評価:5
こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
大人気のイヤーピース『SednaEarfitシリーズ』に最新作『SednaEarfit Crystal』が2021年6月18日に発売されました。
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今作は素材に最高級ドイツ製プレミアムLSR(リキッド・シリコン・ラバー)採用し、3Dサウンドに特化したチューニングに仕上げたとのこと。
ラインナップは有線イヤホン向けの『Standard』、完全ワイヤレス向けの『for TWS』、そしてAirPods Pro向けの『for AirPods Pro』の3種類です。
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早速使ってみましたが、しっかりと耳に固定されているのに圧迫感がなく、長時間つけていると
「あれ、今イヤホンを着けてたっけ?」
と戸惑ってしまうくらい自然な装着感です。
大ヒットイヤーピース『SednaEarfit XELASTEC』とは一味違うメリハリ感のあるサウンドと、ガッシリとしつつも自然な装着感を体感できますよ。
今回は、現存するイヤーピースで最高峰の技術を詰め込んだ『SednaEarfit Crystal』の魅力を実機を使って紹介していきます。
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SednaEarfit Crystal 概要
SednaEarfit Crystalの魅力をざっくり伝えると
「音楽・ゲーム・映画などマルチメディアに特化した着け心地が最高なイヤーピース」
って感じですね。
SednaEarfit Crystalは788人の耳を分析して設計され、『圧迫ZERO設計』を目指して制作されたイヤーピースです。
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素材は最高級ドイツ製プレミアムLSR(リキッド・シリコンラバー)を採用しています。
LSRは高耐久性・低刺激性・細菌繁殖の抑制し、長時間着けていても耳への負担が少なく、かゆみやアレルギー反応が起きにくい素材です。
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チューニングは3Dサラウンドに特化しており、スマホゲームや映画、『空間オーディオ』『360 Reality Audio』などの3Dコンテンツ向けに設計されています。
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ラインナップは『Standard』『for TWS』『for AirPods Pro』の3種類が用意されており、使ってるイヤホンによって最適な種類を選ぶ必要があります。
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『Standard』はSS〜Lまでの6サイズ、『for TWS / for AirPods Pro』はSSS〜Lまでの7サイズ展開と超細かくサイズを刻みます。
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これだけサイズ展開があれば、どれか一つは耳にフィットしそうですね。
販売方式は以下の4タイプです。
- Lセット(M/ML/L)
- Mセット(MS/M/ML)
- Sセット (SS/S/MS)※TWS、for AirPods Proは(SSS/SS/S)
- 各サイズを2ペア
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概要はこのあたりにしておいて、実機をチェックしていきましょうか。
SednaEarfit Crystal 外箱・付属品
SednaEarfit Crystalのパッケージは白とグレーを基調としたシンプルなデザイン。
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for TWS、for AirPods Proの文字が目立たないので、店頭で買い間違いがないようご注意ください。
開封すると付属内容がそれぞれ若干異なりますね。
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SednaEarfit Crystal Standardの付属品
『Standard』はSHUREなど細軸のノズルにも対応したアダプターが付属しています。
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このアダプターを使えば細軸タイプのSHURE SE215SPEでも装着できます。
![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC01407-1200x800.jpeg)
![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC01409-1200x800.jpeg)
細軸タイプを採用している主要メーカーはSHURE・Westone・Etymotic Researchくらいなので、あまり使う機会がないかと思いますが、どのイヤホンでも使えるという安心感はありますね。
SednaEarfit Crystal for TWSの付属品
『for TWS』は特にアダプターなどはついていません。
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まあ、アダプターは特に必要はないのですが他の2種類と比べると付属内容が寂しく感じますね。
SednaEarfit Crystal for AirPods Proの付属品
SednaEarfit Crystal for AirPods ProにはAirPods Proにイヤーピースを装着するためのアダプターが付属しています。
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このアダプターによって特殊なノズルのAirPods Proに対してイヤーピースを装着できるわけなのですよ。
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![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC01448-1200x800.jpeg)
もちろんSednaEarfit Crystalを装着した状態でも充電ケースに干渉せずに使うことができます。
![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC01449-1200x800.jpeg)
全ラインナップの価格は同じなのですが、for AirPods Proが一番コストを掛けられてそうな気がしますね。
SednaEarfit Crystal 寸法
SednaEarfit Crystalの寸法は以下の通りです。
商品名 | Standard![]() | for TWS![]() | for AirPods Pro![]() |
---|---|---|---|
傘径 (mm) | SS:10.4 S:11.2 MS:11.9 M:12.6 ML:13.3 L:14.0 | SSS:9.6 SS:10.4 S:11.2 MS:11.9 M:12.6 ML:13.3 L:14.0 | SSS:9.6 SS:10.4 S:11.2 MS:11.9 M:12.6 ML:13.3 L:14 |
軸長 (mm) | 全サイズ:8.0 | 全サイズ:4.4 | 全サイズ:4.4 |
全長 (mm) | 全サイズ:8.8 | 全サイズ:6.9 | 全サイズ:7.65 |
開口部 (mm) | 全サイズ:6.7 | 全サイズ:6.9 | 全サイズ:4.6 |
軸径 (mm) | 全サイズ:3.6 | 全サイズ:3.5 | 全サイズ:3.5 |
ノズル 適合サイズ (mm) | 全サイズ:4.0〜6.5ほど | 全サイズ:4.0〜6.5ほど | AirPods Pro対応 |
『Standard』と『for TWS』、『for AirPods Pro』で軸長や開口部の寸法がそれぞれ異なります。
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SONYのWF-1000XM4に装着してみましたが、Standardの方が軸が長いため耳の奥まで挿入しやすく、密閉感がより高い印象。for TWSだと耳の手前でフィットするため軽快な装着感です。
![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC01461-1200x800.jpeg)
どちらが良いかはイヤホンの種類や好みによりますが、有線イヤホンやノズルが長いWF-1000XM4なら『Standard』、その他完全ワイヤレスイヤホンなら『for TWS』がおすすめかなと思います。
『for TWS』と『アダプターを取り外したfor AirPods Pro』はパッと見ほとんど同じなんですが、開口部が『for TWS』が広く、SednaEarfit Crystalの3Dサラウンドに特化した特性を生かせるようには感じます。
![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC01427-1200x800.jpeg)
SednaEarfit Crystal 各種レビュー
ここからはSednaEarfit Crystal各種をそれぞれレビューしていきます。
SednaEarfit Crystal Standard
総合評価
5/5
SednaEarfit Crystal Standard
![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC01493-1200x800.jpeg)
- 長時間耳につけていても痒くなりにくい
- ガッチリと耳に固定するのに異物感がない
- 広がりと低域の臨場感が増す
- 価格は高め
3.6
高音
3.6
中音
4.2
低音
4.3
解像度
5.0
遮音性
5.0
装着感
IE 100 PROでSednaEarfit Crystal Standardを試してみましたが、前作のSednaEarfit XELASTECと比べても軸が長く、しっかり目な装着感ですね。
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WF-1000XM4でMサイズを使うと傘が意外と硬めで径も大きく耳の奥まで挿入しにくい印象でした。
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結局Sセットを買い足すことに。初めからアソートタイプを買っておけばよかった…。
それにしても耳にフィットしたときの異物感の無さはすごいですね。
5時間装着していても耳が痒くならず、ずっと快適。密閉感も高いため、高い遮音性も得られますね。
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音質は余韻が抑えられ、やや簡素な音になる印象ですが、低域の量感が増え、立体感や臨場感が増したように感じました。
定位や音像も定まったようにも感じ、モニターライクで分析的に聴こえるようになった印象で、WF-1000XM4のサラッとしたサウンドを引き締めるのに最適ですね。
- イヤホンを着けっぱなしにすることが多い
- 音楽だけでなく映画やアニメ、ゲームなどマルチメディアで使う
- 有線イヤホンをメインで使う
- WF-1000XM4ユーザー
※タップでタブの切り替えができます
![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2021/11/683B9BFB-8822-4BAB-95FF-4DA20341C7A0.png)
音も装着感も大満足!
僕の場合のように思ったよりサイズが大きかったということもあるので、できれば3サイズ別に入ったアソートタイプがおすすめです。
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![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC01522-320x213.jpeg)
SednaEarfit Crystal for TWS
総合評価
5/5
SednaEarfit Crystal for TWS
![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC01471-1200x800.jpeg)
- 長時間耳につけていても痒くなりにくい
- 耳の浅い位置でも落ちる気がしないくらい吸着する
- 広がりと低域の臨場感が増す
- 対応できる完全ワイヤレスイヤホンがかなり多い
- 価格は高め
3.5
高音
3.5
中音
4.2
低音
4.2
解像度
5.0
遮音性
5.0
装着感
SednaEarfit Crystal for TWSはStandardと比べて軸が短く、完全ワイヤレスイヤホンの充電ケースに干渉しにくい仕様になっています。
軸径が小さく感じますが想像以上に伸縮性があり、サードパーティー製イヤーピース泣かせのJabra Elite 85tでも装着できました。これには驚きましたね。
![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC01455-1200x800.jpeg)
音質はStandardと同様、イヤホン本来ならの音は引き出しつつ、低域の豊かさや臨場感を感じとれるようなサウンドですね。
Standardと比べるとノズルからイヤーピースの出口までの距離が近く、音場は狭くなるけどダイレクトにイヤホンの音を感じやすくなりました。
![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC01483-1200x800.jpeg)
より音場の広さを感じたい方や密閉感や低域の量感が欲しい方はStandard、完全ワイヤレスイヤホンを使っていてStandardを使うと干渉する場合はfor TWSが良いかなとは思いました。
- イヤホンを着けっぱなしにすることが多い人
- 音楽だけでなく映画やアニメ、ゲームなどマルチメディアで使うことが多い人
- 完全ワイヤレス向けのイヤーピースを探している方
※タップでタブの切り替えができます
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Jabra Elite 85tに使えるのはびっくり!あらゆるTWSで使えそうやね!
SednaEarfit Crystal for AirPods Pro
総合評価
5/5
SednaEarfit Crystal for AirPods Pro
![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC01472-1200x800.jpeg)
- 長時間耳につけていても痒くなりにくい
- 『空間オーディオ』にぴったり
- AirPods Proが耳にから落ちない
- 価格は高め
3.5
高音
3.5
中音
4.2
低音
4.2
解像度
5.0
遮音性
5.0
装着感
SednaEarfit Crystal for AirPods Proはその名のとおりAirPods Proに特化したイヤーピースで、AirPods Proに装着するためのアダプターが付属しています。
AirPods Pro用のイヤーピースは長らく『SednaEarfit XELASTEC for AirPods Pro』を愛用していましたが、SednaEarfit Crystal for AirPods Proのほうがガッシリとした装着感ですね。
![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC01475-1200x800.jpeg)
軸部と傘が少し硬めの素材感に変わったため、耳内でグラつかず、より安定した装着感を得られるように感じました。
ガッシリと装着されているのに圧迫感がなく、長時間着けていても耳が痛くならない絶妙な弾性が素晴らしいですね。
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音質はAirPods Proの元の特性に低域の量感と臨場感を少し加え、音像をビシッと定めたような印象。
Apple Musicで『空間オーディオ』対応の音源を聴くと、3Dサラウンドに特化したSednaEarfit Crystalの特性を活かせるように感じました。
むしろSednaEarfit Crystalシリーズは『空間オーディオ』のため、そして『AirPods Pro』のために生まれてきたイヤーピースだと思っています。
- AirPods Proをずっと耳に着けっぱなしにすることが多い
- AirPods Proの付属イヤーピースだと耳が痒くなることが多い
- AirPods Proが耳から落ちることがよくある
- AirPods Proで映画やゲーム・ジョギングなど、あらゆる用途で使いたい
※タップでタブの切り替えができます
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AirPods Pro向け最強のイヤーピースかも!
SednaEarfit Crystal for レビューまとめ
商品名 | Standard![]() | for TWS![]() | for AirPods Pro![]() |
---|---|---|---|
総合評価 | (5.0) | (5.0) | (5.0) |
音質 | (4.0) | (3.8) | (3.8) |
遮音性 | (5.0) | (5.0) | (5.0) |
装着感 | (5.0) | (5.0) | (5.0) |
対象機種 | 有線イヤホン | 完全ワイヤレス | AirPods Pro |
SednaEarfit Crystalはこんな人におすすめ!
- イヤホンを着けっぱなしにすることが多い
- 音楽だけでなく映画やアニメ、ゲームなどマルチメディアで使うことが多い
- 有線イヤホンをメインで使う
- WF-1000XM4ユーザー
※タップでタブの切り替えができます
以上!SednaEarfit Crystalのご紹介でした。
前作のSednaEarfit XELASTECと比べると、異物感が少なくて耳がかゆくなりにくく、その上で装着感も音質もガッシリとした印象ですね!
サイズもStandard、for TWS、for AirPodsと3種類用意されており、どのイヤホンでもどれか一つは装着できるほどサイズが網羅されています。(Galaxy Buds Proは除く)
装着感に悩みがある方、臨場感のあるサウンドが欲しい方、WEB会議や映画・アニメを見ていて長時間イヤホンを着けっぱなしで耳がかゆくなってくるという方にイチオシのイヤーピースですよ!
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