iPhoneで小型のスティック型ポタアン使いたいんだけどUSB-C端子ばかり…
Lightning端子に変換するOTGアダプターを使えばいいよ!
そう思って探してみたんだけど、Amazonとかで見てもないんだよ!
AliExpressにならあるで!
iPhoneに慣れすぎてAndroidは使いこなせない系のイヤホンブロガー、かじかじです。
スマートフォンで高音質で有線イヤホンを聴きたいときにおすすめがスティック型のポータブルアンプ(以下ポタアン)。
スティック型ポタアンはまるでイヤホンケーブルの一部のように使うことができ、
スマートフォンでもDAP(デジタルオーディオプレイヤー)級の高音質を体感することのできるDAC(デジタル・トゥ・アナログコンバーター)内蔵のポタアンです。
ただ欠点が、スティック型ポタアンのほとんどがUSB-Cにしか対応していないということ。
iPhoneだとLightning端子のため、USB-C端子を備えたスティック型のポタアンを使うことができません。
Lightningで直結できるタイプだと、IKKOの『ITM03』『ITM05』Lotoo『PAW S1』など、
1万円以上のモデルばかりで種類も限られます。
Apple純正のLightning to USB Camera AdapterとUSB-Aアダプタを使えば、USB-Cタイプのポタアンでも使えなくはないですが、
アダプタを経由しすぎて取り回しも最悪に…。
LightningからUSB Type Cに変換するOTGアダプターがあれば使えるのに…。
そう思って色々探してみましたが、日本ではAMAZONを含めどこにも販売されておらず…。
海外ならあるのでは!?と思い中国のアリババが運営するAliExpressをのぞいてみると…
なんとありました!
それがこちらのddHiFiが販売する『TC28i』です。
27$なので、だいたい3000円くらいでしょうか。しかも日本への送料無料!
L字にもなっているので、ポタアンをつけても取り回しが良さそうですね。
ddHiFiはOTGケーブルやOTGアダプター、4.4mm変換アダプターなど、かゆいところに手が届くアクセサリーを多数販売するメーカー。
公式HPや販売商品をみる限りでは質は良さそうですが、中国からの輸入ということもあり若干不安…。
ブロガーとしての立場上、人柱になってこそ存在意義があるのだよ!
そう自分に言い聞かせ、購入しました。
そして注文してから14日後にようやく到着したので、実機を使ってレビューしていきます!
Lightning to USB Type C OTGアダプター 『TC28i』
それではddHiFi『TC28i』をレビューしていきましょう。
外箱はダンボール調のシンプルなパッケージ。ちょっとおしゃれ。
開封すると緩衝材が少しとシリカゲル、本体のみと必要最小限。
TC28iの本体はこちら。
側面にはddHiFiと逆字でTC28i、USB OTGの印字があります。
Lightning端子はAppleの純正ケーブルと同等クオリティで十分な質の高さ。
USB-Cメス端子もよく見られる規格で、こちらも質に問題はなさそうです。
端子、筐体、どちらも堅牢な作りで、壊れたり折れたりする心配も少なそうですね。
サイズは端子部分を除くと18.5×13.5×9.5(mm)
TC28iの大きさはUSB-A to USB-Cのアダプターと同じくらい。
Lightning to USB Camera AdapterとUSB-A to USB-Cのセットと比べるとこの通り。
できることは同じなのに、TC28iでいかにコンパクトに収めることができるかがお分かりになるかと思います。
iBassoのDC03に装着してみてもケーブルの一部として使えるので取り回しの良さは抜群です。
USB-C端子に差し込んだ印象として、「カチッ」と奥まで押し込んだ感覚がなくやや浅めな感じはありますが、音信号の途切れなどは一切ありませんでした。
iPhoneにも差し込んでみましたが、Lightning端子の手前に段差があるのでケースをつけていてもギリギリ干渉しません。
そして、若干グラつきがあるように感じます。
こちらも信号の途切れは一度もありませんでしたので、運用する上では問題なさそうです。
総じて品質や接続安定性は全く問題がなく、質の高いOTGアダプターのように感じました。
iPhoneでUSB-C搭載ポタアンが使える
TC28iを使えば、USB-C対応ポタアンであるiBasso DC03でも問題なく動作させることができます。
実際にAmazon Music HDでも試してみましたが、iPhoneでもハイレゾ音源の出力をすることができました。
弊害としてはDC03専用アプリがiOSに対応していないため、細かな音量調整がiPhone側でできないのと、
他のアプリを立ち上げると音途切れがたまに発生する点。
音量調整は僕の環境だとちょうど良い音量だったので気にはならず、音途切れもストレスのたまらない程度に使えました。
ただ、ボリュームを真ん中あたりにすると、音量が完全に0になってしまう不具合もありました。
TC28iとDC03を使えば、iPhoneをお手頃な価格でハイレゾ対応DAPに進化させるハイコスパシステムが完成します!
iPhone+TC28i+スティック型ポタアン+Amazon Music HDの組み合わせが超お手軽で高音質!
関連記事:【iBasso DC03 レビュー】iPhoneでも使える裏技も!?スマホ直結型ポタアンの決定版
TC28iが他のUSB-C直結型のスティック型ポタアンも動作するかe☆イヤホンで試してきました。
以下の表でまとめましたのでご覧ください。
製品名 | 動作 | 感想 |
---|---|---|
iBasso DC03 | 〇 | コスパは一番最強 音量調整しにくい |
iBasso DC04 | 〇 | 4.4mm一本ならこれ |
Radius Ne RK-DA50CK | 〇 | DC03より柔らかな音 |
Lotoo PAW S1 | 〇 | 音質NO.1!価格もNO1! 音量調整がポタアン側でできる 予算があればイチオシ |
Hidizs S9 | 〇 | 癖は少ないけど特徴も少ない |
HiBy Music HiBy FD1 | 〇 | 2.5mmと3.5mm両方使えるのが良い |
Astell&Kern PEE51 AK USB-C | 〇 | 元気系サウンド AKファンの方は絶対気に入る |
なんと、今回試したスティック型ポタアンが全てTC28i+iPhoneXRの組み合わせで動作しました。
音量調整が難しいモデルなどはありますが、兼ね安定して動いております。
iOSのバージョンアップで動作しない可能性などもありますので購入の際は自己責任でお願いしたいですが、僕の環境下では問題なく動作したので参考になれば幸いです。
まさか全機種動作するとは思っていなかった。
Lightning to USB-C OTGアダプターはひとつ持っていると便利!
以上!ddHiFiよりLightning to USB-C OTGアダプター『TC28i』をご紹介しました。
今回はスマートフォンと合わせて取り回し良く持ち運べるスティック型のポタアンとの組み合わせでご紹介しましたが、
それ以外にも通常サイズのポタアンや据え置きアンプ、USB-DACモードのプレイヤー、有線接続時のBluetoothレシーバーなどあらゆる機器と接続できるようになります。
iPhoneユーザーの方で我こそはオーディオ好きだ!という方はTC28iを一台持っておけばめちゃ便利ですよ!
e☆イヤホンでポタアンの試聴がはかどる!
他にもアダプタータイプではないLightning to USB-C OTGケーブルや
L字のUSB-C to USB-Cケーブルなどもあります。いろいろ探してみると面白いですよ。
コメント
コメント一覧 (1件)
人柱報告です
TC28iとDC3の組み合わせiPhone12 mini iOS14.7.1で動作しませんでした。
参考までに