こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
今回はSOUNDPEATSの最新フラッグシップTWS「Air6 Pro」を紹介します。
- PU+PMI素材を使った新開発の11mmダイナミックドライバーを搭載
- SOUNDPEATS史上最高クラスとなる最大-58dBのノイズキャンセリング
- LDAC / aptX Lossless / aptX Adaptive / LC3など主要コーデックに全対応
- ハイレゾオーディオワイヤレス認証を取得、Dolby Audioにも対応
- Bluetooth 6.0&マルチポイント接続に対応
- ワイヤレス充電と装着検知に対応
- 最大再生時間は本体12時間 / ケース込み52時間
- 価格は12,380円→セール+クーポンコード「KAJIKAJIA6P」で8,982円
前作のAir5 Proと比べて、ドライバー、ノイキャン性能、再生時間がそれぞれ向上! さらにAir5 Proでは省かれていたワイヤレス充電と装着検知にも対応しました。
1万円台前半としてはかなりのスペックの高さですが、スペックだけでなく音のチューニングそのものも見直されているのがポイント。
先行で試させてもらいましたが、コスパで売っているメーカーが1万円を超えるなよ……とか正直思ってましたけど、それ以上に音質が前作と比べて想像以上に良くなっていたことに驚きました…
今回はAir6 Proをメーカーさんに提供していただいたので、前作のAir5 Proや上位派生のAir5 Pro+と比べながら検証していきましょう。
動画版はこちら
Air6 Pro 外観・付属品
それではAir6 Proの外観をチェックしていきましょう。
充電ケース・本体
充電ケースはこちら。最近のSOUNDPEATSのイヤホンケースはこの形状が多いですね。

厚みもそこまでないので、胸ポケットにもすっぽりと収まるほどの大きさ。

Air5 Pro / Air5 Pro+と比較するとこんな感じ。一番左が6です。

充電端子はUSB Type Cに対応。

そして今作はワイヤレス充電にも対応しました!強い。

充電ケースを開くとこんな感じ。

側面からガバッと開くタイプで、取り出しやすさは問題なしですね。

本体はスティック型を採用。いつものSOUNDPEATSだとハウジング部分がゴールドやシルバー色でギンギラギンにしてくるのに、今回はブラックのシックなカラーリングになっていてかっこええですね。

内側はこんな感じ。シンプル。

ノズルは楕円形でかなり短めのタイプ。ケースの収納部も狭いので、他社のイヤーピースを使う場合は軸長がかなり短いタイプが必要です。

Air6 Pro、Air5 Pro、Air5 Pro+と比べるとこんな感じ。デザインは今回のAir6 Proがシックで一番好き。

重さはこんな感じ。


Air6 Pro、Air5 Pro、Air5 Pro+と比較すると
| 項目 | Air6 Pro | Air5 Pro | Air5 Pro+ |
|---|---|---|---|
| 形式 | カナル型 | カナル型 | カナル型 |
| ドライバー方式 | 11mm ダイナミックドライバー(PU+PMI) | 10mm ダイナミックドライバー(PU+PEEK) | xMEMS+10mm ダイナミック |
| Dolby Audio | 対応 | × | × |
| 対応コーデック | LC3 / LDAC / aptX Lossless / aptX Adaptive | LC3 / LDAC / aptX Lossless / aptX Adaptive | LC3 / LDAC / aptX Lossless / aptX Adaptive |
| Bluetooth | Bluetooth 6.0 | Bluetooth 5.4 | Bluetooth 5.4 |
| 最大持続時間(単体) | 12時間 | 7.5時間 | 6時間 |
| 最大持続時間(ケース込み) | 52時間 | 37時間 | 30時間 |
| 充電方式 | USB Type-C / ワイヤレス充電 | USB Type-C | USB Type-C |
| ノイズキャンセリング | 対応(最大-58dB) | 対応(最大-55dB) | 対応(最大-55dB) |
| マイク数 | 片側4基/計8基 | 片側3基/計6基 | 片側3基/計6基 |
| 装着検知 | 対応 | × | × |
| 急速充電 | 対応(10分で4時間) | 対応(10分で2時間) | 対応(10分で2時間) |
| マルチポイント | 対応 | 対応 | 対応 |
| 防水 | IPX5 | IPX5 | IPX5 |
| ゲームモード | 対応 | 対応 | 対応 |
| カラー | ブラック | ブラック / ホワイト | ブラック |
| 定価 | 12,380円 | 9,980円 | 15,380円 |
Air6 Pro レビュー
装着感|良好
Air6 Proの装着感についてですが、Air5 Proと変わらず良好です。
実際に装着してみるとこんな感じ。

前から見ても飛び出しが少なめ。

また装着検知を採用しているので片方を外すと自動で再生が止まってくれます。前作のAir5 Proは対応していなかったので、ここは地味に嬉しい進化ポイントですね。
| 装着感 | (4.6) |
音質|ドンシャリからボーカル寄りへ
Air6 Proの音質ですが、前作からチューニングがはっきり変わっています。パッと聴きで今までのSOUNDPEATSと全然ちげぇ。
新しいチューニングには「Air Series Tuning Gen2」という名前が付いていて、ボーカル表現を軸に開発したものだそうです。
SOUNDPEATS自身が「従来の低音重視から、ボーカルの自然な質感や楽器の表現力を重視した設計へ」と言っているくらいなので、意図的な方向転換ですね。
今までのドンシャリ傾向よりも個人的にも好みの傾向になっていましたよ。

今回はiPhone 17 ProとXperiaを使って、AACとLDACの両方で検証しました。
Air6 Proの音の特長は次のとおりです。
4.1
高音
4.2
中音
4.1
低音
音の傾向
前作のAir5 Proが元気なドンシャリだったのに対して、Air6 Proはボーカルを軸としたバランス型のサウンドに変化しています。
低音・高域は残しつつも押し出しを抑えて、そのぶんボーカルを前に持ってきた感じになっています。
手元のAir5 Proと同じ曲で切り替えると違いがハッキリとわかりますね。Air5 Proはノリよく鳴らすのに対して、Air6 Proは歌声を中心に聴かせてくる音になっています。
かといってボーカルにフォーカスを当てすぎたモッサリとした音というわけでもなく、低域・高域も要所で出すような「山」みたいなバランスになっていて聴きやすいです。
高域
高域はAir5 Proと比べると丁寧かつ滑らかで聴きやすい音になっていますね。解像度もアップしていると思います。同価格帯の機能性重視のイヤホンと比較しても実力はなかなかに高め。
Air5 Proと比べると解像度の荒さや団子感が緩和されて、アコギやハイハットなどの細かな音も一音一音を追いやすくなりました。
その高域も今までのSOUNDPEATSと比べると角が立たなくなっていて、長時間聴いていても聴き疲れしにくい適度な柔らかさを持つようになりました。
高域の鋭さや粒立ちの良さだけで言えば、MEMSドライバーを搭載したAir5 Pro+が今でも上ですが、あっちは超高域が結構きついので、楽曲によって刺さりやすくなるんですよね。
いくら高域が伸びようとも、長期的に使うならAir6 Proのバランスのほうが好みですね。
低域
低域はAir5 Proと比べると迫力や量感は減りましたが、その分丁寧で深みのある音になりました。
Air5 Proは低域ズンズンブイブイ!って感じで低音の質よりも迫力だけ感じてろ!という音でしたけど、Air6 Proは量を減らしたぶん、ベースの動きとバスドラムの輪郭が分かりやすくなりました。
Air5 Pro+は低域の解像度感がやや甘めだったので、低域の見通しは3台でAir6 Proが一番良いです。
少し下品に感じるくらいゴリゴリな低音をご所望の場合はAir5 Proでもいいと思いますが、まあこれくらいならイコライザーでなんとかなる範囲です。
中域
ここが今作の主役。今までのSOUNDPEATS製品と比較してもボーカルの距離が近く、そしてその声を丁寧に再現します。
Air5 Proのように低音側に食われないので、ロックみたいな音圧の高い曲でも歌が遠くなりません。
また声の周波数帯を広く確保しているのか、今までのSOUNDPEATSと比べても中低域〜中高域にかけて声の密度が高く、声のバリ感も少なくて滑らかな質感になっていますね。
Air5 Pro+は高域が伸びるぶん中域がやや凹んでいて、ボーカルの線が細く上擦って聴こえることが多いので、ボーカルを主役に聴くならAir6 Proがダントツに良いですね。
おすすめのジャンル
ここまでの評価で分かる通り、ボーカルものとの相性が良いです。J-POPやアニソンあたりは気持ちよく聴けます。
EDMやヒップホップで低音を浴びたい方は、アプリのイコライザーで低域を持ち上げてあげるといいかと。
今までのモデルの中でも様々なジャンルにあわせやすい万能型のように感じましたね。
Dolby Audioも対応
Air6 ProはAirシリーズで初めてDolby Audioに対応しました。前作のAir5 ProやAir5 Pro+は非対応だったので、ここも今作の新要素になります。

ミュージックとムービーの2種類が用意されていて、それぞれのコンテンツに特化したチューニングに変化します。
音の変化も自然で、少しの余韻と臨場感を加える感覚で、ライブ音源はよりライブっぽく、映画はより映画館っぽく聴かせてくれます。
それぞれのコンテンツを試聴する際に使える機能ですよ。
ノイズキャンセリング|自然なノイキャンに
ノイズキャンセリング性能についてですが、前作より遮音性がアップしたというよりは効き方が自然になったという感じですかね。
Air5 Proは遮音性こそ高いもののギュッとくるような閉塞感がありますが、Air6 Proはギュッと感を減らしつつ同等の遮音性を確保できているような感じですね。
またノイキャンはアダプティブ方式のため、周囲の騒音をリアルタイムで検知して、効き具合を自動で調整してくれます。
Air5 ProとAir5 Pro+も同じ場所で試してみましたが、Air6 Proはタイピング音などの高域側の雑音の残り方が明らかに減っています。
Air5 Pro+だとMEMSドライバーが悪さをしているせいか、ノイキャンでも超高域が耳に残って痛いんですよね。
| ノイズキャンセリング | (4.4) |
外音取り込み|より自然になった
外音取り込みはややパワーアップくらいでしょうか?アナウンスやレジでの会話くらいなら、外さずに対応できます。
それ以上にホワイトノイズが少なくなったおかげでストレスが溜まりにくくなりましたね。
こちらも3台で比べてみました。Air5 Proは取り込み量が大きくて会話は普通にできるものの、自分の声が少しモゴモゴする感覚とホワイトノイズが多め。
Air5 Pro+はMEMSの影響か高域の集音量が増えていますが、逆に耳が痛くなりやすいんですよね。
Air6 ProはAir5 Proと同じくらいの集音量でありつつホワイトノイズは少なく、高域の刺さりもなく、常時外音取り込みでも自然に使えます。
| 外音取り込み | (4.3) |
操作性について
Air6 Proの操作はなかなか良好です。
タッチセンサーで操作を行うのですが、Air5 Proあたりからタッチの感度がちょうど良くなって使いやすくなりました。
操作方法一覧は次のとおり。
| 項目 | 操作方法(デフォルト) |
|---|---|
| 再生/停止 | L or R側を2回タップ |
| 曲送り | R側を長押し |
| 曲戻し | アプリで設定可能 |
| 音量を上げる | R側を1回タップ |
| 音量を下げる | L側を1回タップ |
| 外音モードの切り替え | L側を長押し |
| 音声アシスタント | L or R側を3回タップ |
| 低遅延モード | アプリで設定可能 |
| ペアリングモードへの移行 | 充電ケース裏側のボタンを3秒間長押し |
音量操作や選曲、再生/停止など、あらゆる操作は行えます。アプリを使えば左右の操作を自由に割り振れますよ。
ノーマルモードを挟んでしまう
操作性で一点気になる点が……。
毎度のことなんですけど、ノイズキャンセリングと外音取り込みモードの切り替え時に、必ずノーマルモードを挟んでしまうこと。ここが個人的に気になる部分なんですよね。
ノイズキャンセリングイヤホンは、基本「ノイズキャンセリング」か「外音取り込み」しか使わないのに、ノーマルモードを挟むことによって「外音取り込み」から「ノイズキャンセリング」に移行するために2回の操作が必要になってしまうんですよ。
これがわずらわしい。
メーカーによっては「ノーマルモード」をオフにすることもできますが、SOUNDPEATSは対応できていないようです。
アプリでできること
専用アプリは「SOUNDPEATS」(App Store / Google Play)に対応しています。
アプリでできることは次の通り。

- 10バンドのイコライザー
- 聴力テストに基づくアダプティブイコライザー
- ノイズコントロールの切り替え
- タッチ操作のカスタマイズ
- LE AUDIOのON・OFF
- LDACのオン/オフ
- ゲームモードの切り替え
- 装着検知のオン/オフ
- ファームウェア更新

イコライザーも豊富
専用アプリでは10バンドのイコライザーが使えます。

プリセットも用意されていますが、10バンドあると自分で作り込めるので、デフォルトの音が好みじゃなくてもここで大体なんとかなります。
低音が足りないと感じたら60Hz〜120Hzあたりを持ち上げるだけで、前作寄りのドンシャリにも寄せられますよ。
アダプティブイコライザーで自分にピッタリの音にできる
聴力テストをもとに音を最適化してくれるアダプティブイコライザーも搭載されています。
アプリの指示にしたがって聞こえたらタップしていくだけで、自分の聴こえ方に合わせた補正カーブを作ってくれる機能ですね。
高い音が聴こえにくくなってきた方には効果が分かりやすいと思います。ボクの場合はデフォルトとそこまで大きく変わりませんでした。
なお、機能をひと通り使うにはアプリとイヤホン本体のファームウェアを最新にしておく必要があるので、買ったらまず更新をかけておきましょう。
マルチポイントの挙動について
マルチポイントの挙動はかなり良いですね。
電源をONにした瞬間にあらかじめ接続しておいたXperia 5ⅣとiPhone 15 Proに繋がりましたね。2台目への接続がめちゃめちゃ早いです。
挙動としては後から再生した方が優先されるようですね。
3台目のデバイスには繋がりませんが、あらかじめペアリングさえしておけば、Bluetoothリストからタップしただけで再接続されます。
Bluetoothの接続切り替え周りは、最近使ってきたどのイヤホンよりも優秀ですね!複数デバイスを使う人には良いと思います。
ただしLDACとマルチポイントの併用はできませんのでご注意ください(aptX Adaptive / Losslessとの併用はできる)。
ゲームも普通にプレイできる
Air6 Proは低遅延モード(アプリで設定可能)を搭載しており、スマホゲームをする時も遅延がほぼなくプレイできます。
音ゲーをしてみましたが意外とタップのタイミングが合う印象で、高スコアを狙わなければ十分なほど。FPSも問題なくプレイできますね。
また、低遅延モードにしなくても動画鑑賞であればほぼ遅延がないため、YouTubeやアニメを見ても違和感なく見ることができますね。
Air6 Pro まとめ
Air6 Proをまとめると以下のとおりです。
総合評価
4.8/5
Air6 Pro

- 前作から方向転換したボーカルが映えるサウンドに
- バランスが良く様々なジャンルにあわせやすい
- LDAC / aptX Losslessどちらも使える
- ノイズキャンセリング性能が高い
- 再生時間がとても長い
- ワイヤレス充電と装着検知に対応
- LDACオンでマルチポイントが使えなくなる
- 外音モード切り替え時にノーマルモードを挟む
4.1
高音
4.2
中音
4.1
低音
4.6
装着感
4.4
ノイズキャンセリング
4.3
外音取り込み
4.4
マイク性能
4.6
利便性
| Bluetooth | 6.0 | 最大再生時間 | 本体12時間/ ケース込み52時間 |
| コーデック | LDAC,LC3 aptX Adaptive aptX Lossless | 充電時間 | — |
| ドライバー | 11mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C / ワイヤレス充電 |
| 専用アプリ | ◯ | 防水 | IPX5 |
| ノイズキャンセリング | ◯(最大-58dB) | 質量 ※片耳 | 約4.5g |
| 外音取り込み | ◯ | 装着検知 | ◯ |
Air6 Proはこんな人におすすめ
- 1万円台前半で音質を重視しつつ、機能性にもある程度こだわりたい
- ポップスやアニソンなどボーカルものをメインで聴く
- ノイズキャンセリングにもこだわりたい
- ワイヤレスイヤホンでゲームをすることが多い
Air5 Proも完成度はかなり高かったですが、音質がさらによくなり、ノイキャンは自然に、ワイヤレス充電や装着検出も加わって、さらに便利にもなりました。
とくに音のチューニングをドンシャリからボーカル寄りへ振り直してきたのが今作の一番の変化ですね。
定価は1万円を超えてしまいましたが、その分だけの進化はあるように感じましたね。Air5 Proの後継機というよりは上位機種みたいなポジションになりました。
SOUNDPEATS製品ならセール+クーポンで安く買えることも多いですし、約1万円ほどで音質と機能性どちらにもこだわったワイヤレスイヤホンを探している方にはおすすめできる製品だと思います。


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