こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
Amazonを中心にコスパの高いワイヤレスイヤホンを販売する中国深センのオーディオブランド『EarFun』より、低遅延モードにも対応したゲームに最適の完全ワイヤレスイヤホン『Earfun Free 2』が2021年6月に発売しました。
最新チップQCC3040を搭載し、高音質コーデック『aptX』やQi規格によるワイヤレス充電にも対応。
ノイズキャンセリングや外音取り込みには対応していませんが、それ以外の機能は全部入りで約5000円で買えるというコストパフォーマンスに優れた完全ワイヤレスイヤホンとなっています。
実際に使ってみましたが、音ゲーができそうなくらい音と映像の遅延が少ないですね。
QCC3040のチップを搭載している時点で、PVやライブ映像はほぼ違和感なく視聴できるのですが、そこから低遅延モードをONにしたら、音ゲーをしてもタップと音がほぼズレが無いレベルです。
スマホゲームを完全ワイヤレスでプレイしたい方には最適なのでは!?
今回はこちらのEarFun Free 2を購入してきましたので、実機を使ってレビューしていきます。
ぜひ、最後までご覧くださいませ。
総合評価
4.4/5
- 音ゲーができるくらい遅延が少ない
- ワイヤレス充電が便利
- 胸ポケットサイズでコンパクトな充電ケース
- 低遅延モードだとたまに音途切れやノイズが入る
3.7
高音
3.6
中音
3.6
低音
4.0
コスパ
4.5
装着感
4.5
利便性
Bluetooth /チップ | 5.2 QCC3040 | 最大再生時間 | 本体7時間/ ケース込み30時間 |
コーデック | SBC,AAC,aptX | 充電時間 | イヤホン:1.5時間 充電ケース:2時間 10分の充電で2時間稼働 |
ドライバー | ダイナミック型 | 充電端子 | Type C ワイヤレス充電 |
専用アプリ | – | 防水 | IPX7 |
ノイズキャンセリング | – | 質量 ※片耳/ケース込 | 5.8g/48g |
外音取り込み | – | ゲームモード | ○ |
自動装着検出 | – | 保証 | 18ヶ月 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
EarFun Free 2 概要
- Qualcomm®aptX™の最新チップQCC3040を搭載
- 片側のイヤホンを外した場合にも、素速くマスター/スレーブの入れ替えを行う「TrueWireless Mirroring」を搭載
- 複合ダイナミックドライバーを採用しており、バランスのとれた没入型サウンドを実現
- 60ms超低遅延モードでより良いビデオ&ゲーム体験を提供
- IPX7等級の耐水性能
- ワイヤレス充電に対応
- etc…
EarFun Free 2の特徴を簡単にまとめると、最新チップ『QCC3040』を搭載し、接続性も安定、さらにゲームモードで低遅延を実現。
それでいて5000円以下で購入できる完全ワイヤレスイヤホンって感じですね。
もともと遅延の少ないBluetooth5.2に準拠しつつゲームモードも搭載していれば、かなりの遅延の少なさを期待できそうですね。
カラーバリエーションはブラックの一色のみです。
- イヤーピース(シリコン製)3ペア
- USB Type Cケーブル
- マニュアル
付属品はイヤーピースがサイズ別に3ペアと、充電ケーブルと必要最小限のものは付属しています。
EarFun Free 2 レビュー
それでは早速EarFun Free 2をレビューしていきましょう。
充電ケース|小型で胸ポケットサイズ
EarFun Free 2の充電ケースは手のひらサイズでコンパクトな設計。
厚みもそこまでなく、胸ポケットにスッポリ収まりますね。
他の充電ケースがコンパクトな完全ワイヤレスイヤホンと比べてもこの通り。充電ケースが最小クラスのAirPods Proと同等クラスの小ささです。
充電端子はUSB-Cに対応しており、さらにワイヤレス充電にも対応しているので専用充電器に置くだけで充電ができます。
5000円台でワイヤレス充電に対応しているイヤホンは少ないので、この価格でワイヤレス充電が備わっているのは素晴らしいですね。
このワイヤレス充電が本当に便利で、充電したつもりがないのに、いつも満充電のような感覚で使えるので、ワイヤレス充電を使ったことがない方は一度試してみることをおすすめします。
僕はAnkerのPowerWaveというワイヤレス充電機を使っています。安価で必要十分の性能が備わっていておすすめです。
本体|普遍的なデザイン
EarFun Free 2のイヤホン本体は、ハウジング(背面)に『earfun』のロゴがあしらわれたシンプルなデザイン。
本体下部にはLEDインジゲーター、内側にはL・Rの表記があります。
ある程度は小ぶりかつ普遍的なデザインで、装着感も悪くなさそうです。
それ以外はこれといった特徴もないので、長くは語りません。
装着感|耳のくぼみに合わせてぴったりフィットする
EarFun Free 2の装着感は個人的にかなり良好で、耳のくぼみに合わせてピッタリとフィットしてくれますね。
耳が小さい妻にも装着してもらいましたが、こちらも同様ピッタリフィットしていました。
耳穴全体を覆うような形状のため、遮音性も高くノイズキャンセリングなしでも周りの音を結構遮音してくれますね。
ジョギングもしてみましたが耳から落ちるような感覚はありませんでしたが、長時間走って汗だくになってくると、表面が汗で滑ってきて装着感が安定しなくなるかもしれません。
装着感 | (4.5) |
装着感は個人的にかなり良かった!
音質|中高域がクリア
EarFun Free 2の音質は約5000円の完全ワイヤレスイヤホンとしては標準レベルの音質。
音にこだわりがない限りは十分に高音質と感じるレベルではありますね。
各項目ごとの音の特徴は以下のとおりです。
- 高音:中高域がきらびやかでクリアに伸びる印象。
- 中音:厚みはそこまでなくさっぱりとした印象。ボーカルは埋もれはしないけど楽器隊の方が聞こえやすい気がする。
- 低音:控えめな印象で、物足りなさは感じない程度のスッキリとした低音。
- 音場:横に広めのように感じる。
- 傾向:どちらかというと中高域より
- 解像度:高域の細かな音を良く拾うので、価格帯を考えれば解像度は高く感じる
得意なジャンル
- ロック
- ポップス
- アニソン
高域が良く伸びる印象で、音の破綻がなくクリアな印象です。
前作のEarFun freeがなんとも言えない詰まった感じの音質だったので、それと比べたら音質はかなり改善されたように感じますね。
ポップスや疾走感のあるロックと相性が良かったです。
高音 | (4.5) |
中音 | (4.5) |
低音 | (4.5) |
こだわりがなければ十分な音質って感じ。
こちらも参考にしてね!
操作|タッチパネルが広く、感度もちょうど良い
EarFun Free 2の操作はタッチパネルで行います。
▽音楽再生
- 再生/停止 → L or R側を2回タップ
- 曲送り → R側を3回タップ
- 曲戻し → L側を3回タップ
- 音量を上げる → R側を1回タップ
- 音量を下げる → L側を1回タップ
▽通話
- 電話を受ける → L or R側を2回タップ
- 着信拒否 → L or R側を2秒間長押し
- 通話終了 → L or R側を2回タップ
▽その他
- 電源を入れる → 本体を充電ケースに戻して蓋を閉める
- 電源を切る → 充電ケースを開ける
- 手動でペアリングモード → L側 or R側を6秒間長押し
- 音声アシスタント → R側を2秒間長押し
- 低遅延モード → L側を2秒間長押し
本体のみで再生/停止、選曲、音量調整まであらゆる操作が行えますね。
タッチセンサーの感度もほどよく、パネル面積も広くてスムーズに操作ができる印象を受けますね。
操作性はかなり良好かと!
通話品質|それなりにクリア
EarFun Free 2の通話品質は他の完全ワイヤレスイヤホンと比べると、音声が少しクリアな印象ですね。
音声を録音してみましたので、以下の音声もチェックしてみてください。
指向性が広く、周りの音を拾いやすい印象はありますが、自宅など静かな環境であれば十分にクリアな音声を相手に伝えてくれるます。
テレワークや友達との電話であれば十分使えますね。
通話品質 | (4.0) |
こちらも参考にしてね!
関連記事:【テレワークにおすすめ!】通話品質の高い完全ワイヤレスイヤホン|マイク性能で選ぶならこれ!
音の遅延|ゲームができるレベルでズレがない
EarFun Free 2の映像と音声のズレですが、低遅延モードをONにしなくてもかなり少なく、動画やライブ映像を見てもズレがなく違和感を感じません。
低遅延モードをONにしてみると、さらに遅延が少なくなるというより、音が先に聞こえて逆に音がズレます笑
結局音がズレたら意味ないじゃんと思いますが、音ゲーをした時に効果が発揮されます。
完全ワイヤレスとしてはかなりズレが少なく、ハードな難易度の楽曲ではない限りは違和感なくプレイができます。
ただ、ハイスコアを狙うならタイミング調整か有線イヤホンは必要ですね。
FPSや音ゲーなどシビアなタイミングが要求されるゲームを完全ワイヤレスで楽しみたい方におすすめですね。
遅延の少なさ | (4.5) |
完全ワイヤレスの中ではかなりズレが少ない!
EarFun Free 2とEarFun Free Proを比較すると?
EarFun Free 2と、同社の1000円ほど高いノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホン『EarFun Free Pro』を比較してみました。
製品名 | EarFun Free 2 | EarFun Free Pro |
総合評価 | (4.3) | (5.0) |
Bluetooth | 5.2 | 5.2 |
コーデック | SBC,AAC,aptX | SBC,AAC |
再生時間 | 本体:7時間 ケース込:30時間 | 本体:6時間 ケース込:27時間 |
充電端子 | Type C ワイヤレス充電 | Type C ワイヤレス充電 |
音質 | (3.7) | (3.7) |
音の傾向 | 中高域よりのスッキリ系 | 中低域よりのパワフル系 |
装着感 | (4.5) | (4.3) |
ノイズキャンセリング | – | (4.3) |
外音取り込み | – | (3.6) |
低遅延モード | ◎ | ◯ |
価格 | 4999円 | 5,999円 |
レビュー | レビューはこちら |
音質はそれぞれ特徴があり、EarFun Free 2は中高域寄りのさっぱり系サウンドで、疾走感のあるロックやフレッシュなPOPと相性が良い。
EarFun Free Proは中低域寄りの迫力のあるサウンドでEDMやヒップホップといったジャンルと相性が良い印象で、どちらのほうが音質が上という感じでもないですね。
ただ、EarFun Free Proはノイズキャンセリング機能によって周りの音を遮音したり、外音取り込み機能でイヤホンを装着しながら周りの音を聞けたりするので利便性はEarFun Free Proのほうが上。
EarFun Free 2は1000円ほど安く、低遅延モードによる遅延もこちらのほうが少ないため、音ゲーやFPSなどタイミングが要求されるゲームではEarFun Free 2のほうが違和感なくプレイできますね。
それぞれこんな人におすすめ
- EarFun Free 2
→さっぱりとした音が好きな方
→スマホゲームをよくする方
→ノイズキャンセリングや外音取り込み機能は特に必要ない方 - EarFun Free Pro
→重低音が好きな方
→ノイズキャンセリングや外音取り込み機能などを必要とする方
個人的にはEarFun Free Pro派かな。
EarFun Free 2 まとめ
EarFun Free 2をまとめると以下のとおりです。
総合評価
4.4/5
- 音ゲーができるくらい遅延が少ない
- ワイヤレス充電が便利
- 胸ポケットサイズでコンパクトな充電ケース
- 低遅延モードだとたまに音途切れやノイズが入る
3.7
高音
3.6
中音
3.6
低音
4.0
コスパ
4.5
装着感
4.5
利便性
Bluetooth /チップ | 5.2 QCC3040 | 最大再生時間 | 本体7時間/ ケース込み30時間 |
コーデック | SBC,AAC,aptX | 充電時間 | イヤホン:1.5時間 充電ケース:2時間 10分の充電で2時間稼働 |
ドライバー | ダイナミック型 | 充電端子 | Type C ワイヤレス充電 |
専用アプリ | – | 防水 | IPX7 |
ノイズキャンセリング | – | 質量 ※片耳/ケース込 | 5.8g/48g |
外音取り込み | – | ゲームモード | ○ |
自動装着検出 | – | 保証 | 18ヶ月 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
スマホゲームをする方におすすめ
- 予算は5000円以下
- 完全ワイヤレスイヤホンで音ゲーやFPSをしたい
- 動画やアニメを完全ワイヤレスで見たい
※タブで切り替えができます
EarFun Free 2は特別音質が良かったり、機能性が高いわけではないですが、完全ワイヤレスとしては遅延が非常に少ないという強みを持ったイヤホンですね。
音楽鑑賞だけでなく、ゲームや動画など総合的にエンタメを楽しめる完全ワイヤレスイヤホンのように感じました。
有線イヤホンを使いたくないスマホゲーマーにおすすめ!
以上!EarFun Free 2のレビューをお送りしました。
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