。
SENNHEISERのコンセプトとして”音質を優先したノイズキャンセリング”のため、音質に悪影響を与える強烈なノイズキャンセリングは搭載しないようです。
ただ、ONにしていても効いているかどうかわからなかったMomentum True Wireless 2と比べると遮音性は少し向上していますね。
しかし、キーボードのタイピング音や、電車の走行音など高めの音は遮音しきれていないように感じました。
他の完全ワイヤレスイヤホンと比べるとこんな感じ。
製品名 | CX Plus True Wireless | JBL Tour Pro+ TWS | Momentum True Wireless 2 |
ノイズキャンセリング | (3.8) | (4.4) | (3.5) |
同価格帯のライバル機JBL Tour Pro+ TWSと比べたら、流石に遮音性は劣るように感じました。
さらに遮音性を求めるとSONY WF-1000XM4やAirPods Proがおすすめになってきますが、ある程度遮音してくれたらOKという方はCX Plus True Wirelessでも問題ないレベルです。
こちらも参考にしてくださいね
外音取り込み|普通に会話ができる
CX Plus True Wirelessの外音取り込み性能はかなりの自然さで、小音量で音楽を流していても普通に会話ができるくらい自然に取り込んでくれます。
普段耳で聴いている感覚にほんの少しだけマスクされたような聴こえ方で、装着したままでも普段通りの生活を送れそうなほど自然に集音してくれますね。
防水性能も高いので、外音取り込みをONにしながらジョギング用途につかったり、キッチンで洗い物をしながらYouTubeを見たりするのにもおすすめですよ。
こちらも他のワイヤレスイヤホンと比べてみました。
製品名 | CX Plus True Wireless | JBL Tour Pro+ TWS | WF-1000XM4 |
外音取り込み | (4.7) | (4.7) | (4.8) |
外音取り込み性能はJBL Tour Pro+ TWSとほぼ同レベルで、WF-1000XM4よりはほんの少し聞こえにくいかな? という感覚でした。
2万円以下という価格を考えれば、外音取り込み性能はかなり優秀だと思いますよ。
こちらも参考にしてくださいね
通話品質|音声は綺麗だがノイズに弱い
CX Plus True Wirelessのマイク性能ですが、音声自体はかなりクリアに集音できているように感じました。
フラグシップモデルのMomentum True Wireless 2がけっこうガサガサな音声だったので、それと比べるとかなりマイク品質は改善されていますね。
音声を実際に録音してみましたので、よければ聴いてみてくださね。
音声は綺麗ではありますが、周りのノイズには弱く、オフィスやカフェなど少し騒がしい環境でも周りの音を拾ってしまいそうです。
テレワークなど業務で使う場合は、本当に静かな自宅などの環境での使用をおすすめします。
通話品質 | (4.2) |
こちらも参考にしてくださいね
音の遅延|ゲーム以外ならほぼ感じない
CX Plus True Wirelessの映像と音声のズレですが、ほとんど気にならないレベルで感じません。
ライブ映像やPVを見ても違和感がなく、高音質で楽しむことができますね。
音ゲーやFPSをプレイすると、流石に気になってゲームに集中できないので、シビアなタイミングが要求されるゲームや、楽曲制作なんかにはおすすめできません。
遅延の少なさ | (4.5) |
CX Plus True Wirelessにおすすめのイヤーピース
CX Plus True Wirelessにおすすめのイヤーピースがないか10製品ほど検証してみましたが、個人的におすすめのイヤーピースはSONYの『ノイズアイソレーションイヤーピース』でした。
CX Plus True Wirelessの少し気になっていた刺さりや中域の引っ込んだ感じが解消され、より豊かなかつ滑らかな音で聴けるようになりましたね。
感覚でいうとMomentum True Wireless 2のみ対応している『高性能サウンドチューニング』をONにしたときの音作りに近くなったように感じました。
低反発素材ということもあり装着感も安定し、耳にぴったりとフィットしてくれた印象でした。
CX Plus True Wirelessの音の刺さりが苦手な方や、装着感を改善したい方にぜひおすすめしたいイヤーピースです。
SENNHEISER CX Plus True Wireless まとめ
CX Plus True Wirelessをまとめると以下のとおりです。
総合評価
4.8/5
- 2万円以下最強クラスの音質
- 生楽器系に最適なチューニング
- かなり自然な外音取り込み性能
- アプリによる豊富なカスタマイズ性
- aptX Adaptive対応でさらに高音質に
- ノイズキャンセリングの効果が薄い
4.8
高音
4.5
中音
4.7
低音
4.5
装着感
3.8
ノイズキャンセリング
4.7
外音取り込み
4.2
マイク性能
4.5
利便性
Bluetooth | 5.2 | 最大再生時間 | 本体8時間/ ケース込み24時間 |
コーデック | SBC,AAC,aptX,aptX Adaptive | 充電時間 | 約1.5時間 |
ドライバー | 7mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | ◯ | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 6g/47g |
外音取り込み | ◯ | ゲームモード | – |
自動装着検出 | ◯ | 保証 | 2年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
こんな人におすすめ
- とにかく音質にこだわりたい
- ボーカルより楽器隊をメインで聴きたい
- ジャズ、クラシック、弾き語りが好き
- 音質メインだけど、外音取り込みなど利便性も欲しい
※タブで切り替えができます
CX Plus True WirelessはフラグシップモデルであるMomentum True Wireless 2とほぼ同性能と言っても過言実力を備えたイヤホンのように感じました。
トップクラスの音質と自然な外音取り込みや、ほんのりとした効果ではあるけどノイズキャンセリングも備えて2万円以下というのはかなりのコスパの高さかと!
ボーカルがやや埋もれた感じがあるのでポップスは苦手なので、ボーカルメインで聴きたい方はJBL Tour Pro+ TWSがおすすめですが、CX Plus True Wirelessは楽器隊メインで聴く方や、ジャズ•クラシックを聴くなら最強クラスのワイヤレスイヤホンですよ。
以上!CX Plus True Wirelessのレビューをお送りしました。
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