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イヤホン界のおしゃれ番長である北欧スウェーデンのブランド『SUDIO(スーディオ)』より、ノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホン『T2』が2021年9月17日に発売されました。
前作のノイキャン搭載機『ETT』が微妙な製品だったので心配だったのですが、T2を実際に使ってみたところ驚きの進化を遂げていました。
かわいい見た目とは裏腹に、なかなかの音質の良さと機能性の高さを備えたイヤホンですよ。
今回はこちらのT2をブログコラボということでメーカー様よりご提供いただきましたが、いつも通り実機を使って率直な意見をレビューしていきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
総合評価
4.0/5
T2
- 高音が伸びやかで女性ボーカルにぴったり
- 美しいデザイン性
- 皮脂や汚れがつきにくい表面加工
- 周りのノイズを取り入れにくいマイク性能
- SBCコーデックとは思えない遅延の少なさ
- ノイズキャンセリング切り替え時の音がうるさい
- 外音取り込み性能はイマイチ
4.1
高音
3.9
中音
3.8
低音
4.0
ノイズキャンセリング
3,8
外音取り込み
4.3
利便性
Bluetooth | 5.2 | 最大再生時間 | 本体6.5時間/ ケース込み35時間 |
コーデック | SBC | 充電時間 | 本体:60分 ケース:60分 |
ドライバー | ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | – | 防水 | – ※汗や水しぶきへの耐久性あり |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 5.3g/35.6g |
外音取り込み | ◯ | ゲームモード | – |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
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Sudio T2 概要
- アクティブノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホン
- 外音取り込み機能を搭載
- 快適なフィット感
- ビームフォーミングマイクを搭載
- ダイナミックドライバーによる高音質
T2は同社の『ETT』に続く、ノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。
ETTよりもノイズキャンセリング性能がアップしており、外音取り込みも正式対応。おしゃれなだけではなく機能性も備えたイヤホンになりました。
カラーバリエーションは『ブラック』『ホワイト』『サンドベージュ』『ミントグリーン』の4色展開となっています。
Sudio T2 外観・付属品
それでは早速、T2を開封していきましょう。
パッケージ
Sudio T2のパッケージはFrancfranc(フランフラン)でディスプレイされてても違和感がないオシャレなデザイン。
開封してみると、本体のみがお目見え。
本体以外は見せない構造がミニマルさを引き立てますね。さすがSudioさん、分かってらっしゃる。
付属品一覧はこちら。
- イヤーピース(シリコン製)4ペア
- USB Type Cケーブル
- マニュアル
イヤーピースはシリコン製のものが4ペア付属。開口部には網目状のフィルターが備わっており、耳垢が本体につかないようになっています。
イヤーピースはほどよく厚みや硬さがあり、質はかなり良い印象ですね。
USBケーブルは短めのType Cケーブルが付属します。こちらもSudioのロゴ入り!
また、汚れを拭き取るためのクリーニングクロスも付属しています。表面には英字による印字、裏面は無地になっています。
充電ケース・本体
充電ケースの表面はマットな質感で、真ん中にはやや大きめのSudioロゴが。
スウェーデンのブランドということもあり、さすがのデザイン性の高さ、そして質感の良さですね。
横から見ても筐体は薄く、手のひらにもすっぽりと収まってしまうほどコンパクトです。
この質感とこのコンパクトさであれば、無造作にバッグに入れても傷や汚れがつきにくく、荷物もかさばらずに持ち運べそうですね。
充電端子はUSB Type Cに対応。底面ではなく背面に備わっていますね。
ちなみにワイヤレス充電は備わっていません。
底面は本体リセット用ボタンになっており、ペアリングがうまくいかないときや、左右の接続不良が発生したときに使います。
再生時間は本体のみで7.5時間、ケース込みで35時間とかなり長め。ノイズキャンセリングON時でも6.5時間再生が可能です。
一日中音楽を聴いていてもバッテリーが切れる心配も少なく、ケースも35時間持てば1週間くらい充電しなくてもバッテリーが切れる心配がなさそうですね。
イヤホン本体はタッチパネル部がゴールドカラーであしらわれたラグジュアリー感のあるデザイン。
デザイン性だけでなく、内側は耳の形状に沿った設計になっており、ぴったりとフィットしやすい仕様になっています。
ちなみにT2の防水性能ですが、他のイヤホンでよくある『IPX』の表記はあるませんが、『水しぶきにも強い防水性』と公式サイトには掲載していますね。
IPX表記がないのは謎ですが、雨天時やジョギング用途での使用であれば問題なく使えるのではないでしょうか。
ノズル径は5.7mm、くびれ部は4;5mm、ノズル長は3.7mm。
ノズル径は平均的なサイズ感なので、他社製のイヤーピースでも問題なく装着できそうですが、充電ケースの収納部は狭いので、軸が短い完全ワイヤレス向けのイヤーピースを使うことをおすすめします。
最後に重さですが、総重量は48.4g、本体片耳で5.5g、ケースのみは37.6gです
ケース込みの重さが50gを切っていればかなり軽い方ですね。
表面の質感もマットで美しく、傷や汚れがつきにくく、携帯性も良く再生時間も長い、デザイン性と実用性に優れたプロダクトですね。
Sudio T2 ペアリング方法
スマートフォンと接続する際のペアリング方法はこちら
Sudio T2のペアリングはこちらで完了です。
また、Sudio T2はイヤホン本体どちらかを充電ケースに入れた状態にして、左右問わずに片耳のみで使うこともできます。
片耳で使えればテレワーク時や友達との通話時に通話用ヘッドセットとしても使えて便利ですよ。
Sudio T2 レビュー
装着感|かなりのフィット感の良さ
Sudio T2はかなりの装着感の良さで、自分の耳専用に作られたのかと思うくらいピッタリフィットしました。
耳が比較的小さめの妻にも付けてもらいましたが、圧迫感や痛みもなくフィットしていたとのこと。
首を振っても落ちる素振りもなく、ジョギングで使っても落ちる気がしません。
あらゆる完全ワイヤレスイヤホンの中でも、かなりの装着感の良さですね。
装着感 | (4.8) |
音質|スッキリ系の伸びやかなサウンド
Sudio T2の音質は高域が伸びやかなスッキリ系サウンドで、ストリングスや女性ボーカルとの相性が良い印象です。
iPhone向けの高音質コーデック『AAC』には対応していませんが、音質がイマイチと言われる『SBC』コーデックオンリーでも、それを感じさせないクリアなサウンドを奏でてくれますね。
音の特徴はこちら
- 高音:きらびやかさは少なく、刺さりのない伸びやかでクリアなサウンドを奏でる。
- 中音:やや厚みに欠けますが、ボーカルラインはハリよくパワフルに鳴らす。
- 低音:スッキリとした印象でそこまで量感はありませんが、スナップ感のある低音を鳴らす。
- 音場:縦に伸びるような広がりのあるサウンド
- 傾向:やや中高域寄りのスッキリ系サウンド。
- 解像度:同価格帯の中では標準レベル。
得意なジャンル
- 女性ボーカル
- ポップス
- ボサノバ
- アニソン
- 弾き語り
前作の『ETT』と比べる大きく進化しており、ザラつきやノイズ感の少ない伸びやかなサウンドを奏でてくれますね。
他社で同価格帯かつデザイン性の高い製品だと『Beats Studio Buds』もありますが、音質レベルは間違いなくT2の方が上。
『ずっと真夜中でいいのに。』や『YOASOBI』といったハイトーンボイス系ボーカルとの相性が抜群に良いので、女性ボーカル好きはお気に召すかと思います。
高音 | (4.1) |
中音 | (3.9) |
低音 | (3.8) |
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操作性|モード切り替え時の効果音が大きい
Sudio T2の操作はタッチパネルで行います。
操作方法一覧は以下をご覧ください。
▽音楽再生
- 再生/停止 → L or R側を1回タップ
- 曲送り → R側を2回タップ
- 曲戻し → L側を2回タップ
- 音量を上げる → R側を3回タップ
- 音量を下げる → L側を3回タップ
▽通話
- 電話を受ける → L or R側を1回タップ
- 着信拒否 → L or R側を3秒間長押し
- 通話終了 → L or R側を3秒間長押し
▽その他
- ノイズキャンセリング/外音取り込み/ノーマル切り替え → L or R側を2秒間長押し
タッチパネルの感度は程よく、装着時は思い通りの操作はしやすい印象です。
しかし、タッチセンサー部が広く、また1タップから操作が反応するため、イヤホンの位置を調整したり取り外したりするタイミングで誤タップが起きてしまい、音楽が停止してしまうこともしばしば。
また、ノイズキャンセリングをONにするとき『シュオオオオッ!!』とやや大きめの効果音が流れるので、少し耳障りに感じてしまいます。
もう少しスマートな効果音でモードの切り替えをしてほしかったですね。
ノイズキャンセリング|控えめだけど遮音性がそもそも高い
T2は本体の装着感が非常に良いため、耳栓効果だけでもかなり遮音性は高めですが、そこでは補いきれない周波数帯をカバーする縁の下の力持ちかのようなノイズキャンセリング性能です。
AirPods ProやWF-1000XM4のように強烈なノイズキャンセリングではありませんが、控えめな遮音効果のため耳が詰まったような感覚がなかったり気分が悪くなることもなさそうです。
電車や車の走行音、オフィスの空調音は気にならないレベルまで遮音してくれますね。
ノイズキャンセリング | (4.0) |
こちらも参考にしてね!
外音取り込み|やや聞こえにくい
イヤホンを装着した状態でも周りの音が聞こえる外音取り込み機能ですが、T2の外音取り込み性能はやや控えめな印象。
家の中など、静かな環境であれば家族の声を聞き取ることができますが、スーパーやコンビニなど少し騒がしい環境だと店員さんの声が聞き取りにくい印象を受けました。
また、風の強い場所で使うと風切り音がわりと気になりましたね。ジョギング時に外音取り込みをONにすると音楽より風切り音の方が気になるかも。
オフィスや自宅でBGM感覚で音楽を聴く程度がおすすめかなとは感じました。
外音取り込み | (3.8) |
こちらも参考にしてね!
通話品質|雑音はかなり伝えにくい
Sudio T2は指向性が鋭い『ビームフォーミングマイク』を搭載しているため、周りのノイズを取り入れにくく、自分の声のみを相手に伝えることができます。
音声を録音してみましたので、よければ以下の音声ファイルを聴いてみてください。
マイク音声自体はやや厚みに欠ける印象ですが、何を話しているかはとても聞き取りやすいですね。
マイクテスト用にあえて『店内の雑音』を流してみましたが、騒がしい環境でも自分の声は埋もれず相手に伝えてくれます。
テレワークや通話で生活音を聞かれたくない方や、カフェやコワーキングスペースでオンライン会議をするときなんかに使えそうですね。
通話品質 | (4.5) |
こちらも参考にしてね!
音の遅延|非常に少ない
Sudio T2の映像と音声のズレですが、遅延が多い『SBC』コーデックとは思えないくらい遅延が少ないです。
ライブ映像やアニメも見ていましたが、映像と音声がほぼ合っており、全く違和感なく視聴ができました。
音ゲーもしてみましたが、さすがにタップのタイミングはずれましたね。
YouTubeやプライムビデオ・ライブ映像を視聴するくらいであれば問題ないかと思います。
遅延の少なさ | (4.5) |
Sudio T2 まとめ
Sudio T2をまとめると以下のとおりです。
総合評価
4.0/5
T2
- 高音が伸びやかで女性ボーカルにぴったり
- 美しいデザイン性
- 皮脂や汚れがつきにくい表面加工
- 周りのノイズを取り入れにくいマイク性能
- SBCコーデックとは思えない遅延の少なさ
- ノイズキャンセリング切り替え時の音がうるさい
- 外音取り込み性能はイマイチ
4.1
高音
3.9
中音
3.8
低音
4.0
ノイズキャンセリング
3,8
外音取り込み
4.3
利便性
Bluetooth | 5.2 | 最大再生時間 | 本体6.5時間/ ケース込み35時間 |
コーデック | SBC | 充電時間 | 本体:60分 ケース:60分 |
ドライバー | ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | – | 防水 | – ※汗や水しぶきへの耐久性あり |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 5.3g/35.6g |
外音取り込み | ◯ | ゲームモード | – |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
こんな人におすすめ
- 小さな耳でもフィットしやすい完全ワイヤレスイヤホンを探している
- 女性ボーカルを好んで聴く
- かわいいデザインのイヤホンが欲しい
- 友達との通話やテレワーク用でも使いたい
- プレゼント用のイヤホンを探している
※タブで切り替えができます
T2はコスパ重視というわけではありませんが、『Beats Studio Buds』のようにデザイン性にこだわりつつ、イヤホンとしての実用性も兼ね備えた製品を探している方にうってつけではないでしょうか。
個人的に特に気に入った部分は高音の伸びの良さ。SBCコーデックしか対応していないとは思えないくらい雑味のないクリアな音で、普段聴いている『ずっと真夜中でいいのに。』との相性がぴったりでした。
装着感も非常に良いので、今まで耳が小さくてイヤホンが合わなかったという方でも、T2であればぴったりとフィットするかもしれませんね。
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以上!Sudio T2のレビューをお送りしました。
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