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水月雨(MOONDROP) Quarks レビュー|奇跡の2000円台!耳がとろけるサウンド

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Quarks

こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。

「ピアノの音とかで脳が溶けて、価格を思い出すと脳がバグる」というツイートがで6000リツイート、6万いいねを獲得してバズったイヤホン「Quarks」をレビューします。

ちなみに元ツイートはこちらです。こだわり氏様のツイートより引用いたしました。

このイヤホンがバズってくれたことが自分のことのように嬉しいですね!元プロでオーディオマニアの視点からしても、このイヤホンの価格設定はバグっていますね。

水月雨(MOONDROP)※ムーンドロップと読む」という聞き慣れないメーカーかもしれませんが、オーディオマニアの間ではかなり有名です。

中国のメーカーではありますが「安さ」は売りにしておらず、非常に品質が高く、そしてお求めやすいイヤホンを販売するメーカーです。

中国版「final」と言うイメージですかね!

今回はこちらのQuarksのスゴさ素晴らしさを存分に語っていきたいと思います。ぜひ最後までご覧ください!

総合評価

5/5

Quarks

  • 2000円台とは思えない音質
  • 豊潤で余韻が美しい音作り
  • ピアノや女性ボーカルが超キレイ
  • スケルトンデザインが美しい
  • 聴いたら沼にハマる

3.7

高音

3.8

中音

3.6

低音

3.5

解像度

3.8

迫力

4.5

装着感

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り

動画版はこちら!

目次
かじかじ
元イヤホン専門店スタッフ
オーディオ販売歴9年。元々イヤホン専門店で店長やWEBマーケを担当してました。

イヤホンをレビューすることは空気を吸うようなものだと思ってます。


2024年1月時点で月間100万PV。
YouTubeチャンネル登録者は7万人ほど

水月雨(MOONDROP) Quarks 概要・スペック

Quarksの特徴はこちら。

Quarksの特徴
  • 約2,000円で買える水月雨(MOONDROP)のエントリー向けイヤホン
  • 直径 6mm の外磁型磁気回路ダイナミックドライバーを採用
  • 2年間のチューニングを繰り返し、優れた周波数特性を実現
  • 特許取得済み目詰まり防止フィルターを搭載
  • ダブルダンピング構造を採用

Quarksの特徴を一言であらわすと「価格設定がバグったエントリー向けイヤホン」です。

スペックはこちら!

スペック一覧Quarks
形式カナル型
ドライバー6mm ダイナミックドライバー
インピーダンス 16Ω@1kHz±15%
再生周波数帯域4~43,000Hz
音圧感度116dB/Vrms @1kHz
プラグ形状3.5mm3極(マイク付きは3.5mm4極)
コード長1.2m
リケーブル対応×
リモコンマイク◯(マイク付きモデルあり)
保証期間6ヶ月

Quarksのカラーバリエーションはなく、スケルトンカラーのみとなります。またマイク付きモデルとマイクなしモデルがあります。

今回はマイク付きモデルを選びました。

それでは開封していきましょう

水月雨(MOONDROP) Quarks 外観・付属品

パッケージ

Quarksのパッケージはこちら

「final」のようなロゴで、シンプルでありつつも洗煉されたデザインです。

開封するとこんな感じ。いきなり2次元の美少女がお出迎えしてくれます。水月雨のイヤホンには至る所に美少女のイラストが採用されています。

イラストを取るとこんな感じです。このパッケージング美しすぎませんか!?この見た目の時点で既に2000円とは思えない。

付属品|イヤーピース3ペア、ポーチ、マニュアル類

付属品一覧
  1. イヤーピース(シリコン製)3ペア
  2. ポーチ
  3. マニュアル

イヤーピースは軸がガッシリとしており、それなりに品質は高そうな印象です。密閉感も十分に確保できますね。

ポーチは起毛製でホコリがつきやすそうな印象。イヤホンを裸で持ち運ぶよりはポーチに入れた方がいいでしょう。

本体・ケーブル

本体はスケルトン調に作られたデザイン。見た目がとても美しいですね。

中のドライバー構成が目視できるほどクリアな筐体。

左が黒、右が赤と、左右で色分けされているので、どちらの耳に着ければいいかわかりやすい仕様になっています。

ハウジング(背面)がパッと見ると顔みたいなデザインですね。

リモコン部はこんな感じで、樹脂製でありつつも堅牢な作り。ボタンの押し心地は少し硬めですが高級感のあるデザインになっていますね。

ケーブルの分岐部分には「水月雨」と刻印されています。ちなみに裏は「MoonDrop」と記されています。

分岐部にはアジャスターがついておらず、ケーブル長の調整はできないみたいですね。

ケーブルは若干クセがつきやすそうに感じましたが、質感は良く色味もおしゃれ。

L字ブラグを採用。根本にはブーツ加工も施されており、断線には強そうな印象を受けます。

ノズル部分には「根詰まり防止フィルター」が搭載。耳垢が付着して穴部分が耳垢が詰まるのを防いでくれるようです。

ノズル系は他のイヤホンと比較しても平均的な大きさのように感じますね。

試しにSednaEarfit Crystalをつけてみましたが、問題なく装着できましたね。

色味もマッチしてとても美しいですね。イヤーピースの方が高いですけど!(3,980円)

水月雨(MOONDROP) Quarks レビュー

装着感|耳が小さな方でもすっぽり

まず、Quarksの装着感ですが、筐体が非常に小さいこともあり耳が小さな方でも圧迫感なく装着できますね。

前から見ても耳からの飛び出しも少なく、野暮ったさを感じさせませんね!

スケルトンの筐体とマットグレーのケーブルも相まって、個人的にファッション性もかなり良いと思っていますよ!

Quarksを身につけている90’sファッション好きのオシャレなレトロガールがいたら絶対ホレてまいますね!スケルトンのゲームボーイ型のプレイヤーとかと合わせて使いたいですね。そんなプレイヤーないですけど。

遮音性もかなり高いので、通勤・通学用にも十分使えますね!

ケーブルを触ったときにタッチノイズが気になる場合は、下記の写真のように耳の根本にループをして装着するシュア掛けをしてあげるとかなり軽減されますよ!

好みに合わせて装着方法を変えてみてくださいね。シュア掛けについては以下の記事も参考にしてみてください。

音質|ボーカルやピアノラインが美しい豊潤サウンド

Quarksの音質はとにかく「美音系」のサウンドで、豊潤で美しい音色が特徴です。

低価格帯のイヤホンは個性を出す前に「とにかく解像度!とにかく重低音!」というものが多いなか、2000円台でここまで美音系のサウンドを実現できるのは驚きますね!

音の特徴は次のとおりです。

音の特長

3.6

高音

3.8

中音

3.7

低音

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り
  • 高音:非常にクリアでこもり感が一切なし。響きが良く余韻感が美しい美音系のサウンド。
  • 中音:中高音が艶やかで、ピアノやボーカルラインは鳥肌もの!ツイッターでバズっていた「脳が溶ける」という表現は聴いてみるとよくわかる美しすぎるサウンド。
  • 低音:迫力のある重低音という印象ではありませんが、広がりのある豊かな中低音を鳴らしてくれます。低音の量感は十分と感じるくらい多めですね。これで中高音を一切マスクしないのがスゴイ!チューニング神すぎる。
  • 音場:なかなかに広め。伸びるような広さではなく、響き渡るような広さ。
  • 傾向:とにかく柔らかく余韻感を重視した優しい音作りで、少しボーカル寄りの音作りです。
  • 解像度:同価格帯で比べると少し良いくらいです。一音一音をクッキリ鳴らすというより、輪郭を少しぼかして心地良く聴かせるような鳴らし方。
  • おすすめジャンル:バラード、ソウル、ピアノ系全般、ポップス。藤井風や宇多田ヒカルなど、ピアノとボーカルを軸としたポップスがおすすめ!

普段ボクも1万〜20万円台のイヤホン・ヘッドホンを聴いてレビューしてきているので、耳はだいぶ肥えているはずなんですよ。

そんな状況でQuarksの音を聴いても、普通に「イイ音」だと心から感じますし、お金がなければこれ一本でもいけると思えるくらい普通に楽しめる音なんですよね。

SHUREさんには悪いですが、1万円台の「SE215SPE」の音より普通に好みです(笑)

初めて有線イヤホンを買おうとしている方がQuarksで聴いてみると、とんでもないレベルで感動するのではと思っています。

final E1000と比較すると?

同価格帯だと音の傾向も含め、finalのベストセラーエントリー向けイヤホン「E1000」がライバルになると思います。

それぞれ聴き比べてみましたので、次の表を参考にしてみてください。

製品名Quarks

Quarks
E1000


高音
(3.6)

(3.7)
中音
(3.8)

(3.6)
低音
(3.7)

(3.6)
解像度
(3.5)

(3.6)
迫力
(3.8)

(3.6)
傾向響きの良い豊かな美音系サウンド抜け感が良くクリアでバランスの良いサウンド

Quarksと比べるとE1000は軽快さがあり、あらゆるジャンルに対応できるバランスの良さを持っている印象。

一音一音の聴こえやすさはE1000の方が上に感じましたが、どっちが「良い音に聴こえたか」で比べるとQuarksが上に感じました。

聴くジャンルにもよりますが次のような使い分けがいいかと思います。

  • ゆったりとしたポップスやR&B、ピアノ系をしっとりと聴きた
    Quarks
  • ロックやポップス、ジャズなどあらゆるジャンルを軽快かつバランスよく聴きたい
    E1000

個人の感想で言えば、Quarksの方が音質や全体的な品質も含め一枚上手のように感じましたね。

水月雨(MOONDROP) Quarks まとめ

総合評価

5/5

Quarks

  • 2000円台とは思えない音質
  • 豊潤で余韻が美しい音作り
  • ピアノや女性ボーカルが超キレイ
  • スケルトンデザインが美しい
  • 聴いたら沼にハマる

3.7

高音

3.8

中音

3.6

低音

3.5

解像度

3.8

迫力

4.5

装着感

音の傾向
狭い
広い
硬め
柔らかめ
分析的
余韻重視
繊細
迫力
楽器寄り
ボーカル寄り

水月雨(MOONDROP) Quarksはこんな人におすすめ

こんな人におすすめ
  • とにかく安くて音質がめっちゃ良い有線イヤホンを探している
  • バラードやソウルなどピアノとボーカルをメインとした楽曲を好んで聴く

Quarksは2000円台ということを考えると、元プロからしても価格がバグっていると感じるほど素晴らしい製品でした。

見た目もスケルトン調でおしゃれですし、品質も非常に高いですね。

予算2000円台くらいでコスパの高い有線イヤホンが欲しい人はとりあえず買ってみてください!

ここがイヤホン沼の入り口です。

Quarks

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