こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
今回はSOUNDPEATSの最新フラッグシップTWS「Aura Nebula」を紹介します。

SOUNDPEATSといえば1万円前後のハイコスパ機のイメージが強いですが、Aura Nebulaはなんと35,880円とハイエンドクラス。
今までのフラッグシップだったH3(15,880円)の倍以上の価格で、SOUNDPEATSが音質だけを見て本気で作ってきたモデルです。
- 10mmダイナミック+6mm平面磁界+BA×2+マイクロ平面磁界のハイブリッド5ドライバー構成
- 3ウェイ・クロスオーバーで5つのドライバーの帯域を分担
- LDAC / aptX Lossless / aptX Adaptive / LC3対応、ハイレゾワイヤレス認証&Snapdragon Sound認証
- Bluetooth 6.0(QCC3091)&マルチポイント接続に対応
- 最大-43dBのAI適応型ノイズキャンセリング
- ワイヤレス充電に対応、最大再生時間は本体7時間 / ケース込み28時間
- VGP2026 SUMMER 審査員特別賞&金賞を受賞
- 価格は35,880円、2026年10月9日発売
強みはダイナミック・平面磁界・BAの3種類を混ぜたハイブリッド5ドライバー構成。約1.5年かけて音質検証を重ねたそうで、ボーカルの自然さや厚み、音の広がり、長時間聴いたときの心地よさをテーマに作られています。
今回はAura Nebulaをメーカーさんに提供していただいたので、H3やAir6 Proと比べながら検証していきましょう。
動画版はこちら
Aura Nebula 外観・付属品
それではAura Nebulaの外観をチェックしていきましょう。
パッケージ・付属品
パッケージはSOUNDPEATSなのに黒い! フラッグシップらしく黒基調のシックなデザインになっています。本気や。

開封するとこんな感じ。

付属品はこちら。

- イヤーピース(S / M / L / XL)
- USB Type-C充電ケーブル
- 取扱説明書
- アプリカード
- ピーツくんのステッカー
イヤーピースはS〜XLの4サイズが付属。ちゃんと専用のケースに収納されていますよ。

僕はいつもMサイズを使っているんですけど、Aura NebulaはLサイズがちょうどよかったですね。
Mサイズだと空洞が少し生まれて高域が刺さるような感覚がありました。
みなさんもとりあえず全サイズは試してみてね。
充電ケース・本体
充電ケースはこちら。金属筐体で価格なりの高級感があるデザインになっていますね。フタの上面だけ光沢のあるパネルになっていてロゴが入っています。

上下のカバーはアルミ合金製で、サンドブラストのあとにアルマイト加工をしたマット仕上げ。
汚れが目立ちにくく傷も付きにくいそうです。天面のパネルはガス星雲をモチーフにしたデザインで、ギラギラ光らせるのではなく、光と陰のある抑えめの意匠にしたとのこと。
Air6 Proのケースと比べると厚みはありますが、ポケットには問題なく収まる大きさ。

H3 / Air6 Proと比べるとこんな感じ。一番左がAura Nebulaです。

充電端子はUSB Type Cに対応。

そしてワイヤレス充電にも対応しています。ここの対応はありがたい!

充電ケースを開くとこんな感じ。

本体の背が高いぶん指で引っ掛けやすく、取り出しやすさは問題なしですね。開発ブログによると、フタを開けた指でそのまま押し上げれば取り出せる角度を試行錯誤して決めたそうで、たしかに片手でスッと取れます。

本体はイヤモニ型。ブラックのハウジングにゴールドのロゴとラインが入っていて、いつものSOUNDPEATSよりもだいぶ高級感がありますね。

近くで見るとフェイスプレートに細かいラメが散りばめられていて、光に当たると星空みたいにキラキラ光ります。

うちのコラボイヤホンも「Nebula」って名前だから親近感が湧く。
内側はこんな感じ。イヤモニのように耳の形に合わせて少し凹凸のあるデザインになっています。

ノズルはゴールドの金属製で、先端にメッシュのフィルターが付いています。ノズル径は他のイヤホンと比べても明らかに太いですね。

他社のイヤーピースだと軸が合わないものも多そうなので、交換するときはノズル径に合うものを選んでくださいね。
H3 / Air6 Proと並べるとこんな感じ。5ドライバーを積んでいるわりにH3よりも小さいです。

重さはこんな感じ。片耳8gは完全ワイヤレスとしてはかなり重めですね。


Aura Nebula、H3、Air6 Proと比較すると
| 項目 | Aura Nebula | H3 | Air6 Pro |
|---|---|---|---|
| 形式 | カナル型 | カナル型 | カナル型 |
| ドライバー構成 | 10mm DD+6mm平面磁界+BA×2+マイクロ平面磁界 (ハイブリッド5ドライバー) | 12mm DD+BA×2 | 11mm DD(PU+PMI) |
| 対応コーデック | SBC / AAC / LDAC / aptX / aptX Adaptive / aptX Lossless / LC3 | SBC / AAC / LDAC / aptX / aptX Adaptive / aptX Lossless | SBC / AAC / LC3 / LDAC / aptX Lossless / aptX Adaptive |
| Bluetooth | Bluetooth 6.0 | Bluetooth 5.4 | Bluetooth 6.0 |
| ノイズキャンセリング | 対応(最大-43dB) | 対応(最大-55dB) | 対応(最大-58dB) |
| マイク数 | 片側3基/計6基 | 片側3基/計6基 | 片側4基/計8基 |
| 最大再生時間(単体) | 7時間 | 7時間 | 12時間 |
| 最大再生時間(ケース込み) | 28時間 | 37時間 | 52時間 |
| 急速充電 | 15分で約2時間 | 10分で約2時間 | 10分で約4時間 |
| 充電方式 | USB Type-C / ワイヤレス充電 | USB Type-C | USB Type-C / ワイヤレス充電 |
| マルチポイント | 対応 | 対応 | 対応 |
| 装着検知 | — | — | 対応 |
| ゲームモード | 対応(59ms) | 対応 | 対応 |
| 防水 | IPX4 | IPX5 | IPX5 |
| 質量(片耳) | 約8g | 約6.3g | 約4.5g |
| 定価 | 35,880円 | 15,880円 | 12,380円 |
スペックだけを見ると、ノイキャンの強さや再生時間、装着検知の有無ではAir6 Proのほうが上。Aura Nebulaはそのあたりを欲張らず、ドライバー構成と音のチューニングに全振りしたモデルですね。
Aura Nebula ハイブリッド5ドライバーの仕組み
レビューに入る前に、Aura Nebulaの核になっているハイブリッド5ドライバーについて少し掘り下げておきます。

なぜワイヤレスで5ドライバーなのか
きっかけはLDACやaptX Losslessのような高音質コーデックの登場で、Bluetoothでも信号の段階ではロスレス相当の音を送れるようになったこと。それなのに完全ワイヤレスイヤホンの中身はシングルドライバーが大半で、有線のHi-Fiイヤホンでは当たり前になっているマルチドライバー構成はごく一部しかありません。
そこでSOUNDPEATSは、有線Hi-Fiイヤホンのオーディオ設計をそのままワイヤレスに持ち込もうと考えたそうです。SOUNDPEATSの今までのモデルはデュアルドライバーまでだったので、5ドライバーは同社初。ただし開発ブログでも「数を増やせば良い音になるわけではない」と何度も書かれていて、むしろ5つをどう連携させるかに約1.5年かけたとのこと。
限られたスペースに5基を収めつつ再生時間も確保するために、カスタム設計の小型ドライバーと高効率な磁気回路を使って消費電力を抑えたそうです。それでも本体7時間なので、音質と引き換えに再生時間はある程度諦めた形ですね。
4種類5基のドライバーの役割
5基のドライバーはそれぞれ担当する帯域が決まっています。
- 10mmダイナミックドライバー:低域担当。振動板はH3で実績のあるPU+ウール複合素材で、量感と温かみのある低音を受け持つ
- BAドライバー×2:ボーカルや楽器の基音から倍音まで、1.5kHz〜12kHzの中域〜中高域担当。密度と解像度を上げるために2基積んでいる
- 6mm平面磁界型ドライバー:人の耳がもっとも敏感な4〜5kHz付近から上を担当。歯擦音や息づかい、倍音、空間定位に関わる帯域を低歪で鳴らす
- マイクロ平面磁界型ドライバー:超高域担当。高域の伸びと空気感、空間表現を受け持つ
面白いのがダイナミックドライバーの振動板の話で、物理特性の良いPEEK素材も試したものの温かみが足りなくて不採用になったそうです。Aura Nebulaの低音がゴリゴリ系ではなく自然な方向に寄っているのは、ここの素材選びがそのまま出ているんでしょうね。
BAを2基にした理由は、1基で広い帯域を受け持たせると解像度が落ちるから。それぞれに狭い帯域を担当させることでボーカルの厚みが増し、楽器の倍音が濃くなるとのこと。BAは1基0.1〜0.2gと軽く、感度も高いので省電力なTWSのアンプと相性が良いという理由もあるそうです。
平面磁界型ドライバーは振動板全体が均一に動くので分割振動による歪みが少なく、音の出だしと収まりが速いのが強み。音色がニュートラルで聴き疲れしにくいとも書かれていて、Aura Nebulaの高域が伸びるのに刺さらない理由はここにありそうです。複数のBAで高域をカバーするよりも1基の平面磁界型で受け持たせたほうがクロスオーバーが単純になって位相ズレも減る、という狙いもあるとのこと。
3ウェイ・クロスオーバーとデュアルリンク・チューニング
5基のドライバーをつなぐのが3ウェイ・クロスオーバー。ローパス(20〜300Hz程度)はダイナミックドライバー専用で、大電流に対応した貫通型インダクタで低域の制動力を確保。バンドパスはそこから8kHzあたりまでをLCネットワークとRC補償回路で受け持ち、ハイパスは8kHz以上を薄膜コンデンサと磁気シールド付きインダクタで担当して、高域のクロストークを抑えています。
さらにハードウェアのクロスオーバーとDSPを組み合わせた「デュアルリンク・チューニング」という仕組みを新しく導入。200種類以上の周波数カーブを試して試聴を繰り返し、5つのドライバーがあたかもシングルドライバーのように一体で鳴る音を目指したそうです。開発ブログではこれを継ぎ目(シーム)すらない「モノコック」サウンドと呼んでいました。
実際に聴いたときに帯域の切れ目を意識させなかったのは、このあたりの作り込みのおかげなんだと思います。マルチドライバーのTWSでありがちな、中域だけ別の場所で鳴っているような違和感がないんですよね。
量産直前にBAの駆動方式を変更
もうひとつ開発ブログで印象的だったのが、量産直前にBAドライバーの駆動方式を変えたという話。当初は2基のBAをクロスオーバーで中域と中高域に分けていましたが、帯域を分けずに並列で駆動する「パラレルブースト駆動方式」に変更したそうです。
並列で駆動すると振動板の有効面積が増えて駆動力が上がり、音圧とダイナミクスが増す。帯域を分割しないので、つながりの不自然さや位相ズレも減り、同じ音圧を出すときの1基あたりの振幅が小さくなるので大音量時の歪みも抑えられる、というのが理由とのこと。クロスオーバー回路が1つ減るのもスペースと電力に制約のあるTWSでは大きいそうです。
量産目前での仕様変更は各所への調整が大変だったと書かれていましたが、それでも音を優先したあたりに本気度を感じますね。
Aura Nebula レビュー
装着感|大きいけど収まりは良い
Aura Nebulaの装着感についてですが、本体はやや大きめですけど、イヤモニ型らしく耳のくぼみに沿って収まるので、見た目ほどの圧迫感はありませんし安定感もあります。
実際に装着してみるとこんな感じ。

前から見ると飛び出しはそれなりにありますね。片耳8gという重さも最初は少し気になりましたが、耳に引っかかる面積が広いので、歩いているくらいならズレてくることはなかったです。

装着感自体はとても安定しているので、不満なく使えました。
あとAir6 ProやH3よりも密閉感も高く感じましたね。
| 装着感 | (4.5) |
音質|ボーカルを中心に広い空間で鳴らす
Aura Nebulaの音質ですが、SOUNDPEATSのイヤホンとしては今までで一番良いです。これは間違いないです。そら値段も一番高いからね!!
キャッチコピーは「夢幻なる音の宇宙へ。」。どっかのスペースレンジャーみたいなキャッチコピー。
音の広がりと奥行き、自然で厚みのあるボーカル、聴き疲れしにくい音の3つをテーマに作られているそうですが、実際に聴いてみてもそんな感じでしたね。
今回はiPhone 17 ProとXperiaを使って、AACとaptX Adaptiveの両方で検証しました。
Aura Nebulaの音の特長は次のとおりです。
4.8
高音
4.7
中音
4.7
低音
音の傾向
音の傾向はやや硬質な弱ドンシャリ型のサウンドという印象でしょうか。H3の解像度をさらに高めて、音を滑らかにして、レンジもさらに広げたような感じでしょうか。
低域も高域もしっかり出ているのに、どの帯域も出しゃばらずに歌声を一番前に立たせてくるような音作りです。
もしかしてウチの「Nebula」とチューニングの方向性似てる?名前が同じゆえに、目指す方向性も似通っているのかも。
音場
音場はワイヤレスイヤホンとしてはけっこう広めで、横方向の広がりだけでなく前後の奥行きも感じられます。
定位も非常にわかりやすく、ゲーミングホンとしても使えそうなレベルです。
高音
高域はやや硬質で煌びやか。そして粒立ちの良いカリッとしたクリスピーサウンドという感じでしょうか。高域側は同価格帯で比較しても解像度感にかなり余裕がありますね。
高域から超高域を2基の平面磁界型ドライバーに任せたことで硬さが少なく、歪みも少ない音を出せるようになりましたね。高域は平面磁界型が個人的にも一番しっくりくるかなー。
超高域側のキラキラーっとした音の響きが得意なので、ハイハットや鈴、電子音系の音はとても心地よいですね。
その割にはH3と比べて高域のシャキシャキ感は抑えられていて耳に刺さるような不快感も少なめ。H3と比べても解像度は明らかに上で、音の粒子まで拾い上げるような感覚。
またOperaシリーズのように少し余韻も加えられているので、高解像度でありつつ聴き心地の良さもあります。
ただ、実力が高いがゆえにコーデックによる音質の粗も感じやすいため、できればLDACやaptX Losslessで聴いていただきたいところですね。
中音
中音域についてですが、分離感にかなり余裕がありますね。ボーカルと同じ帯域のギターやピアノ、シンセサイザーのメロディも団子になることなく余裕で追えます。
ボーカルも今までのSOUNDPEATSはやや薄く聴こえることがありましたが、Aura Nebulaは中低域から中高域まで声の密度が高く、肉厚な歌声を届けられるようになりました。
高域が良く伸びる分ボーカルもこもり感がなく、天井知らずでスゥーッと伸びるようになりましたね。ただ、楽曲によっては少し刺さり感はあります。
ボーカルの距離も近めで、女性ボーカルは特に耳元で唄われているような力強さを感じますね。
低音
低域は量感よりも締まりとスピード感を重視したタイトな迫力を持つ低音。
今までのSOUNDPEATS製品は迫力はあるけど立体感が少ない平面的な音だと感じていましたが、Aura Nebulaの低域がとても立体的で奥行きにタイトな迫力のまま広がっていきます。
ベースやドラムの実像感が増したように感じましたね。ブーミーさもなくボーカルにも被らない細マッチョな低音です。
おすすめのジャンル
おすすめジャンルはロック・ポップス・エレクトロ・アニソンなどでしょうか。
高域のキラキラとした表現が得意なので、シンセサイザーを多用したエレクトロ系やアニソンは特に相性がよく感じましたね。
低音ゴリゴリ系ではないので、そのままだとヒップホップはそこまで向いていませんが、イコライザーで低域を足してあげるといい感じになります。
iPhoneはAACまでなので、Aura Nebulaの音を最大限に引き出すならLDAC対応のBluetoothトランスミッターを挟むのがおすすめ。SOUNDPEATSからもTrueStream X1というトランスミッターが近日発売予定だそうです。
ノイズキャンセリング|音質優先の控えめな効き
ノイズキャンセリング性能についてですが、Air6 ProやH3と比べると数字上は低くなっていますが、数値ほどの差はないかな?という印象を受けました。
おそらくですが、耳栓効果による遮音性が強いため、ノイキャンもしっかり効いてくれているのだと思います。
走行音のような低い音はしっかり抑えてくれるので、音楽を流していれば雑音はある程度気にならないレベルでカットしてくれます。
アダプティブ方式で、イヤホンが耳にフィットしているか隙間があるかをリアルタイムに検出して、ノイキャンのフィルターを自動で最適化してくれる機能を持っています。耳にツンとくる感覚も少ないですね。
ノイキャン重視で選ぶイヤホンではないですが、音楽を阻害しない程度には遮音してくれます。
| ノイズキャンセリング | (4.0) |
外音取り込み|こもりが強め
外音取り込みはこもり感が強め。同価格帯の機能性重視のイヤホンと比べるとそこまで強くないです。
ながら聴き用途だと厳しいけど、駅のアナウンスを聞いたり、レジでお会計したりといった場面では使いやすいと思います。
| 外音取り込み | (3.5) |
操作性について
Aura Nebulaの操作はタッチセンサー式。感度はちょうど良いですが、タッチごとのプロンプト音がないため、タッチできているかどうかわかりにくいという欠点があります。
操作方法一覧は次のとおり。
| 項目 | 操作方法(デフォルト) |
|---|---|
| 再生/停止 | L or R側を2回タップ |
| 曲送り | R側を長押し |
| 曲戻し | アプリで設定可能 |
| 音量を上げる | R側を1回タップ |
| 音量を下げる | L側を1回タップ |
| 外音モードの切り替え | L側を長押し |
| 音声アシスタント | L or R側を3回タップ |
| ゲームモード | アプリで設定可能 |
| ペアリングモードへの移行 | 充電ケースのボタンを長押し |
音量操作や選曲、再生/停止など、あらゆる操作が行えます。アプリを使えば左右の操作を自由に割り振れます。
操作性で一点気になる点が……。
毎度のことなんですけど、ノイズキャンセリングと外音取り込みモードの切り替え時に、必ずノーマルモードを挟んでしまうこと。
ノイズキャンセリングイヤホンは、基本「ノイズキャンセリング」か「外音取り込み」しか使わないのに、ノーマルモードを挟むことによって「外音取り込み」から「ノイズキャンセリング」に移行するために2回の操作が必要になってしまうんですよ。
メーカーによってはノーマルモードをオフにすることもできますが、SOUNDPEATSは引き続き対応していないようです。フラッグシップなのでここは改善してほしかった。
ただ、Aura Nebulaについてはノーマルモードで音質が少し変わるので、今回はノーマルモードを挟むのでもいいかも。けどユーザーにはどういう挙動にするか選ばせてほしいですね。
アプリでできること
専用アプリは「SOUNDPEATS」(App Store / Google Play)に対応しています。
アプリでできることは次の通り。

- 12種類のプリセットイコライザー+カスタムイコライザー
- 聴力テストに基づくアダプティブイコライザー
- ノイズコントロールの切り替え
- タッチ操作のカスタマイズ
- LE AUDIOのON・OFF
- LDACのオン/オフ
- ゲームモードの切り替え
- ファームウェア更新
イコライザーは12種類のプリセット+カスタム
プリセットは12種類と豊富で、もちろんカスタムイコライザーも作れます。
デフォルトの音が完成されているので基本はそのままで良いと思いますが、低音が欲しいときに60Hz〜120Hzあたりを少し持ち上げるくらいの使い方がちょうど良いですね。

アダプティブイコライザーで自分にピッタリの音にできる
聴力テストをもとに音を最適化してくれるアダプティブイコライザーも搭載。アプリの指示にしたがって聞こえたらタップしていくだけで、自分の聴こえ方に合わせた補正カーブを作ってくれます。
試してみたんですけど、聴力テスト全部聴こえましたね……。一応最適化したイコライザーも作ってくれたけど、好みというよりはフラットに近いって感じでしたね。これだったらデフォルトのままでよかったかな。
まあ〜人によって結果は変わるかもなので、とりあえず試してみてください。

マルチポイントの挙動について
マルチポイントの挙動はSOUNDPEATSらしく良好。電源をONにするとあらかじめ接続しておいた2台にすぐ繋がって、後から再生した方が優先されます。
3台目のデバイスには繋がりませんが、あらかじめペアリングさえしておけば、Bluetoothリストからタップしただけで再接続されます。
ただしLDACとマルチポイントの併用はできませんのでご注意ください(aptX Adaptive / Losslessとの併用はできる)。
ゲームも普通にプレイできる
Aura Nebulaは59msの低遅延ゲームモード(アプリで設定可能)を搭載しており、スマホゲームをする時も遅延をかなり少なくプレイできます。SOUNDPEATSのゲームモード優秀なんですよね。
定位感が良く解像度も高いので、FPSは足音の位置も掴みやすいですね。
低遅延モードにしなくても動画鑑賞であればほぼ遅延がないため、YouTubeやアニメを見ても違和感なく見ることができます。
Aura Nebula まとめ
Aura Nebulaをまとめると以下のとおりです。
総合評価
4.5/5
Aura Nebula

- SOUNDPEATS史上最高のサウンド
- 解像度に余裕があり超高域までキラキラと伸びる高域
- 密度が高く肉厚で、距離の近いボーカル
- 奥行きのある広い音場で、楽器ごとの分離が良い
- ブーミーさがなく立体的でタイトな低音
- LDAC / aptX Losslessどちらも使える
- ゲームモードの遅延が少なく、定位もつかみやすい
- ワイヤレス充電 / マルチポイント対応
- ノイズキャンセリングと外音取り込みは
同価格帯だと控えめ - 装着検知に対応していない
- タッチ操作にプロンプト音がなく
操作できたかわかりにくい - LDACオンでマルチポイントが使えなくなる
- 外音モード切り替え時にノーマルモードを挟む
4.8
高音
4.7
中音
4.7
低音
4.5
装着感
4.0
ノイズキャンセリング
3.5
外音取り込み
4.3
マイク性能
4.0
利便性
| Bluetooth | 6.0 | 最大再生時間 | 本体7時間/ ケース込み28時間 |
| コーデック | SBC,AAC,LDAC aptX,aptX Adaptive aptX Lossless,LC3 | 充電時間 | 本体 約1時間10分 ケース 約2時間 |
| ドライバー | 10mm DD+6mm平面磁界 +BA×2+マイクロ平面磁界 | 充電端子 | Type C / ワイヤレス充電 |
| 専用アプリ | ◯ | 防水 | IPX4 |
| ノイズキャンセリング | ◯(最大-43dB) | 質量 ※片耳 | 約8g |
| 外音取り込み | ◯ | 装着検知 | – |
| マルチポイント | ◯ | ゲームモード | ◯(59ms) |
| 急速充電 | 15分で約2時間 | 価格 | 35,880円 |
Aura Nebulaは、機能よりも音質を優先して3万円台のワイヤレスイヤホンを探している方にはおすすめできる製品だと思いました。
ノイキャンや外音取り込みの強さ、再生時間、装着検知といった機能面はAir6 ProやH3のほうが上ですし、コスパで選ぶなら今でもその2機種で十分です。
ただ音に関しては別物。H3の解像度をさらに高めて滑らかにし、レンジも広げたような音で、超高域まで伸びる煌びやかな高域、肉厚で距離の近いボーカル、立体的でタイトな低音は、今までのSOUNDPEATSでは味わえなかった別格のサウンドを体感できます。
その分コーデックの粗も出やすいので、できればLDACかaptX Losslessで聴いてあげてほしいですね。



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