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ピヤホン6こと「AVIOT TE-Z1PNK」をレビュー|探していた音に出会えた

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

日本の大人気ロックバンド「凛として時雨」のドラムス「ピエール中野さん」監修のイヤホンにピヤホンというものがあるのですが、毎回売り切れ続出でとてつもなく人気なんですよ。

そのワイヤレスのピヤホンに第6作目が発売されました。

それが今回紹介する「ピヤホン6」こと「TE-Z1PNK」です。

さっそく使ってみたのですが、前作のピヤホン5愛用者の方、今すぐ乗り換えましょう。

オーディオマニアの方、ピヤホンとか関係なく聴いてください。これはガチの高音質イヤホンです。

今までのピヤホンはベースとなるモデルがあって、そこにピエール中野さんのチューニングが加わることで、独自の音が楽しめるような製品でした。

また、本体や付属品に「バイブス君」というオリジナルキャラクターが目立つように印字されていたりと、ファンアイテム的な側面もありました。

今回は違います。ピヤホン6のために完全にオリジナルの製品を作っています。しかも今までのピヤホンシリーズと比べものにならないくらい音質が良いです。ガチでワイヤレスイヤホンのトップを狙いにきています。

ピヤホン6の主な特徴は次のとおりです。

ピヤホン6(TE-Z1PNK)の特徴
  • オーダーメイドのイヤホンでも使用される積層造形技術を採用した筐体
  • ダイナミック型+平面磁気駆動型ドライバーを採用
  • ハイブリッドアクティブノイズキャンセリングや外音取り込みモードを搭載
  • マルチポイントやゲーミングモードにも対応
  • 価格は39600円とAVIOT史上最高価格のワイヤレスイヤホン

という感じです。音質へのこだわりだけでなく、ノイズキャンセリングやマルチポイントなど利便性にもかなり拘っているんですよね。

今回はこちらのピヤホン6を事前にレビュー用に提供いただいておりまして、かれこれ1週間ほどずっと使ってきましたので、良かった点や気になった点をお伝えしていきます。

ぜひ最後までご覧くださいませ。

総合評価

4.8/5

ピヤホン6(TE-Z1PNK)

  • ドラムの音を一番再現できている
  • ロックやライブ映像との相性がとてつもなく良い
  • 高域がよりスムースになって聴きやすくなった
  • 充実した付属品
  • イヤモニのような装着感の良さ
  • マルチポイントに対応
  • ワイヤレス充電に対応していない
  • LDAC +マルチポイントだと音が途切れやすい
  • 外音モードの切り替えがわずらわしい

4.8

高音

4.7

中音

4.8

低音

4.8

装着感

4.0

ノイズキャンセリング

3.8

外音取り込み

4.0

マイク性能

4.0

利便性

Bluetooth5.2最大再生時間本体7時間/
ケース込み18時間
コーデックSBC,AAC,LDAC充電時間約1.5時間
ドライバー10mmウーファー+平面磁気駆動型ツイーター充電端子Type C
専用アプリ防水IPX4相当
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
7g/65.3g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証1年
マルチポイント公式サイトこちら

▼動画版はこちら▼

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

ピヤホン6(TE-Z1PNK)とピヤホン5、TE-J1のスペックを比較

製品名ピヤホン6(TE-Z1PNK)
ピヤホン5(TE-BD21j-ltd)
TE-J1
ドライバー10mmウーファー+平面磁気駆動型ツイーターφ8mmダイナミック型+バランスドアーマチュア型ドライバーΦ10mmダイナミック型+バランスドアマチュア型ドライバー
Bluetooth5.25.25.2
コーデックSBC,AAC,LDACSBC,AAC,aptX AdaptiveSBC,AAC,LDAC
再生時間本体:7時間
ケース込:18時間
本体:9.5時間
ケース込:45時間
本体:9時間
ケース込:28時間
充電端子Type CType CType C
防水IPX4相当IPX4相当IPX4相当
自動装着検出
低遅延モード
ノイズキャンセリング
外音取り込み
マルチポイント
価格
※Amazon参考価格
39,600円24.255円21.890円

ピヤホン6(TE-Z1PNK) 外観・付属品

それではピヤホン6(TE-Z1PNK)の外観や付属品をチェックしていきましょう。

パッケージ

ピヤホン6(TE-Z1PNK)のパッケージはこちら。

PNKのゴールドロゴが際立つシンプルなデザインです。

開封するとこんな感じです。

音質に没入する世界へようこそ!

付属品

付属品一覧
  1. シリコンイヤーピース:XS/S/M/L 各サイズ1
  2. ウレタンイヤーピース:S/M 各サイズ1
  3. USB Type-Cケーブル
  4. セミハードケース、カラビナ
  5. マニュアル

イヤーピースはシリコンタイプと低反発のウレタンタイプがありますが、個人的にはピヤホン6はウレタンタイプの方が好みの音と装着感でしたね。

カラビナ付きのハードケースもかなり便利で、金属筐体の充電ケースを傷から守ってくれます。

充電ケース・本体

ピヤホン6(TE-Z1PNK)の充電ケースは金属筐体のプレミアムなデザインに仕上がっています。

側面から見てもゴールドのラインがなんとも美しいですね。

サイズ感もコンパクトで、胸ポケットにもすっぽりと収まりそうです。ただ金属筐体なので冬は超冷たい。

前作のピヤホン5と比べるとこんな感じ。バイブス君がいなくなったことでデザインがとてもシンプルになりました。

この時点でファンアイテムとしてではなくて、ガチのオーディオとして取り組んでいることが良くわかります。

充電端子はUSB Type Cに対応。

残念ながらワイヤレス充電には対応していませんでした。ワイヤレス充電はけっこう愛用しているので残念。

充電ケースを開けるとこんな感じ。高級感やべぇ。

あ、バイブス君が地味に隠れてた。

本体もかなり取り出しやすく、マグネットの吸着性も高いです。

本体はこちら。

一見、背面が開放されているセミオープン型っぽくも見えますが、ちゃんと密閉型です。

背面からチラッと見えるLEDランプがなんともカッコいい。

本体上部にもPNKとAVIOTのロゴが印字されていますね。

側面から見るとこんな感じ。

ゴールドのラインが美しい。

内側はこんな感じ。

形状が完全にカスタムIEMのそれ。完全ワイヤレスでこの造形を作れるのは凄すぎる。

ノズルは金属ノズルを採用していて、耐久性の高さと響きの良さを掛け合わせた仕様になっています。

ノズルは長めに設計されているので、他社のイヤーピースでも楽しめますが、できれば軸が短めのタイプのほうが筐体全体が耳を覆うように装着できるようになります。

最後に重さですが、総重量は65.7g、本体片耳の重量は6.8gです。

ピヤホン6(TE-Z1PNK) レビュー

音質|ずっと探していた音に出会えた

ピヤホン6(TE-Z1PNK)の音質についてですが、音の好みだけで言えば2022年発売したイヤホンのなかではナンバーワンでした!

この音を出せるイヤホンをずっと探していましたが、まさか完全ワイヤレスで見つかるとは思っていませんでした。従来のピヤホンらしいドンシャリサウンドでありつつも、音の自然さや解像度やスケール感が劇的に向上しています!

音質のレビューをする前に、まずピヤホン6の音質設計について解説します。

ダイナミック型+平面磁気駆動型ドライバーを搭載したハイブリッドドライバーを採用しています。

この平面磁気駆動型ドライバーは高音を鳴らすツイーターとして割り当てられています。ダイナミック型は1点に対して音を振動させるような鳴らし方に対して、平面磁器駆動型ドライバーはその名の通り「面」で鳴らすような駆動方式で、歪みが少なくクリーンな音を鳴らせるのが特徴です。

従来までのハイブリッドドライバーは、このツイーターに「バランスドアーマチュアドライバー(通称BAドライバー)」という補聴器に使われるドライバーを採用していたのですが、その特性から高域の刺さりや共振があったりと自然な高音を作るのは難しかったようなんですよね。

また、メーカーの開発者さんと話をしたのですが、設計上ダイナミックドライバーとBAドライバーを少し離す必要があるみたいで、この配置する位置の差で位相差が出てしまって、自然な音響特性を作りにくかったようです。

そこで中低音にダイナミックドライバー、そしてその真上に平面ドライバーを採用することで、位相差をなくしつつBAには出せない超自然でつながりの良い音を作れるようになったとのことです。

この設計について詳しく聴いた上で試聴すると、その音の自然さに超納得できましたね!

ということで音の特徴は次のとおりです。

音の特長

4.8

高音

4.7

中音

4.8

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
高域寄り
  • 高音:従来のピヤホンらしい刺激感がありつつも、非常に伸びやかで自然に鳴らす高音。刺さるレベルまで鋭く鳴っているのに、絶妙に刺さらない! シンバルの音を生さながらの炸裂音を再現しつつも、アコギは一弦一弦を生々しく繊細に鳴らす。
  • 中音:高音や低音と比べると少し引っ込んだ印象ですが、ライブハウスの中で轟音で楽器隊が鳴っている中でのハリ感のあるボーカルを再現できているような印象。艶っぽさ色っぽさはそこまでなく、ソウルやチル系の楽曲でも元気よく鳴らすような印象です。
  • 低音:完全ワイヤレスの中で一番ライブのような臨場感を再現できている低音。バスドラムの立体感や迫力が素晴らしく、かといってブーミーになりすぎず、解像度高く締まりのある音でノリよく鳴らしてくれる。ベースラインも迫力をまといながらも耳で追いやすい。
  • 音場:なかなかな広さ。弾き語りだと抜け感の良い広さを再現し、ロック・ポップスだとライブのような臨場感のある広さを再現する。
  • 傾向刺激的かつ自然なドンシャリサウンド。迫力と繊細さをどちらも掛け合わせたような印象。

得意なジャンル

  • ロック
  • ポップス
  • アニソン
  • 弾き語り

いや、ホントこの刺激感と繊細さを両立できているのが意味わからないくらいすごいチューニングなんですよね。

凛として時雨は相性が良いことはもちろんのこと、BUMP OF CHICKENとかamazarashiとかのアコギを多用した楽曲もかなり得意なんですよね。

激しさと繊細さを両方兼ね備えるヨルシカとかEveとかはとても相性が良い感じですよ! 逆にずっと真夜中でいいのに。とかはボーカルが上擦る感じがあって、個人的には少し相性が悪いように感じましたね。

普通ここまでシンバルの「シャーーン」と鳴る炸裂音をリアルに再現している場合、音は少しは刺さったり、弾き語りのような繊細な表現は難しかったりするはずなのに、ピヤホン6はどちらも両立しているんですよね。

というか、平面駆動型ドライバーを採用していて、ここまで刺激的な音は初めてかも。ぶっちゃけ音の傾向だけで言えば、有線モデルの有線ピヤホン3よりも好きです。

他のワイヤレスイヤホンと比較すると?

次に他のワイヤレスイヤホンと比較した音質をお伝えします。

ピヤホン5と比べると?

ピヤホン5と比べると、音質が2ランクくらい向上しています。もうレベルが違います。

低域はより立体的に、高域はさらに伸びつつも繊細な表現ができるようになりました。

さらにノイズキャンセリングやマルチポイントなど機能性もアップしていて、かなりレベルアップしていますよ! ただ、再生時間は短くなってますけどね。

ピヤホン5で満足しているなら、逆に聴かない方が良いかもしれません。絶対欲しくなるから。

逆にピヤホン5からステップアップしたいと考えている人は、絶対に買うべきだと思います。

ピヤホン5のレビューは以下で解説しています。

MOMENTUM True Wireless 3と比較すると?

次にMOMENTUM True Wireless 3と比べた場合ですが、音の性質がわりと正反対ですね。

MOMENTUMはボーカルを中心に艶っぽく鳴らす上品なサウンドといった印象ですが、ピヤホン6は繊細な表現もできるドンシャリサウンドという印象で、音質はほぼ同レベルといったところ。

宇多田ヒカルや藤井風とかをしっとり聴くならMOMENTUM True Wireless 3の方が良いと思いますし、邦楽ロックを聴くなら間違いなくピヤホン6の方が良いですね。

完全に好みの差という感じ。

音の好みだけで言えば、聴くジャンル的にもピヤホン6の方が好きですねー。

FoKus PROと比較すると?

最後にFoKus PROと比べると、「質」という意味ではFoKus PROの方が上ですかね? 音の密度感や情報量FoKus PROの方が上で、パワフルでありつつも厚みのあるサウンドで奏でてくれますね。

ただ、価格差ほどの実力差はなく、なんだったらキレの良さや迫力、臨場感という意味ではピヤホン6の方が上です。

高域の表現力もピヤホン6の方が上で、アコギの一弦ごとの繊細さな表現力はFoKus PROをも凌駕しているように感じましたね。

パワフルでスピード感のある音は好きだけど、もう少し厚みのある音が好きならFoKus PRO、ドンシャリ傾向が強くてキレのある音が好きならピヤホン6という感じですかね。

こちらも音の好みで言えば、ピヤホン6の方が好きでした。

装着感|オーダーメイドのような着け心地

ピヤホン6(TE-Z1PNK)の装着感ですが、まるでカスタムIEM(オーダーメイドイヤホン)のような着け心地で最高です!

内側が高級有線イヤホンなどでよく見られる「積層造形技術」を採用した筐体ということもあって、非常に装着感が良いですね。

実際に装着してみるとこんな感じ。見た目もシックでかっこいいです。

前から見ても飛び出しが少なくて、スマートな印象ですね。

ただ、耳に引っかかっているような感じでもないので、ジョギングやスポーツ用途には向いていないかな?とは感じました。

ノイズキャンセリングなしでも密閉感が高く、ストレスなく使えます。

装着感(4.5)

ピヤホン6におすすめのイヤーピース

で、もし使ってみて装着感も音質もしっくりこないという方におすすめのイヤーピースがあります。

それが、NUARLのMagic Ear+7です。

付属の低反発イヤーピースより接触面積が広くて、密閉感が高くて少し強めの高音をほどよく抑えてくれるんですよ。

装着感も安定するし、好みの音にさらに近づくし、充電ケースにも見事に干渉しないし、ピヤホン6にもかなりおすすめのイヤーピースです!

ノイズキャンセリング|自然さ重視

ピヤホン6(TE-Z1PNK)のノイズキャンセリング性能ですが、自然さ重視といったところですかね。

ピエール中野さん自身が音質に影響が出るためノイズキャンセリングについては否定派だったようですが、ユーザーからの要望が多くて、音質に影響が出ない程度に取り入れたようです。

ONにしてみると、電車の下から響くような走行音はほどよく軽減できているように感じます。逆に高周波帯の高い音に関してはそこまで変化がない印象で、人の声などはそこまで軽減できていないように感じます。

ノイズキャンセリングをONにすることによる音の変化ですが、少し発生するみたいで中域帯の厚みがほんの少しなくなって詰まったような感覚がありますね。

アプリでは「ノイズ抑制優先モード」と「音質優先モード」の2つを選べます。

音質優先モードだとノイズキャンセリングONとOFFの音質変化の差分が少なく、ノイズ抑制優先モードだと音質の変化はほんの少し大きくなりますがノイズの抑制力も少し大きくなるような感じですね。

どちらのモードにしても、OFFにしても、よ〜〜〜く聴いて気づけるようなレベルかと思いますので、好みで選択しても良いかな?という感じですね。

ピヤホン6に感しては、個人的にはあえてOFFで使いたいかな?とは感じました。

ノイズキャンセリング(4.0)

外音取り込み|ふつうに会話ができる

ピヤホン6(TE-Z1PNK)の外音取り込み機能はなかなかに優秀です。装着した状態でも普通に会話ができるレベルで集音してくれますね。

音楽を止めていれば、レジでもストレスなくお会計を済ませられますね。

ただ、マイク感は少しあったり、自分の声は若干モゴモゴとした感覚はあるので、AirPods Proのようにながら聴き用途で使うには難しいかな?という印象です。

外音取り込み(3.8)

操作性|外音モードの切り替えに難あり

ピヤホン6(TE-Z1PNK)の操作性はタッチセンサーの感度に関しては不満なしという感じです。

ただ、ノイズキャンセリングや外音取り込みモードの切り替えに難ありですね。

操作方法一覧は次のとおりです。

項目操作方法(デフォルト)
再生/停止L or R側を1回タップ
曲送りR側を2回タップ
曲戻しR側を3回タップ
音量を上げるL側を3回タップ
音量を下げるL側を2回タップ
ノイズキャンセリング・外音取り込みの切り替えR側を1.5長押し
音声アシスタントL側を5秒長押し
ペアリングモードへの移行R側を5秒長押し

再生停止・選曲・音量調整のみアプリでもカスタマイズが可能です。

操作性自体は良いのですが、ノイズキャンセリングモードの切り替え時に

ノイズキャンセリング→ノイズキャンセリングオフ→外音取り込み→ノイズキャンセリング……

という流れになるので、たとえばノイズキャンセリングモードから外音取り込みモードに移行する際に2回の動作が必要になってしまうんですよ。

この部分が個人的にけっこう気にするタイプで、ピヤホン6に関しては基本ノイズキャンセリングをオフで使いたいので、理想はノイズキャンセリングONを無効にして

オフ→外音取り込み→オフ→外音取り込み

と、切り替えができるようにして欲しいんですよね。

このあたりはソフト面の改善をもう少し頑張っていただきたいところです。

アプリについて

そのままアプリについて解説します。

アプリでできることは次のとおりです。

アプリでできること
  • バッテリー残量の確認
  • ノイズキャンセリングモードの切り替え
  • サウンドモード設定(ノイズキャンセリングと外音取り込みモードのレベル調整)
  • 操作ボタンの変更
  • EQ設定
  • ゲーミングモード設定
  • 位置情報履歴
  • 音声言語設定
  • オリジナルボイスガイダンス設定

EQ設定

EQ設定では10バンドに対して±5dBのイコライザー設定が可能です。

6つのプリセットと、2つのカスタム設定から選べますが、個人的にはピヤホン6のチューニングが気に入っているので使うことはないかなって感じです。

ボイスガイダンスの変更

音声ガイダンスについては、前作のピヤホン5と同様にアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」のキャラクターの音声ガイダンスを聴けます。

今回のために新たに録りおろしているようで、前回同様に「常守朱(CV.花澤香菜)」「ドミネーター(CV.日髙のり子)」そして新たに「狡噛慎也(CV.関智一)」が追加され、合計3つから選べるようになりました。

PSYCHO-PASSファンには嬉しい仕様になりましたね!

あとは他の見出しで解説した通りですかね。

基本すべてデフォルト設定でも問題なく使えますが、一応アプリを入れておいた方が好みの設定に仕上げやすいといったところですかね。

マルチポイントは便利だが……

ピヤホン6(TE-Z1PNK)には2台同時接続できるマルチポイントにも対応しました!

これは個人的に必須級の機能ですが、ちょっと残念なところが……。

それはマルチポイントをONにすると、接続が少し安定しにくいことがあるということ。

普段はiPhoneとXperia 5Ⅳの2つに接続して聴いているのですが、iPhone側でAACコーデックで接続して聴いているときは安定しています。

ただ、高音質コーデックであるLDACで接続されているXperia 5Ⅳはマルチポイント中だと途切れることが多くて、外出先だとブチブチと途切れてしまいますね。

通信状況によりけりなので、家の中とかでは安定する時は安定しているのですが、マルチポイント中は基本安定しなくて、結局片側の接続を切ることが多いです。

普段LDACで使うという方は、外出先ではマルチポイントでの接続はしない方が良いかもしれません。

通話品質|実用的

ピヤホン6(TE-Z1PNK)のマイク性能ですが、こらちもなかなか良い感じです。

マイク音声も実際に録音してみました。以下の音声をよければチェックしてみてくださいね!

少しノイズは入りますが、音声自体はキレイに収録できています。

左右どちらとも片耳利用もできますし、マルチポイントも使えるので、通話やテレワーク用途でも不便なく使えますね。

通話品質(4.3)

こちらも参考にしてくださいね

音の遅延|ほぼなし

ピヤホン6(TE-Z1PNK)の映像と音声のズレですが、ゲームモードをONにしなくてもほぼ遅延がありません。

YouTubeやプライムビデオで動画を見る分には全然問題なしですね。

音質の良さも相まって、ライブ映像との相性は最高ですよ!

アプリでゲームモードをONにすれば、さらに遅延が少なくなります。

この状態で音ゲーをしてみたのですが、タップと効果音は少しズレる感じがあったので、音ゲーは厳しそうです。

FPSであれば、割とストレスなくプレイできると思います。

遅延の少なさ(4.5)

ピヤホン6(TE-Z1PNK) まとめ

ピヤホン6(TE-Z1PNK)をまとめると以下のとおりです。

総合評価

4.8/5

ピヤホン6(TE-Z1PNK)

  • ドラムの音を一番再現できている
  • ロックやライブ映像との相性がとてつもなく良い
  • 高域がよりスムースになって聴きやすくなった
  • 充実した付属品
  • イヤモニのような装着感の良さ
  • マルチポイントに対応
  • ワイヤレス充電に対応していない
  • LDAC +マルチポイントだと音が途切れやすい
  • 外音モードの切り替えがわずらわしい

4.8

高音

4.7

中音

4.8

低音

4.8

装着感

4.0

ノイズキャンセリング

3.8

外音取り込み

4.0

マイク性能

4.0

利便性

Bluetooth5.2最大再生時間本体7時間/
ケース込み18時間
コーデックSBC,AAC,LDAC充電時間約1.5時間
ドライバー10mmウーファー+平面磁気駆動型ツイーター充電端子Type C
専用アプリ防水IPX4相当
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
7g/65.3g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証1年
マルチポイント公式サイトこちら

ピヤホン6(TE-Z1PNK)はこんな人におすすめ

こんな人におすすめ
  • ライブで聴いたあの音をイヤホンで再現したい方
  • ロックやエレクトロ、ポップスが好きな方
  • ドラムの音が好きな方
  • ピエール中野ファンや凛として時雨ファン
  • オーディオマニア

ピヤホン6(TE-Z1PNK)は音質や装着感など、ハード面は本当に完璧とも言える完成度の高さでした。

音質に関してはまさに僕がずっと探していた通りの音で、時雨とかBUMPとかストレイテナーとか聴く時に最高です。

反面、ソフト面ではまだまだ課題が残るかな?という印象でした。

ノイズキャンセリングと外音取り込みモードの切り替えのわずらわしさや、マルチポイント時の不安定さなど、ファームウェアアップデートなどで改善して欲しいところはありますね。

その点を踏まえてもこれだけの高評価なので、いかに音質や装着感面で気に入っているかがわかるかと思います。

前作のピヤホン5ユーザーの方や、ロックが好きな方、あとはピエール中野氏のファンでもなんでもないオーディオマニアの方もぜひ試してみてください! 好みはあると思いますが、個人的にはすばらしい音です。

また概要欄にリンクを貼っていますので、ぜひチェックしてみてください。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • NUARL Magic Ear+7 for TWEですが、
    対応サイズはピヤホン6に付属のイヤーピースと同サイズで購入して大丈夫なのでしょうか?
    値段も手頃で購入を検討しているのですが、サイズ感が同じかどうかが心配なので。。。

    • 付属イヤーピースが少し小さめにできているので、1サイズ小さめの方が良いかもしれませんが、3サイズ全て入ったアソートタイプが一番おすすめです!

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