【レビュー】TrueGrip TG-200 絶対フィットさせる!?完全ワイヤレス向けコンプライ

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TrueGrip TG-200 本体

こんにちは、元イヤホン専門店スタッフのかじかじ (@kajet_jt)です。

今話題の完全ワイヤレスイヤホンですが、買ってみたのは良いものの、フィット感が合わず耳からポロっと落ちてしまったり、密閉されずスカスカな音になった経験はありませんか?

今回ご紹介する商品は、どんな耳でも絶対フィットさせる!?イヤーピース。コンプライより『TrueGrip TG-200』をご紹介します!

TrueGrip TG-200 説明
公式サイトより引用
特徴
  • 低反発イヤーピースの大定番
  • どんな耳穴でもぴったりフィット特徴
  • 遮音性と装着感がUP

TG-200は、フォームタイプ(低反発)のイヤーピースを発売し続けるコンプライが提供する、完全ワイヤレス向けイヤーピースです。

このイヤーピースを使えば、お手持ちのイヤホンの装着感の悩みが解決できるかもしれません!ということでTG-200を使い方から使用感、どのイヤホンと適合するか?など深掘りレビューをしていきます!

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

TrueGrip TG-200 レビュー

総合評価

4.0/5

TrueGrip TG-200

TrueGrip TG-200
  • 装着感が全イヤーピースでトップクラス
  • 遮音性も大幅にアップ
  • 中低域に厚みが出る
  • 高域がややこもる
  • 耐久性が悪い
  • 価格が高い

2.5

高音

3.5

中音

4.5

低音

3.0

解像度

4.5

遮音性

5

装着感

では早速、TG-200のレビューをしていきましょう!

S/M/Lの3サイズ展開

S/M/Lの3サイズ展開

TG-200はS/M/Lの3サイズ展開。耳に合わせて変形するとはいえ、ある程度は耳穴の大きさに合わせたサイズを選ぶ必要があります。

TG-200は全サイズまとめての販売はなく、1ペアずつ販売しています。

寸法

傘径 12.1mm
軸径 9.3mm
ノズル径 4.5mm
開口部 5.0mm
寸法SサイズMサイズLサイズ
傘径(mm)
(左上写真)
10.91 ± 0.1012.11 ± 0.1013.91  ± 0.10
軸長(mm)
(右上写真)
9.64 ± 0.409.34 ± 0.409.11 ± 0.10
ノズル径(mm)
(左下写真)
4.5
(200口径)
4.5
(200口径)
4.5
(200口径)
開口部(mm)
(右下写真)
5.05.05.0

ノズル径は4.5mm〜5.6mmくらいまでは対応しています。ノズル径が6.0mm以上あるイヤホンについてはサイズが合わず装着できません。サイズが大きくなるにつれ、軸長が短くなっていく特徴的なサイズ展開です。

元の形状にゆっくり戻っていく低反発素材

元の形状にゆっくり戻っていく低反発素材

TG-200は粘弾性のあるポリウレタンフォームで構成されており、一度クシュっと潰してから耳に入れることにより、どんな耳穴でもフィットします。また、通気性の高いフォーム素材が使われており、耳内が蒸れることもそこまでありません。

フィット感の向上はもちろんのこと、イヤホンの音漏れやを防ぎ、遮音性も大幅にあがります。

装着方法

スマートフォンと接続する際のペアリング方法はこちら!

STEP
ノズルに対して、やや斜めから装着する
ノズルに対して、やや斜めから装着する
STEP
イヤホンに装着
イヤホンに装着
STEP
イヤーピースを潰した状態で耳に装着する
イヤーピースを潰した状態で耳に装着する
STEP
耳に装着後、中で膨らむまで押さえ続ける
耳に装着後、中で膨らむまで押さえ続ける

耳の中でTG-200が完全に膨らめば装着完了です。メーカー公式では30秒ほど押さえ続けてくださいと記載していますが、フィットした時点で手放しても大丈夫だと思います。

この作業を行うか行わないかで、フィット感に大幅な差が出てしまうので、必ず行うようにしましょう。

どんなイヤホンもぴったりフィット

どんなイヤホンもぴったりフィット

TG-200は装着感だけでいえば、全イヤーピース中トップクラスの実力を誇ります。

上記の装着方法を行うと、耳の中でイヤーピースが元の形状に戻ろうとするため、どんな耳の形でも隙間なくフィットします。

イヤホン装着時のグラつきも少なくなるため、完全ワイヤレスイヤホンなども落下のリスクも軽減され、快適に使用できます。

また、WF-1000XM3やMOMENTUM True Wireless 2 などノイズキャンセリング機能が搭載したモデルは、さらにその効果を高めることができ、遮音性も抜群に良くなります。

付属のイヤーピースの全サイズを試しても合わず、イヤホン自体を手放そうかと考えていた方も、一度こちらのTG-200を試してみると、その悩みが解決されるかもしれません。

刺さりを抑え、豊かな中低域に

刺さりを抑え、豊かな中低域に

TG-200は素材の特性上、高域を減衰させてしまい、ほんの少しだけこもり感のある音になってしまいます。しかし、その特性を使うことによって、高域のキツいイヤホンを刺さりを抑えたり、中低域の量感を増したりなどチューニングができます。

たとえばMOMENTUM True Wireless 2 は純正のイヤーピースだと超高域がやや刺さり、ピーキーな音が目立つことがありました。しかし、イヤーピースをTG-200に変えると、高域の刺さりが抑えられ中低域が豊かになり、全体的にウォームな音に変化しました。

クラシックや弾き語りだとシリコンタイプが相性が良く、弦楽器の音がすぅ〜っと伸びていきますが、バラードやソウルなど余韻のある柔らかな空気感の楽曲は、TG-200のようなフォームタイプとの相性が良いです。

もともと中低域の量が多いイヤホンとは相性が悪いですが、やや高域寄りのイヤホンで中低域の量感を増やしたいときには抜群におすすめのイヤーピースです。

耐久性はあまり良くない

耐久性はあまり良くない

TG-200は素材の特性上、耐久性がよくありません。毎日使用していると2-3ヶ月ほどで劣化、反発性も弱くなったり、イヤーピース自体が破れる可能性があります。また、湿ったような耳垢が出る方はより劣化が早い可能性があります。

1ペアあたり1000円ほどとランニングコストも高く、コストパフォーマンスはあまりよくはありません。それでも、他のイヤーピースでは味わえないような良好な装着感を得ることができるため、イヤーピースはコンプライじゃないとダメという方も沢山いらっしゃいます。

TG-200の効果を最大限に得るためにも、定期的に買い替えましょう。

完全ワイヤレスイヤホン対応表

機種名AirPods Pro
WF-1000XM3
MOMENTUM True
Wireless 2
EAH-AZ70W
適合✖︎✖︎
機種名Soundcore
Liberty Air 2
Soundcore
Liberty Neo
TW-E3A
TWS03R
適合✖︎✖︎
TrueGrip TG-200 純正イヤーピース比較
ケースが閉まらない

TG-200は完全ワイヤレスイヤホンに特化されているとはいえ、軸長がやや長めのため、Ankerなど充電ケースの収納部が浅いイヤホンは収まりませんでした。

ノズル径が6mm以下で、充電ケースのイヤホン収納部が深いタイプであれば使用できます。

TrueGrip TG-200 イヤーピースと比較

特に相性が良いと感じたイヤホンは、『SONY WF-1000XM3』で、装着感大幅にアップし、ノイズキャンセリング効果も高まったように感じました。詳しくはこちらのブログで紹介しています。

TrueGrip TG-200 まとめ

総合評価

4.0/5

TrueGrip TG-200

TrueGrip TG-200
  • 装着感が全イヤーピースでトップクラス
  • 遮音性も大幅にアップ
  • 中低域に厚みが出る
  • 高域がややこもる
  • 耐久性が悪い
  • 価格が高い

2.5

高音

3.5

中音

4.5

低音

3.0

解像度

4.5

遮音性

5

装着感

総評すると、TG-200は装着感がトップクラスで良く、遮音性も抜群。中低域に厚みが出るようになり豊かなサウンドになります。しかし、素材の特性上、高域のこもりや耐久性も悪さ、そして価格が高いなどデメリットもあるイヤーピースです。

とにかくフィット感を良くしたい方に

おすすめポイント
  • 手持ちのイヤホンをとにかくフィットさせたい方
  • 完全ワイヤレスイヤホンが頻繁に落ちてしまう方
  • 音の刺さりが気になる方

TG-200は定期的に買い替えは必要ですが、抜群の装着感をもたらします。完全ワイヤレスイヤホンを使っていて、良くポロっと落ちてしまったり、装着感が合わず何回も着け直したりする方にオススメのイヤーピースです。

イヤホンの音をもう少し中低域寄りにしたい方や、高域の刺さりが気になる方にオススメです。

TrueGrip TG-200 本体

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