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コスパの高さで定評のあるQCYより、ワイヤレスヘッドホンの新たな最上位モデル「H6 Ultra」を紹介します。

以前紹介したH3Sと比べると、ノイズキャンセリングが最大-56dBから最大-60dBにアップ、マルチポイント3台接続対応、通話にはAI DNNのノイズ低減が加わり、さらに3.5mmの有線接続にも対応。
H3系がずっと1万円以下だったのに対して、こちらは11,000円とQCYとしては初の1万円超え。
H3シリーズのようなコスパの高さはそのままに、いまQCYが持つ機能を全てぶち込んできた最上位モデルという感じですね。
ということでH6 Ultraをレビュー用に提供いただいたので、手持ちのH3Sと比べながら実機を使って詳しく紹介していきます。
QCYさんから読者向けの割引クーポンをいただいたので、購入の際はぜひ使ってください。Amazonは商品ページのクーポンと併用できて15%OFFになります。
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QCY H6 Ultra 外観・付属品
それではQCY H6 Ultraの外観や付属品をチェックしていきましょう。
パッケージ
QCY H6 Ultraのパッケージはこんな感じ。H3Sのときは某S◯NYっぽいと言いましたが、今回も相変わらずですね。

開封!

付属品

- USB Type Cケーブル
- 3.5mmオーディオケーブル
- マニュアル
本体
本体はこちら。あれ、どこかで見たことありませんかね……? JB⚪︎あたりで似たようなデザインを見たような。

ハウジングは円形で、外周にスリットが入ったメタル調のデザイン。H3シリーズと比べて一気にスタイリッシュになりました。

カラーバリエーションはブラック・ホワイト・オレンジの3色。オレンジがけっこう攻めた色。
イヤーパッドは肌触りの良いプロテインレザー。H3Sのふわふわなパッドと比べるともちもちとしていて密閉感はこちらの方が高そう。

ヘッドパッドも同じ素材感で、頭頂部の当たりは柔らかめ。

ヘッドバンドは調整式のマットな素材で覆われたメタルヘッドバンド。H3Sは金属剥き出しのデザインでしたが、H6 Ultraは剥き出し部分がなくなって一気にスタイリッシュに。

ハウジングは可動式の回転構造になっていて、90度にくるっと回転できます。

首にかけてもハウジングが前を向くようになっているのでありがたい。

折りたたみにも対応していて、これくらい小さくまとめられます。ポーチで運用するのも良さそう。

アームの軋み感は少なく、H3Sで少し気になった装着時のキシキシ音もほとんど感じませんね。
右側の下部には、ANCボタン、3.5mmジャック、充電用のUSB-C端子、マイクが並んでいて、反対側に音量ボタンと電源ボタンが備わっています。H3Sで省かれていた3.5mmジャックが復活したのはうれしいところ。

重さは約271g(公称)。H3Sの約244.8gより25gほど重くなっていますが、ヘッドバンドの重量配分が良いのか、数字ほどの重さは感じませんでした。

QCY H6 Ultra スペック
H3S・H3 Proと並べたスペックはこちら!
| 製品名 | QCY H6 Ultra | QCY H3S | QCY H3 Pro |
| Bluetooth | 6.0 | 6.0 | 5.4 |
| ドライバー | 40mm+13mmデュアル | 40mm+13mmデュアル | 40mm(磁気強化) |
| コーデック | SBC,AAC,LDAC | SBC,AAC,LDAC | SBC,AAC,LDAC |
| 再生時間 ※ANC ON時 | ANC OFF:100時間 ANC ON:61時間 | ANC OFF:102時間 ANC ON:58時間 | ANC OFF:55時間 ANC ON:40時間 |
| 急速充電 | 10分で約7時間 | — | — |
| 充電端子 | Type C | Type C | Type C |
| 有線接続 | 3.5mm/USB-C | USB-C | 3.5mm/USB-C |
| 防水 | – | – | – |
| 自動装着検出 | – | – | – |
| 低遅延モード | ◯(45ms) | ◯ | ◯ |
| ノイズキャンセリング | -60dB (10マイク) | -56dB | -50dB |
| 外音取り込み | ◯ | ◯ | ◯ |
| マルチポイント | ◯ 3台 | ◯ | ◯ |
| 空間オーディオ | ◯ (6軸ジャイロ/ヘッドトラッキング) | ◯ | ◯ |
| 重量 | 約271g | 約244.8g | 約229.5g |
| 価格 ※Amazon参考価格 | 11,000円 | 7,280円 | 7,990円 |
QCY H6 Ultra レビュー
装着感|側圧は程よく、長時間でも疲れにくい
QCY H6 Ultraの装着感ですが、軽快かつ密閉度も高く、なかなか快適です。
実際に装着してみるとこんな感じ。

H3Sと比べるとパッドの厚みは控えめなので、横から見たときの飛び出し感は少なめ。見た目はこちらの方がスッキリしていますね。

側圧はH3Sよりわずかに強めですが、パッドがもちもちなおかげで痛みは発生しにくいです。パッドの密閉感が上がっているぶん、ノイズキャンセリングの効きにもつながっているように感じます。
ただ、パッドがレザー系になったので、夏場やエアコンのない部屋だと蒸れは少し感じやすいかも。
自動装着検出は今回も非搭載。この価格まで来ると欲しかったところです。
| 装着感 | (4.8) |
音質|H3Sの低音重視から、バランス重視の万能型へ
QCY H6 Ultraの音質についてですが、価格だけのことはあってH3Sよりもさらに良くなっていますね。デフォルトのチューニングが変更されておりまして、すごくバランスが良くなって聴きやすくなりました。
QCY H6 Ultraの音の特長は次のとおりです。
4.1
高音
4.0
中音
4.1
低音
音の傾向は、H3Sの低音ゴリゴリなドンシャリは鳴りを潜めて、低域の量感を少し抑えつつ高域の主張を強くしたドンシャリサウンドになりました。
音場はH3Sよりは少しニアフィールドになったように感じますが、H3Sで気になっていたパッド内の反響感が抑えられ、音像がより定まったように感じましたね。
高域はH3Sよりも粒立ちが良く、シャキッとクリアに伸びる歯切れの良い音になりましたね。楽曲によってはキツく感じることもあります。LDACだとその傾向は顕著に出ますが、iPhoneのAAC接続だと少し滑らかになってちょうど良いです。
中音域はH3Sで少し凹んでいたところが持ち上がっていて、ボーカルの距離感が近くなりました。シャキッとした歯切れの良いボイスを聴かせてくれます。
低域はH3Sほどの量感はないものの、ボワつかずに締まりのある音になりましたね。中音域への被りもなくなりましたし、良いバランスになりました。
得意なジャンルはポップス・ロック・ジャズあたり。低音の圧を求めるならH3S、ボーカルやバランスの良さ、さらなる解像度の高さを求めるならH6 Ultraがいいかなと思いましたね。
H3Sよりも確実にレベルアップはしているように感じました。
空間オーディオ|6軸ジャイロでヘッドトラッキング対応
空間オーディオにも対応しています。

使ってみましたが、かなり残響の強いエフェクトがかかるような感じですね。ステレオ音源だと違和感が強く出ますが、ライブ音源ではホールのような残響感が加わって、良くも悪くもライブっぽくなります。
また、H6 Ultraでは6軸ジャイロセンサーによるヘッドトラッキングに対応。頭を動かすと音の定位が固定されたまま追従するようになりました。
ただ、スピーカーのような自然な追従ではないので、個人的にはこの手のヘッドトラッキングは基本OFFにすることが多いですけどね。
有線接続|3.5mmとUSBオーディオの両対応
H6 Ultraは3.5mmケーブルとUSB-Cケーブルのどちらでも有線接続ができます。
H3Sは3.5mmジャック非搭載でUSBオーディオのみだったので、飛行機の座席モニターや古いオーディオ機器につなぎたい人にはうれしい復活ですね。
USBオーディオはパソコン・スマホとUSB-Cケーブルでつなぐだけで認識され、Bluetoothの劣化や遅延なしで聴ける接続方式。自宅でじっくり聴きたいときや、PCゲームで遅延を無くしたいときにおすすめです。
有線接続時でもノイズキャンセリングや外音取り込みはそのまま使えます。
ノイズキャンセリング|価格を考えればかなり強め
ノイズキャンセリングは価格を考えればかなり強い方だと思います。
H3Sでも強めだった低域の消音がさらに強くなって、電車の走行音のごぉぉぉ〜と響く音がH3Sよりも明らかに多く消えていますね。
また中高域側の人の声や食器の当たる音がH3Sより明らかに小さくなっていますね。
カフェでこの記事の執筆をしていましたけど、けっこう小さめの音量で音楽を聴いていても周りの雑音が気になりにくく、とても集中しやすかったです。
さすがに大手メーカーのフラッグシップと肩を並べるほどではないですが、1万円台前半のワイヤレスヘッドホンとしてはかなりの遮音性だと思います。
ノイズキャンセリングモードはアプリから切り替えられます。

- アダプティブ
- 騒がしい
- 通勤
- 室内
- 風切り音カット
基本はアダプティブにしておけば周囲に合わせて自動で調整してくれます。H3Sと同じく、風の強い日は風切り音カットに手動で切り替えるのがおすすめ。
| ノイズキャンセリング | (4.5) |
外音取り込み|普通に会話ができるレベルの自然さ
外音取り込みは、H3Sと比べてもマイクで拾っている感じが少なく、自分の声のこもりも減っていますね。
音楽を止めた状態なら普通に会話ができるレベルで、レジでのやり取り程度ならヘッドホンを外さずに済みます。
なんだったら小音量で音楽を流した状態でも会話ができるようなレベルです。価格を考えればこちらも優秀です。
| 外音取り込み | (4.3) |
操作性|物理ボタンでカチッと確実
操作方法はH3シリーズと同じく物理ボタン式。誤操作が起きにくい仕組みにはなっていますが、物理ボタンが多すぎてどのボタンを押せば良いか戸惑うことがちと多い印象でしたね。
再生停止・曲送り・音量調整といった基本操作は一通り本体だけで行えます。
1点気になるのはH3Sと同じく外音モードの切り替え。ANCと外音取り込みの2つで切り替えたいのに、通常モードを挟むぶん余計に1回押す必要があるんですよね。
アプリについて

QCY H6 Ultraはアプリにも対応しています。従来の「QCY」アプリではなく「QCY Audio」という別アプリでの対応になるので、H3Sから乗り換える人は注意。
- バッテリー残量の確認
- イコライザーの変更
- ノイキャンモードの変更
- LDACのON/OFF
- 空間オーディオ(ヘッドトラッキング)
- 操作方法の変更
- ゲームモードのON/OFF
- マルチポイントの管理
- ヘッドホンを探す
- ファームウェアアップグレード
- etc
こんな感じでできることは結構あります。
QCYはどのモデルもアプリが不安定でカスタマイズがしにくかったり、設定にストレスが溜まったりするんですよね。
マルチポイントは3台まで対応
マルチポイントはイヤホンモデルのN65と同じく、最大3台接続のマルチポイントに対応しています。これがめちゃめちゃ強い。
ボクもスマホ、タブレット、パソコン、ゲーム機と複数台のデバイスを使い分けるので、マルチポイント3台はめっちゃ便利。
市場にも3台接続に対応したヘッドホンって手で数えるほどしかないので貴重です。
ただ、LDAC・マルチポイント・空間オーディオそれぞれの併用はできません。一応LDACとマルチポイントはデフォルトでも2台まではOKでした。3台目からダメ。
まあマルチポイントとLDAC(990kbps)の併用はマジで接続が安定しないのでおすすめはしないですけどね。
音の遅延について
映像と音声のズレは、通常モードでもYouTubeの視聴くらいなら気にならないレベル。
ゲームモードをONにすると公称45msまで遅延が減って、FPSでもカジュアルに遊ぶ分にはストレスなくプレイできます。音ゲーやハイスコア狙いなら有線接続に切り替えればOK。
3.5mmとUSB-Cの両方で有線接続できるため、据え置きゲーム機でもPCでも遅延ゼロで使えるので、快適にプレイしたい場合はやはり有線接続がおすすめ。
QCY H6 Ultra まとめ
QCY H6 Ultraをまとめると以下のとおりです。
総合評価
4.8/5
H6 Ultra

- 1万円台前半では最上位クラスのノイズキャンセリング
- 歯切れが良くバランスの良いドンシャリサウンド
- 3.5mm/USB-Cの有線接続に両対応
- 最大100時間&10分充電で7時間の急速充電
- マルチポイント3台対応
- ゲームモードの遅延が非常に少ない
- ノイズをかなり抑えられるマイク性能
- 自動装着検出が非搭載
- キャリングケースが付属しない
- 外音モード切り替え時に通常モードを挟む
4.1
高音
4.0
中音
4.1
低音
4.8
装着感
4.5
ノイズキャンセリング
4.3
外音取り込み
4.5
マイク性能
4.6
利便性
| Bluetooth | 6.0 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 最大61時間 |
| コーデック | SBC,AAC,LDAC | 充電時間 | 約2.5時間 |
| ドライバー | 40mm+13mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
| 専用アプリ | ◯ | 防水 | – |
| ノイズキャンセリング | ◯(-60dB) | 質量 | 約271g |
| 外音取り込み | ◯ | ゲームモード | ◯ |
| 自動装着検出 | – | 空間オーディオ | ◯ |
| マルチポイント | ◯(3台) | 有線接続 | 3.5mm/USB-C |
QCY H6 Ultraはこんな人におすすめ
- 予算1万円前後でノイズキャンセリング重視のワイヤレスヘッドホンを探している
- 複数台のデバイスを使い分けることが多い
- ゲーム目的でも使えるヘッドホンが欲しい
- 通話目的でも使いたい
H3シリーズはコスパ路線で攻めてきたQCYですが、H6 Ultraは今QCYが持っている性能を妥協なく全て詰め込んできた一台って感じですね。
いや〜やっぱりマルチポイント3台は便利ですよ。LDACさえ使わなければ、iPhone、Mac、ゲーム機の3台のデバイスの音声をペアリングなしで切り替えられるのですごく重宝します。
それだけでなく音質・ノイキャン・外音取り込み機能などそれぞれの機能も優秀なので、予算1万円ちょっとまでOKであればぜひH6 Ultraを検討してみてください。
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