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シリーズ史上コスパ最強! ピエール中野氏監修のヘッドホン第3弾「ピッドホン3(WA-V1-PNK)」を試す

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

この前発売して2万円以下最強としてとても話題になったピヤホン8に続き、今度はヘッドホンモデルであるピッドホン3が登場しました。

ピエール中野さんモデルの勢いが止まらないですね。

今回はピッドホンとしては初めてノイズキャンセリングや外音取り込み機能などを搭載しつつ、音質を重視しつつも機能性にもこだわった使いやすいピッドホンとなっています。

また、価格は19800円と、今までのピッドホンシリーズとしては最安なんですよね。

今回はこちらのピッドホン3を、ベースモデルのWA-V1ピッドホン12と比較しながら検証した結果をお伝えしていきます。

PR:AVIOT

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目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

ピッドホン3(WA-V1-PNK) 外観・付属品

それではピッドホン3(WA-V1-PNK)の外観や付属品をチェックしていきましょう。

パッケージ

ピッドホン3(WA-V1-PNK)のパッケージはこちら。

ベースモデルと比べてシボ加工が施されていて、本体画像もシルエット、そしてバイブスくんのロゴが入った特別なパッケージになっています。

開封するとこんな感じ。

付属品

付属品一覧
  1. 充電用USB Type Cケーブル
  2. ナイロン編みのステレオ接続ケーブル
  3. オリジナルデスクフック
  4. オリジナルポーチ
  5. マニュアル

ベースモデルとの違いとして、ステレオ接続ケーブルがナイロン編み仕様、ロゴ入りのポーチ、そしてピッドホン3のみデスクフックが付属しています。

デスクフックをヘッドホンハンガー代わりに使うって考えましたね! 配色からロゴまでめっちゃかっこいい!

実際にヘッドホンをかけてみたらこんな感じ。カフェやオフィスでヘッドホンの置き場が困る時にも使えます。

本体

本体はよくある感じのデザインですが、ピエール中野氏とのコラボモデルらしく各所にゴールドの配色が散りばめられています。

左:ピッドホン3、右:WA-V1

ハウジングは高音質と機能性を両立させるため、ドライバーを収容するハウジングをアウターシェルとインナーバックチャンバーとの2重構造で設計。

ハウジングの上には「AVIOT」と「PNK」ロゴがそれぞれ印字されています。

イヤーパッドはとてもモチモチで質感は高め。ドライバー部にはL/Rがわかりやすく表記されています。

ハウジングは90度に水平にできますし、折りたたみもできるので携帯性は良好。

アーム部分は段階式で調整可能で、挙動は軽めでカリカリと動くような感じ。

ヘッドバンドにもPNKのロゴが入っています。ベースモデルはAVIOT表記になっていますね。

上:WA-V1、下:ピッドホン3

ヘッドパッドの質感はふつうですかね。イヤーパッドほどモチモチとはしていないです。

左側には充電用のUSB-C端子と、ノイズキャンセリングボタン。

右側には音量調整・再生停止ボタン、そして3.5mmジャックが備わっています。

ピッドホン1、2、3、それぞれ比較するとこんな感じ。

左からピッドホン1、ピッドホン2、ピッドホン3

デザイン的にはピッドホン1のようなピエールさんらしさもありつつ、ピッドホン2のようなスタンダードさも兼ね備えたモデルになりましたね。

ピッドホン3の重さは269g。

ピッドホン1〜3、WA-V1スペック比較

スクロールできます
製品名ピッドホン3
(WA-V1-PNK)
WA-V1
ピッドホン2
(Hi-Unit 002-pnk)
ピッドホン1
(WA-Z1PNK)
ドライバー
オーディオシステム
40mmダイナミックドライバー
(PNKチューニング)
40mmダイナミックドライバー40mmダイナミックドライバー平⾯磁気駆動型ドライバー
専用DAC
ドライバーアンプIC搭載
バランス駆動
Bluetooth5.05.05.05.2
コーデックSBC,AAC,
LDAC(96kHz / 24bit)
SBC,AAC,
LDAC(96kHz / 24bit)
SBC,AAC,aptX,
aptXHD(48kHz / 24bit)
SBC,AAC,
LDAC(96kHz / 24bit)
再生時間最大約120時間最大約120時間約22時間最大約20時間
充電端子Type CType CType CType C
自動装着検出
ノイズキャンセリングアダプティブハイブリッドノイズキャンセリングアダプティブハイブリッドノイズキャンセリング
外音取り込み
マルチポイント
低遅延モード
ボイス(サウンド)ガイダンス日髙のり子氏TK氏緒方恵美氏
アプリ
8月中に対応予定
価格19,800円14,850円 39,600円88,000円

ピッドホン1は音質がガチすぎるヘッドホンなのでターゲットは異なると思いますが、ピッドホン2と比べると価格は半額になりつつ機能も大幅に追加されました。

ピッドホンシリーズとしては最安値でありつつも、もっとも機能性の高いヘッドホンという感じですね。話題になったピヤホン8のヘッドホンバージョンに近いイメージです。

Bluetoothのバージョンが5.0なのは気になりますけど……。

ピッドホン3(WA-V1-PNK) レビュー

音質|ロックならまかせろ

ピッドホン3(WA-V1-PNK)の音の特長は次のとおりです。

音の特長

4.5

高音

4.4

中音

4.5

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
高域寄り

音の傾向

音の傾向はピッドホン1のように極ドンシャリ!って感じでもなく、WA-V1のバランスの良い音をベースにピエール中野氏によってメリハリ感のあるチューニングが加えられているような感じですね。

高域

高域は相変わらずのチューニングの旨さで、この価格帯としてはシンバルやハイハットの表現力がとても高いです。

さすがにピッドホン1のような超生っぽい刺激感みたいなのはないですが、まろやかにまとめられつつ歯切れの良さも加わった聴きやすい高音という感じですね。

低域

低域は今までのピヤホンシリーズのようにズンズンと出る感じではなく、ベースラインあたりを中心に締まりの良い音で躍動感高く鳴らすような印象でした。

個人的には、もう少しタム〜バスドラムあたりに迫力が欲しかったところではあります。

中域

ボーカルを中心とした中域ラインは、主張が激しめな高音や低音に埋もれることなく聴かせてくれます。

楽器隊が爆音で鳴っている中でも、ボーカルは埋もれそうになりながらもハリのある歌声を聴かせるようなライブで聴いている感覚に近い距離感ですね。

得意なジャンル

得意なジャンルはロック全般。いつも通りドラムの再現性が凄まじいので、どんな音源でもライブさながらの臨場感のある音で聴かせてくれます。

ベースモデルと比べると

ベースモデルのWA-V1とも比べてみましたけど、WA-V1もふつうに音質良いんですよね。

ピッドホン3は高域と低域がより強調されていて、ドラムのアタック感をよりリアルに感じられるようになっています。

バランス良く聴きたい場合は意外とWA-V1でもいいかなって今回は思いましたね。

有線接続で聴くと

有線接続にすると、Bluetooth接続が解除され、音量調整などあらゆる操作ができなくなります。

ただ、外音取り込みとノイズキャンセリングは動作するので、完全にアナログでの動作になるわけでもなさそうです。

音質は極端に音のバランスが変わるわけではありませんが、Bluetooth接続時と比べて低音がやや控えめになりつつ、中高域の解像度感はLDAC接続時と比べてアップするような感覚ですね。

音質が極端に良くなったり悪くなったりもしないので、ゲームや動画編集など用途にあわせて有線接続で使ってもいいかと思います。

ちなみにケーブルを外すと自動でスマホに接続してくれます。これは便利。

USBオーディオには対応していない

USB接続でも試してみましたが、こちらは認識されませんでした。

Bluetoothか3.5mm接続での運用となりそうです。

バーチャル試聴

装着感|痛くはなりにくいが……

ピッドホン3(WA-V1-PNK)の操作方法ですが、側圧がそこまで強くなくパッドもフカフカで痛みが発生しにくいように感じました。

実際に装着してみるとこんな感じ。

前から見るとこんな感じ。

気になる点としては、むしろ側圧が弱いことですね。

僕の頭の形や耳の形状のせいかもしれないですけど、しっかりと密閉しきれていない感覚があります。

もっとポテンシャルは高いと思うんですけど、密閉できていないせいで音像が少しブレたり、後ほど紹介するノイズキャンセリングも最大限に活かせていない気がしますね。

次回作以降でもいいので、もう少し側圧を強めて、パッドの形状も工夫して極力密閉できるようにしていただきたいですね。

ピッドホン2くらいの装着感がが個人的に一番ちょうどよかった。

装着感(3.8)

ノイズキャンセリング|そんなに強くない

ピッドホン3(WA-V1-PNK)のノイズキャンセリング性能はやや弱めな印象。

同価格帯や1万円以下でももう少しノイズキャンセリングが強いものはありますが、WA-V1はないよりはマシ程度。

手で押さえてあげると遮音性がけっこう上がるので、やはりしっかり密閉できていないことが問題っぽいです。

車や電車の走行音のような下から響く音はそれなりにはカットできますが、人の声とかカチャカチャとした音はノーマルモードと変わらない印象です。

一応アプリでノイズ抑制優先モードというものもありますが、ONにしても大きく変わることはありません

ピヤホン8の方がまだしっかり目に遮音してくれますね。

音質は良いのに、周りの音はけっこう入ってきてしまうのは残念でした。

ノイズキャンセリング(3.5)

外音取り込み|そこまで優秀ではない

外音取り込み機能も優秀というわけでもないですね。ノーマルモードよりはまだ聞こえやすいかな〜?と思う程度。

音楽を止めていればギリギリ相手の声が聞こえるかな〜?って感じですね。こちらも価格に対してそこまで優秀ではないように感じました。

外音取り込み(3.5)

操作性|カスタマイズ性が高い

ピッドホン3(WA-V1-PNK)の操作は物理ボタンで行います。

本体の再生・停止、音量調整、次の曲・前の曲、なんだったらトリプルタップで本体からゲームモードのON・OFFの切り替えも可能です。

さらにヘッドホンとしては珍しく、各ボタンに対して操作のカスタマイズも可能。

各ボタンのカスタマイズが可能

ノイズキャンセリングの切り替え時も「OFF」を挟むかは挟まないかの設定もできます。

操作性やカスタマイズ性はとても優秀ですね。

アプリについて

ピッドホン3(WA-V1-PNK)および WA-V1はアプリに対応しています。

アプリでできること
  • バッテリー残量の確認
  • ノイズキャンセリングモードの切り替え
  • サウンドモード設定(ノイズキャンセリングと外音取り込みモードのレベル調整)
  • 操作ボタンの変更
  • EQ設定
  • 位置情報履歴
  • 音声言語設定
  • オリジナルボイスガイダンス設定

イコライザーを含め、基本的なカスタマイズは行えますね。

アプリとの接続がうまくいかないこともありますが、そこまで頻繁にカスタマイズをするわけでもないので個人的には気にしてないです。

日髙のり子さんのボイスガイダンスが落ち着く

ボイスガイダンスには声優の「タッチの浅倉南」や「らんま1/2のあかね」で有名な日髙のり子さんを採用。

最近だと『PSYCHO-PASS』のドミネーターや、呪術廻戦の九十九由紀の声優なども担当しています。

「Natural」「Mechanical」「Cute」「Vivid」の4種類のボイスから選択可能で、Naturalは日髙さんって感じの落ち着いたトーンでガイダンスをしてくれます。

ボイスガイダンスは公式サイトでも試聴できます。

マルチポイントについて

2台同時接続できるマルチポイントにも対応しています。

ただ、LDACとマルチポイントの併用は音途切れが激しくなります。特に2台目のデバイスに切り替えた直後はかなりブチブチと途切れます。

外出先でも接続を安定させたい場合は、2台目の接続をOFFにした方が良いでしょう。

通話品質|風には弱いがノイズは取り入れにくい

マイク音声も実際に録音してみました。以下の音声をよければチェックしてみてくださいね!

雑音を流した状態で録音してみましたが、背景ノイズをあまり拾わない印象でした。

ただ、風が強い場所だとガッツリ風切音が入ってしまいますね。

屋外での通話には向いていませんが、屋内で通話する分には十分実用的だと思います。

通話品質(4.0)

音の遅延|ほぼなし

映像と音声のズレですが、ゲームモードをONにしなくてもほぼ遅延がありません。

YouTubeやプライムビデオで動画を見る分には全然問題なしですね。音質の良さも相まって、ライブ映像との相性は最高ですよ!

アプリでゲームモードをONにすれば、さらに遅延が少なくなります。この状態で音ゲーをしてみたのですが、タップと効果音は少しズレる感じがあったので、音ゲーは厳しそうです。

FPSであれば、割とストレスなくプレイできると思います

ピッドホン3(WA-V1-PNK) まとめ

ピッドホン3(WA-V1-PNK)をまとめると以下のとおりです。

総合評価

4.5/5

ピッドホン3(WA-V1-PNK)

  • ロックやライブ音源との相性がとても良い
  • 再生時間が超長い
  • ボイスガイダンスの声が癒される
  • 充実した付属品
  • LDACでも接続が安定している
  • マルチポイントやゲームモードにも対応
  • ノイキャンと外音取り込み性能はイマイチ
  • 側圧が弱め
  • LDACとマルチポイントの併用時は接続が安定しにくい

4.5

高音

4.4

中音

4.5

低音

4.0

装着感

3.5

ノイズキャンセリング

3.5

外音取り込み

4.0

マイク性能

4.3

利便性

Bluetooth5.0最大再生時間最大約120時間
コーデックSBC,AAC,LDAC充電時間約3時間
ドライバー40mm
ダイナミック型
充電端子Type C
専用アプリ防水
ノイズキャンセリング質量
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証1年
マルチポイント公式サイトこちら

ピッドホン3(WA-V1-PNK)はこんな人におすすめ

こんな人におすすめ
  • 予算2万円以下でワイヤレスヘッドホンを探している
  • 機能性よりも音質にこだわりたい
  • ロックやポップスを好んで聞く人
  • ピッドホンが欲しいけど1〜2は手が出なかった

音質はさすがの実力です。ピッドホンシリーズらしさもありつつもバランスの良い音に仕上げられています。

ピヤホン8とどっちを買うべき?

最後に、同価格であるピヤホン8とどっちを買うべき?と悩んでいる方もいるかと思うんですけど、通勤・通学など屋外メインで使うなら基本ピヤホン8でいいかな〜とは思います。

ピッドホンの魅力は、ヘッドホンなので耳の形状に関わらずフィットさせやすいという点と、イヤホンとは違って頭に乗せるだけなので音楽を気軽に聴きやすいという点ですかね。

まあ、迷ったら両方買うのもアリですよ。

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