【比較】ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3 レビュー|WF-1000XM4、EAH-AZ60と比べると?

※アップデートでマルチポイントに対応しました

こんにちは、元イヤホン専門店スタッフのかじかじ (@kajet_jt)です。

2020年4月に発売し、伝説的に大ヒットした完全ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless 2」から2年。ついに後継機が登場しました!

それが今回紹介する「MOMENTUM True Wireless 3」です。

MOMENTUM True Wireless 3の特徴
  • 2020年の大ヒット製品「MOMENTUM True Wireless 2」の正当後継機
  • 7mmドライバー+IE 600(約10万円の有線イヤホン)の同様のアコースティックバックボリューム機構を搭載
  • NC制御+DACの役割をもつプロセッサを搭載
  • aptX Adaptiveにより、96kHz/24bitのハイレゾ相当の音源に対応
  • ハイブリッド&アダプティブノイズキャンセリング対応

10万の有線イヤホンに採用されている機構が、MOMENTUM True Wireless 3にも搭載。さらに独自プロセッサ内蔵のDACによるチューニングなど音質追求への徹底ぶりが凄まじいイヤホンです。

ノイズキャンセリングも前作がフィードフォワード式(マイク1基)に対し、今回はハイブリッド方式(マイク2基)+周りの環境に応じて遮音性を調整するアダプティブノイズキャンセリングも搭載。

新たにワイヤレス充電にも対応し、音質だけでなく利便性も大幅に向上させています。

果たしてどれほどの実力なのか。先行でもお借りしていましたが、実際に購入もしてじっくり使いましたので、長期使用レビューとしてご覧ください。

今回は、大人気完全ワイヤレスイヤホンSONY「WF-1000XM4」と、個人的に2021年ベストバイとして選んで今も愛用しているTechnics「EAH-AZ60」との比較もあわせて紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

総合評価

5/5

MOMENTUM True Wireless 3

  • 完全ワイヤレス史上最高クラスの音質
  • どのジャンルも表現力が高い
  • 外音取り込み性能が高い
  • ノイズキャンセリング性能も大幅にアップ
  • 操作性がかなり高く、カスタマイズ性も高い
  • イヤーフィンのおかげで装着感も安定する
  • マイク性能も高い
  • マルチポイントについに対応
  • 外音取り込み時のホワイトノイズが気になる

5.0

高音

4.9

中音

5.0

低音

4.7

装着感

4.4

ノイズキャンセリング

4.8

外音取り込み

4.5

マイク性能

4.7

利便性

Bluetooth5.2最大再生時間本体7時間/
ケース込み28時間
コーデックSBC,AAC, aptX, aptX Adaptive充電時間約1.5時間
10分充電で1時間動作
ドライバー7mm
ダイナミック型
充電端子Type C
専用アプリ防水IPX4
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
5.3g/66.4g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証2年
マルチポイント公式サイトこちら

動画版はこちら

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

2021年11月からYouTubeのレビューも始めました!

ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3 外観・付属品

それではMOMENTUM True Wireless 3の外観や付属品をチェックしていきましょう。

パッケージ

MOMENTUM True Wireless 3のパッケージはホワイトと、さわやかなゼンハイザーブルーであしらわれたデザイン。

開封すると、外国のお兄さんがMOMENTUM True Wireless 3を聴きながら、とても癒されております。わかるよその気持ち。

付属品|イヤーピース4ペア、USB-Cケーブル、イヤーフィン

付属品一覧
  1. イヤーピース4ペア(XS、S、M、L)
  2. USB Type Cケーブル
  3. イヤーフィン3ペア
  4. マニュアル

イヤーピースはXS、S、L、そして本体装着分のMサイズを含め4ペア付属。

少し見えにくいですが、バッテン状の開口部で、中にフィルターのようなものが入っています。

イヤーピースの軸はやや硬めで、傘もやや厚みがあるように感じます。

充電ケーブルは少し長めのUSB-Cケーブルが付属。

根本部はゼンハイザーのロゴが印字されたオリジナル仕様になっています。

充電ケース・本体

MOMENTUM True Wireless 3の充電ケースはファブリック素材を採用した高級感のあるデザインに仕上がっています。

他の完全ワイヤレスイヤホンのように樹脂や金属素材ではないため、傷や汚れが目立ちにくく、扱いやすそうですね。

横から見るとこんな感じで、やや厚みがあります。

手のひらに乗せると、ややはみ出す程度の大きさ。

コンパクトではありませんが、大きすぎることもない印象です。

WF-1000XM4やEAH-AZ60と比べると、横幅はどれも同じ程度の大きさ。

側面から見ると、EAH-AZ60が一番薄く、MOMENTUM True Wireless 3が一番厚みがあります。

いずれの機種も、パンツのポケットに入れる程度であれば問題なく持ち運べますよ。

充電端子はUSB Type Cに対応。

そして今作から新たにワイヤレス充電にも対応しています。

ワイヤレス充電は本当に便利なんで、使ったことがない人はダマされたと思って使ってみてください!

充電したつもりがないのに、いつでも満充電になっているような感覚で運用できますよ!

ちなみに初心者の方にはAnkerのワイヤレス充電器がとりあえずおすすめです。安い割に品質も良く、問題なく充電ができますよ!

充電ケースを開けると、上蓋の裏には「SENNHEISER」の印字があります。おしゃれ!

充電ケースから本体も取り出しやすく、利便性はとてもいいですね。

本体はハウジング(背面)がマット調の樹脂素材になっています。

前作がメタリック調のゴージャスな仕様でしたが、個人的にはマットブラックの方がオシャレガジェット感があって好みですね!

内側はL/Rの表記と、充電用の設置面がボコボコとあいています。

天面側はイヤーフィンが付いており、かんたんに取り外せます。

ノズルは他の完全ワイヤレスイヤホンと比べると少し短めではありますが、前作よりは長くなっている印象。

他社製のイヤーピースでも装着しやすくなりましたね。どのイヤーピースが合うかいろいろ検証したいところです。

ちなみにフィルター部は前作のMOMENTUM True Wireless 2はワタのようなものが入っていましたが、今作は薄い膜のようなものに変更されました。

前作はフィルター部がポロっと取れそうだったので、地味にこの仕様変更はありがたいですね。

最後に重さですが、総重量は77.3g、本体片耳の重量は5.9gです。

総重量はノイズキャンセリングイヤホンとしては平均的な数値ですが、本体はこのスペックにしてはなかなか軽いですね。

耳に負担がかかることも少なそうです。

ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3 比較レビュー

それではMOMENTUM True Wireless 3と、SONY WF-1000XM4、Technics EAH-AZ60の比較レビューをしていきます。

スペックを比較|いずれも同程度の実力

スペックを比較

製品名MOMENTUM True Wireless 3
MOMENTUM True Wireless 3
WF-1000XM4
WF-1000XM4
EAH-AZ60
EAH-AZ60
Bluetooth5.25.25.2
コーデックSBC,AAC,aptX,
aptX Adaptive
SBC,AAC,LDACSBC,AAC,LDAC
ドライバー7mm
ダイナミック型
6mm
ダイナミック型
8mm
ダイナミック型
再生時間本体:7時間
ケース込:26時間
※ANC OFF時
本体:8時間
ケース込:24時間
本体:7時間
ケース込:24時間
充電端子Type C
Qi
Type C
Qi
Type C
防水IPX4IPX4IPX4
ノイズキャンセリングハイブリッドノイズキャンセリング
(マイク2基)
ハイブリッドノイズキャンセリング
(マイク2基)
ハイブリッドノイズキャンセリング
(マイク2基)
外音取り込み
アプリ
マルチポイント
価格
※Amazon参考価格
36,300円26,000円〜30,000円27,400円

スペック面で見ると、どの機種もおおよそ同程度の実力。

コーデックはWF-1000XM4、EAH-AZ60が24bit/96kHzのLDAC対応に対して、MOMENTUM True Wireless 3はaptX Adaptiveで24bit/96kHzのハイレゾ相当の音源に対応しています。

再生時間はWF-1000XM4、EAH-AZ60がノイズキャンセリングON時の表記に対して、MOMENTUM True Wireless 3はノイズキャンセリングOFF時の再生時間となっています。

実測値だと5〜6時間ほどになりそうですね。

ワイヤレス充電はEAH-AZ60が非対応ですが、唯一2台同時接続できるマルチポイントに対応しています。

マルチポイントが使えるのはEAH-AZ60の大きな強みですね。

価格はMOMENTUM True Wireless 3が36,300円と他のイヤホンと比べて1万円ほど高めです。この1万円をどう思うかは予算や感覚次第といったところ。

個人的にはこの価格帯までいけば、2万も3万円も変わらない気持ちになってきます。

スペックだけを見れば、どれも一長一短といったところで、いずれを選んだとしてもストレスもなく使えそうな性能を備えています。

※MOMENTUM True WIreless 3もアップデートでマルチポイントに対応しました!

装着感|イヤーフィンのおかげでホールド力アップ

MOMENTUM True Wireless 3の装着感ですが、イヤーフィンが備わったことによりホールド力が大幅に向上しました。

デザインもすばらしく、マットブラックであしらわれた「男心をくすぐるガジェット」感があふれるデザインがステキです。

前作のMOMENTUM True Wireless 2も装着感はよかったですが、イヤーフィンが備わっていなかったため、ジョギング用途で使うには不安がありました。

今回はイヤーフィンのおかげで頭を振っても耳から落ちる気がせず、ワークアウトやジョギング用途でも安心して使えそうです。

最高クラスの音質を体感しつつ、スポーツ用途でも使えるって贅沢すぎません!?

WF-1000XM4と比較すると?

ちなみにSONY WF-1000XM4と比べると、装着感はMOMENTUM True Wireless 3の方が断然上です。

WF-1000XM4は筐体が大きいため、イヤーピースだけで支えている感覚が強く、イヤーピースにこだわらない限りは装着感が不安定なのですよね。

EAH-AZ60と比較すると?

普段愛機として使っているEAH-AZ60と比べると、装着感はどちらも同レベルで良好です。

EAH-AZ60は装着感が軽やかで圧迫感を感じさせず、スッと着けられるような印象です。

対してMOMENTUM True Wireless 3は、イヤーフィンでガッチリとホールドするような装着感。

EAH-AZ60やAirPods Proのように軽快ではありませんが、ジョギングなど激しい運動をしても落ちない安心感があります。

装着感比較まとめ

MOMENTUM True Wireless 3とEAH-AZ60、「どちらが装着感がいいか?」と聞かれたら、個人的にはEAH-AZ60の方がフィットします

しかし、MOMENTUM True Wireless 3でもまったく不満なしです。ジョギングやワークアウト用途ならMOMENTUM True WIreless 3の方がむしろおすすめですね。

装着感を比較

製品名MOMENTUM True Wireless 3
MOMENTUM True Wireless 3
WF-1000XM4
WF-1000XM4
EAH-AZ60
EAH-AZ60
装着感
(4.7)

(4.0)

(4.8)
ひとことイヤーフィンでがっちりとホールドするような装着感本体が大きく、装着感はやや不安定軽やかで気軽に装着できる

さらに装着感を向上させたい方は、イヤーピースを変えてみるのもおすすめです。以下の記事でおすすめのイヤーピースを紹介しています。

音質|これが完全ワイヤレスの最高峰

MOMENTUM True Wireless 3の音質ですが、「完全ワイヤレスでここまでの音質を出せるのか!?」と本当に驚きましたね。リアルに泣きそうになりましたよ。

高域の伸びや低域の深さや解像度、中域の厚みやボーカルラインのハリの良さや、どこの帯域を集中して聴いても感動レベルのクオリティの高さです。

視聴環境は次のとおりです。

試聴環境
  • スマートフォン:Redmi Note 9s、iPhone 13 Pro
  • 再生アプリ:Apple Music ロスレス

音の特徴は次のとおりです。

音の特長

5.0

高音

4.9

中音

5.0

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
  • 高音:SENNHEISERらしく伸びやかで粒だちのよい高音。前作のような高音のキツさがなくなり、スムースで聴き馴染みが良くなった印象。完全ワイヤレスでありつつも弦楽器・管楽器を問わず「生音」を味わえる再現度の高さです。
  • 中音:前作で弱点だと感じていた中域の厚みやボーカルラインが映えるようになり、ロックやポップスも楽しく聴けるようになりました。ボーカルの再現力がとくに素晴らしく、男性・女性問わずに艶っぽさや息遣いまで感じさせる生感のある音で鳴らします。
  • 低音:一言で伝えるならば、完全ワイヤレス史上最高の低音。とても深く沈み込む低音で、音像もボヤけずにベースラインも見失うことなく追えます。脳内に響くような重低音も再現し、ロックやヒップホップまでカバー。上質な低音〜ノリの良い低音までなんでもこなします。
  • 音場:さすがSENNHEISERということもあり音場はかなり広め。縦にも横にも広く、クラシックだとホールのような抜けのよさを、ロックだとライブハウスのような臨場感を味合わせます。
  • 傾向前作のMOMENTUM True Wireless 2と比べるとウォームよりで、響きの良さやボーカルラインの心地よさなど、聴きなじみの良さを重視したような印象。また「繊細」と「迫力」をどちらも兼ね備えた音作りで、どんなジャンルにも対応できます。

得意なジャンル

  • オールジャンル得意(苦手なジャンルがない)

これはすばらしい完成度ですね。完全ワイヤレスの音質もそろそろ頭打ちかと思っていましたが、そんなことは全然なかったです。

MOMENTUM True Wireless 3は「完全ワイヤレスのわりに音質がすごい」ではなく、「有線を含めた3万円台のイヤホンとして音質がすごい!」という感覚で聴いていました。

音質重視で聴きたい時も、有線環境ではなく、妥協なしでMOMENTUM True Wireless 3を選べそうです。これだけの音質の良さで完全ワイヤレスで聴けるのは感動的でした。

SENNHEISERさんありがとう……。

WF-1000XM4と比較すると?

WF-1000XM4と比べると、解像度の高さや低域の沈み込みの良さ、高域の抜けの良さなど、MOMENTUM True Wireless 3が全体的に一枚上手。

MOMENTUM True Wireless 3の方が単純に「音質が良い」だけでなく、「聴いていて楽しい」と思える心地よさも備えているように感じました。

聴き比べてみると、実力差が思った以上にあったので驚きました。MOMENTUM True Wireless 3の音質良すぎ。

EAH-AZ60と比較すると?

Technics EAH-AZ60と比べると、ボーカルラインの美しさは同程度の実力。EAH-AZ60の方が、より色っぽさのあるボーカルに感じると思います。

EAH-AZ60

ただ、EAH-AZ60は低域の音像がボヤッとしているため、低域の躍動感に欠けます。

高域の抜けや解像度の高さはMOMENTUM True Wireless 3の方が上ですが、EAH-AZ60は金物系の響きの良さを重視したような印象です。

EAH-AZ60と音の傾向は異なりますが、やはりMOMENTUM True Wireless 3の方が実力は上のように感じましたね。

音質比較まとめ

ということで、音質で選ぶならMOMENTUM True Wireless 3で間違いなしです。

どのジャンルを聴いても、WF-1000XM4やEAH-AZ60よりも一歩上の実力のように感じました。

この2機種だけではなく、他の音質特化型の完全ワイヤレスイヤホンと比べても、おそらく一番音質が良いのでは? と思っています。

音質を比較

製品名MOMENTUM True Wireless 3
MOMENTUM True Wireless 3
WF-1000XM4
WF-1000XM4
EAH-AZ60
EAH-AZ60
高音
(5.0)

(4.8)

(4.8)
中音
(4.9)

(4.8)

(4.9)
低音
(5.0)

(4.8)

(4.7)
ひとこと完全ワイヤレス最高峰サラッと系高解像度サウンド余韻や艶っぽさ重視のサウンド

ノイズキャンセリング|遮音性が大幅にアップ

MOMENTUM True Wireless 3のノイズキャンセリング性能ですが、前作のMOMENTUM True Wireless 2より遮音性が大幅にアップしています。

今作からノイズキャンセリング用のマイクを前面・内側に1つずつ搭載しており、さらに環境に応じてノイズキャンセリングレベルを調整する「アダプティブノイズキャンセリング」機能も搭載しています。

その影響か、MOMENTUM True Wireless 2のときは「ON/OFFどちらかわからない……」と感じるほどの効果の薄さでしたが、今作はノイズキャンセリングのON/OFFの違いをハッキリと感じられました。

超強烈なノイズキャンセリングというわけではないですが、電車の走行音やオフィスやカフェ店内の雑音を、ほとんど気にならないレベルまでノイズレベルを下げてくれます。

高域がすこし遮音しきれていない感はありますが、音楽を聴いていれば、まったく気になりません。

通常モードで使うと風切り音が少し気になりますが、アプリ内で「風切り音防止」モードも搭載。

こちらをONにすると、ノイズキャンセリング効果は少し弱くなりますが、風切り音がかなりなくなりますね。

ジョギング中にノイズキャンセリングONにしても、風切り音が全然うるさくないですよ!

WF-1000XM4と比較すると?

WF-1000XM4は、完全ワイヤレス史上最強のノイズキャンセリング性能MOMENTUM True Wireless 3と比べても実力は1〜2ランクほど上です。

無音状態でノイズキャンセリングをONにしても、デジタル耳栓として使えるレベル。小さな音量でBGM感覚で音楽を聴きつつ、作業に集中したいという方はWF-1000XM4の方がよいですね。

EAH-AZ60と比較すると?

EAH-AZ60のノイズキャンセリング性能もかなり高く、WF-1000XM4まではいかずとも、MOMENTUM True Wireless 3より実力は間違いなく上です。

WF-1000XM4のような強烈なノイズキャンセリングではありませんが、完全ワイヤレスのなかでもTOP5に入るほどの遮音性の高さを誇ります。

ノイズキャンセリング比較まとめ

ノイズキャンセリング性能の高さだけで選ぶなら、WF-1000XM4が一番良いと思います。

しかし、普段使いならMOMENTUM True Wireless 3のノイズキャンセリングでも実用レベル。いずれの機種も音楽を聴いていれば、周りのノイズがほとんど気になります。

よほど「作業に集中したい」「一切のノイズも許さない」ということがない限り、個人的にはMOMENTUM True Wireless 3の遮音性でも十分だと感じました。

ノイズキャンセリングを比較

製品名MOMENTUM True Wireless 3
MOMENTUM True Wireless 3
WF-1000XM4
WF-1000XM4
EAH-AZ60
EAH-AZ60
ノイズキャンセリング
(4.4)

(5.0)

(4.8)

ノイズキャンセリングの比較はこちらも参考にしてね!

外音取り込み|ふつうに会話ができる自然さ

MOMENTUM True Wireless 3の外音取り込み性能ですが、かなりレベルが高いですね。

今作から、アプリで外音取り込みレベルを調整可能に。取り込み量をMAXにすると、骨伝導イヤホンのように周りの音を自然に取り込みます。

小音量で音楽を聴いていても、家族とふつうに会話ができるほどの実力で、ながら聴き用途にもバッチリです。

ただし、ホワイトノイズが大きめで、常時「サー」という音が聞こえてくるため、苦手な方は注意。髪の毛が長い人は、髪の毛の擦れる音も「シャッシャッ」と聞こえるので、わりと不快に感じると思います。

WF-1000XM4と比較すると?

WF-1000XM4の外音取り込み性能もMOMENTUM True Wireless 3並みに自然。

周りの音の聞こえやすさはMOMENTUM True Wireless 3に軍配があがりますが、ホワイトノイズの少なさや音の自然さはWF-1000XM4が上ですね。

EAH-AZ60と比較すると?

EAH-AZ60の外音取り込み性能もなかなか優秀で、音楽を小音量で流していても会話ができるレベル。

ただ、MOMENTUM True WIreless 3やWF-1000XM4と比べると外音取り込みレベルは控えめで、相手の声が聞こえにくいことがよくありました。

外音取り込み機能比較まとめ

ホワイトノイズを気にするかどうかが重要なポイント。

気にならなければMOMENTUM True Wireless 3の方が周りの音が聞こえやすく、会話もしやすいですね。ただし、風切り音が多めです。

イズが少なく、自然な外音取り込みを体感したい場合はWF-1000XM4がおすすめです。

外音取り込みを比較

製品名MOMENTUM True Wireless 3
MOMENTUM True Wireless 3
WF-1000XM4
WF-1000XM4
EAH-AZ60
EAH-AZ60
外音取り込み
(4.8)

(4.8)

(4.3)

外音取り込みの比較はこちらも参考にしてね!

操作性|何回タップしているかを把握しやすい

操作を比較

製品名MOMENTUM True Wireless 3
MOMENTUM True Wireless 3
WF-1000XM4
WF-1000XM4
EAH-AZ60
EAH-AZ60
再生/停止R側を1回タップR側を1回タップL or R側を1回タップ
曲送りR側を2回タップR側を2回タップR側を2回タップ
曲戻しL側を2回タップR側を3回タップR側を3回タップ
音量を上げるL or R側を長押し
※設定で反映できる
アプリで設定可能L側を3回タップ
音量を下げるL or R側を長押し
※設定で反映できる
アプリで設定可能L側を2回タップ
ノイズキャンセリング
外音取り込み
ノイズキャンセリング
→L側を1回タップ

外音取り込み
→L側を3回タップ
L側を1回タップR側を長押し
音声アシスタントL or R側を長押し
※設定で反映できる
R側を長押しL側を長押し
その他L/Rのボタンに対して自由にカスマイズできる各項目ごと操作が一括で変更されてしまうL/Rのボタンに対して自由にカスマイズできる
※長押しはノイズキャンセリングと音声アシスタントのみ
デフォルト設定

「ピッ」「ピッポッ」「ピッポッパッ」とタッチの回数に応じてビープ音が鳴るため、自分が何回押したかを把握しやすいのですよ。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: MOMENTUM-True-Wireless-3_37-1200x675.jpg

また、操作のカスタマイズ性も高く、L/Rの「1回〜3回タップ」「長押し」まで、すべて自由にカスタマイズが可能です。

他社のイヤホンだと、意外と全部のボタンが自由にカスタマイズできるイヤホンは少ない傾向にあります。そのなかでもMOMENTUM True Wireless 3なら良好な操作性で自分好みにカスタマイズし放題です。

ただ、MOMENTUM True Wireless 3人は、1つのボタンで「ノイズキャンセリング」→「外音取り込み」と切り替えられず、それぞれ他のボタンに割り振られてしまいます。

その点が気になる人もいるかもしれません。(個人的には気になりませんでした。)

WF-1000XM4と比較すると?

WF-1000XM4はMOMENTUM True WIreless 3同様にタッチセンサーで操作をします。

操作性は特別悪くはないですが、操作のカスタマイズが「再生コントロール」「音量コントロール」など、L/Rに対して一括で操作項目が変更されてしまいます

再生コントロール、音量コントロールなど、一括で操作項目が変更される

操作項目

  1. 外音コントロール
    ∟1タップ ノイズキャンセリング ➡︎ 外音取り込み ➡︎ ノイズキャンセリング… と切り替わる
    ∟長押し ➡︎ クイックアテンション(押し続けている間は外音取り込みモード)
  2. 再生コントロール
    ∟1タップ ➡︎ 再生/停止
    ∟2タップ ➡︎ 次の曲
    ∟3タップ ➡︎ 前の曲
    ∟押し続ける ➡︎ 音声アシスト機能を起動
  3. 音量コントロール
    ∟1タップ ➡︎ 音量を上げる
    ∟長押し➡︎ 音量を下げる
  4. 割り当てなし
    ∟ボタン操作が反応しない

MOMENTUM True WIreless 3のように一つひとつのボタンを自由にカスタマイズができません。

「外音コントロール」と「再生コントロール」は必須ですが、この設定にすると「音量コントロール」を割り振れません。

この点がWF-1000XM4の残念なポイントなんですよね。

EAH-AZ60と比較すると?

EAH-AZ60もタッチセンサーで操作をします。まるで物理ボタンのような操作性で、誤反応が少なくストレスのない操作が可能です。

また、EAH-AZ60はMOMENTUM True WIreless 3同様に、一つひとつのボタンに対してカスタマイズが可能です。

自由に割り振りできる!

かなり細かい点ではありますが、「長押し」に対して「音量操作」が割り振れないのが唯一残念なポイントですかね。

長押しの設定

個人的には音量操作は「長押し」で設定したい派です。長押しなら、一気に音量を上げたり下げたりできますしね。

操作性の比較まとめ

操作性については、ビープ音によるタッチ数の通知や、カスタマイズの自由度を含め、MOMENTUM True WIreless 3が一番良いと感じました。

次点としてはEAH-AZ60で、こちらもタッチセンサーながらも物理ボタンのような直感的な操作が可能です。

WF-1000XM4も操作性自体は悪くないのですが、カスタマイズ性が低いのが残念でしたね。

アプリでできること

先ほどから紹介しているとおり、MOMENTUM True Wireless 3はアプリにも対応しています。

アプリでできることは次のとおりです。

アプリでできること
  • イコライザー設定
  • Sound Check
  • トランスペアレントモード(トランスペアレントモード)
  • アダプティブノイズキャンセレーション
  • タッチコントロール設定
  • その他設定

イコライザー

イコライザーはバス、中、トレブルの3バンドでの調整が可能です。

3バンドとはいえ調整すると、割と自然に音域を変えてくれるような印象です。

それ以外にも重低音だけを増やす「バスブースト」や、声の帯域のみを聞き取りやすくする「ポッドキャスト」といった設定があります。

Sound Check

Sound Checkとは、A、B、Cの3つの音源を試聴し、どの音源が良かったかを選びながら個人に最適なイコライザーを作る設定のこと。

3回洗濯して、最終完成した設定は、イコライザー設定に反映されます。

個人的にはイコライザーはオフでも気に入っているので使うことはありませんでしたが、一度試してみると面白いかも。

トランスペアレントモード

外音取り込みの量感や、外音取り込み時のモードが選択できます。

前作が外音取り込み量は一定でしたが、今作から調整できるようになりましたね。

外音取り込み量をMAXにすると周りの音がかなり聞こえやすくなりますが、ホワイトノイズも多くなります。

個人的にはMAXで使っています。

また、外音取り込みモードも以下の2つから選べます。

外音取り込みモード
  • OFF
    →外音取り込み機能をOFFにする
  • With Music
    →外音取り込みON時に再生中の音楽を止めない
  • Pause Music
    →外音取り込みON時に音楽を止める

こちらも好みに合わせて設定してもいいと思いますが、個人的には作業しながらBGM感覚で音楽を聴きたいので、With Musicで使っています。

アダプティブノイズキャンセレーション

ノイズキャンセリングの設定で、以下の3つの項目から選択可能です。

ノイズキャンセリング設定
  • オフ
    →ノイズキャンセリングをオフにする
  • 風切り音の防止
    →風が強いところで使っても「ブオオオ」という風切り音が耳に入らなくなる。ノイズキャンセリング効果は少し薄くなる
  • オン
    →ノイズキャンセリング機能をオンにする。風の強い場所で使うと、風切り音が少し気になる。

個人的には屋外で使うことが多いため、常時「風切り音の防止」をONにして使っています。この設定でも遮音性はなかなかに高めです。

Sound Zones

Sound Zonesは指定の場所に訪れた際、あらかじめ設定したサウンド設定(イコライザーやノイズキャンセリングなど)を自動で反映する機能です。

この機能を使うことで本体を設定することなく、ジムでは低音強めのノイズキャンセリングモード、オフィスでは控えめの外音取り込みモードにするといった設定が自動で可能になります。

その他の設定

その他、アプリでできる設定は次のとおりです。

その他の設定
  • 接続管理
  • タッチコントロール設定
  • スマートポーズ設定
    →イヤホンを耳から外すと音楽が自動で止まる
  • 自動電源オフ
  • 音声プロンプト設定
  • コーデック設定
  • リセット機能
  • Tile機能(本体捜索機能)
  • 特徴3

マイク性能|クリアな音声&ノイズレス

マイク性能をそれぞれ録音してみました。ノイズの消し方は違えど、各機種ともにマイク性能はとても優秀です。

MOMENTUM True Wireless 3のマイク性能

MOMENTUM True Wireless 3の音声をチェック

MOMENTUM True Wireless 3は声が聞き取りやすく、無音時は一番音がクリアに感じました。ノイズは他の2機種と比べると、少し入りやすい気もしますが、十分実用的なレベルです。

WF-1000XM4のマイク性能

WF-1000XM4の音声をチェック

WF-1000XM4はノイズを流した時に、一番周りの雑音が消えているように感じました。

しかし、音声もノイズ除去の一部として加工されており、少し声が聞こえにくいときもありましたね。

EAH-AZ60のマイク性能

EAH-AZ60の音声をチェック

EAH-AZ60は音声とノイズ除去のバランスが良く、騒がしい環境下でも相手に声を伝えやすい印象です。

マイク性能比較まとめ

マイク性能は、この3つで比較しても実力差はない印象。性質は違えど、相手に声を伝えやすいという点は変わりないように感じました。

マイク性能まとめ

製品名MOMENTUM True Wireless 3
MOMENTUM True Wireless 3
WF-1000XM4
WF-1000XM4
EAH-AZ60
EAH-AZ60
マイク性能
(4.8)

(4.8)

(4.8)

こちらも参考にしてね!

音の遅延|動画を見る程度なら問題なし

MOMENTUM True Wireless 3で動画を見たときの音の遅延ですが、ほとんど感じないレベルではありました。

少しは遅延が発生するため、音ゲーやFPSなど、ゲーム用途には適していないように感じます。

YouTubeやNetFlixを動画を見る程度であれば、違和感なく視聴できますよ。

WF-1000XM4と比較すると?

WF-1000XM4の音の遅延は、MOMENTUM True Wireless 3とほぼ同程度。

動画を見る分には遅延が気にならず、ゲームだと少し気になる程度です。

しかし、LDACで接続するとコーデックの特性上、遅延が大きくなってしまいます。LDACで聴く際は動画でも遅延が気になるため、接続モードを変えることをおすすめします。

EAH-AZ60と比較すると?

EAH-AZ60の音の遅延は、他の2機種と比べても少し遅延が多め。

YouTubeでPVを見ると、少しズレがありますが、違和感は感じない程度。

こちらもLDACで接続すると、あきらかに遅延が大きくなるため、動画鑑賞時だとズレがかなり気になります。

遅延比較まとめ

遅延に関しては、どの機種も動画鑑賞用途であれば問題なく使用できるレベル。ゲーム用途だとズレが気になってプレイに集中できないかと思います。

WF-1000XM4、EAH-AZ60はLDACで試聴すると、コーデックの特性上どうしても遅延が発生してしまうため、高音質かつ低遅延で聴きたい方はMOMENTUM True Wireless 3がおすすめです。

音の遅延を比較

製品名MOMENTUM True Wireless 3
MOMENTUM True Wireless 3
WF-1000XM4
WF-1000XM4
EAH-AZ60
EAH-AZ60
音の遅延
(4.5)

(4.5)

(4.5)

比較まとめ

スクロールできます
製品名MOMENTUM True Wireless 3
MOMENTUM True Wireless 3
WF-1000XM4
WF-1000XM4
EAH-AZ60
EAH-AZ60
総合評価(5.0)(4.8)(4.9)
音質(5.0)(4.8)(4.8)
装着感(4.8)(4.0)(4.8)
ノイズキャンセリング(4.4)(5.0)(4.8)
外音取り込み(4.8)(4.8)(4.3)
利便性(4.8)(4.8)(4.8)
アプリ
Bluetooth5.25.25.2
コーデックSBC,AAC,aptX AdaptiveSBC,AAC,LDACSBC,AAC,LDAC
防水IPX4IPX4IPX4
再生時間本体:7時間
ケース込:26時間
本体:8時間
ケース込:24時間
本体:7時間
ケース込:24時間
充電端子Type C
Qi
Type C
Qi
Type C
マルチポイント
価格(税込)36,300円26,000〜30,000円27,400円

最終この中で一番良かったと感じたのは、個人的には「MOMENTUM True Wireless 3」でした。

決め手となったのは、やはり音質の良さ。価格は他の2機種と比べると1万円ほど高いですが、音質も1ランク上の実力のように感じました。

どのジャンルを聴いても楽しいと思える万能性と表現力の高さに驚きましたね。

さらに音質だけでなく、外音取り込みも優秀、ワイヤレス充電にも対応。マイク性能も高く、装着感も良く防水性も高いなど、音質特化でありつつも利便性にも非常に特化しているという点も高評価のポイントです。

ノイズキャンセリングはWF-1000XM4やEAH-AZ60の方が上ですが、MOMENTUM True Wireless 3でも必要十分な実力ですよ!

完全ワイヤレス最強クラスのこの3機種で選ぶとすれば、ボクはMOMENTUM True Wireless 3でした。

心から愛用したいと感じましたね!

それぞれこんな人におすすめ

  • とにかく音質にこだわりたい方
  • 予算は3万円オーバーでもOKな方
  • 利便性も妥協したくない方

※タブで切り替えができます

価格に妥協なく音質で選ぶならMOMENTUM True Wireless 3、定番さとノイズキャンセリングの高さで選ぶならWF-10000XM4、音の艶やかさで選ぶならEAH-AZ60という感じですかね。

どの機種を選んだとしても間違いないので、予算や用途、好みに合わせて選んでみてくださいね!

MOMENTUM True Wireless 3は、2022年のベストバイに間違いなく入るほど気に入っています!

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