こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
コスパの高さで定評のあるQCYから、以前紹介した「H6 Ultra」の弟分にあたる、5000円台で買えるハイコスパワイヤレスヘッドホン「H6 Neo」を紹介します。

主な特徴は次のとおりです。
- 40mmグラフェンコーティングドライバー(H6 Ultra/H3Sはデュアル構成)
- 最大-52dBのPureSilenzアダプティブハイブリッドANC(4マイク)
- LDAC対応・Hi-Res Audio Wireless認証
- 最大再生時間 ANC OFF 96時間/ANC ON 61時間
- Bluetooth 6.0、マルチポイント2台接続
- 空間オーディオ(Spatial Sound with BassBoost)
- USB-Cでの有線接続(USBオーディオ)対応
- 価格は6,980円(発売記念クーポン適用で5,000円台)
先日紹介した最上位モデルのH6 Ultraの弟分的なポジションで、これだけの性能を保ちながらも5000円台という価格で仕上げてきたハイコスパ機となります。
実際に使ってみましたけど、5000円台と考えればかなり完成度は高いと思いますよ。
ということでH6 Neoをレビュー用に提供いただいたので、手持ちのH6 Ultra・H3Sと比べながら実機を使って詳しく紹介していきます。
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QCY H6 Neo 外観・付属品
それではQCY H6 Neoの外観や付属品をチェックしていきましょう。
パッケージ
QCY H6 Neoのパッケージはこんな感じ。

開封!

付属品

- USB Type Cケーブル
- マニュアル
付属品はH3Sと同じくUSB-Cケーブルとマニュアルのみ。H6 Ultraに付いていた3.5mmオーディオケーブルは入っていません。キャリングケースも今回はなし。
本体
本体はこちら。ぱっと見はH6 Ultraとよく似ていますね。

ハウジングは円形で、外周にスリットが入ったデザイン。ただしH6 Ultraがメタル調の質感だったのに対して、H6 Neoはマットな樹脂製。

単体で見るぶんにはH3Sより断然スタイリッシュです。
カラーバリエーションはブラック・ホワイト・ミント・ブルーの4色。H6 Ultraのオレンジとはまた違った、爽やかめのカラー展開ですね。

イヤーパッドはH6 Ultraと同じ系統のレザー調。H3Sのふわふわなパッドと比べると少し薄くなっていますが、質感はH6 Neoの方が高めでモチッとしていますね。

ヘッドパッドも同じ素材感ですが、H6 Ultraと比べるとパッドが頭頂部のみになっていますね。

ヘッドバンドもH6 Ultraと同じくマットな素材で覆われるようになりました。H3Sのような金属剥き出しのバンドではありません。

ハウジングは可動式で、首にかけたときにハウジングが前を向くようになっています。

折りたたみにも対応。H3S・H6 Ultraと同じくコンパクトにまとめられます。

右側の下部には、ANCボタン、充電用のUSB-C端子、マイク、音量ボタンと電源ボタン。3.5mmジャックはH6 Ultraと違って非搭載。

重さは約245g(公称)。H6 Ultraの約271gより26gほど軽く、H3Sの約244.8gとほぼ同じ。H6シリーズの見た目でH3Sの軽さ、というのは地味にうれしいところ。

QCY H6 Neo スペック
H6 Ultra・H3Sと並べたスペックはこちら!
| 製品名 | QCY H6 Neo | QCY H6 Ultra | QCY H3S |
| Bluetooth | 6.0 | 6.0 | 6.0 |
| ドライバー | 40mm (グラフェンコーティング) | 40mm+13mmデュアル | 40mm+13mmデュアル |
| コーデック | SBC,AAC,LDAC | SBC,AAC,LDAC | SBC,AAC,LDAC |
| 再生時間 ※ANC ON時 | ANC OFF:96時間 ANC ON:61時間 | ANC OFF:100時間 ANC ON:61時間 | ANC OFF:102時間 ANC ON:58時間 |
| 急速充電 | — | 10分で約7時間 | — |
| 充電時間 | 約2.5時間 | 約2.5時間 | 表記なし |
| 充電端子 | Type C | Type C | Type C |
| 有線接続 | USB-C | 3.5mm/USB-C | USB-C |
| 防水 | – | – | – |
| 自動装着検出 | – | – | – |
| 低遅延モード | ◯ | ◯(45ms) | ◯ |
| ノイズキャンセリング | -52dB (4マイク) | -60dB (10マイク) | -56dB |
| 外音取り込み | ◯ | ◯ | ◯ |
| マルチポイント | ◯ 2台 | ◯ 3台 | ◯ 2台 |
| 空間オーディオ | ◯ | ◯ (6軸ジャイロ/ヘッドトラッキング) | ◯ |
| 重量 | 約245g | 約271g | 約244.8g |
| 価格 ※Amazon参考価格 | 約5,000円台 | 11,000円 | 7,280円 |
QCY H6 Neo レビュー
装着感|H6 Ultraの装着感をそのままに軽量化
QCY H6 Neoの装着感ですが、H6 Ultraと近い感覚でこちらもなかなか快適です。
実際に装着してみるとこんな感じ。

H3Sと比べるとパッドの厚みは控えめで、横から見たときの飛び出し感は少なめ。

側圧はH6 Ultraと同じくH3Sよりわずかに強めですが、パッドがもちもちなので痛みは出にくいですね。
ただ、ヘッドパッドはH6 Ultraの方が広く覆われているので、頭頂部への負担や重さの分散はH6 Ultraの方が上という印象でしたね。
| 装着感 | (4.5) |
音質|H3Sとバランス寄りのH6 Ultraの中間
QCY H6 Neoの音質についてですが、ドライバーがシングルになった影響はありつつも、チューニングはH6 Ultraに近いですね。
H3Sの低音ゴリゴリとH6 Ultraのバランス型のちょうど中間という印象です。
QCY H6 Neoの音の特長は次のとおりです。
3.8
高音
3.8
中音
3.8
低音
音の傾向は、H3Sよりも低域の量感を少し抑えつつ、H6 Ultraほど高域の主張は強くない中低域寄りのサウンド。
音場は並程度で、H6 Ultraと同じくH3Sで気になっていたパッド内の反響音は抑えられています。H3Sは反響音が気になって全体的に音像がホワ〜ンとしているんですよね。
高域は40mmシングルということもあって、H3SやH6 Ultraのようなシャキッとした抜けの良さは控えめ。そのぶん刺さりは少なく、聴き疲れしにくい印象です。H3Sよりは高域のブレ感も少ないように感じます。
中音域はH3Sより凹みが少なく、ボーカルはそこそこ前に出てきます。H6 Ultraのようなシャキッとした歯切れの良さはないです。
低域はH6 Ultraより量感が多めですが少しボワつく印象。ただ、H3Sよりは少なめでボワつきは抑えられていて、H3Sで気になった中音域への被りも少なくなっています。
得意なジャンルはポップス・ロック・ヒップホップ・チル系など。
音質面ではH3Sと比べても大きな進化がないので、すでにH3シリーズを所持している方は買い替えまでは必要ないとは思いますが、これから新規で買おうとしている方はH6 Neoの方が良いと思います。
H6 Neoの方がパッド内の反響音が抑えられているのが大きな強みになります。
空間オーディオ|BassBoost付き
空間オーディオにも対応しています。H6 Neoでは「Spatial Sound with BassBoost」という名称で、空間の広がりに低域の増強が加わる仕様。

使ってみた感じはH6 Ultraと同じく残響が強めにかかるタイプで、ステレオ音源だと違和感がありますが、ライブ音源や映画では臨場感が出るって感じですかね。
H6 Ultraにあった6軸ジャイロによるヘッドトラッキングは非搭載。とはいえボクはH6 Ultraでも基本OFFにしていたので、ここは実用上あまり差にならないかと思います。
ノイズキャンセリング|H3Sとほぼ同等、H6 Ultraには届かず
ノイズキャンセリングはアダプティブハイブリッド方式で、4マイク構成の最大-52dB。数字上はH3Sの-56dBより控えめです。
実際に使ってみると、数値通りの順序で、H6 Neo < H3S < H6 Ultraの順で遮音性が強くなっていきます。
電車の走行音のようなノイズはゴォぉぉとなる音がH3SやH6 Ultraと比べると多めに残るように感じましたね。それでも価格を考えれば十分な性能は持っているとは思いました。
ノイズキャンセリングモードはアプリから切り替えられます。

- アダプティブ
- 騒がしい
- 通勤
- 室内
- 風切り音カット
基本はアダプティブにしておけば周囲に合わせて自動で調整してくれます。風の強い日は風切り音カットに手動で切り替えるのがおすすめ。
| ノイズキャンセリング | (4.0) |
外音取り込み|H3Sより自然
外音取り込みはH6 Ultraと同じAI処理のおかげか、H3Sと比べるとマイクで拾っている感じが少なく、自分の声のこもりも減っています。
音楽を止めた状態なら普通に会話ができるレベルで、レジでのやり取り程度ならヘッドホンを外さずに済みます。H6 Ultraほどの自然さはないですが、価格を考えれば十分。
| 外音取り込み | (4.0) |
操作性|物理ボタンでカチッと確実
操作方法はH3シリーズ・H6 Ultraと同じく物理ボタン式。誤操作が起きにくい反面、ボタンが多くて最初はどれを押せばいいか戸惑うのも同じですね。
再生停止・曲送り・音量調整といった基本操作は一通り本体だけで行えます。
外音モードの切り替えも相変わらず通常モードを挟むぶん余計に1回押す必要がある仕様。シリーズ通しての課題です。
アプリについて

QCY H6 NeoはH6 Ultraと同じく「QCY Audio」アプリに対応。H3Sの「QCY」アプリとは別なので、乗り換える人は注意。
- バッテリー残量の確認
- イコライザーの変更
- ノイキャンモードの変更
- LDACのON/OFF
- 空間オーディオ(BassBoost)
- 操作方法の変更
- ゲームモードのON/OFF
- マルチポイントの管理
- ヘッドホンを探す
- ファームウェアアップグレード
- etc
こんな感じでできることはH6 Ultraとほぼ同じです。
マルチポイントは2台まで
マルチポイントはH3Sと同じ最大2台。H6 Ultraの3台接続がめちゃめちゃ便利だっただけに非対応は残念。
スマホとパソコンの2台運用であれば特に不満はなく、切り替えもスムーズでした。
LDAC・マルチポイント・空間オーディオそれぞれの併用はできません。まあLDAC(990kbps)とマルチポイントの併用は接続が安定しないので、そもそもおすすめはしないですけどね。
音の遅延について
映像と音声のズレは、通常モードでもYouTubeの視聴くらいなら気にならないレベル。
ゲームモードをONにすると遅延はかなり減って、FPSでもカジュアルに遊ぶ分にはストレスなくプレイできます。音ゲーやハイスコア狙いならUSBオーディオの有線接続に切り替えればOK。
通話品質について
通話用マイクはAI通話ノイズキャンセリング付き。雑音を流した状態でも周囲のノイズはある程度抑えられて、声の輪郭は聞き取りやすい方です。H6 Ultraほどの滑らかさはないですが、H3Sと同等以上で、テレワーク用途でも十分使えます。
| 通話品質 | (4.0) |
QCY H6 Neo まとめ
QCY H6 Neoをまとめると以下のとおりです。
総合評価
4.8/5
H6 Neo

- 5000円台と考えれば音質/機能性
スペックがそれぞれ高い - USBオーディオが使える
- 最大再生時間がとても長い
- ゲームモードも搭載で低遅延でプレイが可能
- LDAC対応
- マルチポイントにも対応
- 自動装着検出が非搭載
- 外音モード切り替え時にOFFを挟む
- LDAC/マルチポイント/空間オーディオの併用不可
3.8
高音
3.8
中音
3.8
低音
4.5
装着感
4.0
ノイズキャンセリング
4.0
外音取り込み
4.0
マイク性能
4.4
利便性
| Bluetooth | 6.0 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 最大61時間 |
| コーデック | SBC,AAC,LDAC | 充電時間 | 約2.5時間 |
| ドライバー | 40mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
| 専用アプリ | ◯ | 防水 | – |
| ノイズキャンセリング | ◯(-52dB) | 質量 | 約245g |
| 外音取り込み | ◯ | ゲームモード | ◯ |
| 自動装着検出 | – | 空間オーディオ | ◯ |
| マルチポイント | ◯(2台) | 有線接続 | USB-C |
QCY H6 Neoはこんな人におすすめ
H6 Ultraの弟分ではあるものの、機能と価格的にはH3Sの正統な後継といったところでしょうか。
デザインと装着感が良くなって、音は低音過多だったH3Sから少し落ち着き、反響音もなくなって全体的に整えてきた感じがありますね。
それでいてH3Sより安い5000円台で買えますからね。めちゃめちゃコスパ高いと思いますよ。
H3Sを持っている人が買い替える必要はないかなと思いますが、これから1万円以下で買うならH6 Neo、予算を1万円ちょっとまで伸ばせるなら3台マルチポイントと3.5mmが付くH6 Ultraが個人的にはおすすめです。
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