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TRN VX Pro レビュー|8BA +1DDで1万円!? スペックおばけなイヤホンを試す

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こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

イヤホン界隈でも特にディープな製品が行き交う『中華イヤホン』。

その界隈にいると一度は目にすることがあるメーカー『TRN』より、約1万円で8BA +1DDという9ドライバー構成という恐ろしいスペックのイヤホンが届きました。

それが今回紹介する、TRN VX Proです。

eイヤホンやヨドバシなど一般市場で出回ってる9ドライバー構成のイヤホンだと、安くても10万クラスのイメージ。

しかし、さすが中華イヤホン界、スペックだけで見れば恐ろしいほどのコスパを誇るイヤホンに見えてしまいますね。

ドライバーが多いほど良く見えてしまいますが、その分チューニングが難しかったりもするので一概に良いとも言えないですよね。

ということで、TRN VX Proをメーカー様より提供いただきましたので、率直な感想をレビューでまとめていきます。

総合評価

4.5/5

TRN VX Pro

  • 高解像度かつバランスが良いチューニング
  • 刺さりが少なく聴き馴染みも良い
  • ぴったりとフィットする装着感の良さ

4.4

高音

4.3

中音

4.3

低音

4.4

解像度

4.3

迫力

4.8

装着感

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
楽器寄り
ボーカル寄り
目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

TRN VX Pro 概要・スペック

TRN-VX Pro 8BA+1DDハイブリット型ハイエンド旗艦HiFiインナーモニター

TRN VX Proの特徴はこちら。

TRN VX Proの特徴
  • 8BA +1DDの超多ドライバー構成
  • ダイナミックドライバーは10mmを採用
  • 2pin(0.75mm)無酸素銅ケーブルを採用
  • 人間工学に基づいて設計された筐体

スペックはこちら!

スペック一覧TRN VX Pro
形式カナル型
ドライバー8BA +1DD
インピーダンス 22Ω
再生周波数帯域7hz〜40khz
音圧感度106dB
プラグ形状3.5mm3極
コード長1.25m
重量13g+15g
リケーブル対応
リモコンマイク△(搭載モデルもあり)
保証期間1年

TRN VX Proのカラーバリエーションはブルーとシルバーの2色

今回はブルーをお送りいただきました。

それでは開封していきましょう

TRN VX Pro パッケージ・付属品

TRN VX Proのパッケージはこちら。中華感がすごい。

開封すると本体とケースお目見え。

付属品一覧
  1. イヤーピース(赤軸)4ペア
  2. イヤーピース(白軸)3ペア
  3. ケーブル
  4. 3.5→6.3mm標準変換プラグ
  5. キャリングケース

イヤーピースはブラックとホワイトの2色、そしてウレタン製の低反発イヤーピースも付属しています。

黒か白かで音質や素材の違いはなさそうですが、フォームタイプは耳にピッタリとフィットしやすくなります。ただ高域の伸びが若干悪くなりますね。

TRN VX Pro 本体・ケーブル

本体|フルメタルボディ

イヤホン本体はiPhone 13のミッドナイトブラックのように黒を基調としつつ、角度によって青に見えるような配色。

フルメタルボディで生成されており、冬場に使うと耳内がヒヤッとしそう。

ケーブル着脱部は凸型の2pinを採用しています。中華系のイヤホンはこの形状が多いですね。

着脱部の隣には『TRN audio VX Pro』と型番の印字があります。

内側はシンプルで『L』『 R』の表記のみ。

ノズルはKZのイヤホンなどのよく見られる金属管を採用。

口径はそこまで大きくはないため、他社製のイヤーピースでも難なく使えます。

ケーブル|高純度の無酸素銅を採用

ケーブルは一見銀メッキ線のようにも見えますが、高純度の無酸素銅を採用しているようです。

KZ系のイヤホンでよく付属しているようなケーブルですね。

コネクタは埋め込み型の2pin(0.75mm)を採用。

分岐部はアジャスターはついておらず、シンプルな構成になっています。

プラグ部はL字を採用しているので、負担がかかりにくくて安心ですね。

本体に装着してみるとこんな感じ。

外観だけを見ると、価格相応の高級感はあるように感じましたね。

TRN VX Pro レビュー

装着感|かなりのフィット感の良さ

まず、TRN VX Proの装着感ですが、今まで装着してきた中華イヤホンの中では一番良かったかもと思うくらいピッタリフィットしますね。

人間工学がうんたら〜とAmazonページには書いていましたが、正直信頼はしていませんでした。

実際につけてみると思った以上に装着感が良くて驚きました(笑)

屋外で使ってもポロッと落ちることもなく、遮音性も高いので通勤用としても問題なく使えそうです。

音質|9ドライバーとは思えないまとまりの良さ

TRN VX Proの音質は、チューニングの難しい9ドライバー構成とは思えないくらいのまとまりの良さ。

中華イヤホン特有のカチッとした解像度の高さの中に、各帯域が調和しあっているようなバランスの良さを感じました。

Shanling M3Xで試聴
音の特長
  • 高音:寒色系で硬めの音ではありますが、KZ系のように硬すぎず刺さりも少なめで、聴き馴染みの良さもあるような印象。
  • 中音:ややスッキリ目な音。楽器隊とボーカル隊がフラットな立ち位置で、どちらも主張しすぎず控えめになりすぎず、ちょうど良いラインで鳴らしてくれます。
  • 低音:解像度が高く輪郭がくっきりとしたスナップ感の良い音。ズンっとした迫力は少なめですが、過不足のない量感のようには感じマイs多。
  • 音場:狭すぎず、広すぎず。
  • 傾向:やや寒色系のサウンドではありますが、カチッとはなりすぎず、ほどよい余韻と聴き心地の良さを残したような鳴らし方。
  • 解像度:多ドライバー構成ということもあり解像度はかなり高め。IE 100 Proと比べると解像度感は少し低め。

得意なジャンル

  • ロック
  • ポップス
  • アニソン

9ドライバーだからといって3万〜4万クラスの音を鳴らすわけではありません。

しかし、中華イヤホンらしい高解像度と、ほどよい聴き心地の良さが調和しあったような”ちょうど良い”バランスでチューニングされたイヤホンのように感じました。

ジャンルはロックやポップス、アニソンなど、『YOASOBI』『ずっと真夜中でいいのに。』『凛として時雨』など音数が多くスピード感のあるジャンルとの相性が特に良いですね。

TRN VX Pro まとめ

総合評価

4.5/5

TRN VX Pro

  • 高解像度かつバランスが良いチューニング
  • 刺さりが少なく聴き馴染みも良い
  • ぴったりとフィットする装着感の良さ

4.4

高音

4.3

中音

4.3

低音

4.4

解像度

4.3

迫力

4.8

装着感

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
楽器寄り
ボーカル寄り

TRN VX Proは『9ドライバー』というスペックだけを見てから試聴すると「こんなもんか〜」と思ってしまうかもしれません。

ただ、1万円という価格を考えればコスパが高く、多ドライバーらしい高解像度系のでありつつ、カチッとしすぎないバランスの取れたサウンドを体感できました。

個人的にも好きな音でしたね! 普通に推せるイヤホンだと感じましたよ!

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