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DUNUの新作は平面駆動とMEMS!? 新シリーズ「PRS 5」「PRS 6」2つのイヤホンを試してみた!

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

今回は有線イヤホンでも人気の高いブランド「DUNU」より、新シリーズ「Pro Response Sound(PRS)」の2製品「PRS 5」と「PRS 6」を紹介します。

PRS 5は1DD+3BA+1マイクロプラナーの5ドライバー構成。価格は26,980円。 142と比べて15,000円くらい安い。

PRS 6は1DD+4BA+1MEMSの6ドライバー構成と種類がそれぞれ異なります。PRS6が41,800円。242より14,000円くらい安い。

同じシリーズなのに2機種で超高域の担当ドライバーが違うところ。PRS 5は平面駆動、PRS 6はMEMSを積んでいます。

とくにPRS 6のPZT薄膜圧電MEMSドライバーは、まだ搭載機がそこまで多くない方式。

ちなみにPRSは「Pro Response Sound」の略で、DUNU曰く若いオーディオファンとeスポーツユーザーに向けた新シリーズという位置づけ。高解像度なサウンドと正確な空間定位を軸に、ゲームでも音楽でも映画でもいけるモデルを目指したシリーズだそうです。

今回はPRS 5とPRS 6の2機種を、違いと使い分けを軸に見ていきましょう。

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▼動画版はこちら▼

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

DUNU PRS 5 / PRS 6 外観・付属品

それではPRS 5とPRS 6の外観や付属品をチェックしていきましょう。

パッケージ

PRSシリーズのパッケージはこちら。PRS 5が妖艶な女子、PRS 6が幻想的な女子になっております。

開封するとこんな感じ。

付属品

付属品一覧
  1. イヤホン本体
  2. ケーブル
  3. イヤーピース
  4. キャリングケース
  5. アクリルスタンド
  6. 取扱説明書・保証書

PRS 6の付属品は、イヤホン本体とケーブルのほかに、大容量のキャリングケース、クリーニングブラシ、6.35mm変換アダプター、そして各種イヤーピースという構成。

イヤーピースは4種類も入っています。S&S Eartips(Stage & Studio)はDUNUが自社開発した新設計で、傘部とノズル部がストレートウォール構造。音場表現を広げつつ、スタジオライクな忠実さを狙ったものだそうです。

グレーのバランスタイプが標準で、フラットで忠実な鳴らし方。赤ノズルは低域強化タイプで、ポップスなどの躍動感を上げたいとき用。黒のメモリーフォームは遮音性を上げつつ、刺激を抑えて低域の量感を足すタイプですね。

キャリングケースは大容量タイプ。ケースの質感やサイズ感についてのコメントをここに。

本体・ケーブル

PRS 5の本体はこちら。

PRS 6のフェイスプレートは氷晶模様の純チタン。高温・真空環境で純チタン板を加熱して相変化させ、ゆっくり冷やしたあと酸洗いで結晶模様を浮かび上がらせ、さらに陽極酸化で発色させるという、かなり手の込んだ作り方をしています。

そこに精密加工のアルミ合金製ミドルフレームを組み合わせた2素材構成。金属の質感が2種類あるおかげで、見た目にもけっこう主張がありますね。

筐体そのものは人間工学に基づいた高精度3Dプリントのレジン製。業界大手の3Dプリントサービス企業が製造に関わっていて、個体差の少なさと内部構造の再現精度を確保しているとのことです。

続いてPRS 6の本体はこちら。

ケーブルは2機種とも4芯の高純度単結晶銅・銀メッキケーブル。PRS 6のほうはLitz構造を採用していて、外層の銀メッキで高域の伝送効率を上げる狙いだそうです。

コネクターは2機種とも0.78mm 2Pinで、PRS 6は凹型。赤いマーキングが右側です。埋め込み式なので、抜き差しを繰り返してもぐらつきにくいタイプですね。

プラグはQ-Lock Mini交換式で、3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスの2種類が標準付属。こちらもPRS 5・PRS 6の両方に付いてきます。両プラグ入りはうれしいポイント。

付け替えの操作感についてのコメントをここに。

本体とケーブルを装着するとこんな感じ。

2機種を並べるとこんな感じ。

DUNU PRS 5 / PRS 6の概要・スペック

2機種を並べたスペックはこちら!

スペック一覧PRS 5PRS 6
形式カナル型カナル型
ドライバー1DD+3BA+1マイクロプラナー
(計5ドライバー)
1DD+4BA+1MEMS
(計6ドライバー)
超高域ドライバーマイクロプラナー
(平面駆動)
PZT薄膜圧電MEMS
ドライバー内訳低域・超低域DD×1
中域BA×2/中高域BA×1
超高域マイクロプラナー×1
10mm低域DD×1
中域BA×2/中高域BA×2
超高域MEMS×1
クロスオーバー物理+電子の
デュアルシステム4ウェイ
筐体レジン3Dプリントレジン+
純チタン/アルミ合金
インピーダンス 38Ω43Ω
音圧感度110dB/mW
124dB/Vrms(@1kHz)
112dB/mW
125dB/Vrms(@1kHz)
THD0.3%未満(@1kHz)0.3%未満(@1kHz)
再生周波数帯域
プラグ形状3.5mm/4.4mm
(Q-Lock Mini交換式)
3.5mm/4.4mm
(Q-Lock Mini交換式)
コード長
重量約8g(片側)約9g(片側)
リケーブル対応0.78mm 2Pin0.78mm 2Pin(凹型)
リモコンマイク
カラー
ハイレゾ対応
保証期間
価格(税込)

2機種の違いがはっきり出ているのが中高域のBAの数超高域の担当ドライバー。PRS 5は中高域BAが1基でマイクロプラナー、PRS 6は中高域BAを2基に増やしたうえで超高域をMEMSに任せています。

インピーダンスと感度もPRS 6のほうが少し高めで、38Ω/110dBに対して43Ω/112dB。どちらもスマホやドングルDACで鳴らせるレベルなので、駆動力の心配はいらないかと思います。

そしてPRS 6でおもしろいのが、6基のドライバーを物理クロスオーバーと電子クロスオーバーの両方で4分割して管理しているところ。それぞれのドライバーを得意な帯域だけで働かせて、帯域どうしの干渉を抑える狙いだそうです。

スペックについてのコメントをここに。

DUNU PRS 5 / PRS 6 レビュー

装着感について

装着感については従来のDUNU製品同様に良好です。

実際に装着してみるとこんな感じ。それにしてもデザインがゴテゴテ。

密閉感もしっかり確保できていますし、耳から落ちる感じもないですし、装着感周りはなんの不満もなしといったところですね。

PRS 6の音質

それでは本題の音質についてですが、まずはPRS 6の音質についてお伝えします。

こちらはDavinciやDN242とは異なる傾向で、DUNUにしてはバランスよくまとまった印象を受けました。

PRS 6の音の特長は次のとおりです。

音の特長

4.8

高音

4.8

中音

4.8

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
フラット
高域寄り

音の傾向はMEMSを採用している影響か、高域がいつものDUNUと比べるとサラッとした質感で刺激感を抑えつつも歪みの少ないクリーンな音のように感じましたね。

DN242やDaVinciとは明らかに路線が異なります。DK3001BDのようなカチッとしたモニター傾向でもなく、少し柔らかめの音に感じますね。大人しいというわけでもなく、「優等生」「万能型」って感じの印象でしたね。

音場についてはDN242やDaVinciと比べると横方向に広め。また定位もゲーミングイヤホンのように定まっているような感覚で、音を俯瞰的に見渡すような鳴り方をします。

高域はMEMS搭載ということもあって歪みが少なくサラッとした質感ですが、DUNUらしいキレの良さも加わっていて、MEMSにしてはクリーンになりすぎない塩梅に調整されていますね。

ジャキっとした刺激感を求めるならDN242の方がいいですが、繊細な高域が好みならPRS 6の方が向いていると思います。アコギやストリングスの音は天井知らずでスゥーっと伸びていくような、とにかくクリーンな音という印象を受けました。

中音域にはDUNUらしい厚みのある情報量たっぷりのサウンドではありますが、DN242のように耳元に迫ってくるような距離感ではなく、楽器隊とおおよそフラットな立ち位置でボーカルも鳴らすような感覚ですね。

MEMSの影響か、ボーカルのピークラインがすごく伸びるんですけど、そのピークに不自然なほどキツさを感じません。MEMS特有のクリーンすぎる感じの音が載っていますね。

低域はDN242と比べると結構控えめではありますが、全体的に音が俯瞰的になっているおかげか、DN242と比べると立体的な臨場感が加わっているように感じましたね。

DN242が迫力重視だとすれば、PRS 6は深みや立体感重視という感じでしょうかね。DaVinciやDN242のドスドスと迫るドンシャリサウンドが苦手という方は、PRS 6を使うとしっくりくるかもしれません。

おすすめのジャンルについてですが、基本的になんでもいけます。ロック・ポップス・ジャズ・クラシックなんでもOK。

ただ、もっとロックやEDMなどノリとキレの良さを求める楽曲だと、DaVinciやDN242の方が明らかに相性が良いです。一本でさまざまなジャンルを聴きたい方におすすめできる一台だと思いましたね。

PRS 5の音質

PRS 5の音質についてですが、こちらは価格を考えればかなり優秀。ぶっちゃけ音の好み的にもPRS 6よりPRS 5派です。

傾向についてですが、PRS 6と同じような音のバランスでありつつも、ドライバー数と種類の違いからか、解像度感や音の性質は少し異なる印象を受けましたね。

そこまで実力差はないため、コスパを考慮するならPRS 5の方が有利なように感じましたね。

PRS 5の音の特長は次のとおりです。

音の特長

4.7

高音

4.7

中音

4.7

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
フラット
高域寄り

音の傾向

音の傾向的にはPRS 6とほぼ同じバランス。PRS 6の方がもう少し解像度に余裕はありますが、基本的にはバランスを重視した優等生タイプの音になります。

ただ、音の性格的には少し異なり、PRS 5はマイクロプラナーを搭載している影響か、高域がサラッとしすぎておらず、DUNUの従来のモデルのように少しキレのあるサウンドになっていますね。

質感で伝えるとPRS 6が「サラッと」だとすれば、PRS 5はプラナーらしく少しだけ「キラッと」した音になっていますね。DN242やDaVinciの方がもっとジャキっとしたキレのある高域にはなっています。

個人的には歪みが少なすぎるよりも、少し雑味と勢いのある音の方が好みなので、PRS 5の高域の方が好みだったかな。

音場はPRS 6と比べるとやや近めで、DN242よりは少し遠めかな?といったところ。プラナーにしては左右ではなく奥行き側に広がるようなやや中央側に寄った音に聴こえますね。

PRS 6と同様に勢いだけで迫るようなタイプではなく一歩引いたところから鳴らすタイプなので、DN242やDaVinciよりも音の定位は把握しやすいですね。

中音域のボーカルにも「自然な刺激」があるおかげで、こちらの方がサビのピークを気持ちよく聴けます。厚みもしっかり確保できていて、バランスが良く、重厚さもしっかり表現できています。

低域はPRS 6よりも迫力を少し感じやすくなっていますね。エレキベースのゴリっと感はPRS 5の方が強く感じます。

おすすめのジャンルについてですが、こちらも基本的になんでもいけます。

ただ、PRS 6よりも少し迫力とキレがある分、こちらの方がロック・ポップスとの相性が良くなっているかな?とは感じましたね。

DUNU PRS 5 / PRS 6 まとめ

PRS 5とPRS 6をまとめると以下のとおりです。

製品名PRS 5PRS 6
総合評価
(4.8)

(4.8)
高音
(4.7)

(4.8)
中音
(4.7)

(4.8)
低音
(4.7)

(4.8)
価格26,980円41,800円

個人的にはコスパ的にも音の好み的にも、PRS 6よりPRS 5派でしたね。この音で3万円以下で買えるのはめちゃめちゃ強いです。

DUNUにしては万能型で万人ウケしやすいバランスの良い音なので、DaVinciやDN242だと音が激しすぎると感じていた方や、有線イヤホンは一本で様々なジャンルを聴きたい方、少しマイルド傾向な音の方が好みという方は、PRS 6 / PRS 5を検討してみてください。

以上! DUNU PRS 5とPRS 6のレビューをお送りしました。

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