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【想像以上のサウンド】ピヤホン7ことTE-ZX1-PNKをレビュー

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

ついにウチにも届きました! ピヤホン7

日本の大人気ロックバンド「凛として時雨」のドラムス「ピエール中野さん」監修の大人気ワイヤレスイヤホンの7作目であり、2024年大注目の製品です。

早速使ってみましたけど、前作のピヤホン6から想像以上に進化していました。ピヤホン6でも大概な完成度だったのに、さらに進化する余地があったことに驚きましたね。

前作のピヤホン6から買い替える予定がない方は聴かない方が良いです。多分、予算関係なく買い替えたくなるから。

今回はありがたいことにピエール中野さんから提供をいただき、ピヤホン7の紹介をさせていただくことになりました。

ただ、自分でも購入したからピヤホン7が2台あるっていう……。通常モデルのTE-ZX1を買っておいた方が良かったかな……。

製品提供:ムーヴィング・オン

▼動画版はこちら▼

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

ピヤホン7(TE-ZX1-PNK)の一番の特徴

ピヤホン7の一番の特徴は「トライブリッド5ドライバーシステム」

完全ワイヤレス史上初という、平面磁気駆動型ドライバー1基、バランスドアーマチュア3基、ダイナミック1基の、3種5基からなる新開発「トライブリッド5ドライバー」を搭載しています。

5ドライバー構成はエグいですね。ガチ有線イヤホンかよ。

それぞれのドライバーの特徴を簡単に伝えると、平面ドライバーは高音の自然な伸びやかさ、ダイナミックドライバーは迫力や臨場感、バランスドアーマチュアドライバーは解像度感や緻密さみたいな感じです。

さらに「豪華アーティストによるエクストラチューニング」も備えており、ピヤホン7ひとつで様々なアーティストが手掛けたチューニングを体感できます。

現在はBOOM BOOM SATELLITESの「中野雅之」さんによるチューニングのみですが、今後アップデートで追加予定となります。

ピヤホン7(TE-ZX1-PNK)とピヤホン5、TE-J1のスペックを比較

製品名ピヤホン7(TE-XZ1PNK)

ピヤホン6(TE-Z1PNK)
ピヤホン5(TE-BD21j-ltdpnk)
ドライバー5ドライバー
10mmダイナミック+平面磁気駆動型+BA×3
2ドライバー
10mmウーファー+平面磁気駆動型ツイーター
3ドライバー
8mmダイナミック型+2BA
Bluetooth5.35.25.2
コーデックAAC,SBC,LDACSBC,AAC,LDACSBC,AAC,aptX Adaptive
再生時間本体:約8時間
ケース込 約20時間
本体:7時間
ケース込:18時間
本体:9.5時間
ケース込:45時間
充電端子Type CType CType C
防水IPX4相当
※イヤホン本体のみ
IPX4相当
※イヤホン本体のみ
IPX4相当
※イヤホン本体のみ
自動装着検出
低遅延モード
ノイズキャンセリング
外音取り込み
マルチポイント
価格49,500円39,600円26,950円

ピヤホン6とのスペック違いとしては「ドライバー構成」「Bluetoothバージョン」「再生時間」といったところでしょうか。またノイズキャンセリング性能もさらにアップしているようです。

ちなみに通常モデルのTE-ZX1はカウボーイビバップとのコラボモデルとなりまして、真っ赤なデザインに同アニメのキャラクターによるオリジナルボイスガイダンスも収録されています。

ロックや音楽ファンならピヤホン7、アニメファンならTE-ZX1をどうぞって感じですかね。

ピヤホン7(TE-ZX1-PNK) 外観・付属品

それではピヤホン7(TE-ZX1-PNK)の外観や付属品をチェックしていきましょう。

パッケージ

ピヤホン7のパッケージはこちら。

前作は「PNK」と記載されたシンプルで小型のパッケージでしたが、今回はデカデカとバイブスくん!

開封するとこんな感じです。

美しき多ドラ音響の世界へようこそ!

オーヲタが一般人を沼に引きづり込むときに使いそうなキャッチコピーになっとる。

付属品

付属品一覧
・シリコンイヤーピース:S-short/S-tall/M-short/M-tall/L/XL 各サイズ1ペア
・ウレタンイヤーピース:M/L 各サイズ1ペア
・カラビナ付きセミハードケース
・USB Type-Cケーブル1本
・ユーザーマニュアル
・製品保証登録カード

イヤーピースはピヤホン6よりも軸の口径が大きくなっており、質感もさらに良くなっている感じがありますね。

わりと純正イヤーピースで運用しても問題がないレベルです。

カラビナ付きのハードケースもかなり便利で、傷が目立ちやすい金属筐体の充電ケースを傷から守ってくれます。

充電ケース・本体

充電ケースはピヤホン6よりも光沢感のある素材に変更されていますね。PNKのロゴもオレンジからイエロー寄りの色味に変更されています。

左:ピヤホン7、右:ピヤホン6

側面のゴールドラインも変更が加えられています。

左:ピヤホン7、右:ピヤホン6

サイズ感もピヤホン6とほとんど同じですね! もう少し大きくなると思っていたので、これは意外でした。

左:ピヤホン7、右:ピヤホン6

充電端子はUSB Type Cに対応。

残念ながらワイヤレス充電には対応していませんでした。ワイヤレス充電は欲しかったなー。

充電ケースを開けるとこんな感じ。

ピヤホン6と同じ場所にバイブスくんも隠れてます。

本体もかなり取り出しやすく、マグネットの吸着性も高いです。

本体はこちら。ピヤホン6と比べてメカニカルなデザインに変更されましたね。EDMとかめっちゃ得意そう。

左:ピヤホン7、右:ピヤホン6

側面から見るとこんな感じ。ロゴの位置が側面に変更されている!

相変わらずゴールドのラインが美しいですね。

内側はこんな感じで、ピヤホン6と同じく形状がアーティストが使うイヤモニのような形状になっています。完全ワイヤレスイヤホンでこの造形はすごい。

ノズルは金属ノズルを採用していて、耐久性の高さと響きの良さを掛け合わせた仕様になっています。

ただ、仕様はピヤホン6と異なっており、ノズル型がさらに極太で短めの設計に変更されていますね。

左:ピヤホン7、右:ピヤホン6

軸が結構太いので、サードパーティー製のイヤーピースだと装着できないものもけっこうあります。その代わり軸が短くなったので充電ケースに干渉しにくくなりました。

有線イヤホン向けのイヤーピースも使えるようになったので、逆に選択肢が広がったような気がする。一応コレイルも装着できます。

フィルター部分も網目上のものから、しっかり目のフィルターに変更されていますね。根詰まりも起こりにくそうです。

左:ピヤホン7、右:ピヤホン6

最後に重さですが、総重量は64.9g、本体片耳の重量は7.3gです。

ピヤホン6の実測値が6.8gだったんで、0.5gほど重たくなってますね。

ピヤホン7(TE-ZX1-PNK) レビュー

装着感|オーダーメイドのような着け心地

装着感ですが、前作のピヤホン6同様にオーダーメイドイヤホンのように耳にピッタリとフィットして最高です。

実際に装着してみるとこんな感じ。メタリックなデザインが男心をくすぐります。

前から見た時の飛び出しは

ただ、ジョギングやスポーツ用途には向いていないので注意が必要です。

ノイズキャンセリングなしでも密閉感が高く、ストレスなく使えます。

装着感(4.8)

音質|想像以上の進化

ピヤホン7の音質ですが、ピヤホン6の時点でかなりの完成度だったのに、それをさらに超えてきました。

聴き比べても「多分ピヤホン6の方がいいかな?」とかそんなレベルではなくて、「明らかにピヤホン7の方がいいやん」と断言できるほどの実力差があります。

今までレビューしてきた他社の4〜7万クラスの超音質特化のワイヤレスイヤホンと比べても遜色のないレベルですね。

ということで音の特徴は次のとおりです。

音の特長

4.9

高音

4.9

中音

4.9

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
高域寄り

音の傾向は従来のピヤホンシリーズらしくメリハリ感のある音作りですが、あらゆる点で全てピヤホン6を上回っています。

ピヤホン6よりも音場がさらに広くなっており、ライブハウスで聴いているかのようなフィールド感をさらに体感できますね。定位感もピヤホン6よりも大きく向上していて、まるでモニターイヤホンかのように音の距離感や方向性が把握しやすくなっています。

高音は平面ドライバーらしい抜け感が良く刺激的な高音で、ピヤホン6よりもさらに粒立ちが良くなったような感覚です。シンバルやハイハットはまるで目の前で叩いているかのようなリアルな刺激感を味わえます。この表現力は色んなイヤホンを聴いてきましたけど、ピヤホンでしか再現できません。

低域も従来のピヤホンシリーズ同様に表現力が素晴らしく、ベースラインからバスドラムまでライブハウスで聴いているかのような躍動感を味合わせてくれます。ピヤホン6よりもうねるような低音を持ちつつも、さらに解像度感も上がっていて、ワイヤレスイヤホンとしては完璧な表現力の高さです。

一番変化を感じたのは中域ライン。ピヤホン6よりもボーカルの主張が強くなり、歌モノもよりボーカルメインで聴きやすくなりましたね。同帯域に対する分離感も非常に高くなっており、ボーカル・ギター・シンセサイザーなど楽器隊ごとの聴き分けを余裕でできるような感覚ですね。

また、BA3基を搭載しつつも低域から高域までの繋がりも非常に滑らかで、ピヤホン6では再現できなかった音をBA3基が見事に補完してくれているような感覚です。

有線イヤホンとどちらが良いか?と聴かれると、もちろん同価格帯の有線イヤホン+DAPの方がより情報量が多くて緻密な音で鳴らしてくれますが、ピヤホン7が同価格帯の有線イヤホンの緻密な音を真似できないのと同じく、また有線イヤホンもピヤホン7の音は真似できないんですよね。

ワイヤレスイヤホンは有線イヤホンとは違いチップ・アンプ・イコライザーまで音作りをオールインワンで完結できるため、ピエール中野氏とAVIOTが狙った音を余すことなく体感できるのが強みです。

得意なジャンルは?

ピヤホン7の得意なジャンルですが、まず邦楽ロックはあらゆるワイヤレスイヤホンの中でも一番良いと断言できるレベルです。

スネアドラムのスナップ感、バスドラムの迫力、シンバルやハイハットの炸裂音などドラムの再現性がとにかく凄まじいので、なにを聴いても生ライブっぽく聴かせてくれます。

ボーカルラインも従来のピヤホンシリーズよりも一歩前に出てきたような感覚もあるので、AdoやYOASOBIといった最新チャート曲との相性もとても良いですね。

迫力のある音でありつつ、高域は繊細な表現もできるのでジャズなんかもおすすめですね。上原ひろみのような超絶技巧のスピーディーなジャズとの相性は最高です。

ただ、ドラムの表現力が高すぎて全部ライブっぽく聴かせるので、バラードなどでBGM感覚でしっとりと音楽を聴きたい時には不向きかもしれません。

エクストラチューニングの実力をチェック

ピヤホン7のスゴイところが、エクストラチューニングというプロのアーティストが制作したチューニングを一つのイヤホンで体感できるという点。

第一弾ではBOOM BOOM SATELLITESの「中野雅之氏」によるイコライザーが使用可能です。ちなみにアプリのイコライザー設定から変更可能です。

実際にイコライザー設定を見てみるとこんな感じ。すんごいシンプルかつ大胆な設定。低音ゴリゴリ。

「中野雅之氏」によるイコライザー

ボクがイコライザー設定をするときって、ついつい各帯域ごとに滑らかな波形にしがちなんですけど、さすがプロ。自分にはできない大胆なイコライザーを作り込んできます。

実際に中野雅之氏のイコライザー設定で聴いてみると、ピヤホン7の音がロックやポップスの「ライブ」から、クラブ・エレクトロ系の「レイブ」に切り替わったような感覚ですね。

目の前でクラブミュージックを聴いているかのように低音がド迫力になり、ボーカルはあえて低音の中に埋もれさせて、”メイン” としてではなく”楽器隊の一つ”として楽曲に馴染むような感覚になります。

BOOM BOOM SATELLITESはもちろん、Underworldやケミカルブラザーズ、なんだったらPerfumeもレイブさながらの音でブチアゲてきます。

イコライザー設定だけでこれほど異なる音の傾向を体感できるのは、ピヤホン7のポテンシャルとプロアーティストによるチューニングがあってこそ。

エクストラチューニングは他のアーティストも追加予定とのことなので、今後のアップデートにも期待したいところです。

ピヤホンがピエール中野氏が手掛ける音を体感するだけのものではなく、ひとつのイヤホンでさまざまなアーティストの音に触れることができる唯一無二の製品になりましたね。

これこそアーティストやエンジニアとの深い接点を持つピエール中野氏にしかできない企画だと思います。

バーチャル試聴

YouTubeでダミーヘッドによるバーチャル試聴もご覧いただけます。(12:51~あたり)

ノイズキャンセリング|前作より全体的に遮音性アップ

ピヤホン7(TE-ZX1-PNK)のノイズキャンセリング性能ですが、こちらも前作よりもややパワーアップしていますね。全体域に対する遮音性がほんの少しずつ向上したような感覚です。

ONにしてみると、電車の下から響くような走行音や空調音などはほどよく軽減できているように感じますね。他の利便性重視のワイヤレスイヤホンのように強烈なノイズキャンセリングというわけでもないです。

あと風切り音は少し入るので、風が強い場所ではノーマルモードで運用することをおすすめします。

ノイズキャンセリングON時の音の変化は少しあり、中域ラインの情報量が少し薄くなるような感覚があります。状況にもよりますが、ピヤホン7の音を最大限に体感するためにはノイズキャンセリングOFFが一番おすすめですね。

ちなみにアプリでは「ノイズ抑制優先モード」と「音質優先モード」の2つを選べます。

音質優先モードだとノイズキャンセリングONとOFFの音質変化の差分が少なく、ノイズ抑制優先モードだと音質の変化はほんの少し大きくなりますがノイズの抑制力も少し大きくなるような感じですかね?

ただ、どちらのモードにしてもノイズキャンセリング最大の状況ではほとんど差異がわからなかったので、どちらでも良いと思います。

ノイズキャンセリング(4.1)

外音取り込み|前作から大きな進化はなし

ピヤホン7(TE-ZX1-PNK)はそれなりといったところでしょうか。装着した状態である程度相手の声は聞き取れるレベルです。音楽を止めていれば、レジでもストレスなくお会計を済ませられますね。

ただ、マイク感は少しあったり、自分の声は若干モゴモゴとした感覚はあるので、ながら聴き用途で使うには難しいかな?という印象です。

こちらはピヤホン6との差はほとんどない印象でした。

外音取り込み(3.8)

操作性について

ピヤホン7の操作性についてですが、こちらはわりと不満なく使えるといったところでしょうか。

タッチセンサーで操作をするのですが、ピヤホン6よりもタッチする場所がわかりやすくなって直感的に操作はしやすくなりましたね。

操作方法一覧は次のとおりです。

項目操作方法(デフォルト)
再生/停止L or R側を1回タップ
曲送りR側を2回タップ
曲戻しR側を3回タップ
音量を上げるL側を3回タップ
音量を下げるL側を2回タップ
ノイズキャンセリング・外音取り込みの切り替えR側を長押し
音声アシスタントL側を長押し
ペアリングモードへの移行R側を4.5秒長押し

再生停止・選曲・音量調整のみアプリでもカスタマイズが可能です。

外音モードの切り替えは時はノーマルモードを挟んでしまうので、外音取り込み→ノイズキャンセリングのみのシンプルな切り替えはできません。

と書こうとしていたところ、なんとアプリのアップデートでノイズキャンセリングの切り替え設定が追加されました!

以下の設定から切り替えが可能です。

  • OFF→外音取込→ANC→OFF→……
  • OFF↔︎ANC
  • ANC↔︎外音取込
  • OFF↔︎外音取込

コレは神アプデ! AVIOT製品でひとつ気になっていたところが解消されました!動作もチェックしましたが問題ないですね。

ボクはピヤホン7のノイキャンOFFの音が好きなので、「OFF↔︎外音取込」で使おうかなと思っています。

サウンドガイダンスが超かっこいい!

ピヤホン7のユニークな機能はエクストラチューニングだけではありません。

同じくBOOM BOOM SATELLITESの「中野雅之氏」によるサウンドガイダンスを体感できます。

操作音がすべてSFチックな機械音になっていて、やや操作音が大きめですが超絶かっこいいです。

ピヤホン6では、大人気アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」のキャラクターによるボイスガイダンスが搭載されていましたが、今回はそちらはカットされているみたいですね。

現在は中野雅之氏によるサウンドガイダンスのみですが、アップデートで他のアーティストによるサウンドガイダンスも追加予定とのことです。

中野雅之氏によるサウンドガイダンスもYouTubeで録音してみましたので、聴いてみてください。(20:38〜あたり)

接続安定性について

接続安定性は、前作のピヤホン6よりも良くなっていますね!今回はXperia 5ⅣでLDACの接続優先モードで、電車内で検証しました。

LDACの接続優先の可変モードだと、ピヤホン6と比べても接続が途切れることが少なかった印象です。

ただゼロではなくある程度は途切れますね。ストレスが溜まらない程度という感じです。

LDAC接続の音質優先モードだとさすがに自宅でも音が途切れやすくなります。

通信環境や使用する端末、使用場所によって音途切れが発生しやすくなるかもしれないので、あくまで参考程度にご覧ください。

マルチポイント時の安定性も向上している

ピヤホン7(TE-ZX1-PNK)には2台同時接続できるマルチポイントにも対応しています。

前作のピヤホン6だとLDACでの接続とマルチポイントを併用すると、かなり音が途切れやすかったのですが、ピヤホン7はマルチポイント時の接続安定性も向上していますね。

電車の中でiPhoneとXperia5Ⅳどちらも接続してポケットに入れた状態で試聴してみましたが、マルチポイント使っていない時と同様に音途切れがあまりありませんでした。

ただ接続先のデバイスを切り替えたり、アプリで操作する際などは断続的に途切れることもありますので、こちらも状況次第といったところです。

マルチポイントヘビーユーザーなので、接続安定性が解消されたのはとてもありがたいです。

その他アプリでできること

その他アプリでできることは次のとおりです。

アプリでできること
  • バッテリー残量の確認
  • ノイズキャンセリングモードの切り替え
  • サウンドモード設定(ノイズキャンセリングと外音取り込みモードのレベル調整)
  • 操作ボタンの変更
  • EQ設定
  • ゲーミングモード設定
  • 位置情報履歴
  • 音声言語設定
  • オリジナルボイスガイダンス設定

EQ設定はエクストラチューニングの他に、自分で好みのイコライザーに変更することも可能です。

またノイズキャンセリングや外音取り込みレベルも自分好みの量感に設定できます。どちらもMAXでいいと思いますけどね。

気になる点としては、ブラウザなどを見るために他のアプリに切り替えた際、イヤホン側の接続が毎回途切れてしまうことでしょうか。

一度画面を切り替えるたびに、アプリから接続した機種を選択し直さないといけないのが煩わしいですね。

通話品質|実用的

マイク性能ですが、こらちもなかなか良い感じです。

マイク音声も実際に録音してみました。以下の音声をよければチェックしてみてくださいね!

少しノイズは入りますが、音声自体はキレイに収録できています。

左右どちらとも片耳利用もできますし、マルチポイントも使えるので、通話やテレワーク用途でも不便なく使えますね。

通話品質(4.3)

音の遅延|ほぼなし

映像と音声のズレですが、ゲームモードをONにしなくてもほぼ遅延がありません。

YouTubeやプライムビデオで動画を見る分には全然問題なしですね。音質の良さも相まって、ライブ映像との相性は最高ですよ!

アプリでゲームモードをONにすれば、さらに遅延が少なくなります。

この状態で音ゲーをしてみたのですが、タップと効果音は少しズレる感じがあったので、音ゲーは厳しそうです。

FPSであれば、割とストレスなくプレイできると思います。

おすすめのイヤーピースは?

最後におすすめのイヤーピースですが、個人的にはSpinFit W1が良かったように感じました。

有線イヤホン向けのイヤーピースですが、ピヤホン7のノズルが短くなってくれたおかげで、ギリギリケースに干渉せずに収納できます。

医療グレードのシリコンを採用した素材で、長時間装着していても耳が痒くなりにくく吸着性も高いため、とても装着感も良いです。

音の変化については、高域のブレやシャリつきがやや抑えられて、音の厚みが全体的に増したように感じます。

ピヤホン7の音を余すことなく耳にストレートに伝えられるような感覚でしょうか。

もし付属のイヤーピースで装着感が合わない、音質に変化を加えたいと感じたら、W1を使ってみてください。

ピヤホン7(TE-ZX1-PNK) まとめ

ピヤホン7(TE-ZX1-PNK)をまとめると以下のとおりです。

総合評価

5/5

ピヤホン7(TE-ZX1PNK)

  • 完全ワイヤレスイヤホンで上位に迫るの音質
  • ロックやライブ音源との相性がとてつもなく良い
  • 様々なアーティストのチューニングを体感できる
  • サウンドガイダンスが超かっこいい
  • 充実した付属品
  • イヤモニのような装着感の良さ
  • マルチポイントに対応
  • ワイヤレス充電に対応していない
  • 自動装着検出に対応していない
  • 風切り音が少し気になる

4.9

高音

4.9

中音

4.9

低音

4.8

装着感

4.1

ノイズキャンセリング

3.8

外音取り込み

4.0

マイク性能

4.3

利便性

Bluetooth5.3最大再生時間本体8時間/
ケース込み20時間
コーデックSBC,AAC,LDAC充電時間約1.5時間
ドライバー10mmウーファー+平面磁気駆動型ツイーター+3BA充電端子Type C
専用アプリ防水IPX4相当
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
7g/65.3g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証1年
マルチポイント公式サイトこちら

ピヤホン7(TE-ZX1-PNK)はこんな人におすすめ

こんな人におすすめ
  • ライブで聴いたあの音をイヤホンで再現したい方
  • ロックを中心にポップスやジャズなど幅広い楽曲が好み
  • オーディオマニアや音楽ファン
  • ピヤホンユーザー

昔からそうなんですけど、ライブ好き・ロック好きのオーディオマニアとしては、ピヤホン7の仕様はたまらないんですよ。

「あのドラムの臨場感をイヤホンでも再現できたら……」「あのアーティストに最適化した音で聴けたら……」とかそんな妄想を抱いていましたけど、その理想をすべてピエール中野さんが叶えてくれているような感じなんですよね。

機能性やスマートさ重視で選ぶなら他にもおすすめのワイヤレスイヤホンはありますけど、“音”に対しての追求力や万能性はどのワイヤレスイヤホンにも負けていないと思います。

それにしても49,500円という価格なのに全モール売り切れは凄すぎる。

予約分が売り切れるとAmazonや楽天でも高価格転売のストアなども出品されることがあるので、注意が必要です。必ず家電量販店やAVIOT公式モールから購入するようにしましょう。

今回のピヤホンも間違いなく買いでOKです。売り切れたらしばらくは届かないと思うので、気になる方は今のうちに予約しておくことをおすすめします。

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