こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
デンマーク発のオーディオブランド「LIBRATONE」から、久しぶりの最新フラッグシップワイヤレスイヤホンが登場しました。
それ今回紹介する「AIR+3」です。
- ブランド史上最高クラスのノイズキャンセリング性能
- 11mmのダイナミックドライバーを搭載
- 三角形のショートスティック型を採用したプレミアムデザイン
- 5台までマルチペアリング対応!ワンタッチで切り替え可能
- 再生時間は本体6時間、ケース込みで24時間
- ワイヤレス充電にも対応
とまあこんな感じです。
今回はLIBRATONEさんよりレビュー用に提供いただきましたので、実機を使ってAIR+3の紹介をしていきます。
ぜひ最後までご覧くださいませ。
総合評価
4/5
LIBRATONE AIR+3
- デザインがおしゃれ
- ノイズキャンセリングが優秀
- とても自然に聴こえる外音取り込み
- 接続デバイスを最大5つまで切り替えられる
- 本体が小さくフィットしやすい
- 操作が4項目しか割り振れない
- マルチポイントは非対応
- AACコーデック非対応
- 高音質コーデック非対応
4.3
高音
4.3
中音
4.3
低音
4.5
装着感
4.5
ノイズキャンセリング
4.5
外音取り込み
4.0
マイク性能
4.0
利便性
Bluetooth | 5.2 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 本体6時間/ ケース込み24時間 |
コーデック | SBC,aptX | 充電時間 | 1.5時間 |
ドライバー | 11mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C Qi |
専用アプリ | ◯ | 防水 | IP54 |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 4.9g/51.3g |
外音取り込み | ◯ | ゲームモード | – |
自動装着検出 | ◯ | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | – |
▼動画版はこちら▼
LIBRATONE AIR+3外観・付属品
それではLIBRATONE AIR+3の外観や付属品をチェックしていきましょう。
パッケージ
LIBRATONE AIR+3のパッケージはこちら。今回は新色のミントグリーンをお送りいただきました。
北欧感のあるシンプルかつ清楚感のあるデザインで美しい。
付属品
- イヤーピース(シリコン製)4ペア
- USB Type Cケーブル
- マニュアル
充電ケース・本体
充電ケースはLIBRATONEの小鳥のマークが際立つシンプルなデザイン。
サラサラとした質感で、皮脂や汚れもつきにくい仕様になっています。
厚みも薄くて、胸ポケットにすっぽりと収まるほどのサイズ感です。
充電端子はUSB Type Cに対応
さらにワイヤレス充電にも対応しています。
充電ケースは前面から上部にカパッと開くようなタイプになっています。片手でも開けますね。
イヤホンもとても取り出しやすいです。
イヤホン本体は三角形のショートスティック型を採用したおしゃれデザイン。
収納部も小さめなので、耳の小さな人でもフィットしやすそうです。
内側はこんな感じで超シンプル。
ノズルは短めで楕円形。
LIBRATONE AIR+3レビュー
装着感|本体が小さく圧迫感が少ない!
LIBRATONE AIR+3の装着感は圧迫感が少なくて快適でしたね。
実際に装着してみるとこんな感じ。ギャンかわ。
前から見た時の飛び出しもめっちゃ少ないんですよね。
本体が小さいので、耳が小さくて装着感に悩まされていた人にもおすすめできそうです。
頭を振ったり、走ったりしても耳から落ちにくいので、軽いジョギングくらいなら使えそうです。
装着感 | (4.5) |
ノイズキャンセリング|かなり強烈
LIBRATONE AIR+3のノイズキャンセリング性能はかなり強烈ですね。
前作よりも確実にノイズキャンセリング性能はアップしていると思います。
ONにすると周りの音が静まり返るような感覚で、電車の走行音やエアコンの音を見事にカットしてくれます。
少し風切り音が入りやすい感覚はありますが、気にならない程度。
ノイズキャンセリング強すぎると感じた場合も、アプリでレベルの調整も出来るので安心です。
ノイズキャンセリング | (4.5) |
外音取り込み|耳で聴いている感覚に近い
LIBRATONE AIR+3の外音取り込みもかなり優秀です。
ファームウェアアップデートを適用する前はこもった感覚があったのですが、適用後に関しては普段耳で聴いている感覚に近くなったように自然に集音してくれます。
装着していても自然に会話ができますし、そのまま音楽を流せば自分だけに聴こえるBGMのような感覚で音楽を聴けます。
前作もそれなりには優秀でしたが、今作になってかなり性能がアップしましたね!
こちらはアプリで週音量の調整などはできません。
外音取り込み | (4.5) |
操作性|割り振れる項目が少ない
LIBRATONE AIR+3の操作はタッチセンサーで行います。
操作方法一覧は次のとおりです。
項目 | 操作方法(デフォルト) |
---|---|
再生/停止 | L or R側を2回タップ |
曲送り | アプリで設定可能 |
曲戻し | アプリで設定可能 |
音量を上げる | アプリで設定可能 |
音量を下げる | アプリで設定可能 |
デバイスの切り替え | アプリで設定可能 |
通話終了 | 通話中にL or R側を長押し |
外音モードの切り替え | L or R側を3回タップ |
音声アシスタント | アプリで設定可能 |
ペアリングモードへの移行 | 充電ケースのボタンを長押し |
アプリを使えばいろんな操作方法に変更できます。
ただ問題が、割り振れる操作ボタンが「L/Rの2タップ」「L/Rの3タップ」の計4ボタンしか割り振れないんですよ。
前作でもここが不満だったんですが、改善されていなくて残念です。
4項目しか割り振れないと、再生停止、外音モードの切り替え、前の曲、次の曲、くらいしか割り振れないんですよ。
せめて1タップと長押しも割り振れるようにしてほしいです。
アプリについて
LIBRATONE AIR+3はアプリにも対応しています。
アプリでできることは次のとおりです。
- ノイズキャンセリングレベルの調整
- モニタリングモード→外音取り込みの切り替え
- スポーツモード
- 接続デバイスの切り替え
- 音声設定→バランス、低域寄り、高域寄りの3つからえらべる
- 操作設定
- 装着センサーのON/OFF
- ファームウェアアップデート
- etc……
と、まあこんな感じで必要なカスタマイズ項目は揃えています。
ちょっとユニークな機能としては、アプリで接続デバイスを切り替えられる点でしょうか。
マルチポイントが対応していない代わりに、最大5台までのデバイスの接続先を切り替えられます。
充電ケースのボタンを押すだけで切り替えられるので、複数デバイスを使う方にとってはマルチポイントよりも使いやすいかもですね。
通話品質|音声は聞き取りやすい
LIBRATONE AIR+3のマイク音声も実際に録音してみました。
以下の音声をよければチェックしてみてくださいね!
音声自体は聞こえやすいですね。
騒がしすぎない環境であれば問題なく使えるレベルかな?といったところですね。
通話品質 | (4.0) |
こちらも参考にしてくださいね
音の遅延|動画を見るなら問題なし
LIBRATONE AIR+3の映像と音声のズレですが、動画を見る分には問題なしですね。
YouTubeやプライムビデオで見ましたが、ほとんどズレを感じません。
ただ、ゲームモードは搭載していないので、FPSや音ゲーなどタイミングが要求されるようなゲームでの使用には向いていません。
音質|クセのない優しい音作り
LIBRATONE AIR+3の音質はクセのない優しい音作りが特徴のように感じました。
ただ、デフォルトの「バランス型」のイコライザーだと、全体的にモッサリとした印象を受けますね。
アプリで「高域寄り」のイコライザーにすれば、高域がもっとクリアになってフラット寄りの音になるので、ボクはこの設定で評価しています。
接続デバイスは Xperia5Ⅳを使ってaptXで検証しました。
4.3
高音
4.3
中音
4.3
低音
- 高音:刺さり感が少なく、優しくて聴き馴染みの良い高音。通常のイコライザーだとこもった感じがありましたが、高音重視のイコライザーにすればスッキリとクリアな音になりました。
- 中音:他の帯域と比べるとやや主張が強めで、ボーカルラインが前に出るような印象。重厚さはあまりないので、ロックよりはポップスに合いそうな感じ。
- 低音:沈み込みは控えめで、ベースラインを豊かに慣らす低音。こちらもデフォルトだと膨らみすぎな印象がありますが、高域寄りのイコライザーにすれば音の締まりが良くなります。
- 音場:ふつう
- 傾向:弱ボーカル寄りの柔らかい音作り。全帯域にわたり刺激感が少ないので、ゆったりとポップスを聴きたい時に向いてそう。
得意なジャンル
- ポップス
LIBRATONE AIR+3まとめ
LIBRATONE AIR+3をまとめると以下のとおりです。
総合評価
4/5
LIBRATONE AIR+3
- デザインがおしゃれ
- ノイズキャンセリングが優秀
- とても自然に聴こえる外音取り込み
- 接続デバイスを最大5つまで切り替えられる
- 本体が小さくフィットしやすい
- 操作が4項目しか割り振れない
- マルチポイントは非対応
- AACコーデック非対応
- 高音質コーデック非対応
4.3
高音
4.3
中音
4.3
低音
4.5
装着感
4.5
ノイズキャンセリング
4.5
外音取り込み
4.0
マイク性能
4.0
利便性
Bluetooth | 5.2 | 最大再生時間 ※ANC ON時 | 本体6時間/ ケース込み24時間 |
コーデック | SBC,aptX | 充電時間 | 1.5時間 |
ドライバー | 11mm ダイナミック型 | 充電端子 | Type C Qi |
専用アプリ | ◯ | 防水 | IP54 |
ノイズキャンセリング | ◯ | 質量 ※片耳/ケース込 | 4.9g/51.3g |
外音取り込み | ◯ | ゲームモード | – |
自動装着検出 | ◯ | 保証 | 1年 |
マルチポイント | – | 公式サイト | – |
LIBRATONE AIR+3はこんな人におすすめ
- 音質よりノイズキャンセリングなどの機能性を重視したい
- スティック型のイヤホンの方がフィットしやすい
- デザインが気に入った
前作と比べて新たな機能などは追加されていませんが、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能などの機能性はアップしているように感じました。
デザイン性と本体の小ささ、そして機能性の高さがこの製品の魅力だと思いますので、ビビッときた方は検討してみてください。
以上! LIBRATONE AIR+3のレビューをお送りしました。
コメント