1万円以内で音質の良い完全ワイヤレスイヤホンを探しているんだけど、何か良いのない?
YAMAHAのTW-E3Bがおすすめよ!
ポータブルオーディオ専門ブログを運営していますカジェット (@kajet_jt)です。
今回はYAMAHAより、1万円以下で買えるエントリー向けの完全ワイヤレスイヤホン「TW-E3B」をご紹介します。
最大の、特徴はリスニングケアという音量に合わせて音のバランスを整え、音量が低くても豊かな音を鳴らし、耳への負担を抑える機能が備わっています。
それ以外の性能はシンプルで、音質に特化した完全ワイヤレスイヤホンです。
果たして実力はいかがものなのか?Amazonで購入してきましたので、実機を使ってレビューしていきます。
1万円以下のおすすめ完全ワイヤレスイヤホンをお探しの方は以下の記事をご覧ください。
YAMAHA TW-E3B 概要
YAMAHA TW-E3Bの特徴はこちら。
- 音量に応じて音のバランスを最適化する「リスニングケア」を搭載
- QCC3026を搭載
- 高音質コーデック「aptX」に対応。
- アプリにも対応
- 汗や雨にも強いIPX5
- 最長24時間再生に対応
「TWS Plus」という接続が途切れにくい機能も搭載していますが、ぶっちゃけ対応しているスマホは少ないし、対応していないiPhoneでも音途切れは全然ないから気にしなくてOKです。
カラーバリエーションは6色とかなり豊富です。
いずれもライトカラー調でおしゃれな色合いです。
ゆるキャン△コラボモデルも2021年4月に発売!
2021年4月には大人気アニメ「ゆるキャン△」とコラボし、志摩リンオリジナルカラーとして発売予定。
コラボにしかないオリジナルの機能も備わっています。
- 本編に登場するバイクをイメージしたオリジナルカラー
- 録り下ろしボイス(志摩リン/CV:東山奈央さん)による音声ガイダンス
- 描き下ろしのイラストを使用した完全オリジナルパッケージ
ちょっとお値段が上がりますが、ファンにはたまらない仕様ですね。
2021/3/12予約開始です。
松ぼっくりさんの\コンニチワ/を起動音にしてほしい。
パッケージ・付属品
TW-E3Bのパッケージはこちら。YAMAHAのトレードマークである音叉が大きくプリントされていますね。
付属品一覧はこちら。
- イヤーピース(シリコン製)4ペア
- USB Type Cケーブル
- マニュアル
- 保証書
イヤーピースはシリコン製のものが4ペア付属。細かなサイズ分けで付属しているため、どれかはフィットしてくれそうです。
USBケーブルは短めのType Cケーブルが付属します。特にYAMAHAのロゴなどは印字されていません。
充電ケース・本体
TW-E3Bの充電ケース。こちらも音叉マークが入っていますね。
充電ケースはそこまで大きくはありませんが厚みが少しあります。
充電ケースの寸法は69.6×33.6×34.8(mm)
ティーパックと比べるとこんな感じ。結構コンパクトでしょ?
充電端子はUSB Type Cに対応。
再生時間は本体のみで6時間、ケース込みで24時間。平均より少し長い目くらいのバッテリー持ちですね。
マグネットの吸着も良く、吸い込むようにピタっとくっついてくれますね。
充電ケースを閉めるとインジゲーターが点灯し、バッテリー残量が確認できます。
TW-E3Bのイヤホン本体にも音叉マークがあり、ロゴ部が物理ボタンとなっています。
イヤーピースも本体カラーと同系色でオシャカワイイデザインですね。
前作のTW-E3Aより本体サイズもコンパクトになり、耳の小さな方でもフィットしやすくなっていそうです。
ただ、どちらも全く同じ筐体のため左右の識別が難しい...。
ドライバーはダイナミック型を採用しています。
- ダイナミック(D)型ドライバー → イヤホンで一般的に採用しているスピーカー。豊かで自然な音が特徴。
TW-E3Bのノズル径は5.9mm、くびれ部は4.7mm。
ノズル長は4.0mmです。
一般的なノズル径で、充電ケースの収納部にもある程度深みはあるため、完全ワイヤレス向けのイヤーピースであれば他社製品でも使えそうですね。
TW-E3Bの総重量は49.2g。
本体片耳で5.1g、ケースのみは39.0gです
また、TW-E3BはIPX5相当の防水に対応しています。
噴流に対して保護。スポーツ時の汗からの保護や雨天時でも安心して使えます。
ここまでまとめるとTW-E3Bはおしゃれでかわいいデザインでありつつ、再生時間や防水性など平均以上のスペックを備えています。
充電ケースに少し厚みがありますが、アウターのポケットやバッグに入れてしまえば気になりません。
カワイイけど実用性も十分高い!
ペアリング・操作方法
スマートフォンと接続する際のペアリング方法はこちら
TW-E3Bのペアリングはこちらで完了です。
「オートペアリング」に対応しているため、次回以降はケースから取り出すだけで自動的に電源オン→スマホと接続されます。
両耳同士の接続がうまくいかない場合は、一度リセットしてみましょう。
手順が多いので詳しくはYAMAHAの公式ページをご覧ください。
また、 TW-E3Bはイヤホン本体どちらかを充電ケースに入れた状態にして、片耳のみ使うこともできます。
BGM感覚で音楽を聴くときやヘッドセット代わりにに使うときに片耳で使えると便利ですよ!
TW-E3Bの操作は物理ボタンで行います。
操作方法一覧はこちら。
▽音楽再生
- 再生/停止 → L or R側を1回押す
- 曲送り → R側を2秒間長押し
- 曲戻し → L側を2秒間長押し
- 音量を上げる → R側を2回押す
- 音量を下げる → L側を2回押す
▽通話
- 電話を受ける → L or R側を1回押す
- 着信拒否 → L or R側を2秒間長押し
- 通話終了 → L or R側を1回押す
- 音量を上げる → R側を2回押す
- 音量を下げる → L側を2回押す
▽その他
- 電源を入れる → L側 or R側を充電ケースから取り出す
- 電源を切る → L側 or R側を5秒間長押し
- 手動でペアリングモード → 電源ON時にR側をそのまま5秒間長押し
- 音声アシスタント → R側を3回押す
本体のみで「曲送り」や「音量調整」することができ、物理ボタンのため誤動作することもありません。
物理ボタンを押した際、「カチっ」という音が耳内にそこまで響かず、うまく消音してくれます。
操作面に関しては全くストレスを感じさせませんね。
前作のTW-E3Aは物理ボタンの位置が分かりにくく、ボタンも硬く押しにくかったですが、大幅に改善されました!
YAMAHA TW-E3B レビュー
装着感|前作より大幅に改善
TW-E3Bは前作TW-E3Aより本体サイズが小ぶりになり、圧迫感がなく収まりのよい装着感に改善されています。
前アングルから見ても耳からの飛び出しも少なく、デザインや色合いもおしゃれなので女性の方がつけていても野暮ったさを感じさせませんね。
ジョギングもしてみましたが落ちそうな気配もなく、防水性も高いのでスポーツ用でも問題なく使えそうですね。
めっちゃフィットしている訳でもないけど、特に不満はない装着感のように感じました。
装着感 | (4.5) |
イヤーピースも4ペアと豊富に入っているので、サイズも合わせやすいかと!
音質|1万円以下で最強クラス
TW-E3Bの音質は重心をズシっと支える低音と、サラッとした伸びやかでスムースな高音が特徴です。
- 高音:1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンの中では伸びの良さが特に良く、刺激の少ないサラッとした音。アコースティックギターなど弦楽器の鳴りの美しさはかなりのもの。
- 中音:曇りのないクリアなサウンド。ボーカルラインも聴き取りやすいが、楽器隊との立ち位置はフラットでそれぞれのパートが分離して聴こえやすい。
- 低音:ボワつきが少なく、スナップ感のある低音。締迫力があっても中高域には干渉せず楽曲全体をうまく下支えしてくれる。
- 音場:やや広めで伸びが良い。
- 傾向:やや低音が寄りのフラットサウンド。リスニングケアをアプリでオフにすると、さらにフラット寄りになる。
- 解像度:1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンの中ではトップクラス級に高い。
得意なジャンル
- ポップス
- ロック
- 弾き語り
- ジャズ
- クラシック
完全ワイヤレスでは表現の難しい弦楽器の音を、1万円以下というコスト内で高次元で再現。
「音」を長く研究してきたYAMAHAだからこそできる”楽器そのものの良さ”を引き出してくれる音作りですね。
アコギとピアノを多用したヨルシカのアルバム「創作」の相性の良さは鳥肌ものですよ。
個人的に1万円以下で音質最強だと思っていたAVIOT TE-D01gvと比較すると、傾向は違えど同レベルの実力。
ボーカルのフレッシュさ、中高域のハリや抑揚の良さはTE-D01gvが上ですが、高域の伸びや音場はTW-E3Bが勝るように感じます。
ボーカルだけでなく楽器隊までフラットで聴きつつ、生楽器系も伸びやかに聴きたい方はTW-E3Bluetoothがおすすめです。
高音 | (4.3) |
中音 | (4.1) |
低音 | (4.1) |
さすがYAMAHA、その音作りに一切の妥協なし!
他の1万円以下/前後の完全ワイヤレスイヤホンとの比較はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:【18製品徹底比較】1万円以下/前後の完全ワイヤレスイヤホンおすすめはどれ?
アプリ|機能性が少なすぎる
TW-E3Bには専用アプリが用意されていますが、正直に言って機能が少なすぎます。
- リスニングケアのON/OFF
- オートパワーオフの設定(デフォルトだと5分)
- ファームウェアアップデートやマニュアル閲覧
以上です。
ちなみにリスニングケアはデフォルトでONになっているため、アプリを入れる必要もありません。
ファームウェアは1.0.0から更新されておらず、頻繁にアップデートもない模様。
アプリ | (1.0) |
アプリ、イラナイ
リスニングケアってどうなの?
TW-E3Bの特徴でもある「リスニングケア」ですが、前述でもお伝えした通りアプリで「ON/OFF」の切り替えが可能です。
デフォルトだと「ON」になっているのですが、「OFF」にしてみると中域の厚みや低域の量感、高域のハリが少し引っ込んでフラットに近づいた印象を受けました。
良く聴き比べないと分からないニュアンスを加えるような機能ですが、音量を上げずとも豊かな音で鳴らしてくれます。
ノリよく聴きたいがために音量を大きくする必要がなく、耳への負担は少ないため個人的には素晴らしい機能だと思います。
BOSEも同じような機能を使っているね!小音量でも音がやせ細らないのは素晴らしい!
通話品質|ふつう
TW-E3Bの通話品質は高くもなく低くもなく普通です。
品質にこだわらなければ通話用ヘッドセットとして問題なく使える程度です。
通話品質 | (3.0) |
周りの音は拾いやすいので生活音を聞かれたくない方や、騒がしい場所で通話をする方にはおすすめできません。
関連記事:【テレワークにおすすめ!】通話品質の高い完全ワイヤレスイヤホン
音の遅延|接続コーデックで大きく異なる
TW-E3Bの映像と音声のズレですが、iPhone(AAC接続)とAndroid(aptX接続)でそれぞれ異なります。
THE FIRST TAKE(白いスタジオでアーティストが一発撮りしてるやつ)で聴いてみると以下の通り
- iPhone XR → 演奏と音声が明らかにズレていて違和感がすごい
- Xiaomi Redmi Note 9s → ほぼズレは感じず、違和感なく視聴できる
iPhoneだとAAC接続になるため、どうしても遅延が目立ってしまいます。
iPhoneユーザーの方で、これ1台でPVやアニメ、映画を観たいという方にはおすすめしにくいです。
遅延の少なさ | (4.5) |
iPhoneユーザーかAndroidユーザーかで遅延レベルは大きく変わるね。
関連記事:【低遅延!】ゲームモード搭載の完全ワイヤレスイヤホン|音ゲーやFPSでも使えるの!?
YAMAHA TW-E3B レビューまとめ
- おすすめ音源 ➡︎ 音楽鑑賞
- おすすめジャンル ➡︎ ポップス、ロック、弾き語り、ジャズ、クラシック
- おすすめ利用シーン ➡︎ 通勤、通学
TW-E3Bは外音取り込みやノイズキャンセリングなど機能性はそこまで備えていませんが、その分コストを音質に極振りした完全ワイヤレスイヤホンです。
1万円以下の中では特に音質が良く、表現の難しい生楽器系でさえも再現できるほど。
リスニングケアのおかげで小音量でも豊かな音を体感することができ、音量も上げなくても良いので耳にも優しい。
1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンで”とにかく音質を重視”したい方におすすめです。
定価は1万円ほどだけど、YAMAHAは値崩れがしやすいのでさらにコスパ高く購入することができますよ!
僕はAMAZONで6800円で買えた!7000円ギリギリくらいの価格であればチャンス!
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