Anker Soundcore Liberty 3 Pro レビュー|集大成!欲しい機能全部入りのTWS

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Soundcore Liberty 3 Pro

評価:4.5

こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

モバイルバッテリーなどガジェット製品で有名な『Anker(アンカー)』より、2021年11月発売の完全ワイヤレスイヤホン『Soundcore Liberty 3 Pro』を今回はご紹介します。

ハイレゾワイヤレスマーク!!

Soundcoreシリーズとしては歴代最高値の19,800円と同シリーズとしてはかなり高価格帯になりました。

しかし、その性能は『ノイズキャンセリング』『外音取り込み』はもちろん、『LDAC』『マルチポイント』『ワイヤレス充電』『3Dオーディオ』と最近の完全ワイヤレスイヤホンのトレンドの機能を全部盛り込んできました。

見た目の高級感もすごい

2台同時に接続できるマルチポイント対応は超嬉しい!!

ということで、今回はSoundcore Liberty 3 ProをAnker様よりレビュー用に先行でご提供いただきましたので、実機を使ってレビューしていきます。

ぜひ最後までご覧くださいませ!

動画でも紹介しています!

総合評価

4.2/5

Soundcore Liberty 3 Pro

  • Soundcore Liberty 3 Pro
  • 躍動感のあるドンシャリサウンド
  • LDAC対応&HearIDでさらに高音質に
  • ノイキャンによる遮音性能が高い
  • マルチポイント対応
  • ワイヤレス充電が便利
  • 外音取り込みは価格に対してイマイチ
  • 3Dオーディオに期待してはいけない

4.3

高音

4.1

中音

4.3

低音

4.5

装着感

4.3

ノイズキャンセリング

3.8

外音取り込み

4.6

マイク性能

4.8

利便性

Bluetooth5.2最大再生時間
※ANC ON時
本体6時間/
ケース込み24時間
コーデックSBC,AAC,LDAC充電時間約2時間
ドライバーハイブリッド型充電端子Type C
Qi
専用アプリ防水IPX4
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
7g/59g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証18ヶ月
会員登録で+6ヶ月
マルチポイント公式サイトこちら
目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

Anker Soundcore Liberty 3 Pro 概要

Soundcore Liberty 3 Proの特徴
  • ハイレゾ対応(LDAC)&ウルトラノイズキャンセリング2.0に対応
  • A.C.A.A 2.0(同軸型のハイブリッド型ドライバー)を搭載
  • マルチポイント機能を搭載
  • アプリで3Dオーディオ設定が可能
  • 2つのHearID機能搭載

次世代型のイヤホンで搭載することの多い『LDAC』『マルチポイント』『3Dオーディオ』の全てに対応したとんでもない化け物スペック。

さらにAnkerのウルトラノイズキャンセリングが『2.0』にバージョンアップし、さらに遮音性の高さにも期待できそうです。

個人の耳に合わせて音質を調整する『HearID』機能に、ノイズキャンセリング機能も個人の耳に対して調整する機能も備わりました。

カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色です。

Soundcore Liberty 3 Proと『Soundcore Liberty 2 Pro』『Soundcore Liberty Air 2 Pro』を比較すると?

今回発売された新機種『Soundcore Liberty 3 Pro』と、前作の『Soundcore Liberty 2 Pro』、そしてノイキャン搭載機『Soundcore Liberty Air 2 Pro』を比較するとこんな感じ。

製品名Soundcore Liberty 3 Pro
Soundcore Liberty 3 Pro
Soundcore Liberty 2 Pro(第2世代)
Soundcore Liberty 2 Pro
Soundcore Liberty Air 2 Pro
soundcore liberty air 2 pro
Bluetooth5.25.05.0
ドライバーハイブリッド型ハイブリッド型ダイナミック型
コーデックSBC,AAC,LDACSBC,AAC,LDACSBC,AAC,LDAC
再生時間
※ANC ON時
本体:6時間
ケース込:24時間
本体:7時間
ケース込:26時間
本体:6時間
ケース込:21時間
充電端子Type C
ワイヤレス充電
Type C
ワイヤレス充電
Type C
ワイヤレス充電
防水IPX4IPX4IPX4
自動装着検出
マルチポイント
HearID
(音質・ノイキャン)

(音質)

(音質)
ノイズキャンセリングウルトラノイズキャンセリング2.0ウルトラノイズキャンセリング
外音取り込み
(モード切り替え可能)
価格
※Amazon参考価格
19.800円13,980円12,980円

Soundcore Liberty 3 Proをざっくりお伝えすると、Ankerのなかでも音質が最強だった『Soundcore Liberty 2 Pro』に、ノイキャンと機能性最強クラスの『Soundcore Liberty Air 2 Pro』を性能をプラス。

さらに『ウルトラノイズキャンセリング2.0』『2つのHearID』『マルチポイント』『3Dオーディオ』とさらに機能性を底上げしたような製品ですね。

価格は19,800円と他社のフラグシップ機と変わらない価格にはなりましたが、納得の機能性の高さです。

まさにAnker Soundcoreシリーズの集大成!個人的にはマルチポイント対応がうれしすぎる!

他のAnker製品との比較は以下の記事を参考にしてみてくださいね。

Anker Soundcore Liberty 3 Pro 外観・付属品

概要はこれくらいにして、それではSoundcore Liberty 3 Proを実際に開封していきましょう。

パッケージ

Soundcore Liberty 3 Proのパッケージはダークグレーの背景色と青のSoundcoreロゴが際立つデザイン。LDACに対応したこともあり、ハイレゾマークも入っています。

厚手の本のようにパカッと横開きします。付属品がすごいところに入っているな。

付属品|イヤーピース、イヤーフック、USB-Cケーブル

付属品一覧
  1. イヤーピース(シリコン製)4ペア
  2. イヤーフック4ペア
  3. USB Type Cケーブル
  4. マニュアル

イヤーピース、イヤーフックともに4ペアサイズ別に付属しています。

イヤホン本体に初めからイヤーピースが装着されていないので、初回から自分の耳に適正なサイズを選ぶことができそうですね。

アプリでもイヤーピースが適正にフィットしているかチェックする機能がありますが、自信がない場合はとりあえず全サイズを試してみることをおすすめします。

USBケーブルは短めのType Cケーブルが付属します。一昔前の付属ケーブルはマジックテープもついていたのに、最近ついていないですね。

あとはマニュアルです。あんまり読むことはありません。

充電ケース・本体

Soundcore Liberty 3 Proの充電ケースは平べったいマカロン型のデザイン。

横の面積は広めですが、厚みはそこまでないためポケットに入れても膨らみはそこまで気にならなさそうです。

他のイヤホンと比べてみるとこんな感じ。Soundcore Life P3より大きく見えますが、奥行きは薄めです。AirPods Proのサイズ感には流石に負けますね。

左からSoundcore Liberty 3 Pro、WF-1000XM4、Soundcore Life P3、AirPods Pro

充電端子はUSB Type Cに対応。

ワイヤレス充電にも当たり前かのように対応しています。

ワイヤレス充電を一度使い出すと「充電しているつもりがないのに、いつも満充電になってる!」のような感覚で使えるので本当に便利ですよ。

ちなみにワイヤレス充電機はとりあえず使いたいなら以下の製品がおすすめです。

充電ケースは上にスライドするように開閉する仕様。片手で開閉しやすいし、なんかカッコイイから好き。

充電ケースから一見取り出しにくそうに見えますが、

内側から親指で外側にクッと力を入れると簡単に取れます。

マグネットも強力なのでこんな風に下向きに振っても全く落ちません。

イヤホン本体はやや大きめの筐体で、ハウジング(背面)はテッカテカに反射します。

撮影環境写りまくり

厚みはそこまでなく、イヤーフックも備わっているので、大きい割には装着感は良さそうですね。

また、Soundcore Liberty 3 ProはIPX4相当の防水に対応しています。ジョギングやジムでのワークアウトにも使えそうですね。

ノズルは金ピカ仕様でフラグシップ機としての風格がある佇まい。

一見充電ケースの収納部が浅めに見えましたが、やや軸が長めのイヤーピース『SednaEarfit Light Short』のLサイズでも使えたので、意外といろんなイヤーピースが使えそうです。

最後に重さですが、総重量は57.7g、本体片耳で7.4gです。

本体が大型なこともあり、他の完全ワイヤレスイヤホンと比べてもやや重ためですね。

Anker Soundcore Liberty 3 Pro レビュー

外観や付属品をチェックしたところで、実際にSoundcore Liberty 3 Proを実際に使っていってみましょう!

装着感|イヤーフックのおかげで耳から落ちない

Soundcore Liberty 3 Proはイヤーフックが備わっているおかげで、耳から落ちる気がせず、非常に安定した装着感を得られます。

ヘッドセットのようにスマートな見た目

前から見ても耳からの飛び出しは少なく、見た目の大きさの割にスマートな印象です。

耳からの飛び出しも少ない

ジョギングで使ってもイヤホンがグラつかず安定していたので、スポーツ用途でも使いやすそうです。

ただ、筐体がやや大きめなので、耳が小さな型が装着するとやや圧迫感を感じるかもしれないです。

装着感(4.5)

音質|LDACやHearIDとの組み合わせでパワーアップしていく

Soundcore Liberty 3 Proの音質はいつものAnkerらしい『THE・ドンシャリサウンド』ですが、今までの製品より確実にパワーアップしています。

音質の特徴はこちら。

音の特長
  • 高音:やや刺さり感のある高音。クリアで伸びやかではありますが、少し雑味はある印象です。後述する『LDAC』や『HearID』で大幅に改善されます。
  • 中音:他の帯域と比べるとやや引っ込み気味な印象。ボーカル重視をしたい方にはおすすめしにくい。
  • 低音:かなりの迫力で、バスドラムやキック音を脳内を揺らすかのようにズンっと鳴らします。
  • 音場:広めでライブ感のあるサウンド。
  • 傾向:低域と高域のメリハリ感が際立つドンシャリサウンド。
  • 解像度:価格を考えれば普通。

得意なジャンル

  • ロック
  • EDM
  • ポップス
  • ヒップホップ

価格相応の音質の良さを持ち合わせているようには感じました。Anker製品の中ではトップクラスの音質の良さは誇りますね。

同価格帯だとJBLのClub Pro+ TWSSENNHEISER CX Plus True Wirelessなど上には上がいますが、性能面はSoundcore Liberty 3 Proの方が高いので『音質』か『機能性』どちらを優先するかといったところですね。

低音が脳内を揺らすようにゴリッゴリに鳴らしてくれるので、ラウドロックやEDMなど、とにかく激しいジャンルを好んで聴く方にはおすすめですよ!

高音(4.3)
中音(4.1)
低音(4.3)

他のAnker製品との比較はこちら!

あくまでこれらの評価はiPhoneでAACコーデックで接続した時の評価となるので、LDACで接続するとまた話が変わってきます。

LDACが想像以上に音が良い

Soundcore Liberty 3 Proはハイレゾ対応コーデック『LDAC』に対応しており、Xiaomi Redmi Note 9sでLDACで聴いてみましたが、想像以上に音質がアップしましたね。

持ってるスマホが『Xiaomi Redmi Note 9s』

他のLDAC対応機器の場合、

「LDACにすると少し音質良くなるけど、AACでも十分高音質だね」

くらいの音質の変化でした。

Soundcore Liberty 3 Proの場合は、

「できることならLDACでずっと聴いていたい」

というくらいの明確な変化を感じ取ることができます。

高域が明らかに伸びやかになり、ノイジーで荒っぽい音が情報量が多く密度の高い音に変化しましたね。ただ、ロックとかEDMとか激しい楽曲だと気づきにくいかも。

LDACだと、JBL CLUB PRO+ TWS相当まで音質が向上しているような印象でした。

ただ、デメリットとして

  • マルチポイントと併用ができない
  • 最大再生時間が約半分になる
  • 接続が安定しないことがある

など、いろいろと利便性に欠ける点ありますので、自分が満足できる音質と利便性の良さのバランスを考えて『LDAC』をONにするかOFFで使うか判断するのが良さそうです。

ちなみにiPhoneはAACまでしか対応していないので、LDACで聴くことはできません。

AAC:Bluetoothの接続規格。AACは音を圧縮(要は劣化)させて伝送するのに対して、LDACはほぼ損失なしで伝送できる。iPhoneだとLDACは使えません。

HearIDでさらに自分の耳に最適化

Soundcore Liberty 3 Proはアプリで『HearID』という機能に対応しており、一人一人の耳に対して最適な音の調整を施すことができます。

HearIDは聴力テストのように「ピー」という音が聞こえたらタップして、聴こえる帯域や聴こえない帯域をチェックし、アプリ内で個人の耳に最適化した音を作り上げていきます。

ON/OFFで聴き比べてみると高音のシャリ付きが少し抑えられ、ボーカルラインが少し前面で鳴らしてくれるように聴こえましたね。

LDACとHearIDを組み合わせて使えば、見違えるくらい高音質になるので驚きますよ。

3Dオーディオは微妙

アプリで『3Dオーディオ』という項目があるのですが、こちらはかなり微妙な仕上がり。

期待はずれの3Dオーディオ

なんか音像をぼかしただけで音の広がりは感じず、本当に音がモヤッとしただけのように感じました。

AIrPodsの『空間オーディオ』や、SONYの『360 reality Audio』とは程遠い性能なので、3Dオーディオの性能には期待しない方が良いです。

Soundcore Liberty 3 Proのもっと良いところに着目してあげてください。

アプリ|超優秀

Soundcore Liberty 3 Proは『Soundcore』というアプリに対応しています。

アプリのホーム画面

これがまた便利なアプリで、操作のカスタマイズ、先ほどお伝えした『HearID』や『LDAC』『3Dオーディオ』の設定などあらゆる設定を行うことができます。

アプリでできることは以下の通り

  • ノイズキャンセリングの切り替え
    →自動、または手動での遮音レベルの調整ができる
  • 外音取り込みの切り替え
    →全音の取り込み、音声のみをフォーカスの2種類から選べる
  • HearID
    →音質の最適化、ノイズキャンセリングの最適化
  • サウンドエフェクト調整
    →HearIDサウンド、3Dオーディオ、プリセットイコライザー(22種類)、カスタムEQの4つから選べる
  • サウンドコントロール(※Anrdoird端末のみ)
    →LDAC、AACの切り替え
  • コントロール
    →操作のカスタマイズ
  • 装着検出
    →イヤホン着脱時に音楽の再生を自動で止める
  • 装着テスト
    →イヤーピースのサイズが合っているかのチェック
  • ファームウェアアップデート
  • その他

Ankerのアプリはめちゃめちゃ優秀で、手動で細かくカスタマイズできるだけでなく、HearIDで自分に最適な音質に変化させたり、ノイズキャンセリングも自動調節が可能です。

音質が気に入らなくてもイコライザーで設定できたり、操作が気に入らなくても変更できたり、本当に思うがままにカスタマイズができますね。

マルチポイントの設定もこちらのアプリから設定ができます。

マルチポイント設定

ただ、LDAC対応機で使用する場合、マルチポイントとLDACの併用ができないのでご注意ください。

TechnicsのEAH-AZ60も同じ仕様だったけど、マルチポイントとLDACの両立は技術的に難しいのかな……。

アプリは以下よりダウンロードできます。

Soundcore

Soundcore

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操作|自由にカスタマイズができる

Soundcore Liberty 3 Proの操作はタッチパネルで行います。

操作方法一覧はこちら。

操作性については特別良いということなく、悪すぎることもなく普通といった印象。

ただ、操作方法のカスタマイズが豊富で、

  • シングルタップ L、R
  • ダブルタップ L、R
  • 2秒間長押し L、R
  • 3回タップ L、R

の計8ボタンの割り振りができ、『再生・停止』『曲送り・戻し』『音量調整』『音声アシスタント』『ノイキャン・外音取り込み』とそれぞれ割り振ることができます。

操作カスタマイズの自由度はかなり高いので、自分好みの使用方法に変更できます。

1タップで『ノイキャン・外音取り込み』のカスタマイズすると、切り替えがめっちゃスムーズにできるようになります。

ノイズキャンセリング|かなりの遮音性の高さ

Soundcore Liberty 3 Proは『ウルトラノイズキャンセリング2.0』と謳っているだけはあり、ノイズキャンセリング機能は非常に優秀。

電車や屋外で使えば周りの騒音がほとんど気にならないレベルまで遮音してくれます。また、環境によっても自動的に遮音レベルの変化もしてくれます。

ただ、Soundcore Liberty Air 2 ProSoundcore Life P3と比べて特別優秀というわけでもなく、だいたい同じくらいの遮音性の高さかなとは感じました。

今作からノイズキャンセリングも自分の耳に最適化を行うHearIDも備わっていますが、音質と違ってノイズキャンセリング効果に大きな違いは感じませんでした。

HearID ANC
こちらは聴力テストはなく自動で設定してくれる

WF-1000XM4やAirPods Proのような超強烈なノイズキャンセリング性能は持ち合わせていませんが、普段使いや通勤・通学用途で張れば十分すぎる遮音性の高さだと思いますよ。

ノイズキャンセリング(4.5)

他のAnker製品との比較はこちら!

外音取り込み|そこまで自然ではない

Soundcore Liberty 3 Proの外音取り込み機能は周りの音がやや聴こえにくい印象で、そこまで自然な集音性能ではないと感じました。

下位モデルであるSoundocore Life P3やSoundcore Liberty Air 2 Proと実力はそこまで変わらず、なんだったらSoundcore Liberty 3 Proのほうが聴こえにくかったかも。

Soundcore Liberty 3 Proは約2万円という価格を考えると、もう少し自然に集音して欲しかったですね。

外音取り込み(3.8)

こちらも参考にしてくださいね

マルチポイント対応が嬉しすぎる

Soundcore Liberty 3 Proは2つのデバイスに同時接続を行う『マルチポイント』に対応しています。

このマルチポイントがめちゃめちゃ便利で、iPhoneとiPad、Androidと会社用PCなど、最大2台のデバイス間をシームレスに繋げてくれるんですよ。

他の機器で聴きたいと思った時、本来だったら

『本体をペアリングモード』→『Bluetooth設定』→『機種名をタップ』

とステップを踏まないといけないですが、マルチポイント対応であれば

『音楽を再生』

これだけで音を鳴らした側のデバイスに自動的に接続してくれるのですよ。

この機能があればiPhoneで音楽を聴きながら出勤して、会社に到着したら会社のパソコンとも自動的に接続され、そのまま朝の朝礼オンラインMTGに出席してヘッドセットとして使うこともできるんですよ。

動画を見る人であれば、そのままiPadからYouTubeを流せばその音声が聞こえてきますし、マルチでデバイスを使う方にはマジで最高の機能ですよ。

もうマルチポイントがないと生きていけないくらい素晴らしい機能で、Soundcore Liberty 3 Proのマルチポイント対応は『神』だと思いました。

マルチポイントについては以下の記事で詳しく解説しています。

通話品質|音声は聞き取りやすい

Soundcore Liberty 3 Proのマイク性能は少しガサ付きはありますが、音声は聞き取りやすいように感じました。

録音してみましたので、以下の音声もよければチェックしてみてくださいね。

周りのノイズもかき消そうと頑張っているようではありますが、あまりに雑音が大きすぎると自分の声もかき消されてしまいそうになります。

マイクから口元までの距離の兼ね合いもあるのか、音声はSoundcore Liberty Air 2 Proの方が聞き取りやすいように感じましたね。

通話品質(4.0)

こちらも参考にしてくださいね

音の遅延|そこまで感じないが注意点も

Soundcore Liberty 3 Proの映像と音声のズレですが、iPhoneで接続する分では若干遅延があるくらいで、PVやライブ映像、アニメをみるくらいであればほとんど気になりません。

しかし、AndroidスマホなどLDACを使って聴く場合、コーデックの特性上遅延が大きく発生してしまいます。

もし動画を見る場合は、アプリでLDACをOFFにすることをおすすめします。

結構見るに耐えないくらいの遅延が発生しますよ。

遅延の少なさ(4.0)

Soundcore Liberty 3 Proにおすすめのイヤーピース

Soundcore Liberty 3 Proに合うサードパーティー製のイヤーピースがなにかないかと思いいろいろ検証してみました。

個人的におすすめだと思ったイヤーピースは『SednaEarfit Crystal Standard』です。

ノズルの根本までグッと入れると充電ケースにも干渉せず、ケース内に収まってくれますね(Mサイズを使用)

純正イヤーピースでも装着感に不満はありませんでしたが、SednaEarfit Crystal Standardに変えると装着時の安定感が凄まじく向上しました。

イヤーピースの表面も滑り止めのような加工が施されており、どうやっても耳から落ちなさそうな安心感がありますね。ジョギング用途に使うのもおすすめですね。

SednaEarfit Clystal Standardは元々3Dオーディオ向けに特化したイヤーピースであり、Soundcore Liberty 3 Proと組み合わせると音の臨場感と粒立ちが少し向上したように感じました。

購入後に装着感や音質にしっくりこなかった場合は一度試してみてくださいね!

Anker Soundcore Liberty 3 Pro まとめ

Soundcore Liberty 3 Proをまとめると以下のとおりです。

総合評価

4.2/5

Soundcore Liberty 3 Pro

  • Soundcore Liberty 3 Pro
  • 躍動感のあるドンシャリサウンド
  • LDAC対応&HearIDでさらに高音質に
  • ノイキャンによる遮音性能が高い
  • マルチポイント対応
  • ワイヤレス充電が便利
  • 外音取り込みは価格に対してイマイチ
  • 3Dオーディオに期待してはいけない

4.3

高音

4.1

中音

4.3

低音

4.5

装着感

4.3

ノイズキャンセリング

3.8

外音取り込み

4.6

マイク性能

4.8

利便性

Bluetooth5.2最大再生時間
※ANC ON時
本体6時間/
ケース込み24時間
コーデックSBC,AAC,LDAC充電時間約2時間
ドライバーハイブリッド型充電端子Type C
Qi
専用アプリ防水IPX4
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
7g/59g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証18ヶ月
会員登録で+6ヶ月
マルチポイント公式サイトこちら

こんな人におすすめ

  • ロックやEDMなど激しい楽曲が好き
  • スマホとタブレット、パソコンなどマルチにイヤホンを使いたい
  • 通勤・通学用に使いたい
  • Anker製のイヤホンで一番良いものを探している

※タブで切り替えができます

Soundcore Liberty 3 ProはAnkerの機能性の高さとサウンドクオリティ、どちらもブラッシュアップさせ製作された『Soundcoreシリーズの集大成』とも言える製品のように感じました。

個人的に良いと思ったのは『LDAC』と『マルチポイント』対応の2点。

LDACで接続すればさらに高音質で聴くこともできますし、マルチポイントがあればスマホ→タブレット、またはスマホ→パソコンと切り替える時も自動で切り替えてくれるからスムーズですし、本当に便利です。

同時には使えませんけどねっ。

Soundcoreシリーズとしては価格が高めにはなってしまいましたが、その分音質・機能性は素晴らしくアップしています。

コスパ重視で選ぶならSoundcore Life P3Soundcore Liberty Air 2 Proがおすすめですが、音質も機能性も妥協したくないという方はSoundcore LIberty 3 Proがおすすめですよ。

以上!Soundcore Liberty 3 Proのレビューをお送りしました。

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