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【2024年大注目作】ゼンハイザーMOMENTUM True Wireless 4が到着!前作からどう変わった?

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

ついにゼンハイザーの最新フラッグシップワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless 4」がウチに到着しました。

MOMENTUM True Wireless 4 現着

前作のMOMENTUM True Wireless 3が2022年5月に発売したので、約2年ぶりの新作ですね。

主な特徴は次のとおりです。

進化したポイント
  • 自社開発の7mm口径のダイナミックドライバーを一基搭載
  • aptX™ Losslessなど最新コーデックを搭載
  • ノイズキャンセリングと外音取り込み性能がさらに向上
  • Bluetooth5.4に対応し、接続安定性の向上
  • 最大7.5時間、充電ケース併用で最大30時間のバッテリー
  • マルチポイント対応し、通話品質も向上
  • AuracastやLE Audioにも対応予定
  • 価格は市場想定価格が49,940円

画期的な機能は追加されていませんが、MOMENTUM True WIreless 3の音質・性能をさらに底上げしたモデルという感じですね。

発売日は2024年3月1日ですが、今回はゼンハイザーさんより先行で提供いただきました。

どれほどの実力か実機を使って検証していきます。

PR:Sonova Consumer Hearing Japan

▼動画版はこちら▼

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

MOMENTUM True Wireless 4 外観・付属品

それではMOMENTUM True Wireless 4の外観や付属品をチェックしていきましょう。

パッケージ

MOMENTUM True Wireless 4は以前までのパッケージと比べるとかなりコンパクトになりましたね。

開封するとこんな感じ。プラスチックフリーのサステナブルな素材で覆われていました。

付属品

付属品一覧
  1. USB-Cチャージングケーブル
  2. イヤーピース(XS,S,M,L)
  3. イヤーフィン(S,M,L)
  4. マニュアル

イヤーピースは前作から変更が加えられていて、いつもの十字+スポンジフィルターから、蜂の巣状のフィルターに変更されているではありませんか。

左:MOMENTUM True Wireless4、右:MOMENTUM True Wireless 3

軸部分もしっかりめの素材に変更されていますし、純正イヤーピースも間違いなくグレードアップしていますね。

充電ケース・本体

充電ケースは従来のMOMENTUM True Wirelessシリーズと同じくファブリック素材で覆われたデザイン。

この素材、保護ケースなしでも傷がつきにくくて好きなんですよね。

その代わり他のワイヤレスイヤホンと比べて若干厚みがあります。

前作のMOMENTUM True Wireless 3と比べるとこんな感じ。

左:MOMENTUM True Wireless4、右:MOMENTUM True Wireless 3

前作と比べてロゴの色味が白→シルバーっぽい配色に変更されています。

本体カラーも若干黒寄りになっているような。

左:MOMENTUM True Wireless4、右:MOMENTUM True Wireless 3

充電端子はUSB Type C。ただ、相変わらず前面に充電端子がついています。なぜ背面につけないのか。

今回も前面にUSB Type C端子

もちろんですがワイヤレス充電にも対応しています。

ワイヤレス充電を一度使い出すと「充電しているつもりがないのに、いつも満充電になってる!」のような感覚で使えるので本当に便利ですよ。

ちなみに初心者の方にはAnkerのワイヤレス充電器がとりあえずおすすめです。安い割に品質も良く、問題なく充電ができますよ!

充電ケースを開けるとこんな感じ。

今回はメタリックカラーを採用

本体は今回メタリックカラーに変更されていて、光沢感のあるハウジングになっています。

取り出しやすさも前作と変わらず問題なしですね。

取り出しやすさも問題なし

前作と比べたらこんな感じ。意外と前作と比べても光沢感は変わらない感じだったので、これなら許せそう。

左:MOMENTUM True Wireless4、右:MOMENTUM True Wireless 3

側面から見たらこんな感じ。

左:MOMENTUM True Wireless4、右:MOMENTUM True Wireless 3

内側はこんな感じ。

左:MOMENTUM True Wireless4、右:MOMENTUM True Wireless 3

ノズルは前作同様に少し短めでくびれのある設計になっています。

左:MOMENTUM True Wireless4、右:MOMENTUM True Wireless 3

本体はIP54相当の防塵・防滴性能があるので、雨天時での使用やジョギング用途でも問題なく使用できます。

最後に重さですが、総重量は76.8g、本体片耳の重量は6.0gです。

前作と重さはほぼ変わらないですね。

MOMENTUM True Wireless 4とMOMENTUM True WIreless 3のスペックを比較

スペックMOMENTUM True Wireless 4
MOMENTUM True Wireless 3
MOMENTUM True Wireless 3
BluetoothVer.5.4/Class1Ver.5.2/Class1
ドライバーサイズ7 mm
さらに向上
7 mm
音響技術ダイナミック型ダイナミック型
コーデックSBC , AAC , aptX , aptX Adaptive
Snapdragon Sound
apt X Lossless , LC3
SBC, AAC, aptX, aptX Adaptive
再生時間最大7.5時間 / ケース込30時間最大7時間/ケース込28時間
充電時間フルチャージに約1.5時間
8分後に1時間再生
フルチャージに約1.5時間
10分後に1時間再生
充電端子USB Type-C
Qi(ワイヤレス充電)
USB Type-C
Qi(ワイヤレス充電)
防水IP54IPX4
自動装着検出
ノイズキャンセリング
さらに向上
外音取り込み
さらに向上
マイク
さらに向上
マルチポイント2台2台
Auracast対応予定
価格(税込)49,940円
ポイント+10%
39,930円
ポイント+10%

MOMENTUM True Wireless 3と比べて、Bluetoothバージョン、コーデック、再生時間など基本スペックが全体的に進化しています。

音質やノイズキャンセリング、外音取り込みなどスペック上ではわからない点も改善されているようなので、そのあたりも深掘りチェックしてきましょう

MOMENTUM True Wireless 4 レビュー

装着感|イヤーフィンで安定した装着感

MOMENTUM True Wireless 4の装着感は、前作同様にイヤーフィンが備わっていることにより高いホールド力を実現しています。

実際につけてみるとこんな感じ。やはり前作より光沢感のある見た目になりましたね。

イヤーフィンのおかげで耳から落ちにくい

前から見てみるとこんな感じ。

イヤーフィンのおかげで頭を振っても耳から落ちる気がせず、ワークアウトやジョギング用途でも安心して使えそうです。

通勤中や外出中でも耳からポロッと落ちる心配も少ないそうですね。

装着感(4.7)

音質|より有線らしく

MOMENTUM True Wireless 4の音質ですが、当たり前ですけど前作より良くなっています。

今回はXpeira 5Ⅳを使ってaptX Losslessで接続しています。

MOMENTUM True Wireless 4の音の特長は次のとおりです。

音の特長

4.9

高音

4.9

中音

4.9

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
高域寄り

一聴して感じたことは、MOMENTUM True Wireless 3よりも音の情報量が多くなり、全体的に音の雑味がなくなって滑らかな音になっているように感じました。

コーデックの影響もあるかもしれませんが、より有線らしさのある音という感じでしょうか。Bluetooth特有の雑味をほとんど感じにくくなっています。

音の傾向的にはMOMENTUM True Wireless 3とは大きくは変わらず、「繊細」と「迫力」をどちらも兼ね備えた音作りですね。またゼンハイザーらしく少しダークさのあるような音です。

高域は伸びやかかつ繊細で粒立ちの良い音。華やかさのようなものは薄めではありますが、少し暗めでありつつも丁寧に音を描写するような感覚ですね。弦楽器・管楽器を問わず「生音感」を味わえる再現度の高さです。

低域も高域と同様にとても丁寧な音で、迫力や臨場感だけに頼らずベースラインやバスドラムの輪郭までクッキリと描きつつ、それでいて楽器が持つ空気感や振動をありのままに伝えるような感覚ですね。

中域のボーカルラインは前作同様に他の帯域に埋もれることなく、ナチュラルかつハリの良いボーカルラインを伝えてくれます。

また、前作よりも高域と中域の繋がりが滑らかになっていて、より音楽としての一体感を感じられるように聴こえました。

ゼンハイザーということもあり音場はなかなか広めで、クラシックだとホールのような抜けのよさを、ロックだとライブハウスのような臨場感を味合わせますね。

ジャンルも選ばず、ロックやポップス、ジャズ・クラシック、ヒップホップからEDMまでさまざまなジャンルに対応できます。

まとめると、前作と傾向は同じままで、より情報量を多く丁寧に音を描写できるようになったという感じですね。

6〜7万クラスのど変態ワイヤレスイヤホンには勝てるほどでないですが、同価格帯の4〜5万クラスの音質特化型ワイヤレスイヤホンと十分対抗できるほどの実力はあると思います。

ただボク個人的には、このままだとちょっと音が暗くて華やかさに欠ける印象でした。

サウンドパーソナライゼーションを設定してからが本番

MOMENTUM True Wireless 3から「サウンドパーソナライゼーションモード」という機能があるのですが、こちらを使えば自分好みの音に自動で最適化してくれます。むしろこれをONにしてからが本番

神機能サウンドパーソナライゼーション

もう少しボーカルが前に出てくれたらなー」とか「もっと低音が出てくれたらなー」とか、そんな音質のちょっとした悩みを解決してくれる機能です。

決して「元の音質」が良くなるわけではないですけど、その音質の良さを最大限まで引き出す機能という感じですね。

その技術は、ドイツのオルデンブルクにあるフラウンホーファー デジタルメディア技術研究所 (IDMT) の聴覚、音声、オーディオ技術の部門と共同で開発したものであり、10 年以上に渡る各個人のリスニングの好みや違いに関する研究を応用したとのことです。

設定方法ですがまずはマイサウンド→サウンドパーソナライゼーションと選択します。

まずはサウンドパーソナライゼーションモードを選択

すると会員登録が求められるので、まずはサインインをします。

OKをクリック。

OKをクリック

次にフィットテストを求められますが、これは任意なのでどちらでも大丈夫です。不安な方はしておきましょう。

フィットテストを行う

「ヘッドホンを装着してください」と表示されるので続行を押します。

イヤホンを装着して続行

ここからストリングスの音が流れ始めるので、上部のバーを調整してストリングスの音量を自分が快適に聴こえるレベルまで調整します。

まずはストリングスの調整

次に低音とストリングスのバランスの調整をします。左にバーを動かすと低音の量感が増えて、右にバーを動かすとストリングスの方が大きくなります。

低音とストリングスのバランスの調整をする

次に音楽がギリギリ快適に聞こえる最小の音量レベルを調整します。

ギリギリ快適に聞こえる最小の音量レベルを調整

再び小音量時のバランスを設定します。

小音量時のバランスの調整

次にドラムの音が流れてくるので、自分にとって最適なドラムの音量を調整します。

ドラムの音量の調整

最後に青い丸の位置を移動して、好みの音の位置になるように微調整します。

青い丸の位置を移動して、好みの音の位置になるように微調整

右上が高音寄り、右下が高音と低音、左下がウォーム、左上が全部モッサリって感じですかね。

サウンドパーソナライゼーションとオフ状態の聴き分けもできるので、どんなふうに音量が変化しているかもわかりやすいです。

デフォルトとの聴き比べもできる

これで完了です。

サウンドパーソナライゼーションを使った後の音の変化ですが、少しダークだった音がめちゃくちゃボク好みのメリハリ感がある華やかな音になりました!

MOMENTUM True WIreless 3でも効果がすごかったのですが、MOMENTUM True Wireless 4はさらに音の描写が丁寧なので音の違いがさらにわかりやすくなっています。

バーチャル視聴

YouTube版ではダミーヘッドを使ったバーチャル試聴をご覧いただけます。

iPhoneでaptX Adaptiveを使う方法

iPhoneでMOMENTUM True Wireless 4を使う場合、aptX Adaptiveは対応しておらずコーデックが圧縮率の高い「AAC」までなので、最大限にその音質の良さを活かしきれないんですよね。

そこで、ゼンハイザー「BTD 600」を使えば、iPhone(15以降)でもaptX Adaptiveで接続できるようになります。

BTD600

iPhone 15 Proの場合だと端子がUSB-Cになっているので、そのまま差し込んで、あとはペアリングするだけでBTD600を使えるようになります。

ただ、USB-C変換アダプターがケースに干渉しやすい仕様なので注意。

iPhoneの操作でAAC接続とBTD600接続を簡単に切り替えられるので、音質の違いも体感しやすくなっています。

BTD600とBluetooth接続の聴き比べもできる

iPhoneだけでなくiPadやパソコンでも使用可能ですし、一度ペアリングしてしまえば再ペアリングなしで他の機器に接続しても使えるので意外と便利ですよ。

ちなみにLightning搭載のiPhone14以前のモデルの場合は、変換アダプターを装着しても電力不足で認識しないのでご注意ください。その場合は他のBluetoothアダプターを使う必要があります。

2024年4月1日まで、MOMENTUM True Wireless 4の購入金額から+1000円追加でBTD600もセットで購入できるキャンペーン靄っていますので、この機会に手に入れてみるのもおすすめです。

ノイズキャンセリング|大幅にパワーアップ

ノイズキャンセリング性能ですが、想像以上に進化していて驚きました。

むしろ一番の進化ポイントはノイズキャンセリングなんじゃないかな。

前作と比べると、低域〜高域にかけて全体域の遮音性がアップしており、電車内など騒がしい環境でも見事に遮音してくれます。

他のノイズキャンセリング特化のワイヤレスイヤホンと同レベルとまではいかないですが、同価格帯の機能性重視のワイヤレスイヤホンと同じくらいには遮音してくれます。

2世代目の「MOMENTUM True Wireless 2」はノイズキャンセリングをONにしても効いているか効いていないかわからないレベルだったのに、素晴らしい進化を遂げてくれました。

また、ゼンハイザーの場合、ノイズキャンセリングをONにしても音質にほとんど影響がないのもイイですね。

ちなみにアプリではノイズキャンセリングの設定で、以下の3つの項目から選択可能です。

アプリでノイズキャンセリングモードの設定が可能
ノイズキャンセリング設定
  • オフ
    →ノイズキャンセリングをオフにする
  • 風切り音の防止
    →風が強いところで使っても「ブオオオ」という風切り音が耳に入らなくなる。ノイズキャンセリング効果は少し薄くなる
  • オン
    →ノイズキャンセリング機能をオンにする。風の強い場所で使うと、風切り音が少し気になる。

個人的には屋外で使うことが多いため、常時「風切り音の防止」をONにして使っています。この設定でも遮音性はなかなかに高めです。

ノイズキャンセリング(4.5)

ノイズキャンセリングの実力は、以下のYouTubeからもバーチャル視聴で確認いただけます。(17:56~)

外音取り込み|ホワイトノイズが少なくなった

外音取り込み性能ですが、こちらもなかなか進化しています。

前作も外音取り込み機能はそれなりに優秀だったんですが、気になっていたのはホワイトノイズの大きさ。

常時「サー」と大きくなっている状態ですし、また高域も刺さるような感覚があったので、集音量は大きいけどストレスなく自然に集音してくれる感じでもなかったんですよ。

今作はホワイトノイズや高域の刺さりも少なくなり、ストレスなく集音できるようになりました。ただ、ほんの少しだけマイクで集音している感はあるかな?

オフィスや自宅で音楽を聴くときにとても重宝しそうですね!

気になる点としては、歩いた時に風切り音が耳に入ることでしょうか。

他の外音取り込み機能が優秀なワイヤレスイヤホンの場合、歩く速度くらいであれば風切り音は入ってこないのですが、MOMENTUM True WIreless 4はけっこう敏感に風切り音まで集音してしまいます。この点が個人的には一番気になりましたね。

ちなみにアプリでは外音取り込みの量感や、外音取り込み時のモードが選択できます。

外音取り込みレベルの調整も可能

個人的にはMAXで使っています。また、トランスペアレントモードをONにした際に音楽を再生を「止める」か「止めない」かの設定もできます。

外音取り込み(4.5)

操作性|快適な操作感

MOMENTUM True Wireless 4の操作性は前作同様にとても良好です。

操作はタッチパネル

操作は本体ハウジングに備わっているタッチパネルで行います。

操作方法一覧は次のとおりです。

項目操作方法(デフォルト)
再生/停止L or R側を1回タップ
曲送りR側を2回タップ
曲戻しL側を2回タップ
音量を上げるR側を長押し
音量を下げるL側を長押し
ノイズキャンセリングL側を1回タップ
外音取り込みL側を3回タップ
音声アシスタントR側を3回タップ
ペアリングモードへの移行LとRを同時に長押し

ゼンハイザーのイヤホンは「ピッ」「ピッポッ」「ピッポッパッ」とタッチの回数に応じてビープ音が鳴るので、自分が何回タッチしたかわかりやすくて良いんですよね。

また、操作のカスタマイズ性も高く、L/Rの「1回〜3回タップ」「長押し」まで、すべて自由にカスタマイズが可能です。

ただ、MOMENTUM True Wireless 4は、1つのボタンで「ノイズキャンセリング」→「外音取り込み」と切り替えられず、それぞれ他のボタンに割り振られてしまいます。

その点が慣れないと若干使いにくい点はありますね。同じボタンで切り替えられるようにしてほしい

アプリについて

MOMENTUM True Wireless 4はアプリに対応しています。

公式アプリ「Smart Control」

アプリでできることは次のとおりです。

アプリでできること
  • バッテリー残量の確認
  • イコライザー設定
  • トランスペアレントモード設定
  • アダプティブノイズキャンセレーション設定
  • サウンドゾーン設定
  • タッチコントロール設定
  • その他設定

イコライザー

イコライザーは5バンドでの設定が可能です。

それ以外にも重低音だけを増やす「バスブースト」や、声の帯域のみを聞き取りやすくする「ポッドキャスト」といった設定があります。

まあ基本サウンドパーソナライゼーションモードの使用で問題ないかと思います。

サウンドゾーン

サウンドゾーンは指定の場所に訪れた際、あらかじめ設定したサウンド設定(イコライザーやノイズキャンセリングなど)を自動で反映する機能です。

サウンドゾーン ほぼ使ったことがない

この機能を使うことで本体を設定することなく、ジムでは低音強めのノイズキャンセリングモード、オフィスでは控えめの外音取り込みモードにするといった設定が自動で可能になります。

ただ、ボクは手動で操作したい派なので、まったく使っていない。

オーディオ解像度

今回から新たにオーディオ解像度という設定が設けられています。

オーディオ解像度でコーデックの設定ができる

こちらでは「標準」「低遅延」「高解像度(aptX Adaptive 96kHz / 24bit )」「損失なし(aptX Lossless)」の4つから選べます。

低遅延モードまで用意されていたのは驚きましたね。

ボクの場合はXperia 5ⅣでaptX Losslessでも使えるため「損失なし」の設定にしていますが、Losslessを使えない場合は「高解像度」でもいいかと思います。

バッテリー保護モード

もう一つ新たな機能として「バッテリー保護モード」があります。

バッテリーがヘタリがちなワイヤレスイヤホンにはありがたい機能

こちらをONにすると、充電の速度が遅くなりバッテリーも100%まで充電されなくなりますが、その分バッテリーに負担をかけずに長く愛用できるような仕様になっています。

目に見えた便利さのようなものはないですが、ONにしておくだけでも安心感がありますね。特にワイヤレスイヤホンの場合は。

Auracastにも対応予定

将来的にはAuracastにも対応するようです。AuracastとはLE Audioに含まれる新機能のひとつで、自分のイヤホンを使って公共の場のアナウンスなどを聴くことができます。

詳しくは以下の公式ページで掲載されています。

たとえば、美術館やイベント会場での音声ガイドを自分のイヤホンで聴いたり、スポーツバーでガヤガヤしすぎて聞こえにくい音声中継を自分のイヤホンで聴いたりなんかできちゃいます。

近未来的でボクもかなり期待している機能なのですが、まだまだ発展途上ではありますのでしばらくは実用性はないと思っています。

ただ、公共の場でAuracastが対応すれば、MOMENTUM True Wireless 4があればいち早く体感できるというわけですよ。知らんけど。

マルチポイントの挙動について

マルチポイントの挙動もチェックしてみましたが、問題なしですね。

電源OFF後も自動的に2台に接続されますし、接続が不安定になることもないです。

また、aptX AdaptiveやLosslessとの併用も可能です。

通話品質|あれ?

マイク性能をチェックしてみましたが、こちらは思ったより進化していない印象でした。

マイク音声も実際に録音してみました。以下の音声をよければチェックしてみてくださいね!

MOMENTUM True Wireless 4

MOMENTUM True Wireless 3

ゲインが少し低くて音が小さく、また声もこもっていて聞こえにくいように感じました。MOMENTUM True Wireless 3の方がむしろ聞こえやすい?

ただ、ファームウェアアップデートである程度改善できそうな気もします。

音の遅延|低遅延モードでゲームもできる

MOMENTUM True Wireless 4で動画を見たときの音の遅延ですが、低遅延モードにしなくても動画鑑賞くらいであればほとんど感じないレベルではありました。

YouTubeやNetFlixを動画を見る程度であれば、違和感なく視聴できます。

低遅延モードをONにすると遅延がさらに少なくなり、ゲームもカジュアルにプレイできます

ただ、音ゲーやFPSなどタイミングがシビアなゲームの場合、ほんの少し遅延が発生するので、ガチでハイスコアを狙いたい方やFPSで勝ちたい人は有線イヤホンをつかうのがおすすめです。

MOMENTUM True Wireless 4 まとめ

MOMENTUM True Wireless 4をまとめると以下のとおりです。

総合評価

5/5

MOMENTUM True Wireless 4

  • 音質と機能性をどちらも両立できている
  • あらゆるジャンルに適応しやすい
  • サウンドパーソナライゼーションで好みの音に仕上げやすい
  • aptX Losslessなど幅広いコーデックに対応
  • イヤーフィンによって耳から落ちにくい
  • ノイキャンや外音取り込み機能も優秀
  • 操作が直感的に行いやすい
  • マルチポイント対応
  • 低遅延モードも搭載でゲームも気軽にできる
  • ケースに傷がつきにくい
  • 外音取り込み時の風切り音が大きい
  • 欲を言えばLDACにも対応してほしい

4.9

高音

4.9

中音

4.9

低音

4.7

装着感

4.5

ノイズキャンセリング

4.5

外音取り込み

4.3

マイク性能

4.8

利便性

Bluetooth5.4最大再生時間
※ANC ON時
本体7時間/
ケース込み28時間
コーデックSBC,AAC, aptX, aptX Adaptive
Snapdragon Sound
aptX Lossless、LC3(予定)
充電時間約1.5時間
8分で1時間再生
ドライバー7mm
ダイナミック型
充電端子Type C
Qi
専用アプリ防水IP54
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
6.2g/66.4g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証2年
マルチポイント公式サイトこちら

MOMENTUM True Wireless 4はこんな人におすすめ

こんな人におすすめ
  • 音質と利便性どちらのバランスも取れたワイヤレスイヤホンがほしい
  • どちらかといえば利便性より音質にこだわりたい
  • さまざまなジャンルの楽曲を好んで聴く

MOMENTUM True Wireless 4は現時点では2024年No.1候補と言えるほどの実力のある製品のように感じました。

1年〜2年くらい使ってみて不具合や故障がなければ完璧とも言える実力だと思います。こればっかりはしばらく使ってみないとなんともなので、故障はないことを祈りましょう。

MOMENTUM True Wireless 3から買い替えるべきかどうかは、前作の保証がどれだけ残っているかどうか次第ですかね。

保証が切れている方は買い替えてもよいかと!

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