【SENNHEISER CX400BT レビュー】セールで市場破壊レベルのコスパの高さに

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悩んでいる人

SENNHEISERのCX 400BTが安くなってるって聞いたんだけど、どんなイヤホンなの?

かじかじ

んとね、完全ワイヤレスでもっとも音質の良いと言われている3万円ほどのMOMENTUM True Wireless 2と同等クラス。詳しくは買ってきたからレビューするよ。

こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

2021/3/24までSENNHEISER(ゼンハイザー)の完全ワイヤレスイヤホン 「CX 400BT」が48%OFFという超特価セールが発表され、AMAZONや量販店など各店売り切れが続出している状態です。

CX 400BTの何がすごいかというと以下の通り

CX 400BTの魅力
  • 音質最強クラスと言われる3万円台のTWS「MOMENTUM True Wireless 2」の廉価モデル
  • ノイズキャンセリングと外音取り込み機能は省かれているが、音質はMOMENTUM Ture Wireless 2とほぼ同等クラス
  • 販売価格23500円でもコスパが高いと言われていたのに、セールで13500円に!

つまり3万円台クラスの音質が13500円で手に入るというとんでもなくコスパ最強な状態になっているわけでございます。

思わず僕も買ってしまったので、実機を使ってレビューしていきます!

総合評価

4.5/5

CX 400BT

  • SENNHEISER CX400BT
  • 3万円のMOMENTUM True Wireless 2とマジで同じレベルの音質
  • 操作性が抜群に良い
  • 装着感も良好
  • アプリのカスタマイズ項目が少ない
  • 動画と音声の遅延が大きい

4.8

高音

4.4

中音

4.6

低音

4.8

解像度

4.7

装着感

4.0

利便性

Bluetooth5.1再生時間本体7時間/
ケース込20時間
コーデックSBC,AAC,aptX充電時間約1.5時間/10分充電で1時間動作
ドライバーゼンハイザー 7mm ダイナミックドライバー充電端子USB Type C
専用アプリ質量本体片耳49.3g
/ケース込6.3g
ノイズキャンセリング×防水×
外音取り込み×保証2年
自動装着検出×公式サイトこちら
スペック一覧
CX 400BT True Wireless
ゼンハイザー(Sennheiser)
目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

SENNHEISER CX 400BT 概要

カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色展開

かじかじ

今回はホワイトを選びました。

パッケージ・付属品

CX 400BTのパッケージはこちら。ホワイト一色のデザインで側面にはゼンハイザーブルーで彩られています。

付属品一覧はこちら。

付属品一覧
  1. イヤーピース(シリコン製)XS,S,M,L 4ペア
  2. USB Type Cケーブル
  3. マニュアル

イヤーピースはシリコン製のものが4ペア付属。傘が浅く耳の手前でフィットするような形状です。

USBケーブルは短めのType Cケーブルが付属。根元にはゼンハイザーのロゴがあしらわれています。

充電ケース・本体

CX 400BTの充電ケースは樹脂素材のシンプルな設計。継ぎ目の少ない曲線ラインや、キラリと光るゼンハイザーロゴ、真っ白ではなく乳白色系の配色で、素材以上に高級感があります。

やや厚みはありますが、大きすぎるわけではなく携帯性は良い方かと。

充電ケースの寸法は57.2×42.1×32.1(mm)

完全ワイヤレスイヤホンで最小クラスのAirPods Proと比べ流とこんな感じ。大きさは大体同じくらいですが、厚みはAirPods Pro2個分くらいですね。

充電端子はUSB Type Cに対応。急速充電にも対応しており、10分の充電で1時間の再生ができます。ワイヤレス充電には対応していません。

再生時間は本体のみで7時間、ケース込みで20時間。本体再生時間は長めで、就業時間中に音楽をずっと聴いていてもバッテリーが切れる心配が少ないですね。

充電ケース裏のボタンを押すとインジゲーターが点灯し、バッテリー残量が確認できます。バッテリー残量に応じて緑→黄→赤の順で色味が変わっていきます。

イヤホン本体は中央にゼンハイザーロゴがあしらわれた角ばったデザイン。

本体はやや厚みがありますが、内側の形状が耳の形に沿って凹凸のあるデザインになっているため、見た目以上に装着感は良好です。

ドライバーはMOMENTUM True Wireless 2と同じ7mmの特製ダイナミックドライバーを採用。この価格で3万円のイヤホンと同じドライバーを使っているって凄くないですか!?

ドライバーの種類
  • ダイナミック(D)型ドライバー → イヤホンで一般的に採用しているスピーカー。豊かで自然な音が特徴。

CX 400BTのノズル径は5.5mm、くびれ部は4.9mm。

ノズル長は2.5mmです。

かなり短めのノズルですが、充電ケースにさえ干渉しなければ他社の完全ワイヤレス向けイヤーピースでも使用できます。

CX 400BTの総重量は49.3g。

本体片耳で6.3g、ケースのみだと36.5gです

総重量の平均値はおおよそ50gほどなのでやや軽め、イヤホン本体は平均5〜6gほどなので、大体平均ほどの軽さです。

ちなみに本体は防水には対応していないため、スポーツによる汗や雨天時での使用は保証できませんが、ちょっとでも水がつくと壊れてしまうということもないため気にしすぎる心配はありません。

かじかじ

普段遣いくらいであれば防水性能がなくても何の心配もなし。

CX 400BT True Wireless
ゼンハイザー(Sennheiser)

ペアリング・操作方法

スマートフォンと接続する際のペアリング方法はこちら

STEP
充電ケースから本体を取り出す

2回目以降のペアリングはイヤホンを装着した状態で左右のタッチパネルを3秒間長押しするとペアリングモードに移行します。

STEP
「設定」→「Bluetoothを開く」
STEP
「CX 400BT TW」をタップする

CX 400BTのペアリングはこちらで完了です。

「オートペアリング」に対応しているため、次回以降はケースから取り出すだけで自動的に電源オン→スマホと接続されます。

両耳同士の接続がうまくいかない場合は、一度リセットしてみましょう。

リセットの手順はこちら
  1. イヤホンを充電ケースに入れて両方のタッチパネルを5秒以上長押し

こちらでリセット完了です

また、CX 400BTはイヤホン本体どちらかを充電ケースに入れた状態にして、片耳のみ使うこともできます。

かじかじ

BGM感覚で音楽を聴いたり、ヘッドセットとして使うときに片耳使用はおすすめですよ。

CX 400BTの操作はタッチパネルで行います。

操作性はあらゆる完全ワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスに良く感じました。

操作方法一覧(デフォルト設定)

▽音楽再生

  • 再生/停止 → L側を1回タップ
  • 曲送り → R側を2回タップ
  • 曲戻し → L側を2回タップ
  • 音量を上げる → R側を長押し
  • 音量を下げる → L側を長押し

▽通話

  • 電話を受ける → R側を1回タップ
  • 着信拒否 → R側を2回タップ
  • 通話終了 → R側を1回タップ

▽その他

  • 電源を入れる → 充電ケースから出す
  • 電源を切る → 充電ケースに入れる
  • 手動でペアリングモード → L側 と R側を3秒間長押し
  • 音声アシスタント → R側を1回タップ

タッチした回数分だけ「ピッポッ」と音が鳴ってくれるので、何回タッチが反応しているか分かりやすく直感的に操作性が行えます。

かじかじ

素晴らしい操作性の良さ。MOMENTUM True Wireless2と同じ仕様ですね!

アプリにも対応しており、様々な機能が備わっています。

アプリで使える機能はこちら

アプリの機能
  • イコライザー
  • 操作方法のカスタマイズ
  • 本体のリセット
  • ファームウェアアップデート

etc…

イコライザーはシーソー状に低域〜高域のdBを調整するモード(画像左)と、3バンドを1dBずつ変更するモード(画像右)の2種類が用意されています。

個人的には右のモードの方が使いやすいですが、3バンドは調整できる帯域が少なすぎますね…。個人的にはイコライザーを使うのは苦手なので、ニュートラルのままです。

操作方法のカスタマイズではデフォルトで設定されている操作を変更することができます。

以下の表の操作項目から選べます。選択できる操作方法は「1-3回タップ」と「長押し」とでそれぞれ異なります。

個人的な設定はこんな感じです。青くなっている点がカスタマイズした項目ですね。右を1タップすると音声アシスタントが起動するのが煩わしいので「再生/一時停止」に変更。3回タップは割り振られていなかったため音声アシスタントにしました。

MOMENTUM True Wireless 2と比べると「ノイズキャンセリング」と「外音取り込み」が省かれているため、カスタマイズできる項目は少なくなっており、音が横に広がり音場が広大になる「High-End Sound Tuningモード」も省かれています

かじかじ

正直そこまで多機能ではないけど、操作カスタマイズは便利なのでアプリは入れておいた方がいいよ。

アプリはこちらからダウンロードできます。

Sennheiser Smart Control
Sennheiser Smart Control
posted withアプリーチ

SENNHEISER CX 400BT レビュー

装着感|見た目以上に良好

CX 400BTの装着感ですが、大きめの本体とは裏腹に良好です。

しかし、耳の小さな方だとやや耳から飛び出した印象があるため、若干の野暮ったさはあります。

純正イヤーピースのMサイズを装着した状態でジョギングをしてみましたが、落ちそうな感覚もなく安定して耳にホールドされていました。

装着感(4.5)
かじかじ

耳の小さな人だとやや圧迫感がありますが、ふつうくらいの大きさの方は良好な装着感かと!

音質|3万円台のMOMENTUM True Wireless 2と同等クラス

CX 400BTは3万円台の完全ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless 2」と同じドライバーを採用されており、ほぼ同レベルのサウンドクオリティです。

音の特長
  • 高音:非常に伸びが良く、あらゆる完全ワイヤレスの中でトップクラスの実力。弦楽器との相性が良く、バイオリンやアコースティックギターを生さながらのサウンドで奏でてくれる。キラキラとした電子サウンドも生っぽく鳴らそうとしてしまうため、楽曲によっては相性が悪く感じてしまうが、生楽器系は最強。
  • 中音:高域や低域と比べるとやや引っ込み気味ですが、かなりのクリアさ。女性ボーカルより男性ボーカルのほうが得意。ギターサウンドもほどよく厚みがあり、ロックやポップスも超高音質で奏でてくれる。
  • 低音:要所要所の迫力があり、解像度も高い非常に上質な低音。量感は多すぎず少なすぎずちょうど良い塩梅。普段聴きづらいベースラインも輪郭までクッキリとしており、耳で追うことも容易い。テクノやヒップホップなどで鳴らされるドスの効いたキック音はキレイに鳴らしすぎるので苦手。ウッドベースは至高の領域。
  • 音場:やや広めの印象。定位感が良く、どの楽器がどの方向から鳴っているかが把握しやすい。
  • 傾向:高域はクール系でカチッとしており、低域はほんの少しウォームな印象。音のバランスはフラットに近い弱ドンシャリ。
  • 解像度2〜3万円台の中ではトップクラスの高さ。聴こえない音がないレベルの解像度。

得意なジャンル

  • クラシック
  • ジャズ
  • 弾き語り
  • 生楽器全般
  • ロック
  • ポップス

MOMENTUM True Wireless 2と比べると、ほんの少しカチッとした印象でモニター的な鳴り方。そのため楽器隊の音像がくっきりしており、ロックやポップスがより芯のある音で楽しみやすくなっています。

音質グレードで言えば間違いなくトップクラスの実力ですが、EDMやロックなど激しい楽曲との”相性”は「ピヤホン3」や「CLUB PRO+ TWS」の方が向いています。

総評して、2万円台でもありえないくらいの音質の良さなのに、それがセールで13500円で買えてしまうとなると、もはや市場破壊。予算1万円台前半くらいで音質メインで選ぶのであればCX 400BT以外の選択肢がなくなりますね!

高音(4.8)
中音(4.4)
低音(4.6)
解像度(4.8)
迫力(4.5)
かじかじ

この価格で音質の項目がほぼ満点レベル…。

CX 400BT True Wireless
ゼンハイザー(Sennheiser)

通話品質|音声は伝えやすい

CX 400BTの通話品質はある程度クリアな音声を伝えやすい印象。

周りの音は拾いやすいため、騒がしい環境での通話やWEB会議で家族や子供声を聞かれたくないという方にはむいていませんが、静かな環境で通話するのであればそれなりの品質の良さで音声を伝えてくれます。

通話品質(4.0)
かじかじ

オンライン会議でも十分使える!

音の遅延|ズレが激しめ

CX 400BTの映像と音声のズレですが、iPhone XRでAAC接続をするとかなり気になるレベル。YouTubeのレビュー動画をみても明らかに口元と声が合っていません。

XiaomiのRedmi Note 9SでaptXで接続してもズレがきになるので相当なもの。ゲームや動画観賞用としては向いていません。

遅延の少なさ(3.0)

おすすめのイヤーピース

色々なイヤーピースを試してみましたが、CX 400BTにおすすめの他社製イヤーピースは個人的にはradius「ディープマウントイヤーピース」です。

MOMENTUM True Wireless 2におすすめのイヤーピースの記事でもご紹介したのですが、CX 400BTでも抜群の相性の良さです。

装着感が安定し密閉度がUP。それにより遮音性が向上します。また、CX 400BT特有の音である「中低域が引っ込んで抜けたような感覚」が軽減され、豊かで厚みのある音に変化してくれます。

純正イヤーピースのほうが高域が伸びるので生楽器系を聴くならおすすめですが、ロックやポップス・エレクトロサウンドを厚みのある音で心地よく聴きたいという方はディープマウントイヤーピースがおすすめです。

かじかじ

音の厚みが欲しい方におすすめ!

SENNHEISER CX 400BT レビューまとめ

総合評価

4.5/5

CX 400BT

  • SENNHEISER CX400BT
  • 3万円のMOMENTUM True Wireless 2とマジで同じレベルの音質
  • 操作性が抜群に良い
  • 装着感も良好
  • アプリのカスタマイズ項目が少ない
  • 動画と音声の遅延が大きい

4.8

高音

4.4

中音

4.6

低音

4.8

解像度

4.7

装着感

4.0

利便性

Bluetooth5.1再生時間本体7時間/
ケース込20時間
コーデックSBC,AAC,aptX充電時間約1.5時間/10分充電で1時間動作
ドライバーゼンハイザー 7mm ダイナミックドライバー充電端子USB Type C
専用アプリ質量本体片耳49.3g
/ケース込6.3g
ノイズキャンセリング×防水×
外音取り込み×保証2年
自動装着検出×公式サイトこちら
スペック一覧
こんな人におすすめ
  • 音楽が好きで、これから完全ワイヤレスイヤホンを購入しようと考えている方
  • 普段高級イヤホンを使っているけど、サブ機として完全ワイヤレスイヤホンがほしいマニアの方
  • とにかく音質重視でイヤホンを選びたい方

以上、CX 400BTのレビューをお送りしました。

セール価格であることを度外視してレビューをしましたが、セール価格関係なくかなりの実力なんですよね。

MOMENTUM True Wireless 2とは違いノイキャンや外音取り込みなどは備えていませんが、元々ノイズキャンセリング性能は効いているかどうか分かりにくいですし、外音取り込みが必要かどうかくらいの差なんですよね。

この性能で13500円で買えると思ったらとんでもないコストパフォーマンスの高さですよ!

かじかじ

セール価格は3/24まで!在庫も各店少なくなってきているのでお早めに!

CX 400BT True Wireless
ゼンハイザー(Sennheiser)

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