こんにちは、元イヤホン専門店スタッフのかじかじ (@kajet_jt)です。
こちらの記事では中国の音響メーカー「SoundPEATS」の3000円台で購入できる大人気完全ワイヤレスイヤホン「TrueFree+」のレビューを行なっています。
- 3000円台で購入できる完全ワイヤレスイヤホン
- AMAZONレビュー1000件越えのベストセラー
- 価格からは考えられないハイスペック&高音質
SoundPEATSは中国深センの企業ですが、どの商品も価格に対して品質が高く、発売する商品がどれも雑誌や各メディア、ユーザーレビューから多くの高評価を得ています。
今回はそのSoundPEATSより、特に大人気製品である「TrueFree+」をレビューしていきます。
ちなみに後継機であるTrueFree 2との比較をご覧になりたい方は、こちらの記事をごらんください。
SOUNDPEATSの他のイヤホンとの比較はこちらの記事をご覧ください。
SoundPEATS TrueFree+ レビュー
カラーバリエーションは2色
SoundPEATS TrueFree+のカラーバリエーションはブラックとホワイトの2色です。
今回はブラックを選びました。
付属品:イヤーピース、microUSBケーブル
- イヤーピース4ペア(XS,S,M,L)
- microUSBケーブル
- マニュアル
付属品はイヤーピース、microUSBケーブル、マニュアルと運用する上での必要最小限の付属品が揃っています。
イヤーピースはXS,S,M,Lの4ペア
SoundPEATS TrueFree+に付属するイヤーピースはXS,S,M,Lの4ペアが付属します。
装着感が良く、遮音性も良好。サイズも細かく用意されているため、他社製のイヤーピースを買い足す必要はないかと感じました。
microUSBケーブルが付属
USBケーブルは短めのmicroUSBケーブルが付属しています。
充電ケース:ちょっとチープすぎる?
SoundPEATS TrueFree+の充電ケースは天面に溝があるプラスチック感の強いデザイン。チープすぎて安物感が漂っています。
もう少し安物ながらもマット調でシンプルなデザインあれば良かったな~とは感じました。
充電端子:microUSB
充電端子はmicroUSBを採用。欲を言えばUSB type Cであればよかったのですが、価格が価格だけに仕方ない。
再生時間:本体4時間、ケース込で35時間
SoundPEATS TrueFree+の最大再生時間は本体は4時間、ケース込みで35時間です。
最近の完全ワイヤレスイヤホンは5時間以上再生できるものばかりのため短く感じますが、正直4時間あれば通勤通学に使うくらいであれば十分な再生時間です。
ケース込みで35時間であれば、1週間ほど充電しなくてもバッテリー切れは起こらなさそうですね。
本体:耳に収まりやすい形状
SoundPEATS TrueFree+のイヤホン本体は耳の形状に沿ったコンパクトなデザインです。
ハウジング(イヤホンの表面)にSoundPEATSの”S”のロゴマークが入っており、この部分が物理ボタンとなっています。
ノズル径は5.4mm、くびれ部は4.3mm
ノズル径は5.4mm、くびれ部は4.3mmと大体一般的なイヤホンと同じくらいの口径です。
軸長も他のイヤホンと同じくらいの長さで、他社製で完全ワイヤレスイヤホン向けに制作されているイヤーピースでも、問題なく装着できそうですね。
操作方法:物理ボタンで操作
▽音楽再生
- 再生/停止 → L or R側を1回押す
- 曲送り → R側を2回押す
- 曲戻し → L側を2回押す
- 音量操作 → スマートフォン側で操作
▽通話
- 電話を受ける → L or R側を1回押す
- 着信拒否 → L or R側を1秒間長押し
- 通話終了 → L or R側を1回押す
- 通話切替え → L or R側を2回押す
▽その他
- 音声アシスタント → マルチボタンを1秒間長押し
- 電源を切る → L側 or R側を3秒間長押し
SoundPEATS TrueFree+は物理ボタンで操作ができます。音量操作はできませんが、曲送り、曲戻しは可能です。
タッチパネルではないため誤動作が起きにくく、クリックしたときの音も耳内に反響しにくいため、快適な操作ができますね。
ペアリングは簡単!取り出したらすぐペアリングモード
SoundPEATS TrueFree+をスマートフォンと接続する際のペアリング方法はこちら
新たに他の機器にペアリングする場合は、電源オフ状態で5秒間ボタンを長押しすると、ペアリングモードに移行します。
SoundPEATS TrueFree+のペアリングはこちらで完了です。「オートペアリング」に対応しているため、次回以降はケースから取り出すだけで自動的に電源オン→スマホと接続されます。
両耳のペアリングがうまくいかなくなったらリセットをしよう
両耳同士の接続がうまくいかない場合は、一度リセットしてみましょう。
- Bluetooth設定より、登録を解除する
- イヤホンを充電ケースにセット
- 充電中の状態で左右のイヤホンのボタンを10秒間長押し
- LEDが白色に3回点滅したら成功です
こちらでリセット完了です。
装着感:落ちにくく安定している
装着感 | (4.0) |
SoundPEATS TrueFree+を装着すると耳に筐体が全て収まり、落ちないようにホールドしてくれます。
イヤーフックのようなものはついていませんが、安定した装着感で本体落ちにくいように感じます。
よほど耳が小さくない限りは男性女性問わずフィットしやすいかと思います。
音質:ボーカルの表現力が素晴らしい
高音 | (3.3) |
中音 | (3.5) |
低音 | (3.3) |
SoundPEATS TrueFree+は3000円台とは思えないくらい音質が良いです。同価格帯の有線イヤホンと比べると劣りますが、今まで聴いてきたワイヤレスイヤホンの中では音質に対するコスパは最上級。
特にボーカルの表現力が素晴らしく、ワイヤレスイヤホン特有の雑味が一切なく、男性から女性ボーカルまで一切曇りなく描写してくれます。ポップスとロックとの相性は最高ですね。
決して低域や高域など他の帯域がやせ細って、ボーカルしか聴こえないになっているわけではなく、楽曲の土台を支える迫力をまとった低域と、サ行の刺さりを抑えながらも細かなドラムや電子サウンドを表現する高域でボーカルをより際立たせる鳴り方です。
後継機種として発売されたTrueFree +よりも音質レベルは高いですね。
他の5,000円以下の完全ワイヤレスイヤホンと比べると実力はどうなの?と気になる方はこちらの記事もご覧ください。
片耳でも使用できる
SoundPEATS TrueFree+は左右どちらかのイヤホンを取り出して片耳のみの使用もできます。
機種によっては”右だけ”、”左だけ”対応ということもありますが、TrueFree+は左右どちらも対応しているため、あらゆる場面で使いやすいですね。
片耳ヘッドセットとして通話用に使うのにもおすすめです。
通話品質:普通
通話品質 | (3.0) |
SoundPEATS TrueFree+の通話品質はふつうです。特に音声がクリアなわけでもなく、周りの音も拾いやすい印象です。
自宅や静かな環境での通話であれば問題ありません。
1時間で2回ほど途切れあり
接続安定性 | (3.0) |
SoundPEATS TrueFree+の接続安定性はそこまで高くはなく、自宅での試聴環境でも1時間で2度ほど音途切れがありました。
完全に安定しているわけではなく、通信環境次第では音途切れが発生してしまうようです。
ストレスが溜まるほどではありませんが、やや気になります。
遅延は感じやすい
遅延の少なさ | (3.0) |
SoundPEATS TrueFree+で動画を見ると、映像と声の遅れがそれなりに気になります。
ライブ映像の視聴やゲームプレイには向いていません。
SoundPEATS TrueFree+まとめ
SoundPEATS TrueFree+は低予算で完全ワイヤレスイヤホンを購入したいけど、できる限り音質が良いイヤホンが欲しいという方にイチオシです。
3000円台という価格でよくぞここまで音質の良い完全ワイヤレスイヤホンを作れたものです。
この子、下手な7000円台の完全ワイヤレスイヤホンより音質良いですよっ。
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