こんにちは、元イヤホン専門店スタッフのかじかじ (@kajet_jt)です。
こちらの記事ではJPRiDEの名作「TWS-520」をレビューしていきます。
- 5000円以下で買える完全ワイヤレスイヤホン
- 音質、スペックともにハイコスパ
- AMAZONでも9500レビュー超え、各メディアでも絶賛
JPRiDEは日本のオーディオメーカーで株式会社エムピートレーディングにより2013年に設立。低価格ながらもハイブランドには劣らない品質を提供するメーカーです。
AMAZONでのレビュー数も異様に多く、サクラを疑ってしまうかもしれませんが、雑誌「家電批評」でもベストバイに選ばれその実力は世間でも認められています。
しかし、ポータブルオーディオブロガーとして試さずにはいられない!ということでこちらの「TWS-520」をレビューしていきましょう!
![](https://m.media-amazon.com/images/I/41ZIDo8pNeL._SL160_.jpg)
![](https://kajetblog.com/wp-content/plugins/yyi-rinker/img/arrow-right.png)
5000円以下の完全ワイヤレスイヤホンの比較記事はこちら!
![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/e8e6c17edfdab19ab161d5b6ebd8a06c-320x180.jpg)
JPRiDE TWS-520 レビュー
カラーバリエーションはブラックのみ
![カラーバリエーションはブラックのみ](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/51biBUAoNPL._AC_SX466_.jpg)
JPRiDE TWS-520のカラーバリエーションはブラックのみです。
このデザインであれば、ホワイトカラーがあってもオシャレそうですね。
パッケージ
![パッケージ](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01834.jpg)
![パッケージ](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01835-1.jpg)
![パッケージ](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01836.jpg)
パッケージを開けると、ブランドとしてのこだわりを感じる説明文が。
![「Red Dot Award」を受賞](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01838.jpg)
ドイツのプロダクトデザイン賞「Red Dot Award」を受賞しています!
お金払ったら受賞できるなんやらモンド賞のようなものではなく、ちゃんとしたデザイン賞です。
付属品|イヤーピース、USBケーブル、マニュアル
![付属品|イヤーピース、USBケーブル、マニュアル](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01832.jpg)
- イヤーピース 5ペア
- microUSBケーブル
- マニュアル
イヤーピースは3サイズ 5ペア付属
![イヤーピースは3サイズ 5ペア付属](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01818.jpg)
JPRiDE TWS-520に付属するイヤーピースは5ペア。
傘が長いものが2ペア2サイズ、短いものが3ペア3サイズが付属しています。
![傘が長いものが2ペア2サイズ、短いものが3ペア3サイズ](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01819.jpg)
それぞれのイヤーピースで密閉度が異なり低音の量感にも影響がでてきます。
TWS-520は低音の量感がかなり強いため、写真右側の傘が長いタイプだとさらにゴリゴリの低音に聴こえます。
あまりゴリゴリすぎると個人的に苦手なため、傘の短いタイプを使っています。
充電ケース|薄型でポータブル性も良好
![充電ケース|薄型でポータブル性も良好](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01822.jpg)
JPRiDE TWS-520の充電ケースは薄型のデザイン。
![だいたい100円玉4枚分くらい](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01821.jpg)
だいたい100円玉4枚分くらい。
![手の平でもってみる](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01825.jpg)
手で持ってみてもこのサイズ感、かなりコンパクトです。
![手で持ってみてもコンパクト](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01824.jpg)
持ち歩いてもかさらばらず、ポータブル性抜群ですね。
ズボンのポケットに入れても膨らみが気にならないのが良い。
充電端子はmicroUSB
![充電端子はmicroUSB](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01823.jpg)
充電端子は一世代前のmicroUSB。側面に付いているタイプは珍しいですね。
充電させながら自立させることができるから僕は好きよ。
2019年発売モデルのため、現在のモデルのようにType-C端子が当たり前に搭載されていないので仕方がない…。
再生時間|本体6.5時間、ケース込20時間
![再生時間|本体6.5時間、ケース込20時間](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01830.jpg)
JPRiDE TWS-520の最大再生時間は本体で6.5時間、ケース込みで20時間。
再生時間は特に不満もなく十分ですね、というか6.5時間もイヤホンを着けっぱなしだと耳が痒くなりますよ。
本体|下にアンテナが伸びるうどん型
![本体|下にアンテナが伸びるうどん型](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01842.jpg)
JPRiDE TWS-520のイヤホン本体はAirPodsのようにアンテナ部が下にニューンと伸びるうどん型。
![AirPodsのようにアンテナ部が下にニューンと伸びるうどん型](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01814.jpg)
装着部はカナル型で耳への収納部は小さく、圧迫感を感じすぎないような大きさ。
![ノズル部](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01816.jpg)
![ノズル部](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01817.jpg)
イヤホンの奥に耳垢がいかないようにフィルターはついていますが、フィルター部が根詰まりを起こして音がこもる可能性もありますので、適度にメンテナンスを行いましょう。
ちなみにIPX5相当の防水性能を備えているため、雨や汗にも強く濡れても壊れる心配なしです。水の中にポチャったらアウトです。
操作方法|タッチパネルで操作
![操作方法|タッチパネルで操作](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01896.jpg)
▽音楽再生
- 再生/停止 → R側を2回タップ
- 音量UP → R側を1回タップ
- 音量DOWN → L側を1回タップ
- 曲送り → R側を2秒間長押し
- 曲戻し → L側を2秒間長押し
▽通話
- 電話を受ける → L or R側を2回タップ
- 着信拒否 → L or R側を2秒間長押し
- 通話切り替え → L or R側を1回タップ
- 電話を切る → L or R側を2回タップ
▽その他
- 電源を切る → L側 or R側を5秒間長押し
JPRiDE TWS-520の操作はタッチパネルにて行います。
2回タップで「再生/停止」を行うため誤動作は起きにくいですが、2回タップ時の認識がやや甘く、少しだけ思い通りの操作を行いにくいように感じました。
ペアリングは簡単!取り出したらすぐペアリングモード
スマートフォンと接続する際のペアリング方法はこちら
![充電ケースから本体を取り出す](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01844.jpg)
![iPhoneホーム画面より、「設定」→「Bluetooth」と洗濯](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/02/img_1696-1.jpg)
ペアリングはこちらで完了です。「オートペアリング」に対応しているため、次回以降はケースから取り出すだけで自動的に電源オン→スマホと接続されます。
片耳だけ使う場合はR側のみしか対応していない
![片耳だけ使う場合はR側のみ](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01890.jpg)
TWS-520はR側をマスターとして接続するため、R側のみの片耳使用はできますが、L側のみの使用はできません。
右耳だけで使うと、左耳だと目の前にいる人の声が聴こえにくい気がするんですよね。
と思って調べてみたら、左耳の方が音楽やBGMを聴くことに適しているらしく、右耳は人の声を聴くことに特化しているようですね。
![](https://media.loom-app.com/lifehacker/dist/images/2012/05/120515eartrivia.jpg?w=1280&h=630&f=jpg)
通話時やラジオを聴くときはR側のみでも問題ないかもですね。
というか片耳で使用できる場合はどちらも使えるようにしてほしい。
両耳のペアリングがうまくいかなくなったらリセットをしよう
両耳同士の接続がうまくいかない場合は、一度リセットしてみましょう。
- 本体を充電ケースにしまう
- R側のイヤホンを取り出す
- R側のタッチパネルを5秒間長押しして電源を切る
- R側のタッチパネルをLEDが点滅するまでタッチし続ける
- R側のタッチパネルを素早く5回タッチ
- 赤ランプが点灯して電源がOFFになる
- L側も1〜6の工程を行う。
こちらでリセット完了です。
あとはL,R同時に取り出すとペアリングモードになりますので、スマートフォン側で接続設定をしましょう。
装着感|収まりはいいけど落ちそうな感覚もある
![装着感|収まりはいいけど落ちそうな感覚もある](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01894.jpg)
装着感 | (4.0) |
JPRiDE TWS-520は本体収納部がコンパクトで耳への収まりが良く圧迫感のない装着感です。
しかし、耳から落ちることはないのですが、なんだが落ちてしまいそうな気がしてしまい、気になって装着位置を戻したり最適な位置を探すことが多かったです。
耳の奥まで挿入しすぎると、空気の逃げ道がなくなって中のドライバーが動かなくなり低音しか聴こえなくなるので、ある程度は耳の手前でフィットする位置をみつけないといけません。
その絶妙な位置を探すのがちょっと難しいかな?とは感じました。
あくまで気になる程度であって、他の完全ワイヤレスイヤホンと比べると及第点に達しています。
音質|重低音好きにおすすめのゴリゴリサウンド
![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01841.jpg)
高音 | (3.5) |
中音 | (3.5) |
低音 | (3.9) |
JPRiDE TWS-520の音質は重心の低い低音を中心としたゴリゴリサウンドです。
かなり迫力のある低音で、耳の奥まで振動するかのようにズンっときます。
かといって全帯域が低音で支配されているような感覚もなく、低域から高域までメリハリ良く鳴らす傾向で、少し雑味はありながらもワイヤレスイヤホン特有の高域のざらつきはありません。
![音質|重低音好きにおすすめのゴリゴリサウンド](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01843.jpg)
EDMやヒップホップ、テクノ、ロックなどズンっと低音が響くようなジャンルとの相性がかなり良く、邦楽だとサカナクションやPerfume、洋楽だとスクリレックスやケンドリック・ラマーが特に気持ちよく聴けましたね。
TWS-520を聴いた後に6倍以上価格が離れている「AirPods Pro」で聴いてみると、低音が物足りなく感じましたもの。低音ホン聴いた後に他のイヤホンを比較すると物足りなく聴こえるのは割とあるあるです。
重低音好きだけど、メロディラインやボーカルもしっかりと聴きたい方にはぜひおすすめしたい完全ワイヤレスイヤホンです。
![](https://m.media-amazon.com/images/I/41ZIDo8pNeL._SL160_.jpg)
![](https://kajetblog.com/wp-content/plugins/yyi-rinker/img/arrow-right.png)
他の5,000円前後の完全ワイヤレスイヤホンと比べると実力はどうなの?と気になる方はこちらの記事もご覧ください。
![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/e8e6c17edfdab19ab161d5b6ebd8a06c-320x180.jpg)
通話品質|ふつう
![通話品質|ふつう](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01815.jpg)
通話品質 | (3.0) |
JPRiDE TWS-520のマイク性能は可もなく不可もなくふつうです。
周りの雑音はやや入りやすいように感じますので、騒音が多い場所での通話には向いていません。
音途切れは一切なし
接続安定性 | (5.0) |
通勤時にJPRiDE TWS-520を5往復分ほど使いましたが、街中や電車内でも音途切れが発生することなく安定した接続性でした。
遅延はかなり感じやすい
遅延の少なさ | (2.5) |
iPhone XにてBluetooth接続し、JPRiDE TWS-520で動画を見てみましたが、音の遅延はかなり感じやすいです。
口元と音声が明らかにずれています。YouTubeで商品紹介動画を見ていてもかなり気になるレベルです。
動画の視聴には向いていませんね。
JPRiDE TWS-520におすすめのイヤーピース
![JPRiDE TWS-520におすすめのイヤーピース](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01889.jpg)
JPRiDE TWS-520におすすめのイヤーピースはSpinFitの「CP1025」。
元々AirPods Pro専用に制作されたイヤーピースですが、充電ケースとイヤーピース収納部に一切余裕がないTWS-520にはぴったりシンデレラフィット!
![CP1025を使えば充電ケースに干渉しない](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC01888.jpg)
他のイヤーピースだと充電ケースが干渉して閉まらなくなるので、むしろAirPods Pro用に制作されているイヤーピースしか使えません。
イヤーピースをこちらのCP1025に付け替えると、表面の素材が滑り止めとなるため、耳から落ちる心配がなくなり装着感が安定します。
音質もほんの少しだけ中高域寄りにクリアになるのでおすすめの組み合わせですよ!購入後に装着感に難を感じる方はぜひ検討してみてください!
![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/09/SpinFit_CP1025_6-320x213.jpg)
JPRiDE TWS-520まとめ
JPRiDE TWS-520の検証をしましたが、評判通りのコストパフォーマンスの高さでした。
5000円代の完全ワイヤレスイヤホンは似通った性能や音質の製品が多いですが、TWS-520の強みは「重低音」と「ポータブル性の高さ」といったところでしょうか。
重低音といっても低音しか聴こえないもっさりサウンドということもなく、高域もしっかりと出ているのでノリの良い音楽はなんでも相性が良いですよ!
![](https://m.media-amazon.com/images/I/41ZIDo8pNeL._SL160_.jpg)
![](https://kajetblog.com/wp-content/plugins/yyi-rinker/img/arrow-right.png)
ただ個人的には後継機の「TWS-X」のほうが音もデザインもスペックも好きかな!
![](https://kajetblog.com/wp-content/uploads/2020/10/e8e6c17edfdab19ab161d5b6ebd8a06c-320x180.jpg)
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