iPhone 17シリーズにもおすすめ!1万円以下で買える安くておすすめのドングルDAC6選

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

今回はiPhoneなどのスマホにおすすめ!1万円以下のドングルDACを6つ紹介します。

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


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こちらはAmazonとのタイアップ動画になります。※ブログは関係なし。

そもそもDACってなに?

そもそもDAC(ダック)とはDigital to Analog Converter(デジタル・トゥ・アナログコンバーター)の略称のこと。

DACには楽曲や音声ファイルなどの”デジタルデータ”を、人間の耳に聴こえる”音(アナログ)”に変換するためのチップです。

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そのDACをUSB経由で接続できるデバイスを”USB-DAC(ユーエスビーダック)”と呼びます。

実はDACはあらゆるデバイスにも搭載されており、普段使っているパソコンやiPhoneなんかにも内蔵されています。

ただ、デバイス内蔵のものは質は高くはなく、あくまで音に変換するためだけの最低限の機能しかありません。

そこで音質にこだわり、品質の高いチップを採用したUSB-DACを外部につけることによって、スマートフォンでも超高音質で音楽を体感できるようになります。

そしてドングルDACとは、スマートフォンなどでも運用できるように小型化されたポータブルサイズのUSB-DACのことを指します。

DAC(ポタアン)のメリット・デメリット

DAC(ポタアン)にはメリットとデメリットがそれぞれあります。まとめるとこんな感じ。

メリット
デメリット
  • スマホの音質が良くなる
  • 出力が上がり能率の悪いイヤホンやヘッドホンをしっかり駆動できる
  • ハイレゾ音源も聴ける
  • スマホで4.4mmバランス接続ができる
  • スマホの利便性が悪くなる
  • スマホのバッテリー切れが早くなる
  • 通信ノイズが入ることがある

簡単にまとめると音質は良くなるけど利便性は悪くなります。

1万円以下で買える安くておすすめのドングルDAC6選

NICEHCK NK1 MAX 

音の特長

3.6

音質

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
フラット
高音寄り

「NICEHCK NK1 MAX」は、約2,800円で手に入るUSB Type-C対応の小型オーディオアダプターケーブル。

DACにCX31993、アンプにMAX97220を搭載。32bit/384kHzのハイレゾ再生に対応。ケーブルには単結晶銅メッキ銀ケーブルを採用。出力は63mW@32Ωとなっています。

本体もそこまで大きくないため、イヤホンケーブルの一部のような感覚で取り回しができますよ。

音質ははクセが少なく明瞭感を重視したバランス型。NiceHCKらしい輪郭がよりシャープで解像感が高めの音に。

市販のUSB-C to 3.5mmアダプターと比べると、中高域の明瞭度や低域のタイトさが結構変わりますよ。

4.4mmバランス接続にこだわらない場合は、「とりあえずこれでいいかも」と思えるような音の良さがあります。

2800円という価格でこの音を出せるのはスゴイですね。スマホの音楽再生を手軽にアップグレードできますよ。

有線イヤホンをいつでも聴けるように、とりあえずバッグに忍ばしておくのもおすすめです。

TRN black pearl

音の特長

3.8

音質

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
フラット
高音寄り

「TRN / Black Pearl」はDACチップにデュアルCS43131を搭載し、32bit/384kHz PCMやDSD256再生に対応。

さらに4.4mmバランス出力に対応ドングルDACですが、5000円台で買えるなど今回紹介するモデルの中ではかなりお安めです。

他社製品とスペックを見比べても「ほんとこの価格で大丈夫?」って思うくらいコスパが異様に高いモデルです。

本体は金属+強化ガラスの高級感あるデザインで、25gと軽量コンパクト。3.5mmはマイク付きケーブルに対応しています。

音質もちゃんとコスパの高さを感じられる仕上がりになっており、TRNらしいスッキリとした寒色系サウンド。

余韻も極力削ぎ落としたかのような解像度重視のチューニングになっています。音の偏りもなくニュートラルなバランスのまま音源を引き出します。

味気がなさそうにも聴こえますが、ボーカルはとても明瞭に聴かせてくれますね。

初期設定はHIGHゲインになったいるため少しハデめに鳴りますが、能率が高いイヤホンではLOWゲインに切り替えるとちょうどいいバランスになるかと思います。ただ、本体のみでゲイン調整ができない……。

ボリュームボタンまで搭載しており、スマホとは独立して音量を調整できるため細かなボリューム調整がしやすいです。

Android用「WALK PLAY」アプリを使えば、EQやフィルター、ゲイン切替など細かいチューニングが可能です。この価格でアプリにも対応しているのはスゴイ。

ただ、日本語に対応していなかったり、GooglePlayStoreやAppleStoreで配信されてなかったりするので敷居は高めです。気になる場合はダウンロードしなくてもいいかと。

可能であれば本体のみでゲインやフィルターの調整をしたいところですね。

ドングルDACに「コスパ」を求めるならBlack Pearlを買っておけば間違いない仕上がりになっています。

iBasso Jr Macaron

音の特長

3.9

音質

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
フラット
高音寄り

「iBasso Jr. Macaron」は、エントリー層向けに新設された「iBasso Jr.」シリーズの第一弾となるドングルDAC

価格は手頃ながら、DACチップにCirrus Logic製「CS43131」をデュアル搭載し、32bit/384kHz PCMやDSD256のハイレゾ再生に対応。

S/N比132dB、THD+N 0.00013%と低ノイズ設計となっています。

3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスのデュアル出力を備え、側面には独立したボリュームボタンを搭載。パステル調の4色展開で、可愛らしいルックスも魅力です。

音質はiBassoらしさのあるフレッシュかつ明瞭なサウンド。中域に艶があり、高域もクッキリとしつつも角は鋭すぎず、聴き疲れしにくいサウンドです。ホワイトノイズも少なく透明感の高さが印象的です。

TRN / black pearlと比べると、低域は柔らかく広がりつつ、ボーカルはより明瞭になったように感じますね。高域の解像度感はおおよそ同程度という印象を受けました。

ドングルDACは細かなボリューム調整が苦手なものも多いですが、Macaronは100段階で音量調整が可能で、ちょうど良い音量にも調整しやすいです。

アプリを使えばフィルター調整による音の調整やゲインの調整はできますが、こちらはAndroidしか対応していないため注意が必要です。

今回試した中では音質面では特に好印象でした。

MOONDROP DAWN PRO

音の特長

3.8

音質

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
フラット
高音寄り

「Moondrop Dawn Pro」は9,450円で購入できる、3.5mmシングル・4.4mmバランス両対応のUSB-DAC。DACチップはCS43131をデュアル搭載。

音の傾向は低域と高域が少し強調された弱U字型で華やかに鳴らしつつ、ボーカルは水月雨らしく艶っぽく表現してくれるのが特徴です。

Macaronがフレッシュで明るいボーカルだとすれば、DAWN PROは自然な余韻や吐息も感じられるしっとりとしたボーカルという印象ですね。

能率が高いイヤホンだとハイゲインで運用すると低域が濃くなりすぎることもあるので、ローゲインでの使用がおすすめ。

さらに「Moondrop LINK」アプリに対応しており、ゲイン切替や音響フィルター、LED設定、100段階のボリューム調整まで可能と機能性も優秀です。ただ、こちらもiPhoneは非対応。

特にボリュームの細かさはイヤホン運用で大きなメリット。ホワイトノイズも少なく高感度IEMでも安心して使えます。

価格、デザイン、操作性のバランスが非常に良く、初めてのDACとしてもおすすめできる一台です。

Kiwi Ears Allegro Pro

音の特長

3.8

音質

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
フラット
高音寄り

「Kiwi Ears / Allegro Pro」は、デュアルES9603採用、3.5mm/4.4mm両対応したL字型に挿入できるスマホ一体型のドングルDAC。

最大32bit/384kHz&DSD128に対応し、4.4mmは170mW@32Ωの余裕ある出力で、鳴らしにくいイヤホンやある程度のヘッドホンでもしっかり鳴らせます。

音の傾向はややウォームで輪郭は少し甘め。またゲインの強さも相まってパワフルな印象を受けますね。それ以外は味付けが少なく基本的にフラットでクセのない音のように感じます。

背面ボタンでゲーム/ムービー/ミュージックの3モード切替(RGB表示付き)で各コンテンツに合わせたチューニングの変更も可能。

注意点はゲイン調整がなく、能率高いIEMだと音量が上がりがちで細かな音量調整ができないことでしょうか。

ドングルDACをできるだけ嵩張らせず、スマホと一体化したかのような感覚で使いたい方におすすめのドングルDACです。

FiiO BTR13

音の特長

3.8

音質

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
フラット
高音寄り

「FiiO / BTR13」は今回紹介する中では唯一Bluetooth接続に対応したワイヤレスDACです。

価格は約1.2万円で3.5mm / 4.4mmバランス対応、CS43131×2のデュアルDAC、LDAC/aptX Adaptive対応まで盛った“これでええやん”なBluetooth DAC。

Bluetooth搭載機としては29gと軽くクリップ付きで携帯性は抜群にイイです。

音の傾向はFiiOらしいTHE・ニュートラルなサウンドという感じでしょうか。

最近のFiiOらしく音も硬くなりすぎずに味付けは少なめでありつつも味気のなさはなく、楽曲が意図する雰囲気を自然に伝えるような音作りです。

イヤホンの特性を崩しすぎず、FiiOらしいニュートラルな音をイヤホンに乗せて伝えてくれます。

ただ、ニュートラルなはずなんですけど、パッと聴きで「FiiOらしい!」と感じるような謎のクセみたいなものもありますね。なんでしょうねコレ。

出力は3.5mmで100mW@32Ω時、4.4mm接続時で220mWとなかなか高め。また、他のモデルとは異なりiPhoneでのアプリの運用や、本体でゲインやEQも調整できあす。

初めてのBluetoothDACや予算1万円台で攻めたい人に強く推せる一台です。

まとめ

ということで以上、Amazonで買えるiPhoneなどのスマホにおすすめの安いドングルDACを6つ紹介しました。

個人的にとくにおすすめのモデルは「TRN / black pearl」と「iBasso Jr / Macaron」の2製品ですかね。

TRN / black pearlは単純にこの性能でこの価格は安すぎるから。今回紹介したモデルと比較しても引けを取らないのがスゴイです。

iBasso Jr / Macaronは低価格でありつつもiBassoらしいフレッシュな音が出るから単純に好みでしたね。

ワイヤレスで手軽に運用したい方はBTR13もおすすめです!

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