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5000円以下で俺的ベスト更新!水月雨(MOONDROP)の最新有線イヤホン「竹III – CHU3」を試す

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

今回は水月雨(MOONDROP)より、大人気エントリーモデル竹シリーズの最新作「竹III – CHU3」を紹介します。

先行で試させてもらいましたけど、いや〜素晴らしい完成度でしたよ。5000円以下では俺的ベスト更新です。

竹III – CHU3の特徴
  • アルミマグネシウム合金振動板
    +デュアルポリマーサスペンションの10mmDDを搭載
  • 真鍮製の音導管(ノズル)をCNC加工で搭載
  • 合金ダイキャスト成形の小型ハウジングを採用
  • N52マグネットによる1.5T超の高磁束回路とCCAWボイスコイル
  • 0.78mm 2pinのリケーブルに対応、プラグは3.5mm
  • 価格は4,950円

この竹シリーズ、MOONDROPの中でも非常に人気の高いモデルなのですが、ブラッシュアップさせているのに前作から価格が据え置きというね。

VGP 2026 SUMMERでもコスパ大賞を受賞した期待の新製品となっております。

今回はMOONDROPさんより紹介用に提供いただきましたので、実機を使ってどれほどの実力か検証していきましょう。

PR:MOONDROP

▼動画版はこちら▼

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

竹III – CHU3 外観・付属品

それでは竹IIIの外観や付属品をチェックしていきましょう。

パッケージ

パッケージは水月雨らしくかわいいイラストが大きく掲載されたデザイン。サイズは控えめですね(?)

開封したらこんな感じ。5000円以下としてはパッケージングがすごいしっかりしていると思うんですよね。

付属品|イヤーピース3サイズ、ポーチなど

付属品一覧
  1. イヤホン本体
  2. リケーブル対応ケーブル(0.78mm 2pin/3.5mm)
  3. シリコンイヤーピース(S / M / L 各1ペア)
  4. イヤホンポーチ
  5. マニュアル・保証書

付属品の構成は竹IIとほぼ同じ。イヤーピースはS / M / Lが1ペアずつです。

イヤーピースはそこまでこだわったものでもなさそうなので、他社のイヤーピースに変えても良さそう。

レザー調のポーチも付属。価格にしては質感はなかなか良いですよ。おしゃれかつ雑に持ち運べます。

本体・ケーブル

本体は左右で模様が異なるアシンメトリーデザイン。

前作と比べて丸っとしたプレートから、中央部が凹んだプレートに変更されました。

前作の笹が広がっていた模様が、一本の笹のみが映るシンプルなデザインに変更されましたね。「風流」から「ミニマル」になったって感じ。

内側はこんな感じ。

金属シェルらしく手に取るとひんやりとした筐体になっていて堅牢性も高そうです。てかこの質感で5000円以下ってすごいな。

カラーはブラックとシルバーの2種類。どちらもお送りいただきました。

ケーブルは着脱可能でほぼフラットなタイプの0.78mm 2pinに対応。リケーブルしても面白そうですね。

ノズルは真鍮製。真鍮だと艶っぽくて響きの良い音になりがちなので、このパーツも音の傾向に影響してきそうですね。

口径は一般的なサイズですが、軸はやや短め。他社製のイヤーピースでも大体のものは使えるかとは思います。

ケーブルはこちら。

黒の細身のタイプで取り回しは悪くないですが、質感そのものは価格なりですね。

コネクターは0.78mmの2pin。竹IIから引き続きリケーブルに対応しています。

分岐部はこんな感じ。スライダーがついていないのは残念……。

プラグは3.5mmのL字タイプ。

ケーブルと本体を装着したらこんな感じ。

竹III – CHU3の概要・スペック

前作の竹IIと並べたスペックはこちら!

スペック一覧竹III – CHU3竹II – CHU2
形式カナル型カナル型
ドライバー10mm ダイナミック×1
アルミマグネシウム合金ドーム
+デュアルポリマーサスペンション
10mm ダイナミック×1
アルミマグネシウム合金複合ドーム
磁気回路N52(1.5T超)/CCAWボイスコイル
筐体合金ダイキャスト成形合金鋳造成型(焼付塗装)
チューニング目標Pop AVG-DF(JM-1)HRTF
※B&K 5128で計測
VDSF Target Response
インピーダンス 16Ω18Ω
音圧感度118dB/Vrms(@1kHz)119dB/Vrms(@1kHz)
再生周波数帯域12Hz〜50kHz15Hz〜38kHz
全高調波歪率≤0.1%(@1kHz)
プラグ形状3.5mm 3極3.5mm 3極
コード長
重量
リケーブル対応○(0.78mm 2pin)○(0.78mm 2pin)
リモコンマイク××
カラーシルバー / ブラックブラック
保証期間1年1年
価格(税込)4,950円4,950円

数字だけ見るとインピーダンスと感度がわずかに動いただけですが、注目すべきはチューニングの目標が変わっているところ。

竹IIまでは水月雨が使ってきたVDSFターゲットでしたが、竹IIIはPop AVG-DF(JM-1)という別の基準に切り替えて、計測もB&K 5128で行っています。ここが音の方向性の違いに直結しています。

竹III – CHU3 レビュー

装着感|小ぶりで耳への収まりが良い

竹IIIの装着感についてですが、小ぶりで良好です。

実際に装着してみたらこんな感じ。見た目もおしゃれやね〜。

前から見ても飛び出しは少ない方ですが、完全に耳内に収まっているわけでもないので、寝転びながら使うと耳が痛いですね。

金属筐体ではありますが、サイズが小さいぶん実際につけると重さは気になりません。耳の小さい方でも入りやすいサイズ感かと。

装着感(4.5)

音質|5000円以下最強格

竹III – CHU3の音質についてですが、これはスゴイですね。

個人的5000円以下No.1更新しました。

というかこの音質を5000円以下でされたら他のメーカーさんかなり苦しいと思う。それくらい完成度高いです。

竹IIの完成度もとても高かったですが、竹IIIはさらに超えてきたような感じです。ボクも竹IIIの方が断然好きです。

試聴環境
  • DAC:Dawn
  • アプリ:Apple Music
  • 接続方式:3.5mmアンバランス接続
  • イヤーピース:付属Mサイズ
  • エージング:50時間ほど

竹IIIの音の特長は次のとおりです。

音の特長

4.1

高音

4.2

中音

4.1

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
フラット
高域寄り

音の傾向

音の傾向ですが、前作の竹IIと比べて低音の量感が増えて密度感のある音になりましたね。

竹シリーズはタイト系スッキリサウンドのイメージでしたけど、竹IIIは全くスッキリしていません。どちらかといえば低域寄りで重心の低い音です。比較すると竹IIの方が少しドンシャリ気味に聴こえますね。

音の性格的には少し柔らかめですがモタつきはまだ少なめ。低域寄りの音ではあるけど、得意の中域はマスクすることなくボーカルが際立つ艶っぽい音で鳴らしてくれます。

音の変化的にはAria→Aria 2にグレードアップした時に近い感覚です。

音場

音場については竹IIと比べても広く感じます。今までの竹シリーズは横方向には広がるけど平面的な感覚がありましたが、竹IIIは奥行き側に音が広がることで立体感が生まれました。

定位感は並といったところで、同価格帯のゲーミングイヤホンの方が定位をビシッと定めているものが多いですね。

ただ、ある程度ボヤかせてくれた方が自然に聴けますけどね。

高音

高域はカリッとした質感の中に余韻が加わるような感覚で、粒立ちの良さと余韻が両立しているような美音系のサウンド。

煌びやかに鳴らしつつも刺激的に感じるラインまでは伸ばさないように留めているおかげで、とても聴き心地の良い音になっていますね。竹IIでは少しシャリっとした感覚が残っていましたが、竹IIIではそのシャリっと感がなくなっていますね。

低音の量感が多めなので一見埋もれそうに見えますけど、その華やかな音のおかげでしっかり前に出てきてくれます。

またBAは使わずダイナミック一発でその分離感を表現しているおかげで、高域がとても滑らかで自然です。

中音

中音域、とくにボーカルはすごいですね。5000円以下でここまで密度と実像感のあるボーカルを出せるイヤホンはなかなかないですよ。

声の周波数も低音〜高音側までみっちり詰まっていて、声が細くなったり、伸びなかったりすることもなく、男性・女性ボーカル問わず声をちゃんと再現してきます。

竹IIで感じていた中高域のちょっとしたキツさがなくなり、声の重心が少し低くなって、肉厚な声になりました。竹IIIのボーカルの表現の方が断然好きかな。

ボーカルを軸にイヤホンを探している方は、竹IIIを買っておけば間違いないんじゃないかな。

ただ、ハイトーン系ボイスの方が歌うやや低めのAメロあたりだと、ちょっと凹んだように聴こえる感覚はあるかも。サビだとかなりクリアに伸びてくれるんですけどね。

ギターやシンセサイザーなどのメロディラインよりもボーカルを際立たせているので、伴奏をガッツリ聴き込みたい方には少し物足りないかもしれません。

その代わりピアノの音は美しく、筐体から伝わって部屋の中に凛と響き渡る音がとても心地よいです。ボーカルとピアノだけ聴いていたい。

低音

低音はなかなかに量感たっぷりで、今までの竹シリーズの音を想像した状態で聴くと「え、めっちゃ低音出てね?」って感じると思います。

低音の輪郭は価格なりにボヤける感覚はありますが、その分広がりのあるドッシリとした土台のベースサウンドで聴かせてくれます。

竹IIの方が中低域の広がりを抑えたタイトな音に感じますね。

中低域をフワッと広げてくれるので、楽曲の雰囲気も美しく引き出してくれますね。バラードとかアンビエント系もめちゃめちゃ心地良いですね。

ただ、MOONRIVER IIIのような出力の高いDACを噛ませると、マジで低音が重たくなるので、できるだけ出力は抑えたDACを使うかゲインを弱めてあげた方がいいとは思います。

おすすめのジャンル

ポップスやアニソン、バラードなどボーカルを主軸とした楽曲はとても相性が良いですよ。価格からは考えられないくらい美しい音が出ます。

ピアノとハイトーンボイスの組み合わせとか特にヤバイですね。低音の広がりも美しいので、アンビエント系+ボーカルものもおすすめです。

ボクが好きなアーティストだと「ヨルシカ」や、マイナーなアーティストだと「ChouChou」あたりがおすすめでした。あとはアニソンやゲームのしっとりとしたエンディング曲系との相性もとても良いですよ。

ロックやEDMをジャキジャキゴリゴリと聴くなら竹IIIじゃなくてもいいかな〜。

バーチャル試聴

YouTube版ではダミーヘッドによるバーチャル試聴も行っています。

竹III – CHU3 まとめ

竹IIIをまとめると以下のとおりです。

総合評価

5/5

竹III – CHU3

  • 5,000円以下では頭ひとつ抜けているボーカルの実像感
  • 粒立ちと余韻を両立した美しい高音
  • 量感たっぷりで広がりのある低音
  • 前作より奥行きが出て立体感のある音場になった
  • ビルドクオリティが価格にしてはとても高い
  • 0.78mm 2pinリケーブル対応
  • ケーブルの分岐部にスライダーがない

4.1

高音

4.2

中音

4.1

低音

4.1

解像度

4.1

迫力

4.5

装着感

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
フラット
高音寄り

竹III – CHU3はこんな人におすすめ

とりあえず予算5000円前後で有線イヤホンを探している方は、竹III – CHU3を必ず候補に入れておいてほしいですね。それほどに完成度が高いイヤホンです。

仮にボクが竹III – CHU3しか使えない縛りをしたとしても全然満足して使い続けられるレベルです。

ボーカルの質感はめちゃめちゃ高いですし、低音の量感もたっぷりですし、高域も美しいですし、ビルドクオリティも高いですし、5000円以下としては素晴らしい品質の良さだと思いますよ。

ワイヤレスイヤホンをメインに使っている方も、高い有線イヤホンを使っている方も、気軽に使えるサブ機としてぜひ使ってみて欲しいイヤホンのように感じましたね。USB-C直結で使えるDSPタイプもほしいです。

以上! 水月雨 竹III – CHU3のレビューをお送りしました。

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