【Jabra Elite 75t レビュー】ノイズキャンセリングにも対応!通話・スポーツなんでもありのTWS

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こちらの記事ではJabra(ジャブラ)の完全ワイヤレスイヤホン「Elite 75t」をご紹介。アップデートでアクティブノイズキャンセリングも追加され、さらに隙なしのイヤホンに。果たしてElite 75tの実力はどうなのか実機を使ってレビューしていきます。

こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

世界的に大ヒットした前作「Jabra Elite 65t」の後継機、「Jabra Elite 75t 」が登場!

Elite 75tの特徴
  • コンパクトなケースと高い装着感
  • 本体7.5時間/ケース込み28時間の再生時間
  • 2台のデバイスに同時接続ができる「マルチポイント」に対応
  • 外音を取り込める「ヒアスルー機能」を搭載
  • アップデートで「アクティブノイズキャンセリング」も追加

多機能で高音質、バッテリーの持ちも良く、防水性能も強い。隙なしの完全ワイヤレスイヤホンです。

さらにファームウェアアップデートで「アクティブノイズキャンセリング」にも対応しました。

こちらの「Jabra Elite 75t 」を購入してきましたので、実機を使ってレビューをしていきます!

総合評価

4.5/5

Elite 75t

  • 重低音がズンと響く
  • ケースと本体がコンパクト
  • 装着感が良くスポーツにも使える
  • 通話にも最適
  • マルチポイントが便利
  • 人によっては低域が多い(イコライザーで調整可能)
  • 片耳利用が右側しかできない

4.2

高音

4.1

中音

4.3

低音

4.5

装着感

4.3

ノイズキャンセリング

4.3

外音取り込み

4.7

マイク性能

4.5

利便性

Bluetooth5.1
最大再生時間
※ノイキャンON
本体5.5時間/
ケース込24時間
コーデックSBC,AAC充電時間約140時間
ドライバー6mm
ダイナミック型
充電端子Type C
専用アプリ防水IP55
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
5.9g/44.8g
外音取り込み保証2年
自動装着検出公式サイトこちら

最新機種「Elite 4 Active」との比較は次の記事をご覧ください。

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

Elite 75t 概要

Elite 75tには派生商品が4種類あります。

  • Elite 75t → 通常モデル
  • Elite Active 75t → 防水性能がUPし表面加工がマット調のモデル 
  • Elite 75t WLC → ワイヤレス充電対応モデル
  • Elite Active 75t WLC → Elite Active 75tのワイヤレス充電対応モデル

スポーツメインで使いたい方は「Active」を、ワイヤレス充電が欲しい場合は「WLC」をおすすめします。

かじかじ

今回は通常の「Elite 75t」を選びました。一番安いから…。

ノーマルのElite 75tのカラーバリエーションは「Titanium Black」「Gold Beige」そしてAMAZON限定の「Black」があります。

Titanium Black」
Gold Beige
Black

今回はAMAZON限定モデルの「Black」を選びました。

かじかじ

オールブラック…かっこいい…。

Elite 75tのパッケージはこちら。

パッケージ裏。

生産国は中国です。

付属品一覧はこちら。

付属品一覧
  1. イヤーピース(シリコン製)3ペア
  2. USB Type Cケーブル
  3. マニュアル

イヤーピースはシリコン製のものが3ペア付属。

イヤーピースは先端が平坦になった特殊な形状です。

USBケーブルは短めのType Cケーブルが付属します。

Elite 75tの充電ケース。Jabraロゴがあしらわれたシンプルなデザインです。

厚みもなくコンパクト。

充電ケースの寸法は62.0×36.1×27.2(mm)

iPhone XRやAirPods Pro、上位機種のElite 85tと比較しても一番小さい。

左から「Elite 75t」「Elite 85t」「AirPods Pro」「iPhone XR」

奥行も比較、3機種で比較してもだいたい同じ厚み。

左から「Elite 75t」「Elite 85t」「AirPods Pro」

総評してかなりコンパクトで持ち運びやすく、携帯性の良さは他の完全ワイヤレスイヤホンと比べてもトップクラスです。

充電端子はUSB Type Cに対応。

再生時間は本体のみで7時間、ケース込みで28時間。アップデートで対応したノイズキャンセリングをONにすると本体のみで5.5時間、ケース込みで24時間

かじかじ

このサイズで7時間/28時間再生はすごいっ!

ただ、イヤホンを取り出すときに、流線型のデザインのため、ツルッと落としそうで不安です。

耳への挿入側にはL/Rの表記もあり。

ドライバーは6mmのダイナミック型を採用。

  • ダイナミック(D)型ドライバー → イヤホンで一般的に採用しているスピーカー。
    豊かで自然な音が特徴。

Elite 75tのノズル径は5.3mm、くびれ部は4.2mm。

ノズル長は2.7mmです。

かなり短く、くびれも細いノズルで充電ケースにもスペースの余裕がないため、他社のイヤーピースがほとんど使えません

色々試してみましたが、AirPods Pro用に制作されたイヤーピースSpinFIt「CP1025」が使えます。フィット感が良くなり、より耳から落ちにくくなるのでおすすめですよ!

もちろん充電ケースに干渉することもありません!

Elite 75tの総重量は44.8g。

本体片耳で5.9g、ケースのみは32.9gです

かじかじ

軽い!

また、Elite 75tはIP55相当の防水に対応しています。

お風呂やキッチンなど水回りで使用しても安心で、プラスで防塵にも対応しています。

Elite 75t ペアリング・操作方法

スマートフォンと接続する際のペアリング方法はこちら

STEP
充電ケースから本体を取り出す
STEP
「設定」→「Bluetoothを開く」
iPhoneホーム画面より、「設定」→「Bluetooth」と選択
STEP
「Elite 75t」をタップする

Elite 75tのペアリングはこちらで完了です。

「オートペアリング」に対応しているため、次回以降はケースから取り出すだけで自動的に電源オン→スマホと接続されます。

両耳同士の接続がうまくいかない場合は、一度リセットしてみましょう。

リセットの手順はこちら
  1. スマホのBluetooth設定で「Jabra Elite 75t」を削除
  2. 左右のボタンを10秒間長押し
  3. イヤホン本体のLEDが紫に点滅する

こちらでリセット完了です。

また、片耳を充電ケースに閉まった状態で片耳ヘッドセットとしても使えます。

ただし、片側で使う場合はR側(右耳)しか使えませんのでご注意ください。

かじかじ

YouTubeをラジオ感覚で聴いたり、片耳だけつけてWEB会議用のヘッドセットとして使うのにも便利ですよ!

Elite 75tの操作は物理ボタンを採用しています。

操作方法一覧

▽音楽再生

  • 再生/停止 → R側を1回押す
  • 曲送り → L側を2回押す
  • 曲戻し → L側を3回押す
  • 音量を上げる → R側を長押し
  • 音量を下げる → L側を長押し
  • ノイズキャンセリング/外音取り込み/OFF → L側を1回押す

▽通話

  • 電話を受ける → L or R側を1回押す
  • 着信拒否 → L or R側を2秒間長押し
  • 通話終了 → L or R側を1回押す

▽その他

  • 手動でペアリングモード → 左右のボタンを3秒間長押し
  • 音声アシスタント → R側を2回押す

マニュアルはこちら(Jabra 公式サイト)からダウンロードできます 

アプリにも対応しており、様々な機能が備わっています。

アプリの機能
  • イコライザー
  • 外音コントロールのレベル調整
  • サウンドスケープ(環境音を流すだけ)
  • 通話品質の調整
  • 本体を探す機能

etc…

アプリについて

アプリはこちらからダウンロードできます。

Jabra Sound+
Jabra Sound+
開発元:GN Audio AS
無料
posted withアプリーチ

色々な機能を備えるアプリですが、まずダウンロード後にやっておくべきことをお伝えします。

ダウンロード後「Sound+」を起動します。

iPhone ホーム画面

「ヘッドセット の登録」を行うと、お持ちのElite 75tが登録され、Jabraの保証を2年間受けることができますので必ず行っておきましょう。

アプリ操作画面

次に「Find My Jabra」を設定しておくと現在のElite 75t の位置が分かるようになります。この機能をつかえば紛失時にElite 75tのおおよその場所がわかるようになります。

アプリ操作画面

ただし電池が切れてしまうと、直近でペアリングしていた位置までしか把握できなくなります。

かじかじ

イヤホンを失くしたと気づいた時点で、早めにこの機能を使うようにしましょう。

そのほかにも音質を自分好みにカスタマイズする「イコライザー機能」や

「外音取り込みレベル」を調整する機能など

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: E6B70BEA-3538-400D-9F40-2C8F7991AF2D.gif

とにかく様々な機能がありますので必ずダウンロードしたほうが良いです!

かじかじ

完全ワイヤレスイヤホン系のアプリで一番優秀!

ダウンロードはこちらから。

Jabra Sound+
Jabra Sound+
開発元:GN Audio AS
無料
posted withアプリーチ

Elite 75t レビュー

装着感|圧迫感もなくぴったりフィット

Jabra Elite 75tの装着感は圧迫感が少ないですが耳にすっぽりとフィットします。

装着時も本体を落としてしまう心配が少なく、一般的な男性・女性の耳であれば問題なくフィットするかと思います。

装着感(4.5)
かじかじ

ジョギングをしても落ちる気がしない!

音質|重低音好きにはたまらない

Elite 75tの音質レビューの前に、アプリの「MySound」で自分専用にサウンドを最適化しておきましょう。

STEP
「Sound+」を開いて、右上の設定を押す
STEP
「ヘッドセットのパーソナライズ」→「MySound」
STEP
あとは画面に合わせて聴力検査

僕の画面だと「テストを繰り返す」になっていますが2回目のテストのためです。初回は他の文言に切り替わっています。

以上で設定完了です。

MySoundで設定する前は高域がキツいドンシャリサウンドでしたが、設定後は刺さりが抑えられ良い塩梅になりました。

MySound設定後のElite 75tの音質レビューになりますが、

音の特長
  • 高音:小気味がよく、解像度の高いクール系のサウンド。
  • 中音:主張しすぎないけど、薄くはならない音。ボーカルより楽器隊が目立つ印象。
  • 低音:かなり下まで沈み込み、空気をまといながら、圧のある迫力をだすような感覚があり、まるでライブ会場にいるかのような音。
  • 音場:やや広め。
  • 傾向:ドンシャリ傾向。
  • レスポンス:早くて解像度も高い

わかりやすいドンシャリ傾向で、どんな音でも加減知らずでパワフルに鳴らしてくれます。

得意なジャンル
  • ロック
  • ポップス
  • ヒップホップ
  • トリップホップ
  • EDM
  • テクノ

ドンシャリ傾向ということもあり、重低音が響く楽曲やEDMラウドロックとの相性が良いです。

重低音が響くおすすめの完全ワイヤレスイヤホンとしてこちらの記事でも紹介しています。

特に「ビリー・アイリッシュ」や「マッシヴアタック」、「ケンドリック・ラマー」、「ダフトパンク」などドスの効いたキック音やトラックの洋楽との相性が良いと感じましたね。

高音(4.2)
中音(4.1)
低音(4.3)
かじかじ

重低音好きの方におすすめしたい完全ワイヤレス!

上位機種の「Elite 85t」との比較はこちらの記事をご覧ください。

ノイズキャンセリング機能がアップデートで追加!

Elite 75tはもともとノイズキャンセリング機能はついていませんでしたが、2020年10月21日のファームウェアアップデートでノイズキャンセリング機能が追加されました。

ノイズキャンセリングの設定はアプリで行います。

アプリの設定画面から「ヘッドセットのパーソナライズ」→「アクティブノイズキャンセリング」をタップ。

こちらの画面から、ノイズキャンセリングの強さと左右のバランスを調整します。

ノイズキャンセリングの精度もなかなかに高く、本体自体の遮音効果も高いため、周りの騒音レベルをかなり軽減してくれますね。

徐々にアップデートしているのか、ノイズキャンセリングモードを搭載した当初よりも遮音性が上がっている気がします。

ノイズキャンセリング(4.3)

関連記事:【最強はこれだ!】ノイズキャンセリング対応完全ワイヤレスイヤホン

外音取り込み|装着した状態でも会話ができる

Elite 75tのヒアスルー(外音取込)機能は、音楽を止めれば会話ができるほど集音をしてくれます。

マイクから拾っている感覚が強いので、レジ袋のクシャッとした音が耳障りに感じることもあります。

外音取り込み時をONにすると流している音楽をミュートにする設定もあるので、使用環境に応じてカスタマイズをしてみてください。

聞こえすぎる場合はアプリで取り込みレベルを調整できます。僕は常にMAXですが。

外音取り込み(4.3)
かじかじ

集音力は高い。ただ自然ではない。

関連記事:【外の音が聞こえる!】外音取り込み機能が凄いおすすめの完全ワイヤレスイヤホン

マルチポイントが便利

Elite 75tには「マルチポイント」という2台のデバイスに同時に接続する機能が備わっています。

このマルチポイントが便利で、普段使っているスマートフォンと、自宅で作業用にしているパソコンやiPadと同時に接続することができます。

両方接続しておけば

スマートフォンから音楽を流せば、スマートフォン側の音楽が流れる

パソコンやiPadから音楽を流せば、そちらから音楽が流れる

といった使い方ができ、わざわざわペアリングをしなおす必要がなくシームレスに音楽や音声を流すことができます。

またパソコンからWEB会議の通知があったら、自動的にパソコン側のWEB会議の音声が流れます。

かじかじ

接続先を変える時、毎回ペアリング操作をする必要がありましたが、マルチポイントを使えば再ペアリングの必要なし!

ちなみにマルチポイントの接続方法は、1台目は普通にペアリング、2台目に接続するときは新たにペアリングモード(本体LR両方のボタンを3秒間長押し)を実行して接続し、1台目のデバイスを「Bluetooth設定」から接続しなおせば完了です。

マルチポイントについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

通話品質|ノイズが入りにくく音声が聞き取りやすい

Elite 75tは元々ヘッドセットメーカーであるため、マイクの品質も非常に高いです。

通話時も相手側にノイズを伝えずクリアに音声を伝えることができ、かなり雑音の多い場所で通話しても、聞き返されることがなかったです。

かじかじ

リモートワーカーやWEB会議が多い人におすすめしたい。

関連記事:【テレワークにおすすめ!】通話品質の高い完全ワイヤレスイヤホン

音の遅延|遅延は少ない

Elite 75tは動画を見た際の音声と映像のズレが少なく、ライブ映像や映画をみても違和感がありません。

シビアなタイミングが要求されるFPSや音ゲーにはおすすめできません。

遅延の少なさ(4.5)

Elite 75t の良い口コミ・悪い口コミ

Elite 75tの良い口コミと悪い口コミをツイッターから集めてみました!

良い口コミ

https://twitter.com/rub1y1y/status/1334118477536247816
https://twitter.com/parrookie_JPN/status/1332568404406935552

悪い口コミ

ツイッターで口コミをみてみましたが、悪い評価は少ない印象でした。

「低音の効きが良い」「装着感が良い」という意見は僕と同意見ですね。

Elite 75t レビューまとめ

総合評価

4.5/5

Elite 75t

  • 重低音がズンと響く
  • ケースと本体がコンパクト
  • 装着感が良くスポーツにも使える
  • 通話にも最適
  • マルチポイントが便利
  • 人によっては低域が多い(イコライザーで調整可能)
  • 片耳利用が右側しかできない

4.2

高音

4.1

中音

4.3

低音

4.5

装着感

4.3

ノイズキャンセリング

4.3

外音取り込み

4.7

マイク性能

4.5

利便性

Bluetooth5.1
最大再生時間
※ノイキャンON
本体5.5時間/
ケース込24時間
コーデックSBC,AAC充電時間約140時間
ドライバー6mm
ダイナミック型
充電端子Type C
専用アプリ防水IP55
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
5.9g/44.8g
外音取り込み保証2年
自動装着検出公式サイトこちら

Elite 75tは大迫力のサウンドはもちろんのこと、テレワークやWEB会議用のヘッドセットとして使えたり、装着感が良いのでスポーツ用としても使えたりと、まさにマルチなイヤホンです。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • このイヤホンでのアニソンはどんな感じでした?(1番気になる)

    • 特にボーカルが映えるということでもないですが、低音の迫力があって疾走感のあるアニソンとは相性はいいですよ!

      LISAの『紅蓮華』とかですかね。

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