2023年もありがとうございました。そして2024年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします
少し遅くなりましたが、2023年ベストバイを発表します。
2023年内にベストバイ発表しろよ!と思われるかもしれませんが、ワイヤレスイヤホンランキングの制作で時間を使いすぎました……。許して。
今回は2023年に実際に購入して、または提供してもらって実際に使い続けているものをランキング形式で紹介していきます。愛機紹介のようなものだと思ってください。
提供品も含む理由は「提供されようがされまいが、良いものは良いから」です。
ただ、あくまで自分で購入するとしたらこの予算くらいまでかな?という点も考慮しつつ選抜しておりますので、そんな感じで参考にしていただければと思います。高いものは良いのは当たり前。
イヤホンやオーディオ製品のみでTOP10と、実際に購入してよかったガジェット・日用品TOP5に分けてご紹介します。
2023年イヤホン・オーディオベストバイTOP10
10位 iBasso DC-Elite
約7万円という価格でありつつ、年内に在庫が全て売り切れてしまって入荷待ち状態の大人気USB-DAC。iPhoneなどのスマホの音を高級DAPクラスまで音質を向上させます。
USB-DACとしては最高峰の音質で、10万ー15万クラスのDAPはおそらくDC-Eliteに喰われるレベルですね。
音質は少し硬質でスケール感のあるダイナミックなサウンド。据え置きクラスのヘッドホンでもゴリゴリ駆動できます。
高感度のイヤホンと合わせる場合は少しボリュームが大きすぎることもありますが、少し鳴らしにくいタイプのイヤホンだとちょうど良い感じです。
ボリューム周りの動作が一メモリ動かすごとに音途切れが発生するのですが、それも音質にこだわりすぎた結果です。
詳しくは個別レビューをご覧ください。
9位 JBL SOUNDGEAR SENSE
音漏れしにくい、イヤーフックの調整可能、マルチポイント対応、JBLサウンドとながら聴きイヤホンとして欲しい性能が全て詰まっている耳を塞がないワイヤレスイヤホン。
音質はかなり良く、「耳を塞がないワイヤレスイヤホン」の域を超えて、ふつうのカナル型イヤホンと比べても遜色のないレベルです。
本体のみでもジョギングにも使えるほどの安定度ですが、さらに安定させたい場合は付属でネックバンドもついているので、併用すればさらに安定した装着感に。
価格も22000円と他のフラッグシップモデルと比べると高すぎることもなく、ちょうど良い感じですし、今ながら聴きイヤホンを求めている方にはSOUNDGEAR SENSEがイチオシです。
ライバル機はShokz OpenFitなどがありますが、装着感重視ならOpenFit、音質やコスパ重視ならJBL SOUNDGEAR SENSEが良いと思います。
予算度外視でさらに音質にこだわりたい場合は、Cleer ARC2やOladance OWS Proがおすすめです。
8位 DENON PerL Pro
音場がヘッドホン並みに広大でダイナミックな音場が強みのワイヤレスイヤホンです。
一番の特徴は「Masimo AAT」という聴覚の自動測定による音質の最適化機能で、イコライザーをドンピシャで自分好みの設定に合わせてくれます。
音質だけではなくてスペックや機能も高くて、再生時間もなかなか長いですし、ノイズキャンセリングはちょっと弱めだけど搭載。
外音取り込み機能は実用的だし、マルチポイントもついているし、マイク性能も高いんですよね。
パッと見は大きいですけど、意外と装着感も良くて、イヤーフィンのおかげで僕は安定しやすいですが、人によっては装着感がイマイチということがあるようです。
他のイヤホンと比べても音場は広くてダイナミックですし、解像度も高いですし、ワイヤレスイヤホンのなかでは音質は別格の実力です。
7位 AK PA10
大人気DAPメーカー「Astell&Kern」から突如現れた時代逆行!DAC非搭載のA級アナログポータブルアンプ!
DACが非搭載ということもあって全てのコストがA級アンプに注ぎ込まれていることもあり、その音質は最近使ったポータブルアンプの中では群を抜いて良かった製品です。
Astell&Kernにしては音のつながりが滑らかで、深みと暖かみのある真空管かのような音作りで、とても好みでした。DC-Eliteよりも好み。
ホント音作りが好きすぎたので、ぜひこの構成で据え置きアンプを出していただきたいです。
前述した通りDAC非搭載なので、スマホと直接繋げる際は間にDACを挟むか、高性能のDACを搭載したDAPを使って接続した方がAK PA10の実力を最大限に発揮できます。
AK HB1のようなBluetoothレシーバーを使ってワイヤレス環境で使うのもおすすめです。
6位 TANCHJIM ONE
5000円以下で買えるのに、めちゃめちゃ音質の良いUSB-C対応のイヤホン。ボクは普段使っているバックパックのサイドポケットに雑に忍ばしています。
Type-C版が販売されているため、最新のiPhone 15シリーズでも変換アダプターなしで直差しできます。
音質はシャッキリとしつつ音の響きが美しいドンシャリサウンド。ボーカルラインもとてもキレイに出るので電子音を多用した最新チャート曲との相性もバッチリです。
一応リケーブルも対応で、3.5mmケーブルでも使えますが、ボクは常時USB-Cで運用しています。Macbookとも直接USB-Cで刺せるので、外出先で動画編集用にも使ったりすることも多いですね。
バッグの中のワイヤレスイヤホンは入れ替えることが多くて、バッグに入れ忘れてしまったり、バッテリーがなくなってしまっていたりすることも多いんですよ。
ONEだけは必ずバッグに入れているのでバッテリー残量関係なくいつでも高音質サウンドを聴けるのが強みです。
5位 final A5000
2023年に購入して特に愛着のわいた有線イヤホンはfinal A5000。
音質は繊細でありつつキラキラとしていて、finalらしくサッパリとしつつも余韻感のある音。ボーカルラインはしっかりと前に出ていて、意外と厚みもある印象です。
またfinalにしては低音もしっかりとノリ良く鳴らしてくれるので、ロックやポップスも普通に楽しく聴けます。
見た目も美しくて、装着感も良くて、ケーブルも取り回しが良いですし、とても所有欲を満たせるデザインです。
なんかミニマリストのカバンの中身とかで入ってたら、「この人めっちゃセンスいいやん!」ってなりそうです。
3万円クラスだけで言えば、Bravery AEやKiwi Ears Quintetなど良い製品もありますが、やはり自分が購入したもので愛着があるのはfinal A5000でした。
4位 Gemini II
個人的にワイヤレスイヤホンで6万クラスは、さすがに「おすすめ」しにくいのですが、それでも予算度外視でワイヤレスイヤホンを選ぶならGEMINI IIが一番良かったです。
音質はおすすめとして紹介した「PerL Pro」や「FALCON MAX」よりも上。音の傾向はフラットで繊細な音作りで、ボーカルよりも楽器隊が少しだけ際立って聴こえるような感覚ですね。
コーデックはaptXまでしか対応していませんが、それを感じさせない非常に伸びやかでナチュラルな音作りが特徴です。
ノイズキャンセリングもかなりの性能で、風切り音も少なめ。音質特化モデルでこのノイキャン性能はスゴイ。
これだけ音質が良いのにも関わらず、マルチポイントやワイヤレス充電など機能性も高い点も評価が高いですね。
ただ装着感がかなり浅めで、純正イヤーピースだとボクの耳でもしっかりフィットしなかったのですが、SpinFit OMNIに変更したら解消されました。
予算度外視でもOKというなら、個人的おすすめワイヤレスイヤホン1位です。
3位 MDR-MV1
今年一番お世話になったヘッドホンが間違いなくMDR-MV1。
超高解像度のモニターヘッドホン+超軽量+開放型ということもあり、長時間の編集作業でも耳への負担がとてもかかりにくいです。
リスニング用途として使っても抜け感の良いフラットかつ高解像度のサウンドで聴かせてくれるので、定番のMDR-CD900STよりも楽しく聴けます。
付属ケーブルの長さもデスクで使う分にはちょうど良く、インピーダンスや音圧感度も高すぎないので、パソコン直差しでも十分音量を取れます。
イヤーパッドが汗を吸い込みそうな素材ですが、ボクはヘッドホンカバーの「EarProfit PERFORM」を使って運用しているので、耳元もサラサラでさらに快適な装着感を得られます。
音楽を心地よく聴くだけなら他にも選択肢はありますが、動画編集やDTMなど長時間ヘッドホンを装着される方にはとても良い選択肢かと思います。ゲーミング用途にもおすすめじゃないかな?
最近は4万円台とかなり値下がりもしてきましたし、おすすめですよ。
2位 EAH-AZ80
2024年1月時点でのワイヤレスイヤホンランキングで総合力おすすめ1位として紹介した製品。
1位にした理由は「音の好み」「装着感の良さ」「外音取り込みの優秀さ」そして「デザインの良さ」。
音質はフラットかつ美音系で響きが美しく、ずっと聴いていたいと思う心地の良い音作り。
装着感もコンチャフィット型というものを採用していて、耳の形に合わせてピッタリとはまるようになっていてフィット感はめちゃくちゃ良いです。
圧迫感のない自然なノイズキャンセリングで風切り音も少なく、ホワイトノイズも少なくて、非常にバランスの良い性能。
外音取り込み機能はとても高く、EAH-AZ80があらゆるイヤホンの中で3番目に良いと感じたほど「耳に何もついていない」かのように自然に収音してくれます。ちなみに1番はAirPods Pro2、2番はAirPods初代。
LDAC対応でワイヤレス充電も対応、再生時間も最大7時間、最大で24時間とスペックも高く、マルチポイントも最大3台まで接続可能と、機能性も申し分なし。
金属コア入りのイヤーピース「コレイル」と組み合わせて使えば、さらに響きの良いサウンドで超美しくなります。
僕が現時点でイヤホンを1台しかもてないなら、間違いなくこのEAH-AZ80とコレイルの組み合わせで運用します。
今はGEMINI IIをメインで使っていますが、2023年長く愛用したのはEAH-AZ80でしたので2位としました。
1位 コレイル
2023年発売したなかで、一番衝撃的だった+お世話になった製品が金属コア入りのイヤーピース「コレイル」。発売当初は人気がありすぎてしばらく品切れが続いていましたね。
イヤーピースのなかに「金属コア」を内蔵している特殊な構造で、なかに5円玉とかにも使われる黄銅が入っています。
この構造で音の出口の形状を固定して、音を安定させるだけでなく、金属コア特有の「響き」もイヤホンに与えることができます。
いろいろなイヤホンに合わせてみても音の変化がとても面白く、A5000やEAH-AZ80などと組み合わせたら、まるで金属筐体で製作されたイヤホンのように響きの良い豊潤なサウンドに変化してくれますね。
密閉感もかなり高いので、低音も深いところから輪郭を定めた状態でズンっと鳴らしてくれますね。
音の変化だけでなく、装着感の良さもしっかり確保できる点がコレイルの魅力です。ただ、黄銅が使用されていることもあって、時間とともに緑化してきているのが最近気になっていますね。
イヤーピースでここまで音の変化がしっかりと感じられるのも珍しいので、金属的な響きの良いサウンドが好みの方はぜひ買ってみてください。
ボクも追いコレイルしてしまいました。
2023年ガジェット・日用品 ベストバイTOP5
5位 Clipa2
バッグをテーブルなどに引っ掛けるために使うバッグハンガー。
家族とカフェや外食に行く機会がわりと多いのですが、バッグを置く場所がなくなるんですよね。とくにスタバとか。
クリッパがあれば、テーブルが薄型のタイプであれば、そこにバッグパックを引っ掛けて荷物を置くことができるので、スペースの確保にとても役に立ちました。
おしゃれ系インフルエンサーが使っていることの多い製品で被るのが嫌で避けていたのですが、実際に使っていると想像以上に便利でした。
4位ソニー FE 70-200mm F4 Macro G OSS II [SEL70200G2]
ソニーフルサイズ用の高っいレンズ。
あまり機材関連はベストバイに含めたくないのですが、子供の幼稚園の撮影にも役に立ったんですよね。
α7Ⅳと組み合わせて使ったら、三脚なしでもけっこう手ブレを抑えてズームで撮影できて満足。
マクロレンズとしても使えるくらい寄れるレンズで、イヤホンの撮影との相性も最高です。
普段使いでは俯瞰撮影用のレンズとして役に立ってくれてます。
3位 デロンギ ディナミカ
ボクも妻もカフェラテが大好きなので買ったデロンギのコーヒーメーカー。
今までネスカフェの7000円くらいで買える安いコーヒーメーカーを使ってましたけど、牛乳はレンジで別で温めないといけなかったり、メンテナンスが超めんどくさかったりして不満だったんですよね。
ディナミカを買ってから、好きなコーヒー豆で毎朝・おやつ時などいつでも美味しいカフェラテを飲めるようになったので大満足。
ただ、清掃のために毎回お湯で洗浄したり、ミルクフォームも自動で洗浄したりするので、意外とサクッとカフェラテはできず、二人分作ろうと思おうなら合計4分くらいかかるような印象。
メンテナンスの際もパーツを超簡単に取り外せるので清掃がしやすく、長期間使いやすいですね。
コスパを求めるならネスカフェのやつの方が良いと思いますが、ディナミカはいつでも美味しいカフェラテを飲めるというのがいちばんの強みかなと思います。
2位 iPhone 15 Pro
待ちに待ったUSB-Cに対応したiPhone。
オーディオユーザー的にはかなりの満足度で、USB-DACやBluetoothレシーバーなど外部機器と接続する際にLightning端子に変換する必要がないのでとても役に立っています。
また、一部電力不足で駆動しなかった製品も、iPhone 15にしてから問題なく動作するようになったのも強い。
見た目も高級感があって軽くなりましたし、カメラ機能ではアクションカメラのような機能で手ブレを防げるようになりましたし、スマホとしても大満足です。
1位 Anker Eufy (ユーフィ) Security SmartTrack Card
iPhone 15を抑え大満足だったガジェット製品がEufy (ユーフィ) Security SmartTrack Card。
財布に入れられる無くしもの防止トラッカーで、カード型のAirTagのようなもの。
財布を家のどこかに置いたか忘れることが多いのですが、見つからないと思ったらiPhoneの「探す」アプリでとりあえず音を鳴らせば一瞬で見つけられるようになりました。超絶時短!
あまりに満足度が高すぎて、自分の財布だけでなく妻の財布から家の財布まで合計3つ購入しました。
いざ財布を無くした時も、探すアプリでどこにあるか地図で追えるようになりますので安心です。
家の鍵には同じくユーフィーのタグでも付けておこうかと思います。
さいごに
ということでベストバイという名の愛機紹介をお送りしました。
2024年も散財の嵐になるかと思いますので、また気になる製品があれば単発レビューやベストバイなどでまとめて紹介していきます。
今年は新しいDAPと据え置きDACアンプがほしい。
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