こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
以前、定価79,860円もする音質超特化ワイヤレスイヤホン「Svanar Wireless」を紹介したのですが、なんとお手頃価格で買える廉価モデルが2製品が新たに登場しました!
それが今回紹介する「Svanar Wireless LE」と「Svanar Wireless Jr」です。
ちなみにSvanar Wireless LEが47,190円、Svanar Wireless Jrが21,560円です。 LEはともかく、Jrはかなりお手頃でしょ?
今回はこの3製品がどれような違いがあるのか? どれほどの実力があるのか? 徹底解剖していきます。
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HIFIMAN Svanar Wirelessシリーズの 概要
Svanar Wirelessは、最近よくみるDAC搭載型のワイヤレスイヤホンなんですが、そのDACにはなんと「ヒマラヤDAC」を採用しています。
この「ヒマラヤDAC」ですが、本来だったらDACチップに他メーカーの汎用的なチップを採用することがほとんどなんですけど、こマラヤDACはHiFiMANが完全に自社開発したDACなんですよ。
「R2R形式」と呼ばれるものを採用していて、説明すると長くなるので超ざっくり伝えますけど、ハイグレードのDACに採用されることの多いデジタルっぽさが少ないアナログな音が特徴の形式ってところでしょうか。
アンプモジュールを搭載しており、DACからアンプにかけてフルバランス構成で制作されています。
さらに20万クラスの有線イヤホンモデル「Svanar」に採用されたトポロジードライバーを組み合わせた超ド変態構成となっています
「30万相当の組み合わせでの音質を再生できます」という強気のキャッチコピーで現れたSvanar Wirelessですが、さすがに30万相当の音質とまではいかなくとも、2024年時点でワイヤレスイヤホン史上音質No.1と思えるほどの実力があります。
それぞれの違いは?
各モデルの違いはこちらをみたら一番わかりやすいです。
LEはSvanar WIrelessから「LDAC」「ワイヤレス充電」を省き、一部素材を変更したのみ。半額近い価格なのにほぼSvanar Wirelessです。
音質にこだわりたいのにLDAC非対応は痛いかもしれないですが、その分接続は安定しやすくなるかも。iPhoneユーザーなら間違いなくLEを選ぶべきですね。
そしてJrはヒマラヤDACが省かれ、独立AB級バランスアンプモジュールのみ搭載したモデルです。こちらはLDACに対応しているんですよね。
価格が約2万とSvanar Wirelesシリーズの中ではかなり安いので、音質次第ではかなりのコスパの高さを誇るかもしれないですね。
HIFIMAN Svanar Wireless、LE、Jr 外観比較
それではHIFIMAN Svanar Wireless 3製品のの外観をチェックしていきましょう。
充電ケース・本体
まずこの特徴的な充電ケース。単体の造形としては現代アートかのように美しいですが、ズボンのポケットに入れたら間違いなく膨らむやつ。
充電ケースの仕様や寸法はどのモデルも同じで、違うのは色味のみ。
黒がSvanar Wireless、ブラウンがLE、白がJrです。カラバリはそれぞれ1色ずつなので色違いではありません。
底面には充電用のUSB-C端子が備わっています。
充電ケースは前からパカっと上に開くような感じ。開き方が指輪のソレ。
どのモデルもなかなか貫禄があって美しいですね。Jrだと約2万円でこの造形の美しさを体感できるので、なんだかお得感があります。
本体も普通に取り出しやすいです。
ハウジングはSvanar WirelessとLEがメタリック、Jrが乳白色の樹脂っぽい素材ですね。
内側はエルゴノミクスデザインを採用していて、カスタムIEMのように耳の形状にあわせた設計になっています。
素材はSvanar Wirelessはカーボンファイバー、LEプラスチックっぽい感じ、Jrはメタリックな素材になっています。
ノズルは金属ノズルを採用。やや短め。
充電ケースの収納部はやや浅めで、使えるイヤーピースは少し選びそうな感じです。
最大再生時間はSvanar WirelessとLEは本体7時間、ケース込みで28時間。ただ、HiFiモード時は本体4時間、ケース込み16時間。
Svanar Wireless JrはヒマラヤDACが搭載されていない分再生時間も長くなっていて、本体8時間、ケース込みで32時間。HiFiモードでも本体5時間、ケース込み20時間までもつようになりました。
重さですが、Svanar WIrelessは総重量は100.2g、本体片耳の重量は8.1gです。
LEは総重量98.2g、本体7.9g。
Jrは98.9g、本体7.8g。
本体の重さは誤差の範囲ですが、総重量はSvanar Wirelessが一番重ためにはなっていますね。
HIFIMAN Svanar Wireless レビュー
装着感|意外といい
装着感 | (4.5) |
まず装着感ですが、このゴツさに対して意外といいですね! さすがエルゴノミクスデザイン。
3製品とも同じ形状なので、評価は同じです。
実際に装着してみるとこんな感じ。一見ふつうのワイヤレスイヤホンのようにも見えなくはないかな?
前から見ると、わりと飛び出していますね。
2〜3時間くらいで痛みが発生してくる感じですかね。
ただ、本体はかなり大きめなことには変わりないので、耳が小さい人は要注意だと思いますが、ふつうくらいの大きさの方だと問題なくフィットするかと思います。
Svanar Wirelessの音質について
音質についてですが、まずSvanar WirelessとLEはコーデックを揃えれば同じ実力で、音の好みもあるかと思いますが、現状ワイヤレスイヤホン音質No.1レベルかと思います。
今回の検証では、Svanar WirelessとJrはXperia 5ⅣでLDAC(音質優先:990kbps)で接続、LEはiPhoneでAAC接続をしています。
まず、HIFIMAN Svanar WirelessとLEの音の特長は次のとおりです。
5.0
高音
5.0
中音
5.0
低音
HiFiMANらしい極ウォームなサウンド。全体的に中低域から中高域ラインに音が集まっている感じのバランス。かといってボーカルが目立った感じでもなく、中高域と中低域にフォーカスを当てたドンシャリ?って感じが近いですかね。
高域は情報量や純度の高さが特徴。ワイヤレス特有のデジタル感も滑らかな音で隠し、とても上質にしっとりと聴かせます。刺さりも一切なく、逆に刺激もないので、メタルを鋭くスピーディーに鳴らすのは苦手。
中域は厚みと深みのある音で、ワイヤレスでは荒くなりがちな描写も丁寧に描きつつ、異なる周波数帯のつながりも非常に滑らかですね。ボーカルだけが際立つような感じではなく、ピアノやギターとか同じ帯域の楽器隊がフラットなバランスで一つの部屋で鳴らしているような感覚。
やや中低域寄りで厚みもたっぷりとあって、優しくしっとりと鳴らしますね。一聴して膨れがちに感じる低音も、聴き込めば音の深みや細部まで丁寧に描写していることがわかります。
音場もなかなかに広めで、優しくフワッと広がっていきつつ豊かな低音も聞かせるナチュラルかつダイナミックな音場感です。
得意なジャンルはバラードやジャズ、ポップス、ソウルといったところでしょうか。しっとりした楽曲が得意で、楽曲の雰囲気は壊さずに優しく聴かせるような感覚です。
音数が多くて激しい楽曲は苦手ですが、宇多田ヒカルのバラードや、古い楽曲だとビル・エヴァンス・トリオなんかも、昔のレコーディングされた古き良き感覚を壊さずに、上質なスピーカーで聴いているような感覚に浸らせてくれます。
ワイヤレスというよりは、DAC+有線イヤホンをケーブルがない状態で聴いているような感覚に近いと思いました。
これだけの音質をケーブルレスで楽しめるという点と、HiFiMANのサウンドをオールインワンで楽しめるのがSvanar Wirelessの1番の強みかなと思います。
LEの音質について
LEは基本性能はSvanar Wirelessと同じです。ただ、コーデックがAACまでということもあり全体的な解像度やクリアさはダウンします。
高域の突き抜けるような伸びの良さがなくなり、Svanar Wirelessに一枚ベールを挟んだような感覚にはなりますね。やはりLDACで接続した方が音質は良いです。
それでもSvanar Wirelessに次ぐかなりの音質の良さを持ち合わせています。
iPhoneユーザーだとAACまでしか使えないので、今後LDACを使える環境を用意しないつもりであれば、LEを選べばOKかと思いますね。
ちなみに、Svanar WirelessもAAC接続をすればLEとまったく同じ音が鳴ります。そう考えればコスパはとても高い?
Jrの音質について
JrはSvanar Wireless、LEと音の傾向がかなり異なります。ただ、音の好みはあるかもしれないですが2万円台と考えればかなり音質は良いかと思います。
こちらもXperia 5ⅣでLDAC(音質有線:990kbps)で接続しました。
4.6
高音
4.8
中音
4.8
低音
一聴して感じたことは、とにかくヘビーで味のあるアナログ感たっぷりのサウンドという印象。中低域に重心が寄っていて濃密に、そしてダイナミックに鳴らす音という感じでしょうか。
Svanar WirelessやLEで見せた繊細さや余韻の美しさは鳴りを潜め、パワーによる振動波のような余韻がプラスされます。長男と次男は聖騎士として生まれてきたのに、三男から急に蛮族が誕生したような感覚。
とてもアナログライクな音でAB級アンプを搭載とのことですが、まるでA級アンプかのようにデジタルっ気のない滑らかな音で鳴らします。伝統を重んじる蛮族みたいな感じ。
高域は一聴するとそこまで伸びや粒立ちが良いわけではないですが、とても滑らかで艶感たっぷりの音。中低域はとても厚みがあるパワフルな音で、“重厚”という表現が一番合うと思えるようなサウンドです。
ただ、レスポンスは全体的に悪めな印象です。最新チャート曲のような音数が多くスピーディーな楽曲はノッタリとしてしまい、ついていけない印象がありました。なので万人受けしやすいわけでもないですね。
とにかくアナログライクでヘビーな音なので、80〜90年代のハードロックやグランジ、トリップホップ、そして00年あたりのガレージロック・リバイバルとの相性がとにかく最高です! これらのジャンルだけに関してはSavnar Wirelessを超える凄みがあります。
Jrでザ・ホワイト・ストライプスの「Seven Nation Army」とか聴いてみてください。重厚なギターサウンドの厚みと勢いが凄すぎてぶっ飛びます。
重厚なだけではなく、意外と女性ボーカルもとても艶やかに色っぽく奏でてくれるので、マッシブ・アタックの「Teardrop」や「Protection」あたりも聴いてみてほしいですね。古い曲ですけどイイ曲ですよ。
70年〜80年代のマイケル・ジャクソンのようなディスコ・ファンクシーンとの相性も良かったので、古い楽曲全般との相性はとても良さそうです。他のワイヤレスイヤホンではあまり類を見ないような唯一無二の音作りですね。
もっとクリアで余韻の美しい音が好みだったり、ボーカルをしっとりと聴きたい場合はSvanar WirelessやLEの方が良いと思います。こちらの方が最新チャートやジャズ・クラシックなどに合うようなHiFiなサウンドです。
それにしても楽曲との相性は選びますが、約2万円でこれほどの凄みのある音質を体感できるのはコスパがあまりに高すぎます。
3〜5万円クラスのワイヤレスイヤホンをメインで使っていたとしても、Jrをサブ機としても十分運用できるレベル。有線イヤホンファンでも納得できるほどの音質を持ち合わせているかと思います。
バーチャル試聴
YouTube版ではダミーヘッドによるバーチャル試聴をお聴きいただけます。
ノイズキャンセリング|元々の遮音性が高い
ノイズキャンセリング自体はそれなりに実用的ですかね。こちらは3製品とも同じ仕様ですね。公式では最大-35dBの遮音効果はあるようです。
ノイズキャンセリング | (4.0) |
ANCモードにすると、周りの雑音レベルも少なくなりますし、電車内で使うと走行音もある程度防いでくれるようになります。
ただ、ノイズキャンセリングモードにすると、中のヒマラヤDACを使えなくなってしまって、「音質は良いけど他のワイヤレスイヤホンと同じようなふつうのサウンド」になってしまうんですよね。
Svanar Wirelessの7万円サウンドが、いきなり1〜2万クラスにグレードダウンするような感覚です。
Jrでもノイズキャンセリングや外音取り込みをONにすると音質が極端に劣化するので、基本HiFiモードで使っています。
最高品質を音質を求めてSvanar Wirelessを使っているのに、音質を妥協するモードで使うのはちょっと意味わからないので、僕はノイズキャンセリングモードは使うことはないでしょうね。
こちらも参考にしてくださいね
【最強はこれ!】ノイズキャンセリング対応完全ワイヤレスイヤホンおすすめランキングTOP10
外音取り込み|効いているかどうかわからないレベル
外音取り込み | (1.0) |
外音取り込み機能ですが、これは3製品ともヤバい。冗談抜きで効いているかどうかわからないレベルです。
ONにしても、周りの音も自分の声もめーっちゃこもっていて、HiFiモードとの差分がほとんどないように感じますからね。外音取り込みモードなのに耳栓している状態と変わらないです。
本気で効いているかわからなかったから、HiFiMANさんに一回確認しましたからね。ちゃんと外音取り込みモードになっているようでした。実質外音取り込みモードは備わっていないと考えましょう。
操作性|わりと操作しやすい
操作性は意外と良くて、それなりに操作しやすいですね。こちらも3製品とも同じ仕様ですね。
ハウジングがタッチパネルになっていて、タップすると高めの音で「ピッ」と鳴ってくれます。
タップした回数に応じて「ピッピッ」と鳴ってくれるので、自分が何回タップしたかも分かりやすいです。
操作方法一覧は次のとおりです。
音量調整はできませんが、それ以外の基本操作はできますね。
ノイズキャンセリングモードの切り替えが3秒長押ししないといけないのはちょっと長く感じるかな……。
ただ、アプリがないので自分好みにカスタマイズができないんですよ。ここが残念!
通話品質|意外と良くて驚いた
マイク性能ですが、これはなかなかに良いですね。性能は3製品とも同じレベルのように感じました。
マイク音声も実際に録音してみました。以下の音声をよければチェックしてみてくださいね!
外音取り込み機能からは想像できないくらい音声がキレイに収録できており、バックのノイズもなかなかに掻き消えています。
機能性はあまり期待していなかっただけに、このマイク品質の高さに驚かされました。
通話品質 | (4.5) |
音の遅延|動画を見る分には違和感なし
音の遅延は意外と少なくて驚きました!LDACで接続しても、動画視聴時はほとんど遅延が発生しないですね。
ライブ動画を見ても違和感なく視聴できます。ただ、接続状況次第では遅延が発生するかもしれないのでご注意ください。
気になる点
最後に気になる点ですが、先に伝えた外音取り込み機能の残念さもそうですが、Svanar WirelessとJrに関してはLDAC時の接続の不安定さがやはりネックですね。
家の中で聴いている分にはたまに途切れるくらいなのでストレスは溜まりませんでしたが、外出先だとわりと途切れやすくなります。大阪郊外の駅で途切れるので、東京の都心部だったらほぼ使えないレベルじゃないかな……。
ボクも初めてSvanar Wirelessを使った時は音がブチブチ途切れすぎて使えないレベルだったんですが、交換してもらったらかなりマシにはなりました。個体差があるかもなので、あまりに音途切れがひどい場合は一度交換してもらってもいいかも。
ちなみにLDACには、スマホによって名称は異なりますが「音質優先(990kbps)」と「自動(330kbps〜990kbps)」の可変モードがあるので、音途切れが気になる場合は自動にしておいた方が良いです。自動でもちょいちょい途切れますけど。
ちなみにLEでiPhoneでAAC接続で使った場合、電車やホームなど音が途切れやすい場所で使っても全然途切れませんでした。さすが安定のAAC接続。
iPhoneであればAAC接続でもふつうに音質は良いので、音途切れでストレスが溜まる場合はあえてAAC接続で使うのもおすすめです。
おすすめのイヤーピース
さいごに変態3兄弟に個人的におすすめだと感じたイヤーピースを紹介します。
それがELETECHのBAROQUEです。最近e☆イヤホンで取り扱いが始まったイヤーピースですけど、これめっちゃいいですね。
スパイラルドット++のような自然な高音の伸びがありつつも、耳をしっかり密閉して低音も逃さない感覚で、Svanar Wirelessの装着感も高めつつ音のポテンシャルを最大限まで発揮できるように感じました。
軸も短いからケースに干渉しないですし、最高じゃないですか。
Svanar Wirelessに使えるイヤーピースでおすすめがないかと色々試していましたが、ようやく完璧とも思えるイヤーピースを見つけました。
価格は3100円とイヤーピースとしてはかなり高めですが、そもそも本体が高いから感覚的には実質無料。
ただし、Jrに使うと低音過多になってしまうので、スパイラルドット++でややスッキリめの音にさせた方が良いように感じました。
HIFIMAN Svanar Wireless、LE、Jr 比較まとめ
HIFIMAN Svanar Wirelessをまとめると以下のとおりです。
製品名 | Svanar Wireless | Svanar Wireless LE | Svanar Wireless Jr |
音質 | (5.0) | (4.9) | (4.7) |
装着感 | (4.5) | (4.5) | (4.5) |
ノイズキャンセリング | (3.5) | (3.5) | (3.5) |
外音取り込み | (1.0) | (1.0) | (1.0) |
マイク性能 | (4.5) | (4.5) | (4.5) |
価格 | 79,860円 ポイント10% | 47,190円 ポイント10% | 21,560円 ポイント10% |
総合評価 | (4.5) | (4.3) | (4.8) |
良かった点 | 音質は全ワイヤレスイヤホン中No.1クラス ヒマラヤDACならではの滑らかでアナログなサウンド 装着感がなかなか良い マイク性能も意外と高い ワイヤレス充電対応 | ワイヤレスイヤホン中No.1クラスの音をお求めやすく体感できる ヒマラヤDACならではの滑らかでアナログなサウンド 装着感がなかなか良い マイク性能も意外と高い | 2〜3万の中で音質はかなり上位レベル アナログ感たっぷりの重厚なサウンド 装着感がなかなか良い マイク性能も意外と高い |
イマイチな点 | LDAC接続時は音が途切れやすい 価格がとにかく高い 外音取り込みは効いているかわからないレベル アプリ非対応 | LDACに対応していない 外音取り込みは効いているかわからないレベル アプリ非対応 | LDAC接続時は音が途切れやすい 外音取り込みは効いているかわからないレベル アプリ非対応 |
こんな人におすすめ | 予算問わず音質に一切妥協したくない バラードやジャズ好き | iPhoneメインのユーザーで、コスパ良く音質最強クラスを体感したい バラードやジャズ好き | 予算2万円で音質最強クラスのワイヤレスイヤホンが欲しい 80〜90年代の楽曲やハード・ガレージロック好き |
今回試してみて驚いたことが、Jrの価格に対する音質の良さですね。 2万円でそこまでの音質を出すの!? と驚くレベルだと思います。
ただ、めっちゃアナログでヘビーな音なので最新チャート曲を聴くと音が重たくなりすぎるのですよ。
80年代〜90年代のハードロックやディスコファンクシーンとの相性は、Svanar Wirelessの音を超えるくらい良いので、そのあたりのジャンルをメインで聴く方はぜひSvanar Wireless Jrを一度体感してみてほしいです。この音が2万円で手に入るのはホントにスゴイと思いますよ。
Svanar Wirelessは相変わらずワイヤレスイヤホンとしてはド変態の域で音質が良いですね。LDACを使える環境にあるならLEよりも最上位モデルのSvanar Wirelessを購入したほうが満足できるかもです。
接続画不安定とか外音取り込みが使えないレベルとか、アプリが非対応とかいろいろ気になる点はありますけど、「そんなことはどうでもいい!! とにかく音質がよければそれでいい!!」という方は、ぜひSvanar Wirelessシリーズを手に入れてみてください。
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