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【レビュー】Mpow X3 ANC|新世代!1万円以下で買えるノイキャン対応TWS

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Mpow M5 アイキャッチ

こんにちは、元イヤホン専門店スタッフのかじかじ (@kajet_jt)です。

AppleのAirPods ProやSONY WF-1000XM3をはじめとする、完全ワイヤレスイヤホンにノイズキャンセリング機能を搭載したモデルが特に人気ですが、どれも2万円以上と価格が高いものばかり。

今回紹介する「Mpow X3 ANC」はなんと1万円以下で買えるノイズキャンセリングを搭載した完全ワイヤレスイヤホンなのです!

特徴
  • ノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホン
  • 1万円以下で買えるハイコスパ
  • 安心のMpowブランド

1万円以下で購入できるノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホンは2020年7月現在は、ほとんど見ないと思います。

Mpowというメーカーはあまり聞いたことないかもしれませんが、中国製でお手頃価格ながらも品質に定評があり、まるでユニクロやGUのように安くても信頼度のあるメーカーです。2020年3月から日本法人「Mpow Japan」も設立し、サポート面もさらに安心になりました。

今回はこちらのX3 ANCを詳しくレビューしていきます!

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

Mpow X3 ANC レビュー

総合評価

3.6/5

X3 ANC

パッケージ
  • ノイズキャンセリングが意外と強い
  • 音質のバランスがよい
  • 性能のバランスも良い
  • 安い
  • ノイズキャンセリングを手動でオンにしないといけない
  • 超高域に若干ザラつきあり
  • 皮脂汚れが目立つ

3.5

高音

3.5

中音

3.5

低音

3.5

ノイズキャンセリング

3.8

装着感

4.0

利便性

Bluetooth
/チップ
5.0
BES2300Z
最大再生時間
※ノイキャンON
本体6時間/
ケース込24時間
コーデックSBC,AAC充電時間約○時間
ドライバー10mm
ダイナミック型
充電端子Type C
専用アプリ防水IPX4
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
6g/44g
外音取り込み保証1年
自動装着検出公式サイトこちら

付属品はイヤーピース2種類、USBケーブル、マニュアル

付属品一覧
付属品一覧
  1. イヤーピース ハードタイプ S,M,L 3ペア
  2. イヤーピース ソフトタイプ S,M,L 3ペア
  3. USB Type-Cケーブル
  4. マニュアル

イヤーピースはハードとソフトの2種類

イヤーピース一覧
左、ソフト 右、ハード

イヤーピースはソフト・ハードの2種類あり、あわせて6ペア付属しています。文字通り柔らかい素材か、やや硬い素材かです。ソフトタイプは薄い素材すぎてあまりフィットしなかったので、個人的にはハードタイプを使っています。

USBケーブルは短めのType Cが付属

USBケーブル

USBケーブルはきしめん状の短めのケーブルが付属しています。

充電ケースはコンパクトサイズ

充電ケース

Mpow M5の充電ケースはやや厚みはあるものの、コンパクトな設計でポータブル性に優れています。厚みがある分、胸ポケットに入れると膨らみが目立ちますが、ズボンのポケットくらいであれば問題ありません。

充電ケースを手のひらに乗せている

個人的に気になるのが、皮脂が手についているときに触ると、その汚れが目立つこと。もう少しマットな素材のほうが個人的には良かったです。

充電端子はUSB-C

充電端子はUSB TypeC

X3 ANCの充電端子は前作M5から改良され、ついUSB Type C端子を採用!最新形式の端子になり、余計なUSBケーブルを使う必要がありません!

本体の再生時間は6時間/充電ケースも合わせて24時間(NC ON時)

X3 ANCの再生時間はノイズキャンセリング起動時で、本体のみ6時間、ケース込みで最大24時間と十分に長く、急な充電切れの心配がなく安心して運用できます。

単体の再生時間が長く、ノイズキャンセリングもついているので旅行や出張など長時間の移動時の使用にも向いていますね。

イヤホン収納部

ケースを開けるとインジゲーターがついており、そのランプの点滅数でバッテリー残量がわかります。

インジゲーター点灯数バッテリー残量
〜25%
〜50%
〜75%
〜100%

本体はいわゆる”うどん型”

イヤホン本体

X3 ANCのイヤホン本体の形状は、AirPodsにも採用されている下にアンテナやマイク部が伸びている、いわゆる”うどん型”と呼ばれる形状です。やや角ばったデザインのため、どちらかというと”きしめん”ですね。

イヤホン本体

各部に「LR表記」や「ロゴ」がうまく印字されており、デザインもそれなりに良いとは感じました。

イヤホン本体

ちなみに本体上部の小さな穴がノイズキャンセリング用マイクで、本体下部の小さな穴が通話用マイク。くぼみがある箇所が本体操作を行うためのタッチパネルとなっています。

ノズル径は5.6mm

ノズル径

ノズル径は5.6mm、くびれ部は4.4mmと一般的なイヤーピースは挿入できそうですが、イヤホン収納部にほぼ余裕がありません。

イヤホン収納部

X3 ANCは他社のイヤーピースを使うと干渉し、充電ケースが閉まらない可能性が非常に高いので、基本的に付属のイヤーピースを使うことをおすすめします。

AirPods Pro、Soundcore Liberty Air 2と外観比較

充電ケース比較
充電ケース比較

X3 ANCとAirPods Pro、Soundcore Liberty Air 2と比べると、充電ケースの横幅は実は一番コンパクト。ですが、奥行きが長く一番厚みはあります。

個人的にはAirPods Proのように厚みが薄い方がポケットでかさばりにくく、運用しやすいです。

本体比較

本体サイズもAirPods Proが一番小さいですが、X3 ANCとSoundcore Liberty Air 2はほぼ同じサイズ感です。

タッチパネルで操作ができる

ボタン操作をしている
操作方法一覧
  • 再生/停止 → L or R側を2回タップ
  • 音量を上げる → R側を1回タップ
  • 音量を下げる → L側を1回タップ
  • 曲送り → R側を3回タップ
  • 曲戻し → L側を3回タップ
  • 音声アシスト → L側を2秒間長押し
  • ノイズキャンセリングON/OFF → R側を2秒間長押し
  • 電話を受ける → L側 or R側を1回タップ
  • 着信拒否 → L側 or R側を2秒長押し
  • 通話終了 → L側 or R側を2回タップ

X3 ANCは本体のみで音量調整や曲送りなど、あらゆる操作が可能です。

1タップで音量調整ができるのですが誤作動してしまうことが多く、コンビニで片耳だけ外してお会計をするときにタッチパネルを触った状態で外してしまい、耳につけている片耳の音量が上がり続けてしまうということがありました。

1タップでの操作は便利ですが、思いもよらぬ動作をしてしまうことが多いので一長一短ですね。また、右耳のみとはなりますが、片耳での使用が可能です。片耳のみで使う場合はノイズキャンセリングは使えませんのでご注意ください。

ペアリングは簡単!取り出したらすぐペアリングモード

スマートフォンと接続する際のペアリング方法はこちら!

STEP
充電ケースから本体を取り出す
充電ケースから取り出す
STEP
「設定」→「Bluetoothを開く」
iPhoneホーム画面より、「設定」→「Bluetooth」と洗濯
STEP
「Mpow X3 ANC」をタップする

ペアリングはこちらで完了です。「オートペアリング」に対応しているため、次回以降はケースから取り出すだけで自動的に電源オン→スマホと接続されます。

両耳のペアリングがうまくいかなくなったらリセットをしよう

両耳同士の接続がうまくいかない場合は、一度リセットしてみましょう。

リセットの手順はこちら。

リセット手順
  1. 端末のBluetooth機能をOFFにする
  2. 右耳のイヤホンを充電ケースから取り出します
  3. 赤のインジゲーターが3回点滅するまで右耳のイヤホンを10秒間長押しすると、イヤホン本体のペアリング履歴がリセットされます

こちらでリセット完了です。

耳に収まりやすい装着感

装着感

X3 ANCの装着感はそれなりに良好です。AirPodsのような下に伸びるデザインのため、耳に収まりやすいです。

表面がツルツルとしているため、イヤーピースがフィットしていない場合は滑り落ちてくる可能性があり、スポーツで使うのにはやや心配かな?といった印象です。

刺さりの少ない中低域寄りのバランスの良い音

高音
中音
低音

X3 ANCの音質はバランスの良い日本人好みのサウンドのように感じます。

どこの帯域が強調されるわけではなく、高域の刺さりがないやや中低域寄りに聴きなじみの良い音です。価格と性能を考えれば、音質にこだわりがない限り十分に音が良いと感じると思います。

しかし、クラシックや高い女性ボーカルだと超高域にザラつきが若干発生し、やや雑味が強くなります。高域が伸びる生楽器系やバラードにはそこまで向いていないですね。

同価格帯でノイズキャンセリングはいらないから、とにかく高音質の完全ワイヤレスイヤホンが良い!という方は、YAMAHA TW-E3Aであればもう1ランク上の音質を提供してくれます。

総評して、POPSやロックなど最新チャート曲であれば卒なくこなす優等生といったところです。音質にこだわらないけど、普通に良い音では聴いていたい方向けですね。

他の1万円以下/前後の完全ワイヤレスイヤホンとの音質比較はこちらの記事をご覧ください。

ノイズキャンセリングはなかなか強い

ノイズキャンセリング

X3 ANCのノイズキャンセリングはフィードフォワード式を採用しています。上部のマイクがノイズキャンセリング用です。

ノイズキャンセリングの効果はそれなりに高く、ONとOFF時で明らかに違いがわかります。通勤時に使うと電車の走行音がかき消され、音楽を流しておけば周りの雑音が気にならないレベルです。

他製品のノイズキャンセリング性能と比較すると、MOMENTUM True Wireless2と比べたらやや強く、WF-1000M3よりやや弱いといったところでしょうか。価格を考えればノイズキャンセリングの効果はかなり優秀です。

他の製品と比べてどうなの?と気になる方は最強のノイズキャンセリング完全対応ワイヤレスイヤホンランキングをご覧ください。

通話品質

通話品質

X3 ANCのマイク性能はこもったような音声でそこまで良いとは感じませんでした。中音域のみにフォーカスを当てているため周りの雑音は入りにくいですがクリアではないといった印象です。周りの雑音が入りにくい分、相手側に音声は届けやすいと思います。

音途切れは一切なし

Mpow X3 ANCを通勤時に使用しましたが、一切音途切れはありませんでした。大阪梅田の駅回りで検証しても問題がなかったため、途切れなく安心して使えます。

遅延は感じやすい

X3 ANCで動画の遅延チェック

X3 ANCの音と映像の遅延はやや感じます。タイミングがシビアなゲームには絶対におすすめできず、YouTubeでも口元と映像が合っておらず遅延が気になると感じました。

他のイヤホンと比較

価格帯や性能が近く、一緒に検討されやすいイヤホンで比較しました。

比較表X3 ANCEP-K06NCM5Soundcore Liberty Air 2
Bluetooth5.05.05.05.0
コーデックSBC,AACSBC,AACSBC,AAC,aptXSBC,AAC,aptX
防水規格IPX4IPX5IPX7IPX5
ドライバー10mm8mm6mm6mm
質量ケース:44g
本体:6g
ケース:32g
本体:5.2g
ケース:62g
本体:5g
ケース:53g
本体:5g
再生時間本体のみ:7時間
ANC ON:6時間
ケース込:27時間
ANC ON:24時間
本体のみ:4時間
ケース込:25時間
本体のみ:6時間
ケース込:42時間
本体のみ:7時間
ケース込:28時間
充電時間約2時間約1.5時間約2時間約1.5時間
充電端子USB-CUSB-CUSB-CUSB-C
ワイヤレス充電
ノイキャン××
外音取り込み×××

Mpow X3 ANC × KSOUND EP-K06NC 比較

Mpow X3 ANC × KSOUND EP-K06NC 比較

X3 ANC同様、1万円以下でノイズキャンセリングを搭載している完全ワイヤレスイヤホン、KSOUND EP-K06NCと比較してみました。

まず、ノイズキャンセリング性能を比べるとEP-K06NCもある程度遮音はしてくれますが、X3 ANCのほうがより効き目が高いように感じます。音質についてもX3 ANCが全体的にグレードが高いですね。

しかし、EP-K06NCには外音取り込み機能までついており、ケースもかなりコンパクト。X3 ANCにはない利便性の高さを持ち合わせています。筆者はEP-K06NCをAMAZONのクーポンで5000円台で買えたので、その価格であればコストパフォーマンスが高いと感じますが、定価であれば間違いなくX3 ANCがおすすめです。

Mpow X3 ANC × Mpow M5 比較

M5とX3 ANCを比較

同社のM5と比べると、ノイズキャンセリング機能がついたことはもちろん、サイズのコンパクト化やUSB-C採用もしており、最新のフォーマットに変更されています。

M5と音質を比べると、X3 ANCは高域から低域までレンジが広がり、全帯域の立ち位置がフラットになったように感じます。総評してM5より1ランク上の音のように感じました。

M5がかなりボーカル寄りだったので、楽器もメインで聴きたい方にもX3 ANCがおすすめです。

Mpow X3 ANC × ANKER Soundcore Liberty Air 2 比較

Soundcore Liberty Air 2と比較

ANKER Soundcore Liberty Air 2と比べると、音質レベルは同等クラスだと感じます。ただ、傾向が異なりX3 ANCはまろやかで落ち着いた印象ですが、Soundcore Liberty Air 2はメリハリがあり元気な印象です。

性能面で比較すると、X3 ANCはノイズキャンセリング対応、Soundcore Liberty Air 2はケースがひと回りコンパクトでワイヤレス充電やアプリにも対応しています。マイク性能はSoundcore Liberty Air 2が断然良いです。

静寂か利便性、どちらを取るかでどちらを選ぶべきかは変わると思います。両方とも購入した結果ではありますが、両者の性能を知っていて、どちらかしか買えないとなったら、音の好みと性能含めX3 ANCを選ぶかな

Mpow X3 ANC まとめ

総合評価

3.6/5

X3 ANC

パッケージ
  • ノイズキャンセリングが意外と強い
  • 音質のバランスがよい
  • 性能のバランスも良い
  • 安い
  • ノイズキャンセリングを手動でオンにしないといけない
  • 超高域に若干ザラつきあり
  • 皮脂汚れが目立つ

3.5

高音

3.5

中音

3.5

低音

3.5

ノイズキャンセリング

3.8

装着感

4.0

利便性

Bluetooth
/チップ
5.0
BES2300Z
最大再生時間
※ノイキャンON
本体6時間/
ケース込24時間
コーデックSBC,AAC充電時間約○時間
ドライバー10mm
ダイナミック型
充電端子Type C
専用アプリ防水IPX4
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
6g/44g
外音取り込み保証1年
自動装着検出公式サイトこちら

ノイキャンモデルを安く買いたいなら、おすすめ!

こんな人におすすめ
  • 最新で質の良い完全ワイヤレスイヤホンが欲しい
  • ノイズキャンセリング対応モデルが欲しいけど、他の製品は高いから買えない
  • 音にこだわりはなく、性能にこだわりたい

X3 ANCは期待通りのコストパフォーマンスの高さでした。ノイズキャンセリングの効果が低かったらどうしようと思ってましたけど、十分な性能の高さです。ひとつ残念なのは、ノイズキャンセリングを毎回手動でONにしないといけない点ではありますが・・・。

しかし、スペックも申し分なく、音質もこだわりがなければ満足できるレベルです。1万円以下で完全ワイヤレスイヤホンを考えている方にはおすすめです!

Mpow M5 アイキャッチ

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