こんにちは、元イヤホン専門店スタッフのかじかじ (@kajet_jt)です。
「初めて完全ワイヤレスイヤホンを買いたいけど、そこまで音質は気にしていなくて、できるだけ安くて使いやすくて人気のある質の良いものが欲しい」
そしたら、これ一択でおk。
モバイルバッテリーで有名なANKERより、大人気完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty Air 2」今回はこちらをご紹介します!特徴がこちら!
- 7,999円で買えるハイコスパ完全ワイヤレスイヤホン
- 安心と信頼のANKER製
- 各ランキングサイトでも常に上位
10,000円以下の定番の完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty Air 2」。もともと9,999円で販売していた商品なのですが、2020年に入って2,000円値下げ!コストパフォーマンスがもともと高いと言われていたのに、さらに恐ろしいほどのコストパフォーマンスを発揮するようになりました。
今回はこちらのSoundcore Liberty Air 2をレビューしていきます。
総合評価
3,8/5
- 充電ケースが超コンパクト
- スタイリッシュな見た目
- 音も操作も好みにカスタマイズ
- ワイヤレス充電対応
- マイク性能が優秀
- 音質はイマイチ(アプリである程度は改善)
3.6
高音
3.5
中音
3.8
低音
3.8
コスパ
4.2
装着感
5.0
利便性
Bluetooth | 5.0 | 最大再生時間 | 本体7時間/ ケース込28時間 |
コーデック | SBC,AAC,aptX | 充電時間 | 約1.5時間 |
ドライバー | 6mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C Qi |
専用アプリ | ○ | 防水 | IPX5 |
ノイズキャンセリング | – | 質量 ※片耳/ケース込 | 5g/53g |
外音取り込み | – | 保証 | 18ヶ月 会員登録で+6ヶ月 |
自動装着検出 | ○ | 公式サイト | こちら |
Anker製品のまとめはこちらの記事をご覧ください。
2021年8月12日発売の最新機種『Soundcore Life P3』を含めた他のAnkerのイヤホンとの比較は以下の記事をご覧ください。
ANKER Soundcore Liberty Air 2|レビュー
スペック一覧
スペック一覧 | Soundcore Liberty Air 2 |
---|---|
Bluetooth | 5.0 |
コーデック | SBC,AAC,aptX |
防水規格 | IPX5 |
ドライバー | 6mm |
質量 | ケース:53g 本体:5g |
再生時間 | 本体のみ:7時間 ケース込:28時間 |
充電時間 | 本体:1.5時間 ケース:2時間 |
充電端子 | USB-C ワイヤレス充電 |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み | × |
付属品はイヤーピース5ペア、USB-Cケーブル、マニュアル
- イヤーピース (XS / S / M / L /XL *Mサイズは本体に取り付け済み)
- USB-C & USB-Aケーブル
- マニュアル
イヤーピースは5サイズ付属
イヤーピースが XS / S / M / L /XLの5種類が付属しており、耳のサイズに合わせて細かくフィット感を調整できます。
USBーCケーブルはマジックバンド付き
少し長めのUSB-Cケーブルがマジックバンド付きで付属しています。モバイルバッテリーメーカーならではの使いやすさを重視したケーブルです。
胸ポケットにも入る、超コンパクトな充電ケース
Soundcore Liberty Air 2の見た目はとにかくコンパクト。完全ワイヤレスイヤホンの中でも特にサイズ感が小さく、パンツのポケットや、胸ポケットに入れても全然かさばりません。
充電端子はUSB-C
充電端子はUSB-C。ここでmicroBだと残念でしたが、さすがANKERさん一切妥協なし。
この価格でQi(ワイヤレス充電)対応
Soundcore Liberty Air 2は、7,999円という価格なのにワイヤレス充電にも対応しています。1万円以下でワイヤレス充電に対応している機種って結構少ないと思うんですけど、さすがANKERさん一切妥協なし。(2回目)
ワイヤレス充電を使ったことない方はぜひ使って欲しいです。想像以上に便利!感覚的には、充電したつもりがないのに常に満充電になっているような感覚です!
ちなみに僕はこちらのワイヤレス充電器を使っています。
安いのに2台同時充電ができて、置く場所も選ばず、なかなかコスパが高いです。
さらに急速充電にも対応
Soundcore Liberty Air 2は急速充電にも対応しており、なんと10分の充電で約2時間の再生ができます。モバイルバッテリーメーカーということもあり、バッテリー周りの配慮は最強ですね。さすがANKERさん一切妥協なし。(3回目)
ちなみに1.5時間の充電で、本体が満充電になります。
本体の再生時間は7時間/充電ケースも合わせて28時間
Soundcore Liberty Air 2の駆動時間は、本体7時間、充電ケース込みで最大28時間再生可能です。このコンパクトな見た目で、最大28時間再生できたら十分ですね。
大容量のバッテリーを積んでしまったが故に、サイズが大きくなってしまっては利便性が悪くなってしまいますので、これくらいの再生時間がちょうど良いですね。
デキる男が使ってそうなスマートなデザイン
Soundcore Liberty Air 2の本体は、ガジェット感がありながらもとてもスマートな見た目です。ファッション雑誌で、仕事ができるメンズが愛機として紹介してそうな、デキる男のガジェットって感じのデザインです。イカしてます。
でも、これ7999円なんだよなぁー。見た目が高級感あるので、逆に価格を言いたくないですね。
保証期間は安心の1年半、さらにANKER会員はさらに半年延長!
Soundcore Liberty Air 2の保証期間は安心の1年半保証がついています。さらにANKERの公式オンラインストアの会員であれば、半年間の延長保証がつき、最大2年間の保証を受けることができます。
さらに驚きなのが、その保証制度。不具合であるとANKERに判断された場合、送料がANKER負担にて新品製品との交換対応をしてくれるとのこと。
この保証の厚さもANKER製品の人気のひとつですね。
操作方法はタッチパネル
- 再生/停止 → R側を2回タップ
- 音量を上げる → アプリで設定可能
- 音量を下げる → アプリで設定可能
- 曲送り → L側を2回タップ
- 曲戻し → アプリで設定可能
- 音声アシスト → L側 or R側を2秒間長押し
- 電話を受ける → L側 or R側を2回タップ
- 着信拒否 → L側 or R側を2秒長押し
- 通話終了 → L側 or R側を2回タップ
デフォルトでの操作方法一覧を掲載しています。本体で音量操作、曲送りまで大体の操作が行えます。また、基本動作がダブルタップからなので、誤作動することもなくストレスなしで使用できます。
アプリで操作を変更することができますので、自分好みの設定に変えれます。
ペアリングは簡単!取り出したらすぐペアリングモード
ペアリングはこちらで完了です。「オートペアリング」に対応しているため、次回以降はケースから取り出すだけで自動的に電源オン→スマホと接続されます。
装着感はなかなか良好
Soundcore Liberty Air 2の装着感は、完全にぴったりフィット!というわけでもありませんが、それなりの装着感の良さはあります。人によって合う合わないはあるかもしれませんね。
ジョギングで使う場合、汗で耳から滑って落ちそうな気がしますが、適切なサイズのイヤーピースを使うか、他社のイヤーピースに変えてあげると改善される可能性が高いです。
防水性が高い
Soundcore Liberty Air 2は、IPX5相当(あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない)の防水性能を備えているため、大雨の日や、ジムで汗だくになりながら使用しても壊れる心配が少ないです。
充電ケースには防水性はないため注意です。
音質は値段相応・・・?
Soundcore Liberty Air 2の音質は、正直良いというわけではありません。
高域は上まで伸びようとしますが、やや音にシャリつきがあり、一部音域に刺さりや雑味があります。中域はやや引っ込んだ印象で、ボーカルが遠く明瞭には出ていない印象です。反面、低域は締まりと迫力があり、脳を揺らすようなズンっとくる重低音を鳴らしてくれます。
ジャンルは、EDMやエレクトロ、ラウドロックなど激しい電子系サウンドがオススメのように感じます。ボーカルのないPerfumeとかはめちゃめちゃいい感じです。
他の1万円以下/前後の完全ワイヤレスイヤホンとの音質比較はこちらの記事をご覧ください。
しかし、こちらのSoundcore Liberty Air 2ですが、アプリのイコライザー機能が豊富で、ある程度は自分好みの音に変化させることができます!
カスタマイズで自由自在!アプリの機能が豊富!
こちらのSoundcore Liberty Air 2ですが、ANKER公式アプリ「Soundcore」に対応していますが、こちらのアプリ機能がとても豊富です!
操作方法を好みの設定に変えたり、ファームウェアのアップデート、マニュアルの閲覧などが可能です。
特に機能満載なのがイコライザー機能。自分で設定できる8バンドの「カスタムイコライザー」、22種類からジャンル別に選べる「プリセットイコライザー」、グラミー賞受賞プロデューサー10名による「プロフェッショナルイコライザー」、そして自分の耳の聴こえ方に合わせて最適化する「HearID」の4種類のイコライザーが備わっています。
操作方法の変更
アプリで操作方法の変更ができます。選べる項目は「次の曲へ」「前の曲へ」「再生/一時停止」「音声アシスタント」「音量大」「音量小」の6つの項目と、イヤホンを外すと音が止まる「自動的に一時停止」のON/OFFの設定ができます。
デフォルトですとこちらの設定です。
- ダブルタップ L ➡︎ 次の曲へ
- ダブルタップ R ➡︎ 再生/一時停止
- 2秒間長押し L ➡︎ 音声アシスタント
- 2秒間長押し R ➡︎ 音声アシスタント
しかし、音声アシスタントって個人的にそんなに使わないので、こちらの設定に変更しています。
- ダブルタップ L ➡︎ 次の曲へ
- ダブルタップ R ➡︎ 再生/一時停止
- 2秒間長押し L ➡︎ 音量をあげる
- 2秒間長押し R ➡︎ 音声をさげる
こちらの設定でしたら、いちいちスマホを取り出さなくても、イヤホン本体のみで音量操作や曲操作ができるため便利です。
8バンドカスタムイコライザー
Soundcoreは8バンドのカスタムイコライザー機能を搭載しています。各音域ごとに細かく音質を調整できます。
アプリによってはイコライザーを使うと不自然な音になることがありますが、Soundcoreはよほど極端な波形にしない限り、かなり自然な音作りができます。
こちらのカスタムイコライザーを使って、自分好みの音に変更するのもおすすめですね。
22種類のプリセットイコライザー
プリセットイコライザーは22種類搭載しています。こちらはジャンルやシーンに合わせたプリセットが用意されています。個人的にはこちらのイコライザーは好みの音のプリセットがなく、使うことがありませんでした。
10種類のプロフィッショナルイコライザー
10名のグラミー賞受賞プロデューサーによる、彼らが設定したSoundcore Liberty Air 2に最適なイコライザーを試すことができます。
個人的には「ignacio molino」が好みでした。高域や低域のメリハリ感はそのままに、高域の雑味をやや抑え、元気ながらも聴きやすいバランスです。
自分の耳に最適化、HearID
特にオススメのイコライザーが「HeadID」。こちらは、約3分間の聴力テストをアプリ内で行い、自分の耳に最適なイコライザーを自動的に設定してくれる機能です。
いちばん音質がしっくりきたのは、こちらの「HeadID」を設定した時で、Soundcore Liberty Air 2で気になっていた高域の雑味や荒々しさ、ボーカルが引っ込んだ感じが抑えられ、バランスよく聴きやすい音質に変化しました。ANKERのイヤホンをお持ちの方は、ぜひ体感してみてほしいですね
アプリのダウンロードはこちらから
マイク音声のエフェクトが2種類用意、どちらにしても優秀。
Soundcore Liberty Air 2のマイク音声は、アプリで音声の特徴を変化させることができます。2種類エフェクトを用意しており、それぞれ音質が異なります。
- 通話エフェクト1 ➡︎ 音声のみにフォーカスしたノイズの少ない音。声が聞き取りやすいが、やや音が鋭い。
- 通話エフェクト2 ➡︎ 全帯域にフォーカスした自然な音。実際の音声に近いが、周りのノイズも拾いやすい。
自然に聞こえるのは「通話エフェクト2」ので、僕はこちらで設定しています。やや周りのノイズは拾いやすいですが、自然な音声で通話ができるためストレスを感じにくいです。
「通話エフェクト1」はノイズを拾いにくいですが、音声がやせ細り鋭い印象に。家族への帰宅コールくらいであればいいですが、長時間の通話はストレスを抱えてしまうかもしれません。好みや利用シーンに合わせて使い分ける事をオススメします。
また、片耳モノラルモードにも対応しているので、完全に通話用ヘッドセットとして切り替えて使うこともできます。
総評してマイクの性能は高く、テレワークや、車移動時や現場でのヘッドセットとしてもおすすめです。
関連記事:【テレワークにおすすめ!】通話品質の高い完全ワイヤレスイヤホン
音途切れは起こったことがない
Soundcore Liberty Air 2を通勤時に何度か使用しましたが、今まで一度も音途切れが起こったことがありません。ちなみに接続端末はiPhone Xです。
都会や信号機の直下にいっても途切れはなく、かなりの接続安定性ではないでしょうか。
遅延はややあるけど、Youtubeくらいなら気にならない
Soundcore Liberty Air 2の音と映像の遅延はやや感じます。タイミングがシビアなゲームや、アクション映画だと気にになるかもしれませんが、Youtubeを見るのには気にならない程度です。
ANKER Soundcore Liberty Air 2|他のイヤホンと比較
音質はYAMAHA TW-E3Aがおすすめ
TW-E3Aと比べるも音質については差が歴然です。圧倒的にTW-E3Aの音質が良く感じます。音の密度と繊細さ、解像度やボーカルの生々しさなど、全てにおいてTW-E3Aが勝っています。
スペックも大体同じくらいのため、TW-E3Aの圧勝かと思いますが、Soundcore Liberty Air 2はワイヤレス充電対応だったり、見た目もスマート、ケースもかなりコンパクトで、アプリ機能も豊富。
音質で選ぶか、利便性で選ぶか、はたまたデザインで選ぶか?といったところでしょう。
TW-E3Aの詳細はこちら
Soundcore Liberty Air 2におすすめのイヤーピース
Soundcore Liberty Air 2はこの通り、イヤーピースの収納部に全く余裕がありません。サイズの合わないイヤーピースを使うと、充電ケースに干渉し、ケースが閉まらなくなってしまいます。
また、ノズル装着部も短く、くびれが細い形状で、イヤホン本体側のイヤーピースの形状を選ぶため、イヤーピース選びの難易度は難しいイヤホンと言えるでしょう。
今回あらゆるイヤーピースを試し、充電ケースに収めることができ、装着感も向上したものを探してみました。
付属のイヤーピースでは、耳から落ちたり、フィットせず音がスカスカになるという方はご覧ください。
Fender Sureseal Tipsとの組み合わせが最高
Soundcore Liberty Air 2におすすめのイヤーピースはこちらのFender SureSeal Tips。
Soundcore Liberty Air 2は充電ケースのイヤーピース収納部が浅く、他社のイヤーピースをつけると、ほとんどが干渉してしまい、ケースを閉めることができなくなります。
こちらのSureseal Tipsは装着部が浅く、Lサイズをつけてもケースに干渉しません。まさにSoundcore Liberty Air 2のために生まれてきたかのようなイヤーピースです!絶対違うけど!
Sureseal Tipsに変えると、耳への密着性があがり、耳からぽろっと落ちる心配が一切なくなりました。スポーツ時や外出先などで安定したフィット感を得られるため、付属のイヤーピースでフィットしていない方はぜひ試してみてください。
Sureseal Tipsについては、こちらのブログで詳しく解説しています。
ANKER Soundcore Liberty Air 2 まとめ
総合評価
3,8/5
- 充電ケースが超コンパクト
- スタイリッシュな見た目
- 音も操作も好みにカスタマイズ
- ワイヤレス充電対応
- マイク性能が優秀
- 音質はイマイチ(アプリである程度は改善)
3.6
高音
3.5
中音
3.8
低音
3.8
コスパ
4.2
装着感
5.0
利便性
Bluetooth | 5.0 | 最大再生時間 | 本体7時間/ ケース込28時間 |
コーデック | SBC,AAC,aptX | 充電時間 | 約1.5時間 |
ドライバー | 6mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C Qi |
専用アプリ | ○ | 防水 | IPX5 |
ノイズキャンセリング | – | 質量 ※片耳/ケース込 | 5g/53g |
外音取り込み | – | 保証 | 18ヶ月 会員登録で+6ヶ月 |
自動装着検出 | ○ | 公式サイト | こちら |
音質より利便性重視の方に最適!
- 音質より使いやすさを重視したい
- 見た目がスマートなワイヤレスイヤホンが欲しい
- とりあえず買っておいて間違いのないイヤホンが欲しい
- テレワークに最適な完全ワイヤレスイヤホンが欲しい
Soundcore Liberty Air 2は、音質は値段相応の実力ですが、それ以外のコストパフォーマンスが非常に高いイヤホンです。
スポーツ用に使うのもよし、通話用に使うのもよし、自分好みの音に設定して音楽を聴くのもよし。そんな高性能なイヤホンが手のひらサイズで1万円以下で買えてしまいます。
初めての完全ワイヤレスイヤホンにおすすめの超万能型ハイコスパイヤホンです。