こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
安くて品質の高いことで定評のあるスマートフォンメーカー『OPPO(オッポ)』のサブブランド『realme(リアルミー)』。
2018年にOPPOから独立し、2021年4月に日本市場に参入しました。
今回紹介するのはrealmeより、3000円台で買える完全ワイヤレスイヤホン『realme Buds Q』をご紹介します。
完全ワイヤレスで3000円台で買える時点でコスパが高いのに、映像と音声のズレを少なくするゲームモードも搭載。
さらに本体設計はエルメスの製品をデザインしたファッションデザイナーが手がけているといるとのこと!
なかなか期待させてくれますね!
こちらのrealme Buds Qを購入してきましたので、実機を使ってどれほどの実力をもっているか検証していきます。
ぜひ最後までご覧ください!
総合評価
4.5/5
- 迫力の重低音サウンド
- ヒップホップ、EDMとの相性が良い
- ゲームモード搭載でゲームプレイや動画視聴に最適
- 約3400円と非常に安く、品質も良い
- おしゃれでコンパクトなデザイン
- 充電端子がmicroUSB
3.2
高音
3.3
中音
3.7
低音
4.8
コスパ
4.0
装着感
4.5
利便性
Bluetooth | 5.0 | 最大再生時間 | 本体4.5時間/ ケース込み20時間 |
コーデック | SBC,AAC | 充電時間 | 約2時間 |
ドライバー | 10mm ダイナミック型 | 充電端子 | microB |
専用アプリ | ○ | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | – | 質量 ※片耳/ケース込 | 3.6g/28.2g |
外音取り込み | – | ゲームモード | ○ |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
5000円以下の完全ワイヤレスイヤホンの比較記事はこちら!
realme Buds Q 概要
realme Buds Qの特徴はこちら。
- エルメスのプロダクトも手がけたデザイナーによる設計
- ゲームモードを搭載し、最大119msの低遅延を実現
- 片耳3.6gの超軽量設計
- 再生時間は本体4.5時間/ケース込み20時間
- アプリに対応し操作をカスタマイズ
- これだけの性能を備えて3480円(税込)
上記からもわかるとおり、3480円とは思えない機能性とデザイン性抜群のハイコストパフォーマンスモデルとなっています。
カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色展開。
今回はブラックを選びました。
それでは開封していきましょう。
realme Buds Q レビュー
パッケージ・付属品
realme Buds Qの外箱はコンセプトカラーであるイエローであしらわれたシンプルなデザイン。
開封してみるとこんな感じで本体のみがちょこんとお目見えです。
付属品一覧はこちら。
- イヤーピース(シリコン製)3ペア
- microUSBケーブル
- ユーザーガイド
イヤーピースはシリコン製のものが3ペア付属。軸の色までイエローでワンポイントでおしゃれに彩ります。
USBケーブルは短めのmicroBケーブルが付属。ケーブルまでイエローですよ。
それでは本体をチェックしていきましょう。
充電ケース・本体
realme Buds Qの充電ケースは天面にrealmeと薄く印字された曲線形のコロンとしたデザイン。
厚みもそこまでなく、手のひらサイズで携帯性も高い印象です。
充電ケースを開けると天面の内側に技適マークが印字されています。
グローバル版も出回っているため、中古で買う場合は技適マークがあるかチェックしたほうが良さそうです。
充電ケースの寸法は60.0×45.0×30.0(mm)
完全ワイヤレスイヤホンの中でも充電ケースが特に小さいAirPods Proと比べてもこのとおり。厚みは少しありますがほぼ同サイズです。
充電端子はmicroB。USB-Cで溢れるこのご時世に、一世代前のmicroBを採用するのは評価できないですね…。
充電できればいいんですけど、出先で複数のケーブルを持っていくのもめんどくさいから、できればUSB-Cで統一して欲しかった。
再生時間は本体のみで4.5時間、ケース込みで20時間。大体AirPods Proと同じくらいの再生時間です。
通勤通学くらいであれば一週間ほど充電しなくてもバッテリーがもちそうですね。
イヤホン本体も充電ケース同様、曲線形のデザインでイヤーピース軸のイエローカラーがワンポイントになっておしゃれですね。
左右のハウジング(背面)に『R』と印字されていますが、L/RのRではなくrealmeのRのようですね。紛らわしい。
ドライバーは10mm口径のダイナミックドライバーを搭載。
小さなサイズのイヤホンにしては口径の大きいドライバーを搭載していますね。
- ダイナミック(D)型ドライバー → イヤホンで一般的に採用しているスピーカー。豊かで自然な音が特徴。
realme Buds Qのノズル径は5.4mm、くびれ部は3.9mm、ノズル長は3.5mm。
くびれの細いノズル径で、他社製のイヤーピースだと一部フィットしにくい可能性があります。
付属のイヤーピースの質が良いですし、イヤーピースも含めてのデザインなので、基本的に純正で使うことをおすすめします。
realme Buds Qの総重量は37.2g、本体片耳で4.0g、ケースのみは29.3g。
総重量50g、本体のみで5gがおおよその平均値ですが、realme Buds Qは平均値よりかなり軽めですね。
また、realme Buds QはIPX4相当の防水に対応しています。
水の飛まつに対して保護される防まつ形。スポーツ時の汗からの保護や雨天時でも安心して使えます。
汗や雨にも強く、水回りでも安心して使えますね。
ここまでまとめると充電端子がmicroBという点以外はデザイン性、携帯性ともに高く、スペックも平均レベルで使いやすいのではないでしょうか。
3400円という価格にしてはしっかり作り込まれていると思いますよ。
ペアリング方法
スマートフォンと接続する際のペアリング方法はこちら。
realme Buds Qのペアリングはこちらで完了です。
一度ペアリングをしてしまえば、2回目移行はケースから取り出しただけでスマートフォンに自動的に接続されます。
また、realme Buds Qはイヤホン本体どちらかを充電ケースに入れた状態にして、片耳のみ使うこともできます。
L/Rどちらも親機として使うことができ、片耳だけつけて通話用に使ったり、周りの音を取り入れながら音声コンテンツを聴くときにも便利です。
おしゃれで収まりの良い装着感。
まず、realme Buds Qの装着感はやや浅めですが、耳内への収まりは良い印象。
小さな耳の方でも圧迫感がなくスルッと入ってくれますね。
ジョギングで使う場合、耳から落ちそうな気がするのでスポーツ用途で使うことはおすすめしません。
装着感 | (4.0) |
迫力の重低音サウンド
realme Buds Qの音質はこの価格帯の完全ワイヤレスイヤホンでは珍しいゴリゴリの重低音サウンド。
全体的に低音の支配域が広いため、一聴してこもった感じに聴こえますが、意外とボーカルはこもりなく聴き取れます。
高域は伸びはなく荒めな印象ですが、モコモコした感じはなく低域の量感に対して意外とクリアな印象です。
- ロック
- ヒップホップ
- EDM
- ポップス
特に相性が良いと感じたジャンルはヒップホップ。
低域の量感が多く、高域がいい感じにチープな音なので、星野源 feat.PUNPEEの『さらしもの』はめちゃ気持ちよく聴けますよ。
高音 | (3.2) |
中音 | (3.3) |
低音 | (3.7) |
低価格帯では珍しい低音ゴリゴリホン!
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関連記事:【徹底比較】5000円以下/前後の完全ワイヤレスイヤホン最強はどれ?
関連記事:【まるでライブ会場】重低音が響くおすすめの完全ワイヤレスイヤホン
操作について
realme Buds Qの操作はタッチパネルでおこないます。
操作方法はこちら。
▽音楽再生
- 再生/停止 → L or R側を2回タップ
- 曲送り → L or R側を3回タップ
- 曲戻し → アプリで設定可能
- 音量を上げる → 設定できない
- 音量を下げる → 設定できない
▽通話
- 電話を受ける → L or R側を1回タップ
- 着信拒否 → L or R側を2回タップ
- 通話終了 → L or R側を1回タップ
▽その他
- リセット → マルチファンクションボタン10秒間長押し
- 音声アシスタント → アプリで設定可能
唯一、本体のみでできないのが音量操作。それ以外は一通りの操作はおこなえます。
タッチパネルの感度も程よく、思い通り操作がしやすい印象。
操作も2回タップからなので、触れただけで誤動作が起こる心配もなく、操作性は兼ね良好ですね。
3000円台でゲームモードを搭載!?
realme Buds Qの最大の特徴は音声と映像のズレを最小限にする『ゲームモード』を搭載していること。
ワイヤレスイヤホンの弱点が、YouTubeを見たりゲームをした時に映像と音声がズレてしまいます。
そこでゲームモードにすることによって、音声のズレを最小限に抑え、違和感なく視聴することができてしまうのですよ。
realme Buds Qは装着した状態で両耳のイヤホンのタッチパネルを長押しすると、車のエンジン音が鳴り響いた後にゲームモードに移行します。なにこの斬新な仕様。
実際にゲームをしてみると音ゲーなどタイミングがシビアなゲームでは高スコアを取ることができませんでしたが、FPSはほぼ違和感なくプレイできました。
YouTubeでPVを見たり、Prime Videoでアニメを見ても違和感なく楽しむことができますね。
TikTokやInstagramのリールを見る際も音声のズレが少ないですよ!
遅延の少なさ | (4.8) |
動画、SNS、ゲームで大活躍してくれます!
こちらの記事もおすすめ!
関連記事:【低遅延!】ゲームモード搭載の完全ワイヤレスイヤホン|音ゲーやFPSでも使える!?
アプリについて
realme Buds Qは3000円台の完全ワイヤレスイヤホンとしてはかなり珍しくアプリに対応しています。
ただ、アプリはiOSでは今のところ対応しておらず、Androidのみ。
順次対応していくとのこなので気長に待ちましょう。
アプリでできることはこちら。
- ゲームモードのON/OFF
- 操作ボタンのカスタマイズ
操作のカスタマイズはできますが、音量操作の追加などはできません。
やるとしたら、左イヤホンを3回タップ時に『前のトラック』と振り分けるくらいですかね。
ゲームモードも手動でONにできるため、正直アプリの必要性をほとんど感じていません。
イコライザーとかあればよかったんですけどね。
マイク性能は普通
realme Buds Qのマイク性能は良くも悪くもなく普通です。
マイク性能を録音してみましたので、以下の音源をチェックしてみてください。
若干ガサついた音声で周りの雑音も拾いやすいため、通話用としてはギリギリ実用レベルかなといった印象です。
通話品質 | (3.0) |
realme Buds Q レビューまとめ
realme Buds Qをまとめると以下のとおりです。
総合評価
4.5/5
- 迫力の重低音サウンド
- ヒップホップ、EDMとの相性が良い
- ゲームモード搭載でゲームプレイや動画視聴に最適
- 約3400円と非常に安く、品質も良い
- おしゃれでコンパクトなデザイン
- 充電端子がmicroUSB
3.2
高音
3.3
中音
3.7
低音
4.8
コスパ
4.0
装着感
4.5
利便性
Bluetooth | 5.0 | 最大再生時間 | 本体4.5時間/ ケース込み20時間 |
コーデック | SBC,AAC | 充電時間 | 約2時間 |
ドライバー | 10mm ダイナミック型 | 充電端子 | microB |
専用アプリ | ○ | 防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | – | 質量 ※片耳/ケース込 | 3.6g/28.2g |
外音取り込み | – | ゲームモード | ○ |
自動装着検出 | – | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
ゲーム、SNS、動画などマルチに楽しみたい方におすすめ
- FPSなどワイヤレスイヤホンでゲームをしたい
- SNSやYouTubeで動画を見ることが多い
- 重低音が響くサウンドが好み
realme Buds Qは迫力のある重低音と、ゲームモードを搭載しているという点が大きな強みのように感じました。
日常でゲームをしたり、映画を見たり、SNSでショートムービーを見る方にとってはこの上ないイヤホンなのではないでしょうか。
価格も3480円と比較的お安めですし、とりあえず完全ワイヤレスイヤホンがほしいという初心者の方でも非常におすすめできる製品です。
普段ゲームや動画を見る音の多い方に特におすすめ!
以上!realme Buds Qのレビューをお送りしました。
コメント
コメント一覧 (2件)
どもどもはじめましてm(__)m
コレのネックバンドタイプ、黒と黄色の組み合わせは阪神タイガースを連想させますね(^.^)b
ワタクシノの義理の弟が阪神タイガースファンで誕生日も近いですから、買ってプレゼントしてやると喜びそう♪♪
たしかに、阪神タイガースファンの方へのプレゼントは喜ばれそうですねw
僕もファンの友達に勧めてみます(*’ω’*)