こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
久々にやります、単月ごとの買って(使って)よかったもの紹介。
1月〜 2月のポータブルオーディオの新製品がかなり豊作だったので、一度ここでおすすめだった製品をまとめようと思い記事にしてみました。
「使って」という表現をしているのは、購入したものだけではなく提供いただいたものも含むためです。買おうが提供されようが、良いものは良いので関係なく紹介していきます。
ただし価格が高い=良くて当たり前なので、コスパ面はある程度考慮しています。
買って(使って)よかったイヤホン・オーディオ
HiBy Digital M300
29800円というDAPとしてはかなり低価格、そしてSnapdragon665搭載でDAPとしては動作も超サクサクでストリーミングサービスも使いやすい!
音質はスマホ直差しよりも確実に良いと感じるレベルのニュートラルな高解像度サウンドですし、予算を抑えて初めてDAPを買おうとしている方はM300一択でいいのではと思うレベル。
単体の音質はウォークマンA300の方が少し良いかな?と思いましたけど、それ以外の操作性・価格などはM300が全体的に上のように感じました。
イマイチな点は、4.4mmバランス端子が搭載していないとか、純正アプリ以外だとSRCを回避できず192kHzにアップサンプリングされてしまう点でしょうか。簡単に伝えると音源の情報を100%引き出せていないものだと思ってください。
発売日になっても各店舗品切れで予約受付中みたいですしね、想像以上に売れているみたいです。
僕はドングルDACのトランスポーターとして運用しています。これならスマホの利便性やバッテリーを保ったままドングルDACを気軽に運用できます。
iBasso DX260
同じくDAPですが、こちらは15万円とミドル〜ハイクラス。
メインのDAPは紆余曲折がありながらもウォークマンのNW-WM1AM2を使っていましたが、いま完全にDX260に移行している状態ですね。
非常に高解像度かつフレッシュな音で、清々しいまでに明るい音がとても気に入りましたね。また、デジタルフィルターとFIRフィルターで音の傾向を大きく変更できるのも特徴です。
操作性もウォークマンよりもよく、サイズや重量もちょうど良くて、いろいろとバランスが良かったです。
イマイチな点としては、ボリュームノブがけっこう軽いことでしょうか。デスクの上に置こうとするだけでクルクルと回ってしまうことがあるので、もう少し硬めで干渉しにくいボリュームノブにしてほしかったです。
福袋で10万円以上値引きされていたCayin N7を購入しなくて後悔していたのですが、DX260が慰めてくれました。欲を言えばSP3000が欲しい。
Huawei FreeClip
これは2024年のベストバイに入るんじゃないかなと思うくらい良かった!
ただ、レビュー用の実機をメーカーさんに返しちゃって、発売日に購入しようと思ったら全色売り切れで、いま手元に無ーーーい! めっちゃ人気ありますね!
今までイヤーカフ型といえばAmbieくらいしかなかったんですが、Ambieよりも音質・機能性・使いやすさ・装着感、なにもかもが上! もう3ランクくらい上!
8時間くらい着けていても痛くならない装着感、そして8時間もつバッテリー、ワイヤレス充電やマルチポイント対応と利便性も申し分なし。
音質は同価格帯の耳掛けタイプのオープン型ワイヤレスイヤホンと比べても十分対抗できるレベルで不満もなく、95%の完成度! ただ、本体のみで音量調整ができなかったので-5%。
イヤーカフ型って耳掛けタイプと違って、メガネやマスクと干渉しないのもいいんですよね。
最近Boseからもイヤーカフ型が登場しましたが、音質はBoseの方が上、コスパを含めたそれ以外の性能はFreeClipが全て上だったので、こちらをおすすめとして紹介しました。
FreeClipを使っている間、マジで便利だったんで早く手元に欲しいですね。
ディープマウントイヤーピース ZONE
個人的推しイヤーピースが、LSRという肌に優しく吸着性の高い素材になって進化しました。
通常版のディープマウントイヤーピースよりも耳への摩擦が少なく、長時間装着していても耳が痒くなりにくいように感じましたね。
それでいてディープマウントイヤーピースの高い密閉感や深い低音を提供してくれるので、なかなかに最高です。
今までMOMENTUM True Wirelessシリーズにおすすめとして紹介していましたが、THIEAUDIOの有線イヤホン「Hype 2」や「Hype 10」にも相性が良かったです。
Svanar Wireless Jr
約2万でこの音を出せるのはスゴイ。ワイヤレスイヤホンの中では音質に対するコスパは最強クラスかと。
その音はワイヤレスイヤホンとしては珍しい超アナログでヘビーなサウンドという印象で、80〜90年代のハードロックやグランジや、70年〜80年あたりのディスコ・ファンクシーンとの相性がとても良かったんですよね。
ただ、音のレスポンスは悪くてノッタリとした感じなので、音数が多くてBPMの早い邦楽の最新チャート曲との相性はイマイチ。
機能性は無に等しく、LDACで接続すると音が途切れやすいというデメリットもありますが、音が良ければそれでOKという方にはおすすめできます。
セールで安くなったら、さらにコスパがすごいことになるんじゃないかな。
水月雨 Aria 2 + Dawn Pro
2つ合わせて2万ほどで買えるポータブルオーディオ入門最強セット。別にセット商品ということもないですが、相性の良い組み合わせなので合わせて紹介します。
Aria 2は15000円という価格で、3.5mm、4.4mmのプラグ変換なども可能で、音質も水月雨らしいボーカルが非常に艶やかなバランスの良いサウンド。
今までのAriaシリーズは中高域寄りのシャキッとした音でしたが、今回のモデルから低音がかなり豊かになりました。
Dawn Proも1万円以下で買えるドングルDACなのに、本体のみで細かな音量調整が可能だったり、4.4mmバランス端子も備わっていたりと利便性もかなり高め。
なによりこの2機種を併せて使った時の見た目がとにかく美しい。
イマイチな点は、どちらも生産能力が乏しすぎて常に品切れしていることでしょうか。海外だったら在庫があることも多く、さらに安く買えるので、あえてHiFiGO経由で購入することもおすすめです。
ピヤホン7
ノイズキャンセリングや外音取り込み機能には大きな進化はありませんでしたが、音質に対する進化が素晴らしかったですね。
前作のピヤホン6もかなりの完成度でしたが、ピヤホン7はさらに解像度感が高くなって定位もビシッと定まり、ボーカルラインも前に出やすくなりましたね。
他の4〜6万円クラスの音質特化ワイヤレスイヤホンと比べても十分対抗できるほどの実力かと。
さらにスゴイところが、エクストラチューニングというプロのアーティストが制作したチューニングを一つのイヤホンで体感できるという点。
BOOM BOOM SATELLITESの「中野雅之氏」によるイコライザーが使用可能で、ピヤホン7の音がゴリゴリのエレクトロサウンドに変化して超楽しいです。
機能性やスマートさ重視で選ぶなら他にもおすすめのワイヤレスイヤホンはありますけど、“音”に対しての追求力や万能性はどのワイヤレスイヤホンにも負けていないと思います。
買って(使って)よかったガジェット・日用品
無印良品 ポリエステルたためる仕分けケース M
独立してから出張や嫁さんの実家にも泊まりに行くことが多くなったんですが、そんな時に役に立っているのがコレ。
2つの仕切りがある折り畳みケースで、1つに着用前の服を、もう1つの仕切りに着用後の服を入れて、使用済みの服が混ざらないようにできて最高。
コンパクトに収納できるので、常にバッグに入れてます。
Anker Prime Charging Station
デスク上に置いておくだけで、ワイヤレスイヤホンやスマホ、DAPなどの充電がサクッとできる用になりました。
コンセントもあるので、ここにディスプレイの電源やら他のオーディオ製品の電源も確保できるようになったので、いろいろと超便利!
ただ、僕の用途では完全にオーバースペックだったので、下位モデルでも良かったかもしれない……。
CalDigit TS4
5万円台とかなり高価ですが、大定番のドッキングステーション。
とにかく入出力端子が豊富で、どこに刺しても高速通信できるのも安心。とりあえず背面側にカメラ3台とDACやらSSDまでいろいろ繋げてます。
前面は空けておいて、DAPへの曲の伝送やファームウェアアップデートなんかにも使えて便利。
SDカードスロットもUHS-IIに対応しているので、サクッと撮影して高速伝送もできたりしますし、高いですけど想像以上に便利でした。
ただ、TS4のイヤホンジャックを使うことは一度たりともないだろう。
まとめ
ということで2024年1月〜2月版買って使って良かったものを紹介しました。ほんと2024年の終盤かなと思うくら豊作だらけでした。
MOMENTUM True Wireless 4が入っていない理由は、3月発売ということと、もう少し使い込んで様子をみたいからです。3がホント故障だらけだったんで、故障しないかどうかが心配で……。
MOMENTUM True Wireless 4は1年間使ってみて、何も心配がなさそうであれば、このような機会で紹介していこうかと思います。音質と機能性はとても良いので。
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