こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
完全ワイヤレスイヤホンが欲しいけど、本体が大きくて耳にフィットもしないし、デザイン性がイマイチなものが多い……。
そんな方にピッタリな完全ワイヤレスイヤホンが、agから2021年7月に発売された『COTSUBU』です。
同社より2019年発売された『TWS03R』より、オシャレなデザインはそのままに、さらに小型化されスペックや性能が大幅UP!
10万以上のイヤホンを販売するオーディオメーカー『final』が監修を行なっているため、見た目に反して音質は長本格的です。
音質•性能•携帯性やデザイン性を備えつつ、価格は6480円とお手頃でコスパに非常に優れた製品ですね。
今回はこちらのCOTSUBUを購入してきましたので、実機を使ってレビューしていきます。
agは個人的に好きなメーカーだけど、マジでハズレがないよ!
総合評価
4.7/5
- デザインがとにかくオシャレ
- 胸ポケットサイズの充電ケース
- 粉雪塗装で皮脂や汚れがつきにくい
- 耳が小さい人でもフィットしやすい
- 音質は超本格的
- タッチセンサーの感度が良すぎる
3.7
高音
3.9
中音
3.9
低音
4.8
コスパ
4.8
装着感
4.5
利便性
Bluetooth /チップ | 5.2/ QCC3040 | 最大再生時間 | 本体5時間/ ケース込み20時間 |
コーデック | SBC,AAC,aptX | 充電時間 | 本体1.5時間/ ケース込み2時間 |
ドライバー | ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | – | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | – | 質量 ※片耳/ケース込 | 3.5g/39.4g |
外音取り込み | – | ゲームモード | – |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
1万円以下のおすすめ完全ワイヤレスイヤホンをお探しの方は以下の記事をご覧ください。
ag COTSUBU 概要
- 片側3.5gと超軽量設計
- カラーバリエーションは7色と豊富
- オーディオブランド『final』監修による高音質仕様
- 最新チップ『QCC3040』を搭載し安定した接続性
- 紛失時は片耳購入ができる
『片側3.5g』『カラバリ豊富』『音質は本格的』の3つが大きな特徴で、軽くてオシャレだけど音質は一切妥協なし!といったところ。
また、チップに採用されている『QCC3040』ですが、こちらの恩恵って地味にすごいのですよ。
音は途切れにくくなるのはもちろん、動画を見た時の遅延が少なくなったり、どちら側のイヤホンでも片側のみで使えたり、完全ワイヤレスイヤホンを使っていて少し不便だと思っていたところをカバーしてくれます。
詳しくは下記の記事で解説しています。
また、万が一片側を紛失しても片耳購入できるのがうれしいポイントです。
金額は片側あたり3,600円(税込)とのことなので、もし紛失した場合は公式サポートまで問い合わせてみましょう。
以下のページより片側購入のお申込みができます。
カラーバリエーションは以下の7色展開で、パステル系のおしゃれな色合い。
他のメーカーには真似できないような絶妙な色合いが本当におしゃれで、女性へのプレゼントにもピッタリですね。
今回はCREAM色を購入してきました。
それでは開封していきましょう!
ag COTSUBU 外観・付属品
外箱をチェック
COTSUBUの外箱はFrancFrancで陳列していてもおかしくないオシャレカワイイパッケージング。
開封してみると、高級機同様にクッション材でしっかりと梱包されています。
付属品|イヤーピース、USB-Cケーブル、説明書
付属品一覧はこちら。
- イヤーピース(TYPE E 完全ワイヤレス仕様)3ペア
- USB Type Cケーブル
- マニュアル
イヤーピースは価格が1000円ほどする『TYPE E 完全ワイヤレス仕様』という質にこだわったイヤーピースが本体装着分含め3ペア付属します。
僕もおすすめとして紹介することが多いイヤーピースで、がっちりと耳にフィットさせつつ迫力のある低音を鳴らしてくれますよ。
非常に質の高いイヤーピースなので他社製のイヤーピースを購入する必要もありませんね。
下記の記事でもレビューで紹介しています。
充電ケーブルは短めのType Cケーブルが付属します。
ACアダプターは同梱していないので、充電する際はパソコンにケーブルを差し込むか、自宅にあるものを使うか、100均で適当に買ってきてもOKです。
充電ケース・本体
COTSUBUの充電ケースは粉雪(こゆき)塗装と呼ばれ、皮脂や指紋がケースにつきにくい表面がほんの少し凸凹した加工が施されています。
僕も皮脂が多めなので、樹脂製の充電ケースを触ると指紋でテッカテカになることが多いのですが、COTSUBUは皮脂が本当につかないですね。
奥行きはかなり薄く、胸ポケットにも余裕で入るほどの小さなサイズ。天面には『ag』のシンプルなロゴが印字されており、さらにオシャレさを加速させますね。
手のひらに収めるとこの通り。「小っさ!」と思わず声にでました。
完全ワイヤレスイヤホンでも最小クラスの『AirPods Pro』と比較してもさらに上回るサイズの小ささ。てか今気づいたんだけどデザインめっちゃ似てない?
充電端子はUSB Type Cにようやく対応!前作のTWS03Rがmicro USB端子だったので本当に使いにくかったのですよ。
USB-Cであれば他の最新ガジェットやスマートフォンと同じケーブルが流用できるので、わざわざ他のケーブルを用意しておく必要もないので楽です。
再生時間は本体のみで5時間、ケース込みで20時間と同価格帯としては普通レベル。
まあ5時間もてば通勤・通学くらいはカバーできますし、20時間くらい持てば1週間近く充電しなくてもバッテリーは持つでしょう。
充電ケースを開けるとインジゲーターが点灯し、バッテリー残量が確認できます。
イヤホン本体にも粉雪塗装が施されており、皮脂がつきにくい仕様になっています。『ag』のワンポイントロゴが素敵ですね。
この非光沢の質感がまたおしゃれですね! イヤホンなのにアクセサリーのような感覚で見惚れてしまいます。いやぁ美しい!
COTSUBUのノズル径は5.5mm、くびれ部は4.4mm、ノズル長は3.0mm。
ノズル径が短くイヤーピースの収納部の小さいため、他社製のイヤーピースを合わせるのは難しそうです。
まあ付属の『TYPE E 完全ワイヤレス仕様』の質が良いので、イヤーピースを替える必要なし!
COTSUBUの総重量は39.4g、本体片耳で3.7g、ケースのみは32.1gです
他の完全ワイヤレスイヤホンだと総重量50g、片耳5gほどなので、平均よりかなり軽量設計です。
特に本体は軽すぎですね。1gの差でも装着時の軽やかさが全然違いますよ。
公称値は本体3.5gですが、おそらくイヤーピースを省いた分の重量なんでしょうね。
また、COTSUBUはIPX4相当の防水に対応しているので、雨天時に使用しても壊れる心配が少なく安心です。
水の飛まつに対して保護される防まつ形。
ag COTSUBU ペアリング方法
スマートフォンと接続する際のペアリング方法はこちら
COTSUBUのペアリングはこちらで完了です。
片耳モードが便利
また、COTSUBUは『片耳モード』に対応しておりイヤホン本体どちらかを充電ケースに入れた状態にして、片耳のみで使うこともできます。
片耳で使う際は自動でモノラルになるので、音も違和感なし!
片耳だけ着けてラジオ感覚でYouTubeを見たり、友達との通話用にヘッドセットとして使うのもおすすめです。
ag COTSUBU レビュー
装着感|何も着けていないかのように軽やか
COTSUBUは片耳3.5gという軽さだけはあり、実際に着けてみると何も着けていないかのような軽快な装着感を得られます。
見た目もアクセサリーのようにカワイイですし、女性が身につけていてもオシャレですね。
また、付属のイヤーピースのおかげで密閉度も高く、周りの音が耳に入りにくいので、音楽に集中できますね。
ジョギングもしてみましたが、軽量設計のおかげでグラつかず、耳から落ちる気配もない安定した装着感。
IPX4相当の防水機能もあるので汗にも強く、スポーツ時のBGM用にも使えますね。
耳の小さな方もフィットしやすい!
装着感 | (4.5) |
音質|豊かな低音とナチュラルなサウンド
COTSUBUの音質はagらしい一音一音の繋がりが良い滑らかな音作りです。
低音の量感が多くドシッとした迫力のある音を鳴らしますが、ボーカルだけ別室を用意されたかのようにマスクされません。
各帯域ごとの音の特徴は以下の通りです。
- 高音:中高域にかけては価格なりの質感ですが、超高域が小気味良く鳴らすのでクリアに聴こえるような印象。
- 中音:ボーカルラインが非常に聴き取りやすく、艶やかさを乗せた色っぽい声を聴かせてくれます。
- 低音:低域の量はかなり多めで迫力も十分。かといってブーミーになりすぎない丁度良いラインを突いていますね。
- 音場:やや広め。
- 傾向:ウォーム系。
- 解像度:同価格帯の中ではそれなりに高め。
得意なジャンル
- ポップス
- バラード
- ヒップホップ
- R&B
- ソウル
agのサウンドは音の解像度の高さやクリアさだけでは表せない「音楽としての一体感や美しさ」の表現力がズバ抜けていますね。
finalが監修しているだけあり「聴いていて心地良い」と思えるようなチューニングの巧さはまさに職人芸。
ポップスやバラード、ソウルなど、ボーカルの色味を引き出すようなジャンルとの相性が最高ですよ。
高音 | (3.6) |
中音 | (3.9) |
低音 | (3.9) |
傾向 | フラット |
単純な音質の良さだけではなく「音楽」としての美しさを引き出してくれます。
こちらも参考にしてね!
操作|タッチセンサーの感度が良すぎる
COTSUBUの操作はタッチパネルで行います。
操作方法は以下をご覧ください
▽音楽再生
- 再生/停止 → L or R側を1回タップ
- 曲送り → R側を長押し
- 曲戻し → L側を長押し
- 音量を上げる → R側を2回タップ
- 音量を下げる → L側を2回タップ
▽通話
- 電話を受ける → L or R側を1回タップ
- 着信拒否 → L or R側を2回タップ
- 通話終了 → L or R側を1回タップ、またはどちらかを充電ケースに入れる
▽その他
- 電源を入れる → ふたを開ける or 電源OFFの状態でタッチセンサーを1回タップ
- 電源を切る → ふたを閉める or タッチセンサーを約3秒、2種類の電子音がなるまでタップし続ける
- 手動でペアリングモード → L側 or R側を6秒間長押し
- 音声アシスタント → L側 or R側を2回タップ(音楽停止状態のみ)
本体のみで選曲や音量操作などあらゆる操作ができます。
しかし、タッチセンサーの感度が高く、イヤホンの位置を調整しようとして少し触れただけでも再生/停止が反応してしまいます。
個人的には感度をもう少し抑えるか、物理的にボタンを採用して欲しいですね。
通話品質|標準レベル
COTSUBUのマイク品質は他のイヤホンと比べても標準レベルです。
音声を録音しましたので、よかったら聴いてみてください。
自宅など静かな環境で、友達との通話やWEB会議をするくらいであれば使える程度には優秀です。
通話品質 | (3.5) |
音の遅延|ほとんど感じない
COTSUBUの映像と音声のズレですが、知覚できないほど遅延がなくて驚きました。
映画やアニメを見ても動作と効果音のズレがないですし、ライブ映像を見ても演奏と音がほぼ合っています。
前作のTWS03Rの遅延の多さから比べると、驚くほと改善されましたね。
遅延の少なさ | (4.8) |
音ゲー以外なスマホゲームもできる!
COTSUBUとTWS03R、TWS07R、TWS08Rとの違いは?
COTSUBUと前作の『TWS03R』、姉妹機の『TWS07R』、『TWS08R』を比較するとこんな感じです。
スペック一覧 | COTSUBU | TWS03R | TWS07R | TWS08R |
---|---|---|---|---|
総合評価 | (4.8) | (4.5) | (4.6) | (4.4) |
Bluetooth /チップ | 5.2/ QCC3040 | 5.0 /表記なし | 5.0 /表記なし | 5.0/ QCC3020 |
カラバリ | 7色 | 6色 | 3色 | 3色 |
コーデック | SBC,AAC,aptX | SBC,AAC | SBC,AAC | SBC,AAC,aptX |
防水規格 | IPX4 | × | × | IPX4 |
ドライバー | ダイナミック型 | ダイナミック型 | ダイナミック型 | ダイナミック型 |
高音 | (3.6) | (3.4) | (3.6) | (3.8) |
中音 | (3.9) | (3.6) | (4.1) | (3.9) |
低音 | (3.9) | (3.8) | (3.9) | (4.1) |
装着感 | (4.5) | (4.0) | (4.2) | (4.9) |
利便性 | (4.5) | (3.5) | (4.2) | (4.1) |
質量 | 本体: 3.5g ケース込: 39.4g | 本体: 4g ケース込: 55g | 本体: 4.0g ケース込: 46.1g | 本体: 4.3g ケース込: 41.1g |
再生時間 | 本体のみ: 5時間 ケース込: 20時間 | 本体のみ: 5時間 ケース込: 17時間 | 本体のみ: 5時間 ケース込: 20時間 | 本体のみ: 7時間 ケース込: 28時間 |
充電端子 | Type C | microB | Type C ワイヤレス充電 | Type C |
定価 | 6,480円 | 5,980円 | 7,480円 | 7,980円 |
COTSUBUはTWS03Rをブラッシュアップをしつつ、TWS07RとTWS08Rのイイとこ取りをしたかのような音質・スペックですね。
QCC3040という最新チップを採用しているので、遅延も少なく利便性も高くて使いやすいです。
それぞれこんな人におすすめ!
- COTSUBU ⇨ 性能も音質も一番万能なので、どれか迷ったらコレ
- TWS03R ⇨ 一昔前のスペックなので正直おすすめしない
- TWS07R ⇨ ボーカルを重視して聴きたい、ワイヤレス充電が欲しい
- TWS08R ⇨ ヒップホップ・EDMなど低音重視のジャンルを聴く、装着感を重視したい
agのエントリーラインナップの中では、個人的にはスペックも最新で音質も万能なCOTSUBUがイチオシです。
ag COTSUBU まとめ
COTSUBUをまとめると以下のとおりです。
総合評価
4.8/5
COTSUBU
- デザインがとにかくオシャレ
- 胸ポケットサイズの充電ケース
- 粉雪塗装で皮脂や汚れがつきにくい
- 耳が小さい人でもフィットしやすい
- 音質は超本格的
- タッチセンサーの感度が良すぎる
3.6
高音
3.9
中音
3.9
低音
4.8
コスパ
4.8
装着感
4.5
利便性
Bluetooth /チップ | 5.2/ QCC3040 | 最大再生時間 | 本体5時間/ ケース込み20時間 |
コーデック | SBC,AAC,aptX | 充電時間 | 本体1.5時間/ ケース込み2時間 |
ドライバー | ダイナミック型 | 充電端子 | Type C |
専用アプリ | – | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | – | 質量 ※片耳/ケース込 | 3.5g/39.4g |
外音取り込み | – | ゲームモード | – |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
こんな人におすすめ
- 耳が小さくてもフィットする完全ワイヤレスイヤホンを探している
- デザイン性能にこだわりたい
- ポップやバラードなど、ボーカルを軸に聴くことが多い
- イヤホンで映画やアニメをよく見る
- プレゼント用のイヤホンでおすすめを探している
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COTSUBUは小さくて安くて装着感も良くて音質も良い、弱点のない完全ワイヤレスイヤホンです。
デザイン性よ完全ワイヤレスイヤホンの中で特に高く、プレゼント用としてもおすすめしやすいですね。
5000円前後で完全ワイヤレスイヤホンを探している方は間違いなく選択してに入れて良いと思いますよ!
TWS03Rよりパワーアップしすぎ!
以上!COTSUBUのレビューをお送りしました。
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