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有線ピヤホン3レビュー|凛として時雨ファンのオーディオマニアがガチ検証

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こんにちは、元イヤホン専門店スタッフであり、凛として時雨大ファンのかじかじ (@kajet_jt)です。

凛として時雨のドラムス「ピエール中野氏」監修による有線イヤホンのフラグシップモデル「有線ピヤホン3(Hi-Unit001-pnk)」をなんとレビュー用に提供いただきました

製品をレビュー用に提供いただけた以上に、ピエール中野さんから直接DMをいただけたことがうれしい。

ということで届いた「有線ピヤホン3」ですが、これはライブ好き・ドラム好き必携のイヤホンですね!

ピエール中野氏監修ということもあり、ドラムの臨場感や生々しさがハンパないです。

「解像度が高い」「音がクッキリしている」といったオーディオライクな音のキレイさではなく、「ライブで聴いてるときのドラムだ!」と感じるような臨場感のある音という印象ですね!

生粋のロック・ライブ好きのボクにはたまらないサウンドでした!

今回はこちらの有線ピヤホン3を「ファンとしての視点」「ロック好きの視点」そして「オーディオファンとしての視点」それぞれの視点からお伝えできればと思います。

ぜひ、最後までご覧ください。

総合評価

4.5/5

有線ピヤホン3

  • ライブを感じられるようなサウンド
  • ドラムの刺激音や臨場感がハンパない
  • ファンにはたまらないフェイスプレート
  • 付属品の質が高い
  • ファンアイテムとしてはやや高め

4.5

高音

4.4

中音

4.6

低音

4.4

解像度

4.6

迫力

4.5

装着感

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
フラット
高音寄り

※ワイヤレスイヤホンとは評価基準が異なります。

\2022年6月29日まで/

▼動画版はこちら▼

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

有線ピヤホン3の概要

有線ピヤホン3はピエール中野監修による有線イヤホンの最上位モデルです。

スペック一覧有線ピヤホン3Hi-Unit 001-pnk
形式カナル型
ドライバーダイナミックドライバー(ベリリウムコーティング振動板)
インピーダンス 16Ω
再生周波数帯域20Hz〜20kHz
音圧感度102db±3db
プラグ形状3.5mm3極
コード長1.2m
重量重量 7g×2 ※ケーブル除く
リケーブル対応
リモコンマイク×
保証期間1年

今回は有線ピヤホン1〜2の制作に携わったHi-Unit branding(e☆イヤホンのグループ会社)と、オーディオファンの間でも人気の高いメーカーDARUMA AUDIO(ダルマオーディオ)とのコラボモデル。

どちらも製品づくりに対して熱い想いのあるガチなメーカーなので、品質は間違いなしです。

DARUMA AUDIOさんは個人的にも好きなメーカーなので、このトリプルコラボはありがたいですね。

\2022年6月29日まで/

有線ピヤホン3 外観・付属品

それでは有線ピヤホン3の外観や付属品をチェックしていきましょう。

パッケージ

今回レビュー用に有線ピヤホン3を提供いただきましたが、パッケージはまだ完成していないため、ケースのみの梱包でした。

ケースもまだ完成版ではないらしく、他の有線ピヤホン同様にロゴなどが印字されるのかと思われます。

ケースを開けてみるとこんな感じ。

本体に傷がつかないようにポチ袋に入って封入されています。

付属品|イヤーピース2種類、ケース

付属品一覧
  1. イヤーピース(シリコン製)3ペア
  2. イヤーピース(低反発)3ペア
  3. キャリングケース

イヤーピースはシリコンタイプが本体装着分含め3ペア。

そして低反発タイプのイヤーピースが3ペア付属しています。

低反発タイプイヤーピースの質がとても良く、音質を損なわせずにフィット感のみを大幅に高めてくれます。

個人的には、有線ピヤホン3では低反発タイプのMサイズを使っています。

ケースはハードタイプを採用。バッグに無造作に入れても、本体が傷つく心配がありません。

内側にメッシュポケットもついているので、イヤホンジャック変換アダプターやイヤーピースを入れて持ち運ぶのにも便利です。

本体・ケーブル

有線ピヤホン3のイヤホン本体はアルミ合金削り出しの素材で、軽量でありつつも剛性の高い筐体となっています。

高級感のある黒のフェイスプレートを採用し、大理石っぽい見た目で美しいです。

左側にはピエール中野氏によるオリジナルキャラクター「バイブス君」のロゴ。

右側にはDARUMA AUDIOのブランド「Vento Conductor」のロゴが印字されています。

どちらのロゴもかわいいし、かっこいい!

側面は左右を判別するための「L/R」の表記があります。

ケーブルは着脱可能で、汎用性の高い2pinコネクタを採用しています。

他社製のピンの径がやや太いケーブルに変えると、本体側のコネクタがガバガバになってしまいます。

音のバランスも変わってしまうので、不安な方は純正ケーブルを使うことをおすすめします。

ノズル部は金属管を採用。

ケーブルはメタリックブラック調の皮膜を使った銀メッキケーブルを採用しています。ケーブルの色もまたおしゃれですね。

非常にしなやかで取り回しも良く、ケーブルを触った時に「ガサゴソ」と鳴るタッチノイズも非常に少ないです。

コネクタ部は汎用性の高い2pinを採用。耳掛けループ部は形状固定型になっています。

そのまま耳にかけて使う「シュア掛け」もできるので、装着感も非常に安定しています。

分岐部には透明球体のアジャスターがついており、分岐部からのケーブル長を調整できます。

プラグ部は全体がゴールド調になった金メッキプラグを採用しています。

全体的に製品としての質は高く、それでいて高級イヤホンでありつつもオシャレな佇まいのように感じますね。

有線ピヤホン3 レビュー

それでは有線ピヤホン3をしばらく使ってみましたのでレビューをします。エージングは50時間ほどしてみました。

音質|ライブのような躍動感

有線ピヤホン3の音質は、まさに「ライブハウスで聴いた思わず心が躍るようなサウンド」を再現しているかのようでした。

とにかくドラムを目の前で叩かれているような、リアルな刺激音で鳴らしますね!ピヤホン5よりも1ランク上の実力で

試聴環境は以下で行いました。

試聴環境
  • プレイヤー:SONY NW-WM1AM2、iPhone直挿し、FiiO KA3、iFi GO Bluの4パターン
  • 音源:Apple Music ロスレス
  • イヤーピース:純正低反発タイプ

イヤーピースはシリコンタイプだと密閉されにくい印象だったため、低反発タイプを使いました。

有線ピヤホン3の音の特長は次のとおりです。

音の特長

4.5

高音

4.4

中音

4.6

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低域寄り
フラット
高域寄り
  • 高音:ライブハウスで聴いた炸裂するようなシンバルの音を見事に再現します。スネアドラムのスナップ感の効く音や、エレキギターの爪弾く音もキレッキレでかき鳴らし、ロックサウンドとの相性はバッチリ!
  • 中音:高域・低域と比較すると少し引っ込んだような印象です。しかし、ボーカルは埋もれず、ライブで爆音で鳴る楽器隊の中で、マイクを通してリスナーに届ける感覚をそのまま再現しているかのよう。
  • 低音:とにかく躍動感の高いリアルな低音という印象。タムやバスドラムの空気をまとってスピード感高く鳴らすあの臨場感を見事に再現していますね。EDMのようなゴリゴリの重低音ではなく、ドラム本来がもつ低音をイヤホンでより忠実に再現しているかのようです。
  • 音場:やや広めの印象で、とくにドラムはライブハウスのフロアを揺らすような臨場感のある広さを感じました。
  • 傾向刺激的だけど不思議と聴き疲れしにくいドンシャリサウンド。美音系や高解像度系とは異なる傾向で、心地よい音で聴きたいオーディオファン向けというより、躍動感のあるサウンドで楽しみたいロックファンや、ドラム音をより生で楽しみたいアーティスト向けのチューニングのように感じました。

得意なジャンル

  • ロック
  • テクノ

ドラムの音が、ライブハウスで聴いた時のリアルさを忠実に再現してくれるので、00〜10年代のロックシーンとの相性が抜群!

あらゆるロキノン系アーティストの楽曲が、ライブハウスで聴いているあの臨場感で鳴らしてくれるようになります。

凛として時雨の楽曲だと制作した本人がドラムを叩いていることもあり、どんな曲でもサディスティックにかき鳴らしてくれますね!

とくに相性が良いと思った楽曲は「ハカイヨノユメ」「赤い誘惑」「replica」の3つ。イントロからのピエール中野氏による刺激感と躍動感あふれるドラムワークに頭ぶっ飛びますよ。

「赤い誘惑」は有線ピヤホン3の魅力がとてもわかりやすいので、ぜひ聴いて欲しい。いい曲ですよ。

他のバンドだと「ELLEGARDEN」「9mm parabellum bullet」「ストレイテナー」がとくにライブさながらの刺激感で楽しく聴けましたね。なぜか9mmの滝さんのギターさらにキレッキレになって最高に良かった。

星野源だと、本人がドラムで入っている「Crazy Crazy」や、BPMの早い「恋」「アイデア」との相性は良いですね!

あとは「Perfume」「サカナクション」「DE DE MOUSE」といったテクノ・エレクトロサウンドとの相性も良かったですね!シンセサウンドの炸裂音がなんとも心地よいです!

\2022年6月29日まで/

有線ピヤホン3をさらに良い音質で聴くには?

まずはApple純正変換アダプターで聴くと?

まずはiPhoneの付属でついていた変換アダプターで聴いてみました。

3万円クラスでDARUMA AUDIOさんとなると、1万円クラスのDAC、または3万円クラスの音楽プレイヤーは必須かな?と思っていましたが、意外と楽しい音で鳴ってくれました。

純正アダプターでも十分良い音で鳴らしてくれるのですが、個人的にはもう少し出力を上げたいところです。

音楽プレイヤーを別途用意する

別途音楽プレイヤーを用意することで、スマートフォンをフリーにしつつさらに高音質で聴けます。

約15万円のウォークマン「SONY NW-WM1AM2」で聴くと音の情報量がアップし、より緻密で高解像度なサウンドで鳴らしてくれます。

価格が価格だけにピヤホン3の実力を十分に引き出せているように感じました。予算があればぜひこの環境をおすすめしたい……。

DACを使う

DACとは音源を「データ」から「音」に変換する際、スマートフォン内蔵のものより「音」をさらに忠実に再現しつつ、出力もアップさせるものだと思ってください。

詳しくは以下の記事で解説しています。

1万円ほどのDACでおすすめの製品が、こちらの「FIiO KA3」。

こちらを通して有線ピヤホン3を聴くと、Apple純正変換アダプターよりもあきらかに音質が良くなり、出力も上がったおかげでドラムの音にさらなる躍動感を加えてくれます。

楽しくなりすぎて音量が上がりがちになるので注意!

NW-WM1AM2のように10万クラスのプレイヤーを買う必要はありませんが、有線ピヤホン3の音を最大限に活かすためにも、DACは一度体感してみて欲しいですね!

注意点としては、「iPhoneのバッテリーの減りが速くなる」「通信ノイズがたまに乗る(ピーピピーとか、ザザッという音が入る)」の2点。仕様上仕方がないのですが、この点はご注意ください。

Bluetoothレシーバーを使う(おすすめ!)

「音質も良くしたい!」「 けど利便性も捨てられない!」そんな方におすすめが「Bluetoothレシーバー」

たとえば「FiiO BTR5」を使えば、Apple純正アダプターより高出力で高解像度の音質で鳴らしつつ、iPhoneとはワイヤレスで接続できるという利便性も兼ね備えています。

できるだけ予算を抑えつつ、有線ピヤホン3の真価を発揮したいときにおすすめの構成です。

予算があれば一番おすすめの構成が「GO Blu」。指2本分くらいの超小型Bluetoothレシーバーですが、大型のヘッドホンでもドライブさせるほどのパワフルな出力を持ち合わせています。

この出力の高さが有線ピヤホン3とマッチし、小音量でもライブのような躍動感のあるサウンドを体感できるようになります。

さらに低音の量感を自然に増やす「XBass」と、音場をさらに広げる「XSpace」という音質調整機能があり、ONにすることでさらに臨場感の高いサウンドに進化します。

デザインも有線ピヤホン3の「ブラック」と「くすんだゴールド」の色味と見事にマッチします。この組み合わせ美しすぎる!

GO Bluの本体がとてもコンパクトなので、付属のキャリングケースとも一緒に持ち運べるのですよ。最高すぎる。

有線ピヤホン3で聴きたいときはボクはこの構成で使います!

装着感|かなりのフィット感の良さ

有線ピヤホン3は高価格帯イヤホンのなかでも装着感がかなり良好ですね!

フェイスプレートに「バイブス君」が印字されているのもファンにはたまらない仕様です。

筐体に厚みがそこまでないおかげで、前から見ても耳の飛び出しはそこまでありません。

通勤中に使っても耳から落ちる心配もなく、ずっと安定していましたね。

装着感にはなんの不満もなしです!

装着感(4.4)

まとめ

有線ピヤホン3をまとめると以下のとおりです。

総合評価

4.5/5

有線ピヤホン3

  • ライブを感じられるようなサウンド
  • ドラムの刺激音や臨場感がハンパない
  • ファンにはたまらないフェイスプレート
  • 付属品の質が高い
  • ファンアイテムとしてはやや高め

4.5

高音

4.4

中音

4.6

低音

4.4

解像度

4.6

迫力

4.5

装着感

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
低音寄り
フラット
高音寄り

有線ピヤホン3はこんな人におすすめ

こんな人におすすめ
  • 凛として時雨・ピエール中野氏のファン
  • ライブの環境に近い感覚で聴きたいライブキッズ
  • 邦ロックやテクノを好んで聴くオーディオファン

有線ピヤホン3は凛として時雨ファン・ピエール中野ファンはもちろん、毎日ライブに行きたくてウズウズしているライブキッズに爆推しできるイヤホンのように感じました!

それだけではなく、純粋にロックに合うイヤホンを探しているオーディオファンにもおすすめできますね!

ワイヤレスイヤホンだと一つで完結しますが、有線イヤホンだとプレイヤーやケーブルなど接続方法を変えるだけで、一つのイヤホンでさまざまな試聴体験ができますよ!

個人的におすすめはBluetoothレシーバー「GO Blu」を使った、高出力高音質かつワイヤレス環境の構成です。

オーディオファンとしては4.4mmバランス接続で使いたいところ。他のケーブルにするとデザインも悪くなり、チューニングが崩れる可能性もあるので、ぜひピケーブル(4.4mm)のオプションをお願いしたいです!

以上! 有線ピヤホン3のレビューをお送りしました。

\2022年6月29日まで/

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