SENNHEISER CX True Wireless レビュー|音質こそがパワーだ

求めるものはノイズキャンセリング性能でも、外音取り込み性能でも、通話品質の高さでもない、『音質』だ!

そんな方におすすめしたいイヤホンが発売されました。

こんにちは、ポータブルオーディオ専門ブログを運営していますカジェット (@kajet_jt)です。

今回はドイツの老舗オーディオブランドSENNHEISER(ゼンハイザー)より、2021年7月8日に発売された音質特化型の完全ワイヤレスイヤホン『CX True Wireless』をご紹介します。

上質な音色、それが全て』というキャッチコピーのもと、3万円台の上位機種『Momentum True Wireless 2』と同等のTrueResponseトランスデューサーを採用し、音質にステータスを極振りしたイヤホンです。

実際に聴いてみましたが、さすがSENNHEISER。本当に音質に一切の妥協がありません。

予算が1万円中盤くらいまでで音質にこだわりたい方はこれ一択でもいいのでは?それくらい頭一つ抜き出た実力を持っていますね。

今回はこちらの『CX True Wireless』をメーカー様にお借りしたので実機を使ったレビューと、CX 400BTも持っているので前作との比較も行なっていきます。

ぜひ最後までご覧ください。

総合評価

4.8/5

CX True Wireless

  • 音質最強
  • 耳にぴったりとフィットする装着感
  • 快適すぎる操作性
  • 遅延が少ない
  • 片耳使いができる
  • 欲を言えば外音取り込み機能が欲しい

4.8

高音

4.5

中音

4.7

低音

4.8

解像度

4.5

装着感

4.5

利便性

Bluetooth5.2最大再生時間本体9時間/
ケース込み27時間
コーデックSBC,AAC,aptX充電時間約1.5時間
ドライバー7mm
ダイナミック型
充電端子Type C
専用アプリ防水IPX4
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
6g/49g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証2年
マルチポイント公式サイトこちら
目次

SENNHEISER CX True Wireless 概要

公式動画
CX True Wirelessの特徴
  • MOMENTUM True Wireless 2 と同等のTrueResposeトランデューサーを採用
  • ベースブースト機能により存在感のある低音を再現
  • パッシブノイズアイソレーション(要は耳栓効果)による妥協なき遮音性
  • IPX4相当の防水性能
  • 本体9時間、ケース込み27時間のバッテリー

1万円台中盤という価格でありつつも3万円クラスの『MOMENTUM True Wireless 2』と同等パーツを採用し、音質に一切妥協のない仕上がりとなっています。

また今回からIPX4相当の防水性能も追加され、雨天時でも安心して使えるようになりましたね。

カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色です。

今回はブラックをお送りいただきました。それでは早速開封していきましょうか。

SENNHEISER CX True Wireless 外箱・付属品

外箱をチェック

CX True Wirelessのパッケージは白地にゼンハイザーブルーであしらわれたシンプルなデザイン。

付属品一覧はこちら。

付属品一覧
  1. イヤーピース(シリコン製)4ペア
  2. USB Type Cケーブル
  3. マニュアル

イヤーピースは本体装着分を含めシリコン製のものが4ペア付属。軸が浅く完全ワイヤレス向けに最適化されたイヤーピースですね。

開口部に十字型のフィルターがついているのが特徴です。

USBケーブルは短めのType Cケーブルが付属。根元部にゼンハイザーのロゴが印字されており、全体的にマットな質感でなんだかおしゃれですね。

充電ケース・本体をチェック

CX True Wirelessの充電ケースの色味は少し明るめのブラックで、光沢はありつつもテカテカとはしていないミニマルなデザイン。

前作のCX 400BTはもう少しテカテカとした見た目でしたが、今作は充電ケースに高級感がありますね。

厚みもそこまでなく、手のひらサイズの小ささなのでパンツのポケットに入れても膨らみが気になりません。

他の同価格帯の完全ワイヤレスイヤホンやAirPods Proと比べるとこんな感じ。他の機種と比べても十分コンパクトですね。

充電端子はUSB Type Cに対応。残念ながらワイヤレス充電には対応していません。

再生時間は本体のみで9時間、ケース込みで27時間とかなりロングバッテリー。業務中にずっと音楽を聴いていたとしても充電が切れる心配もありませんし、通常使用であれば充電をしなくても1週間くらいバッテリーが持ちそうですね。

充電ケースを開けるとインジゲーターが点灯し、バッテリー残量が確認できます。

イヤホン本体をチェックしてみると、ハウジング(背面)はフラットなデザインで、本体と同系色のロゴが印字されています。

本体内側はL/Rの表記があり、少し凸凹した設計になっていますが、これはエルゴノミック(人間工学)デザインと呼ばれるもので、耳の形状に合わせて成形されています。

装着感の高さには期待できそうです。

CX True Wirelessのノズル径は5.4mm、くびれ部は4.8mm、ノズル長は2.6mm。

くびれが細く短いノズルのため適応するイヤーピースはかなり限られそうなので、他社製のイヤーピースを別途購入する際はご注意ください。記事後半でおすすめのイヤーピースもご紹介します。

CX True Wirelessの総重量は49.3g、本体片耳で6.4g、ケースのみは36.6g。

平均的な完全ワイヤレスイヤホンの重さで、携帯性・装着感ともに良好です。

また、CX True Wirelessは水の飛まつに対して保護するIPX4相当の防水に対応しています。防水性も高いため雨天時でも安心して使うことができますね。

CX True WirelessとCX 400BTの 違い

スペック一覧CX True Wireless
CX400BT
Bluetooth5.25.1
コーデックSBC,AAC,aptXSBC,AAC,aptX
防水規格IPX4×
ドライバーダイナミック型7mm
ダイナミック型
質量ケース込:49.3g
本体:6.4g
ケース込:49.3g
本体:6.3g
再生時間本体:9時間
ケース込:27時間
本体:7時間
ケース込:20時間
充電時間1.5時間1.5時間‘
充電端子USB Type CUSB Type C
アプリ
その他機能BASS BOOST×
市場価格15,800円ほど13,500円ほど

性能面の大きな違いとして『再生時間』『防水性能』『BASS BOOST』機能といったところでしょうか。

同色ではないため比較しにくいですが、充電ケースや本体の表面の素材感や設計なども若干異なります。

CX True Wirelessの充電ケースは少し光沢感が抑えられたマットに近い加工。対してCX 400BTはツルッとした光沢感のある色味。

LEDインジゲーターは前面配置に変更され、リセットボタンも排除されました。

本体をチェックしてみると、CX True Wirelessのハウジングはフラットな設計になっているのに対して、CX 400BTは縁がありますね。内側の充電端子はCX True Wirelessは2つに対して、CX 400BTは4つ。

外観はほんの少しの違いではありますが、個人的にはCX True Wirelessの方が好みのデザインです。

それにしてもマイナーチェンジバージョンとしては中々にグレードアップしていますね。

カジェット

防水機能が追加されたのが地味にうれしい点です。

音質にも違いがあり、CX True Wirelessの方が中低域寄りに厚みがあり、高域も少しまろやかな印象。CX 400BTは若干スッキリとした印象で高域は刺さるギリギリラインでニュートラルに鳴らしているように感じますね。

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音質はどちらの方が上というわけではなく、わずかな違いでありつつも好みの差といったところでしょうか。

僕は中低域に厚みや豊かさが欲しい派なのでCX True Wirelessの方が好みですね。

SENNHEISER CX True Wireless ペアリング方法

ペアリング方法

スマートフォンと接続する際のペアリング方法はこちら

STEP
充電ケースから本体を取り出す (2回目以降は左右のタッチパネルを3秒間長押し)
STEP
「設定」→「Bluetoothを開く」
STEP
「CX True Wireless」をタップする

CX True Wirelessのペアリングはこちらで完了です。

また、CX True Wirelessはイヤホン本体どちらかを充電ケースに入れた状態にして、片耳のみ使うこともできます。

左側だけでも使える
右側だけでも使える

状況によって片耳だけ身に着けて動画を見たり、通話用ヘッドセットとして使うのにもおすすめです。

SENNHEISER CX True Wireless レビュー

装着感|耳にピッタリフィット

CX True Wirelessは人間工学に基づいた本体設計により、少し大きめな筐体に反して耳にピッタリとフィットしてくれます。

首を振ったり走ったりしても落ちる気配もなく、安定した装着感ですね。

装着感(4.5)

音質|1万円台なら最強

CX True Wirelessは1万円台としてはトップクラスの音質の良さ。SENNHEISERらしさが溢れる伸びやかで楽器の特性を引き出すチューニングですね。

各帯域の音の特徴を以下にまとめてみました。

音の特長
  • 高音:どこまでの伸びていくかのような澄みわたるクリアネスなサウンドで、同価格帯ではトップクラスの伸びの良さですね。管楽器・弦楽器問わず原音を忠実に再現するようなハリの良い音を鳴らします。
  • 中音:他の帯域と比べるとやや引っ込んだ印象はありますが、低めの男性ボーカルは色っぽく聴かせてくれますね。ハイトーン系の女性ボーカルとは相性は良くないかも。
  • 低音:前作のCX 400BTよりも豊かな低音を鳴らすようになり、楽器隊のアンサンブルを臨場感のあるサウンドで聴かせてくれます。
  • 音場:横への広がりは普通ですが、縦への伸びやかさはかなりのもの。
  • 傾向:楽器重視のドンシャリ型
  • 解像度:同価格帯トップクラスの解像度の高さ。どれだけ音数が多い楽曲でも一つ一つの音を細かく追うことができます。

得意なジャンル

  • ジャズ
  • クラシック
  • ロック
  • ポップス

ジャズ・クラシックの楽曲の表現力が凄まじく、低域から高域までの広大なレンジを見事に再現し、伸びやかかつ躍動感のある音を演出します。

前作のCX 400BTと比べるとこんな感じです。

製品名CX True Wireless
CX 400BT
高音
(4.8)

(4.9)
中音
(4.5)

(4.4)
低音
(4.7)

(4.6)
傾向中低域が豊かで高域が伸びやかな弱ドンシャリサウンド全体的にフラットで高域が鋭めのフラットサウンド

前作のCX 400BTと比べると、少し中低域寄りのチューニングになり、一番低い位置から鳴る低音は迫力がかなり出るようになりましたね。

ロックやポップスとも相性の良い躍動感のあるサウンドに変化したようにも感じました。

CX400 BTの方がフラット寄りで、CX True Wirelessの方が味付けが少し多めに聴こえますね。

他のゼンハイザーの製品で表すと『IE 100 ProよりIE 40 Pro寄り』『IE 800よりIE 800s寄り』『HD 598よりHD 599寄り』の音といったところでしょうか。

ゼンハイザーらしいサウンドを踏襲しつつも、現代の音楽シーンにも合わせてきたようなバランスの良いチューニングに仕上がっていますね。

操作性|超快適!

CX True Wirelessの操作はタッチパネルで行います。

操作方法は以下をご覧ください。

操作方法一覧

▽音楽再生

  • 再生/停止 → L側を1回タップ
  • 曲送り → R側を2回タップ
  • 曲戻し → L側を2回タップ
  • 音量を上げる → R側を長押し
  • 音量を下げる → L側を長押し
  • 音声アシスタント → L or R側を3回タップ

▽通話

  • 電話を受ける → R側を1回タップ
  • 着信拒否 → R側を2回タップ
  • 通話終了 → R側を1回タップ

▽その他

  • 電源を入れる → 充電ケースから出す
  • 電源を切る → 充電ケースに入れる
  • 手動でペアリングモード → L側 と R側を3秒間長押し

タッチをするたびに「ピッ、ポッ」とビープ音が鳴るため、自分が何回タップしているか分かりやすく操作性が抜群に良いですね。

タッチ感度もちょうど良く、誤作動が起きることも少ないですね。

まったくストレスの掛からない良好な操作性です。

カジェット

アプリで操作のカスタマイズもできるよ!

アプリについて

CX True Wirelessはアプリに対応しており、以下のようなカスタマイズができます。

  • イコライザー設定
  • 操作のカスタマイズ
  • ファームウェアアップデート
  • etc…

まずイコライザー設定についてですが、イコライザー設定や、『ポッドキャスト』『ムービー』などプリセットイコライザーへの設定が可能です。

イコライザーはシーソー状に動き、直感的にカスタマイズが行えます。

操作方法はL/Rそれぞれに対して『1タップ』『2タップ』『3タップ』の計6項目カスタマイズを行えます。

1タップでは音量操作が設定できないようにし、誤動作で音量が爆音にならないようにした耳想いな仕様のように感じました。

僕はデフォルト設定のままですが、自分が操作しやすいようにカスタマイズをしてみてくださいね。

アプリは以下よりダウンロードできます。

Sennheiser Smart Control
Sennheiser Smart Control
posted withアプリーチ

BASS BOOSTは微々たる差

BASS BOOSTはアプリのイコライザー項目より設定が可能です。

他のプリセットイコライザーとの掛け合わせもできる

ON/OFFを切り替えて聴き比べてみましたが、一部楽曲で聴いたときに「ほんの少し低域に臨場感が増したかな?」と感じる程度の微々たる変化ですね。

ゴリゴリに重低音を鳴らしたい方はカスタムイコライザーで設定したほうが良さそうです。

良く言えば他の帯域バランスに影響を出さずに臨場感をほんの少し出すことができるので、低域が若干物足りないと感じる方は常時ONでもいいかもしれません。

通話品質|標準的な性能

CX True Wirelessの通話品質は良くも悪くもなく、標準的なマイク性能ですね。

マイクテストもしてみましたので、以下の音声を聴いてみてください。

大体他の完全ワイヤレスイヤホンと同程度の実力。音声はそれなりに聞き取りやすく、テレワーク用途でも十分使えると思います。

通話品質(4.0)

音の遅延|驚くほど少ない

CX True Wirelessの映像と音声のズレですが、あれ?低遅延モードを搭載してる?と思うくらい遅延が少ないですね。

前作のCX 400BTの遅延が激しかったので全然期待はしていなかったのですが、驚くほど遅延が改善されています。

ライブ映像を見ていてもズレがほとんど気にならないので、高音質で違和感なく楽しめますし、映画やアニメ鑑賞にもぴったりですよ。

遅延の少なさ(4.8)
カジェット

CX 400BTと比べ、一番進化してるポイント!

CX True Wirelessにおすすめのイヤーピース

CX True WirelessにおすすめのイヤーピースはfinalのTYPE E 完全ワイヤレス仕様と、JVCのスパイラルドット++

TYPE E 完全ワイヤレス仕様に変更してみると音に締まりと躍動感がさらに増し、全体的に音の芯が太くなったように感じました。

装着感もシリコンタイプながらもガッシリと装着され、落ちる心配もありません。

もうひとつおすすめがJVCのスパイラルドット++。こちらは高域の伸びが良くなり、フラットに近いサウンドに変化します。

低域の豊かさは保ちつつ、CX 400BTのように少し鋭めの伸びやかなサウンドを鳴らすようになります。

ポップやロックを聴く方でもっと躍動感が欲しい方はTYPE E完全ワイヤレス仕様

ジャズやクラシックを聴く方で、高域をもっと伸びやかにしたい方はJVCのスパイラルドット++がおすすめです。

SENNHEISER CX True Wireless まとめ

CX True Wirelessをまとめると以下のとおりです。

総合評価

4.8/5

CX True Wireless

  • 3万円クラスの音質
  • 耳にぴったりとフィットする装着感
  • 快適すぎる操作性
  • 遅延が少ない
  • 片耳使いができる
  • 欲を言えば外音取り込み機能が欲しい

4.8

高音

4.5

中音

4.7

低音

4.8

解像度

4.5

装着感

4.5

利便性

Bluetooth5.2最大再生時間本体9時間/
ケース込み27時間
コーデックSBC,AAC,aptX充電時間約1.5時間
ドライバー7mm
ダイナミック型
充電端子Type C
専用アプリ防水IPX4
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
6g/49g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証2年
マルチポイント公式サイトこちら

機能性よりも音質を求める方におすすめ

  • ノイズキャンセリングや外音取り込み機能は必要なく”音質”をとにかく追求したい
  • サブ機として音質の良い完全ワイヤレスイヤホンが欲しい
  • ジャズ・クラシックに合う完全ワイヤレスイヤホンを探している
  • CX 400BTより中低域の量感が多く、再生時間が長くて遅延の少ないイヤホンを探していた

※タブで切り替えができます

CX True WirelessをレビューするまではCX 400BTのマイナーチェンジ版で買い換える必要まではないかなとは思っていました。

ただ実際に使ってみると、音質は中低域に厚みが増したことによりロックやポップスとも相性が良くなり、また遅延も大幅に改善されライブ映像も楽しめるように。

再生時間も本体9時間と2倍近く伸び、利便性もさらに良くなっていました。

前作のCX 400BTとCX True Wireless、どちらを買おうか迷っている方は断然CX True Wirelessをおすすめします。

カジェット

音質に妥協したくない方におすすめ!

以上!CX True Wirelessのレビューをお送りしました。

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