【AfterShokz OpenMove レビュー】1万円を切る本格骨伝導イヤホン Aeropexとの比較も

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AfterShokz OpenMove

耳を塞がずにスピーカーのような感覚で音楽を楽しめる「骨伝導イヤホン」。

コロナによるテレワーク需要や、メディアでAfterShokzの「Aeropex」が取上げられたことにより、さらに骨伝導イヤホンの注目が高くなりました。

けど世間で評価が高い骨伝導イヤホンは1万円以上するものばかり…。Amazonで売ってる安いイヤホンは耐久性とか怖いし「安くて良いものは無いかな?」とお困りの方いらっしゃいませんか?

なんと、Aeropexを販売するAfterShokzより1万円を切る骨伝導イヤホンが2020年9月18日に発売となりました!

それが今回紹介する「OpenMove」!

今回はこちらのOpenMoveをメーカー様よりお借りしました。実機2週間ほど使い込みレビューしていきます!

総合評価

4.8/5

OpenMove

AfterShokz OpenMove
  • 骨伝導ワイヤレスイヤホンながら1万円を切る高コスパ
  • 骨伝導イヤホンにしては音質が十分良い
  • 上位機種「Aeropex」と比べても音質はほぼ変わらない
  • USB-C充電対応で利便性UP
  • 再生時間が6時間とやや短い
  • Aeropexと比べると異物感のある装着感(比較しなければ装着感は十分に良い)
Bluetooth5.0最大再生時間
(ノイキャンON)
本体6時間
コーデックSBC充電時間約2.0時間
ドライバー骨伝導充電端子USB-C
専用アプリ防水IP55
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
29g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証2年

他のShokz(AfterShokz)製品との比較は以下の記事をご覧ください!

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

AfterShokz OpenMove 特徴

OpenMove特徴
  • 耳を塞がない骨伝導タイプのワイヤレスイヤホン
  • 29gと超軽量、安定した装着感
  • 1万円を切りながらもハイクオリティ

カラーバリエーションは「ブラック」、「ホワイト」の2色

ミニマルで服装の好みを選ばないオシャレなデザインです。

スポーツ向けということもあり、ビビッドなカラーもあってもいいかな?とは思いました。

AfterShokz OpenMove 付属品

付属品:耳栓、USB-Cケーブル、ポーチ
付属品一覧
  1. イヤープラグ(耳栓)
  2. USB-C ケーブル(充電用)
  3. 専用ポーチ
  4. 日本語マニュアル

OpenMoveには耳栓(イヤープラグ)が付属しています。

イヤープラグ(耳栓)

電車内や街中などでOpenMoveを使うと、周りの音が騒がしくてほとんど音楽が聞こえなくなってしまいます。

この耳栓を使えば、周りの音を遮音しながらも骨から直接音を伝えることができます。

イコライザー設定で「耳栓モード」があり、耳栓をした状態で最適なチューニングをしてくれる設定もあるため、骨伝導イヤホンながらも通勤でストレスなく使うことができます。

USBケーブルは「SHOKZ」ロゴが印字された独自のType-Cケーブルが付属。

USB-C ケーブル(充電用)

それなりに長く、普段使いでも不便なく使用できます。

本体を入れるための黒いマット調の専用ポーチも付属しています。

専用ポーチ

いくら丈夫とはいえ、本体をむき出しでバッグに入れると、引っ掛かって折れたり傷がついてしまいますので、基本的にポーチに入れるようにしましょう。

AfterShokz OpenMove 本体

充電端子はUSB-Cに対応。

充電端子はUSB-Cに対応
充電端子はUSB-Cに対応

上位機種のAeropexが、独自のマグネット式充電端子だったため、汎用性がなく、他のケーブルを流用できませんでした。

今回のOpenMoveの充電端子はUSB-Cに対応!

自宅でAndroidスマホや、他の充電に使っているケーブルを流用することができ、充電したいときに家のどこか一つは刺さってるであろうUSB-Cケーブルを使って充電することができます!

細かい仕様変更だけど、個人的にはめちゃ便利になりました。

本体の再生時間は6時間とやや短め。

10時間ほど持ってくれれば、頻繁に充電する必要なく気楽に使えるのになーとは思いました。

まあ、骨伝導イヤホンはスポーツなどのアクティブなシーンで使われることが多いので、バッテリー容量が増えて重たくなっても嫌だからこれくらいでもまあ妥協点かなといったところ。

本体はスマートなデザインで、変にスポーティ過ぎず、オフィスで使っていても違和感がありません。

テレワーク用のヘッドセットとして身につけていても変な目で見られることもないでしょう。

AfterShokz OpenMoveの操作方法

操作方法一覧

▽音楽再生

  • 再生/停止 → マルチボタンを1回押す
  • 曲送り → マルチボタンを2回押す
  • 曲戻し → マルチボタンを3回押す
  • 音量調整 → 音楽再生時に音量+ or -ボタンを押す
  • イコライザー変更 → 音楽再生時に音量+,-ボタンを3秒間長押し

▽通話

  • 電話を受ける → マルチボタンを1回押す
  • 着信拒否 → マルチボタンを2秒間長押し
  • 通話終了 → マルチボタンを1回押す
  • 音声ダイヤル → マルチボタンを2秒間長押し
  • 最後に発信した番号にリダイヤル→音楽停止中に2秒間長押し

▽その他

  • 電源オン → 音量+ボタンを2秒間長押し
  • 電源オフ → 音量+ボタンを3秒間長押し
  • バッテリー残量確認 → 音楽停止時に音量+ or -ボタンを押す
  • ミュート → 通話時に音量+,-ボタンを2秒間長押し
  • 言語設定 → ペアリング中にマルチボタンを2回押す

AfterShokz OpenMoveはマルチボタンと音量ボタン2つのボタンが備わっており、あらゆる操作が本体のみで行えます。

ボタンの静音性も高く、クリックしたときにその音が耳に響くこともなくストレスフリーで操作ができます。

AfterShokz OpenMove ペアリング

スマートフォンとのペアリング方法はこちらをご覧ください。

STEP
電源ON時にプラスボタンをそのまま長押しすると、LEDが点滅する
STEP
「設定」→「Bluetoothを開く」
iPhoneホーム画面より、「設定」→「Bluetooth」と洗濯
STEP
「OpenMove by AfterShokz」をタップする

こちらでスマートフォンやパソコンとの接続が完了します。

オートペアリングに対応しているので、次回以降は電源を入れると自動的に端末と接続されます。

マルチポイント対応

マルチポイントに対応しており、2つの機器と同時に接続ができます。

例えばパソコンとスマートフォン同時に接続しておいて、音楽はスマートフォンで聴きつつ、予定していたオンライン会議の時間になり、そのままチャットツールを起動すればシームレスに繋がります。

毎回ペアリングを設定しなおす必要もなく、場面に応じてスマートに接続先を切り替えることができますよ!

マルチポイントについては下記の記事で詳しく解説しています。

AfterShokz OpenMove レビュー

装着感:がっしりとホールドしてくれる

装着感:がっしりとホールドしてくれる
装着感

上位機Aeropexと同様、OpenMoveの装着感は良好です。

骨伝導イヤホンということもあり、こめかみに押し付けるように装着しますが、側圧が強すぎず身につけていても痛みを感じにくい印象です。ただ、2〜3時間ほど連続で装着していると少し痛みがでてきます。

OpenMoveを着けながらジョギングをしても、こめかみ部の位置がズレることなく安定した装着感でした。

骨伝導イヤホンを初めてつかうと、こめかみがプルプルして、くすぐったく感じますが長時間使っていれば慣れます。

音質:骨伝導としては十分すぎる

音質:骨伝導としては十分すぎる
高音
中音
低音

AfterShokz OpenMoveの音質は骨伝導イヤホンとしてはレベルが高く、2倍ほど価格の差のある上位機種Aeropexとほぼ同等です。

低音は骨から直接音を伝えるという特性上、迫力を伝えることが難しいですが、スカスカになっている感じはなく土台を支える必要限な低音を伝えてくれます。

激しいロックやEDMだと低音が少し物足りないと感じるかもしれませんが、ポップスや最新チャートの楽曲であれば十分ノリ良く鳴らしてくれます。声の帯域が特に聴き取りやすく、ジョギングをしながらでもラジオやYouTubeなど音声コンテンツをしっかり聞き取ることができますね。

このイヤホンの音で満足できなければ、「骨伝導イヤホン」というジャンル自体をおすすめしません。

イコライザーは3種類

OpenMoveに備わるイコライザー機能はこちら

イコライザーの種類
  • スタンダードモード ➡︎ 音楽の試聴に適した通常モード
  • ヒューマンボイスモード ➡︎ 音声コンテンツやポッドキャストなど、人の声を聴くのに適したモード
  • イヤープラグモード ➡︎ 付属の耳栓と併用することにより、骨伝導イヤホンながらも遮音しながら最適なチューニングで聴けるモード

筆者は普段スタンダードモードで使用していますが、「イヤープラグモード 」というものが気になり、耳栓を使って試してみました。

まず、耳栓をしたままスタンダードモードで聴くと、モゴモゴとした音でこもりが強く、とても聴くに耐えない音です。

イヤープラグモードで聴くと、耳栓をした状態でも、耳に何もつけていない時のスタンダードモードとほぼ同等の音で鳴らしてくれます!

また、振動板の抑揚を抑えるため、静かな環境で使っても音が漏れにくい印象を受けました。

骨伝導イヤホン以外のイヤホンを持っておらず、通勤時に電車内で使ったり、オフィスで遮音しながら音楽を聴きたい方におすすめのモードです!

IP55の高い防水防塵性能

AfterShokz OpenMoveはIP55相当の防水防塵性能があります、

ソロキャンプ時に使って急に雨が降り出したりとかしても、おうちで筋トレ時のBGMとして使って汗だくになっても壊れる心配がなく安心して使えます。

IP55について

「粉塵からの保護」と「いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない防水性」をもっています。

引用:Time & Space

サイクリング用としても最適!※地域によっては使えない

骨伝導イヤホンは耳を塞がないためサイクリング時にも使用できます。

ただし、都道府県によっては使用を禁止されていることもあるので必ずお住いの地域が使用できるか確認をしましょう。

実際にサイクリングで使っていると大通り沿いだと車の走行音にかき消されることがありますが、普通の一般道であれば安定した音と装着感を保ち、BGMとして奏でてくれます。

サイクリング時の旅のお供に最適ですよ!

通話品質:ふつう

通話品質

AfterShokz OpenMoveのマイク性能は可もなく不可もなく普通といったところ。

周りの雑音が入りすぎることもないですが、家族の声や子供のはしゃぎ声などは入ってしまいます。

Aeropexよりは少しクリアな音声のようには聞こえます。

音途切れは一切なし

接続安定性

AfterShokz OpenMoveを通勤中に7度ほど往復しましたが、街中でも電車内でも一度も途切れたことはありませんでした。

完全ワイヤレスイヤホンではないので、かなり安定した接続性です。

音の遅延:YouTube動画くらいであれば気にならない

遅延

AfterShokz OpenMoveの音の遅延は、少し感じますがYouTubeのレビューやおもしろ系動画くらいであれば気にならない程度です。

スポーツやライブ映像、ゲームなどはあきらかに音の遅延を感じるためおすすめできません。

AfterShokz OpenMoveとAeropexを比較|違いは?

AfterShokz OpenMoveとAeropexを比較

OpenMoveの上位機種である「Aeropex」と比べてみました。

比較表で大まかな違いをまとめましたのでご覧ください。

比較OpenMoveAeropex
音質
装着感
利便性
再生時間6時間8時間
質量29g26g
防水規格IP55IP67
充電端子USB-C独自マグネット式
価格9,999円(税込)約19,998円(税込)

音質は同等クラス

音質を比較

AfterShokz OpenMoveとAeropexの音質を比べると、OpenMoveはやや中低域が豊か、Aeropexが中高域がほんの少しクリアな印象を受けますが、ほぼ同等クラスです。

約2倍の価格差がありながらもほぼ同レベルの音を提供するあたり、OpenMoveのコストパフォーマンスの高さを伺えます。

装着感はAeropexが上

装着感はAeropexが上

装着感を比べると、やはり上位機種のAeropexが勝ります。

OpenMoveも装着感はホールド力が高く十分良好ですが、Aeropexはさらにその上回り、安定した装着感ながらも何も耳に着けていないかのように軽やかです。

Aeropexはこめかみの装着位置も固定されやすく、音楽を聴く際も音質が安定します。

充電端子の違いは大きい

充電端子の違いは大きい

OpenMoveはUSB-C、Aeropexの充電端子は独自のマグネット式を採用

USB-Cであれば、わざわざ付属のケーブルを使う必要がなく、普段家で使ってるUSB-Cケーブルを流用することができるため、ケーブルを探したり出張・旅行先まで専用ケーブルを持ち運ぶ必要がなくなります

モバイルバッテリーやAndroidなどいろいろなガジェットを利用している方は、この利便性の良さは伝わるはずっ!

どっちがおすすめ?

OpenMove、Aeropex、どちらもクオリティが高く、どちらを選んだとしても失敗はしないです。

予算との相談になりますが、1万円以下で初めて骨伝導イヤホンを使いたい方は「OpenMove」。

予算を度外視して装着感の高さや、スポーツ用として妥協したくない方は「Aeropex」がおすすめ。

仮に僕が初めて骨伝導イヤホンを購入するとして両者の実力を知っていれば、予算を考えて「OpenMove」を選びます。2倍近くの価格差があるのにも関わらず、「OpenMove」の完成度が高すぎます。

AfterShokz OpenMove まとめ

総合評価

4.8/5

OpenMove

AfterShokz OpenMove
  • 骨伝導ワイヤレスイヤホンながら1万円を切る高コスパ
  • 骨伝導イヤホンにしては音質が十分良い
  • 上位機種「Aeropex」と比べても音質はほぼ変わらない
  • USB-C充電対応で利便性UP
  • 再生時間が6時間とやや短い
  • Aeropexと比べると異物感のある装着感(比較しなければ装着感は十分に良い)
Bluetooth5.0最大再生時間
(ノイキャンON)
本体6時間
コーデックSBC充電時間約2.0時間
ドライバー骨伝導充電端子USB-C
専用アプリ防水IP55
ノイズキャンセリング質量
※片耳/ケース込
29g
外音取り込みゲームモード
自動装着検出保証2年
こんな人におすすめ
  • 耳栓型のイヤホンが苦手、またはフィットしない方
  • ジョギングやジムで使うイヤホンが欲しい方
  • BGM感覚で音楽を聴きたい方
  • 初めての骨伝導イヤホンの購入を考えているけど、どれを選べばいいかわからない

OpenMoveは数ある骨伝導イヤホンの中でも「価格はそこまで高くないのに、質が高い」ため、初めて骨伝導イヤホンを使いたいという方におすすめです!

耳を塞がない装着方式のため、耳栓型のイヤホンが苦手な方も、どのイヤホンも耳にフィットしない方もスピーカー感覚で使えますよ!

僕が店員だったら「骨伝導イヤホンでおすすめない?」ってお客様に言われたら真っ先にOpenMoveを勧めるでしょう。

というか実際に店員なんで、これから勧めていきます。OpenMoveばっかり推す店員みかけたら、それ僕です。

AfterShokz OpenMove

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