こんにちは、元イヤホン専門店スタッフのかじかじ (@kajet_jt)です。
こちらの記事ではインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホンにして、最大再生時間70時間、そしてモバイルバッテリー機能も搭載したSOUNDPEATS(サウンドピーツ)「Truebuds」のレビューを行なっています。
- 14.2mmの大口径ドライバー搭載
- モバイルバッテリー機能搭載
- Bluetooth5.0対応
- インナーイヤー型を採用
- 最大再生時間70時間
- USB-C充電対応
モバイルバッテリー機能搭載のインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホンって珍しく、「Truebuds」くらいしかないと思います。
果たして実力はどれほどのものなのか?Truebudsを購入してきましたので、実機を使ってレビューをしていきます!
総合評価
2.5/5
- モバイルバッテリーとして使える
- インナーイヤー型採用で閉塞感がない
- 充電ケースが大きくて重い
- ケースから本体を取り出しにくい
- タッチパネルの感度が高すぎる
- 本体の再生時間が3.5時間と短い
3.5
高音
3.3
中音
3.3
低音
3.8
コスパ
4.0
装着感
4.0
利便性
Bluetooth | 5.0/ RTL8763BFP | 再生時間 | 本体:3.5時間 ケース込:70時間 |
コーデック | SBC,AAC | 充電時間 | 約1.5時間 |
ドライバー | 14.4mm ダイナミック型 | 充電端子 | USB Type C |
専用アプリ | – | 質量 | ケース:5.1g 本体:114.3g |
ノイズキャンセリング | – | 防水 | IPX4 |
外音取り込み | – | ゲームモード | – |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
SOUNDPEATSの他のイヤホンとの比較はこちらの記事をご覧ください。
SOUNDPEATS Truebuds レビュー
カラーバリエーション|ブラックの1色
SOUNDPEATS Truebudsのカラーバリエーションはブラックの1色のみです。
付属品|USB Type Cケーブル、マニュアル
- USB Type Cケーブル
- マニュアル
SOUNDPEATS Truebudsの付属品は「USB Type Cケーブル」と「マニュアル」のみです。
シンプルですが、運用する上で必要十分です。
USB Type Cケーブル
USBケーブルは短めのUSB Type Cケーブルが付属しています。
自宅にある1mくらいのケーブルを使うので、特に使うことはないかな。
充電ケース|大きくて重い
SOUNDPEATS Truebudsの充電ケースは2600mAhのバッテリーを搭載していることもあり、なかなか大きく、そしてズシッと重さを感じます。
厚みはそこまでないため、ズボンのポケットに入れても膨らみは気になりませんが重さが気になります。
充電端子はUSB Type Cに対応
充電端子はUSB Type Cを採用。
2020年発売機種ということもあり、最新規格を搭載してきていますね。
モバイルバッテリーとしてもつかえる
充電端子の反対側には他のデバイスで「給電」させるためのUSB-A端子が搭載!
Truebudsをモバイルバッテリーとして使うことができます。
万が一イヤホンの充電が切れても、こちらのTruebudsがあればイヤホンでイヤホンの充電ができますよ!
Truebudsを使えよってツッコミは無しで!!
ただし、バッテリー容量は2600mAhのため、iPhoneをギリギリ満充電できるかできないかくらいの容量しかありません。
出力電流も低く、充電が貯まるスピードも遅いためあくまで緊急用として考えたほうが良いでしょう。
重さ|本体5.1g ケース込み114.3g
SOUNDPEATS Truebudsの重さは、本体は5.1g、ケース込みで114.3gです。
先ほど紹介した通りかなり重めです。ジーパンのような生地が硬めの素材のズボンであれば気になりませんが、スラックスのようなテロっとした素材のズボンのポケットに入れるとかなり重みを感じます。
再生時間|本体3.5時間、ケース込みで70時間
SOUNDPEATS Truebudsの最大再生時間時間は、本体は3.5時間、ケース込みで70時間です。
本体再生3.5時間は、最近の完全ワイヤレスイヤホンにしては短めですね。せめて5時間以上は欲しい。
反面、ケース込みの再生時間は70時間と非常に長く、モバイルバッテリーとしての機能を使わなければ2週間ほど充電しなくても通勤通学くらいであれば使えそうです。
インジゲーターでバッテリー残量がわかる
充電ケース側面にはLEDインジゲーターがついており、残りのバッテリー残量が目視できます。
残り1個になったら充電しはじめておきましょう。
本体|インナーイヤー型採用で、耳がかゆくなりにくい
SOUNDPEATS Truebudsのイヤホン本体はiPhoneの付属イヤホンのような形状である「インナーイヤー型」を採用。
カナル型(耳栓型)と違い耳の奥まで挿入しないため耳がかゆくなりにくく、開放的な装着感を得られます。
しかし、音が漏れやすく周りの音も入ってきやすいので、屋外での使用や電車内での使用には向いていません。
静かなオフィスや自宅ででBGM感覚で使ったり、通話用として使いましょう。
IPX4の防水にも対応
SOUNDPEATS TruebudsはIPX4相当(水の飛まつに対して保護)の防水に対応しています。
急な雨や水しぶきくらいでは壊れないので、水回りでも安心して使えます。
操作方法|タッチパネルで操作
▽音楽再生
- 再生/停止 → L or R側を2回タップ
- 曲送り → R側を1.5秒間長押し
- 曲戻し → L側を1.5秒間長押し
- 音量を上げる → R側を1回タップ
- 音量を下げる → L側を1回タップ
▽通話
- 電話を受ける → L or R側を2回押す
- 着信拒否 → L or R側を1.5秒間長押し
- 通話終了 → L or R側を2回押す
▽その他
- 電源を入れる → L側 or R側を1.5秒間長押し
- 電源を切る → L側 or R側を10秒間長押し
- 手動でペアリングモード → L側 or R側を6秒間長押し
- 音声アシスタント → L側 or R側を3回タップ
SoundPEATS Truebudsはタッチパネルで操作します。
感度が高く、1回タップするだけでも2回タップしたと判断されて音楽が停止することがよくあります。
思い通りの操作がしにくい印象です。
ペアリング方法|本体を取り出してスマホで接続
スマートフォンと接続する際のペアリング方法はこちら
ペアリングはこちらで完了です。「オートペアリング」に対応しているため、次回以降はケースから取り出すだけで自動的に電源オン→スマホと接続されます。
両耳のペアリングができない場合はリセットをしよう
両耳同士の接続がうまくいかない場合は、一度リセットしてみましょう。
- 接続デバイスからBluetooth接続を解除
- イヤホンを充電ケースに戻す
- 充電ケースにしまったまま蓋をあけて、左右のタッチパネルを10秒間長押し
- インジゲーターが2回点灯
こちらでリセット完了です。
装着感|長時間着けていても異物感が少ない
装着感 | (4.5) |
SOUNDPEATS Truebudsの装着感はiPhoneの付属イヤホンのような形状のインナーイヤー型を採用していることもあり、異物感のない開放的な装着感です。
ただ、装着位置が安定しにくく、ジョギングなど振動を伴う運動をすると、位置がずれたり、汗で滑って耳から落ちてしまいそうになるので、スポーツにはあまり向いていません。
音質|特徴はないけど癖もない音
高音 | (3.5) |
中音 | (3.3) |
低音 | (3.3) |
SOUNDPEATS Truebudsの音質は付帯音が少なく、同社の初代インナイヤー型ワイヤレスイヤホンであるTruAirと比べると、ややスッキリとした音の印象です。
中高域はこもりもモッサリとした感じもなく、特に悪い部分は気にならない程度に癖のない音です。
低域は量感も十分で、迫力も伴った音でロックやポップスも十分ノリよく聴けます。
総評して、特徴は少ないですが癖も少なく、コスパのと言われている完全ワイヤレスイヤホンと同等クラスの実力を持っています。
片耳でも使える
SOUNDPEATS TruebudsはL/R側問わず、片側だけ充電ケースからとりだして、片耳ヘッドセットとして使うことができます。
WEB会議やYouTubeをBGM感覚で聴くのに最適です。
通話品質|周りの雑音を拾いやすい
通話品質 | (3.5) |
SOUNDPEATS Truebudsのマイク性能は良くもなく悪くもなく普通です。
音声はややクリアですが、周りの雑音を拾いやすいため、運転中や現場での通話用のヘッドセットとしては使いにくいでしょう。
音途切れ|一切なし
接続安定性 | (4.5) |
SOUNDPEATS Truebudsの音途切れは通勤で何度か使いましたが一度もありませんでした。
2020年発売の機種ということもあり、安定した接続性です。
音の遅延|は感じやすい
遅延の少なさ | (4.0) |
SOUNDPEATS Truebudsで動画を見た時の音の遅延は、やや感じるけど少なめです。
シビアなタイミングを要求されるFPSや音ゲーには向きませんが、映画やアニメ鑑賞だとほぼ気にならないレベルです。
SOUNDPEATS Truebudsまとめ
総合評価
2.5/5
- モバイルバッテリーとして使える
- インナーイヤー型採用で閉塞感がない
- 充電ケースが大きくて重い
- ケースから本体を取り出しにくい
- タッチパネルの感度が高すぎる
- 本体の再生時間が3.5時間と短い
3.5
高音
3.3
中音
3.3
低音
3.8
コスパ
4.0
装着感
4.0
利便性
Bluetooth | 5.0/ RTL8763BFP | 再生時間 | 本体:3.5時間 ケース込:70時間 |
コーデック | SBC,AAC | 充電時間 | 約1.5時間 |
ドライバー | 14.4mm ダイナミック型 | 充電端子 | USB Type C |
専用アプリ | – | 質量 | ケース:5.1g 本体:114.3g |
ノイズキャンセリング | – | 防水 | IPX4 |
外音取り込み | – | ゲームモード | – |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
- カナル型(耳栓型)が苦手
- いざと言う時にモバイルバッテリーとしても使いたい
- オフィスでBGM感覚で使ったり、テレワークのヘッドセットとしても使いたい
SOUNDPEATS Truebudsはモバイルバッテリーとインナーイヤー型を両立して使いたい方にはおすすめですが、個人的な意見としては、最新機種である「TrueAir2」と大容量のモバイルバッテリーを使ったほうがコンパクトで音が良いしし使い勝手が良いです。
Truebudsは完全ワイヤレスイヤホンとしても、モバイルバッテリーとしても立ち位置が中途半端かな?とは感じました。
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