こんにちは、元イヤホン専門店スタッフのかじかじ (@kajet_jt)です。
こちらの記事ではEarFunより、自動耳検出機能搭載、さらにQi(ワイヤレス充電)にも対応しながらも5000円で買えるハイコスパスマート完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Air」の紹介をします。
- 自動装着検出機能を搭載
- 本体7時間、ケース込みで35時間の再生時間
- ワイヤレス充電に対応
- 4つのマイクを搭載したノイズキャンセル機能付きマイクテクノロジー
- IPX7の防水
これだけ多機能でありながらも5000円台で購入できるという驚きのコストパフォーマンス。
音質がよければ向かうところ敵なしではあるが、果たしてその実力は?早速レビューしていきましょう。
総合評価
4.2/5
- 自動装着機能が便利
- Qi(ワイヤレス充電)に対応
- スペックが全体的に高い
- 音質のコスパが悪い
3.2
高音
3.2
中音
3.2
低音
4.0
コスパ
4.0
装着感
4.7
利便性
Bluetooth | 5.0 | 再生時間 | 本体7時間/ ケース込み35時間 |
コーデック | SBC,AAC | 充電時間 | 約1.5時間 |
ドライバー | 6mm ダイナミック型 | 充電端子 | USB Type C |
専用アプリ | – | 質量 | 本体:5.5g ケース込:55.2g |
ノイズキャンセリング | – | 防水 | IPX7 |
外音取り込み | – | ゲームモード | – |
自動装着検出 | ○ | 保証 | 180日 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
EarFun Air レビュー
カラーバリエーション|ブラック・ホワイトの2色
EarFun Airのカラーバリエーションはブラックとホワイトの2色。
公式ページにはホワイトの表記がありますが、Amazonでは掲載していないんですよね。まだ日本で販売がないのかしら。
付属品|イヤーピース、USBケーブル、マニュアル
- イヤーピース(シリコン製)4ペア
- USB Type Cケーブル
- マニュアル
EarFun Airの付属品はイヤーピース、USB Type Cケーブル、マニュアル。
コンセントで充電するためのACアダプターは付属していませんので、別途お買い求めください。
イヤーピースは4ペア
EarFun Airに付属するイヤーピースは、元から装着しているものも含め4ペア付属。
傘部が深めですが素材は薄く、密閉度はそこまでありません。
USBケーブルは長めのType Cが付属
USBケーブルはType Cが付属。
付属品にしてはケーブル長が長めですね。
充電ケース|少し厚みはあるけどコンパクト
EarFun Airの充電ケースは手に収まるくらいのコンパクトなサイズ感です。
天面には「earfun」のロゴが。
パンツのポケットに入れても膨らみを感じないほどの厚みで、ポータブル性も良好です。
充電端子はType C
充電端子はUSB Type Cを採用。
最新のAndroidスマートフォンに使っている充電ケーブルを流用できます。
Qi(ワイヤレス充電)にも対応!
EarFun Airは5000円台という価格帯でQi(ワイヤレス充電)に対応しています。
10000円以上する完全ワイヤレスイヤホンでもQiに対応していないものがあるのに、EarFun Airは5499円で対応しているのでコストパフォーマンスの高さを伺えます。
一度使いだすと、充電したつもりが無いのに常に満充電になっているような感覚で運用できるので、Qiは一度体感頂きたいですね。
再生時間|本体7時間、ケース込みで35時間
EarFun Airの再生時間は本体7時間、ケース込み35時間の再生ができます。
5000円台の完全ワイヤレスイヤホンだと本体5時間ほど、ケース込みは20時間~30時間なので、EarFun Airのバッテリーの持ちは比較的良いですね。
WEB会議で長時間イヤホンを装着したり、出張や旅行などの道中でイヤホンを長時間装着していても途中で切れることもなく安心ですね。
本体|スティック型を採用
EarFun Airのイヤホン本体はAppleの「AirPods」のような下にアンテナやマイク部がにゅーんと伸びる「スティック型(またの名をうどん型)」を採用。
下部の表面に「earfun」のロゴが印字されています。
本体内側の下部には「L」「R」の表記があります。
間違って逆の耳に着ける方も稀にいらっしゃるので念のためお伝えしますが、必ず装着する耳が「L=左耳」「R=右耳」になっているか確認しておきましょう。
フィルターも付いている
EarFun Airはノズル部にフィルターが付いており、本体内部への耳垢の混入を防ぎます。
定期的に清掃をしないと穴のボツボツ部分に耳垢が溜まり、根詰まりを起こして本来の音を出せなくなってしまう可能性があります。
メンテナンスは怠らないようにしましょう。
IPX7の防水にも対応
EarFun Airは30分以内であれば水につけても浸水しないIPX7に対応しています。
EarFun Airを装着しながら洗い物やお風呂掃除をしていて、誤って水の中に落としてしまっても壊れる心配なし!
もちろん汗にも強いのでランニングなどのスポーツにも向いています。
重さ|本体5.5g、ケース込み55.2g
EarFun Airの重さは本体はイヤーピース込みで5.5g、ケース込みで55.2gです。
完全ワイヤレスイヤホンとしては平均的な重さですね。
操作方法|タッチパネルで操作
▽音楽再生
- 再生/停止 → L or R側を2回タップ
- 音量UP → R側を長押し
- 音量DOWN → L側を長押し
- 曲送り → R側を3回タップ
▽通話
- 電話を受ける → L or R側を2回タップ
- 着信拒否 → L or R側を2秒間長押し
- 通話終了 → L or R側を2回タップ
▽その他
- 電源を切る → L側 or R側を6秒間長押し
- 音声アシスタント → L側を3回タップ
EarFun Airはタッチパネルで操作を行います。
タッチパネルの操作にクセがあり、ややゆっくり目に2回タップをすると再生/停止ができます。
誤動作は起きにくいですが、直感的に使いにくい印象を受けました。
ペアリング方法|本体を取り出してスマホで接続
スマートフォンと接続する際のペアリング方法はこちら
ペアリングはこちらで完了です。「オートペアリング」に対応しているため、次回以降はケースから取り出すだけで自動的に電源オン→スマホと接続されます。
両耳のペアリングができない場合はリセットをしよう
両耳同士の接続がうまくいかない場合は、一度リセットしてみましょう。
- イヤホンを充電ケースに入れて、充電されていることを確認してください。
- ケースの蓋を開けたまま、両方のイヤホンのランプが3回紫点滅するまで、設定ボタンを5秒間押し続けてください。
- Bluetoothデバイスから「EarFun Air」の登録を解除してからペアリングしなおしてください。
引用:EarFun Air公式ページ
こちらでリセット完了です。
装着感|それなりに安定感がある
装着感 | (4.0) |
EarFun Airの装着感は、ほどよく安定しています。
ジョギングや激しい運動をすると耳から落ちてしまいそうになりますが、通勤・通学中に使い程度であれば落ちる気がしません。
自動装着検出機能が便利!
こちらのEarFun Airは耳から外すと自動で音楽を停止し、装着すると再生が始まる「自動装着検出機能」が備わっています。
Qi(ワイヤレス充電)と同様、5000円台でこの機能が備わっているのは珍しい。
お会計などで会話をする際にイヤホンの片耳だけを耳から外すと、勝手に音楽が止まってくれます。
店員さんの声が聞こえやすくなるので、スムーズにお会計を済ませやすいですよ。
音質|性能に対して置いてけぼり感がある
高音 | (3.2) |
中音 | (3.2) |
低音 | (3.2) |
EarFun Airの音質は良くも悪くも普通であり、価格を考えれば「良くはない」と言えます。
決してザラザラするとか、こもって聴こえるとかそういうわけではありませんが、特徴がありません。
刺さりはないけど伸びもしない高域、スカスカにはならないけど迫力は少ない低域、モコモコとはしないけど解像度はそこまで高くない中域。どこをとっても「ふつう」です。
ただ、音にこだわりがなければ満足できないにしても、妥協点と言える音質ではあるとは感じます。
音質で選ぶならJPRiDEの「TWS-X」やSoundPEATSの「Truengine 3SE」が確実に満足できます。
片耳でも使える
EarFun Airは片方のイヤホンを充電ケースにしまったまま、片側のみ使用もできます。
充電ケースにしまうと、もう片側の接続も切れてしまう完全ワイヤレスイヤホンもあったりしますが、EarFun Airは左右問わずにどちらも片耳使用ができるので便利です。
家事をしながらBGM感覚で音楽を聴いたり、職場でのテレワーク用のヘッドセットとしても使えます。
通話品質|ノイズが少なくクリアな音声
通話品質 | (4.0) |
EarFun Airは4つの通話用マイクを備えていることにより、通話品質はそれなりに高いです。
音声はややデジタルっ気はありますが、同価格帯の完全ワイヤレスイヤホンと比べるとクリアな音声です。
周りのノイズもある程度はかき消してくれるので、静かなオフィスや自宅でもテレワークであればストレスなく使えます。
音途切れ|は一切なし
接続安定性 | (4.0) |
EarFun Airを通勤時に5回ほど使いましたが、一度も音途切れはありませんでした。
最新の完全ワイヤレスイヤホンということもあり、安定した接続性です。
音の遅延|アクション映画やゲーム以外は問題なし
遅延の少なさ | (3.5) |
EarFun Airで動画を見たときの音の遅延はやや感じる程度です。
アクション映画やゲームプレイなどはズレが少し気になりますが、YouTubeやドラマを見るくらいであれば気にならないです。
EarFun AirとEarFun Freeを比較|その違いは?
スペック一覧 | EarFun Air | EarFun Free |
---|---|---|
音の傾向 | 特徴のない普通の音 | 特徴のない普通の音 |
高音 | (3.2) | (3.2) |
中音 | (3.2) | (3.2) |
低音 | (3.2) | (3.2) |
コーデック | SBC,AAC | SBC,AAC |
防水規格 | IPX7 | IPX7 |
質量 | 本体のみ:5.5g ケース込:55.2g | 本体のみ:5.5g ケース込:60g |
再生時間 | 本体のみ:7時間 ケース込:35時間 | 本体のみ:6時間 ケース込:30時間 |
充電時間 | 約1.5時間 | 約1.5時間 |
充電端子 | USB Type C Qi(ワイヤレス充電) | USB Type C Qi(ワイヤレス充電) |
自動耳検出 | ○ | × |
価格 | 5,499円 | 4,580円 |
ポータブル性|EarFun Airの方がコンパクト
EarFun AirとEarFun Freeを充電ケースを比較すると、EarFun Airのほうがコンパクトです。
EarFun Airのほうがポータブル性もコンパクトで、パンツのポケットに入れてもかさばらず、バッグに入れても邪魔になりません。
音質|どちらも同じ
EarFun AirとEarFun Freeを音質で比較しましたが、違いを感じませんでした。
コスパで考えるとEarFun Freeの方が良いと思いますが、そもそも音質で選ぶなら他メーカーという選択肢があるので、無理にEarFun Freeを選ぶ必要もないかなと思います。
性能|全体的にEarFun Airが上
EarFun AirとEarFun Freeを性能で比較すると、全体的にEarFun Airが上です。
Qi(ワイヤレス充電)はどちらも搭載していますが、EarFun Airはさらに「自動装着検出機能」を備えており、再生時間も長い。
通話品質もEarFun Airのほうがクリアでノイズも少なく、マルチに使いやすいですね。
まとめ|この2つで比較するならEarFun Airの方が良い
EarFun AirとEarFun Freeの比較まとめですが、こちらの2機種で比較するならEarFun Airを選んだ方が良いでしょう。
価格差は1000円ほどありますが、EarFun Airは自動耳検出機能は便利ですし、ケースもコンパクトで装着感も良い。
全体的にEarFun Airに軍配があがります。1000円以上の性能の差はあるように感じました。
EarFun Airまとめ
総合評価
4.2/5
- 自動装着機能が便利
- Qi(ワイヤレス充電)に対応
- スペックが全体的に高い
- 音質のコスパが悪い
3.2
高音
3.2
中音
3.2
低音
4.0
コスパ
4.0
装着感
4.7
利便性
Bluetooth | 5.0 | 再生時間 | 本体7時間/ ケース込み35時間 |
コーデック | SBC,AAC | 充電時間 | 約1.5時間 |
ドライバー | 6mm ダイナミック型 | 充電端子 | USB Type C |
専用アプリ | – | 質量 | 本体:5.5g ケース込:55.2g |
ノイズキャンセリング | – | 防水 | IPX7 |
外音取り込み | – | ゲームモード | – |
自動装着検出 | ○ | 保証 | 180日 |
マルチポイント | – | 公式サイト | こちら |
- 予算5000円台くらいまでで完全ワイヤレスイヤホンを探している
- 音質より利便性の高さにこだわりたい
- 音楽鑑賞から通話用などマルチに使えるイヤホンが欲しい
EarFun Airは音質より性能にこだわりたい人におすすめの完全ワイヤレスイヤホンです。
音質は普通ですが、「Qi(ワイヤレス充電)」や「自動装着検出機能」を備えており、価格を考えれば性能面はかなりハイスペック。
音楽鑑賞から通話用などマルチにスマートに使いたい方におすすめです。
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