YouTubeのコメントでも「Anker Soundcore Liberty 4」と「AirPods Pro 2」どちらがおすすめ?というコメントが多かったので簡単にブログにまとめてみました。
AIrPods Pro 2キラーと名高い「Anker Soundcore Liberty 4」。
たしかにノイズキャンセリングや外音取り込み機能、マルチポイント対応、3Dオーディオ対応などスペックは似通った点が多いです。
ただ、スペックで見えない部分での違いが大きいのですよ。
結論は、3万ほどまで予算があってiPhoneユーザーの方であれば間違いなくAirPods Pro 2をおすすめしたいですし、予算1万くらいでとりあえずワイヤレスイヤホンが欲しい方はAnker Soundcore Liberty 4でもOKって感じですね。
Soundcore Liberty 4は売上的にはAirPods Proキラーになるかもしれませんが、機能面ではAirPods Proキラーになることはないというのがボクの結論です。
AirPods Pro とSoundcore Liberty 4はなにが違う?
まずはスペックで見比べてみよう
商品名 | AirPods Pro 2 | Soundcore Liberty 4 |
---|---|---|
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
コーデック | SBC,AAC | SBC,AAC,LDAC |
防水 | IP54 ケースもIP54 | IPX4 |
再生時間 ※ANCモデルは ANC ON時 | 本体6時間/ ケース込み30時間 | 本体:7時間 ケース込:24時間 |
充電端子 | Lightning Qi MagSafe AppleWatch用MagSafe | Type C Qi |
ノイズ キャンセリング | ◯ | ◯ |
外音取り込み | ◯ | ◯ |
アプリ対応 | △ | ◯ |
自動装着検出 | ◯ | ◯ |
マルチポイント | △ ※Appleデバイス間のみ対応 | ◯ |
3Dオーディオ | ◯ ヘッドトラッキング | ◯ (ヘッドトラッキング 音楽モード / ムービーモード) |
ヘルスケア | × | ◯ |
タッチセンサー | 感圧センサーコントロール | 感圧センサーコントロール |
価格 ※セール価格 | 33,800円 | 11,290円 |
全てのスペックを網羅しているわけではないですが、パッと見は同じくらいの性能に見えるかと思います。
これでSoundcore LIberty 4はセール価格で11,290円だから、そりゃ「AirPods Pro 2を超えた!」「AirPods Proキラー」だと騒がれる感じですね。
ただ、ホントスペックで見えない部分の差が大きいのでここからが本番。
音質は傾向の違いが大きい
音質は価格の差だけはあってAirPods Pro 2の方が音の解像度感や緻密さは上です。
コーデックだけで見ると、「Soundcore Liberty 4のほうがLDACに対応しているから音質が良いのでは?」と思うかもしれませんが、それはあくまで伝送方式の話。あとiPhoneではLDACは使えません。
コーデックはあくまで素材の一つようなものなので、そこからどのように料理をするかで味は決まります。
だらだらウンチクを垂れるのもめんどくさいので、パッと結論を伝えるとこんな感じ。
- AirPods Pro 2
→こっちの方が音質は上、ナチュラルで聴き馴染みの良い音が特徴 - Soundcore LIberty 4
→ドライバー構成やコーデックでは勝ってそうに見えても、やはりAirPods Pro 2には負ける。LDAC接続ができれば近いレベルまではいく。
音は高域と低域が強調されたメリハリ感のある音で、高域がややキツめ
ボクはAirPods Pro 2の方がふつうに音質は良いと思う。
ノイズキャンセリングの遮音性は圧倒的にAirPods Proが上
ノイズキャンセリングで比較しても、やはりAIrPods Pro 2の方が上です。
Soundcore Liberty 4もノイズキャンセリング性能は高い方ですが、
感覚的にはこんな感じ。
- AirPods Pro 2
→音楽を流さなくても電車やカフェ、バスで使っても静寂な空間が提供され、周りの音でストレスを感じることがなくなる。今のところ全ワイヤレスイヤホン中3位くらいの実力 - Soundcore LIberty 4
→音楽を流しておけば気にならないレベルまでは遮音するけど、流さないと周りの音は少し入ってきやすかったり、高音がきつく感じてしまうことがある
以前YouTubeで撮影したノイズキャンセリングテスト聴くと、どれくらいの差かわかりやすいかもしれません。(14:57~)
ちなみにノイズキャンセリング特化のSoundcore Liberty 4 NCと比べても、AIrPods Pro 2の方が性能は上です。
AirPods Proはまるで耳を塞いで無いかのように聞こえる
イヤホンをつけていても周りの音が聞こえる「外音取り込み機能」ですが、ここはAirPods Pro 2とSoundcore LIberty 4で大きな差があります。
AirPods Pro 2はまるで耳を塞がないイヤホンのように、周りの音が普段聴いている音とほぼそっくりそのまま聞こえてくるような感覚です。
外音取り込み機能はあらゆるワイヤレスイヤホンの中でAIrPods Proが一番優秀で、群を抜いた自然さを持ち合わせています。
また、最近になって「適応型オーディオ」に対応し、周りの環境に応じて自動で外音取り込みとノイズキャンセリングをシームレスに設定してくれるようになりました。
適応型オーディオの詳細はこちらをご覧ください。
対してSoundcore Liberty 4は周りの音は聞こえやすくなるけど、ややこもった感覚があるのと「サー」というノイズも乗った状態なので、常時使うにはストレスが溜まるような感覚です。
レジでのお会計時などワンポイントで使う時専用って感じですね。
イヤホンをつけたままBGM感覚で音楽やラジオを聴きたい方にはAirPods Pro 2。
特に外音取り込み機能は使わず、レジの時くらいで十分って方はSoundcore Liberty 4でも十分って感じですかね。
ただ、AirPods Pro 2の外音取り込み機能はホント感動レベルなので、この機能だけでもAIrPods Proをおすすめしたいところです。
空間オーディオはそれぞれ魅力あり
2製品とも3Dオーディオに対応していて、映画やアニメも臨場感のある音で体感できます。
またSoundcore LIberty 4は音楽モードとムービーモードに分かれているので、コンテンツに適した設定を手動で切り替えることも可能です。
3DオーディオはSoundcore Liberty 4も優秀なので、どちらも優劣をつけ難いところです。
AirPods Pro 2の魅力は「外音取り込み」と「空間オーディオ」の掛け合わせ。
この2つの機能を掛け合わせると、まるで自分だけに聞こえる店内BGMのような感覚で聴こえるので、BGM感覚で音楽を聴きたい人にはおすすめしたい使い方です。
接続先の切り替えやすさは所持しているデバイスによる
複数のデバイスを所持していて、ワイヤレスイヤホンの接続先をよく切り替えることがある人は、両者の違いを知っておいた方が良いです。
AirPods Pro 2は2台の接続先を切り替えるマルチポイントには対応していませんが、かわりにAppleデバイス間であればマルチポイント以上にシームレスに接続先を切り替えてくれます。
なので、iPhone、Macbook、iPad、Apple Watchなど、複数のAppleデバイスをお持ちの方であればとても利便性高く使えます。
対してSoundcore LIberty 4はマルチポイントに対応しているため、デバイスを問わず2台のデバイスの切り替えが可能になります。
なのでiPhoneとMac、iPhoneと会社のWindowsPC、Androidとタブレットなど組み合わせは自由です。
ただ、AirPods Proのように複数デバイスとの切り替えは難しく、あくまで2台同時接続までなので注意。
でも、Soundcore Liberty 4の安さは魅力的
ここまでAirPods Pro 2の方が優秀ということを伝えてきましたが、Souncore Liberty 4の魅力はやはり安さ。
AirPods Pro 2に肉薄した実力とまではいきませんが、1万円前後のワイヤレスイヤホンとしては非常に機能性は優秀です。
イヤホンに3万円も出せないし、どうせ長くは使わないから1万円くらいで抑えておきたいという方にはとても良い選択肢だと思います。
結論、予算と使用デバイス次第
ということでAnker Soundcore Liberty 4とAirPods Pro 2の違いをお伝えしてきましたが、結論はこんな感じ
- 予算があってiPhoneユーザーであればAirPods Pro 2
- 予算は1万円台に抑えたいならAnker Soundcore Liberty 4
どっちがおすすめ?と聞かれたら、ボクは「iPhoneユーザーであればAirPods Pro 2を買え!」としか言わないです。
それほどまでにスペックでは見えない部分の機能に差はあるので。
どちらもAmazonブラックフライデー期間中は安くなっているので、こちらの記事を参考に12/1までに決断いただければと思います。
ただ、今回はあくまで2機種で比べた時の個人的な意見です。
AirPods Pro以外にもワイヤレスイヤホンは他にも選択肢がありますので、以下の記事も参考にしてみてください。
コメント
コメント一覧 (4件)
至高のマルチペアリングとAppleのブランド力に2万円分の価値を見いだせない全てのユーザーにはSoundcore Liberty 4の方がおすすめ
音質差はこの2製品での差に拘るくらい耳が肥えてるなら3万円台の製品からAIrPods Proを候補に入れるなよって話になる
音質の差、ノイキャンの差にそこまで執着しない人はsoundcoreというより、執着する人がAirPodsにした方がいいと言う感じですね、普通の人はsoundcoreで十分かと、安いですし
たまたまこの記事を読ませていただき
コメントを残させていただきます
リバティ4NCと
イヤーファンプロ3?の
購入をする為に
良く比較動画を観させていただきました。
Androidユーザーであり
コスパが良いのとノイキャンって所に
リバティ4NCがたまたま出たので
購入
4NCは最大ノイキャンで
バッテリーが4時間近くで切れるので充電
充電中にイヤーファンプロ3を使用
使い勝手が良いのはAnker
最大音量を設定出来て抑える機能が好き
シンプルに気楽に使えるイヤーファン
イヤーファンの方は5-6時間使える
二つ持ってると安心出来る無線イヤホン
AirPodsはどうしても
iPhoneユーザーじゃないし
ハイエンド無くしたら泣いちゃうし
コスパって謳い文句がどうしても
好きだから
こうしちゃいました
iPhoneユーザーではない人が3万ぐらい出せるならなんのイヤホンがいいんだろう