【音質重視!】高音質の完全ワイヤレスイヤホンおすすめランキングTOP10|最強はどれ?

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今回は音質最強のワイヤレスイヤホンランキングTOP10を発表します!

WF-1000XM5も発表されましたし、その間にも音質に特化しすぎた脳筋のようなイヤホンも発売されたので、改めて更新しようと思います。

選定基準はあくまで僕が聴いた感想にはなるので、ゴリゴリ主観での評価として一意見として参考にしてみてください。

ぶっちゃけ、5位以下は全部同率5位くらいの実力なので、個人的な好みの順やおすすめのしやすさでランキングをつけていると思ってください。

ちなみに、評価的には10位だから音質が悪いということもなく、10位からワイヤレスイヤホンとしては音質めちゃくちゃ良い!くらいの感覚でご覧ください。

YouTube版ではダミーヘッドによるバーチャル試聴を行っています

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。

YouTubeチャンネル登録者5万人、ブログ月間アクセス30万PVほど。

音質最強の完全ワイヤレスイヤホンTOP10

1位 HIFIMAN Svanar Wireless

総合評価

4.5/5

Svanar Wireless

  • 音質は全ワイヤレスイヤホン中No.1クラス
  • ヒマラヤDACならではの滑らかでアナログライクなサウンドを体感できる
  • 装着感がなかなか良い
  • マイク性能もなかなか良い
  • LDACだとたまに接続が途切れる
  • 価格がとにかく高い
  • 外音取り込み機能が効いているかわからないレベル
  • アプリは非対応

5.0

高音

5.0

中音

5.0

低音

4.5

装着感

3.5

ノイズキャンセリング

1.0

外音取り込み

4.5

マイク性能

3.0

利便性

Bluetooth5.2最大再生時間
※HiFiモード
本体4時間/
ケース込み16時間
コーデックSBC,AAC,LDAC充電時間不明
ドライバーダイナミック型充電端子Type C
Qi
専用アプリ防水IPX5
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
8g/99.7g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証1年
マルチポイント公式サイトこちら

Svanar Wireless は中国の超音質特化オーディオメーカー「HiFiMAN」から、2023年6月に発売されたモデルです。

なんと、価格は79860円! ゲロ出そう。

なかにヒマラヤDACという、ガチのDACとかに搭載されるものをワイヤレスイヤホンに詰め込んだとんでもない製品で、メーカー曰くSvanerという23万クラスのイヤホンと、EF400という8万相当の据え置き型DACを組み合わせた音に95%近づけた音質とのこと。

さすがにそこまでの音質は出えへんけどねー。

ただ、音質は他のワイヤレスイヤホンと比べても別格です。

HIFIMAN Svanar Wireless

5.0

高音

5.0

中音

5.0

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
中音寄り
高音寄り
  • 高音:伸びやかさや煌びやかさというよりは、情報量や純度の高さが特徴の高音ですね。ワイヤレス特有のデジタル感も滑らかな音で隠して、とても上質にしっとりと聴かせる感覚ですね。刺さりも一切ありません。逆に刺激もないので、メタルを鋭くスピーディーに鳴らすのは苦手。
  • 中音:厚みと深みのある音で、ワイヤレスでは荒くなりがちな描写も丁寧に描きつつ、異なる周波数帯のつながりも滑らかですね。ボーカルだけが際立つような感じではなく、ピアノやギターとか同じ帯域の楽器隊がフラットなバランスで一つの部屋で鳴らしているような感覚です。
  • 低音:中低域寄りで厚みはたっぷりとあって、優しくしっとりと鳴らしますね。一聴して膨れがちに感じる低音も、聴き込めば音の深みや細部まで丁寧に描写していることがわかります。
  • 音場:なかなかに広めで、優しくフワッと広がっていきつつ豊かな低音も聞かせるナチュラルかつダイナミックな音場感。
  • 傾向HiFiMANらしいというかヒマラヤDACらしい極ウォームなサウンド。全体的に中低域から中高域ラインに音が集まっている感じのカマボコ型傾向。かといってボーカルが目立った感じでもなく、中高域と中低域にフォーカスを当てた感じ。

得意なジャンル

  • バラード
  • ジャズ
  • ポップス
  • ソウル

全て満点のオール5評価にはしていますが、実際は高音5.1、中音5.2、低音5.2くらいの感覚で、他のワイヤレスイヤホンと比べても評点オーバーフローしています。

価格だけはあって、他のワイヤレスイヤホンとはひとつどころか二つくらい頭をが抜けているような感覚です。PerL Proと比べても、音質の違いはハッキリとわかります。

宇多田ヒカルとか聴いたら、まじで鳥肌ものですよ!

ただ、音質1位だからといっておすすめはしません。

まず価格はめっちゃ高いですし、ノイズキャンセリングはHiFiモードという音質特化のモードと併用できないですし、外音取り込み機能は評点を1点とつけたくらいひどいですし、再生時間も短いですし、接続も安定しにくいですし、ワイヤレスイヤホンとしての利便性は最悪レベルです。

ただ、家の中でじっくり音楽を楽しむ上では、間違いなく一番音質の良いモデルといえるでしょう。

お金と利便性を引き換えに、ワイヤレスで究極の音質をゲットしたいならGOしちゃいましょう。

少しでも利便性を求めるなら2位のPerL Proを買うことをおすすめします。

2位 DENON PerL Pro

総合評価

5/5

PerL Pro

  • 化け物クラスの音質がさらに進化している
  • 空間表現力がズバ抜けて良い
  • パーソナライズで音を最適化してくれる
  • 操作性がとても良い
  • 音や操作のカスタマイズ性も高い
  • マルチポイントやワイヤレス充電など利便性も高い
  • 外出先だと音が少し途切れやすい
  • 価格が前作より1万円ほどアップしている
  • aptXロスレスを使えるスマホが限られている

4.9

高音

4.9

中音

4.9

低音

4.5

装着感

4.0

ノイズキャンセリング

4.0

外音取り込み

4.5

マイク性能

4.5

利便性

Bluetooth5.2最大再生時間
本体8時間/
ケース込み32時間
コーデックSBC,AAC,aptX adaptive,Snapdragon Sound,aptX Lossless充電時間本体:5分の充電で1時間駆動
ケース:1時間で満充電
ドライバー10mm
ダイナミック型
充電端子Type C
専用アプリ防水IPX4
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
8.7g/71.6g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証1年
マルチポイント公式サイトこちら

2位はDENONより2023年7月に発売した「PerL Pro」がランクイン

前回の音質ランキングで1位として紹介したNuraTrue ProがDENONの親会社に買収されて、リブランドモデルとして生まれ変わりました。価格も1万ほど上がりましたけどねー。

一番の特徴は「Masimo AAT」という聴覚の自動測定による音質の最適化機能で、これがAppleでもソニーでも真似できないようなとんでもない技術なんですよ。

最適化の効果は、動画で見ていただいた方がわかりやすいと思います。(6:00〜あたり)

なんちゃって最適化ではなく、イコライザーをドンピシャで自分好みの設定に合わせてくれるんですよ。しかも左右の耳の特性を図って、それぞれ別々に音を最適化してくれます。初めて使った時はびっくりしました。

パーソナライズをしないとゴミみたいな音ですけど、した後はワイヤレスランキングで2位に上がるほどの実力ですよ。

ワイヤレスでもCD音質をほぼそのまま伝送できるaptXロスレスにも対応しているので、対応スマホをお持ちの方であれば、さらに解像度感の高い音を体感できます。

DENON PerL Pro

4.9

高音

4.9

中音

4.9

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
設定次第
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音
高音
  • 高音:非常に伸びがよくてクセのない高音。ワイヤレス特有のザラつき感が全然なく、情報量たっぷりで緻密に鳴らしてくれます。前回音質ランキング1位で紹介したNuraTrue Proと比べると音の輪郭がよりクッキリとしていて、シャキッとした音なのに刺さらないDenonのエッセンスも感じるチューニングに仕上がっています。
  • 中音:情報量たっぷりで厚みのある中音で、ギターやピアノなどの同帯域の音もしっかり分離されていますね。aptX Losslessによって、他のワイヤレスイヤホンと比べても中域の解像度がとても高いことがわかります。
  • 低音:ライブさながらの重低音!コレほど臨場感があるのに、低音が多すぎると感じさせないこのチューニングが最高です!ただ、FoKus Mystiqueと比べると、深みや解像度感は少し浅めに感じますね。
  • 音場:とんでもない広さ!完全ワイヤレスでもトップクラスの実力で、もはやヘッドホンですよ!これ以上に音場が広いワイヤレスイヤホンは聴いたことがないです。
  • 傾向ニュートラルでありつつもリスニングライクな音作り。パーソナライズのおかげで欲しい音を欲しいがままにくれる音作りです。音質特化系のなかではめずらしい「万人にとって良い音」を体現したかのような音作りですね。FoKus Mystiqueよりもリスニング向けで、ZE8000よりもメリハリ感のある音という感じですね。

得意なジャンル

  • オールジャンルOK

他のイヤホンだとジャンルを選んだりすることが多いなか、PerL Proは手放しに良い音というか、どのジャンルを聴いても良い音で鳴らしてくれるんですよね

音質だけではなくてスペックや機能も高くて、再生時間も最大本体8時間、ケース込み32時間いけるし、ノイズキャンセリングはちょっと弱めだけどついているし、外音取り込み機能は実用的だし、マルチポイントもついているし、マイク性能も高いんですよ。

パッと見は大きいですけど、意外と装着感も良くて、イヤーフィンのおかげで僕は安定しやすいですが、人によっては装着感がイマイチということがあるようです。

ただ、価格が52,000円と、WF-1000XM5と比べても1万円ほど高いんですよね。

WF-1000XM5と比べても、明らかに音場は広くてダイナミックですし、解像度も高いですし、別格の実力です。

音質の良さ、利便性の高さや価格のバランスを考えると、音質重視で一番おすすめしたいのはPerL Proです。実質1位だと思ってください。

3位 final ZE8000

総合評価

4.5/5

ZE8000

  • 音質は完全ワイヤレス史上NO.1クラス
  • 解像度は鬼高い
  • 低音はヘッドホンで聴いているかのような臨場感
  • 高域はワイヤレスとは思えないくらい伸びる
  • アプリでボリューム調整がかなり細かく設定できる
  • 再生時間が本体5時間/ケース込15時間とやや短い
  • ワイヤレス充電非搭載
  • デザインが目立ちすぎる
  • 音のピークがなく楽曲との相性を選ぶ

4.9

高音

4,8

中音

4.9

低音

4.3

装着感

4.2

ノイズキャンセリング

4.0

外音取り込み

4.8

マイク性能

4.0

利便性

Bluetooth5.2最大再生時間
※ANC ON時
本体5時間/
ケース込み15時間
コーデックSBC,AAC,aptX,aptX Adaptive
Snapdoragon Sound
充電時間本体:約1.5時間
ケース:約2時間
ドライバー10mm
ダイナミック型
充電端子Type C
専用アプリ防水IPX4
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
6.8g/64.8g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証1年
マルチポイント公式サイトこちら

3位は賛否両論で色々と話題になった音質特化型トンファーこと「final ZE8000」です。特性が特殊で、苦手な音もあるし、装着位置やイコライザーでも音質がけっこう変わってしまうような難しいやつです。

聴いた人の中にはZE8000の音がモコモコとと聴こえる人もいたかと思うんですけど、これ耳の奥までズッポリ入れるとめっちゃ音がこもりますね。

僕の場合ですけど、イヤーピースを一番大きいサイズにして、耳の上を蓋するだけのような感覚でフワッと置いて、その上で逆ハの字型に位置を調整すると、めちゃくちゃ良く聴こえる装着位置があるんですよ。

ただ、屋外でこの使い方をすると、耳から落ちそうで怖いですけどね。

その上でボクはこんな感じのイコライザー設定にしています。めちゃくちゃ極端な波形ですけど、このアプリって±3dBまでしか調整できないから、そこまで大きくは変わらないんですよね。

その時の聴こえ方は、FoKus Mystiqueをも凌駕する実力で、かつヘッドホンのような臨場感のあるサウンドをフラットに味わえるような感覚でした。

final ZE8000

4.9

高音

4.8

中音

4.9

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
フラット
高域寄り
  • 高音:finalらしいサラッとした高音で、非常に伸びやか。そして刺激感は良い意味でも悪い意味でも一切なし。ワイヤレスとは思えないくらい細かな音まで拾い上げる超解像度の高音という印象。ストリングスなどアコギなど弦楽器系を用いたアレンジはかなり得意で、ワイヤレスなのになんでこんなところまで音が伸びるの?ってレベルまで伸びます。
  • 中音:厚みのある豊かで密度のある中音。豊かではあるけど簡素感があるという印象で、艶っぽさや美しさは少なめで音のピークがなく、中音は妙に分析的な感覚はあります。解像度は高い。
  • 低音:かなりの迫力で、立体的で躍動感のある低音を鳴らす。ベースラインやバスドラムも輪郭を保ちつつも空気をまとった音で鳴らす。低音の質はかなりのもの。ただ、躍動感や迫力はFoKus Mystiqueの方が上です。
  • 音場:かなり広め。横や縦に伸びていくような感覚というより、耳のやや外側で鳴っているような感覚。
  • 傾向フラットで中高域はモニターライク、低域はリスニングライクな感覚。かといってモニター系のようにカチッとした硬めの音にはならず、finalらしいサラッとした音作りに仕上げている。基本的にはニュートラルだけど、やや暗めな印象。

得意なジャンル

  • 弾き語り
  • ジャズ
  • クラシック

しかし、スペックは低めで再生時間が最高5時間、ケース込み15時間だったり、ノイズキャンセリングは弱めだったりワイヤレス充電も搭載していなかったりとガジェットとしての実力は低め。

そもそも本体がでかい。イヤホンマニアのボクでも、これを着けて街中を歩くのは少し躊躇するレベル。

あと、iPhoneで聴くと、AAC接続になるので結構音に粗が出ます。

実力を発揮できた時の音質はホントに良いので、試聴する際は他のイヤーピースサイズとか、装着方法とか、イコライザー設定とか自分にしっくりくるものを見つけてみて欲しいです。

音質に対するポテンシャルは高いと思うのですが、そのポテンシャルを引き出す環境を作るのが大変かなという感じがしました。

WF-1000XM5と比べると利便性はボロ負けですが、音質は間違いなくZE8000の方が上のように感じましたね。

FINAL 完全ワイヤレスヘッドホン ZE8000 FI-ZE8DPLTWBK BLACK

4位 Noble FoKus Mystique

総合評価

4.5/5

FoKus Mystique

  • 完全ワイヤレス最高峰の音質の良さ
  • 低音の迫力と深みが素晴らしい
  • 小さな音量でも音圧をしっかり感じる
  • 外音取り込み機能が意外と便利
  • ノイズキャンセリングなしでも高い遮音性
  • 見た目が美しい
  • ケースから取り出しにくい
  • 機能性はほぼない

4.9

高音

4.8

中音

5.0

低音

4.5

装着感

ノイズキャンセリング

3.0

外音取り込み

3.5

マイク性能

3.0

利便性

Bluetooth5.2最大再生時間本体7.5時間/
ケース3回〜4回分
コーデックSBC、AAC、aptX、aptX Adaptive(上限:48kHz/24bit)充電時間本体1.5時間
ケース1.5時間
ドライバー2BA+1DD
ハイブリッド型
充電端子Type C
専用アプリ防水
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
情報なし
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証1年
マルチポイント公式サイトこちら

4位はFoKus Mystique、53000円もするのにノイズキャンセリングも防水もなにもついていません。

このラインから、5位以下で紹介してきたイヤホンたちと比べると、またワンランク上の音質になるんですよね!高っいけど!!

Noble FoKus Mystique

4.8

高音

4.9

中音

5.0

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
高域寄り
  • 高音:どれだけ中低域の音圧が高くても、当たり前にクリアに鳴らす圧倒的に余裕のある解像度の高い高域が特徴。抜けていくような伸びの良い高域ではなく、カリッと鳴らすスナップ感がよく鳴らすモニターライクな高音。
  • 中音:厚みたっぷりの豊かで情報量の多いサウンド。ただボーカルは楽器隊とフラットな立ち位置で艶感は少なめ、どちらかというとギターやシンセサイザーなどの同帯域の楽器隊や、楽曲の雰囲気を際立たせるような鳴らし方ですね。ただコーラスは一人一人の歌声が把握できそうなレベルで生々しく奏でますね。
  • 低音:かなり深いところまで沈み込みつつ、迫力や量感もたっぷりの低音。バスドラムの空気を揺らすような感覚まで再現するかのような感覚。これだけ量感が多いのに解像度もとても高くて、ベースラインも音圧たっぷりに鳴らしつつ輪郭もクッキリと追える。まるで大口径のドライバーを搭載した低域重視のヘッドホンで聴いているような感覚を味わえる。この低音の質の高さがFoKus Mystiqueの一番の強みのように感じる。
  • 音場:この価格帯のTWSにしてはわりと狭めで、抜け感や広大さのようなものはなく、わりと一般的なカナル型イヤホン程度のニアフィールド系。
  • 傾向:全体的に低域寄りで、ボーカルより楽器隊を際立たせるような鳴らし方。他のワイヤレスイヤホンと比べても分析的で、音の滑らかさで解像度感を誤魔化さずに、高精細で描くような鳴らし方です。

得意なジャンル

  • シティポップ
  • ヒップホップ
  • エレクトロ
  • ポップス
  • EDM

サカナクションとかのエレクトロ要素の強いロックとか、EDMとか電子サウンド系全般が得意なように感じましたね!

価格だけはあって、流石に音質は良いのですが、機能性はないに等しいのでコスパは悪めですね。

ケースから取り出しにくいですし、取り出した時にたまに左右のイヤホンが接続されていなくて片側しか流れないこともありますし、外音取り込み機能は微妙ですし、わりとストレスがたまります。

ただ、見た目は本当に美しいし、音は良い…….。

価格はいくらでも出せる!という方で、音の躍動感や重厚感重視で選びたい方におすすめです。

コスパや機能性で選ぶ方にとっては選択肢には入らないと思いますが、オーディオマニアの方は使っている人けっこう多いですよ。

ちなみにFoKus Proは生産完了品ということで、ランキングから除外しました。

5位 FiiO FW5

総合評価

4.5/5

FW5

  • 実売25000円ほどながらかなりの音質の良さ
  • 対応コーデックが幅広い
  • 32段階で細かな音量調整ができる
  • マルチポイントにも対応
  • アプリで細かな音質の設定が可能
  • ノイズキャンセリング非搭載
  • 外音取り込み非搭載
  • 装着感が浅め

4.9

高音

4.8

中音

4.8

低音

3.8

装着感

ノイズキャンセリング

外音取り込み

4.0

マイク性能

3.0

利便性

Bluetooth5.2最大再生時間本体:7時間
ケース込:21時間
コーデックSBC、AAC、aptX、LHDC、aptX Adaptive、LDAC(ベータ版)充電時間1時間40分
ドライバー2BA+1DD
ハイブリッド型
充電端子Type C
専用アプリ防水
ノイズキャンセリング質量
※片耳
6.4g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証1年
マルチポイント公式サイトこちら

5位は超高音質ワイヤレスホタテこと、FiiO FW5です。

10mmダイナミックドライバー一発と高域にKnowles製のBAドライバーを2機搭載したハイブリッド構成で、さらにDACチップAK4332を各Chに完全モノラル構成で搭載した、ワイヤレスでありつつも音にこだわりすぎた変態です。

価格も最近の実売価格は25000円ほどと、今回紹介する中では控えめになっています。コレでも控えめ……。

FiiO FW5

4.9

高音

4.8

中音

4.8

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
高域寄り
  • 高音:少しカチッとしつつも刺さり感はない超高解像度系サウンド。響きの美しさや伸びやかさとか、そういった音楽的な美しさは気にせず、とにかく音源を高精細に表現することに注力したかのようなニュートラルな高音という印象です。
  • 中音:こちらも高音同様にニュートラルで、ボーカルも引っ込まずに前にも出過ぎず、ありのままに再現します。解像度感がとにかく高いので、ギター、ボーカル、ピアノなどの同じ帯域の音も団子にならずモッサリともしすぎず、ひとつひとつ丁寧に鳴らします。
  • 低音:レスポンスが良く、締まり感のある低音。迫力は多すぎる感じはないですが、とてもスピード感高く芯を捉えて鳴らすような感覚です。WF-1000XM5と聴き比べると、M5の方がボヤッとしていてFW5のほうが解像度感は高いと感じました。
  • 音場:そこまで広くなさすぎず、狭すぎず、といったところ。
  • 傾向:FiiOらしいクール系のカチッとした音で、今回紹介するワイヤレスイヤホンのなかでは個性が良い意味で少なくて、わかりやすい高音質という感じですね。

得意なジャンル

  • 基本オールジャンルOK

ピヤホン6よりも音の描写がとても丁寧で、音の破綻がなくてクッキリとしています。

また、ユニークな機能として、本体に物理ボタンが2つ備わっているのですが、そのうちのひとつが音量操作ボタンとなっていまして、スマホ側とは独立してイヤホン本体のみで32段階のボリューム調整ができるのです。

DAPみたいに細かく音量調整をしたいユーザーにとっては素晴らしい機能です。

さらにアプリでは、デジタルフィルターの調整やイコライザーの細かな設定もできるので、ニュートラルな音から自分好みの音の傾向にも変更しやすいです。

音質面では特に弱点がないのですが、音質にこだわりすぎて外音取り込みとか、ノイズキャンセリング機能が備わっていないのが欠点です。あと、装着感も特別良いという訳でもないですね。

ただ、アップデートでマルチポイントに対応したので、一つはメイン機であるiPhone用に、もう一つは高音質で聴くためにaptX Adaptiveに対応したAndroid用にといった使い方ができます。

音質面のコスパはNO.1ですね!この価格で5位に入り込んでくるのはほんとにすごい。

6位 Technics EAH-AZ80

総合評価

5/5

EAH-AZ80

  • 機能性重視としてはトップクラスのサウンド
  • 高解像度かつ響きが美しい音作り
  • ノイズキャンセリングもかなりの高さ
  • 耳に何もつけていないかのような外音取り込み性能
  • ホールド力が高くそれでいて自然な装着感
  • ノイズを取り入れないマイク性能
  • ワイヤレス充電に対応
  • マルチポイントに最大3台対応
  • 長押しで音量操作をしたい
  • 欲を言えばマルチポイント3台使いつつLDACも使いたい

4.8

高音

4.8

中音

4.8

低音

4.8

装着感

4.7

ノイズキャンセリング

4.8

外音取り込み

4.6

マイク性能

4.9

利便性

Bluetooth5.3最大再生時間
※ANC ON時
本体7時間/
ケース込み24時間
コーデックSBC,AAC,LDAC充電時間本体;2時間
ケース:2.5時間
15分で70分再生
ドライバー10mm アルミニウム振動板充電端子Type C
Qi
専用アプリ防水IPX4
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
6.2g/60g
外音取り込み低遅延モード
自動装着検出保証1年
マルチポイント◯ 3台公式サイトこちら

6位はTechnics EAH-AZ80

パナソニックの高級オーディオブランド「Technics」が2023年6月に発売した最新モデルです。

前作のEAH-AZ60よりドライバーを刷新し、10mm アルミニウム振動板を採用し、さらに前作の弱点であったワイヤレス充電や自動装着検出を備え、外音取り込み機能やノイズキャンセリングも強化したモデルです。

こちらもソニーと同様に音質の良さだけでなく、機能性も最強クラスの超万能系でありつつも、音質も6位という実力。

Technics EAH-AZ80

4.8

高音

4.8

中音

4.8

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
高音寄り
  • 高音:煌びやかさのなかに美しさをまとったような響きの良い高音。WF-1000XM5と比べても華やかさのある高音で、聴いていて単純に「美しい」と感じるような豊潤な鳴らし方です。
  • 中音:しっとりとした余韻たっぷりの中音で、男性ボーカルは特に色っぽく緻密に鳴らしてくれますね。WF-1000XM5より中音の解像度は下のように感じますが、音のつながりの滑らかさや艶感はEAH-AZ80の方が上です。
  • 低音:前作はぼやっとした感じの低音でしたが、より深みと迫力のある音が出るようになりました。解像度感も上がっていますね。レスポンスも前作よりは、あらゆるジャンルに対応しやすくなりました。ただ、他のモデルと比べると少しスピード感はかける部分もあります。
  • 音場:かなりの広さで、前作よりもさらに広大になっていますね。抜け感の良い広さではなく、ホールのように余韻感のある広さという印象。
  • 傾向金物系の音の響きが美しい余韻感のあるしっとりサウンド。基本はニュートラルにしつつも、少しボーカルよりのような感覚。WF-1000XM5と比べると余韻感はあって、リスニングライクに鳴らしますね。

得意なジャンル

  • ポップス
  • バラード
  • R&B
  • ソウル

男性ボーカルがめちゃくちゃ得意で、「Vaundy」「藤井風」「星野源」「エドシーラン」がとくに相性が良く感じましたね。

あとは「宇多田ヒカル」や「MISIA」などのソウルテイストのポップスも得意ですね。

ロック系はWF-1000XM5とかピヤホン6の方が得意ですね〜。

音質が良いだけではなくて機能性も申し分なく、ノイズキャンセリングランキングでは全体で5位として紹介しましたし、外音取り込み性能も全体で3位くらいの実力。

マルチポイントも3台まで対応していたりと、利便性も他のワイヤレスイヤホンと比べると最強クラスです。

7位 ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3

総合評価

4.7/5

MOMENTUM True Wireless 3

  • どのジャンルも表現力が高い
  • 外音取り込み性能が高い
  • ノイズキャンセリング性能も実用的
  • 操作性がかなり高く、カスタマイズ性も高い
  • イヤーフィンのおかげで装着感も安定する
  • マイク性能も高い
  • マルチポイントもついに対応
  • 保証が2年付いていて安心
  • 外音取り込み時のホワイトノイズが気になる
  • 故障率が多め

4.8

高音

4.8

中音

4.8

低音

4.7

装着感

4.3

ノイズキャンセリング

4.5

外音取り込み

4.5

マイク性能

4.8

利便性

Bluetooth5.2最大再生時間本体7時間/
ケース込み28時間
コーデックSBC,AAC, aptX, aptX Adaptive充電時間約1.5時間
10分充電で1時間動作
ドライバー7mm
ダイナミック型
充電端子Type C
専用アプリ防水IPX4
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
5.3g/66.4g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証2年
マルチポイント公式サイトこちら

7位はドイツの大手オーディオメーカー「SENNHEISER」のフラグシップモデル、MOMENTUM True WIreless 3。発売は2022年5月なんで、もう1年前ですね。

音質に関しては、発売当初はコレが一番良いんじゃないかな?と思うくらい衝撃的なレベルで、音の緻密さや伸びの良さ、低域の沈み込みの良さが有線イヤホンのそれ。

最近アップデートで「サウンドパーソナライゼーションモード」というものに対応しまして、自分の聞こえ方や音の好みに対して音質を最適化できるようになりました。

MOMENTUMを使っていて、「もうボーカルが前に出てくれたらなー」とか「もっと低音が出てくれたらなー」とか、そんな音質のちょっとした悩みを解決してくれる機能です。

実際に使ってみると、高音がより伸びるようになって、低音の量感が増えて、躍動感とクリアさ増したように感じました。

この機能で再評価して、この順位になったという感じですね!

MOMENTUM True Wireless 3

4.8

高音

4.8

中音

4.8

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
高音寄り
  • 高音:SENNHEISERらしく伸びやかで粒だちのよい高音。前作のような高音のキツさがなくなり、スムースで聴き馴染みが良くなった印象。完全ワイヤレスでありつつも弦楽器・管楽器を問わず「生音」を味わえる再現度の高さです。
  • 中音:高域と低域を強調しつつも中域の厚みやボーカルラインが前面にくるような感覚で、ロックやポップスも楽しく聴けます。ボーカルの再現力がとくに素晴らしく、男性・女性問わずに艶っぽさや息遣いまで感じさせる生感のある音で鳴らします。
  • 低音:とても深く沈み込む低音で、音像もボヤけずにベースラインも見失うことなく追えます。脳内に響くような重低音も再現し、ロックやヒップホップまでカバー。上質な低音〜ノリの良い低音までなんでもこなします。
  • 音場:さすがSENNHEISERということもあり音場は広め。縦にも横にも広く、クラシックだとホールのような抜けのよさを、ロックだとライブハウスのような臨場感を味合わせます。
  • 傾向ドンシャリ傾向ではありますがボーカルは埋もれない傾向で、少し高音寄りな印象があります。「繊細」と「迫力」をどちらも兼ね備えた音作りで、どんなジャンルにも対応できます。

得意なジャンル

  • オールジャンル得意(苦手なジャンルがない)

基本オールジャンルOKですが、どちらかというとクラシックとかジャズとか、生楽器系が一番得意ではありますね。

ソニーやTechnicsと比べても、高域の伸びやかさとか音の自然さはSENNHEISERが上のように感じます。

機能性も申し分なくて、ノイズキャンセリングや外音取り込み、ワイヤレス充電、アプリ、マルチポイントなど必要な機能は全て揃っています。

ノイズキャンセリングもWF-1000XM5ほどではないですが、それなりに実用的で、通勤中の電車のなかでもしっかりと遮音してくれます。音質への影響がほとんどないのもGoodポイントです。

外音取り込み機能も聞こえやすくて、音楽を小音量で流していても会話ができるレベル! ただホワイトノイズが大きいのでそこが残念。

あと、過去に2回左側だけ充電ができなくなるという理由で故障したことがありまして、他のユーザーさんも同じような症状になった方が多いんですよね。故障率がちょっと多すぎる。

保証期間だから新品で交換してもらえるとはいえ、さすがに2回目の不良が発生するとおすすめとして紹介できるか怪しくなってきました。

けっこう同じ症状で不良が発生している人も多いので、保証のないメルカリとかでの購入や、長期保証のない中古での購入はまじでおすすめしません!

8位 AVIOT ピヤホン6

総合評価

4.8/5

ピヤホン6(TE-Z1PNK)

  • ドラムの音を一番再現できている
  • ロックやライブ映像との相性がとてつもなく良い
  • 高域がよりスムースになって聴きやすくなった
  • 充実した付属品
  • イヤモニのような装着感の良さ
  • マルチポイントに対応
  • ワイヤレス充電に対応していない
  • LDAC +マルチポイントだと音が途切れやすい
  • 外音モードの切り替えがわずらわしい

4.9

高音

4.7

中音

4.9

低音

4.8

装着感

4.0

ノイズキャンセリング

4.3

外音取り込み

4.0

マイク性能

4.3

利便性

Bluetooth5.2最大再生時間本体7時間/
ケース込み18時間
コーデックSBC,AAC,LDAC充電時間約1.5時間
ドライバー10mmウーファー+平面磁気駆動型ツイーター充電端子Type C
専用アプリ防水IPX4相当
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
7g/65.3g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証1年
マルチポイント公式サイトこちら

ピヤホン6は2022年12月に発売された、個人的にも大ファンのロックバンド「凛として時雨」のドラムス「ピエール中野氏」監修のワイヤレスイヤホンの第6作目です。

ドライバーに従来のダイナミック型と、ツイーターに平面磁気駆動ドライバーという高級イヤホンなどで最近使われているドライバーを採用しているのですが、その音がまたスゴイんですよ。

AVIOT ピヤホン6

4.9

高音

4.7

中音

4.9

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
高域寄り
  • 高音:ピヤホンらしく刺激感がありつつも、非常に伸びやかで自然に鳴らす高音。刺さるレベルまで鋭く鳴っているのに、絶妙に刺さらない! シンバルの音を生さながらの炸裂音を再現しつつも、アコギは一弦一弦を生々しく繊細に鳴らす。
  • 中音:高音や低音と比べると少し引っ込んだ印象ですが、ライブハウスの中で轟音で楽器隊が鳴っている中でのハリ感のあるボーカルを再現できているような印象。艶っぽさ色っぽさはそこまでなく、ソウルやチル系の楽曲でも元気よく鳴らすような印象です。
  • 低音:完全ワイヤレスの中で一番ライブのような臨場感を再現できている低音。バスドラムの立体感や迫力が素晴らしく、かといってブーミーになりすぎず、解像度高く締まりのある音でノリよく鳴らしてくれる。ベースラインも迫力をまといながらも耳で追いやすい。
  • 音場:なかなかな広さ。弾き語りだと抜け感の良い広さを再現し、ロック・ポップスだとライブのような臨場感のある広さを再現する。
  • 傾向刺激的かつ自然なドンシャリサウンド。迫力と繊細さをどちらも掛け合わせたような印象。

得意なジャンル

  • ロック
  • ポップス
  • アニソン
  • 弾き語り

今回いろんな音質特化のワイヤレスイヤホンを紹介していますけど、ロックにおいてはピヤホン6がNo.1です!

1位とか3位とかと比較しても、ピヤホン6がNo.1です。

ギターとかシンバルの刺激感とか、スネアドラムの炸裂音とか、バスドラムの臨場感とか、ライブハウスで聴いている感覚に近いんですよね。この音はピヤホン6にしか出せない。

装着感もイヤモニのような形状ですばらしくフィットしていて、音質・装着感などハード面は本当に不満なしです。

機能性面でも、ノイズキャンセリングや外音取り込み、マルチポイントにも対応し、必要十分な性能を備えています。ただどの性能も割と弱めなので、ソニーみたいに機能性にこだわりたい方にはおすすめしません。

マルチポイントでLDACで接続したら、めっちゃブチブチ音が途切れるから全然実用的じゃないし。実質機能性はまったくないワイヤレスイヤホンと考えた方がストレスがたまらずに使えます。

発売から少し経ちましたけど、ロックを好んで聴く方にはぜひおすすめしたい逸品です。

9位 B&W Pi7 S2

総合評価

4.0/5

PI7 S2

  • 中高音の響きがとにかく美しい
  • ノイズキャンセリングもなかなかの強さ
  • ジャズ・クラシックが最強
  • ケースを使えばiPhoneでもaptX Adaptiveで聴ける
  • アプリからじゃないと外音取り込みをONにできない
  • 価格が高く、コスパが悪い

4.8

高音

4.7

中音

4.9

低音

4.0

装着感

4.5

ノイズキャンセリング

4.0

外音取り込み

4.5

マイク性能

3.5

利便性

Bluetooth5.0最大再生時間
※ANC ON時
本体5時間/
ケース込み21時間
コーデックSBC,AAC,aptX,aptX HD,
aptX Adaptive
充電時間約3時間
ドライバーBA型+9.2mmD型
ハイブリッド型型
充電端子Type C
専用アプリ防水IP54
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
8g/63g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証2年
マルチポイント公式サイトこちら

9位はBowers & Wilkins Pi7 S2

9.2mmカスタムダイナミックドライバーとBAドライバーを採用したハイブリッド型で、左右合計4基のドライブユニットを、専用のアンプによって駆動するバイアンプドライブを採用しています。

B&W Pi7 S2

4.8

高音

4.7

中音

4.9

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
高域寄り
  • 高音:中高域の響きが良くワイヤレス感が非常に少ない豊潤なサウンド。ハイブリッド型でありつつも各帯域の繋がりも滑らかで、まさに「美音」と言うべき音作りで非常に響きが美しいです。ストリングスやブラス系の楽器の美しさは全ワイヤレスイヤホン史上NO.1クラスの実力で、普通に鳥肌レベル。むしろこの音作りでB&Wが作る本気の有線イヤホンが欲しくなりました。
  • 中音:瑞々しく、そして滑らかな音を鳴らしてくれますが、ボーカルラインは少し遠め。楽器隊を際立たせるような音作りなので、ボーカルを中心にポップスやロックを聴くときにはそこまで向いていないかも。
  • 中低域の量感もかなり多めで、深く沈み込みつつ、やや支配的ではありつつも中高域の響きは損なわせない豊かな音で奏でます。
  • 音場:音場は他の完全ワイヤレスと比べるとかなり広めで、余韻たっぷりで耳内に金属的な響きが広がるように鳴らしますね。Pi5S2よりもまた1段階広めです。
  • 傾向楽器隊を中心に鳴らすような印象で、全くシャリつきのない美しいドンシャリ傾向という印象。ボーカルは少し遠めでありつつも、質感は非常に高くて艶感たっぷりです。

得意なジャンル

  • ジャズ
  • クラシック
  • バラード

ジャズ・クラシックにおいては最強候補のひとつです。

また、ケースをトランスミッター代わりに使えるユニークなイヤホンで、Lightning to USB-Cケーブルを使えば、iPhoneでも無理やりapt X HDで聴けます。

ただ、コスパがとにかく悪い!

前作のPi7よりもバッテリーと接続安定性くらいしか変わっていないのに2万円以上値上げしていて、音質でランキングを作ってもこの順位。

再生時間もノイズキャンセリングオフで本体5時間、ケース込みで16時間ですし、外音取り込みは手動でONにできないですし、利便性は全体的に悪目。

どうせマイナーチェンジするくらいならもっと音質も機能性もアップしてほしかったです。

10位 ソニー WF-1000XM5

総合評価

評価中

WF-1000XM5

  • 前作よりも高解像度でメリハリ感のあるサウンドに
  • トップクラスのノイズキャンセリング性能
  • 本体の小型化により装着感が大幅アップ
  • ケースがAirPods Proクラスに小型化
  • ノイズを取り入れないマイク性能
  • ワイヤレス充電に対応
  • マルチポイントとLDACの併用が可能
  • クイックアクセス機能が便利
  • 音量調整も実質的に対応可能に
  • 本体内側の光沢が滑るしデザインも微妙
  • フィルター付きのイヤーピースしか選べない
  • 欲を言えば外音取り込み機能はもっと向上して欲しかった

4.8

高音

4.8

中音

4.8

低音

4.5

装着感

4.9

ノイズキャンセリング

4.5

外音取り込み

4.8

マイク性能

4.8

利便性

Bluetooth5.3最大再生時間
※ANC ON時
本体8時間/
ケース込み24時間
コーデックSBC,AAC,LDAC充電時間本体:1.5時間
ケース:2時間
3分で60分再生
ドライバー8mm充電端子Type C
Qi
専用アプリ防水IPX4
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
5.9g/54.7g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証1年
マルチポイント公式サイトこちら

はい10位ですが、ソニーWF-1000XM5の登場ですよ。

別に10位だからといって悪い評価しているわけではないんですよ、それだけは誤解のないように!このランキングに入っている時点で十分高音質だから!

ただ、他の上位のワイヤレスイヤホンが強すぎるのだよ……。

ソニー WF-1000XM5

4.8

高音

4.9

中音

4.7

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
高音寄り
  • 高音:前作のWF−1000XM4よりもさらにクリアで解像度がアップし、そして音のキレが良くなりましたね。レスポンスが良くなり、ギターやボーカルもスナップ感よくスパッと耳に届けてくれます。特別苦手な音もなく、エレクトロサウンド、弦楽器、管楽器までなかなか忠実に再現してくれるようなタイプ。ただ華やかさとか煌びやかさみたいなのはないですね。
  • 中音:中音域の細かな解像度は、総合力重視のイヤホンとしてはトップクラスだと思います。艶感とか色っぽさのようなものは少ないけど、厚みたっぷりで情報量の多い音作り。サビで音圧が高まっても音はダンゴになりすぎずに、適度に分離してくれますね。
  • 低音:WF-1000XM4の時に感じていた緩くて締まり気のない低音が、とてもキレ良くなりました。音質特化系のイヤホンと比べると、低域の沈み込みや解像度感は少し甘めですが、ノリの良さが加わってロックやポップスを楽しく聴けるようになりましたね。ただ他のイヤホンと比べるとやはりモッサリ感は少し残っていますね。
  • 音場:少し広めな印象。
  • 傾向ソニーらしくニュートラルでありつつもメリハリ感のあるサウンドに。WF−1000XM3のようなパワフルなサウンドに、WF−1000XM4の繊細さが加わって、さらに音質を価格相応レベルまで伸ばしてきたような感覚ですね。

得意なジャンル

  • オールジャンルOK

WF-1000XM4と比べると抑揚のない感じがなくなって、低域も締まりが出てボーカルもモッサリとしすぎなくなって、とても歯切れ良くなったんですよ。

ただね、この音質ランキングを作ろうと思って他の上位のワイヤレスイヤホンと比較すると、やっぱりちょっと低域が柔らかいというか、締まり感がなくて沈み込みも浅い感じがするんですよね。

反面、中域の解像度感は高くて、これはMOMENTUM True WIreless 3とかEAH-AZ80をも凌駕する実力はあるように感じました。

音質は10位ですが、ノイズキャンセリングは前回の記事で2位として紹介しましたし、外音取り込み機能もなかなか優秀ですし、マルチポイントやLDACも搭載していますし

他のモデルは、音質のためにノイズキャンセリングや外音取り込み機能を捨てているものとか、スペックがズタボロのものとかばっかりです。

対して、WF-1000XM5は最高クラスの機能性の中に、音質もランクインできるほどの実力があると考えたら強いです。

ただ、音質の調整で重要なイヤーピース選びが限られてしまうのが、オーディオマニア的には残念。

本体にフィルターがついていないので、フィルター付きのタイプを選んであげる必要があるんですよね。

コレイルを使えないじゃないか。

音質は良いですが、自分でランキングを作っといてなんですけど、個人的にはもう少し上位にランクインしてほしかったなーと思いました。

まとめ

ということで以上、完全ワイヤレスイヤホンランキングTOP10をお送りしました。

一応ランキングをつけてますけど、ぶっちゃけ音の好みとか、よく聴くジャンルとかで、どれが音が良かったとかは人それぞれになると思います。

ジャンル別におすすめをするなら

こんな感じです。

個人的に音質で選ぶなら、イチオシはDENON PerL Proですね!

パーソナライズによって「万人にとって良い音」を作りだけではなく、ノイキャン・外音取り込み・マルチポイント・ワイヤレス充電など、機能性も優れているのがおすすめポイントです。

僕も外出先で音質の良さ重視でワイヤレスイヤホンを聴く時は、PerL Proをメインで使ってます!

あくまで僕個人が良かったと思ったイヤホンの評価だと思っていただければです。

YouTube版ではダミーヘッドによるバーチャル試聴を行っています

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