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【レビュー】SONY WF-XB700 / WF-SP800N WF-1000XM3と比較してどう?

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WF-SP800N WF-1000XM3 WF-XB700 本体 比較

こんにちは、元イヤホン専門店スタッフのかじかじ (@kajet_jt)です。

5/26 SONYより最新完全ワイヤレスイヤホン「WF-XB700」と「WF-SP800N」が発表されました。

こちらの記事では最新の2機種のご紹介とともに、SONYの現行の完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM3」と「WF-H800」との比較を行なっていきます。

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

SONY WFシリーズ 比較

▲わかりやすくマトリクス図を作ってみましたのでご覧ください。

今回発表された「WF-XB700」と「WF-SP800N」はいずれも防水機能付き。先に発売されたWF-1000XM3やWF-H800と違い、スポーツ用にも使えます。

WF-XB700
WF-XB700
WF-SP800N
WF-SP800N
WF-H800
WF-H800
WF-1000XM3
WF-1000XM3
特徴重低音スポーツ向け/ノイキャン高音質
高音質/ノイキャン
再生時間/ケース込み9時間/18時間9時間/18時間8時間/16時間6時間/24時間
ノイズキャンセリング××
外音取り込み××
DSEE HX××
防水IPX4IP55××
価格(定価)16500円26400円21600円27950円

スペック表にしてみると、WF-SP800Nの全部入り感がすごいですね。ノイキャンから外音取り込み、防水までなんでもこいです。

WF-XB700はSONYの完全ワイヤレスイヤホンラインナップの中でも価格が安く、重低音モデルやSONYブランドということもあり、ヒットの予感を感じます。

ここからは、新製品WF-XB700とWF-SP800Nの特徴に迫ります。

SONY WF-XB700 レビュー

WF-XB700 充電ケース開く

WF-XB700を購入してきましたので、装着感や音質など深掘りしていきます。

本体・ケースともにやや大きめ

WF-XB700 本体と充電ケース
WF-XB700 真上から撮影
WF-XB700 本体ボタン部

WF-XB700のケースはやや大きめですが、大きすぎてポケットに入りにくいということもなく、装着感も後述しますが良好のため特に気にはなりません。

付属品はシンプル

WF-XB700 付属品
付属品一覧
  1. イヤーピース
  2. USB Type Cケーブル

スペック:再生時間がやや短い

スペックWF-XB700
特徴重低音
再生時間/ケース込み9時間/18時間
急速充電10分充電で60分再生可能
ノイズキャンセリング×
外音取り込み×
防水IPX4
カラバリブラック/ブルー
価格(定価)16500円

イヤホン単体の再生時間は9時間と長いですが、ケース込みだとそこまで長くはない印象です。カラバリはブラックとブルーの2色。

IPX4相当の防水性能があるのはありがたいですね。スポーツや雨天時も安心して使用できます。ボタンは物理ボタンのため、誤動作が起きにくいです。

装着感は大きさの割にピッタリフィット

WF-XB700 ノズル部

WF-XB700の本体はかなり大きめですが、意外とフィット感は良いです。WF-1000XM3よりも間違いなく良好です。

「エルゴノミック・トライホールド・ストラクチャー」が採用されていることもあり、首を振ったり走ったりしても落ちる心配がありません。

音質はガッツリ重低音と思いきや?

WF-XB700 本体

WF-XB700は、完全ワイヤレスイヤホンとしては規格外の12mmドライバーを搭載。有線イヤホンでもここまでの大口径のドライバーを積んでいることはあまりないです。

音質については、「EXTRA BASS」シリーズということもありモッコモコの重低音かと思いきや、意外と全体的に締まりのある明瞭な音です。

まず、強みである低音は、脳内のフロアを揺らすような大迫力。空気が震え、まるでライブ会場のような臨場感です。しかし、決してブーミーな音ではなく低音だけ独立し、他の帯域を邪魔しない締まりのある音です。

中高域は明るくスカッと抜けるようなフレッシュな音で、こもり感は一切ありません。しかし、ストリングスのようなスゥーっと抜けていくような音はザラつきを感じるため、クラシックやジャズなど生音系には向かないでしょう。

音場は全体的にニアフィールドでレンジが狭く、100人〜200人キャパの小型ライブハウスで聴いているような感覚。広がりはありませんが、一つ一つの音が近くて勢いを感じます。

ロックやEDM、ゴリゴリのヒップホップなどを好む方にオススメです。完全ワイヤレスイヤホンで重低音を重視したモデルって意外と少ないので、とにかくライブのような臨場感が欲しい方には良い選択肢だと思います。

重低音が響くおすすめの完全ワイヤレスイヤホンとしてこちらの記事でも紹介しています。

WF-XB700 レビューまとめ

総合評価

3/5

WF-XB700

WF-XB700 本体と充電ケース
  • 大迫力の重低音サウンド
  • こもりもないクリアなサウンド
  • 装着感が良好
  • コスパはそこまで高くはない
  • 生音系が苦手
  • 最大再生時間が少ない

3.5

高音

3.5

中音

4.5

低音

3.5

解像度

4.0

装着感

3.5

利便性

ライブハウスの臨場感を味わいたい方にオススメ

こんな人におすすめ
  • ライブハウスのような臨場感を味わいたい
  • ロック・EDMなど激しい楽曲を好む
  • スポーツにも使える完全ワイヤレスイヤホンがほしい

とにかくフロアを揺らすような大迫力のサウンドが特徴のイヤホンで、激しい曲を聴く方は思わずヘドバンしてしまうほどブチ上がるのではないでしょうか。

また防滴仕様でもあり装着感も良いため、ランニングやスポーツ用に使用される方にもオススメです。

SONY WF-SP800N レビュー

WF-SP800N 充電ケース

次にWF-SP800Nのレビューをしていきます。

本体・ケース

WF-SP800N 充電ケース
WF-SP800N 充電ケース
WF-SP800N 本体 背面

本体・ケースともに大きめ。

WF-1000XM3と大きさ比較

WF-SP800N WF-1000XM3 WF-XB700 充電ケース 比較
WF-SP800N WF-1000XM3 比較

WF-1000XM3と大きさを比較すると、ほぼ同等クラス。体積はWF-SP800Nのほうが大きいかもしれない。

イヤーフィンが付属

WF-SP800N 付属品
付属品一覧
  1. イヤーピース4ペア
  2. USB-Cケーブル
  3. イヤーフィン 2ペア

イヤーフィンが付属し、激しい運動でもずれ落ちない安定したフィット感を確保。IP55の高い防水性能もあり、雨の日や汗でも壊れる心配がありません。

WF-SP800N スペック

スペックWF-SP800N
特徴スポーツ向け
再生時間/ケース込み9時間/18時間(NC ON時)
13時間/26時間(NC OFF時)
急速充電10分充電で60分間再生可能
ノイズキャンセリング
外音取り込み
防水IP55
カラバリブラック/ブルー/ホワイト/オレンジ
価格(定価)26400円

ノイズキャンセリングONとOFF時で再生時間が異なります。OFFだと最大13時間のため、イヤホン単体の再生時間としてはかなり長めですね。

IP55のため防水だけでなく防塵に対しても保護があり、高い耐久性を誇ります。

カラーバリエーションは4色。スポーツウェアに合わせて色味も選べますね。

ボタン操作はタッチパネルで、アプリでボタン設定も変更可能のようです。

ずれ落ちる心配が一切なしの装着感

WF-SP800N 装着画像

WF-SP800Nの装着感は、SONYの完全ワイヤレスイヤホンでも間違いなく一番良かったです。イヤーフィンのおかげで耳のふちに引っ掛けることができ、激しく動いても全く落ちる気がしません。

ダンス中でも外れる心配がなく、おそらくジェットコースターで装着した状態で乗っても落ちない気がします。保証しませんが・・・その前に乗っちゃダメですが。

ノイズキャンセリングは高周波が目立つ

WF-SP800N 本体 背面

WF-SP800Nのノイズキャンセリングは遮音はしてくれますが、サーっとした高域部だけ残ってしまうような印象。WF-1000XM3と比べると精度が甘く、オフィスだと空調の音のみが強調されてしまうような感じです。ファームウェアで改善されればいのですが。

遮音性を求める場合はWF-1000XM3をオススメします。

外音取り込みは及第点

WF-SP800N 耳に装着 タッチ

WF-SP800Nの外音取り込みは、BGM感覚では聴けませんが、コンビニでのお会計時や電車のアナウンスは聴き取れます。音楽を流した状態だと聴き取りづらいため、一度音楽を止めないと会話までは厳しいです。

外音取り込みについてもWF-1000XM3のほうが性能は高いです。

音質はWF-XB700と似ている

WF-SP800N WF-XB700 比較

アプリにて音質重視モードにて試聴しました。

WF-SP800Nの音質は、同じ「EXTRA BASS」シリーズということもあり『WF-XB700』と似通っています。迫力だけでいえば『WF-XB700』に軍配があがりますが、音場やレンジはWF-SP800Nがやや広いように感じます。

重低音が響く分、スポーツ中でもしっかりとリズムを追うことができます。

しかし、価格から考えると音質は良くはなく、純粋に良い音で聴きたい場合はWF-1000XM3をおすすめします。

WF-SP800N レビューまとめ

総合評価

3.5/5

WF-SP800N

WF-SP800N 充電ケース
  • 装着感がトップクラス
  • 場面に合わせた外音コントロール
  • 迫力の低音
  • コスパは正直よくない
  • ノイキャンの高周波が気にある

3.5

高音

3.5

中音

4.0

低音

3.5

解像度

5.0

装着感

4.0

利便性

WFシリーズまとめ

SONY 完全ワイヤレスイヤホンシリーズをまとめますと、それぞれこんな人にオススメです。

こんな人におすすめ
  • WF-XB700  ➡︎ 大迫力の重低音でゴリゴリ聴きたい / SONY製が欲しいけど価格を抑えたい
  • WF-SP800N  ➡︎スポーツに使いたい/通勤時でもノイズキャンセリングでしっかり遮音したい
  • WF-H800    ➡︎高音質で聴きたい / 好みの色に合わせてオシャレしたい
  • WF-1000XM3➡︎高音質で聴きたい/ノイズキャンセリングでしっかり遮音したい

こんな感じでしょうか。それぞれターゲットの違うイヤホンのため、どれが良いというわけではなく使用するシーンによって最適なイヤホンが異なります。

自分に合ったイヤホンを見つけてみてくださいね!

WF-SP800N WF-1000XM3 WF-XB700 本体 比較

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